JPH075968Y2 - ワーク種別検知装置 - Google Patents
ワーク種別検知装置Info
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- JPH075968Y2 JPH075968Y2 JP1988069241U JP6924188U JPH075968Y2 JP H075968 Y2 JPH075968 Y2 JP H075968Y2 JP 1988069241 U JP1988069241 U JP 1988069241U JP 6924188 U JP6924188 U JP 6924188U JP H075968 Y2 JPH075968 Y2 JP H075968Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、形状が異なる複数のワークの種類を識別する
ワーク種別検知装置に関する。
ワーク種別検知装置に関する。
(従来の技術) 従来、形状が異なる複数のワークに対して切削加工など
の機械加工を一連の加工ライン上で行う場合には、ま
ず、同一形状のワークごとに種別し、その後に種別され
た各グループごとに機械加工用の各工作機械を調整しつ
つ加工していた。また、形状の異なるワークが混合され
て搬送される加工ラインでは、光学的識別装置によりワ
ーク形状を識別し、このデータを工作機械に伝送して各
ワークに応じた機械加工を行っていた。
の機械加工を一連の加工ライン上で行う場合には、ま
ず、同一形状のワークごとに種別し、その後に種別され
た各グループごとに機械加工用の各工作機械を調整しつ
つ加工していた。また、形状の異なるワークが混合され
て搬送される加工ラインでは、光学的識別装置によりワ
ーク形状を識別し、このデータを工作機械に伝送して各
ワークに応じた機械加工を行っていた。
(考案が解決しようとする課題) 近年、加工ラインの生産性向上の要望が強く、そのため
同一加工ライン上で多くの種類の加工品を成形できるよ
うにすることが求められている。しかしながら、上述し
た従来の加工工程では、加工の前段階として同一形状の
ワークごとに種別する必要があり、加工ラインの生産性
向上が阻害されるという問題点があった。
同一加工ライン上で多くの種類の加工品を成形できるよ
うにすることが求められている。しかしながら、上述し
た従来の加工工程では、加工の前段階として同一形状の
ワークごとに種別する必要があり、加工ラインの生産性
向上が阻害されるという問題点があった。
また、光学的識別装置によるワーク形状の識別では、装
置が複雑で、高価となる欠点があった。
置が複雑で、高価となる欠点があった。
本考案は、上述した従来技術の問題点を解決するための
ものであり、形状の異なるワークが混合されて搬送され
る加工ライン上に設けられ、簡単な構造で、搬送された
ワークの種類を識別するワーク種別検知装置を提供する
ことを目的とする。
ものであり、形状の異なるワークが混合されて搬送され
る加工ライン上に設けられ、簡単な構造で、搬送された
ワークの種類を識別するワーク種別検知装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案は、形状の異なる
複数のワークの種類を識別するワーク種別検知装置にお
いて、 前記ワークを支持する支持部材と、 当該支持部材によって支持された状態のワークとの相対
的な接近移動により前記ワークの所定部位が当接する移
動自在な種別検知部材と、 前記支持部材に隣接して設けられ前記種別検知部材が移
動自在に取付けられた基部材と、 前記種別検知部材に連結され当該種別検知部材の移動に
伴って移動するアーム部材と、 このアーム部材の位置を検出する位置検知手段とを有
し、 前記相対移動方向に対して直交する方向に沿う寸法の相
違する前記所定部位が当接する少なくとも2つの当接面
を、前記種別検知部材の前記相対移動方向に沿って異な
る位置にそれぞれ形成してなり、 この種別検知部材は、前記所定部位が当接する当接面の
相違と前記相対移動方向に沿う前記所定部位の寸法の相
違とにより、各ワークごとに異なる位置に移動すること
を特徴とするワーク種別検知装置である。
複数のワークの種類を識別するワーク種別検知装置にお
いて、 前記ワークを支持する支持部材と、 当該支持部材によって支持された状態のワークとの相対
的な接近移動により前記ワークの所定部位が当接する移
動自在な種別検知部材と、 前記支持部材に隣接して設けられ前記種別検知部材が移
