JPH0742591Y2 - 板材加工機における板材クランプ装置 - Google Patents

板材加工機における板材クランプ装置

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JPH0742591Y2
JPH0742591Y2 JP13794189U JP13794189U JPH0742591Y2 JP H0742591 Y2 JPH0742591 Y2 JP H0742591Y2 JP 13794189 U JP13794189 U JP 13794189U JP 13794189 U JP13794189 U JP 13794189U JP H0742591 Y2 JPH0742591 Y2 JP H0742591Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は例えば板材搬入搬出装置を備えた板材加工機
において、テーブルの上下で板材を把持して回転させる
板材クランプ装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、板材加工機における板材クランプ装置は、板材ク
ランプ装置の下側ターンテーブルに回転駆動装置が設け
られていた。そして、上下のターンテーブルでターンテ
ーブル上の板材を把持し、板材加工機に板材の加工面が
向くよう回転させて、折曲げ加工が施されていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の板材クランプ装置としては、
板材を把持して回転させるための回転駆動装置が、クラ
ンプ装置の下側ターンテーブルに設けられていた。この
ため、例えばビニールコーティングされた板材を取扱う
場合は、ビニールコーティングは板材の下面に施されて
いるので、下側ターンテーブルから上側ターンテーブル
に回転力が伝達される際、滑ったり、コーティング面が
剥れたりする問題があった。
そこで、上述した問題を防ぐために、低速で回転させて
板材の位置設定がなされていた。
この考案の目的は、上記問題点を改善するため、板材ク
ランプ装置の上側ターンテーブルを回転させることによ
り、例えば板材の下面に取付けたコーティング材の剥
れ、あるいは滑り等を防ぎ、高速回転を可能とし生産性
の向上を図った板材加工機における板材クランプ装置を
提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、板材加工機の
前側に板材を支持するためのテーブルを設け、このテー
ブルと前記板材加工機の間に、テーブル上に板材を搬入
すると共にテーブル上の加工された板材を搬出するため
の左右方向へ移動自在な板材搬入搬出装置を配置した板
材加工機において、前記テーブル上に載置された板材を
上下で把持して回転させるマニピュレータに備えた板材
クランプ装置の上側ターンテーブルに回転駆動装置を設
けて板材加工機における板材クランプ装置を構成した。
(作用) この考案の板材加工機における板材クランプ装置を採用
することにより、板材加工機の前側に設けたテーブルに
板材クランプ装置を備えたマニピュレータを設け、板材
クランプ装置により板材を把持し回転させて、所定の加
工部位に板材の面を設定する。
前記板材クランプ装置にて板材を回転させる手段とし
て、回転駆動装置は上側ターンテーブルに設けてあり、
回転伝達力は上側ターンテーブルより板材を介して下側
ターンテーブルに伝達される。
このため、例えばビニールコーティング材を取扱う際に
は、滑り、剥れ等を考慮することなく高速回転が可能と
なる。
(実施例) 第4図は本考案の板材クランプ装置を有する板材折曲げ
加工機システムの平面図である。説明の都合上、板材折
曲げ加工機1を中心として手前方向を前方(図に於て下
方)、その反対方向を後方(図に於て上方)、右方向を
右方、左方向を左方、床方向を下方(紙面に向って裏方
向)、天井方向を上方(紙面に向って表方向)とする。
第5図は第4図における正面図であり、第6図は第4図
における右側面図である。
これらの図に於て、板材折曲げ加工機1の前側にはワー
クテーブル3が設置してある。
このワークテーブル3の右側、換言すれば、板材折曲げ
加工機1の第1の搬入側には搬入テーブル5が配置して
あり、ワークテーブル3の左側、換言すれば板材折曲げ
加工機1の搬出側には、加工された板材Wを次工程へ送
るため例えばベルトコンベア7が配置してある。
上記板材折曲げ加工機1は、固定フレーム9の上方位置
に昇降フレーム11を上下方向へ揺動自在に備えてなるも
のである。上記固定フレーム9には左右方向に延伸した
下盤13が設けてあり、昇降フレーム11には下盤13に対向
して左右方向へ延伸した上盤15が設けてある。
上記構成により、昇降フレーム11が上下方向へ揺動する
