JP2509131Y2 - 昜剥離ラベル - Google Patents

昜剥離ラベル

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JP2509131Y2
JP2509131Y2 JP1988061822U JP6182288U JP2509131Y2 JP 2509131 Y2 JP2509131 Y2 JP 2509131Y2 JP 1988061822 U JP1988061822 U JP 1988061822U JP 6182288 U JP6182288 U JP 6182288U JP 2509131 Y2 JP2509131 Y2 JP 2509131Y2
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transparent synthetic
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Inventor
治津男 島川
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日本マタイ 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は表紙と透明合成樹脂層と透明粘着剤層と離
型紙とが、この順序に積載された易剥離ラベルであり、
これを用いるには、離型紙を剥がして段ボール等のよう
なものの表面に透明粘着剤を利用して貼付けるが、この
時、段ボール箱の表面に印刷されたり、筆記されたりし
た表示面は、この易剥離ラベルの表紙によって遮蔽され
て見えなくなり、代りに易剥離ラベルの表紙に印刷され
たり、筆記されたり表示が見えていることとなる。この
段ボール箱に貼付された易剥離ラベルの表紙における表
示の必要がなくなった時には、表紙を剥離することによ
って、段ボール箱上に残置されている易剥離ラベルの透
明粘着剤層と透明合成樹脂層とを透して、今まで遮蔽さ
れていた段ボール箱上の表示が透視できるという構成と
使い方からなる易剥離ラベルに関する。
(従来の技術) 表紙と透明合成樹脂層と、透明粘着剤層と、離型紙と
が、この順序に積層され、これを例えば段ボール箱上に
離型紙を剥がして、透明粘着剤層で貼着した上で、必要
に応じて表紙を透明合成樹脂層から剥離して、段ボール
箱上の表示を、透明粘着剤層と透明合成樹脂剤層とを透
して透視することができる剥離ラベルは例えば特公昭55
−15035号公報に見られるように知られている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した従来の剥離ラベルにあっては、表紙の裏面に
透視合成樹脂がラミネートされたりコーティングされる
等によって透明合成樹脂層を形成していることをからも
判かるように、ラベルのどの部位にあっても表紙の剥離
強度にはあまり差がないものであり、これはまた表紙を
剥離しようとする時の剥離の容易さに関係がある。すな
わち、表紙と透明合成樹脂層とは、易剥離ラベルが作成
され、これが段ボール箱のような被着体に貼着されて、
表紙が剥離されるまでの間は、なるべく強固に接着して
おり、必要によって、表紙を剥離しようとする時には、
なるべく容易に剥離することができ、剥離の途中で表紙
が切れ、残存する表紙の切断端部を爪で剥ぎ取るような
ことが無いことを望むものであるが、この表紙の剥離の
容易さは、ラベルから表紙を剥離する時に初めて指で表
紙を透明合成樹脂層の面から剥がす時の難易により大き
く左右される。すなわち、剥離始端部が透明合成樹脂層
の面から容易に剥がれるならば、以後、剥離操作は表紙
を指で充分に摘むことができることから、極めて容易な
ものとなるが、剥離始端部が透明合成樹脂層の面から剥
がし難い時は、この剥離操作は難しいものとなる。
前記した従来のものにあっては、表紙と透明合成樹脂
層とは例えばエクストルージョンラミネート法等の如
く、ラミネート法によって接着合体していることから、
ラベルの各部位はほぼ均一な接着強度とされているの
で、剥離始端部も例外ではなく、均一な接着強度であっ
て、比較的剥離強度が小さくても表紙を剥離すること
は、容易でない。このため前記した従来のものにあって
