JPH0718429Y2 - 板材加工機におけるテーブル装置 - Google Patents

板材加工機におけるテーブル装置

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JPH0718429Y2
JPH0718429Y2 JP1988083956U JP8395688U JPH0718429Y2 JP H0718429 Y2 JPH0718429 Y2 JP H0718429Y2 JP 1988083956 U JP1988083956 U JP 1988083956U JP 8395688 U JP8395688 U JP 8395688U JP H0718429 Y2 JPH0718429 Y2 JP H0718429Y2
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弘二 安達
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えば板材折曲げ加工機のような板材加工機
におけるテーブル装置に係り、更に詳細には、板材の端
部付近を容易把持することのできる機能を備えた板材加
工機におけるテーブル装置に関する。
(従来の技術) 従来の例えば板材の端部付近を折曲げる板材折曲げ加工
機のような板材加工機における板材を支持するワークテ
ーブルには、板材を支持するために多数の回転自在なフ
リーベアリングを装着していた。
上記フリーベアリングは、フリーベアリングの中心部が
ワークテーブルの上面に位置するように設けてあった。
そのため、フリーベアリングに支持された板材の下面と
ワークテーブルの上面との間には、フリーベアリングの
ほぼ半径の長さに等しい隙間があった。
したがって、クランプ装置によって板材の端部付近を把
持するためには、ワークテーブル上に前後左右に移動自
在設けたクランプ装置を適宜に操作して、クランプ装置
における下部ジョーをワークテーブルの上面と板材の下
面との隙間に入り込ませると共に、クラプ装置における
押圧把持部材を下降させていた。
しかし、フリーベアリングの中心部がワークテーブルの
上面に位置するように設けてあったため、板材がワーク
テーブル上を移動する際に板材の端部とフリーベアリン
グとが干渉し、板材の自由な移動が妨げられると共に、
板材に傷がつきやすくなるという問題点があった。
そこで、板材の端部とフリーベアリングとが干渉しない
ようにするため、フリーベアリングをワークテーブル上
に通常の位置よりも低い位置に設けることにした。
(考案が解決しようとする課題) しかし、フリーベアリングの位置が通常の位置よりも低
い位置に設けられているために、ワークテーブルの上面
とフリーベアリングに支持された板材の下面との隙間が
小さくなった。
そのため、クランプ装置における下部ジョーが上記隙間
の中に入り込むことが困難となり、板材の端部を把持す
ることが困難であるという問題点が生じた。
そこで、本考案は上記の問題点を解決すべく、容易に板
材を把持することのできる機能を備えた板材加工機にお
けるテーブル装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、板材加工
機へ供給する板材を支持するワークテーブルに、上記板
材加工機に対して接近離反する方向であるY軸方向の板
材の位置決めを行うストッパ部材をワークテーブルの上
面に対して出没自在に設け、前記Y軸方向に対し直交す
るX軸方向の板材の位置決めを行うストッパ部材を、ワ
ークテーブルの上面に対して出没自在に設け、前記板材
加工機に対し接近離反するY軸方向へ移動自在なクラン
プ装置に備えた下部ジョーの板材の下側への進入を容易
にするために、前記両ストッパ部材に当接してX,Y軸方
向の位置決めの行われた板材の端部を押上げ自在の押上
げ装置を前記ワークテーブルに設けてなるものである。
(実施例) 第1図を参照するに、板材加工機として例えば板材Wの
端部付近を折曲げる板材折曲げ加工機1の前側には、板
材Wを支持するためのワークテーブル3が設けられてお
り、このワークテーブル3の上方位置には、板材Wを板
材折曲げ加工機1まで供給するための板材供給装置5が
