JP2675336B2 - 板材供給装置 - Google Patents

板材供給装置

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JP2675336B2
JP2675336B2 JP63153578A JP15357888A JP2675336B2 JP 2675336 B2 JP2675336 B2 JP 2675336B2 JP 63153578 A JP63153578 A JP 63153578A JP 15357888 A JP15357888 A JP 15357888A JP 2675336 B2 JP2675336 B2 JP 2675336B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はテーブル上の板材を板材折曲げ加工機におけ
る加工部へ供給するための板材供給装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば板材の端部付近の折曲げを行う板材折曲
げ加工機における加工部の前側に配置したワークテーブ
ル上には、このワークテーブル上に搬入された板材を、
前記板材折曲げ加工機における加工部へ供給位置決めす
るための板材供給装置が設けられている。
上記板材供給装置は、前後左右に移動自在なキャレッ
ジと、このキャレッジに設けられた複数のクランプ装置
を備えている。また、ワークテーブルの適宜位置には、
板材を回動させるための回動自在なターンテーブルが設
けてある。
したがって、板材の折曲げを行うために、複数のクラ
ンプ装置により板材を把持(クランプ)した状態の下
で、適宜に操作して折曲げ加工位置まで移動させる。そ
して、板材折曲げ加工機を適宜に操作することによって
板材の所定の箇所の折曲げを行う。
更に、同一部材の他の箇所の折曲げを行う場合には、
板材を把持したクランプ装置をターンテーブル上にまで
移動させた後に、クランプ装置を適宜に操作して把持状
態を解除すると共に、ターンテーブルを適宜に操作して
板材を所定の角度だけ回動させていた。そして、クラン
プ装置を適宜に操作して板材を把持した後に、クランプ
装置をキャレッジを介して折曲げ加工位置まで移動させ
ていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の板材供給装置は同一板材の折曲げ箇所
が変わるたびに、ターンテーブルを回転させる他に、こ
のターンテーブルを回動させる前にクランプ装置を適宜
に操作して板材の把持状態を解除すると共に、ターンテ
ーブルを回動させた後に複数のクランプ装置により他の
所定の箇所を把持(クランプ)しなければならず、換言
すれば、ターンテーブルと一体的に板材を回動させる前
後において、クランプ装置の把持換えをしなければなら
ず、板材の折曲げ作業が煩雑になるという問題点があっ
た。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき、従来の問題点を解決するために、本発
明においては、板材折曲げ加工機における加工部の一側
に長方形状の板材をx軸及びy軸方向へ移動自在に支持
するワークテーブルを設け、このワークテーブルの上方
位置にキャレッジをx軸及びy軸方向へ移動可能に設
け、このキャレッジに下方向へ延びた回動シャフトを設
け、この回動シャフトを軸心を中心として回動させる回
動モータを設け、この回動シャフトの下端部に板材の端
部をクランプする複数のクランプ装置を備えたクランプ
支持部材を設けてなることを特徴とする。
(作用) 前記の構成により、長方形状の板材の例えば一方の短
辺端部側に対して折曲げ加工を行う場合には、まず、板
材の一方の短辺端部側が加工部を指向した状態のもと
で、キャレッジをx軸,y軸方向へ適宜に移動させて、複
数のクランプ装置により板材の例えば長辺端部をクラン
プ(把持)する。次に、キャレッジを加工部に接近する
y軸方向へ移動させて、板材の一方の短辺端部側を加工
部に対して位置決めする。そして、加工部により板材の