ことによって、上盤15と下盤13との協働によって板材W
が挟圧固定されたり、挟圧固定状態が解放されたりす
る。
上記上盤15と下盤13によって挟圧固定された板材Wの突
出部を下方向或は上方向へ折曲げるため、上曲げ型17、
下曲げ型19を備えた曲げ型フレーム21が上下方向へ揺動
自在に設けてある。
上記板材折曲げ加工機1の前側に配置したワークテーブ
ル3は、第4図に示すように板材折曲げ加工機1の近傍
にまで延伸した左右のワークテーブル3a,3bとからなっ
ている。より詳細には上記ワークテーブル3a,3bは、板
材折曲げ加工機1における固定フレーム9にまで延伸し
て設けた下部フレーム23に支柱25,27を介して設けてあ
る。なお板材Wをパスラインに支持するため、ワークテ
ーブル3にはフリーベアリング29が装着してある。
上記ワークテーブル3上には、板材Wを把持するための
板材クランプ装置31を備えたマニピュレータ33が前後方
向へ移動自在に設けてある。
より詳細にはマニピュレータ33は、左右方向へ延伸した
下部ビーム35と上部ビーム37を左右のコラム39a,39bで
連結して矩型フレーム41を形成し、更に上下部のビーム
35,37からはそれぞれ左右から下部アーム部材43(左と
右で43a,43b)及び下部アーム部材45(左と右で45a,45
b)を後方へ先細り三角形状に延伸させ、各々の先端に
は板材クランプ装置31が取付けられる。なお矩形フレー
ム41の下部左右には走行部47を具備したサポートブラケ
ット49a,49bが左右に対向して後方に延伸するように取
付けられ、更に後部下部ビーム51が左右のサポートブラ
ケット49a,49bの後端を連結してマニピュレータ33を構
成している。
前記下部フレーム23上の前記走行部47の下方位置には、
前後方向へ延伸したガイド53が左右に対向して設けられ
ると共に上記ガイド53に案内されて走行部47が跨乗す
る。
下部フレーム23の適宜位置に設けたベアリング55には、
回転自在なボールねじ57が支承されており、このボール
ねじ57に螺合したナット部材59が後部下部ビーム51の下
面に埋設されている。
上記ボールねじ57は、下部フレーム23に装着したモータ
61の回転軸に駆動プーリ63、従動プーリ65、ベルト67を
介して連動連結してある。なお板材クランプ装置31の前
後方向の位置を検出するため、上記モータ61にはクラン
プ用エンコーダ(図示せず)が設けてある。
上記構成により、モータ61を適宜操作することによっ
て、マニピュレータ33が前後方向へ移動する。従って板
材Wを把持する板材クランプ装置31はワークテーブル3
a,3bとの間を前後方向へ、換言すれば板材加工位置と板
材加工回避位置との間、更には板材Wをワークテーブル
3の前方位置から搬入する場合は、第2板材搬入位置Y
との間まで移動することが可能となる。尚この時マニピ
ュレータ33のコラム39a,39bも、前後方向に移動するの
で、ワークテーブル3a,3bの前半部分には切欠き3c,3dが
設けてある。
板材クランプ装置31は、後方に延伸した上側把持部69と
下側把持部71とを上下に対向して設けてあり、上側把持
部69における上側ターンテーブル73と、下側把持部71に
おける下側ターンテーブル75とによって板材Wを把持す
るものである。なお上側把持部69は上部アーム部材45に
対して上下に摺動自在に支持され、例えば上部アーム部
材45の上部に固定したシリンダブラケット77に軸支され
た、トラニオン型の油圧シリンダ79のピストンロッド81
の先端に支持されて、上下に動けるように構成されてい
る。
上記構成により、油圧シリンダ79を適宜に操作すること
により、上側ターンテーブル73の下面と、下側ターンテ
ーブル75の上面との間で板材Wを把持することができ
る。
前記上側ターンテーブル73は回転駆動装置83により回転
される。すなわち、回転駆動装置83としては、例えばサ
ーボモータ85より回転伝達部材87を介して上側ターンテ
ーブル73は回転される。
上記構成により、上側ターンテーブル73と下側ターンテ
ーブル75との間に把持された板材Wを任意の角度に回転
することができ、所要の折曲げ部を板材折曲げ加工機1
の方向へ向けることができる。
更に、上側ターンテーブル73の位置決めとして、位置決
め装置89が設けられ、この位置決め装置89は、例えば上
側ターンテーブル73の側面を油圧シリンダ等により押戻
しして位置決めが行なわれる。
次に板材Wを搬入テーブル5上の第1板材搬入位置Xか
らワークテーブル3上まで搬入したり、加工が終った板
材Wをベルトコンベア7の方へ搬出したりする板材搬入
搬出装置91の構成と作動について説明する。
板材折曲げ加工機1の右側には、サイドブラケット93が
設けてあり、該サイドブラケット93の前側および板材折
曲げ加工機1における前記固定フレーム9の前側には、