設けてある。
上記板材折曲げ加工機1は例えば特開昭60-206544よう
な折曲げ加工機で、固定フレーム7に左右のサイドフレ
ーム9を立設してなり、ベンドビーム(図示せず)を適
宜に操作することにより、ボトムダイ(図示せず)とト
ップダイ(図示せず)により挾圧固定された板材Wの端
部付近が折曲げられるものである。
上記ワークテーブル3は複数の支柱11,連結部材13等よ
り構成される門型のフレーム15に設けてある。
上記板材供給装置5は、板材折曲げ加工機1における固
定フレーム7の前側から延伸してワークテーブル3の外
周に設けたベースフレーム17に、複数の支柱19を介して
設けてある。
板材供給装置5は、y軸方向(本実施例において前後方
向)へ移動自在なy軸キャレッジ21と、X軸方向(本実
施例において左右方向)へ移動自在なx軸キャレッジ23
と、C軸を中心として回動自在なC軸キャレッジ25等か
らなる。また、C軸キャレッジ25には、板材Wを把持す
るためのクランプ装置27が設けてある。したがって、x
軸キャレッジ23,y軸キャレッジ21、C軸キャレッド25を
適宜に操作することにより、クランプ装置27により把持
された板材Wは、適宜にX軸方向、y軸方向へ移動する
と共にC軸を中心として回動するものである。
上記y軸キャレッジ21をy軸方向へ案内するために、支
柱19にy軸方向へ延伸して設けた左右のy軸支持部材29
には、y軸方向へ延伸したy軸案内ガイド(図示せず)
が設けてある。y軸キャレッジ21には、y軸案内ガイド
29に案内される走行部31が設けてある。
y軸キャレッジ21がy軸支持部材29上をy軸方向へ移動
するために、y軸支持部材29の端部に取付けたベアリン
グ33には、y軸方向へ延伸したy軸ボールねじ35が回転
自在に支承されていると共に、このy軸ボールねじ35と
螺合したナット部材(図示せず)が、y軸キャレッジ21
の適宜位置に設けてある。また、y軸ボールねじ35は、
駆動・駆動プーリ(図示せず)、ベルト(図示せず)を
介してy軸用モータ(図示せず)の回転軸に連動連結し
てある。なおy軸用モータの適宜位置には、y軸キャレ
ッジ21のy軸方向の位置を検出するためのy軸用エンコ
ーダ(図示せず)が設けてある。
上記構成により、y軸用モータを適宜に操作することに
よって、左右のy軸ボールねじ35が同期して同方向へ回
動し、y軸ボールねじ35に螺合したナット部材が前後方
向へ移動する。したがって、y軸キャレッジ21と共にク
ランプ装置27がy軸方向の適宜位置へ移動することがで
きるものである。
上記y軸キャレッジ21には、x軸キャレッジ23がx軸方
向へ移動自在に設けてある。
より詳細には、第2図、第3図を参照するに、つx軸キ
ャレッジ23をx軸方向へ案内するために、y軸キャレッ
ジ21の後面(第2図においては紙面に向って表面、第3
図においては右面)および下面には、x軸方向(第2図
においては左右方向,第3図においては紙面に向って表
裏方向)へ延伸した第1,第2x軸ガイド37,39が設けてあ
り、x軸キャレッジ23の適宜位置には、第1,第2x軸ガイ
ド37,39に案内される第1,第2走行部41,43がそれぞれ設
けてある。
x軸キャレッジ23がy軸キャレッジ21上をx軸方向へ移
動するために、y軸キャレッジ21の後面端部に取付けた
ベアリング45には、x軸方向へ延伸したx軸ボールねじ
47が回転自在に支承されている。このボールねじ47に螺
合したナット部材49が、走行部41の適宜位置に設けてあ
る。また、x軸ボールねじ47は、駆動プーリ51、従動プ
ーリ53、ベルト55を介してy軸キャレジ21に装着したx
軸用モータ57の回転軸に駆動連結してある。また、x軸
用モータ57には、x軸キャレッジ23のx軸方向の位置を
検出するためのx軸用エンコーダ(図示せず)が設けて
ある。
上記構成により、x軸用モータ57,x軸用エンコーダを適
宜に操作することによって、x軸キャレッジ23と共にク
ランプ装置27がx軸方向の適宜位置へ移動することが可
能となるものである。
上記x軸キャレッジ23には、C軸キャレッジ25がC軸を
中心として回動自在に設けてある。
より詳細には、x軸キャレッジ23の後面に設けたハウジ
ング59には、ベアリング61を介して回動シャフト63が回