一方の短辺端部側に対して折曲げ加工を行う。
板材の一方の短辺端部側に対して折曲げ加工を行った
後に、板材の例えば他方の短辺端部側に対して折曲げ加
工を行う場合には、まず、複数のクランプ装置により板
材の長辺端部をクランプした状態のもとで、キャレッジ
を加工部に対して離反するy軸方向へ移動させる。そし
て、複数のクランプ装置により板材の長辺端部をクラン
プした状態のもとで、回動モータの駆動により回動シャ
フトを軸心を中心としてほぼ180゜回転させる。これに
よって、板材を回動シャフトの軸心を中心として旋回さ
せて、板材の他方の短辺端部側を加工部に対して指向せ
しめる。ここで、クランプ支持部材をキャレッジに対し
て下方向へ延びた回動シャフトの下端部に設けたことに
より、板材を旋回させるときに、板材の折曲げ部分とキ
ャレッジが干渉することはない。又、板材が大形状の場
合には、回動シャフトを回動させるときに、キャレッジ
をx軸,y軸方向へ適宜に移動させることにより、板材を
ワークテーブルからはみ出さないように旋回させること
ができる。
板材の他方の短辺端部側を加工部に対して指向せしめ
た後に、キャレッジを加工部に対して接近するy軸方向
へ移動させて、板材の他方の短辺端部側を加工部に対し
て位置決めする。そして、加工部により板材の他方の短
辺端部側に対して折曲げ加工を行う。
(実施例) 第1図を参照するに、板材加工機として例えば板材W
の端部付近を折曲げる板材折曲げ加工機1の前側には、
板材Wを支持するためのワークテーブル3が設けられて
おり、このワークテーブル3の上方位置には、板材Wを
板材折曲げ加工機1まで供給するための板材供給装置5
が設けてある。
上記板材折曲げ加工機1は例えば特開昭60−206544よ
うな折曲げ加工機で、固定フレーム7に左右のサイドフ
レーム9を立設してなり、ベンドビーム(図示せず)を
適宜に操作することにより、ボトムダイ(図示せず)と
トップダイ(図示せず)により挾圧固定された板材Wの
端部付近が折曲げられるものである。
上記ワークテーブル3は複数の支柱11,連結部材13等
より構成される門型のフレーム15に設けてある。
上記板材供給装置5は、板材折曲げ加工機1における
固定フレーム7の前側から延伸してワークテーブル3の
外周に設けたベースフレーム17に、複数の支柱19を介し
て設けてある。
板材供給装置5は、y軸方向(本実施例において前後
方向)へ移動自在なy軸キャレッジ21と、X軸方向(本
実施例において左右方向)へ移動自在なx軸キャレッジ
23と、C軸を中心として回動自在なC軸キャレッジ25等
からなる。また、C軸キャレッジ25には、板材Wを把持
するためのクランプ装置27が設けてある。したがって、
x軸キャレッジ23,y軸キャレッジ21、C軸キャレッド25
を適宜に操作することにより、クランプ装置27により把
持された板材Wは、適宜にX軸方向、y軸方向へ移動す
ると共にC軸を中心として回動するものである。
上記y軸キャレッジ21をy軸方向へ案内するために、
支柱19にy軸方向へ延伸して設けた左右のy軸支持部材
29には、y軸方向へ延伸したy軸案内ガイド(図示せ
ず)が設けてある。y軸キャレッジ21には、y軸案内ガ
イド29に案内される走行部31が設けてある。
y軸キャレッジ21がy軸支持部材29上をy軸方向へ移
動するために、y軸支持部材29の端部に取付けたベアリ
ング33には、y軸方向へ延伸したy軸ボールねじ35が回
動自在に支承されていると共に、このy軸ボールねじ35
と螺合したナット部材(図示せず)が、y軸キャレッジ
21の適宜位置に設けてある。また、y軸ボールねじ35
は、駆動・駆動プーリ(図示せず)、ベルト(図示せ
ず)を介してy軸用モータ(図示せず)の回転軸に連動
連結してある。なおy軸用モータの適宜位置には、y軸
キャレッジ21のy軸方向の位置を検出するためのy軸用
エンコーダ(図示せず)が設けてある。
上記構成により、y軸用モータを適宜に操作すること
によって、左右のy軸ボールねじ35が同期して同方向へ
回動し、y軸ボールねじ35に螺合したナット部材が前後
方向へ移動する。したがって、y軸キャレッジ21と共に