レール支持部材95がサイドブラケット93の右端部から板
材折曲げ加工機1の左端部に亘って左右方向へ延伸して
設けてある。
上記レール支持部材95には、左右方向へ延伸した2本の
レール97が上下に設けてあり、搬入スライダ99及び搬出
スライダ101がレール97に案内されて左右方向へ移動自
在に設けてある。ここで、上記搬出スライダ101に設け
たシリンダ103の右側の出入自在のピストンロッド105
は、搬入スライダ99の左端部に連結してあるので、搬出
スライダ101と搬入スライダ99との左右間隔は自在に調
節出来る。
搬入スライダ99、搬出スライダ101を左右方向へ移動さ
せるため、上記レール支持部材95には、第5図に示すよ
うに左右方向に延伸したピニオン溝107が形成されてお
り、このピニオン溝107の上側には左右方向へ延伸した
ラック部材109が設けてある。このラック部材109に噛合
すべく、ピニオン111が搬入スライダ99の適宜な位置に
回転自在に支承されている。上記ピニオン111は、搬入
スライダ99に装着した搬入搬出用モータ113の回転軸に
駆動プーリ115、従動プーリ117、ベルト119を介して連
動連結してある。なお搬入スライダ99の位置を検出する
ため、上記搬入搬出用モータ113にはエンコーダ(図示
せず)が設けてある。
上記構成により、搬入搬出用モータ113を適宜に操作す
ることによって、搬入スライダ99、搬出スライダ101は
板材折曲げ加工機1の搬入側と搬出側との間を移動する
ものである。
板材Wを把持して板材折曲げ加工機1の搬入側からワー
クテーブル3上まで移動させるため、搬入スライダ99に
設けたクランプベース121の両端部には、クランプ装置1
23が設けてある。
板材Wの位置決めを行うために、前記レール支持部材95
の適宜な位置には位置決めピン125が設けてあり、前記
搬入テーブル5の適宜な位置には基準ピン127が設けて
ある。なお上記位置決めピン125は、シリンダ129を介し
て上下動自在に設けてある。
上記構成により、右方から運ばれて来た搬入テーブル5
上の板材Wは、第1プッシャ(図示せず)により後方の
第1板材搬入位置Xまで押出されて、位置決めピン12
5、基準ピン127に当接位置決めされると同時に、クラン
プ装置123により板材Wの端部が把持される。このとき
搬入搬出エンコーダを設けているため、搬入スライダ99
の左右方向への移動を制御してクランプベース121の中
心と板材Wの中心とを一致させて板材Wを把持するもの
である。
従ってクランプ装置123により把持された板材Wは、搬
入スライダ99を左方向へ移動することにより、板材Wは
搬入側からワークテーブル3上の板材中央位置Mまで移
動することが可能となる。なおこの際位置決めピン125
は上下動自在であるので、クランプ装置123との干渉は
起らない。
一方、本実施例の板材折曲げ加工機1はマニピュレータ
33を使用しているので、板材Wは搬入テーブル5の右方
から搬入されるだけでなく、ワークテーブル3の前方か
らも搬入することが出来る。この場合も板材Wは第2プ
ッシャ(図示せず)により後方の第2板材搬入位置Yま
で押出されて、ワークテーブル3の下部に設置されてシ
リンダなどで上面へ出没自在に設けられた位置決めピン
や基準ピン(図示せず)に当接位置決めされる。更に板
材Wはマニピュレータ33に設置された板材クランプ装置
31に把持されて板材折曲げ加工機1の前の板材中央位置
Mまで移動することが可能となる。このときモータ61に
はエンコーダが装備されているので、前後方向の移動を
正確に制御することが出来る。
第1板材搬入位置X又は第2板材搬入位置Yからワーク
テーブル3上の板材中央位置Mまで搬入された板材W
は、板材クランプ装置31の上側ターンテーブル73と下側
ターンテーブル75に把持され、そのまま板材折曲げ加工
機1の加工位置まで移動される。次に板材Wは回転駆動
装置83であるサーボモータにより所要折曲げ位置を板材
折曲げ加工機1へ向けるよう回動させた後、再びモータ
61を適宜操作して板材折曲げ加工機1の加工位置まで移
動される。
板材折曲げ加工機1によって加工された板材Wをワーク
テーブル3上から板材折曲げ加工機1の搬出側へ押出す
ため、前記搬出スライダ101には板材搬入搬出装置91に
おける板材搬出装置131が設けてある。
より詳細には、搬出スライダ101には搬出ベース133が設
けてあり、この搬出ベース133に設けた支持部材135に
は、押出しアーム137が回動自在に支承されている。上
記押出しアーム137を回動させるために、搬出ベース133
には回動用シリンダ139とそのピストンロッド141に押し
引きされて支持部材135に支承された回動軸を回すねじ
りカム機構143が設けられている。
上記構成により、回動用シリンダ139を適宜に操作する
ことによって、押出しアーム137を下向き垂直位置から