動自在に支承されており、この回動シャフト63の下端部
にはC軸キャレッジ25が一体的に設けてある。
上記C軸キャレッジ25がc軸を中心として回動するため
に、ハウジング59の上面には回動用モータ65が取付けて
あり、回動シャフト63の上端部は、ハウジング59の内部
に設けた減速装置67を介して回動用モータ65の回転軸に
連動連結してある。また、回動モータ65には、c軸キャ
レッジ25の回動角を検出するための回動用エンコーダ
(図示せず)が設けてある。
上記構成により、回動用モータ65、回動用エンコーダを
適宜に操作することによって、回動シャフト63を回動さ
せてC軸キャレッジ25、クランプ装置27を所定の角度だ
け回動させることができるものである。
回動用モータ65を適宜に操作してC軸キャレッジ25、回
動シャフト63を所定の角度だけ回動した後に、C軸キャ
レッジ25を所定の回動位置に位置決めするために位置決
め装置69が設けてある。
より詳細には、第3図、第4図を参照するに、回動シャ
フト63の適宜位置には、回動シャフト63の半径方向に延
伸した位置決めアーム71が一体的に設けられており、こ
の位置決めアーム71の先端部付近にはテーパ穴73が形成
されてある。また、x軸キャレッジ23の下面における、
位置決めアーム71のテーパ穴73の回動軌跡に対応する位
置には、90°間隔にシリンダ支持部材75を介して位置決
め用シリンダ77が設けてある。この位置決め用シリンダ
77から下方へ突出自在なピストンロッド79の下端部に
は、位置決めピン81が設けられている。
また、位置決め用アーム71の端部付近を支持するため、
シリンダ支持部材75に取付けたローラブラケット83に
は、回転自在なローラ85が支承されている。位置決め用
アーム71のオーバランを防ぐため、後側(第4図におい
て下側)に設けた2つのシリンダ支持部材75には、スト
ッパブラケット87を介してストッパ部材89が設けてあ
る。
上記構成により、回動用モータ65,回動用エンコーダを
適宜に操作して、C軸キャレッジ25、回動シャフト63を
所定の角度だけ回動させる。そして、位置決め用シリン
ダ77を適宜に操作して、ピストンロッド79を下降させる
と共に、位置決めピン81と位置決めアーム71のテーパ穴
73とを係合させることによって、回動シャフト63、C軸
キャレッジ25は所定の回動位置に位置決めされるもので
ある。
C軸のキャレッジ25には、クランプベース91が上下自在
に設けてある。
より詳細には、第3図、第5図を参照するに、クランク
ベース91を上下方向へ案内するため、C軸キャレッジ25
の後面(第5図において上面)にはガイド93が設けてあ
ると共に、クランプベース91には上記ガイド93に案内さ
れる走行部95が設けてある。クランプベース91を一定の
ストロークをもって上下動させるため、C軸キャレッジ
25の適宜位置には、シリンダブラケット97を介して上下
用シリンダ99が設けてあると共に、この上下用シリンダ
99から下方へ突出自在のピストンロッド101は、クラン
プベース91の中央部に連結してある。(第2図参照)。
上記構成により、上下用シリンダ99を適宜に操作するこ
とにより、クランプベース91は一定のストロークをもっ
て上下動するものである。
板材Wを把持するために、上記クランプベース91の両端
部付近には複類の前記クランプ装置27が設けてある。
より詳細には、第3図を参照するに、板材Wを押圧する
ため、クランプベース91の左右の端部付近に設けたブラ
ケット105には、クランプ用シリンダ107が設けてあると
共に、このクランプ用シリンダ107から下方へ突出自在
のピストンロッド109の下端部には押圧パッド111が設け
てある。また、上記押圧パッド111と協働して板材Wを
押圧把持するため、クランプベース91の下面の適宜位置
には下部ジョー113が設けてある。
上記構成により、前記上下用シリンダ99を適宜に操作し
て、クランプ装置27を所定の位置まで下降させた後、前
記y軸用モータ、x軸用モータ57,回動用モータ65を適
宜に操作してクランプ装置27を適宜位置まで移動させ
る。そして、クランプ用シリンダ107を適宜に操作する