クランプ装置27がy軸方向の適宜位置へ移動することが
できるものである。
上記y軸キャレッジ21には、x軸キャレッジ23がx軸
方向へ移動自在に設けてある。
より詳細には、第2図、第3図を参照するに、つx軸
キャレッジ23をx軸方向へ案内するために、y軸キャレ
ッジ21の後面(第2図においては紙面に向って表面、第
3図においては右面)および下面には、x軸方向(第2
図においては左右方向,第3図においては紙面に向って
表裏方向)へ延伸した第1,第2x軸ガイド37,39が設けて
あり、x軸キャレッジ23の適宜位置には、第1,第2x軸ガ
イド37,39に案内される第1,第2走行部41,43がそれぞれ
が設けてある。
x軸キャレッジ23がy軸キャレッジ21上をx軸方向へ
移動するために、y軸キャレッジ21の後面端部に取付け
たベアリング45には、x軸方向へ延伸したx軸ボールね
じ47が回転自在に支承されている。このボールねじ47に
螺合したナット部材49が、走行部41の適宜位置に設けて
ある。また、x軸ボールねじ47は、駆動プーリ51、従動
プーリ53、ベルト55を介してy軸キャレッジ21に装着し
たx軸用モータ57の回転軸に駆動連結してある。また、
x軸用モータ57には、x軸キャレッジ23のx軸方向の位
置を検出するためのx軸用エンコーダ(図示せず)が設
けてある。
上記構成により、x軸用モータ57,x軸用エンコーダを
適宜に操作することによって、x軸キャレッジ23と共に
クランプ装置27がx軸方向の適宜位置へ移動することが
可能となるものである。
上記x軸キャレッジ23には、C軸キャレッジ25がC軸
(回動シャフト63の軸心)を中心として回動自在に設け
てある。
より詳細には、x軸キャレッジ23の後面に設けたハウ
ジング59には、ベアリング61を介して回動シャフト63が
回動自在に支承されており、この回動シャフト63の下端
部にはC軸キャレッジ25が一体的に設けてある。
上記C軸キャレッジ25がC軸を中心として回動するた
めに、ハウジング59の上面には回動モータ65が取付けて
あり、回動シャフト63の上端部は、ハウジング59の内部
に設けた減速装置67を介して回動モータ65の回転軸に連
動連結してある。また、回動モータ65には、C軸キャレ
ッジ25の回動角を検出するための回動用エンコーダ(図
示せず)が設けてある。
上記構成により、回動モータ65、回動用エンコーダを
適宜に操作することによって、回動シャフト63を回動さ
せてC軸キャレッジ25、クランプ装置27を所定の角度だ
け回動させることができるものである。
回動モータ65を適宜に操作してC軸キャレッジ25、回
動シャフト63を所定の角度だけ回動した後に、C軸キャ
レッジ25を所定の回動位置に位置決めするために位置決
め装置69が設けてある。
より詳細には、第3図、第4図を参照するに、回動シ
ャフト63の適宜位置には、回動シャフト63の半径方向に
延伸した位置決めアーム71が一体的に設けられており、
この位置決めアーム71の先端部付近にはテーパ穴73が形
成されてある。また、x軸キャレッジ23の下面におけ
る、位置決めアーム71のテーパ穴73の回動軌跡に対応す
る位置には、90゜間隔にシリンダ支持部材75を介して位
置決め用シリンダ77が設けてある。この位置決め用シリ
ンダ77から下方へ突出自在なピストンロッド79の下端部
には、位置決めピン81が設けられている。
また、位置決め用アーム71の端部付近を支持するた
め、シリンダ支持部材75に取付けたローラブラケット83
には、回転自在なローラ85が支承されている。位置決め
用アーム71のオーバランを防ぐため、後側(第4図にお
いて下側)に設けた2つのシリンダ支持部材75には、ス
トッパブラケット87を介してストッパ部材89が設けてあ
る。
上記構成により、回動モータ65,回動用エンコーダを
適宜に操作して、C軸キャレッジ25、回動シャフト63を
所定の角度だけ回動させる。そして、位置決め用シリン
ダ77を適宜に操作して、ピストンロッド79を下降させる
と共に、位置決めピン81と位置決めアーム71のテーパ穴