前方水平位置まで回動させたり、その逆に回動させるこ
とが出来る。従って搬出スライダ101が板材折曲げ加工
機1の前側を移動する時には、押出しアーム137を水平
位置に保つことにより、ワークテーブル3上の加工され
た板材Wを搬出側に押出すことが出来る。
なお上記板材搬出装置131におけるねじりカム機構の代
りにモータを設けて押出しアーム137を回動させても差
し支えない。
なお第4図、第5図に於て、板材折曲げ加工機1の後方
右側に示す大きな函は油圧ユニットを主体とする制御函
145で、予め作業工程指令をインプットしたり、前述の
種々のエンコーダからの信号を受けて油圧シリンダ、空
気圧シリンダ、電気モータなどを制御するために設けて
あり、各部の動作を表示、記録するための多数の指示計
なども含まれている。
次に、本実施例の主要部である前記板材クランプ装置31
について、さらに詳細に説明する。
第1図乃至第3図を参照するに、マニピュレータ33の上
部アーム部材45a,45b(一部図示略)の側面に、第3図
に示すごとく、例えばLMガイド等のスライド部材147を
介して上側把持部69を構成するフレーム149が設けられ
ている。より詳細には、フレーム149は、上側把持部69
に固着したシリンダブラケット77に、トラニオン型の油
圧シリンダ79が係止され、油圧シリンダ79のピストンロ
ッド81の先端に係止された連結部材151に、ピン153を介
してフレーム149は連結されている。
上記構成により、油圧シリンダ79を適宜に作動させるこ
とにより、フレーム149は上下に摺動自在(第1図およ
び第2図において上下方向、第3図において図面に鉛直
方向)に移動が可能となっている。
このフレーム149には、回転駆動装置83の回転伝達部材8
7が設けられている。より詳細には、フレーム149の下面
に構成された下板155の下部に設けたブロック157に、ベ
アリング159aおよびスラストベアリング161aを介して、
板材クランプ装置31である四角形状をした上側ターンテ
ーブル73および上側ターンテーブル73に固着した軸163
が回転自在に支承されている。
軸163の上端には、例えばトルクリミッタ等のごと記伝
達部材165が設けられ、この伝達部材165を介してギャー
167が装着されている。
このギヤー167と噛合するピニオン169は、従動プーリ17
1と一体的に結合され、前記フレーム149の下板155より
垂下した軸173にベアリング175,177を介して回転自在に
設けられている。
前記従動プーリ171は、駆動プーリ179との間に例えばタ
イミングベルト等のベルト181が掛回されている。駆動
プーリ179は、前記下板155より立設したブラケット183
にベアリング185を介して装着した伝達軸187に設けら
れ、伝達軸187と駆動プーリ179との間に、例えばトルク
リミッタ等のごとき伝達部材189が介在されている。前
記伝達軸187は接手191を介して回転駆動装置83であるサ
ーボモータ85の出力軸193に係止され、サーボモータ85
は前記ブラケット183に固着されている。
上記構成により、サーボモータ85を駆動することによ
り、接手191、伝達軸187を介して駆動プーリ179に回転
が伝達される。この際、駆動プーリ179に設定以上のト
ルクが負荷された場合、伝達部材189によりスリップ
し、サーボモータ85に無理な負荷がかからないようにな
っている。駆動プーリ179が回転することにより、ベル
ト181は迴され従動プーリ171に回転が伝達され、従動プ
ーリ171と一体的に結合したピニオン169が回転する。
このピニオン169と噛合したギヤー167に回転は伝達さ
れ、軸163を介して上側ターンテーブル73が回転され
る。なお、上側ターンテーブル73に必要以上の負荷がか
かった場合は、ギヤー167と軸163との間に設けた伝達部
材165によりスリップし、伝達系に損傷を与えないよう
構成されている。
一方、前記上側ターンテーブル73に対向した位置に、板
材クランプ装置31としての下側ターンテーブル75が設け
られている。
より詳細には、前記下部アーム部材43a、43bより締結部
材により一体的にブラケット195(一部図示省略)が設
けられ、このブラケット195の支持板197に固定されたブ
ロック199に、ベアリング159bとスラストベアリング161
bを介して下側ターンテーブル75に固着した軸201が回転
自在に支承されている。軸201の下側には、ドグ203が係
止され、このドグ203に対向した位置に、例えば近接ス
イッチ等の検知部材205が、前記支持板197より垂下した
ブラケット207に設けてある。
また、下側ターンテーブル75の下面外周近傍に放射状に
複数の係止穴209が配設され、この係止穴209に係合離脱
自在となるスプリング211により突出方向に付勢された
