JP2659556B2 - 板材加工機におけるテーブル装置 - Google Patents

板材加工機におけるテーブル装置

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JP2659556B2
JP2659556B2 JP63158002A JP15800288A JP2659556B2 JP 2659556 B2 JP2659556 B2 JP 2659556B2 JP 63158002 A JP63158002 A JP 63158002A JP 15800288 A JP15800288 A JP 15800288A JP 2659556 B2 JP2659556 B2 JP 2659556B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は例えば板材折曲げ加工機のような板材加工機
におけるテーブル装置に係り、更に詳細には、板材の端
部付近を容易に把持することのできる機能を備えた板材
加工機におけるテーブル装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば板材の端部付近を折曲げるに板材折曲げ
加工機へ板材を供給するために、板材折曲げ加工機の前
側に配置したワークテーブル上に位置する板材を、クラ
ンプ装置で把持してクランプ装置を折曲げ加工位置まで
移動させていた。
上記クランク装置により板材を把持するためには、適
宜に設けた押圧保持部材で板材の中心部を押圧保持して
板材を位置決めしておく必要があった。
ところで、上記ワークテーブル上には、板材を支持す
るための多数の回転自在なフリーベアリングが設けてあ
り、更に、上記フリーベアリングは中心部がワークテー
ブルの上面に位置するように設けてあった。
したがって、クランプ装置によって板材の端部付近を
把持するためには、ワークテーブル上に前後左右に移動
自在設けたクランプ装置を適宜に操作して、クランプ装
置における下部ジョーをワークテーブルの上面と板材の
下面との隙間に入り込ませると共に、クランプ装置にお
ける押圧把持部材を下降させていた。
しかし、フリーベアリングの中心部がワークテーブル
の上面に位置するように設けてあったため、ワークテー
ブルの上面に対するフリーベアリングの突出量が大き
く、多数のフリーベアリングに支持された板材とワーク
テーブルの上面との間に大きな間隙が存在するので、ク
ランプ装置における下部ジョーを板材の下側へ容易に挿
入することができる。
上述のごとくフリーベアリングの突出量が大きいと、
板材の移動時に、板材の端部が自重によって下方向に湾
曲してフリーベアリングに当接してフリーベアリングに
乗り上げる際の衝撃が大きく、板材の端部に損傷を生じ
易いという問題がある。
(発明が解決しようとする課題) そこで、ワークテーブル面からのフリーベアリングの
突出量を小さくすると、自重によって湾曲した板材の端
部がフリーベアリングに当接した場合であっても、板材
の端部がフリーベアリングに容易に取り上げることがで
き、前述したごとき従来の問題を解決することができ
る。
しかし、ワークテーブル面からのフリーベアリングの
突出量を小さくすると、多数のフリーベアリングに支持
されている板材とワークテーブル面との間の間隙が小さ
くなり、クランプ装置における下部ジョーを板材の下側
に挿入することが困難になるという新たな問題が発生す
る。
(課題を解決するための手段) 上述のごとき問題に鑑みて、本発明は、板材加工機へ
供給される板材を支持するワークテーブルの上面に、上
記板材を移動自在に支持する多数のフリーベアリングを
設けてなるテーブル装置において、前記ワークテーブル
上の所定位置に位置決めされた板材の端部を保持して所
定高さに持上げ自在の保持部材を、前記ワークテーブル
の上面に対して出没可能に設けてなるものである。
(実施例) 第1図を参照するに、板材加工機として例えば板材W
の端部付近を折曲げる板材折曲げ加工機1の前側には、
