JPH0742590Y2 - 板材加工機におけるクランプ支持装置 - Google Patents

板材加工機におけるクランプ支持装置

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JPH0742590Y2
JPH0742590Y2 JP12509889U JP12509889U JPH0742590Y2 JP H0742590 Y2 JPH0742590 Y2 JP H0742590Y2 JP 12509889 U JP12509889 U JP 12509889U JP 12509889 U JP12509889 U JP 12509889U JP H0742590 Y2 JPH0742590 Y2 JP H0742590Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は例えば板材搬入搬出装置を備えた板材加工機の
クランプ支持装置に関する。
(従来の技術) 従来の板材加工機におけるワーククランプ支持装置とし
ては、板材加工機の前側に配置したワークテーブルの上
方位置に前後に対向した2本の案内ガイドが床面からの
支柱を介して板材加工機の搬入側から搬出側にまで延伸
して設けられ、その上に左右方向へ移動自在な移動体が
走行し、該移動体に板材把持装置が上下および前後方向
に移動自在に設けられたクランプ装置である。これを説
明の都合上天井走行クレーン型クランプ支持装置と称
す。
また、別のワーククランプ支持装置としては、板材折曲
げ加工機の前側に配置したワークテーブルの左右端に床
面からワークテーブルの上方へ達する一対又は複数対の
門柱を立て、更にその上方に上部ビームを左右に渡し
て、門型フレームを形成し、上記上部ビームの中央に前
後方向ビームを渡す。該前後方向ビームに前後方向に移
動自在の移動体をけん垂させ、更に該けん垂体に板材把
持装置が上下自在に設けられたクランプ装置である。こ
のクランプ装置は前面から見ると門型をしているので門
型クランプ支持装置と称す。
さらに、他のワーククランプ支持装置としては、板材加
工機の前側に板材を支持するためワークテーブルを設
け、このテーブルと板材加工機の間にテーブル上に板材
を搬入すると共にテーブル上の加工された板材を搬出す
るための左右方向へ移動自在な板材搬入搬出装置を配置
した板材加工機に於て、ワークテーブルの下に前後に移
動自在な左右サポートブラケットを設け、該サポートブ
ラケット上に載せた底部ビームの中央に垂直にワークテ
ーブルの上方へ達するように主柱を建て、該主柱の上下
にそれぞれ上部アーム部材及び下部アーム部材を後方へ
延伸して設け、その先端にそれぞれ把持装置が設けられ
たクランプ装置である。そのクランプ装置は側面から見
るとC型をしているのでC型クランプ支持装置と称す。
(考案が解決しようとする課題) 従来の天井走行クレーン型クランプ支持装置において
は、ワークテーブルの上方位置に左右方向へ延伸した案
内ガイドを設けて構成されているため、組立が厄介であ
るという問題点があった。更に板材の搬入、搬出のたび
にクランプ装置を移動させているために、板材の搬入、
搬出の操作が煩雑であり作業効率が低下するという問題
点があった。
また、門型クランプ支持装置は左右に支柱があるので板
材の搬入搬出は、ワークテーブルの前側からだけしか搬
入出出来ないと云う問題点と、ワークテーブル上の板材
を前方へ搬出しない限り、次に加工する板材を前方より
搬入出来ないと云う問題点があった。
さらに、C型クランプ支持装置は、板材搬入搬出装置が
板材加工機とワークテーブルの間にあるので、クランプ
装置とは別個に動けるため、加工前の板材を搬入しなが
ら加工後の板材を搬出することが出来て能率的である。
しかし、板材の搬入、搬出は左右方向のみで、ワークテ
ーブルの前側から搬入した方が好都合の形状や加工位置
をもった板材でも主柱があるために搬入出来ないと云う
問題点があった。
そこで、本考案は上記の問題点を解決すべく、板材搬入
搬出装置の組立、板材の搬入搬出が比較的容易に能率的
に行い得て、しかも板材をワークテーブルの右又は左方
向からだけでなく、前方からも搬入可能な板材加工機の
クランプ装置を支持する板材加工機におけるクランプ支
持装置を提供するのを目的とするものである。
