JP2602388Y2 - 隠蔽情報所持体 - Google Patents

隠蔽情報所持体

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JP2602388Y2 JP1990405685U JP40568590U JP2602388Y2 JP 2602388 Y2 JP2602388 Y2 JP 2602388Y2 JP 1990405685 U JP1990405685 U JP 1990405685U JP 40568590 U JP40568590 U JP 40568590U JP 2602388 Y2 JP2602388 Y2 JP 2602388Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、三つ折り、二つ折り、
切り重ね等の各種の態様で重ね合わせ用シートを重ね合
わせて剥離可能に接着するとともに、この接着された重
ね合わせ面に隠蔽情報を有する隠蔽情報所持体に関す
る。ここにおいて隠蔽情報所持体とは、葉書、封書、通
知書、各種帳票類、身分証明カード、会員カード等で隠
蔽情報が表示されたものをいい、また、隠蔽情報は必ず
しも秘匿が必要な情報に限定されない。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の隠蔽情報所持体は種
々知られているが、大別すると、剥離可能な接着面を、
シート面に接着力を調整した接着剤を設けて形成したも
のと、互いに剥離可能な一対の透明フィルムをシートの
重ね合わせ面にそれぞれ剥離不能に接着して前記各透明
フィルムの対向面で形成したものとがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のシー
ト面に接着力を調整した接着剤を設けて接着面を形成し
たものは、接着力の調整が困難であり、接着力が強すぎ
ると剥離の際に隠蔽情報も接着面から剥離してしまう反
面、接着力が弱すぎると容易に接着面が離反してしまい
隠蔽情報の確実な隠蔽をなしえないという欠点がある。
一方、透明フィルムで接着面を形成したものは、重ね合
わせ用シート全体の厚みが増して加工作業におけるフィ
ードが円滑になしえず、また、コストアップになるとい
う欠点がある。本考案は、このような欠点を解消すると
ともに、隠蔽情報が外部から視認できないよう確実に隠
蔽しうる隠蔽情報所持体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本校案は、重ね合わせ用シートを重ね合わせて剥離可
能に接着するとともに、この接着された重ね合わせ面に
は隠蔽情報を有する隠蔽情報所持体であって、重ね合わ
せ用シートの重ね合わせ面の所定部分に、印刷あるいは
印字が可能で、かつ、通常では接着せず、一定条件が付
与されると接着可能となり、接着後には施された印刷あ
るいは印字を損なうことなく剥離可能とすべく、一旦接
着すると再剥離困難な非接着性接着剤基剤に、この接着
剤基剤に対して非親和性を示す粒径の異なる二種以上の
微粒状充てん剤を配合して接着力を調整した剥離可能な
接着剤を設け、この接着剤を設けた状態における透気度
をJISP−8117に準拠して200秒以下に設定
し、前記接着剤上に隠蔽情報を印刷あるいは印字等の手
段で設ける一方、この隠蔽情報が外部から視認できない
ように該隠蔽情報の印刷あるいは印字部分をJISP−
8138に準拠した不透明度が90%以上の隠蔽層を設
け、所定状態で重ね合せるとともに、前記接着剤の接着
条件を付与して剥離可能に接着してなる隠蔽情報所持体
を提供するものである。
【0005】
【作用】印字あるいは印刷可能で、かつ、通常では接着
せず、一定条件が付与されると接着可能となり、接着後
には施された印字あるいは印刷を損なうことなく剥離可
能なので、印字あるいは印刷された隠蔽情報が接着面の
剥離時に損傷されない。また、隠蔽層を設けたので、隠
蔽情報は接着面が剥離される迄確実に隠蔽され、外部か
ら視認できない。
【0006】
【実施例】以下、本考案を葉書に適用した場合の好適な
実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここにお
いて、図1は葉書の第1実施例を示す概略的断面図、図