板材Wを支持するためのワークテーブル3が設けられて
おり、このワークテーブル3の上方位置には、板材Wを
板材折曲げ加工機1まで供給するための板材供給装置5
が設けてある。
上記板材折曲げ加工機1は例えば特開昭60−206544よ
うな折曲げ加工機で、固定フレーム7に左右のサイドフ
レーム9を立設してなり、ベンドビーム(図示せず)を
適宜に操作することにより、ボトムダイ(図示せず)と
トップダイ(図示せず)により挾圧固定された板材Wの
端部付近が折曲げられるものである。
上記ワークテーブル3は複数の支柱11,連結部材13等
により構成される門型のフレーム15に設けてある。
上記板材供給装置5は、板材折曲げ加工機1における
固定フレーム7の前側から延伸してワークテーブル3の
外周に設けたベースフレーム17に、複数の支柱19を介し
て設けてある。
板材供給装置5は、y軸方向(本実施例において前後
方向)へ移動自在なy軸キャレッジ21と、X軸方向(本
実施例において左右方向)へ移動自在なx軸キャレッジ
23と、C軸を中心として回動自在なC軸キャレッジ25等
からなる。また、C軸キャレッジ25は、板材Wを把持す
るためのクランプ装置27が設けてある。したがって、x
軸キャレッジ23,y軸キャレッジ21、C軸キャレッド25を
適宜に操作することにより、クランプ装置27により把持
された板材Wは、適宜にX軸方向、y軸方向へ移動する
と共にC軸を中心として回動するものである。
上記y軸キャレッジ21をy軸方向へ案内するために、
支柱19にy軸方向へ延伸して設けた左右のy軸支持部材
29には、y軸方向へ延伸したy軸案内ガイド(図示せ
ず)が設けてある。y軸キャレッジ21には、y軸案内ガ
イド29に案内される走行部31が設けてある。
y軸キャレッジ21がy軸支持部材29上をy軸方向へ移
動するために、y軸支持部材29の端部に取付けたベアリ
ング33には、y軸方向へ延伸したy軸ボールねじ35が回
転自在に支承されていると共に、このy軸ボールねじ35
と螺合したナット部材(図示せず)が、y軸キャレッジ
21の適宜位置に設けてある。また、y軸ボールねじ35
は、駆動・駆動プーリ(図示せず)、ベルト(図示せ
ず)を介してy軸用モータ(図示せず)の回転軸に連動
連結してある。なおy軸用モータの適宜位置には、y軸
キャレッジ21のy軸方向の位置を検出するためのy軸用
エンコーダ(図示せず)が設けてある。
上記構成により、y軸用モータを適宜に操作すること
によって、左右のy軸ボールねじ35が同期して周方向へ
回動し、y軸ボールねじ35に螺合したナット部材が前後
方向へ移動する。したがって、y軸キャレッジ21と共に
クランプ装置27がy軸方向の適宜位置へ移動することが
できるものである。
上記y軸キャレッジ21には、x軸キャレッジ23がx軸
方向へ移動自在に設けてある。
より詳細には、第2図、第3図を参照するに、X軸キ
ャレッジ23をx軸方向へ案内するために、y軸キャレッ
ジ21の後面(第2図においては紙面に向って表面、第3
図においては右面)および下面には、x軸方向(第2図
においては左右方向,第3図においては紙面に向って表
裏方向)へ延伸した第1,第2x軸ガイド37,39が設けてあ
り、x軸キャレッジ23の液宜位置には、第1,第2x軸ガイ
ド37,39に案内される第1,第2走行部41,43がそれぞれ設
けてある。
x軸キャレッジ23がy軸キャレッジ21上をx軸方向へ
移動するために、y軸キャレッジ21の後面端部に取付け
たベアリング45には、x軸方向へ延伸したx軸ボールね
じ47が回転自在に支承されている。このボールねじ47に
螺合したナット部材49が、走行部41の適宜位置に設けて
ある。また、x軸ボールねじ47は、駆動プーリ51、従動
プーリ53、ベルト55を介してy軸キャレッジ21に装着し
たx軸用モータ57の回転軸に駆動連結してある。また、
x軸用モータ57には、x軸キャレッジ23のx軸方向の位
置を検出するためのx軸用エンコーダ(図示せず)が設
