JPH0731856Y2 - 工作機械における原点位置決め装置 - Google Patents

工作機械における原点位置決め装置

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JPH0731856Y2
JPH0731856Y2 JP1989062386U JP6238689U JPH0731856Y2 JP H0731856 Y2 JPH0731856 Y2 JP H0731856Y2 JP 1989062386 U JP1989062386 U JP 1989062386U JP 6238689 U JP6238689 U JP 6238689U JP H0731856 Y2 JPH0731856 Y2 JP H0731856Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はタレットパンチプレス、レーザ加工機のごとき
工作機械における原点位置決め装置に関する。
(従来の技術) ワークテーブルにy軸方向へ移動自在なy軸移動体を設
けると共に、このy軸移動体に板材を把持するためのク
ランプ装置を備えてなるタレットパンチプレス、レーザ
加工機のごとき工作機械において、板材をx軸、y軸の
原点位置に位置決めするための従来の原点位置決め装置
について説明する。
ワークテーブルには板材のx軸方向の位置決めを行うた
めのx軸位置決め部材が設けてあると共に、上記クラン
プ装置には板材のy軸方向の位置決めを行うためのy軸
位置決め部材が設けてある。上記x軸位置決め部材、y
軸位置決め部材に板材を当接させるために、ワークテー
ブルには板材を保持するための板材保持部材が、ワーク
テーブルの上面に対して出没自在かつ流体圧シリンダを
介して往復動自在に設けてあった。したがって、ワーク
テーブル上に板材を搬入すると共に、板材保持部材をワ
ークテーブル上面に対して突出させて、板材保持部材に
より板材を保持する。そして、流体圧シリンダを適宜に
操作して板材を保持した板材保持部材を適宜に往動、復
動させて、板材をx軸位置決め部材、y軸位置決め部材
に当接させる。これによって、板材をワークテーブル上
の原点位置に位置決めすることができるものである。
しかし、上述の板材の原点位置決め装置においては、板
材保持部材をワークテーブルに対して出没自在に設けて
いたために、ワークテーブルを改造しなければならず、
ワークテーブルの構成が複雑になるという問題点があっ
た。
そこで、上述の問題点を解決するためには、例えば特開
昭57-199727に示すように、ワークテーブルに板材を搬
入するための板材搬装置に板材の原点位置決めを行う板
材保持部材を設けるものがあった。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前述のごとき従来の工作機械における原点位置
決め装置は、板材の搬入機能を備えているために構成が
極めて複雑化するという問題点があった。
そこで、本考案は上記の問題点を解決するために、ワー
クテーブルの改造を必要とせず、構成が比較的簡単な工
作機械の原点位置決め装置を提供することを目的とす
る。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、工作機械
における加工位置に対して接近離反する方向であるY軸
方向へ移動自在に設けたY軸移動体に、板材を把持する
クランプ装置を備えたX軸移動体を、Y軸方向に対し直
交するX軸方向へ移動自在に装着して設け、前記板材の
Y軸方向の位置決めを行うY軸位置決め部を前記クラン
プ装置に備えると共に、板材のX軸方向の位置決めを行
うX軸位置決め部材を、前記Y軸移動体と一体的なワー
クテーブルの上面に対して出没自在に設け、前記軸移動
体に基部側を固定した取付アームの先端部を、前記ワー
クテーブルの上方位置においてY軸方向に延伸して設
け、この取付アームの先端部に上下駆動可能に支持され
たベース部材に、X軸方向及びY軸方向に対して交差す
る方向に往復駆動自在の往復動体を設け、この往復動体
に、前記ワークテーブル上の板材を保持自在の板材保持
部材を設け、この板材保持部材が板材を保持した状態に
あるときに、板材保持部材を往復駆動し、上記板材を前
記Y軸位置決め部及びX軸位置決め部材に当接して板材
の原点位置決めを行う構成としてなるものである。
(実施例) 以上、本考案に係る実施例について図面に基づいて説明
する。
第10図を参照するに、工作機械の一例としてのタレット