2は同葉書を作成すべく接着する前の重ね合わせ用シー
トたる葉書用シートを示す概略的断面図、図3は葉書の
第2実施例を示す概略的断面図、図4は同葉書を作成す
べく接着する前の葉書用シートを示す概略的断面図、図
5は葉書の第3実施例を示す概略的断面図、図6は葉書
用シートから葉書を作成する工程を示すフロー図であ
る。
【0007】はじめに、図1及び図2に基づき本考案の
第1実施例を説明する。図2で明らかなように、重ね合
わせ用シートたる葉書用シートは、葉書上紙片1と葉書
下紙片2の2枚の紙片からなる。前記葉書上紙片1は、
葉書作成時に宛名が記入される宛名記入部(図示せず)
を表面側に有し、裏面側(重ね合わせ面)にはJISP
−8138に準拠した不透明度が99%以上のアルミ蒸
着層からなる隠蔽層3が設けられ、この隠蔽層3の前記
前記葉書上紙片1とは反対面には、接着剤が網点状に塗
布されてなる接着剤層4が設けられ、この接着剤層4上
に隠蔽情報5が印字されている。一方、葉書下紙片2
も、前記葉書上紙片1と同様に、同一構成の隠蔽層6,
接着剤層7が順次設けられたうえ、隠蔽情報8が前記接
着剤層7上に印字されている。なお、前記隠蔽層3,6
は、JISP−8138に準拠した不透明度が90%以
上、好ましくは95%以上であればよく、上述のアルミ
蒸着によるほか、各紙片1,2に対するベタ印刷やスク
リーン印刷、あるいは不透明フィルムの貼着、さらには
各接着剤層4,7に対する顔料や染料の混合等の手段を
適宜選択して設けることができる。そして、各接着剤層
4,7に対し顔料や染料を混合して設ける場合には、接
着剤層4,7上の隠蔽情報5,8が識別できるような色
相、明度、彩度を選択する必要がある。また、葉書上紙
片1とその隠蔽層3には、図1に示す葉書10となった
後に、葉書下紙片2からの剥離動作を容易にするための
スリット23が設けられている。
【0008】前記接着剤層4,7は印字あるいは印刷が
可能で、かつ、通常では接着せず、一定条件を付与され
ると接着可能となり、接着後には印字等の手段で設けら
れた隠蔽情報5,8が損なわれないように剥離可能な接
着剤を用いればよいが、例えば、感圧性で一旦接着する
と再剥離困難な接着剤基剤に、この接着剤基剤に対して
非親和性を示す微粒状充てん剤を配合してなるものが好
適である。感圧性接着剤の場合は、1cmあたり50
Kg以上、好ましくは80Kg以上の圧力で接着するも
のがよい。
【0009】前記接着剤基剤としては、従来用いられて
いる通常の感圧性接着剤でよいが、特に挙げれば、天然
ゴムにスチレンとメタクリル酸スチルとをグラフト共重
合させて得られた天然ゴムラテックスが、耐ブロッキン
グ性、耐熱性、耐摩耗性等の点で好適である。なお、接
着剤基剤としては、感圧性のほか、従来用いられている
通常の感熱性あるいは再湿性の接着剤を用いることもで
き、感熱性の接着基剤としては、特に酢酸ビニル系重合
体が好適であり、また、再湿性の接着基剤としては、ポ
リビニルアルコールやポリエチレンオキシドなどが好適
である。
【0010】一方、前記微粒状充てん剤としては、前記
接着剤基剤との親和力が小さいもの、例えば、酸化亜
鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白
土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉
末、シラスバルーン等が用いられる。これらの材料は、
単独でも、複数組み合わせてもよいが、特に、シリカと
他の適宜な充てん剤との組み合わせが好適である。ま
た、粒径の異なる2種類以上を組み合わせると、接着剤
塗布面を凹凸状に形成しやすいので、剥離性能が向上す
る。シリカを添加すると、接着剤の塗膜を強化しうると
ともに、その多孔質性により、接着剤が表面に付着しや
すいので、接着力や剥離力を調整しやすいという利点が
ある。また、シリコーンオイルを用いているプリンタに
より、ノンインパクトプリンタ方式で印字した場合で
も、シリカがシリコーンオイルを吸収するので、接着剤
がシリコーンオイルにより接着しなくなることもない。
なお、微粒状充てん剤の平均粒子径は、10mμm〜3
0μm、好ましくは1μm〜20μm、さらに好ましく
は2μm−15μmの範囲が好適である。