73とを係合させることによって、回動シャフト63、C軸
キャレッジ25は所定の回動位置に位置決めされるもので
ある。
C軸キャレッジ25には、クランプ支持部材91が上下自
在に設けてある。
より詳細には、第3図、第5図を参照するに、クラン
クベース91を上下方向へ案内するため、C軸キャレッジ
25の後面(第5図において上面)にはガイド93が設けて
あると共に、クランプ支持部材91には上記ガイド93に案
内される走行部95が設けてある。クランプ支持部材91を
一定のストロークをもって上下動させるため、C軸キャ
レッジ25の適宜位置には、シリンダブラケット97を介し
て上下用シリンダ99が設けてあると共に、この上下用シ
リンダ99から下方へ突出自在のピストンロッド101は、
クランプ支持部材91の中央部に連結してある。(第2図
参照)。
上記構成により、上下用シリンダ99を適宜に操作する
ことにより、クランプ支持部材91は一定のストロークを
もって上下動するものである。
板材Wを把持するために、上記クランプ支持部材91の
両端部付近には複数の前記クランプ装置27が設けてあ
る。
より詳細には、第3図を参照するに、板材Wを押圧す
るため、クランプ支持部材91の左右の端部付近に設けた
ブラケット105には、クランプ用シリンダ107が設けてあ
ると共に、このクランプ用シリンダ107から下方へ突出
自在のピストンロッド109の下端部には押圧パッド111が
設けてある。また、上記押圧パッド111と協働して板材
Wを押圧把持するため、クランプ支持部材91の下面の適
宜位置には下部ジョー113が設けてある。
上記構成により、前記上下用シリンダ99を適宜に操作
して、クランプ装置27を所定の位置まで下降させた後、
前記y軸用モータ、x軸用モータ57,回動モータ65を適
宜に操作してクランプ装置27を適宜位置まで移動させ
る。そして、クランプ用シリンダ107を適宜に操作する
ことにより、下部ジョー113の上面に位置した板材W
は、下部ジョー113と押圧パッド111によって押圧把持さ
れるものである。
板材Wの位置決めを行う際に板材Wを押出しを行うた
め、クランプ支持部材91の両端部にはプッシャー装置11
5が設けてある。
より詳細には、第5図を参照するに、クランプ支持部
材91の下側(第5図において紙面に向って裏側)両端部
にはプッシャー装置115における支持部材117が設けてあ
り、この支持部材117に前後方向(第5図において上下
方向)へ移動自在に設けたロッド119には、連結部材121
を介してローラ123が設けてある。ロッド119を回転させ
ないため、支持部材117には前後方向へ移動自在な回転
止めロッド125が設けてあると共に、この回転止めロッ
ド125の後端部は連結部材121に取付けてある。また、板
材Wを位置決めする際に板材Wとローラ123の衝激を緩
和するため、ロッド119における支持部材117と連結部材
121との間にはスプリング127が弾装してある。
上記構成により、上下用シリンダ99を適宜に操作して
プッシャー装置115を所定の位置まで下降させた後、y
軸用モータ,x軸用モータ57,回動モータ65を適宜に操作
してプッシャー装置115を適宜に移動させることによ
り、板材Wはローラ123に当接した状態で適宜位置まで
移動されるものである。
第6図を参照するに、ワークテーブル3には、板材W
をパスラインに支持するため多数の回転自在なフリーベ
アリング128が装着してある。上記フリーベアリング128
は中心部がワークテーブル3の上面より下に位置してあ
る(第7図参照)。
前記ワークテーブル3上に搬入された板材Wのy軸方
向の位置決めを行うため、ワークテーブル3の後側(第
6図において上側)の適宜位置には例えば3個のy軸位
置決め装置129が設けてある。より詳細には、ワークテ
ーブル3の後側の適宜位置に設けたブラケット(図示せ
ず)には、y軸位置決め用シリンダ(図示せず)が設け
てある。このy軸位置決め用シリンダから上方へ突出自
在なピストンロッド(図示せず)にはストッパ部材131
が設けてある。