動自在に取付けられた基部材と、 前記種別検知部材に連結され当該種別検知部材の移動に
伴って移動するアーム部材と、 このアーム部材の位置を検出する位置検知手段とを有
し、 前記相対移動方向に対して直交する方向に沿う寸法の相
違する前記所定部位が当接する少なくとも2つの当接面
を、前記種別検知部材の前記相対移動方向に沿って異な
る位置にそれぞれ形成してなり、 この種別検知部材は、前記所定部位が当接する当接面の
相違と前記相対移動方向に沿う前記所定部位の寸法の相
違とにより、各ワークごとに異なる位置に移動すること
を特徴とするワーク種別検知装置である。
(作用) 支持部材に支持された状態のワークと種別検知部材とが
相対的に接近移動することにより、各ワークの所定部位
は、前記相対移動方向に対して直交する方向に沿う寸法
の相違に応じて少なくとも2つの当接面のいずれかに当
接し、種別検知部材は、当接面の相違と前記相対移動方
向に沿う前記所定部位の寸法の相違とにより、各ワーク
ごとに異なる部位に移動する。この移動に伴ってアーム
部材も所定位置にまで移動し、アーム部材の位置を位置
検出手段により検出することにより、ワークの種類が識
別できる。このように、前記相対移動方向に沿う前記所
定部位の寸法の相違のみならず、前記相対移動方向に対
して直交する方向に沿う前記所定部位の寸法の相違に基
づいても、ワークの種類が識別できることになる。
相対的に接近移動することにより、各ワークの所定部位
は、前記相対移動方向に対して直交する方向に沿う寸法
の相違に応じて少なくとも2つの当接面のいずれかに当
接し、種別検知部材は、当接面の相違と前記相対移動方
向に沿う前記所定部位の寸法の相違とにより、各ワーク
ごとに異なる部位に移動する。この移動に伴ってアーム
部材も所定位置にまで移動し、アーム部材の位置を位置
検出手段により検出することにより、ワークの種類が識
別できる。このように、前記相対移動方向に沿う前記所
定部位の寸法の相違のみならず、前記相対移動方向に対
して直交する方向に沿う前記所定部位の寸法の相違に基
づいても、ワークの種類が識別できることになる。
(実施例) 以下、本考案に係るワーク種別検知装置の一実施例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
第1図は、本考案に係るワーク種別検知装置を示す側面
図、第2図、第3図は、第1図に示すII矢視図、及び、
III矢視図である。
図、第2図、第3図は、第1図に示すII矢視図、及び、
III矢視図である。
図示するワーク種別検知装置1は、第4図(A)〜
(C)に示すような形状の異なるワークが混合されて搬
送される加工ライン上に設けられ、搬送されたワークの
種類に応じた機械加工を行うためにワークの種類を識別
するために使用されるものである。
(C)に示すような形状の異なるワークが混合されて搬
送される加工ライン上に設けられ、搬送されたワークの
種類に応じた機械加工を行うためにワークの種類を識別
するために使用されるものである。
図示するワーク種別検知装置1は、軸方向の中心部から
端面までの長さがl1で、端部に設けられた小径端部2aの
直径がd1であるAワーク3aと、小径端部2bの直径はAワ
ーク3aと同一のd1で、軸方向中心部から端面までの長さ
がAワーク3aのものより短いl2に設定されたBワーク3b
と、軸方向中心部から端面までの長さはAワーク3aと同
一の1で、小径端部2cの直径がAワーク3aのものより
大きいd2に設定されたCワーク3cの三種類のワーク3
(ワーク3a、3b、3cの総称)のうち、何れかを検知する
ために用いられる。尚、小径端部2a、2b、2cを総称して
小径端部2とも言い、当該小径端部2がワーク3の所定
部位に相当する。
端面までの長さがl1で、端部に設けられた小径端部2aの
直径がd1であるAワーク3aと、小径端部2bの直径はAワ
ーク3aと同一のd1で、軸方向中心部から端面までの長さ
がAワーク3aのものより短いl2に設定されたBワーク3b
と、軸方向中心部から端面までの長さはAワーク3aと同
一の1で、小径端部2cの直径がAワーク3aのものより
大きいd2に設定されたCワーク3cの三種類のワーク3
(ワーク3a、3b、3cの総称)のうち、何れかを検知する
ために用いられる。尚、小径端部2a、2b、2cを総称して
小径端部2とも言い、当該小径端部2がワーク3の所定
部位に相当する。
これらワーク3の種類を識別するワーク種別検知装置1
は、第2図に示すように、前記ワーク3を支持して上下