パンチプレス1は、下部フレーム3に支柱5,7を一体的
に立設し、かつ支柱5,7に上部フレーム9を設けて枠体
を構成している。
上記上部フレーム9には円盤状の上部タレット11が回転
軸13を介して回転自在に設けてあり、下部フレーム3に
は上部タレット11に対向した下部タレット15が回転軸17
を介して回転自在に設けてある。上記上部、下部タレッ
ト11,15はサーボモータのごとき回転装置(図示省略)
を適宜に操作することにより、同期して同方向へ所定の
角度だけ回動するものである。
上記上部・下部タレット11,15は多数の金型ステーショ
ン(図示省略)を備えており、多数の所定の金型ステー
ションには種々の寸法形状をなした多数の上部金型19、
下部金型21が着脱自在に取付けてあり、上下一対の上
部、下部金型19,21は同寸同形状である。板材Wにパン
チング加工を行うために、上部フレーム9の中央部付近
には上下動自在なラム23が設けてある。したがって回転
装置を適宜に操作して所定の上部、下部金型19,21をラ
ム23の垂直下方位置に位置せしめて、ラム23を下降させ
ることにより、所定の上部、下部金型19,21により所定
のパンチング加工を行うことができるものである。
パンチング加工を行う板材Wの移動位置決めを行うため
に移動位置決め装置25が設けてある。より詳細には、移
動位置決め装置25におけるy軸移動体27が、下部フレー
ム3に取付けたレール29を前後方向、換言すればy軸方
向(第3図において左右方向)へ移動自在に設けてあ
り、y軸移動体27におけるキャレッジベース27aには、
板材Wを把持するクランプ装置31を備えたx軸移動体33
が左右方向、換言すればx軸方向(第3図において紙面
に向って表裏方向)へ移動自在に取付けてある。
また前記下部フレーム3の上面には板材Wを移動自在に
支承するワークテーブル35を一部を構成する固定テーブ
ル35aが設けてあり、この固定テーブル35aの左右両側に
はy軸移動体27に固定した可動テーブル35bがそれぞれ
配置してある。
上記構成により、まず、ワークテーブル35に板材Wを搬
入した後にワークテーブル35の原点位置に板材Wを位置
決めせしめて、クランプ装置31により板材Wを把持す
る。そして、y軸移動体27をy軸方向へ移動させると共
にx軸移動体33をx軸方向へ移動させることにより、ク
ランプ装置31により把持した板材Wを上部タレット11と
下部タレット15の間の所定位置へ移動位置決めする。ま
た、上述のごとく板材Wを移動位置決めする前又は移動
位置決めすると同時に、回転装置を適宜に操作して所定
の上部、下部金型19,21をラム23の垂直下方位置へ位置
せしめる。最後に、ラム23を下降させて所定の上部金型
19を打圧することになり、下部タレット11に支持された
板材Wに対して所定のパンチング加工を施すことができ
るものである。
ワークテーブル35の所定の原点位置に板材Wを位置決め
するためには、クランプ装置31の下あごの適宜位置には
板材Wに当接可能なy軸位置決め部材37が設けてあり、
ワークテーブル35の左端部には、或はy軸移動体27の適
宜位置には板材Wに当接可能なx軸位置決め部材39がワ
ークテーブル35の上面、或はy軸移動体27の上面に対し
て出没自在に設けてある。
以下、上記y軸位置決め部材37、x軸位置決め部材39を
備えた原点位置決め装置41について説明する。
第1図から第5図までを参照するに、y軸移動体27には
第1図、第2図に示すように原点位置決め装置41の一部
を構成する取付アーム43が複数の取付けボルト45を介し
て着脱可能に取付けてある。
また上記取付アーム43にはベース部材47が上下動自在か
つ回転、固定自在に設けてある。
より詳細には、第1図、第2図に示すように取付けアー
ム43の後側下部には支持部材49が取付けボルト51を介し
て着脱可能に取付けてあり、この支持部材49には昇降部
材53が上下動自在かつ回転自在に設けてある。上記昇降
部材53の下端部には取付け部材55を介してベース部材47
が一体的に取付けてある。ここで、上記支持部材47はx
軸、y軸と共に交差する所定方向(例えば第2図に示す
ようにx軸、y軸対して共に45°をなす方向)に対して
平行に設けてあり、同様にベース部材47も上記所定方向
に対して平行である。
を支持部材49に案内された昇降部材53を上下動させるた
めに、上記取付けアーム43の後側上部に設けた支持ブラ
ケット57には昇降用シリンダ59が設けてあり、この昇降
用シリンダ59から下方向に突出自在のピストンロッド61
