JP2577103Y2 - 形鋼加工機におけるワーク搬送装置 - Google Patents

形鋼加工機におけるワーク搬送装置

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JP2577103Y2
JP2577103Y2 JP1992036529U JP3652992U JP2577103Y2 JP 2577103 Y2 JP2577103 Y2 JP 2577103Y2 JP 1992036529 U JP1992036529 U JP 1992036529U JP 3652992 U JP3652992 U JP 3652992U JP 2577103 Y2 JP2577103 Y2 JP 2577103Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばH形鋼,溝形
鋼及び等辺山形鋼などのごとき長尺の形鋼に例えば穿孔
加工等を行なう形鋼加工機において、上記長尺の形鋼の
搬送を行なうワーク搬送装置に係り、さらに詳細には、
上記形鋼の上下左右方向への変動(変位)などに対応し
得るワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばH形鋼における両フランジ
部およびウエブ部に左右、上下方向から穿孔加工を行な
う形鋼加工機や溝形鋼、等辺山形鋼の穿孔加工、切断等
を行う形鋼加工機等がある。この種の加工機において、
H形鋼等のワークの移動位置決めは、搬送方向へ移動自
在に設けたワーククランプ装置により前記ワークのフラ
ンジ部等を把持した状態において、上記ワーククランプ
装置を移動し位置決めすることにより行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】例えば長尺のワークと
してのH形鋼は、ウエブ部を水平にし、両フランジ部を
垂直にした状態においてローラコンベア上に載置し、こ
のローラコンベアに載置されたワークにおける前端部側
あるいは後端部側を前記ワーククランプ装置により把持
してワークの移動位置決めを行なっている。
【0004】前記H形鋼の形鋼のワークは長尺であり、
かつ製造誤差により上下方向および左右方向の変形があ
って、搬送時や固定装置によって固定するときに上下に
変動したり左右方向に変動することがある。
【0005】従来のワーククランプ装置によってワーク
を把持する形式においてはワークの寸法と対応すべくワ
ーククランプが単に上下動可能に構成してあるが、ワー
クの上下変動および左右の変動に対応し得る構成ではな
かった。したがって、上下変動や左右の変動が大きい場
合には、ワーククランプが不安定になり易いという問題
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、長尺のワークを支
持するローラコンベアに沿って往復動可能に設けたキャ
リッジに、上記ローラコンベアに沿う方向に延伸したク
ランプ本体の基部側を上下左右方向へ揺動可能に設け、
ワークを把持可能のワーククランプを前記クランプ本体
の先端部に設けると共に、前記クランプ本体を水平状に
保持するためのバランス装置を設けてなるものである。
【0007】
【実施例】図1を参照するに、溝形鋼,H形鋼,等辺山
形鋼などのごとき長尺の形鋼(ワーク)Wを長手方向へ
移動自在に載置支持するローラコンベア1は、ワークW
のウエブ部やフランジ部に例えば穿孔加工,切断加工等
の適宜の加工を行なう形鋼加工機(図示省略)の前後に
配置されるものであって、ワークWを支持する多数の支
持ローラ3を回転自在に備えている。
【0008】上記ローラコンベア1の側方位置には、ロ
ーラコンベア1と平行に延伸したガイドテーブル5が設
けてあり、このガイドテーブル5の上面には適数のガイ
ドレール7が設けられている。そして上記ガイドレール
7にはキャリッジ9が複数のローラ11を介して往復動
可能に支持されている。
【0009】上記ガイドレール7に沿って前記キャリッ
ジ9を往復動するために、上記キャリッジ9には走行用
モータ13が装着してあり、この走行用モータ13によ
って回転駆動されるピニオン(図示省略)が前記ガイド
レール7に設けたラック7Rに噛合してある。したがっ
て、前記走行用モータ13を適宜に制御駆動することに
より、キャリッジ9をガイドレール7に沿って移動し位
置決めできることとなる。
【0010】上記キャリッジ9に装着したワーククラン
プによって前記ワークWを把持し、ローラコンベア1に
沿って移動し位置決めするとき、ワークWの上下左右の
変動(変位)に対応してワーククランプが上下左右に変
動可能なように構成してある。
【0011】より詳細には、本実施例においては、前記
キャリッジ9には上下方向のガイド部材15が複数設け
てあり、このガイド部材15にはスライドブロック17
を介して上下スライダ19が上下動可能に支持されてい
る。そして、上記上下スライダ19を上下動するため
に、前記キャリッジ9に装着した上下動シリンダ21に
おける上下動自在なピストンロッド(図示省略)が前記
上下スライダ19に適宜に連結してある。
【0012】したがって、前記上下動用シリンダ21を
適宜に作動することにより、上下スライダ19をガイド
部材15に沿って上下に位置調節することができるもの
である。
【0013】前記上下スライダ19には、前記ワークW
を把持するワーククランプ23がワークWの搬送方向
(長手方向)に対して上下、左右方向へ揺動可能に支持
されている。
【0014】より詳細には、上記ワーククランプ23
は、先端部に固定ジョー25を備えたクランプ本体27
を備えてなるものであって、このクランプ本体27の先
端部には、前記固定ジョー25と協働してワークWを把
持する可動ジョー29がヒンジピン31を介して揺動自
在に支承されている。
【0015】上記可動ジョー29を開く方向へ付勢する
引張りスプリング33が可動ジョー29とクランプ本体
27との間に張設してある。また、クランプ本体27に
はクランプシリンダ35が装着してあり、このクランプ
シリンダ35に往復動可能に備えたピストンロッド35
Rの先端部は、前記スプリング33に抗して可動ジョー
29を押すべく可動ジョー29に当接してある。
【0016】したがって、クランプシリンダ35に作動
流体を供給して作動することにより、固定ジョー25と