動するワーク用リフター5の近傍に設けられており、前
記ワーク3は図示しない搬送装置のグリッパに把持され
て前記ワーク用リフター5に搬入されるようになってい
る。また、この搬入に際しては、ワーク3における大径
部の径方向面17が位置決めされた状態でワーク用リフタ
ー5に搬入されるように、搬送装置の移動が設定されて
いる。
は、第2図に示すように、前記ワーク3を支持して上下
動するワーク用リフター5の近傍に設けられており、前
記ワーク3は図示しない搬送装置のグリッパに把持され
て前記ワーク用リフター5に搬入されるようになってい
る。また、この搬入に際しては、ワーク3における大径
部の径方向面17が位置決めされた状態でワーク用リフタ
ー5に搬入されるように、搬送装置の移動が設定されて
いる。
ただし、ワークを支持するフィンガーを上下動及び進退
移動させてワークを搬送するトランスファー装置におけ
る前記フィンガーに、前記ワーク用リフター5を代えれ
ば、そのトランスファー装置によってワークをワーク種
別検知装置に搬入するようにすることもできる。
移動させてワークを搬送するトランスファー装置におけ
る前記フィンガーに、前記ワーク用リフター5を代えれ
ば、そのトランスファー装置によってワークをワーク種
別検知装置に搬入するようにすることもできる。
更に、このワーク用リフター5を基台4に固定するよう
にし、その部分に、図示しないワーク搬送装置によって
直接ワーク3を搬入するようにして、これに支持された
ワークの端部形状から本考案のワーク種別検知装置1に
より、ワーク3の種別を検知するようにしても良い。
にし、その部分に、図示しないワーク搬送装置によって
直接ワーク3を搬入するようにして、これに支持された
ワークの端部形状から本考案のワーク種別検知装置1に
より、ワーク3の種別を検知するようにしても良い。
ワーク用リフター5の下部に位置する基台4には、第
1、2図に示すように、搬入されたワーク3の小径端部
2の端面に正対する基部材6が立設されている。この基
部材6の図中上方先端位置に挿通された軸7には、これ
を支点として回動するように移動するアーム部材8が連
結されている。このアーム部材8は、第5図に示すよう
に、平板形状をなし、その前面8aには所定の磁力を有す
る2個のマグネット9a、9bが取付けられている。尚、第
5図においては基部材6は図示省略してある。
1、2図に示すように、搬入されたワーク3の小径端部
2の端面に正対する基部材6が立設されている。この基
部材6の図中上方先端位置に挿通された軸7には、これ
を支点として回動するように移動するアーム部材8が連
結されている。このアーム部材8は、第5図に示すよう
に、平板形状をなし、その前面8aには所定の磁力を有す
る2個のマグネット9a、9bが取付けられている。尚、第
5図においては基部材6は図示省略してある。
一方、ワーク3の種別に応じて前記アーム部材8を所定
位置まで回動させる種別検知部材10が前記軸7と同軸上
に連結されている。この種別検知部材10は、第5図に示
すように、端面11の一部を削落した傾斜面が形成されて
おり、この傾斜面は第1当接面12となっている。この当
接面12は、リフター5によってワーク種別検知装置1に
搬入されたワーク3のうちBワーク3bの小径端部2bが当
接することになる。更に、搬入されたワークのうちAワ
ーク3aとCワーク3cのそれぞれの小径端部2a、2cが当接
する第2当接面13が前記端面11に形成されている。この
第2当接面13は、前記第1当接面12に対してワーク3の
軸方向に沿って外側の位置に形成されている。
位置まで回動させる種別検知部材10が前記軸7と同軸上
に連結されている。この種別検知部材10は、第5図に示
すように、端面11の一部を削落した傾斜面が形成されて
おり、この傾斜面は第1当接面12となっている。この当
接面12は、リフター5によってワーク種別検知装置1に
搬入されたワーク3のうちBワーク3bの小径端部2bが当
接することになる。更に、搬入されたワークのうちAワ
ーク3aとCワーク3cのそれぞれの小径端部2a、2cが当接
する第2当接面13が前記端面11に形成されている。この
第2当接面13は、前記第1当接面12に対してワーク3の
軸方向に沿って外側の位置に形成されている。
このような種別検知部材10により回動したアーム部材8
の位置を識別するため、本実施例のワーク種別検知装置
1は、位置検出手段として、前記マグネット9a、9bの磁