には、例えば玉継手のごとき自在継手63を介して回転自
在な上記昇降部材53に連結してある。なお、上記支持ブ
ラケット57と支持部材49は連結部材64a、ナット64bを介
して連結してある。
上記構成により、昇降用シリンダ59を適宜に操作するこ
とによりピストンロッド61、自在継手63を介して昇降部
材53は上下動するものであり、昇降部材53と一体となっ
てベース部材47も上下動するものである。また、昇降部
材53が自在継手63を介して回転することにより、ベース
部材47も一体となって回転するものである。
また、第5図、第6図を参照するに、x軸、y軸に交差
する前記所定方向に対してベース部材47を平行にするた
めに、昇降部材53の下部側には、第6図に示すような調
整ボルト65を備えた修正プレート67が係合して設けてあ
ると共に、支持部材47に取付けたアーム69と、修正プレ
ート67にボルト71を介して修正スプリング73が取付けて
ある。したがって、ベース部材47が上記所定方向に対し
て平行でない場合には調整ボルト65を緩めた状態で、昇
降部材53、ベース部材47を修正プレート67に対して回転
させて、ベース部材47が所定方向に対して平行になった
ときに調整ボルト65を締付ける。なお、調整ボルト65を
締付けた際においても、ベース部材47は全く回転しない
のではなく、修正スプリング73の付勢力に坑して回転す
ることができるものである。
第3図、第4図、第5図を参照するに、上記ベース部材
47が上昇したときにベース部材47を回転不能とするため
に、ベース部材47には例えばウレタンのごとき摩擦部材
75が設けてある。なお、摩擦部材75と支持部材49との間
には適数のシム77が着脱交換自在に設けてある。したが
って、昇降用シリンダ59を適宜に操作して昇降部材53を
昇降させることにより、摩擦部材75の下面と修正プレー
ト67の上面とを十分に当接させることができ、回転自在
な状態にあった昇降部材53、ベース部材47を、回転不能
とすることができるものである。
上記ベース部材43にはx軸、y軸に交差する所定方向へ
往復動自在な往復動体79が設けてある。
より詳細には、第3図、第4図、第5図、第7図を参照
するに、ベース部材45に設けた複数のガイド部81にはそ
れぞれスライドバー83が上記所定方向へ往復動自在に設
けてあり、上記スライドバー83の端部には上記往復動体
79が取付けてある。上記ガイド部81に案内されるスライ
ドバー83を所定方向へ往復動させるために、ベース部材
47には支持ブラケット85を介して往復用シリンダ87が設
けてあると共に、この往復用シリンダ87から突出自在の
ピストンロッド89が往復動体79の適宜位置に取付けてあ
る。
上記構成により、往復用シリンダ87を適宜に操作するこ
とによりスライドバー85がガイド部81に案内されてx
軸、y軸と交差する所定方向へ往復動するものであり、
往復動体79もスライドバー85と一体になってx軸、y軸
に交差する所定方向へ移動するものである。
上記往復動体79にはワークテーブル35上の板材Wを保持
するための板材保持部材91が回転、固定自在に設けてあ
る。
より詳細には、第8図、第3図を参照するに、往復動体
79にはブッシュ93を介して垂直軸95が上下動自在、回転
自在に設けてあり、この垂直軸95の下端部には例えば磁
石、パッドのごとき板材保持部材91が設けてある。回転
自在な状態にある板材保持部材91を回転不能とするため
に、往復動体79の下部側には例えばウレタンのごとき摩
擦部材97が設けてあると共に、板材保持部材91の上部側
には摩擦部材97に当接可能なゴム99が設けてある。な
お、垂直軸95における往復動体79と板材保持部材91との
間にはスプリング100が弾装されている。
上記構成により、板材保持部材91は垂直軸95を介して往
復動体79に対して上下動自在であり、回転自在である。
そして、垂直軸95を上昇させて摩擦部材97をゴム99に十
分に当接させることにより、回転自在な状態にある板材
保持部材91を、回転不能状態にすることができるもので
ある。
上記板材保持部材91を上下動させるためにカム装置101
が設けてある。
より詳細には、第9図、第3図、第8図を参照するに、
ベース部材47には支持ブラケット103が設けてあり、こ
の支持ブラケット103に設けた長穴105には、カム装置10
1の一部を構成するレバー107がボルト109を介して位置
調節自在に設けてある。上記レバー107上を転動するた