けてある。
上記構成により、x軸用モータ57,x軸用エンコーダを
適宜に操作することによって、x軸キャレッジ23と共に
クランプ装置27がx軸方向の適宜位置へ移動することが
可能となるものである。
上記x軸キャレッジ23には、C軸キャレッジ25がC軸
を中心として回動自在に設けてある。
より詳細には、x軸キャレッジ23の後面に設けたハウ
ジング59には、ベアリング61を介して回動シャフト63が
回動自在に支承されており、この回動シャフト63の下端
部にはC軸キャレッジ25が一体的に設けてある。
上記C軸キャレッジ25がc軸を中心として回動するた
めに、ハウジング59の上面には回動用モータ65が取付け
てあり、回動シャフト63の上端部は、ハウジング59の内
部に設けた減速装置67を介して回動用モータ65の回転軸
に連動連結してある。また、回動モータ65には、c軸キ
ャレッジ25の回動角を検出するための回動用エンコーダ
(図示せず)が設けてある。
上記構成により、回動用モータ65、回動用エンコーダ
を適宜に操作することによって、回動シャフト63を回動
させてC軸キャレッジ25、クランプ装置27を所定の角度
だけ回動させることができるものである。
回動用モータ65を適宜に操作してC軸キャレッジ25、
回動シャフト63を所定の角度だけ回動した後に、C軸キ
ャレッジ25を所定の回動位置に位置決めするために位置
決め装置69が設けてある。
より詳細には、第3図、第4図を参照するに、回動シ
ャフト63の適宜位置には、回動シャフト63の半径方向に
延伸した位置決めフレーム71が一体的に設けられてお
り、この位置決めアーム71の先端部付近にはテーパ穴73
が形成されてある。また、x軸キャレッジ23の下面にお
ける、位置決めアーム71のテーパ穴73の回動軌跡に対応
する位置には、90゜間隔にシリンダ支持部材75を介して
位置決め用シリンダ77が設けてある。この位置決め用シ
リンダ77から下方へ突出自在なピストンロッド79の下端
部には、位置決めピン81が設けられている。
また、位置決め用アーム71の端部付近を支持するた
め、シリンダ支持部材75に取付けたローラブラケット83
には、回転自在なローラ85が支承されている。位置決め
用アーム71のオーバランを防ぐため、後側(第4図にお
いて下側)に設けた2つのシリンダ支持部材75には、ス
トッパブラケット87を介してストッパ部材89が設けてあ
る。
上記構成により、回動用モータ65,回動用エンコーダ
を適宜に操作して、C軸キャレッジ25、回動シャフト63
を所定の角度だけ回動させる。そして、位置決め用シリ
ンダ77を適宜に操作して、ピストンロッド79を下降させ
ると共に、位置決めピン81と位置決めアーム71のテーパ
穴73とを係合させることによって、回動シャフト63、C
軸キャレッジ25は所定の回動位置に位置決めされるもの
である。
C軸キャレッド25には、クランプベース91が上下自在
に設けてある。
より詳細には、第3図、第5図を参照するに、クラン
クベース91を上下方向へ案内するため、C軸キャレッジ
25の後面(第5図において上面)にはガイド93が設けて
あると共に、クランプベース91には上記ガイド93に案内
される走行部95が設けてある。クランプベース91を一定
のストロークをもって上下動させるため、C軸キャレッ
ジ25の適宜位置には、シリンダブラケット97を介して上
下用シリンダ99が設けてあると共に、この上下用シリン
ダ99から下方へ突出自在のピストンロッド101は、クラ
ンプベース91の中央部に連結してある。(第2図参
照)。
上記構成により、上下用シリンダ99を適宜に操作する
ことにより、クランプベース91は一定のストロークをも
って上下動するものである。
板材Wを把持するために、上記クランプベース91の両
端部付近には複類の前記クランプ装置27が設けてある。
より詳細には、第3図を参照するに、板材Wを押圧す
るため、クランプベース91の左右の端部付近に設けたブ
ラケット105には、クランプ用シリンダ107が設けてある