力をセンサーにより検出してその位置を識別するいわゆ
る近接スイッチを有している。このようなセンサーを取
付けるセンサー取付板14がアーム部材8の回動移動と干
渉しないように基部材6に固定されている。この取付板
14には前記センサーとして、Aワーク3aにより回動され
たアーム部材8の軸側のマグネット9aに相当する位置の
Aワーク用センサー15aと、Bワーク3bにより回動され
たアーム部材8の先端側のマグネット9bに相当する位置
のBワーク用センサー15bと、Cワーク3cにより回動さ
れたアーム部材8の先端側のマグネット9bに相当する位
置のCワーク用センサー15cとが取付けられている。
の位置を識別するため、本実施例のワーク種別検知装置
1は、位置検出手段として、前記マグネット9a、9bの磁
力をセンサーにより検出してその位置を識別するいわゆ
る近接スイッチを有している。このようなセンサーを取
付けるセンサー取付板14がアーム部材8の回動移動と干
渉しないように基部材6に固定されている。この取付板
14には前記センサーとして、Aワーク3aにより回動され
たアーム部材8の軸側のマグネット9aに相当する位置の
Aワーク用センサー15aと、Bワーク3bにより回動され
たアーム部材8の先端側のマグネット9bに相当する位置
のBワーク用センサー15bと、Cワーク3cにより回動さ
れたアーム部材8の先端側のマグネット9bに相当する位
置のCワーク用センサー15cとが取付けられている。
第1図における符号16は、自重による図中反時計方向へ
のアーム部材8の回動移動を規制するストッパである。
のアーム部材8の回動移動を規制するストッパである。
尚、本実施例では、ワーク用リフター5の上下動がワー
クと種別検知部材10との相対的な接近移動に相当する。
また、軸方向の中心部から小径端部2の端面まで長さl
1、l2が、前記相対移動方向に対して直交する方向に沿
う前記所定部位の寸法に相当し、小径端部2の直径d1、
d2が、前記相対移動方向に沿う前記所定部位の寸法に相
当する。また、2つの当接面12、13は、種別検知部材10
における前記相対移動方向に沿って異なる位置にそれぞ
れ形成されている。
クと種別検知部材10との相対的な接近移動に相当する。
また、軸方向の中心部から小径端部2の端面まで長さl
1、l2が、前記相対移動方向に対して直交する方向に沿
う前記所定部位の寸法に相当し、小径端部2の直径d1、
d2が、前記相対移動方向に沿う前記所定部位の寸法に相
当する。また、2つの当接面12、13は、種別検知部材10
における前記相対移動方向に沿って異なる位置にそれぞ
れ形成されている。
次に、このような本実施例のワーク種別検知装置により
ワーク3の種類の識別を行う過程を説明する。
ワーク3の種類の識別を行う過程を説明する。
まず、第6図に示すように、ワーク用リフター5が上昇
した状態の下で、図示しない搬送装置のグリッパに把持
されたワーク3が、ワーク用リフター5上に搬入され
る。この搬入時において、ワーク3における大径部の径
方向面17の軸方向の位置が位置決めされた状態でワーク
用リフター5に搬入されるように搬送装置の移動を設定
することによって、形状の異なる各ワークを所定の位置
に配置することができる。このワーク3の搬入のときに
は、アーム部材8の軸7を支点とする図中反時計方向の
回動移動は、ストッパ16によって規制された状態となっ
ている。
した状態の下で、図示しない搬送装置のグリッパに把持
されたワーク3が、ワーク用リフター5上に搬入され
る。この搬入時において、ワーク3における大径部の径
方向面17の軸方向の位置が位置決めされた状態でワーク
用リフター5に搬入されるように搬送装置の移動を設定
することによって、形状の異なる各ワークを所定の位置
に配置することができる。このワーク3の搬入のときに
は、アーム部材8の軸7を支点とする図中反時計方向の
回動移動は、ストッパ16によって規制された状態となっ
ている。
この状態から、ワーク3を支持したワーク用リフター5
は基台4に向かって下方移動するが、各ワーク3によっ
てアーム部材8の回動ストロークが異なるので各ワーク
3a、3b、3cごとに説明する。
は基台4に向かって下方移動するが、各ワーク3によっ
てアーム部材8の回動ストロークが異なるので各ワーク
3a、3b、3cごとに説明する。
まず、Aワーク3aの場合は、第6図に示した状態から、
ワーク用リフター5が下方移動すると、Aワーク3aの小
径端部2aが種別検知部材10の第2当接面13に当接するこ