【0011】上述した微粒状充てん剤は、感圧性、感熱
性、再湿性のいずれの接着剤基剤に対しても使用可能で
あるが、感圧性及び再湿性の接着剤基剤に対しては、接
着剤基剤100重量部に対して微粒状充てん剤を100
〜400重量部、好ましくは130〜300重量部、最
も好ましくは150〜250重量部の割合で配合するこ
とが望ましい。感熱性の接着剤基剤に対しては、接着剤
基剤100重量部に対して微粒状充てん剤を45〜10
0重量部、好ましくは55〜90重量部、最も好ましく
は60〜80重量部の割合で配合することが望ましい。
この微粒状充てん剤の配合割合が前記範囲よりも少ない
と、耐ブロッキング性に劣り、かつ接着力が強すぎる一
方、前記範囲よりも多い場合には、接着力が低下し過ぎ
て容易に剥離してしまう。
【0012】また、葉書上紙片1と葉書下紙片2はそれ
ぞれ接着剤層4,7を設けた状態において、平滑度がJ
ISP−8119に準拠して20〜120秒、好ましく
は30〜70秒、さらに好ましくは40〜60秒の範囲
にあり、透気度がJISP−8117に準拠して200
秒以下であり、剥離強度が1Kg/cmの荷重をか
け、常温で30分放置後に25mm幅で10g以下であ
ることが望ましい。一般にシート上に接着剤を塗布する
と表面に凹凸が生じ、印刷工程やプリント工程あるいは
保存時等に、接着剤表面の前記凹凸がこすれ等により脱
落したり、紙粉の発生源になったりする。また、印刷や
プリントにおけるインキの定着不均一、ムラを生じる。
そこで、キャレンダーがけ等の処理により平滑度を上記
範囲にすると、前記不都合が解消されて、印刷適性及び
印字適性の双方に優れたものとなる。また、透気度が上
記範囲にあると吸気作用のある移送装置、定着装置等を
利用した各紙片1,2の移送も円滑になされ、水分の蒸
発が十分になされるから前記各紙片1,2がカールする
ことがない。さらに、剥離強度が上記範囲にあると前記
各紙片1,2の確実な接着を確保する一方で、接着剤層
4,7上にプリントされた隠蔽情報5,8を損なわずに
剥離可能となる。なお微粒状充てん剤の配合割合で、
平滑度、透気度及び剥離力の調整ができるが、接着剤
点状に塗布したり、微小孔を形成したり、塗布厚を調
整することにより、それぞれ調整可能である。
【0013】葉書上紙片1の宛名記入欄に、図示してい
ないプリンタによって宛名9(図1参照)が印字された
後、前記葉書上紙片1と葉書下紙片2は、隠蔽情報5,
8が印字された隠蔽情報印字面(接着剤層4,7表面)
で重ねられ、接着剤層4,7の接着条件である圧力が付
与されることにより、剥離可能に接着されて、図1に示
すような葉書10となる。
【0014】すなわち、前記葉書10は、図6に示すよ
うに、葉書上紙片1及び葉書下紙片2に対して、重ね合
わせ面に隠蔽層3,6を形成する隠蔽層形成工程、隠蔽
層3,6上に接着剤を塗布し接着剤層4,7を設ける接
着剤層形成工程、接着剤層4,7上に隠蔽情報5,8を
印字する情報印字工程、互いの接着剤層4,7表面どう
しを重ねる重ね合わせ工程、接着剤層4,7の接着条件
を付与して重ね合わせ面どうしを剥離可能に接着する接
着工程を順次施すことにより作成されるものである。
【0015】作成された葉書10は、隠蔽層3,6の作
用で隠蔽情報5,8が外部から確実に見えない状態とな
る一方、通常の葉書と同様に投函することが可能とな
る。また、上述した作成過程では説明しておらず、また
図示してもいないが、葉書下紙片2の表面(反重ね合わ
せ面)には、隠蔽情報5,8を見るための説明文があら
かじめ表示されている。したがって、葉書10を受領し
た宛名人は、スリット23から葉書上紙片1の一部を破
断除去して指掛け部分を形成したうえ、この葉書上紙片
1と葉書下紙片2とを一定以上の力を与えて剥離すれ
ば、再び図2状態となって、隠蔽情報5,8を見ること
ができるものである。この剥離に際しては、接着剤4,
7の接着力が、施された印字や印刷を損なうことなく剥
離可能に設定されているから、前記隠蔽情報5,8が剥
がれて、視認できない事態を生じる恐れはない。
【0016】なお、各接着剤層4,7上に単位面積の2
0〜75%以下を占めるよう周縁部を除いて適宜な模
様、地紋、点、線、画等の印刷を施し、接着面間にイン