は、透明合成樹脂層となるべき合成樹脂をTダイから押
出し表紙とラミネートする時、ラミネーション時の合成
樹脂の押出し温度をその合成樹脂の溶融温度より10〜20
℃低い温度でラミネートするようにしているが、このよ
うなことを行うためにはエクストルーダーの溶融部と、
押出部とにおける温度制御を厳格なものとしなければな
らないことから、設備費も高価とならざるを得ず、その
操作も難しく、生産性に難点があると共に、ラベルの低
廉な供給も難しい。
この考案は従来のもののこのような問題点を鑑みなさ
れたものであり、その目的とするところは易剥離ラベル
を得るに際しては容易にしかも低価格で提供することが
でき、しかもその使用、すなわち、表紙の剥離も容易で
ある易剥離ラベルを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するためにこの考案にあっては、
表紙(1)と透明合成樹脂層(2)透明粘着剤層(3)
と、離型紙(4)とが、この順序で積層され、かつ表紙
(1)が透明合成樹脂層(2)から剥離できる剥離ラベ
ルにおいて、剥離ラベルの1部に表紙(1)と透明合成
樹脂層(2)との間に、剥離剤層(7)を設けて表紙の
剥離強度が他の部分より小さい易剥離部(6)となし、
この易剥離部(6)に表紙の剥離始端部(11)を設けた
ものである。
(作用) ラベルの1部に設けられた易剥離部は、この部分が他
の部分より、容易に表紙を透明合成樹脂層から剥がし易
い部分、すなわち他の部分より表紙の剥離強度が小さい
部分であることから、この易剥離部に、表紙の剥離始端
部を設けたことをによって表紙の剥離が容易となる。
(実施例) 添付図面についてこの考案の実施の一例を説明する
と、1は表紙、2は透明合成樹脂層、3は透明粘着剤
層、4は離型紙であって、これは従来の剥離ラベルと異
なる処はないが、この考案にあっては剥離ラベルの1部
に表紙1と透明合成樹脂層2との間に剥離剤層7を設け
て、表紙1の剥離強度が他の部分より小さい易剥離部6
となし、この易剥離部6に表紙1の剥離始端部11を設け
て易剥離ラベル5としたものである。この易剥離部6
は、例えば表紙1に剥離剤を所定幅だけコーティングし
て剥離剤層7とし、これに透明合成樹脂をラミネートあ
るいはコーティングして透明合成樹脂層2を形成し、以
後、透明粘着剤層3と離型紙4を積層して易剥離ラベル
5とされる。
易剥離ラベル5において易剥離部6が設けられる箇所
は、例えば第2図に示すように、易剥離ラベル5の左端
に所定の幅例えば10mm程度に設けられる。この場合、表
紙1を剥離するには、表紙1の左端である剥離始端部11
を摘み上げ、矢印で示すように右方に引き剥がして行わ
れる。また第3図に示したものは、易剥離部6が易剥離
ラベル5の中間に設けられる場合の一例を示すもので、
この場合、易剥離ラベル5の左端に、剥離強度が、5g/1
5mm程度以下であるように事実上の未接着部10(極弱接
着部)を有せしめ、これに続いて易剥離部6を設けるも
ので、この場合の剥離始端部11は易剥離部6の左端とな
る。表紙1の剥離は左端の未接着部10を摘み、矢印で示
すように右方に引き剥がすことによって行われる。また
第4図に示したものは、易剥離部6が剥離ラベル5の中
間に設けられる場合の他の一例を示すもので、この場
合、易剥離部6が第3図の場合にくらべると、より一層
中間の位置に設けられ、この易剥離部6の表紙1にはミ
シン目、切れ目等の切り口8が設けられており、この切
り口8が表紙1の剥離始端部11となる。表紙1の剥離
は、切り口8から矢印で示すように左右に引き剥がされ
る。また第5図に示したものは、第4図のものの切り口
8の端部にノッチ9を設けたものであり、このものの剥
離始端部11は第4図のものと同様に切り口8となり、表
紙1の剥離は切り口8のノッチ9から矢印で示すように
左右に引き剥がされる。
この考案にあっては剥離始端部11が存在する易剥離部
6を文字、図形、着色等によって、標示することが好ま
しく、例えば剥離剤に顔料、インキ等の如き着色剤を混
入した剥離剤を表紙1にコーティングするとか、あるい
は表紙1の表面に、印刷を施す等適宜の手段によればよ
い。
この考案による易剥離ラベルを使用するにはまず、離