とになる。ワーク用リフター5の下方移動がさらに進む
につれて、小径端部2aにより、種別検知部材10は軸7を
支点として図中時計方向に回動すると共に、軸7と同軸
上に連結されたアーム部材8も図中時計方向に回動する
ことになる。そして、ワーク用リフター5の下方移動が
完了すると、第7図に示すように、アーム部材8に取付
けた軸側のマグネット9aとAワーク用センサー15aとが
相対向するので、これにより、マグネット9aの磁力をA
ワーク用センサー15aが検出し、ワーク3がAワーク3a
であることを識別できる。このとき、他のワーク用セン
サー15b、15cと先端側のマグネット9bとは相対向するこ
とがないため、ワーク3の種類を誤認することはない。
ワーク用リフター5が下方移動すると、Aワーク3aの小
径端部2aが種別検知部材10の第2当接面13に当接するこ
とになる。ワーク用リフター5の下方移動がさらに進む
につれて、小径端部2aにより、種別検知部材10は軸7を
支点として図中時計方向に回動すると共に、軸7と同軸
上に連結されたアーム部材8も図中時計方向に回動する
ことになる。そして、ワーク用リフター5の下方移動が
完了すると、第7図に示すように、アーム部材8に取付
けた軸側のマグネット9aとAワーク用センサー15aとが
相対向するので、これにより、マグネット9aの磁力をA
ワーク用センサー15aが検出し、ワーク3がAワーク3a
であることを識別できる。このとき、他のワーク用セン
サー15b、15cと先端側のマグネット9bとは相対向するこ
とがないため、ワーク3の種類を誤認することはない。
そして、ワーク3の種類の識別データは、図示しない機
械加工装置に送られると共に、ワーク用リフター5は上
方へ移動し、第6図に示す状態に戻る。この状態の下
で、Aワーク3aは搬送装置のグリッパに把持されて、機
械加工装置に搬送されることになる。この機械加工装置
では、それぞれのワーク3用に予め設定された機械加工
プログラムを前記識別データに基づいて選択し、Aワー
ク3aに対して所定の機械加工を行うことになる。
械加工装置に送られると共に、ワーク用リフター5は上
方へ移動し、第6図に示す状態に戻る。この状態の下
で、Aワーク3aは搬送装置のグリッパに把持されて、機
械加工装置に搬送されることになる。この機械加工装置
では、それぞれのワーク3用に予め設定された機械加工
プログラムを前記識別データに基づいて選択し、Aワー
ク3aに対して所定の機械加工を行うことになる。
次に、Bワーク3bの場合は、Aワーク3aに比べて端面ま
での長さは短いので、第6図に示した状態から、ワーク
用リフター5が下方移動すると、Bワーク3bの小径端部
2bが種別検知部材10の傾斜面である第1当接面12に当接
することになる。ワーク用リフター5の下方移動がさら
に進むにつれて、小径端部2bにより、種別検知部材10は
軸7を支点として図中時計方向に回動すると共に、軸7
と同軸上に連結されたアーム部材8も図中時計方向に回
動することになる。そして、ワーク用リフター5の下方
移動が完了すると、第1図に示すように、アーム部材8
に取付けた先端側のマグネット9bとBワーク用センサー
15bとが相対向するので、これにより、マグネット9bの
磁力をBワーク用センサー15bが検出し、ワーク3がB
ワーク3bであることを識別できる。このときも、前述し
たように、他のワーク用センサー15a、15cと軸側のマグ
ネット9aとは相対向することがないため、ワーク3の種
類を誤認することはない。
での長さは短いので、第6図に示した状態から、ワーク
用リフター5が下方移動すると、Bワーク3bの小径端部
2bが種別検知部材10の傾斜面である第1当接面12に当接
することになる。ワーク用リフター5の下方移動がさら
に進むにつれて、小径端部2bにより、種別検知部材10は
軸7を支点として図中時計方向に回動すると共に、軸7
と同軸上に連結されたアーム部材8も図中時計方向に回
動することになる。そして、ワーク用リフター5の下方
移動が完了すると、第1図に示すように、アーム部材8
に取付けた先端側のマグネット9bとBワーク用センサー
15bとが相対向するので、これにより、マグネット9bの
磁力をBワーク用センサー15bが検出し、ワーク3がB
ワーク3bであることを識別できる。このときも、前述し
たように、他のワーク用センサー15a、15cと軸側のマグ
ネット9aとは相対向することがないため、ワーク3の種
類を誤認することはない。
そして、ワーク3の種類の識別データは、前述したのと