キを介在させることにより、隠蔽層を形成することがで
きるとともに、印刷を施さない部分よりも接着力を低下
させ、周縁部の接着力を高めて、葉書10が不必要に剥
離しないよう構成してもよい。この場合、好適な接着力
を保つために、各種印刷の集合面積が50%以下が好ま
しく、いわゆるベタ印刷は印刷部分の25%程度が好ま
しい。
【0017】次に、第3図及び第4図に基づき本考案の
第2実施例を説明する。図4に示す葉書用シート11
は、葉書上紙片12と、この葉書上紙片12と同一大で
前記葉書上紙片12に折り用ミシン目14を介して連接
された葉書下紙片13とからなり、これら各紙片12,
13の重ね合わせ面とは反対面側には隠蔽層15が形成
され、前記折り用ミシン目14はこの隠蔽層15に迄達
している。前記隠蔽層15は、前記葉書上紙片12側表
面に宛名を印字するので、第1実施例で説明した各種手
段の中から印字した宛名を識別できる手段、例えば不透
明シートを貼着、あるいは不透明部材を印刷または塗布
して形成する。また、前記各紙片12,13の重ね合わ
せ面には、第1実施例と同様の接着剤層16が設けら
れ、この接着剤層16上に隠蔽情報17,18が印刷ま
たは印字されている。24は隠蔽層15と葉書上紙片1
2に設けたスリットであり、第1実施例のスリット23
と同様の機能を有する。
【0018】本実施例の葉書用シート11は、図示して
いないプリンタで葉書上紙片12に対応する隠蔽層15
表面に宛名19が印字された後、葉書上紙片12と葉書
下紙片13の隠蔽情報印字面が折り用ミシン目14で折
り重ねられ、さらに、接着剤層16の接着条件である圧
力が付与されることにより、剥離可能に接着されて、図
3に示すような葉書19となる。
【0019】本実施例においても、第1実施例同様、隠
蔽情報17,18は隠蔽層15によって外部から視認で
きないよう確実に隠蔽される一方、葉書上紙片12と葉
書下紙片13とを剥離し、見開き状態とすれば隠蔽され
ていた各隠蔽情報17,18を視認することができる。
なお、本実施例における他の構成及び作用は第1実施例
と同一であるからその説明は省略する。
【0020】続いて、図5に示す第3実施例を説明する
が、この実施例の葉書30が第1実施例と相違するの
は、葉書上紙片1と葉書下紙片2の重ね合わせ面とは反
対側にも隠蔽層21,22を形成した点だけであり、そ
の他の構成及び作用については第1実施例と同一である
から、対応する構成要素に同一符号を付するに止め、そ
の説明は省略する。
【0021】なお、本考案は、上述した各実施例に限定
されるものではなく、例えば、接着剤層4,7,16を
シート面に設ける方法としては、シートを抄く工程で含
浸させ、シート面に表出させるものでもよい。また、接
着剤層4,7,16を設ける部分は、接着する重ね合わ
せ面全体に限らず、その一部でもよい。本考案の接着剤
は、一定の条件を付与しないと接着しないので、シート
の表裏全面に塗布されていても、取り扱いに支障をきた
さず、便利である。またさらに、葉書シート11の重ね
合わせ状態は図7に示すように一部分のみ重ね合わされ
る二つ折りや、図8に示すようなZ字状に折り重ねる三
つ折り、あるいは図示してはいないが、各紙片に切断し
たうえ、重ね合わせる切り重ねでもよい。さらにまた、
別体で同一大のみならず、大きさの相違する複数の紙片
を重ね合わせるものでもよい。さらには、隠蔽層3,
6,15,21,22は、隠蔽情報5,8,17,18
が設けられるシートをはじめとする各種条件によって
は、一方の紙片1,2,12,13にのみ設けてもよ
く、また、紙片1,2,12,13の一方については両
面に設け、他方については一面のみに設ける等、適宜設
定することができる。さらにまた、本考案は葉書10,
20,30のほか、各種カード類や各種帳票類にも適用
できることはもちろんである。またさらに、紙片1,
2,12,13の材質は、通常の紙のほか、合成紙や樹
脂フィルム等適宜選択可能である。加えて、本考案の隠
蔽情報5,8,17,18は特に秘匿性が要求されるも
のでなくても、例えば印刷面積を多く必要とする見開き
の宣伝広告情報でもよく、この場合には隠蔽情報所持体
を開いてその見開き両面に情報内容を見るので受領人の
興味を引き、ダイレクトメール等として用いれば、宣伝
効果の一層の向上を図ることができる。