〔考案の構成〕 (課題を解決するための手段) 板材加工機の前側に板材を支持するためのテーブルを設
け、このテーブルと上記板材加工機の間に、テーブル上
に板材を搬入すると共にテーブル上の加工された板材を
搬出するための左右方向へ移動自在な板材搬入搬出装置
を配置した板材加工機に於て、前記テーブルの上下で板
材を把持して前後に移動自在なクランプ装置を支持する
フレームが前記テーブル下で前後方向に移動自在な左右
のサポートブラケット上にそれぞれコラムを前記テーブ
ル面上に突出すべく設け、このコラムそれぞれの後部上
下から後方に、上部アーム部材と下部アーム部材を三角
状に突き出し、頂点部に板材を把持するクランプ装置を
支持するように板材加工機におけるクランプ支持装置を
構成した。
(作用) 前記構成において、板材搬入搬出装置が板材加工機の搬
入側、例えば板材加工機の右側の板材を保持して、板材
加工機とテーブルの間を左右方向へ移動する。板材搬入
搬出装置が所望の位置まで移動した後に、板材搬入搬出
装置を適宜に操作することにより、板材がテーブル上に
搬入される。
一方板材の形状によってはテーブルの前方より別の搬入
装置によってテーブル上に板材を搬入出来る。
テーブル上に搬入された板材はクランプ支持装置のクラ
ンプ装置により把持され更に板材を把持したクランプ装
置が板材加工装置まで移動した後、板材加工機を適宜に
操作することにより板材の加工が行われる。
板材の加工が終ると、板材搬入搬出装置がテーブル上の
加工された板材を左右方向へ押して搬出用のコンベアの
方へ搬出する。板材搬入搬出装置は板材加工機の左側ま
で移動した後に、適宜に操作することにより右方へ移動
し次のサイクルに備える。
(実施例) 第1図は本考案のクランプ支持装置を有する板材折曲げ
加工機システムの平面図である。説明の都合上、板材折
曲げ加工機1を中心として手前方向を前方(図に於て下
方)、その反対方向を後方(図に於て上方)、右方向を
右方、左方向を左方、床方向を下方(紙面に向って裏方
向)、天井方向を上方(紙面に向って表方向)とする。
第2図は第1図における正面図であり、第3図は第1図
における右側面図である。
これらの図に於て、板材折曲げ加工機1の前側にはワー
クテーブル3が設置してある。
このワークテーブル3の右側、換言すれば、板材折曲げ
加工機1の第1の搬入側には搬入テーブル5が配置して
あり、ワークテーブル3の左側、換言すれば板材折曲げ
加工機1の搬出側には、加工された板材Wを次行程へ送
るため例えばベルトコンベア7が配置してある。
上記板材折曲げ加工機1は、固定フレーム9の上方位置
に昇降フレーム11を上下方向へ揺動自在に備えてなるも
のである。上記固定フレーム9には左右方向に延伸した
下盤13が設けてあり、昇降フレーム11には下盤13に対向
して左右方向へ延伸した上盤15が設けてある。
上記構成により、昇降フレーム11が上下方向へ揺動する
ことによって、上盤15と下盤13との協働によって板材W
が挟圧固定されたり、挟圧固定状態が解放されたりす
る。
上記上盤15と塩田盤13によって挟圧固定された板材Wの
突出部を下方向或は上方向へ折曲げるため、上曲げ型1
7、下曲げ型19を備えた曲げ型フレーム21が上下方向へ
揺動自在に設けてある。
上記板材折曲げ加工機1の前側に配置したワークテーブ
ル3は、第1図に示すように板材折曲げ加工機1の近傍
にまで延伸した左右のワークテーブル3a,3bとからなっ
ている。より詳細には上記ワークテーブル3a,3bは、板
材折曲げ加工機1における固定フレーム9にまで延伸し
て設けた下部フレーム23に支柱25,27を介して設けてあ
る。なお板材Wをパスラインに支持するため、ワークテ
ーブル3にはフリーベアリング29が装着してある。
上記ワークテーブル3上には、板材Wを把持するための
クランプ装置31を備えた変型C型フレーム33が前後方向
へ移動自在に設けてある。
より詳細には変型C型フレーム33は、左右方向へ延伸し
た下部ビーム35と上部ビーム37を左右のコラム39a,39b
で連結して矩型フレーム41を形成し、更に上下部のビー
ム35,37からはそれぞれ左右から下部アーム部材43(左
と右で43a,43b)及び上部アーム部材45(左と右で45a,4
5b)を後方へ先細り三角形状に延伸させ、各々の先端に
はクランプ装置31が取付けられる。なお矩形フレーム41
の下部左右には走行部47を具備したサポートブラケット