同様に、図示しない機械加工装置に送られ、この機械加
工装置でBワーク3bに対して所定の機械加工を行うこと
になる。
同様に、図示しない機械加工装置に送られ、この機械加
工装置でBワーク3bに対して所定の機械加工を行うこと
になる。
そして、Cワーク3cの場合は、その中心部からの長さは
Aワーク3aの長さと同じであるので、第6図に示した状
態から、ワーク用リフター5が下方移動すると、Cワー
ク3cの小径端部2cが種別検知部材10の第2当接面13に当
接することになる。ワーク用リフター5の下方移動がさ
らに進むにつれて、小径端部2cにより、種別検知部材10
は軸7を支点として図中時計方向に回動すると共に、軸
7と同軸上に連結されたアーム部材8も図中時計方向に
回動することになる。このとき、Aワークに比べて小径
端部2cの直径が大きいので、Aワークのときよりもアー
ム部材8の回動ストロークが大きく、ワーク用リフター
5の下方移動が完了すると、第8図に示すように、アー
ム部材8に取付けた先端側のマグネット9bとCワーク用
センサー15cとが相対向する。これにより、マグネット9
bの磁力をCワーク用センサー15cが検出し、ワーク3が
Cワーク3cであることを識別できる。このときも、前述
したように、他のワーク用センサー15a、15bと軸側のマ
グネット9aとは相対向することがないため、ワーク3の
種類を誤認することはない。
Aワーク3aの長さと同じであるので、第6図に示した状
態から、ワーク用リフター5が下方移動すると、Cワー
ク3cの小径端部2cが種別検知部材10の第2当接面13に当
接することになる。ワーク用リフター5の下方移動がさ
らに進むにつれて、小径端部2cにより、種別検知部材10
は軸7を支点として図中時計方向に回動すると共に、軸
7と同軸上に連結されたアーム部材8も図中時計方向に
回動することになる。このとき、Aワークに比べて小径
端部2cの直径が大きいので、Aワークのときよりもアー
ム部材8の回動ストロークが大きく、ワーク用リフター
5の下方移動が完了すると、第8図に示すように、アー
ム部材8に取付けた先端側のマグネット9bとCワーク用
センサー15cとが相対向する。これにより、マグネット9
bの磁力をCワーク用センサー15cが検出し、ワーク3が
Cワーク3cであることを識別できる。このときも、前述
したように、他のワーク用センサー15a、15bと軸側のマ
グネット9aとは相対向することがないため、ワーク3の
種類を誤認することはない。
そして、ワーク3の種類の識別データは、前述したのと
同様に、図示しない機械加工装置に送られ、この機械加
工装置でCワーク3cに対して所定の機械加工を行うこと
になる。
同様に、図示しない機械加工装置に送られ、この機械加
工装置でCワーク3cに対して所定の機械加工を行うこと
になる。
以上説明したように、本実施例では、種別検知部材10に
おける上下動方向に沿って異なる位置に2つの当接面1
2、13をそれぞれ形成することによって、上下動方向に
沿う径寸法d1が同じで、上下動方向に対して直交する方
向に沿う長さ寸法l1、l2が相違した小径端部2a、2bを備
えた2種類のワーク3a、3bであっても、種別検知部材10
は異なる位置に移動し、これらワーク3a、3bの種類を識
別することが可能となる。
おける上下動方向に沿って異なる位置に2つの当接面1
2、13をそれぞれ形成することによって、上下動方向に
沿う径寸法d1が同じで、上下動方向に対して直交する方
向に沿う長さ寸法l1、l2が相違した小径端部2a、2bを備
えた2種類のワーク3a、3bであっても、種別検知部材10
は異なる位置に移動し、これらワーク3a、3bの種類を識
別することが可能となる。
このように、上下動方向に沿う小径端部2の径寸法d1、
d2の相違のみならず、上下動方向に対して直交する方向
に沿う小径端部2cの長さ寸法の相違に基づいても、ワー
ク3a、3b、3cの種類を識別できることから、簡単な構造
で複数のワークの種類が識別でき、加工ラインの生産性
を向上させることができる。
d2の相違のみならず、上下動方向に対して直交する方向
に沿う小径端部2cの長さ寸法の相違に基づいても、ワー
ク3a、3b、3cの種類を識別できることから、簡単な構造
で複数のワークの種類が識別でき、加工ラインの生産性
を向上させることができる。
尚、図示したワーク種別検知装置1は、第4図に示した
各ワークを識別するためのものであり、この場合のワー
ク3は自動車用部品のギヤシャフトであるが、ワークは