ことにより、下部ジョー113の上面に位置した板材W
は、下部ジョー113と押圧パッド111によって押圧把持さ
れるものである。
板材Wの位置決めを行う際に板材Wを押出しを行うた
め、クランプベース91の両端部にはプッシャー装置115
が設けてある。
より詳細には、第5図を参照するに、クランプベース91
の下側(第5図において紙面に向って裏側)両端部には
プッシャー装置115における支持部材117が設けてあり、
この支持部材117に前後方向(第5図において上下方
向)へ移動自在に設けたロッド119には、連結部材121を
介してローラ123が設けてある。ロッド119を回転させな
いため、支持部材117には前後方向へ移動自在な回転止
めロッド125が設けてあると共に、この回転止めロッド1
25の後端部は連結部材121に取付けてある。また、板材
Wを位置決めする際に板材Wとローラ123の衝激を緩和
するため、ロッド119における支持部材117と連結部材12
1との間にはスプリング127が弾装してある。
上記構成により、上下用シリンダ99を適宜に操作してプ
ッシャー装置115を所定の位置まで下降させた後、y軸
用モータ,x軸用モータ57,回動用モータ65を適宜に操作
してプッシャー装置115を適宜に移動させることによ
り、板材Wはローラ123に当接した状態で適宜位置まで
移動されるものである。
第6図を参照するに、ワークテーブル3には、板材Wを
パスラインに支持するため多数の回転自在なフリーベア
リング128が装着してある。上記フリーベアリング128は
中心部がワークテーブル3の上面より下に位置してある
(第7図参照)。
前記ワークテーブル3上に搬入された板材Wのy軸方向
の位置決めを行うため、ワークテーブル3の後側(第6
図において上側)の適宜位置には例えば3個のy軸位置
決め装置129が設けてある。より詳細には、ワークテー
ブル3の後側の適宜位置に設けたブラケット(図示せ
ず)には、y軸位置決め用シリンダ(図示せず)が設け
てある。このy軸位置決め用シリンダから上方へ突出自
在なピストンロッド(図示せず)にはストッパ部材131
が設けてある。
ワークテーブル3上に搬入された板材Wのx軸方向の位
置決めを行うため、ワークテーブル3の右側(第6図に
おいて右側)の適宜位置にはx軸用位置決め装置133が
設けてある。
より詳細には、第7図、第8図、第9図を参照するに、
前記フレーム15の一部を構成する支持プレート135に
は、支持部材137を介して筒状のストッパガイド139が設
けてある。このストッパガイド139には、上下動自在な
ストッパ部材141が設けてあると共に、シリンダブラケ
ット143を介してy軸位置決め用シリンダ147が設けてあ
る。このy軸位置決め用シリンダ145から上方へ突出自
在なピストンロッド147は連結ピン149を介してストッパ
部材141に取付けてある。なお、連結ピン149が上下動す
るため、ストッパガイド139の適宜位置には、長孔151が
形成されている。
板材Wがx軸用位置決め装置133におけるストッパ部材1
41に当接したことを検出すると共に、前記クランプ装置
27に板材Wを把持するための信号を送るため、ストッパ
部材141に例えばセンサのごとき当接検知装置153が設け
てある。
より詳細には、ストッパ部材141に形成された貫通孔155
には、円板状の絶縁体157が設けられており、この絶縁
体157にはピン159を介して揺動自在な当接検出部材161
が設けられている。絶縁体157の凹部と当接検出部材161
の凹部との間にはスプリング163が弾装してあり、絶縁
体157の適宜位置には、接触子163が当接検出部材161に
当接した状態で設けてある。
上記構成により、y軸位置決め用シリンダ145を適宜に
操作することにより、当接検知装置153を備えたストッ
パ部材141を一定のストロークをもって上昇させる。板
材Wの端部が当接検知装置153における当接検出部材161
に当接することにより、当接検出部材161がスプリング1
63に抗してピン159を中心として揺動する。したがっ
て、当接検出部材161と接触子165との当接状態が解かれ
て、当接検知装置153により板材Wの当接が検出される
と共に、クランプ装置27に板材Wを把持するための信号