49a,49bが左右に対向して後方に延伸するように取付け
られ、更に後部下部ビーム51が左右のサポートブラケッ
ト49a,49bの後端を連結して変型C型フレーム33を構成
している。
前記下部フレーム23上の前記走行部47の下方位置には、
前後方向へ延伸したガイド53が左右に対向して設けられ
ると共に上記ガイド53に案内されて走行部47が跨乗す
る。
下部フレーム23の適宜位置に設けたベアルング55には、
回転自在なボールねじ57が支承されており、このボール
ねじ57に螺合したナット部材59が後部下部ビーム51の下
面に埋設されている。
上記ボールねじ57は、下部フレーム23に装着したモータ
61の回転軸に駆動プーリ63、従動プーリ65、ベルト67を
介して連動連結してある。なおクランプ装置31の前後方
向の位置を検出するため、上記モータ61にはクランプ用
エンコーダ(図示せず)が設けてある。
上記構成により、モータ61を適宜操作することによっ
て、変型C型フレーム33が前後方向へ移動する。従って
板材Wを把持するクランプ装置31はワークテーブル3a,3
bとの間を前後方向へ、換言すれば板材加工位置と板材
加工回避位置との間、更には板材Wをワークテーブル3
の前方位置から搬入する場合は、第2板材搬入位置Yと
の間まで移動することが可能となる。尚この時変型C型
フレーム33のコラム39a,39bも、前後方向に移動するの
で、ワークテーブル3a,3bの前半部分には切欠き3c,3dが
設けてある。
クランプ装置31は、後方に延伸した上側把持部69と下側
把持部71とを上下に対向して設けてあり、上側把持部69
における上側押圧部材73と、下側把持部71における下側
押圧部材75とによって板材Wを把持するものである。な
お上側押圧部材73、下側押圧部材75には、例えばウレタ
ゴムのごときパッドが取付けられていて板材Wを傷つけ
ずに確実に把持すると共に、板材Wをワークテーブル3
上で少し浮かせて回転したり、前後に移動させるため
に、下側押圧部材75は、下側把持部71に対して、ベアリ
ングなどにより回転自在で、かつ下側把持部71は下部ア
ーム部材43に対して上下に摺動自在に支持されていて、
流体圧シリンダ77などにより上下自在に動けるので、上
側押圧部材73の動きに追従したり離れたりして動けるよ
うに構成されている。
一方上側把持部69も上部アーム部材45に対して上下に摺
動自在に支持され、例えば上部アーム部材45の上部に固
定したシリンダブラケット79に軸支されたトラニオン型
の油圧シリンダ81のピストンロッド83の先端に支持され
て上下に動けるように構成されている。なお流体圧シリ
ンダ77は油圧又は空気圧シリンダで、例えば油圧シリン
ダ81より小型にするか、減圧弁などにより低圧で作動さ
せると、板材Wを適宜の押圧力で把持したまま下側押圧
部材75を上側押圧部材73の上下動に追従させるのに好都
合である。
このような構成のため、油圧シリンダ81を適宜に操作す
ることにより、上側押圧部材73の下面を例えばパスライ
ン位置、パスラインより高い位置に調節することが出来
る。また下側押圧部材75も流体圧シリンダ77を適宜に操
作することにより、上側押圧部材73に追従させたり、パ
スラインより低い位置に調節することが出来る。
上記上側押圧部材73は、第1図において、下方にスプロ
ケット85を装着した回動モータ86が装備されると共に、
前記上側押圧部材73の上部に取付けられたスプロケット
87と前記モータ側のスプロケット85との間は、上側把持
部69内に収納されたチェーン89により連結されている。
従って上側押圧部材73と下側押圧部材75に把持された板
材Wを任意の角度に回転することが出来、所要の折曲げ
部を板材折曲げ加工機1の方へ向けることが出来る。な
お上記の微妙な回転操作を行わせるため、回動モ−タ83
には減速機構、ブレ−キ、回転用エンコーダなど(図示
せず)が設けられている。以上前記の変形C型フレーム
33を含めた一連の装置でマニプレータを構成する。
次に板材Wを搬入テーブル5上の第1板材搬入位置Xか
らワークテーブル3上まで搬入したり、加工が終わった
板材Wをベルトコンベア7の方へ搬出したりする板材搬
入搬出装置129の構成と作動について説明する。
板材折曲げ加工機1の右側には、サイドブラケット91が
設けてあり、該サイドブラケット91の前側および板材折