球213が、前記ブロック199に内蔵されている。
上記構成により、下側ターンテーブル75は、常時スプリ
ング211により上方向へ突出するよう付勢された球213
が、係止穴209に係合されて位置決めされている。しか
し、下側ターンテーブル75の停止位置が狂い、係止穴20
9に球213が嵌合しない位置で停止した場合は、下側ター
ンテーブル75の軸201に係止したドク203により検知部材
205が検知して異常を検出するようになっている。
前記上側ターンテーブル73の迴り止めとして、位置決め
装置89が設けられている。より詳細には、四角形状をし
た上側ターンテーブル73の一方向(第1図において左
側)に、クランプ板215が当接、離隔自在に設けてあ
る。このクランプ板215は片端を前記ブロック157に回動
自在に枢支され、他端に当接面を備えブロック157に内
蔵されたスプリング217により、常時は上側ターンテー
ブル73より離れるよう付勢されている。そして、クラン
プ板217は前記ブロック157に支承されたシリンダ219に
より、上側ターンテーブル73に当接、離隔自在となる。
上述したごとく、下側ターンテーブル75と上側ターンテ
ーブル73との間に挿入された板材Wを油圧シリンダ79を
作動させて挟持し、回転駆動装置83であるサーボモータ
85を適宜に駆動し、回転伝達部材87を介して上側ターン
テーブル73を回転させる。そして、板材Wの所定の折曲
げ部を板材折曲げ加工機1の方へ向けてマニピュレータ
33を前進させ、板材折曲げ加工機1の上盤15と下盤13の
間に板材Wを挿入固定して、曲げ型フレーム21(図示省
略)にて所定の折曲げ加工が施される。
而して、例えば、ビニールコーティング材を下面に取付
けた板材を折曲げ加工する際、ビニールコーティングは
板材Wの裏面に施こされているが、駆動伝達力は上側タ
ーンテーブル73より板材Wを介して下側ターンテーブル
75に伝達されるため、滑ることも、コーティング材が剥
れることもないので高速回転が可能となり、生産性の向
上を図ることができる。なお、この考案は前述した実施
例に限定されることなく、適宜の変更を行なうことによ
り、その他の態様で実施し得るのである。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
考案によれば、上側ターンテーブルと下側ターンテーブ
ルにて板材Wを把持して、所定の折曲げ部位に板材を設
定する際、上側ターンテーブルに回転駆動装置を設け
た。
而して、把持された板材には上側より回転伝達力が伝わ
るので、例えば、板材の下面にビニール等をコーティン
グしたコーティング材でも、コーティングの剥れとか、
あるいは、コーテイング材による滑り等が防止でき、高
速回転が可能となるので生産性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の主要部を示し、第1図は
第6図におけるI矢視部の拡大断面図、第2図は第1図
における側面図、第3図は第1図における平面図であ
る。第4図乃至第6図はこの考案を実施する一実施例の
板材折曲げ加工機および板材搬入搬出装置を示し、第4
図は平面図、第5図は第4図における正面図、第6図は
第4図における側面図である。 1……板材折曲げ加工機 3a,3b,3c,3d……ワークテーブル 31……板材クランプ装置、33……マニピュレータ 73……上側ターンテーブル 75……下側ターンテーブル 83……回転駆動装置 91……板材搬入搬出装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材加工機の前側に板材を支持するための
    テーブルを設け、このテーブルと前記板材加工機の間
    に、テーブル上に板材を搬入すると共にテーブル上の加
    工された板材を搬出するための左右方向へ移動自在な板
    材搬入搬出装置を配置した板材加工機において、前記テ
    ーブル上に載置された板材を上下で把持して回転させる
    マニピュレータに備えた板材クランプ装置の上側ターン
    テーブルに回転駆動装置を設けてなることを特徴とする
    板材加工機における板材クランプ装置。
JP13794189U 1989-11-30 1989-11-30 板材加工機における板材クランプ装置 Expired - Lifetime JPH0742591Y2 (ja)

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JP13794189U JPH0742591Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 板材加工機における板材クランプ装置

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