これに限定されるものでなく、端部の長さや径が相互に
相違する部品であればどのような部品であっても種別を
検知することができる。
各ワークを識別するためのものであり、この場合のワー
ク3は自動車用部品のギヤシャフトであるが、ワークは
これに限定されるものでなく、端部の長さや径が相互に
相違する部品であればどのような部品であっても種別を
検知することができる。
また、種別検知部材10には、第5図に示すように、傾斜
面によって第1当接面12が形成されているが、傾斜面で
はなく段差部を形成することによって、前記第1当接面
12を形成するようにしても良い。
面によって第1当接面12が形成されているが、傾斜面で
はなく段差部を形成することによって、前記第1当接面
12を形成するようにしても良い。
更に、種別検知部材10は、形状の異なるワークが所定位
置に移動したときに、アーム部材を各ワークごとに異な
る位置に回動させるためのものであり、第5図に示した
形状に限定されるものではなく、ワークの形状に応じて
適宜変形使用が可能である。
置に移動したときに、アーム部材を各ワークごとに異な
る位置に回動させるためのものであり、第5図に示した
形状に限定されるものではなく、ワークの形状に応じて
適宜変形使用が可能である。
また、図示した実施例では基台4の上方でこれに対して
ワーク用リフターが上下動するようにしてあるが、この
リフター5の部分を固定部材として、基台4を上下動す
ることも可能である。更に、基台4を前記トランスファ
ー装置とし、本考案のワーク種別検知装置がトランスフ
ァー装置を構成するようにしても良い。
ワーク用リフターが上下動するようにしてあるが、この
リフター5の部分を固定部材として、基台4を上下動す
ることも可能である。更に、基台4を前記トランスファ
ー装置とし、本考案のワーク種別検知装置がトランスフ
ァー装置を構成するようにしても良い。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案にあっては、支持部材に支
持された状態のワークと種別検知部材とが相対的に接近
移動することにより、各ワークの所定部位は、前記相対
移動方向に対して直交する方向に沿う寸法の相違に応じ
て少なくとも2つの当接面のいずれかに当接し、種別検
知部材は、当接面の相違と前記相対移動方向に沿う前記
所定部位の寸法の相違とにより、各ワークごとに異なる
位置に移動する。この移動に伴ってアーム部材も所定位
置にまで移動し、アーム部材の位置を位置検出手段によ
り検出することにより、ワークの種類が識別できる。こ
のように、前記相対移動方向に沿う前記所定部位の寸法
の相違のみならず、前記相対移動方向に対して直交する
方向に沿う前記所定部位の寸法の相違に基づいても、ワ
ークの種類が識別できることから、簡単な構造で複数の
ワークの種類が識別できることになるため、加工ライン
の生産性が向上するという実用上多大な効果を得る。
持された状態のワークと種別検知部材とが相対的に接近
移動することにより、各ワークの所定部位は、前記相対
移動方向に対して直交する方向に沿う寸法の相違に応じ
て少なくとも2つの当接面のいずれかに当接し、種別検
知部材は、当接面の相違と前記相対移動方向に沿う前記
所定部位の寸法の相違とにより、各ワークごとに異なる
位置に移動する。この移動に伴ってアーム部材も所定位
置にまで移動し、アーム部材の位置を位置検出手段によ
り検出することにより、ワークの種類が識別できる。こ
のように、前記相対移動方向に沿う前記所定部位の寸法
の相違のみならず、前記相対移動方向に対して直交する
方向に沿う前記所定部位の寸法の相違に基づいても、ワ
ークの種類が識別できることから、簡単な構造で複数の
ワークの種類が識別できることになるため、加工ライン
の生産性が向上するという実用上多大な効果を得る。
第1図は、本考案に係るワーク種別検知装置を示す側面
図、第2図は、第1図におけるII矢視方向の正面図、第
3図は、第1図におけるIII矢視方向の平面図、第4図
(A)〜(C)は、同実施例において識別するワークを
示す図、第5図は、第1〜3図のアーム部材及び種別検
知部材を示す拡大斜視図、第6〜8図は、本考案のワー
ク種別検知装置によるワークの識別過程を示す要部拡大
側面図である。 1……ワーク種別検知装置、2(2a、2b、2c)……小径
端部(所定部位)、3……ワーク、3a……Aワーク、3b
……Bワーク、3c……Cワーク、4……基台、5……ワ
ーク用リフター(支持部材)、6……基部材、8……ア