と共に、このクランプ用シリンダ107から下方へ突出自
在のピストンロッド109の下端部には押圧パッド111が設
けてある。また、上記押圧パッド111と協働して板材W
を押圧把持するため、クランプベース91の下面の適宜位
置には下部ジョー113が設けてある。
上記構成により、前記上下用シリンダ99を適宜に操作
して、クランプ装置27を所定の位置まで下降させた後、
前記y軸用モータ、x軸用モータ57,回動用モータ65を
適宜に操作してクランプ装置27を適宜位置まで移動させ
る。そして、クランプ用シリンダ107を適宜に操作する
ことにより、下部ジョー113の上面に位置した板材W
は、下部ジョー113と押圧パッド111によって押圧把持さ
れるものである。
板材Wの位置決めを行う際に板材Wの押出しを行うた
め、クランプベース91の両端部にはプッシャー装置115
が設けてある。
より詳細には、第5図を参照するに、クランプベース
91の下側(第5図において紙面に向って裏側)両端部に
はプッシャー装置115における支持部材117が設けてあ
り、この支持部材117に前後方向(第5図において上下
方向)へ移動自在に設けたロッド119には、連結部材121
を介してローラ123が設けてある。ロッド119を回転させ
ないため、支持部材117には前後方向へ移動自在な回転
止めロッド125が設けてあると共に、この回転止めロッ
ド125の後端部は連結部材121に取付けてある。また、板
材Wを位置決めする際に板材Wとローラ123の衝撃を緩
和するため、ロッド119における支持部材117と連結部材
121との間にはスプリング127が弾装してある。
上記構成により、上下用シリンダ99を適宜に操作して
プッシャー装置115を所定の位置まで下降させた後、y
軸用モータ,x軸用モータ57,回動用モータ65を適宜に操
作してブッシャー装置115を適宜に移動させることによ
り、板材Wはローラ123に当接した状態で適宜位置まで
移動されるものである。
第6図を参照するに、ワークテーブル3には、板材W
をパスラインに支持するため多数の回転自在なベースベ
アリング128が装着してある。上記フリーベアリング128
は中心部がワークテーブル3の上面より下に位置してあ
る(第7図参照)。
前記ワークテーブル3上に搬入された板材Wのy軸方
向の位置決めを行うため、ワークテーブル3の後側(第
6図において上側)の適宜位置には例えば3個のy軸位
置決め装置129が設けてある。より詳細には、ワークテ
ーブル3の後側の適宜位置に設けたブラケット(図示せ
ず)には、y軸位置決め用シリンダ(図示せず)が設け
てある。このy軸位置決め用シリンダから上方へ突出自
在なピストンロッド(図示せず)にはストッパ部材131
が設けてある。
ワークテーブル3上に搬入された板材Wのx軸方向の
位置決めを行うため、ワークテーブル3の右側(第6図
において右側)の適宜位置にはx軸用位置決め装置133
が設けてある。
より詳細には、第7図、第8図、第9図を参照する
に、前記フレーム15の一部を構成する支持プレート135
には、支持部材137を介して筒状のストッパガイド139が
設けてある。このストッパガイド139には、上下動自在
なストッパ部材141が設けてあると共に、シリンダブラ
ケット143を介してy軸位置決め用シリンダ145が設けて
ある。このy軸位置決め用シリンダ145から上方へ突出
自在なピストンロッド147は連結ピン149を介してストッ
パ部材141に取付けてある。なお、連結ピン149が上下動
するため、ストッパガイド139の適宜位置には長孔151が
形成されている。
板材Wがx軸用位置決め装置133におけるストッパ部
材141に当接したことを検出すると共に、前記クランプ
装置27に板材Wを把持するための信号を送るため、スト
ッパ部材141に例えばセンサのごとき当接検知装置153が
設けてある。
より詳細には、ストッパ部材141に形成された貫通孔1
55には、円板状の絶縁体157が設けられており、この絶