が送られるものである。
第6図を参照するに、3上に搬入された板材Wをx軸方
向、y軸方向へ移動位置決めする際に、板材Wを上昇さ
せるため、ワークテーブル3の後部の適宜位置には前後
方向へ延伸した第1板材押上げ装置167が設けてある。
より詳細には、第10図,第11図を参照するに、前記フレ
ーム15の一部を構成する支持部材169には、前後方向
(第10図において左右方向、第11図において紙面に向っ
て表裏方向)へ延伸したシリンダブラケット171が設け
てあり、このシリンダブラケット171の前側と後側の適
宜位置には押上げ用シリンダ173が設けてある。押上げ
用シリンダ173から上方へ突出自在のピストンロッド175
の先端部には前後方向へ延伸した第1押上げ部材177が
設けてある。
上記構成により押上げ用シリンダ173を適宜に操作する
ことによって、第1板材押上げ装置167上に位置した板
材Wは一定のストロークをもって押上げられるものであ
る。
再び第6図を参照するに、ワークテーブル3上の適宜位
置には、所定位置に位置決めされた板材Wを一時的に保
持するための板材保持装置179と、所定位置に位置決め
された板材Wの端部付近を押上げるための第2板材押上
げ装置181が近接して設けてある。
より詳細には、第12図を参照するに、前記フレーム15の
一部を構成する支持プレート183には、支持部材185を介
して筒状のガイド187が設けてある。このガイド187に上
下動自在に設けた保持部材189の左側上部(第12図にお
いて左側上部)には、板材Wを保持するための磁石191
が取付けてある。保持部材189を上下動させるため、ガ
イド187に取付けたシリンダブラケット195には保持用シ
リンダ(2位置用)197が設けてあると共に、この保持
用シリンダ197から上方へ突出自在のピストンロッド199
は連結ピン201を介して保持部材189に取付けてある。
なお、上記保持用シリンダ197を適宜に操作することに
より、ピストンロッド199を介して保持部材189がポイン
トP1,P2まで上昇する。また、連結ピン201を上下に案
内するため、ガイド187の適宜位置には長孔203が形成さ
れている。
また、第13図を参照するに、前記フレーム15の一部を構
成する支持プレート205には、シリンダブラケット207を
介して第2板材押上げ装置181における押上げ用シリン
ダ209が設けてあり、この押上げ用シリンダ209には上方
へ突出自在な押上げロッド211が設けてある。
前述の実施例の構成に基づき、作用について説明する。
まず、プッシャー(図示せず)を適宜に操作することに
より、板材折曲げ加工機1の搬入側の板材Wをワークテ
ーブル3上に搬入させる。
次に、x軸位置決め用シリンダ、y軸位置決め用シリン
ダ145を適宜に操作して、ストッパ部材131,141を上昇さ
せると共に、第1押上げ用シリンダ173を適宜に操作し
て押上げ部材177を上昇させる。押上げ部材177の上昇に
よって板材Wも上昇される。
y軸用モータ、x軸用モータ57,回動用モータ65を適宜
に操作してプッシャー装置115を所定の位置まで移動さ
せると共に、上下用シリンダ99を適宜に操作してプッシ
ャー装置115を所定位置まで下降させる。y軸用モータ
を適宜に操作して、ローラ123と板材Wの端部との当接
状態を保ちながらプッシャー装置115をy軸方向へ移動
させて板材Wをストッパ部材131に当接させる。これに
よって板材Wのy軸方向の位置決めは終了する。
位置決め用プッシャー(図示せず)を適宜に操作するこ
とにより、y軸方向へ位置決めされた板材Wをストッパ
部材141に当接させる。そして、板材Wの端部(本実施
例においては短辺端部)がストッパ部材141に設けた当
接検出部材161に当接すると同時に、クランプ装置27が
適宜に作動して板材Wの長辺端部を把持する。なお、ク
ランプ装置27が板材Wを把持したときには、クランプベ
ース91と板材Wの中心部はほぼ一致した状態にある。
板材Wをx軸、y軸方向へ位置決めした後に、x軸位置
決め用シリンダ、y軸位置決め用シリンダ145を適宜に
操作して、ストッパ部材131,141を下降させると共に、
第1押上げ用シリンダ173を適宜に操作して押上げ部材1
