JP2549831Y2 - レーザ加工機のワーククランプ装置 - Google Patents

レーザ加工機のワーククランプ装置

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JP2549831Y2
JP2549831Y2 JP1991073934U JP7393491U JP2549831Y2 JP 2549831 Y2 JP2549831 Y2 JP 2549831Y2 JP 1991073934 U JP1991073934 U JP 1991073934U JP 7393491 U JP7393491 U JP 7393491U JP 2549831 Y2 JP2549831 Y2 JP 2549831Y2
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正彦 大嶽
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、レーザ加工機のワー
ククランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機における1つのダイ
プとして、パスラインでワークを複数の支持柱で支持し
てレーザ加工を行ない、ワークの搬入出時には上下動自
在な複数のフリーベアを前記支持柱よりも突出せしめた
パスラインよりも高いワーク搬送面でワークの搬入出を
行なっている。
【0003】また、ワークをクランプするワーククラン
プ装置は前後方向に延伸して設けられたワークテーブル
の一側に適宜な間隔で複数設けられている。しかも、こ
のワーククランプ装置は突当てブロックを備えた下部ク
ランプジョーと、上部クランプジョーとで構成されてお
り、上部クランプジョーは下部クランプジョーに対して
回転支点を中心にして回動自在に設けられ、ワークは突
当てブロックに突当てた後、上部クランプジョーを回動
せしめて下部クランプジョーと上部クランプジョーとの
間にクランプさせている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のワーククランプ装置の構造では、上部クランプジョ
ーの上面がワーク搬送位置より上方に出てしまってい
る。そのために、ワークの搬入,搬出方向がレーザ加工
機の正面からみて、ワーククランプ装置が取付けられて
いる側の反対側の方向や前後方向のみしか搬入,搬出が
できず、ワークの搬入,搬出の制約を受けているという
問題があった。
【0005】この考案の目的は、上記問題点を改善する
ために、ワーク搬送面より上方へ突き出ることにより生
じるワーク搬入,搬出方向の制約をなくしたレーザ加工
機におけるワーククランプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、レーザ加工機のワークテーブルに設け
たワーククランプ装置にして、該ワーククランプ装置
は、前記ワークテーブルに移動可能に設けたスライドベ
ース上にクランプベースを設け、該クランプベースに対
して流体シリンダにより上下動自在のクランプ押さえを
設け、該クランプ押さえにワーク突当てブロックを設け
ると共に、該ワーク突当てブロックの背面に係合するサ
ポートブロックを前記クランプベースに設けてなり、ワ
ーク無しのクランプ閉状態において、ワーク搬送面の高
さよりも前記クランプ押さえの上面が低位置に位置する
ことを特徴とするレーザ加工機のワーククランプ装置で
ある。
【0007】
【作用】この考案のレーザ加工機におけるワーククラン
プ装置を採用することにより、レーザ加工時にはワーク
はワーク突当てブロックに突当てられ、しかもクランプ
ベースに支えられる。さらにクランプ押えを開放状態か
ら下降せしめることによって、ワークの一側端はクラン
プベースとクランプ押えでクランプされる。
【0008】ワークの搬入,搬出時には、ワーク無しの
状態でクランプ押えを下降端まで下降してクランプ押え
がクランプベースに密接したクランプ閉状態となる。こ
の状態のときにクランプ押えの上面がワーク搬送面より
低くなるように構成されているので、ワークは前後,左
右のどちらの方向からも制約を受けずに搬送される。ま
た、ワーク突当てブロックの背面に係合するサポートブ
ロックをクランプベースに設けたのでワークをワーク突
当てブロックに突当てたときの衝撃力をこのサポートブ
ロックを介して、クランプベースで受けるので、流体シ
リンダに衝撃力が及ばない。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図7を参照するに、レーザ加工機1は前後
方向(X軸方向)へ延伸した例えば箱形状のベッド3を
備えており、このベッド3上にはX軸方向へ延伸した平
行な複数のガイドレール5が敷設されている。このガイ
ドレール5上には図示省略の駆動モータ,ボールねじ,
ナット部材などによりX軸方向へ移動自在なワークテー
ブル7が設けられている。このワークテーブル7上には
加工すべきワークWが載置される。このワークテーブル