ワークテーブル3上に搬入された板材Wのx軸方向の
位置決めを行うため、ワークテーブル3の右側(第6図
において右側)の適宜位置にはx軸用位置決め装置133
が設けてある。
より詳細には、第7図、第8図、第9図を参照する
に、前記フレーム15の一部を構成する支持プレート135
には、支持部材137を介して筒状のストッパガイド139が
設けてある。このストッパガイド139には、上下動自在
なストッパ部材141が設けてあると共に、シリンダブラ
ケット143を介してy軸位置決め用シリンダ147が設けて
ある。このy軸位置決め用シリンダ145から上方へ突出
自在なピストンロッド147は連結ピン149を介してストッ
パ部材141に取付けてある。なお、連結ピン149が上下動
するため、ストッパガイド139の適宜位置には長孔151が
形成されている。
板材Wがx軸用位置決め装置133におけるストッパ部
材141に当接したことを検出すると共に、前記クランプ
装置27に板材Wを把持するための信号を送るため、スト
ッパ部材141に例えばセンサのごとき当接検知装置153が
設けてある。
より詳細には、ストッパ部材141に形成された貫通孔1
55には、円板状の絶縁体157が設けられており、この絶
縁体157にはピン159を介して揺動自在な当接検出部材16
1が設けられている。絶縁体157の凹部と当接検出部材16
1の凹部との間にはスプリング163が弾装してあり、絶縁
体157の適宜位置には、接触子163が当接検出部材161に
当接した状態で設けてある。
上記構成により、y軸位置決め用シリンダ145を適宜
に操作することにより、当接検知装置153を備えたスト
ッパ部材141を一定のストロークをもって上昇させる。
板材Wの端部が当接検知装置153における当接検出部材1
61に当接することにより、当接検出部材161がスプリン
グ163に抗してピン159を中心として揺動する。したがっ
て、当接検出部材161と接触子165との当接状態が解かれ
て、当接検知装置153により板材Wの当接が検出される
と共に、クランプ装置27に板材Wを把持するための信号
が送られるものである。
第6図を参照するに、3上に搬入された板材Wをx軸
方向、y軸方向へ移動位置決めする際に、板材Wを上昇
させるため、ワークテーブル3の後部の適宜位置には前
後方向へ延伸した第1板材押上げ装置167が設けてあ
る。
より詳細には、第10図,第11図を参照するに、前記フ
レーム15の一部を構成する支持部材169には、前後方向
(第10図において左右方向、第11図において紙面に向っ
て表裏方向)へ延伸したシリンダブラケット171が設け
てあり、このシリンダブラケット171の前側と後側の適
宜位置には押上げ用シリンダ173が設けてある。押上げ
用シリンダ173から上方へ突出自在のピストンロッド175
の先端部には前後方向へ延伸した第1押上げ部材177が
設けてある。
上記構成により、押上げ用シリンダ173を適宜に操作
することによって、第1板材押上げ装置167上に位置し
た板材Wは一定のストロークをもって押上げられるもの
である。
再び第6図を参照するに、ワークテーブル3上の適宜
位置には、所定位置に位置決めされた板材Wを一時的に
保持するための板材保持装置179と、所定位置に位置決
めされた板材Wの端部付近を押上げるための第2板材押
上げ装置181が近接して設けてある。
より詳細には、第12図を参照するに、前記フレーム15
の一部を構成する支持プレート183には、支持部材185を
介して筒状のガイド187が設けてある。このガイド187に
上下動自在に設けた保持部材189の左側上部(第12図に
おいて左側上部)には、板材Wを保持するための磁石19
1が取付けてある。保持部材189を上下動させるため、ガ
イド187に取付けたシリンダブラケット195には保持用シ
リンダ(2位置用)197が設けてあると共に、この保持
用シリンダ197から上方へ突出自在のピストンロッド199
は連結ピン201を介して保持部材189に取付けてある。
なお、上記保持用シリンダ197を適宜に操作すること
により、ピストンロッド199を介して保持部材189がポイ