【0022】
【考案の効果】本考案によれば、接着剤基材に対して非
親和性を示す粒径の異なる二種以上の微粒状充てん剤を
配合して接着力を調整した剥離可能な接着剤を設けてな
るので、一種の粒径の微粒状充てん剤を配合したものよ
りも接着剤塗布面が粒径の異なる二種以上の微粒状充て
ん剤によりランダムな凹凸となり、接着前における重ね
合わせ用シートの積み重ね保管時等においても接着剤塗
布面全面が対向するシートに密接することなく、ランダ
ムに接し、ブロッキング防止効果が向上し、積み重ね状
態からのプリンタへのフィードもスムーズに行えると共
に、接着後には、ランダムな凹凸により接着力が調整さ
れるので施された印字あるいは印刷を損なうことなく剥
離可能となり印字あるいは印刷された隠蔽情報が接着面
の剥離時に損傷されることのない適正な剥離力を得るこ
とができると共に、接着剤を設けた状態における重ね合
わせシートの透気度をJISP−8117に準拠して2
00秒以下に設定したので、吸気作用のある移送装置、
定着装置等を利用した重ね合わせ用シートの移送も円滑
になされ、水分の蒸発が十分になされるから重ね合わせ
用シートがカールすることがなく、適性な隠蔽情報所持
体を得られる。また、隠蔽情報の印刷あるいは印刷部分
の不透明度を隠蔽層によりJISP−8138に準拠し
て90%以上としたので、第三者により隠蔽情報が透視
により見られることなく、安全に隠蔽情報の伝達が行え
るという効果を有するものです。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る葉書の一実施例を示す概略的断面
図。
【図2】同葉書を作成すべく接着する前の重ね合わせ用
シートたる葉書用シートを示す概略的断面図。
【図3】葉書の第2実施例を示す概略的断面図。
【図4】同葉書を作成すべく接着する前の葉書用シート
を示す概略的断面図。
【図5】葉書の第3実施例を示す概略的断面図。
【図6】葉書用シートから葉書を作成する工程を示すフ
ロー図。
【図7】葉書用シートの重ね合わせ状態に関する他の実
施例を示す概略的な断面図。
【図8】葉書用シートの重ね合わせ状態に関するさらに
他の実施例を示す概略的な断面図。
【符号の説明】
1,12 葉書上紙片 2,13 葉書下紙片 3,6,15,21,22 隠蔽層 4,7,16 接着剤層 5,8,17,18 隠蔽情報 10,20,30 葉書 11 葉書用シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−92899(JP,A) 特開 昭62−109696(JP,A) 特開 昭64−77587(JP,A) 特開 平1−275192(JP,A) 実開 平2−148371(JP,U) 実開 平1−67075(JP,U) 実開 平3−62876(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせ用シートを重ね合わせて剥離
    可能に接着するとともに、この接着された重ね合わせ面
    には隠蔽情報を有する隠蔽情報所持体であって、重ね合
    わせ用シートの重ね合わせ面の所定部分に、印刷あるい
    は印字が可能で、かつ、通常では接着せず、一定条件が
    付与されると接着可能となり、接着後には施された印刷
    あるいは印字を損なうことなく剥離可能とすべく、一旦
    接着すると再剥離困難な非剥離性接着剤基剤に、この接
    着剤基剤に対して非親和性を示す粒径の異なる二種以上
    の微粒状充てん剤を配合して接着力を調整した剥離可能
    な接着剤を設け、この接着剤を設けた状態における透気
    度をJISP−8117に準拠して200秒以下に設定
    し、前記接着剤上に隠蔽情報を印刷あるいは印字等の手
    段で設ける一方、この隠蔽情報が外部から視認できない
    ように該隠蔽情報の印刷あるいは印字部分をJISP−
    8138に準拠した不透明度が90%以上の隠蔽層を設
    け、所定状態で重ね合せるとともに、前記接着剤の接着
    条件を付与して剥離可能に接着してなる隠蔽情報所持
    体。
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