めのローラ111が、垂直軸95に取付けた支持ブラケット1
13に回転自在に設けてある。
上記構成により、往復用シリンダ87を適宜に操作して板
材保持部材91を往動(第3図において左方向へ移動)さ
せることにより、板材保持部材91、往復動体79は第3図
において実線に示す位置から想像線に示す位置に位置
し、レバー107とローラ111との当接状態が解除し、板材
保持部材91が下降するものである。したがって、摩擦部
材97とゴム99の当接状態が解除されて板材保持部材91は
回転自在な状態となる。また、往復用シリンダ87を適宜
に操作して板材保持部材91を復動させることにより、板
材保持部材91、往復動体79は第3図において想像線に示
す位置から実線に示す位置まで移動し、レバー107とロ
ーラ111との当接状態が回復し、板材保持部材91が上昇
するものである。したがって、摩擦部材97とゴム99の当
接状態が回復し板材保持部材91は回転不能の状態にな
る。
前述の構成に基づいて本実施例の作用について説明す
る。
まず、ワークテーブル35の板材搬入位置に板材Wを搬入
する。ここで、原点位置決め装置41は板材Wの搬入機能
を備えていない。
往復用シリンダ87を適宜に操作して板材保持部材91をx
軸、y軸に交差する所定方向移へ往動させる。これによ
って、板材保持部材91は回転可能の状態となる。このよ
うな状態のもとで、昇降用シリンダ59を適宜に操作して
ベース部材47等と一体的に板材保持部材91を下降させて
板材Wを保持する。
そして、往復用シリンダ87を適宜に操作して板材保持部
材97をx軸とy軸に交差する所定方向へ復動させる。こ
れによって、まず板材Wはy軸位置決め部材37に当接
し、次にベース部材47がスプリング73の付勢力に坑して
回転しつつ、板材Wはx軸位置決め部材39に当接し、板
材Wの原点位置決めは終了するものである。
板材Wの原点位置決め終了後、板材Wの保持状態を解除
することにより、ベース部材47はスプリング73の付勢力
を介して元の位置まで戻しておく。また、往復用シリン
ダ87、昇降用シリンダ59を適宜に操作して板材保持部材
91、ベース部材47を回動不能の状態にしておく。
以上のごとき実施例によれば、原点位置決め装置41自体
には、板材Wをワークテーブル35に搬入する機能を備え
ていないために、原点位置決め装置41の構成が比較的簡
単である。また、y軸移動体27に取付けボルト45を介し
て着脱可能に設けた取付けアーム43に、板材保持部材91
を設けているために、原点位置決め装置41を設けるため
にワークテーブル35の改造を行う必要は比較的少ないも
のである。
なお、本考案は前述の実施例の説明に限るものではな
く、適宜の変更を行うことによりその他種々の態様が実
施可能である。
〔考案の効果〕
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本考案は、工作機械における加工位置に対して接近
離反する方向であるY軸方向へ移動自在に設けたY軸移
動体(27)に、板材(W)を把持するクランプ装置(3
1)装置を備えたX軸移動体(33)を、Y軸方向に対し
直交するX軸方向へ移動自在に装着して設け、前記板材
(W)のY軸方向の位置決めを行うY軸位置決め部(3
7)を前記クランプ装置(31)に備えると共に、板材
(W)のX軸方向の位置決めを行うX軸位置決め部材
(39)を、前記Y軸移動体(27)と一体的なワークテー
ブル(35)の上面に対して出没自在に設け、前記Y軸移
動体27に基部側を固定した取付アーム(43)の先端部
を、前記ワークテーブル(35)の上方位置においてY軸
方向に延伸して設け、この取付アーム(43)の先端部に
上下駆動可能に支持されたベース部材(47)に、X軸方
向及びY軸方向に対して交差する方向に往復駆動自在の
往復動体(79)を設け、この往復動体(79)に、前記ワ
ークテーブル(35)上の板材(W)を保持自在の板材保
持部材(91)を設け、この板材保持部材(91)が板材
(W)を保持した状態にあるときに、板材保持部材(9
1)を往復駆動し、上記板材(W)を前記Y軸位置決め
部(37)及びX軸位置決め部材(39)に当接して板材
(W)の原点位置決めを行う構成としてなるものであ
る。
上記構成により明らかなように、本考案においては、Y
軸移動体27に基部側を固定した取付アーム43の先端部
を、ワークテーブル35の上方においてY軸方向に延伸
し、この取付アーム43の先端部に上下駆動可能に設けた
ベース部材47にX軸,Y軸に対して交差する方向へ往復駆