7の一側、図7において右側のX軸方向には、適宜な間
隔で複数のワーククランプ装置9が設けられている。
【0011】前記ベッド3に跨がって門型フレーム11
が立設されている。しかも、この門型フレーム11は上
部フレーム11Uとサイドフレーム11R,11Lで構
成されている。この門型フレーム11における上部フレ
ーム11Uの前側には左右方向(Y軸方向)へ延伸した
平行な複数のガイトレール13が設けられており、この
ガイドレール13には図示省略の例えば駆動モータ,ボ
ールねじ,ナット部材によってY軸方向へ移動自在なY
軸キャレッジ15が設けられている。
【0012】このY軸キャレッジ15には図示省略の例
えば流体シリンダなどによって上下動方向(Z軸方向)
へ移動自在なレーザ加工ヘッド17が設けられている。
このレーザ加工ヘッド17内にはベンドミラー,集光レ
ンズが備えられており、しかも、レーザ加工ヘッド17
の先端にはレーザノズル19が一体化されている。ま
た、前記門型フレーム11におけるサイドフレーム11
Rの上部には、レーザ加工機1を制御するNC制御装置
21がブラケット23を介して取付けられている。
【0013】上記構成により、ワークテーブル7をX軸
方向へ移動せしめると共に、Y軸キャレッジ15をY軸
方向へ移動せしめることによって、図示省略のレーザ発
振器から発振されたレーザビームはベンドミラー,集光
レンズを経てレーザノズル19からワークWへ向けて照
射されることにより、ワークWに必要な形状のレーザ切
断が行なわれることになる。
【0014】前記ワークテーブル7は、図6に示されて
いるようにY軸方向へ適宜な間隔で複数の先端が鋭角形
状をしたワーク支持柱25を備えた支持フレーム27が
設けられている。この支持フレーム27がX軸方向へ適
宜な間隔で設けられている。しかも、支持フレーム27
に設けられた各ワーク支持柱25間には流体シリンダ2
9が設けられており、この流体シリンダ29に装着され
たピストンロッド31の先端にはフリーベア33が一体
化されている。
【0015】上記構成により、レーザ加工時にはワーク
Wはパスライン上で複数のワーク支持柱25に支持され
てレーザ加工が行なわれると共に、ワークWの搬入,搬
出時には、流体シリンダ29を作動させてピストンロッ
ド31を介してフリーベア33を各ワーク支持柱25の
先端より突出させたワーク搬送面でワークWは搬入また
は搬出されることになる。
【0016】前記各ワーククランプ装置9は、図1,図
2,図3および図4に示されているような構成となって
いる。すなわち、図1,図2,図3および図4におい
て、ワークテーブル7の右側にはX軸方向(図1におい
て紙面に対して直交した方向)へ延伸したガイドレール
35が設けられている。このガイドレール35にはワー
ククランプ装置9の一部であるスライドベース37が複
数のボルト39とT溝ナット41とによってスライド可
能に取付けられている。
【0017】前記スライドベース37上には複数のボル
ト43によってクランプベース45が取付けられてい
る。このクランプベース45の両側後部には押し座47
がボルト49で取付けられていると共にボールプランジ
ャ51で垂直状態の位置決め調整が行なわれる。
【0018】前記スライドベース37の後側(図1,図
2における右側)にはシリンダホルダ53が複数のボル
トで取付けられており、このシリンダホルダ53の下部
に流体シリンダ55が取付けられている。この流体シリ
ンダ55の中央部には上下方向へ延伸したピストンロッ
ド57が装着されており、このピストンロッド57がシ
リンダホルダ53に上下方向へ貫通して形成された孔5
9に移動自在に設けられている。しかも、この孔59の
上方に突出したピストンロッド57の上端は、前記クラ
ンプベース45の上方に設けられたクランプ押え61の
下端にボルト63で取付けられている。
【0019】前記クランプ押え61の後部(図1,図2
において右部)の両側には下方向へ延伸したガイドロッ
ド65がボルト67で固定されていると共に、ガイドロ
ッド65は前記シリンダホルダ53に形成された孔69
に摺動自在となっている。この孔69におけるシリンダ
ホルダ53の上面にはリニアブッシュ71が複数のボル
ト73で取付けられている。
【0020】また、前記クランプ押え61の前部(図
1,図2において左部)下部にはワーク突当てブロック
75が複数のボルト77で固定されていて、クランプ押
え61と一緒に上下動される。さらに、突当てブロック
75の後端におけるクランプベース45上にはサポート
ブロック79が複数のボルト81で固定されている。
【0021】上記構成により、流体シリンダ55を作動
させると、ピストンロッド57を介してクランプ押え6
1がクランプベース45に対して上下動されることにな
る。このときガイドロッド65が孔69に案内されて上
下動し、クランプ押え61がスムーズに上下動される。
【0022】次に、このワーククランプ装置9の動作を
図5に示した動作説明図を基にして説明すると、まず、
図5(A)において、流体シリンダ55を作動させてピ
ストンロッド57を介してクランプ押え61を下降せし