曲げ加工機1における前記固定フレーム9の前側には、
レール支持部材93がサイドブラケット91の右端部から板
材折曲げ加工機1の左端部に亘って左右方向へ延伸して
設けてある。
上記レール支持部材93には、左右方向へ延伸した2本の
レール95が上下に設けてあり、搬入スライダ97及び搬出
スライダ99がレール95に案内されて左右方向へ移動自在
に設けてある。ここで、上記搬出スライダ99に設けたシ
リンダ101の右側の出入自在のピストンロッド103は、搬
入スライダ97の左端部に連結してあるので、搬出スライ
ダ99と搬入スライダ97との左右間隔は自在に調節出来
る。
搬入スライダ97、搬出スライダ99を左右方向へ移動させ
るため、上記レール支持部材93には、第2図に示すよう
に左右方向に延伸したピニオン溝105が形成されてお
り、このピニオン溝105の上側には左右方向へ延伸した
ラック部材107が設けてある。このラック部材107に噛合
すべく、ピニオン109が搬入スライダ97の適宜な位置に
回転自在に支承されている。上記ピニオン109は、搬入
スライダ97に装着した搬入搬出用モータ111の回転軸に
駆動プーリ113、従動プーリ115、ベルト117を介して連
動連結してある。なお搬入スライダ97の位置を検出する
ため、上記搬入搬出用モータ111にはエンコーダ(図示
せず)が設けてある。
上記構成により、搬入搬出用モータ111を適宜に操作す
るこによって、搬入スライダ97、搬出スライダ99は板材
折曲げ加工機1の搬入側と搬出側との間を移動するもの
である。
板材Wを把持して板材折曲げ加工機1の搬入側からワー
クテーブル3上まで移動させるため、搬入スライダ97に
設けたクランプベース119の両端部には、クランプ装置1
21が設けてある。
板材Wの位置決めを行うために、前記レール支持部材93
の適宜な位置には位置決めピン123が設けてあり、前記
搬入テーブル5の適宜な位置には基準ピン125が設けて
ある、なお上記位置決めピン123は、シリンダ127を介し
て上下動自在に設けてある。
上記構成により、右方から運ばれて来た搬入テーブル5
上の板材Wは、第1プッシャ(図示せず)により後方の
第1板材搬入位置Xまで押出されて、位置決めピン12
3、基準ピン125に当接位置決めされると同時に、クラン
プ装置121により板材Wの端部が把持される。このとき
搬入搬出エンコーダを設けているため、搬入スライダ97
の左右方向への移動を制御してクランプベース119の中
心と板材Wの中心とを一致させて板材Wを把持するもの
である。
従ってクランプ装置121により把持された板材Wは、搬
入スライダ97を左方向へ移動することにより、板材Wは
搬入側からワークテーブル3上の板材中央位置Mまで移
動することが可能となる。なおこの位置決めピン123は
上下動自在であるので、クランプ装置121との干渉は起
らない。
一方、本実施例の板材折曲げ加工機1は変形C型フレー
ム33を使用しているので、板材Wは搬入テーブル5の右
方から搬入されるだけでなく、ワークテーブル3の前方
からも搬入することが出来る。この場合も板材Wは第2
プッシャ(図示せず)により後方の第2板材搬入位置Y
まで押出されて、ワークテーブル3の下部に設置されて
シリンダなどで上面へ出没自在に設けられた位置決めピ
ンや基準ピン(図示せず)に当接位置決めされる。更に
板材Wは変形C型フレーム33に設置されたクランプ装置
31に把持されて板材折曲げ加工機1の前の板材中央位置
Mまで移動することが可能となる。このときモータ61に
はエンコーダが装備されているので、前後方向の移動を
正確に制御することが出来る。
第1板材搬入位置X又は第2板材搬入位置からワークテ
ーブル3上の板材中央位置Mまで搬入された板材Wは、
クランプ装置31の上側押圧部材73と下側押圧部材75に把
持され、そのまま板材折曲げ加工機1の加工位置まで移
動される。しかし板材Wの折曲げ加工位置によっては、
クランプ装置31によって把持された板材Wは、板材の撓
みも考慮して、ワークテーブル3上のパスラインよりや
や持上げてから適宜の位置までモータ61により前進す
る。次に板材Wはエンコーダ付回動モータ83により所要
折曲げ位置を板材折曲げ加工機1へ向けるように回動さ
せた後、再びモータ61を適宜操作して板材折曲げ加工機
1の加工位置まで移動されると共に、油圧シリンダ81と