動自在の往復動体79を設け、この往復動体79に板材保持
部材91を設けてなるものである。
そして、上記板材保持部材91が板材Wを保持した状態に
あるときに、板材保持部材91を往復駆動し、板材Wをク
ランプ装置31のY軸位置決め部37及びX軸位置決め部材
39に当接して板材Wの原点位置決めを行う構成である。
したがって、Y軸移動体27がY軸方向のどの位置に位置
しても、ワークテーブル35上の板材Wを移動して原点位
置決めを行うことができるものであり、ワークテーブル
35に対する板材Wの搬入装置等との位置的関係は高精度
である必要がなく、全体的に構成が簡単になるものであ
る。
また、Y軸移動体27に取付アーム43を取付けることによ
って、従来の工作機械に対しても、レトロフィット的に
簡単な構成でもって容易に実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1図は原点
位置決め装置の側面図である。第2図は原点位置決め装
置の平面図である。第3図は第2図における矢示部III
に沿った図である。第4図は第3図におけるIV-IV線に
沿った図である。第5図は第3図における矢示部Vに沿
った図である。第6図は第3図におけるVI-VI線に沿っ
た図である。第7図は第3図におけるVII-VII線に沿っ
た図である。第8図は第3図におけるVIII-VIII線に沿
った図である。第9図は第2図における矢示部IXに沿っ
た図である。第10図はタレットパンチプレスの側面図で
ある。 1……タレットパンチプレス 41……原点位置決め装置 35……ワークテーブル 27……y軸移動体 31……クランプ装置 39……x軸位置決め部材 37……y軸位置決め部材 43……取付けアーム 91……板材保持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械における加工位置に対して接近離
    反する方向であるY軸方向へ移動自在に設けたY軸移動
    体(27)に、板材(W)を把持するクランプ装置(31)
    装置を備えたX軸移動体(33)を、Y軸方向に対し直交
    するX軸方向へ移動自在に装着して設け、前記板材
    (W)のY軸方向の位置決めを行うY軸位置決め部(3
    7)を前記クランプ装置(31)に備えると共に、板材
    (W)のX軸方向の位置決めを行うX軸位置決め部材
    (39)を、前記Y軸移動体(27)と一体的なワークテー
    ブル(35)の上面に対して出没自在に設け、前記Y軸移
    動体27に基部側を固定した取付アーム(43)の先端部
    を、前記ワークテーブル(35)の上方位置においてY軸
    方向に延伸して設け、この取付アーム(43)の先端部に
    上下駆動可能に支持されたベース部材(47)に、X軸方
    向及びY軸方向に対して交差する方向に往復駆動自在の
    往復動体(79)を設け、この往復動体(79)に、前記ワ
    ークテーブル(35)上の板材(W)を保持自在の板材保
    持部材(91)を設け、この板材保持部材(91)が板材
    (W)を保持した状態にあるときに、板材保持部材(9
    1)を往復駆動し、上記板材(W)を前記Y軸位置決め
    部(37)及びX軸位置決め部材(39)に当接して板材
    (W)の原点位置決めを行う構成としてなることを特徴
    とする工作機械における原点位置決め装置。
JP1989062386U 1989-05-31 1989-05-31 工作機械における原点位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0731856Y2 (ja)

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JPS60167699U (ja) * 1984-04-13 1985-11-07 三菱電機株式会社 シ−ト材位置決め装置
JPH0141539Y2 (ja) * 1985-05-24 1989-12-07
JP2507741B2 (ja) * 1987-05-29 1996-06-19 株式会社 アマダ 板材の原点位置決め装置
JPH0767580B2 (ja) * 1987-09-30 1995-07-26 アンリツ株式会社 工作機械の可動テーブル移動機構

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