ントP1,P2まで上昇する。また、連結ピン201を上下に案
内するため、ガイド187の適宜位置には長孔203が形成さ
れている。
また、第13図を参照するに、前記フレーム15の一部を
構成する支持プレート205には、シリンダブラケット207
を介して第2板材押上げ装置181における押上げ用シリ
ンダ209が設けてあり、この押上げ用シリンダ209には上
方へ突出自在な押上げロッド211が設けてある。
前述の実施例の構成に基づき、作用について説明す
る。
まず、プッシャー(図示せず)を適宜に操作すること
により、板材Wをワークテーブル3上に搬入させる。
次に、x軸位置決め用シリンダ、y軸位置決め用シリ
ンダ145を適宜に操作して、ストッパ部材131,141を上昇
させると共に、第1押上げ用シリンダ173を適宜に操作
して押上げ部材177を上昇させる。押上げ部材177の上昇
によって板材Wも上昇される。
y軸用モータ、x軸用モータ57,回動モータ65を適宜
に操作してプッシャー装置115を所定の位置まで移動さ
せると共に、上下用シリンダ99を適宜に操作してプッシ
ャー装置115を所定位置まで下降させる。y軸用モータ
を適宜に操作して、ローラ123と板材Wの端部との当接
状態を保ちながらプッシャー装置115をy軸方向へ移動
させて板材Wをストッパ部材131に当接させる。これに
よって板材Wのy軸方向の位置決めは終了する。
位置決め用プッシャー(図示せず)を適宜に操作する
ことにより、y軸方向へ位置決めされた板材Wをストッ
パ部材141に当接させる。そして、板材Wの端部(本実
施例においては短辺端部)がストッパ部材141に設けた
当接検出部材161に当接すると同時に、クランプ装置27
が適宜に作動して板材Wの長辺端部を把持する。
板材Wをx軸、y軸方向へ位置決めした後に、x軸位
置決め用シリンダ、y軸位置決め用シリンダ145を適宜
に操作して、ストッパ部材131,141を下降させると共
に、第1押上げ用シリンダ173を適宜に操作して押上げ
部材177を下降させる。
板材Wを把持したクランプ装置27を折曲げ加工回避位
置まで移動させた後、回動モータ65を適宜に操作して、
C軸キャレッジ25、クランプ装置27を90゜回動させる。
y軸用モータを適宜に操作して、クランプ装置27を折曲
げ加工位置に接近させる。そして、板材折曲げ加工機1
を適宜に操作することによって、板材Wの短辺端部の折
曲げ加工が行われる。
板材Wの他の短辺端部の折曲げを行うために、y軸用
モータを適宜に操作してクランプ装置27を折曲げ回避位
置まで移動させた後、回動モータ65を適宜に操作してク
ランプ装置27を180゜回動させる。そして、y軸用モー
タを適宜に操作してクランプ装置27を折曲げ加工位置ま
で移動せた後、板材折曲げ加工機1を適宜に操作して板
材Wの他の短辺端部の折曲げを行う。
板材Wの長辺端部の折曲げを行うためにy軸用モータ
を適宜に操作してクランプ装置27を折曲げ回避位置まで
移動させた後、回動モータ65を適宜に操作してクランプ
装置27を90゜回動させる。そして、y軸用モータを適宜
に操作してクランプ装置27を折曲げ加工位置まで移動さ
せた後、板材折曲げ加工機1を適宜に操作して板材Wの
長辺端部の折曲げを行う。
板材Wの他の長辺端部,換言すればクランプ装置27が
把持している板材Wの把持端部の折曲げを行う場合につ
いて説明する。
まず、保持用シリンダ197を適宜に操作して保持部材1
89をポイントP1まで上昇させた後、x軸用モータ57、y
軸用モータ,回動モータ65を適宜に操作してクランプ装
置27を適宜位置まで移動させて、板材Wの把持端部以外
の端部を磁石191に当接保持させる。そしてクランプ装
置27を適宜に操作して板材Wの把持状態を解除した後、
x軸用モータ57,y軸用モータ,回動モータ65を適宜に操
作して、板材Wの当接保持端部を把持する位置までクラ
ンプ装置27を移動させる。
次に、保持用シリンダ197と押上げ用シリンダ207を適
宜に操作して、一体的に保持部材189と押上げロッド211
を上昇させたる。このとき保持部材189はポイントP2