型紙4を剥ぎ取って、透明粘着剤層3を被着物、例えば
段ボール箱(図示せず)に圧着して貼り付ける。この時
被着物の表面に印刷あるいは筆記された標示は一時的に
この剥離ラベル5の貼着により遮蔽される。この貼着の
前あるいは後に、表紙1の表面には必要な文字、図形等
が印刷あるいは筆記によって標示される。この表紙1の
表面の標示が必要でなくなった時、例えば易剥離ラベル
5が段ボール箱の送り状である時には、荷受人は易剥離
ラベル5の標示が必要がないものであることから、表紙
1を易剥離部6から剥離することによって、今まで遮蔽
されていた段ボール箱表面の標示は、段ボール箱に残置
する透明樹脂層を透して明瞭に読み取れるものとなる。
この考案において易剥離部は、剥離剤を表紙にコーテ
ィングすることによって主として得られるが、このため
の剥離剤としては例えば水溶性高分子化合物、有機溶剤
可溶性高分子化合物の溶液に、炭素数18以上の長鎖アル
キル基を含有するポリマー、シリコン系ポリマー、パー
フロロ系ポリマー、界面活性剤等の水溶液、または有機
溶剤液を混合溶解した粘性ある塗液等が好ましく用いら
れる。
(考案の効果) この考案は以上に詳細に説明されたように表紙と透明
合成樹脂層と透明粘着剤層と離型紙とが、この順序で積
層され、かつ表紙が透明合成樹脂層から剥離できる剥離
ラベルにおいて、剥離ラベルの1部に表紙と透明合成樹
脂層との間に剥離剤層を設けて、表紙の剥離強度が他の
部分より小さい易剥離部となし、この易剥離部に表紙の
剥離始端部を設けたことから、表紙を剥離する時、易剥
離部に設けられた表紙の剥離始端部が指先の僅かな力で
容易に剥離できるから、これに続く表紙は、これに続い
て容易に透明合成樹脂層から剥離されるものとなる。こ
の剥離始端部が存在する易剥離部はラベルの僅かな1部
であるからラベルにおいて表紙は充分な接着強度を有し
ていて剥離始端部からの剥離以外では安易には剥離しな
いので安心して使用できるし、またこの易剥離部は表紙
と透明合成樹脂層との間に剥離剤を所望の巾だけコーテ
ィング等によって剥離剤層として形成すればよいから、
ラベルの全面にわたって剥離剤層を形成する必要がない
ので、コスト面からは安価であり、その操作は簡便であ
り、しかも使用中において、剥離剤層がラベルの全面に
形成されたものは、予期しない外力によって容易に剥離
する心配があるが、この考案のものは、そのような心配
は全くない。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、この考案を説明するためのもので、第1図
は、この考案になる易剥離ラベルの一例を示す縦断側面
図、第2図ないし第5図は、それぞれ剥離ラベルにおけ
る易剥離部のあり方を示す平面図である。 1:表紙、2:透明合成樹脂層 3:透明貼着剤層、4:離型紙 5:易剥離ラベル、6:易剥離部 7:剥離剤層、8:切り口 9:ノッチ、10:未接着部 11:剥離始端部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表紙(1)と透明合成樹脂層(2)と透明
    粘着剤層(3)と、離型紙(4)とが、この順序で積層
    され、かつ表紙(1)が透明合成樹脂層(2)から剥離
    できる剥離ラベルにおいて、、剥離ラベルの一部に表紙
    (1)と透明合成樹脂層(2)との間に剥離剤層(7)
    を設けて、表紙(1)の剥離強度が他の部分より小さい
    易剥離部(6)となし、この易剥離部(6)に表紙
    (1)の剥離始端部(11)を設けたことを特徴とする易
    剥離部ラベル。
  2. 【請求項2】易剥離部(6)における表紙(1)の剥離
    強度は界面の表面張力で30dyn/cm以下であることを特徴
    とする請求項1記載の易剥離ラベル。
  3. 【請求項3】剥離始端部(11)はミシン目切れ等の切り
    口(8)であることを特徴とする請求項1記載の易剥離
    ラベル。
  4. 【請求項4】剥離始端部(11)は切込みノッチ(9)と
    これに続く切り口(8)であることを特徴とする請求項
    1記載の易剥離ラベル。
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