流体圧シリンダ77の操作によりワークテーブル3のパス
ラインまで下降される。
板材折曲げ加工機1によって加工された板材Wをワーク
テーブル3上から板材折曲げ加工機1の搬出側へ押出す
ため、前記搬出スライダ99には板材搬入搬出装置129に
おける板材搬出装置131が設けてある。
より詳細には、搬出スライダ99には搬出ベース133が設
けてあり、この搬出ベース133に設けた支持部材135に
は、押出しアーム137が回動自在に支承されている。上
記押出しアーム137を回動させるために、搬出ベース133
には回動用シリンダ139とそのピストンロッド141に押し
引きされて支持部材135に支承された回動軸を回すねじ
りカム機構143が設けられている。
上記構成により、回動用シリンダ139を適宜に操作する
ことによって、押出しアーム137を下向き垂直位置から
前方水平位置まで回動させたり、その逆に回動させるこ
とが出来る。従って搬出スライダ99が板材折曲げ加工機
1の前側を移動する時には、押出しアーム137を水平位
置に保つことにより、ワークテーブル3上の加工された
板材Wを搬出側に押出すことが出来る。
なお上記板材搬出装置131におけるねじりカム機構の代
りにモータを設けて押出しアーム137を回動させても差
し支えない。
なお、第1図、第2図に於て、板材折曲げ加工機1の後
方右側に示す大きな函は油圧ユニットを主体とする制御
函145で、予め作業行程指令をインプットしたり、前述
の種々のエンコーダからの信号を受けて油圧シリンダ、
空気圧シリンダ、電気モータなどを制御するために設け
てあり、各部の動作を表示、記録するための多数の指示
計なども含まれている。
前述の本実施例の構成に基づいて、本板材折曲げ加工機
システム全体の作用について説明する。
搬入テーブル5上の板材Wを位置決めすると共に、クラ
ンプ装置121で板材Wの端部(本実施例に於ては直辺長
部)を把持する。
次に押出しアーム137を垂直状態に保ったまま、搬入搬
出モータ111を適宜に操作して、押出しアーム137が搬入
テーブル5の左端部を越える位置まで、搬入スライダ9
7、搬出スライダ99を左方向へ移動させる。そして回動
用シリンダ139を適宜に操作して、水平状態になるまで
押出しアーム137を回動させる。
エンコーダ付の搬入搬出用モータ111を適宜に操作し
て、クランプ装置121により把持した板材Wの中心がワ
ークテーブル3a,3bとの間に位置するまで搬入スライダ9
7、搬出スライダ99を左方向へ移動させる。この時板材
折曲げ加工機1によって既に加工された板材Wが、押出
しアーム137により搬出側のベルトコンベア7に押出さ
れると同時に、クランプ装置121により把持された板材
Wが板材折曲げ加工機1の前の板材中央位置Mまで搬入
される。
一方、板材Wは形状と加工場所によっては、変形C型フ
レーム33の矩形フレーム41の前方からもワークテーブル
3上に搬入出来る。搬入された板材Wは第2プッシャ
(図示せず)により後方の第2板材搬入位置Yまで押出
される。この第2板材搬入位置Yは、例えばワークテー
ブル3の下から面上へ出没自在の位置決めピン、基準ピ
ン(図示せず)に当接させて規制させる。
次に右方向から板材中央位置Mまで搬入された板材W、
又は前方から第2板材搬入位置Yまで搬入された板材W
は、マニプレータのクランプ装置31に把持されてそのま
ま後退して板材折曲げ加工機1の加工位置まで搬入され
る。しかし板材Wの折曲げ予定位置が板材折曲げ加工機
1の方へ向いていない場合は、回動モータ83を適宜操作
して上側押圧部材71と下側押圧部材75で板材Wを把持し
たまま加工予定位置を、板材折曲げ加工機1の方向へ向
けてから加工位置まで後退搬入される。また板材Wの形
状や、クランプ装置31の位置によって板材Wが板材折曲
げ加工機1に干渉する場合は、モータ61を適宜に操作し
てクランプ装置31を前進させてから回動操作を行う。な
お板材Wを回動させたり前後進させる時は、撓みによっ
てワークテーブル3に接触しないように、油圧シリンダ
81を適宜に操作して板材Wをパスラインよりやや持上げ
て行う。
加工後の板材Wを再び板材中央位置Mまで前進させた後
クランプ装置31を解除すると、右方から水平位置に回動
された押出しアーム137が動いて来て、板材Wはベルト
コンベア7の方へ搬出される。この時板材Wの搬入経路