縁体157にはピン159を介して揺動自在な当接検出部材16
1が設けられている。絶縁体157の凹部と当接検出部材16
1の凹部との間にはスプリング163が弾装してあり、絶縁
体157の適宜位置には、接触子165が当接検出部材161に
当接した状態で設けてある。
上記構成により、y軸位置決め用シリンダ145を適宜
に操作することにより、当接検知装置153を備えたスト
ッパ部材141を一定のストロークをもって上昇させる。
板材Wの端部が当接検知装置153における当接検出部材1
61に当接することにより、当接検出部材161がスプリン
グ163に抗してピン159を中心として揺動する。したがっ
て、当接検出部材161と接触子165との当接状態が解かれ
て、当接検知装置153により板材Wの当接が検出される
と共に、クランプ装置27に板材Wを把持するための信号
が送られるものである。
第6図を参照するに、ワークテーブル3上に搬入され
た板材Wをx軸方向、y軸方向へ移動位置決めする際
に、板材Wを上昇させるため、ワークテーブル3の後部
の適宜位置には前後方向へ延伸した第1板材押上げ装置
167が設けてある。
より詳細には、第10図,第11図を参照するに、前記フ
レーム15の一部を構成する支持部材169には、前後方向
(第10図において左右方向、第11図において紙面に向っ
て表裏方向)へ延伸したシリンダブラケット171が設け
てあり、このシリンダブラケット171の前側と後側の適
宜位置には押上げ用シリンダ173が設けてある。押上げ
用シリンダ173から上方へ突出自在のピストンロッド175
の先端部には前後方向へ延伸した第1押上げ部材177が
設けてある。
上記構成により、押上げ用シリンダ173を適宜に操作
することによって、第1板材押上げ装置167上に位置し
た板材Wは一定のストロークをもって押上げられるもの
である。
再び第6図を参照するに、ワークテーブル3上の適宜
位置には、所定位置に位置決めされた板材Wを一時的に
保持するための板材保持装置179と、所定位置に位置決
めされた板材Wの端部付近を押上げるための第2板材押
上げ装置181が近接して設けてある。
より詳細には、第12図を参照するに、前記フレーム15
の一部を構成する支持プレート183には、支持部材185を
介して筒状のガイド187が設けてある。このガイド187に
上下動自在に設けた保持部材189の左側上部(第12図に
おいて左側上部)には、板材Wを保持するための磁石19
1が取付けてある。保持部材189を上下動させるため、ガ
イド187に取付けたシリンダブラケット195には保持用シ
リンダ(2位置用)197が設けてあると共に、この保持
用シリンダ197から上方へ突出自在のピストンロッド199
は連結ピン201を介して保持部材189に取付けてある。
なお、上記保持用シリンダ197を適宜に操作すること
により、ピストンロッド199を介して保持部材189がポイ
ントP1,P2まで上昇する。また、連結ピン201を上下に案
内するため、ガイド187の適宜位置には長孔203が形成さ
れている。
また、第13図を参照するに、前記フレーム15の一部を
構成する支持プレート205には、シリンダブラケット207
を介して第2板材押上げ装置181における押上げ用シリ
ンダ209が設けてあり、この押上げ用シリンダ209には上
方へ突出自在な押上げロッド211が設けてある。
前述の実施例の構成に基づき、作用について説明す
る。
まず、プッシャー(図示せず)を適宜に操作すること
により、板材折曲げ加工機1の搬入側の板材Wをワーク
テーブル3上に搬入させる。
次に、x軸位置決め用シリンダ、y軸位置決め用シリ
ンダ145を適宜に操作して、ストッパ部材131,141を上昇
させると共に、第1押上げ用シリンダ173を適宜に操作
して押上げ部材177を上昇させる。押上げ部材177の上昇
によって板材Wも上昇される。
y軸用モータ、x軸用モータ57,回動用モータ65の適
宜に操作してプッシャー装置115を所定の位置まで移動