77を下降させる。
板材Wを把持したクランプ装置27を折曲げ加工回避位置
まで移動させた後、回動用モータ65を適宜に操作して、
c軸キャレッジ25、クランプ装置27を90°回動させる。
y軸用モータを適宜に操作して、クランプ装置27を折曲
げ加工位置まで移動させる。そして、板材折曲げ加工機
1を適宜に操作することによって、板材Wの短辺端部の
折曲げ加工が行われる。
板材Wの他の短辺端部の折曲げを行うために、y軸用モ
ータを適宜に操作してクランプ装置27を折曲げ回避位置
まで移動させた後、回動用モータ65を適宜に操作してク
ランプ装置27を180°回動させる。そして、y軸用モー
タを適宜に操作してクランプ装置27を折曲げ加工位置ま
で移動せた後、板材折曲げ加工機1を適宜に操作して板
材Wの他の短辺端部の折曲げを行う。
板材Wの長辺端部の折曲げを行うためにy軸用モータを
適宜に操作してクランプ装置27を折曲げ回避位置まで移
動させた後、回動用モータ65を適宜に操作してクランプ
装置27を90°回動させる。そして、y軸用モータを適宜
に操作してクランプ装置27を折曲げ加工位置まで移動さ
せた後、板材折曲げ加工機1を適宜に操作して板材Wの
長辺端部の折曲げを行う。
板材Wの他の長辺端部,換言すればクランプ装置27が把
持している板材Wの把持端部の折曲げを行う場合につい
て説明する。
まず、保持用シリンダ197を適宜に操作して保持部材189
をポイントP1まで上昇させた後、x軸用モータ57、y軸
用モータ,回動用モータ65を適宜に操作してクランプ装
置27を適宜位置まで移動させて、板材Wの把持端部以外
の端部を磁石191に当接保持させる。そしてクランプ装
置27を適宜に操作して板材Wの把持状態を解除した後、
x軸用モータ57,y軸用モータ,回動用モータ65を適宜に
操作して、板材Wの当接保持端部を把持する位置までク
ランプ装置27を移動させる。
次に、保持用シリンダ197と押上げ用シリンダ207を適宜
に操作して、一体的に保持部材189と押上げロッド211を
上昇させたる。このとき保持部材189はポイントP2に位
置しており、板材Wの下面とワークテーブル3の上面と
の間には、下部ジョー113が入り込むだけの隙間が生じ
ている。そして、クランプ装置27を適宜に操作して板材
Wの当接保持端部を把持する。
板材Wの当接保持端部を把持した後は、保持用シリンダ
197を押上げ用シリンダ209を適宜に操作して保持部材18
9と押上げロッド211を下降させる。そして、x軸用モー
タ57,y軸用モータ、回動用モータ65を適宜に操作してク
ランプ装置27を折曲げ下降位置まで移動させた後に、板
材折曲げ加工機1を適宜に操作することによって板材W
の他の長辺端部の折曲げが行われる。
以上の構成において、本実施例によれば、c軸キャレッ
ジ25を適宜に操作してクランプ装置27を回動させること
ができるので、同一板材Wの他の箇所を折曲げ加工する
場合、折曲げ加工箇所が変わるたびにクランプ装置27の
把持を解除すると共に、他の所定の箇所を把持しなけれ
ばならないという煩しさから解放されるものである。
また、クランプ装置27を所定の回動位置に位置決めする
ために位置決めアーム71を設けているため、位置決め装
置69が全体とし比較的軽量ですみ、位置決め精度を高め
ることができるものである。
更に、ワークテーブル3に板材保持装置179、第2板材
押上げ装置181を設けたことにより、フリーベアリング1
28の中心部がワークテーブル3の上面よりも下に位置し
てあっても、板材Wの端部付近を適宜に上昇させると共
にクランプ装置27を適宜に操作するとにより、板材Wの
端部を把持することができるものである。また、第1板
材押上げ装置167を適宜に操作することにより、板材W
を上昇させて、板材Wの端部を容易に把持することがで
きるものである。
なお、本考案は前述の実施例の説明に限るものではな
く、適宜に変更を行うことによりその他種々の態様で実
施可能である。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本考案は、板材加工機(1)へ供給する板材(W)
を支持するワークテーブル(3)に、上記板材加工機
(1)に対して接近離反する方向であるY軸方向の板材