ーム部材、9a、9b……マグネット(位置検出手段)、10
……種別検知部材、15a〜c……A〜Cワーク用センサ
ー(位置検出手段)。
図、第2図は、第1図におけるII矢視方向の正面図、第
3図は、第1図におけるIII矢視方向の平面図、第4図
(A)〜(C)は、同実施例において識別するワークを
示す図、第5図は、第1〜3図のアーム部材及び種別検
知部材を示す拡大斜視図、第6〜8図は、本考案のワー
ク種別検知装置によるワークの識別過程を示す要部拡大
側面図である。 1……ワーク種別検知装置、2(2a、2b、2c)……小径
端部(所定部位)、3……ワーク、3a……Aワーク、3b
……Bワーク、3c……Cワーク、4……基台、5……ワ
ーク用リフター(支持部材)、6……基部材、8……ア
ーム部材、9a、9b……マグネット(位置検出手段)、10
……種別検知部材、15a〜c……A〜Cワーク用センサ
ー(位置検出手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】形状の異なる複数のワークの種類を識別す
るワーク種別検知装置において、 前記ワークを支持する支持部材と、 当該支持部材によって支持された状態のワークとの相対
的な接近移動により前記ワークの所定部位が当接する移
動自在な種別検知部材と、 前記支持部材に隣接して設けられ前記種別検知部材が移
動自在に取付けられた基部材と、 前記種別検知部材に連結され当該種別検知部材の移動に
伴って移動するアーム部材と、 このアーム部材の位置を検出する位置検知手段とを有
し、 前記相対移動方向に対して直交する方向に沿う寸法の相
違する前記所定部位が当接する少なくとも2つの当接面
を、前記種別検知部材の前記相対移動方向に沿って異な
る位置にそれぞれ形成してなり、 この種別検知部材は、前記所定部位が当接する当接面の
相違と前記相対移動方向に沿う前記所定部位の寸法の相
違とにより、各ワークごとに異なる位置に移動すること
を特徴とするワーク種別検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988069241U JPH075968Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | ワーク種別検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988069241U JPH075968Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | ワーク種別検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01175149U JPH01175149U (ja) | 1989-12-13 |
JPH075968Y2 true JPH075968Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31294524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988069241U Expired - Lifetime JPH075968Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | ワーク種別検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075968Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI402130B (zh) | 2011-01-12 | 2013-07-21 | Ind Tech Res Inst | 碰撞保護方法及其裝置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS611003U (ja) * | 1984-06-06 | 1986-01-07 | リンナイ株式会社 | 調理用こんろ |
-
1988
- 1988-05-27 JP JP1988069241U patent/JPH075968Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01175149U (ja) | 1989-12-13 |
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