位置しており、板材Wの下面とワークテーブル3の上面
との間には、下部ジョー113が入り込むだけの隙間が生
じている。そして、クランプ装置27を適宜に操作して板
材Wの当接保持端部を把持する。
板材Wの当接保持端部を把持した後は、保持用シリン
ダ197を押上げ用シリンダ209を適宜に操作して保持部材
189と押上げロッド211を下降させる。そして、x軸用モ
ータ57,y軸用モータ、回動モータ65を適宜に操作してク
ランプ装置27を折曲げ下降位置まで移動させた後に、板
材折曲げ加工機1を適宜に操作することによって板材W
の他の長辺端部の折曲げが行われる。
以上の構成において、本実施例によれば、C軸キャレ
ッジ25を適宜に操作してクランプ装置27を回動させるこ
とができるので、同一板材Wの他の箇所を折曲げ加工す
る場合、折曲げ加工箇所が変わるたびにクランプ装置27
の把持を解除すると共に、他の所定の箇所を把持しなけ
ればならないという煩しさから解放されるものである。
また、クランプ装置27を所定の回動位置に位置決めす
るために位置決めアーム71を設けているため、位置決め
装置69が全体として比較的軽量ですみ、位置決め精度を
高めることができるものである。
更に、ワークテーブル3に板材保持装置179、第2板
材押上げ装置181を設けたことにより、フリーベアリン
グ128の中心部がワークテーブル3の上面よりも下に位
置してあっても、板材Wの端部付近を適宜に上昇させる
と共にクランプ装置27を適宜に操作するとにより、板材
Wの端部を把持することができるものである。また、第
1板材押上げ装置167を適宜に操作することにより、板
材Wを上昇させて、板材Wの端部を容易に把持すること
ができるものである。
本実施例の発明の構成をまとめると以下のようにな
る。
即ち、板材折曲げ加工機1における加工部の前側に長
方形状の板材Wをx軸及びy軸方向へ移動自在に支持す
るワークテーブル3を設け、このワークテーブル3の上
方位置にキャレッジ23をx軸及びy軸方向へ移動可能に
設け、このキャレッジ23に下方向へ延びた回動シャフト
63を設け、この回動シャフト63を軸心(C軸)を中心と
して回動させる回動モータ65を設け、上記回動シャフト
63を下端部に板材Wの端部をクランプする複数のクラン
プ装置27を備えたクランプ支持部材21を設けてなること
を特徴とする。
次に、本実施例の作用をまとめると以下のようにな
る。
即ち、長方形状の板材Wの例えば一方の短辺端部側に
対して折曲げ加工を行う場合には、まず、板材Wの一方
の短辺端部側が加工部を指向した状態のもとで、キャレ
ッジ23をx軸,y軸方向へ適宜に移動させて、複数のクラ
ンプ装置27により板材Wの例えば長辺端部をクランプす
る。次に、キャレッジ23を加工部に接近するy軸方向へ
移動させて、板材Wの一方の短辺端部側を加工部に対し
て位置決めする。そして、加工部により板材Wの一方の
短辺端部側に対して折曲げ加工を行う。
板材Wの一方の短辺端部側に対して折曲げ加工を行っ
た後に、板材Wの例えば他方の短辺端部側に対して折曲
げ加工を行う場合には、複数のクランプ装置27により板
材Wの長辺端部をクランプした状態のもとで、キャレッ
ジ23を加工部に対して離反するy軸方向へ移動させる。
そして、複数のクランプ装置27により板材Wの端部をク
ランプした状態のもとで回動モータ65の駆動により回動
シャフト63を軸心を中心としてほぼ180゜回転させる。
これによって板材Wを回動シャフト63の軸心を中心とし
て旋回させて、板材Wの他方の短辺端部側を加工部に指
向せしめる。ここで、クランプ支持部材91をキャレッジ
21に対して下方向へ延びた回動シャフト63の下端部に設
けたことにより、板材Wを旋回させるとき、板材Wの折
曲げ部分とキャレッジ23が干渉することはない。又、板
材Wが大形状の場合には、回動シャフト63を回動させる
時に、キャレッジ21をx軸,y軸方向へ適宜に移動させる
ことにより、板材Wをワークテーブル3から外れないよ
うに旋回する。
板材Wの他方の短辺端部側を加工部に指向せしめた後