(W)の位置決めを行うストッパ部材(131)をワーク
テーブル(3)の上面に対して出没自在に設け、前記Y
軸方向に対し直交するX軸方向の板材(W)の位置決め
を行うストッパ部材(141)を、ワークテーブル(3)
の上面に対して出没自在に設け、前記板材加工機(1)
に対して接近離反するY軸方向へ移動自在なクランプ装
置(27)に備えた下部ジョー(113)の板材(W)の下
側への進入を容易にするために、前記両ストッパ部材
(131,141)に当接してX,Y軸方向の位置決めの行われた
板材(W)の端部を押上げ自在の押上げ装置を前記ワー
クテーブル(3)に設けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案においては、板材
WのX軸、Y軸方向の位置決めを行う各ストッパ部材14
1,131がワークテーブル3の上面に対して出没自在に設
けてあり、かつクランプ装置27によって板材Wを把持す
るときに、クランプ装置27の下部ジョー113が板材Wの
下側へ容易に進入するように、板材Wの端部を押上げ自
在の押上げ装置がワークテーブル3に設けてあるから、
板材WをX軸、Y軸方向の位置決めを行った状態におい
て板材Wの端部を押上げるとき、板材Wを両ストッパ部
材141,131に当接した状態において端部を押上げること
ができるので、板材Wの端部を押上げたときに板材Wに
位置ずれを生じるようなことがないものである。
また、前述のごとく板材Wを両ストッパ部材141,131に
当接した状態において板材Wの端部を押し上げてクラン
プ装置27によって把持することができるから、クランプ
装置27の下部ジョー113を板材Wの下側へ進入せしめる
ことが容易であり、かつクランプ装置27によって板材W
に位置ずれを生じるようなことがないものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は本実施例
に係る板材供給装置の斜視図である。第2図は第1図に
おける矢印II部分の図である。第3図は第2図における
III-IIIに沿った図である。第4図は第3図における矢
印IV部分の図である。第5図は第3図におけるV−V線
に沿った図である。第6図はワークテーブルの拡大図で
ある。第7図はx軸用位置決め装置の拡大図である。第
8図は第7図におけるVIII-VIII線に沿った図である。
第9図は第8図におけるIX-IX線に沿った図である。第1
0図は第1板材押上げ装置の拡大図である。第11図は第1
0図におけるXI-XI線に沿った図である。第12図は板材保
持装置の拡大図である。第13図は第2板材押上げ装置の
拡大図である。 1……板材折曲げ加工機、3……ワークテーブル 167……第1板材押上げ装置 181……第2板材押上げ装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材加工機(1)へ供給する板材(W)を
    支持するワークテーブル(3)に、上記板材加工機
    (1)に対して接近離反する方向であるY軸方向の板材
    (W)の位置決めを行うストッパ部材(131)をワーク
    テーブル(3)の上面に対して出没自在に設け、前記Y
    軸方向に対し直交するX軸方向の板材(W)の位置決め
    を行うストッパ部材(141)を、ワークテーブル(3)
    の上面に対して出没自在に設け、前記板材加工機(1)
    に対し接近離反するY軸方向へ移動自在なクランプ装置
    (27)に備えた下部ジョー(113)の板材(W)の下側
    への進入を容易にするために、前記両ストッパ部材(13
    1,141)に当接してX,Y軸方向の位置決めの行われた板材
    (W)の端部を押上げ自在の押上げ装置を前記ワークテ
    ーブル(3)に設けてなることを特徴とする板材加工機
    におけるテーブル装置。
JP1988083956U 1988-06-27 1988-06-27 板材加工機におけるテーブル装置 Expired - Lifetime JPH0718429Y2 (ja)

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