JPH0752093Y2 - 搬送装置における治具装置 - Google Patents

搬送装置における治具装置

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JPH0752093Y2
JPH0752093Y2 JP5859790U JP5859790U JPH0752093Y2 JP H0752093 Y2 JPH0752093 Y2 JP H0752093Y2 JP 5859790 U JP5859790 U JP 5859790U JP 5859790 U JP5859790 U JP 5859790U JP H0752093 Y2 JPH0752093 Y2 JP H0752093Y2
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JP
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jig
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裕詞 笹本
敬三郎 大滝
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、昇降及び前後動自在なトランスファバーによ
りワークを搬送する、車体組立ライン等で用いられる搬
送装置における治具装置に関する。
(従来の技術) 従来、トランスファバーを用いた搬送装置は、トランス
ファバーに取付けた可動治具と、トランスファバーの側
方に配置した固定治具とを備え、可動治具にワークを載
置した状態でトランスファバーを前進させて下降するこ
とによりワークを固定治具に載置するようにしており、
この場合各治具は、治具ベースにワーク受け部材を固定
的に設けて成る専用治具を用いるを一般としている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のものでは、ワークの機種変更に際し各治具を交換
する必要があり、多機種生産形態を採用する最近のライ
ンには不向きである。
本考案は、以上の点に鑑み、治具交換を行なわずにワー
クの機種変更に対処し得るようにした、多機種混流ライ
ンにおける搬送装置に好適な治具装置を提供することを
その目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案では、昇降及び前後動自
在なトランスファバーによりワークを搬送する搬送装置
であって、トランスファバーに取付けた可動治具と、ト
ランスファバーの側方に配置した固定治具とを備え、可
動治具にワークを載置した状態でトランスファバーを前
進させて下降することによりワークを固定治具に載置す
るようにしたものにおいて、該各治具に備えるワーク受
け部材を段付形状のピン部材とし、該各治具にピン部材
の位置を上下方向及び水平方向に調節する位置調節手段
を設けた。
この場合、前記位置調節手段は、ピン部材を所定の位置
調節方向に移動する駆動手段と、ピン部材と一体に所定
の位置調節方向に動く可動枠と該可動枠を移動自在に支
持する支持枠との一方に設けたストッパと、その他方に
設けた割出し手段とで構成するものとし、該割出し手段
を、所定の調節方向に突出する長さの異る複数のストッ
パピンを備えて、これらストッパピンの任意の1個を前
記ストッパに対向する作動位置に割出し自在とする型式
に構成することが望ましい。
(作用) 段付形状のピン部材が、その頭部においてワークの基準
穴に嵌合すると共にその段差面において基準穴の孔縁部
に当接して、ワークがピン部材に位置決め支持されるも
ので、この場合機種によって基準穴の位置が上下方向及
び水平方向に変化するが、位置調節手段によりピン部材
の位置を上下方向及び水平方向に調節できるため、各治
具を交換しなくてもワークの機種変更に対処できる。
位置調節手段を上記の如く構成しておけば、駆動手段に
よりピン部材を移動して位置調節する際、作動位置に割
出されたストッパピンがストッパに当接してピン部材の
移動が規制され、割出し手段による長さの異る複数のス
トッパピンの割出しにより、ピン部材の位置を複数段に
切換えることができ、機種に応じたストッパピンの割出
しによりピン部材を正確に位置調節できる。
(実施例) 図示の実施例は、自動車車体のリヤフロアWの加工ライ
ンにおける搬送装置に本案装置を適用したもので、第1
図及び第2図に示す如く、X形リンク機構(1)により
昇降される前後方向に長手の昇降枠(2)にトランスフ
ァバー(3)を前後動自在に設け、該トランスファバー
(3)によりワークたるリヤフロアWを始端の第1ステ
ーションS1から第2と第3のステーションS2、S3を経て
終端の第4ステーションS4に搬送するようにした。
トランスファバー(3)上には、該バー(3)と一体に
動く可動治具(4)が前後3段に取付けられており、更
に第2と第3のステーションS2、S3に、夫々トランスフ