に、キャレッジ21を加工部に接近するy軸方向へ移動さ
せて板材Wの他方の短辺端部側を加工部に対して位置決
めする。そして、加工部により板材Wの他方の短辺端部
側に対して折曲げ加工を行う。
以上のごとき、本実施例の発明によれば、長方形状の
板材Wの端部に折曲げ加工を行って、さらに同一の板材
Wの他の端部に折曲げ加工を行う場合に、回動シャフト
63を回転させて板材Wを旋回させる前後に、クランプ装
置27による把持換えを行う必要がないため、作業が容易
になると共に作業時間の短縮化を図って、作業能率向上
の効果を奏する。
又、クランプ支持部材91をキャレッジ25に対して下方
向へ延びた回動シャフト63の下端部に設けたことによ
り、キャレッジ21とクランプ装置27の間に上下方向の大
きな空間を形成せしめることができ、板材Wの旋回によ
って板材Wの折曲げ部分とキャレッジ21が干渉すること
はないため、板材Wの旋回による板材Wの折曲げ部分の
損傷を防止することができる。
更に、回動シャフト63を軸心を中心として回動させる
時に、キャレッジ21をx軸,y軸方向へ移動させることに
より、板材Wが大形状の場合であっても、板材Wをワー
クテーブル3から外れないように旋回させることがで
き、旋回の対象となる板材Wの範囲が拡大されるもので
ある。
[発明の効果] 以上のごとき、本発明によれば、長方形状の板材の端
部に対して折曲げ加工を行って、更に同一の板材の他の
端部に対して折曲げ加工を行う場合に、回動シャフトを
回動させて板材を旋回させる前後に、クランプ装置によ
る把持換えを行う必要がないため、作業が容易になると
共に作業時間の短縮化を図って、作業能率向上の効果を
奏する。
又、クランプ支持部材をキャレッジに対して下方向へ
延びた回動シャフトの下端部に設けたことにより、キャ
レッジとクランプ装置の間に上下方向の大きな空間を形
成せしめることができ、板材の旋回によって板材の折曲
げ部分とキャレッジが干渉することがないため、板材の
旋回による板材の折曲げ部分の損傷を防止することがで
きる。
更に、回動シャフトを回動させる時に、キャレッジを
x軸,y軸方向へ移動させることにより、板材が大形状の
場合であっても、板材をワークテーブルからはみ出ない
ように旋回させることができ、旋回の対象となる板材の
範囲を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本実施例
に係る板材供給装置の斜視図である。第2図は第1図に
おける矢印II部分の図である。第3図は第2図における
III−IIIに沿った図である。第4図は第3図における矢
印IV部分の図である。第5図は第3図におけるV−V線
に沿った図である。第6図はワークテーブルの拡大図で
ある。第7図はx軸用位置決め装置の拡大図である。第
8図は第7図におけるVIII−VIII線に沿った図である。
第9図は第8図におけるIX−IX線に沿った図である。第
10図は第1板材押上げ装置の拡大図である。第11図は第
10図におけるXI−XI線に沿った図である。第12図は板材
保持装置の拡大図である。第13図は第2板材押上げ装置
の拡大図である。 1……板材折曲げ加工機、3……ワークテーブル 21……y軸キャレッジ、23……x軸キャレッジ 27……クランプ装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材折曲げ加工機における加工部の一側に
    長方形状の板材をx軸及びy軸方向へ移動自在に支持す
    るワークテーブルを設け、このワークテーブルの上方位
    置にキャレッジをx軸及びy軸方向へ移動可能に設け、
    このキャレッジに下方向へ延びた回動シャフトを設け、
    この回動シャフトを軸心を中心として回動させる回動モ
    ータを設け、この回動シャフトの下端部に板材の端部を
    クランプする複数のクランプ装置を備えたクランプ支持
    部材を設けてなることを特徴とする板材供給装置。
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