させると共に、上下用シリンダ99を適宜に操作してプッ
シャー装置115を所定位置まで下降させる。y軸用モー
タを適宜に操作して、ローラ123と板材Wの端部との当
接状態を保ちながらプッシャー装置115をy軸方向へ移
動させて板材Wをストッパ部材131に当接させる。これ
によって板材Wのy軸方向の位置決めは終了する。
位置決め用プッシャー(図示せず)を適宜に操作する
ことにより、y軸方向へ位置決めされた板材Wをストッ
パ部材141に当接される。そして、板材Wの端部(本実
施例においては短辺端部)がストッパ部材141に設けた
当接検出部材161に当接すると同時に、クランプ装置27
が適宜に作動して板材Wの長辺端部を把持する。なお、
クランプ装置27が板材Wを把持したときには、クランプ
ベース91と板材Wの中心部はほぼ一致した状態にある。
板材Wをx軸、y軸方向へ位置決めした後に、x軸位
置決め用シリンダ、y軸位置決め用シリンダ145を適宜
に操作して、ストッパ部材131,141を下降させると共
に、第1押上げ用シリンダ173を適宜に操作して押上げ
部材177を下降させる。
板材Wを把持したクランプ装置27を折曲げ加工回避位
置まで移動させた後、回動用モータ65を適宜に操作し
て、c軸キャレンジ25、クランプ装置27を90゜回動させ
る。y軸用モータを適宜に操作して、クランプ装置27を
折曲げ加工位置まで移動させる。そして、板材折曲げ加
工機1を適宜に操作することによって、板材Wの短辺端
部の折曲げ加工が行われる。
板材Wの他の短辺端部の折曲げを行うために、y軸モ
ータを適宜に操作してクランプ装置27を折曲げ回避位置
まで移動させた後、回動用モータ65を適宜に操作してク
ランプ装置27を180゜回動させる。そして、y軸用モー
タを適宜に操作してクランプ装置27を折曲げ加工位置ま
で移動せた後、板材折曲げ加工機1を適宜に操作して板
材Wの他の短辺端部の折曲げを行う。
板材Wの長辺端部の折曲げを行うためにy軸用モータ
を適宜に操作してクランプ装置27を折曲げ回避位置まで
移動させた後、回動用モータ65を適宜に操作してクラン
プ装置27を90゜回動させる。そして、y軸用モータを適
宜に操作してクランプ装置27を折曲げ加工位置まで移動
させた後、板材折曲げ加工機1を適宜に操作して板材W
の長辺端部の折曲げを行う。
板材Wの他の長辺端部,換言すればクランプ装置27が
把持している板材Wの把持端部の折曲げを行う場合につ
いて説明する。
まず、保持用シリンダ197を適宜に操作して保持部材1
89をポイントP1まで上昇させた後、x軸用モータ57、y
軸用モータ,回動用モータ65を適宜に操作してクランプ
装置27を適宜位置まで移動させて、板材Wの把持端部以
外の端部を磁石191に当接保持させる。そしてクランプ
装置27を適宜に操作して板材Wの把持状態を解除した
後、x軸用モータ57,y軸用モータ,回動用モータ65を適
宜に操作して、板材Wの当接保持端部を把持する位置ま
でクランプ装置27を移動させる。
次に、保持用シリンダ197と押上げ用シリンダ207を適
宜に操作して、一体的に保持部材189と押上げロッド211
を上昇させたる。このとき保持部材189はポイントP2
位置しており、板材Wの下面とワークテーブル3の上面
との間には、下部ジョー113が入り込むだけの隙間が生
じている。そして、クランプ装置27を適宜に操作して板
材Wの当接保持端部を把持する。
板材Wの当接保持端部を把持した後は、保持用シリン
ダ197及押上げ用シリンダ209を適宜に操作して保持部材
189と押上げロッド211を下降させる。そして、x軸用モ
ータ57,y軸用モータ、回動用モータ65を適宜に操作して
クランプ装置27を折曲げ下降位置まで移動させた後に、
板材折曲げ加工機1を適宜に操作することによって板材
Wの他の長辺端部の折曲げが行われる。
以上の構成において、本実施例によれば、c軸キャレ
ッジ25を適宜に操作してクランプ装置27を回動させるこ
とができるので、同一板材Wの他の箇所を折曲げ加工す