可動ジョー29との間にワークWを把持することができ
る。逆に、クランプシリンダ35から作動流体を排出す
ることにより、スプリング33の作用によって形鋼Wの
把持が解放されることとなる。
【0017】前記クランプ本体27は、図1,図2より
理解されるように、ローラコンベア1に沿う方向に延伸
してあって、その先端部に前記ワーククランプ23を備
えた構成である。このクランプ本体27の基部側は、球
面軸受37を介して前記上下スライダ19に上下方向お
よび左右方向へ揺動可能に支持されている。そして、上
記クランプ本体27の後部上面を、バランス装置の1部
を構成する押圧ピン39に当接することによってほぼ水
平状に保持されている。
【0018】図2に詳細に示されるように、上記押圧ピ
ン39は前記上下スライダ19に設けたブラケット41
を上下動自在に貫通している。そして、上記ブラケット
41と押圧ピン39との間に介在した圧縮スプリング4
3の作用によって、押圧ピン39は常に下方向へ付勢さ
れている。
【0019】また、前記クランプ本体27にはドグ45
が設けてあり、このドグ45は前記上下スライダ19に
取付けたリミットスイッチLSの作動子47に当接して
ある。したがって、クランプ本体27が上下方向に必要
以上に大きく揺動するとリミットスイッチLSが作動さ
れ、異常を検出することができる。
【0020】以上のごとき構成において、上下スライダ
19を上下動してワーククランプ23をワークWの高さ
に対応して位置決めし、上記ワーククランプ23により
前記ワークWを把持した後、キャリッジ9をガイドレー
ル7に沿って移動することにより、前記ワークWを長手
方向へ移動し位置決めすることができる。
【0021】前述のごとくワーククランプ23によりワ
ークWを把持して長手方向へ移動するとき、上記ワーク
Wが搬送方向に対して上下方向及び左右方向に変動する
ようなときには、クランプ本体27が球面軸受37の部
分を中心として上下、左右に揺動し、前記ワークWの上
下、左右の変動に追従し対応することとなる。また、形
鋼加工機に備えられた固定装置により前記ワークWを固
定するときに、例えばワークWの左右方向の多少の傾斜
が修正されるように変動する場合にも、ワーククランプ
23は上記変動に追従して対応し得るものである。
【0022】すなわち、ワークWが搬送方向に対して上
下方向に変動し、かつ左右方向に変動するような場合で
あっても、クランプ本体27が上下左右に揺動すること
によってワーククランプ23は追従してワークWを常に
確実に保持するものである。なお、本考案は、前記実施
例に限ることなく、適宜の変更を行なうことにより、そ
の他の態様でも実施し得るものである。例えば、球面軸
受37に代えて、上下スライダ19に左右方向(又は上
下方向)へ揺動可能な揺動部材を設け、この揺動部材に
クランプ本体27の基部側を上下方向(又は左右方向)
へ揺動自在に装着する構成とすることも可能である。す
なわち種々の態様で実施可能なものである。
【0023】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本考案は、長尺のワークを支持する
ローラコンベア(1)に沿って往復動可能に設けたキャ
リッジ(9)に、上記ローラコンベア(1)に沿う方向
に延伸したクランプ本体(27)の基部側を上下左右方
向へ揺動可能に設け、ワークを把持可能のワーククラン
プ(23)を前記クランプ本体(27)の先端部に設け
ると共に、前記クランプ本体(27)を水平状に保持す
るためのバランス装置を設けてなるものである。
【0024】上記構成より明らかなように、本考案にお
いては、ワークを把持可能のワーククランプ23を先端
部に備えたクランプ本体27はローラコンベア1に沿う
方向に延伸してあり、かつクランプ本体27の基部側が
キャリッジ9に上下左右方向へ揺動可能に支持されてい
る。そして、上記クランプ本体27を水平状に保持する
ためのバランス装置が設けてある。
【0025】したがって、本考案によれば、ワーククラ
ンプ23によってワークを把持した状態にあるときにワ
ークが上下左右に変位する場合であっても容易に対応し
得ることは勿論のことである。この際、クランプ本体2
7が長く設けてあり、かつ基部側が揺動可能に支持され
た構成であることにより、ワーククランプ23とクラン
プ本体27とが一体的な構成で良く構成がより簡単にな
ると共にワークの大きな変位に対しても僅かな揺動で対
応できることとなり、全体的構成の簡素化を図ることが
できるものである。
【0026】そして、クランプ本体27を水平状に保持
する為のバランス装置が設けてあることにより、長く延
伸しかつ先端にワーククランプ23を備えたクランプ本
体27を揺動可能に設けた構成であっても、偏荷重によ
ってワーククランプ23が下降した状態となることがな
く、常にワークの上下左右方向への変位に対応した状態
にワーククランプ23によってワークを把持し得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る装置の平面説明図であ
る。
【図2】図1におけるII−II矢視の拡大図である。
【符号の説明】
1 ローラコンベア 5 ガイドテーブル 9 キャリッジ 23 ワーククランプ 27 クランプ本体 37 球面軸受

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のワークを支持するローラコンベア
    (1)に沿って往復動可能に設けたキャリッジ(9)
    に、上記ローラコンベア(1)に沿う方向に延伸したク
    ランプ本体(27)の基部側を上下左右方向へ揺動可能
    に設け、ワークを把持可能のワーククランプ(23)を
    前記クランプ本体(27)の先端部に設けると共に、前
    記クランプ本体(27)を水平状に保持するためのバラ
    ンス装置を設けてなることを特徴とする形鋼加工機にお
    るワーク搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03121744A (ja) * 1989-10-05 1991-05-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 条材の丈決め装置

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