めてクランプ押え61の前部下面がクランプベース45
の上面に当接されると、クランプ押え61の上面がパス
ラインより高く、ワーク搬送面より低い位置に位置す
る。この状態で、ワークWを図5(A)において右側か
ら左側へ向けて搬入されることになる。
【0023】ワークWが図5(B)に示した位置で停止
された後に、流体シリンダ55を作動させピストンロッ
ド57を介してクランプ押え79を上昇端まで上昇させ
ると、図5(B)に示したクランプ開の状態となる。
【0024】次に、ワークWを左側から右側へ向けて、
図5(C)に示したごとき、突当てブロック75の突当
て面にワークWの右端を突当てる。この状態で流体シリ
ンダ55を作動させピストンロッド57を介してクラン
プ押え61が下降することによって、図5(D)に示し
たごときクランプ閉状態となる。すなわち、クランプ押
え61の下面がワーク搬送面より低い位置に移動し、ク
ランプベース45上にあるワークWをクランプ押え61
の前側で押えてクランプされることになる。
【0025】ワークWを搬出させる際には、上述したワ
ーク搬入時の動作と逆の動作を行なうことによって行な
われることになるので、詳細な動作の説明を省略する。
【0026】したがって、ワークWの搬入,搬出時に
は、クランプ押え61の上面がワーク搬送面より低い位
置に設定できるので、ワークWの搬送時にワークWがク
ランプ押え61に衝突するといった搬送の障害とならず
に、かつ制約を受けずにどの方向からも搬入,搬出させ
ることができる。而して、ワーク搬送装置やそのスペー
スにおいても有利となる。
【0027】また、ワークWの側端が突当てブロック7
5の突当て面に突当てられたとき、その衝撃により、流
体シリンダ55に大きな荷重がかかり流体シリンダ55
が破損する危険があるが、本実施例では突当てブロック
75の背面にブロック79が設けてあると共に、ガイド
ロツド65が摺動する部分にリニアブッシュ71が設け
てあることにより、その荷重を受け、流体シリンダ55
が破損するのを保護することができる。したがって、ワ
ーククランプ装置9の信頼性を高めることができる。
【0028】なお、この考案は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0029】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この考案によれば、実用新案登録請求の範囲
に記載されたとおりの構成であるから、ワークを搬入,
搬出する際にはクランプ押さえの上面の位置をワーク搬
送面より低い位置に設定できるので、搬送の障害となら
ずかつ制約を受けずにどの方向からもワークを搬入,搬
出させることができる。
【0030】また、ワークをクランプに装着するときの
衝撃荷重が流体シリンダに及ばないので、衝撃荷重によ
って流体シリンダが破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の主要部であるワーククランプ装置の
正面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における左側面図である。
【図4】図1における右側面図である。
【図5】ワークの搬入時におけるワーククランプ装置の
動作説明図である。
【図6】図7におけるワークテーブルの正面拡大図であ
る。
【図7】この考案に係る一実施例のレーザ加工機の概略
斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 7 ワークテーブル 9 ワーククランプ装置 11 門型フレーム 15 Y軸キャレッジ 17 レーザ加工ヘッド 19 レーザノズル 25 ワーク支持柱 45 クランプベース 55 流体シリンダ 61 クランプ押え 65 ガイドロッド 71 リニアブッシュ 75 ワーク突当てブロック 79 サポートブロック

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工機のワークテーブルに設けた
    ワーククランプ装置にして、該ワーククランプ装置は、
    前記ワークテーブルに移動可能に設けたスライドベース
    上にクランプベースを設け、該クランプベースに対して
    流体シリンダにより上下動自在のクランプ押さえを設
    け、該クランプ押さえにワーク突当てブロックを設ける
    と共に、該ワーク突当てブロックの背面に係合するサポ
    ートブロックを前記クランプベースに設けてなり、ワー
    ク無しのクランプ閉状態において、ワーク搬送面の高さ
    よりも前記クランプ押さえの上面が低位置に位置するこ
    とを特徴とするレーザ加工機のワーククランプ装置。
JP1991073934U 1991-09-13 1991-09-13 レーザ加工機のワーククランプ装置 Expired - Fee Related JP2549831Y2 (ja)

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