る場合、折曲げ加工箇所が変わるたびにクランプ装置27
の把持を解除すると共に、他の所定の箇所を把持しなけ
ればならないという煩しさから開放されるものである。
また、クランプ装置27を所定の回動位置に位置決めす
るために位置決めアーム71を設けているため、位置決め
装置69が全体として比較的軽量ですみ、位置決め精度を
高めることができるものである。
更に、ワークテーブル3に板材保持装置179、第2板
材押上げ装置181を設けたことにより、フリーベアリン
グ128の中心がワークテーブル3の上面よりも下に位置
してあっても、板材Wの端部付近を適宜に上昇させると
共にクランプ装置27を適宜に操作するとにより、板材W
の端部を把持することができるものである。また、第1
板材押上げ装置167を適宜に操作することにより、板材
Wを上昇させて、板材Wの端部を容易に把持することが
できるものである。
なお、本発明は前述の実施例の説明に限るものではな
く、適宜に変更を行うことによりその他種々の態様で実
施可能である。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、板圧加工機(1)へ供給される板材
(W)を支持するワークテーブル(3)の上面に、上記
板材(W)を移動自在に支持する多数のフリーベアリン
グ(128)を設けてなるテーブル装置において、前記ワ
ークテーブル(3)上の所定位置に位置決めされた板材
(W)の端部を保持して所定高さに持上げ自在の保持部
材(189)を、前記ワークテーブル(3)の上面に対し
て出没可能に設けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本発明においては、ワ
ークテーブル3上に設けた多数のフリーベアリング128
に支持されている板材Wの端部を保持して所定高さに持
上げ自在の保持部材189がワークテーブル3の上面に対
して出没可能に設けてあるから、ワークテーブル3の上
面からのフリーベアリング128の突出高さが低く、ワー
クテーブル3の上面と板材Wとの間の間隔が小さい場合
であっても、前記保持部材189でもって板材Wの端部を
持上げた状態に保持してクランプ装置における下部ジョ
ーを板材Wの下側に挿入でき、板材Wのクランプを容易
に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本実施例
に係る板材供給装置の斜視図である。第2図は第1図に
おける矢印II部分の図である。第3図は第2図における
III−IIIに沿った図である。第4図は第3図における矢
印IV部分の図である。第5図は第3図におけるV−V線
に沿った図である。第6図はワークテーブルの拡大図で
ある。第7図はx軸用位置決め装置の拡大図である。第
8図は第7図におけるVIII−VIII線に沿った図である。
第9図は第8図におけるIX−IX線に沿った図である。第
10図は第1板材押上げ装置の拡大図である。第11図は第
10図におけるXI−XI線に沿った図である。第12図は板材
保持装置の拡大図である。第13図は第2板材押上げ装置
の拡大図である。 1……板材折曲げ加工機、3……ワークテーブル、179
……板材保持装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材加工機(1)へ供給される板材(W)
    を支持するワークテーブル(3)の上面に、上記板材
    (W)を移動自在に支持する多数のフリーベアリング
    (128)を設けてなるテーブル装置において、前記ワー
    クテーブル(3)上の所定位置に位置決めされた板材
    (W)の端部を保持して所定高さに持上げ自在の保持部
    材(189)を、前記ワークテーブル(3)の上面に対し
    て出没可能に設けてなることを特徴とする板材加工機に
    おけるテーブル装置。
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