が右方からであれば、予めシリンダ101により搬入スラ
イダ97と搬出スライダ99の間隔が調整されているので、
次に加工される板材Wが既にクランプ装置21に把持され
て板材中央位置Mまで運ばれている。従って押出しアー
ム137は右方へ戻る時に次に加工される板材Wと干渉し
ないように、左側ワークテーブル3aとベルトコンベア7
間の隙間で下方垂直位置まで回動される。この時マニプ
レータのクランプ装置31は板材中央位置Mの中心位置に
あって次の作業サイクルに備えている。
一方、板材Wが前方から搬入される場合も、押出しアー
ム137が加工後の板材Wをベルトコンベア7上へ搬出し
た時には、次に加工される板材Wは第2板材搬入位置Y
にあるか、該位置に搬入されつつあるので、やはり押出
しアーム137は干渉の恐れがあるため左側ワークテーブ
ル3aとベルトコンベア7間の隙間で水平位置から垂直位
置へ回動される。この間にマニプレータのクランプ装置
31は第1図の図示位置、即ち第2板材搬入位置Yの中心
まで前進して次の作業サイクルに備える。
なお、本考案は前述の実施例のみに限ることなく、適宜
の変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るも
のである。
〔考案の効果〕
以上のごとき実施例の説明により理解されるように、本
考案によれば、天井走行クレーン型クランプ装置のよう
に、板材の搬入、回転、加工機への挿入、取出し、搬出
の操作を、ワークテーブルの上方を走行する一つのクラ
ンプ装置で行わないで、板材搬入搬出装置をワークテー
ブルと板材折曲げ加工機との間に、マニプレータのクラ
ンプ装置とは別に配置したことにより、板材搬入搬出装
置の組立が容易になる上に、板材の移動、回転操作のた
めの板材搬入搬出装置やクランプ支持装置のクランプ装
置の移動に無駄がなく、作業能率向上に効果がある。
また門型クランプ装置のように、ワークテーブルの左右
に立てた門柱がじゃまになり、板材の搬入、搬出が前方
からだけとなってクランプ装置の往復移動距離が長くな
るようなことがないので、作業能率の向上に効果があ
る。
更にC型クランプ装置のように中央に主柱がないので、
板材をワークテーブルの前からも搬入出来るから、板材
の形状や折曲げ位置によって搬入のライン構成を自由に
選択出来る上に、クランプ支持装置のクランプ装置の前
後方向の移動距離も短くなり、作業能率が格段に向上す
ると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクランプ支持装置を有する板材加工機
システムの平面図、第2図は第1図における正面図、第
3図は第1図における右側面図である。 W……板材 X……第1板材搬入位置 Y……第2板材搬入位置 M……板材中央位置 1……板材折曲げ加工機 3……ワークテーブル 5……搬入テーブル 7……ベルトコンベア 31……クランプ装置 33……変形C型フレーム 43……下部アーム部材 45……上部アーム部材 97……搬入スライダ 99……搬入スライダ 121……クランプ装置 137……押出しアーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材加工機の前側に板材を支持するための
    テーブルを設け、このテーブルと前記板材加工機の間
    に、テーブル上に板材を搬入すると共にテーブル上の加
    工された板材を搬出するための左右方向へ移動自在な板
    材搬入搬出装置を配置した板材加工機に於て、前記テー
    ブルの上下で板材を把持して前後に移動自在なクランプ
    装置を支持するフレームが、前記テーブル下で前後方向
    に移動自在な左右のサポートブラケット上にそれぞれコ
    ラムを前記テーブル面上に突出すべく設け、このコラム
    それぞれの後部上下から後方に、上部アーム部材と下部
    アーム部材を三角状に突き出し、頂点部に前記クランプ
    装置を支持するようにしたことを特徴とする板材加工機
    におけるクランプ支持装置。
JP12509889U 1989-10-27 1989-10-27 板材加工機におけるクランプ支持装置 Expired - Lifetime JPH0742590Y2 (ja)

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