ァバー(3)の両側方に位置させて固定治具(5)を配
置し、トランスファバー(3)の後退時に第1ステーシ
ョンS1において該バー(3)の後端の可動治具(4)に
リヤフロアWを載置し、次いで該バー(3)を昇降枠
(2)の動きで上昇させて、第2と第3の各ステーショ
ンS2、S3の固定治具(5)に載置されるリヤフロアWを
夫々該バー(3)の中間と前端の可動治具(4)に支承
させて持上げた後、該バー(3)を前進させて下降さ
せ、これにより後端の可動治具(4)上のリヤフロアW
を第2ステーションS2の固定治具(5)と、中間の可動
治具(4)上のリヤフロアWを第3ステーションS3の固
定治具(5)と、前端の可動治具(4)上のリヤフロア
Wを第4ステーションS4に待機する図示しない移載治具
とに載置し、次いでトランスファバー(3)を下降位置
のまま後退させ、以上の作動の繰返しでリヤフロアWを
順に前方のステーションに搬送するようにした。
前記各可動治具(4)は、第3図乃至第5図に示す如
く、トランスファバー(3)に固定の治具ベース(6)
に立設したブラケット(7)上の左右1対の位置決めピ
ン(8)(8)と、治具ベース(6)に位置調節手段
(9)を介して取付けた左右1対のピン部材(10)(1
0)とを備えるもので、ピン部材(10)を嵌合させるリ
ヤフロアWの基準穴Waの位置が位置決めピン(8)によ
る支持部を基準にして機種に応じ上下及び前後方向に変
位することに着目し、該ピン部材(10)を位置調節手段
(9)により上下及び前後方向に位置調節自在とした。
該位置調節手段(9)は、治具ベース(6)上の前後方
向に長手の1対のガイドバー(11)(11)に摺動自在に
支持される第1可動枠(12)を前後動する駆動手段とし
ての第1シリンダ(13)と、該第1可動枠(12)に上下
方向に長手の1対のガイドバー(14)(14)を介して摺
動自在に支持される第2可動枠(15)を上下動する駆動
手段として第2シリンダ(16)とを備えるもので、該第
2可動枠(15)の二股分岐部の先端に前記1対のピン部
材(10)(10)を取付けて、該ピン部材(10)(10)を
第1シリンダ(13)と第2シリンダ(16)により夫々前
後方向と上下方向に移動自在とし、更に第1可動枠(1
2)と第2可動枠(15)に夫々前後方向用と上下方向用
の第1第2ストッパ(17)(18)と、これら第1第2可
動枠(12)(15)の支持枠たる治具ベース(6)と第1
可動枠(12)に夫々前後方向用と上下方向用の第1第2
割出し手段(19)(20)とを設け、該各割出し手段(1
9)(20)を、夫々ロータリアクチュエータ(19a)(20
a)により割出し回転させる回動盤(19b)(20b)に前
方又は上方に突出する長さの異る複数のストッパピン
(19c)(20c)を突設して成るものとし、回動盤(19
b)(20b)の回転により任意の1個のストッパピン(19
c)(20c)を前記各ストッパ(17)(18)に対向する作
動位置に割出し自在とした。かくて、各割出し手段(1
9)(20)により機種に応じた長さのストッパピン(19
c)(20c)を作動位置に割出して、各可動枠(12)(1
5)を夫々ストローク端から後退又は下降させれば、ピ
ン部材(10)が機種に応じた所要の位置に移動したとこ
ろで各ストッパ(17)(18)が上記各ストッパピン(19
c)(20c)に当接し、ピン部材(10)が所要の位置に正
確に位置調節される。
ピン部材(10)は、基準穴Waに嵌合するテーパ状の頭部
の下端に基準穴Waの孔縁部を受ける段差面を有する段付
形状に形成され、更に該ピン部材(10)に第6図に示す
如くスリットを形成して、該スリットに、スリット側壁
のガイド溝(10a)に上下1対のピン(10b)(10b)を
介して係合するクランプ片(10c)を装着し、ピン部材
(10)の下端に取付けたシリンダ(10d)のピストンロ
ッドをクランプ片(10c)にその下端のピン(10b)を介
して連結し、該シリンダ(10d)によりクランプ片(10
c)をピン部材(10)の頭部に没入する上方のアンクラ
ンプ位置と頭部から突出して孔縁部を段差面との間にク
ランプする下方のクランプ位置とに上下動自在とし、か
くてピン部材(10)によりリヤフロアWを基準穴Waの部
分において位置決めクランプし得るようにした。
前記固定治具(5)は、トランスファバー(3)の側方
の治具台(21)の前後2箇所に取付けた各治具ベース
(22)上に段付形状の各1個のピン部材(23)を夫々位
置調節手段(24)を介して前後、左右、上下に位置調節
自在に設けて成るもので、該位置調節手段(24)は、第
7図及び第8図に示す如く、治具ベース(22)上の前後
方向に長手の1対のガイドバー(25)(25)に摺動自在
に支持される第1可動枠(26)を前後動する駆動手段と
しての第1シリンダ(27)と、第1可動枠(26)上の左
右方向に長手の1対のガイドバー(28)(28)に摺動自
在に支持される第2可動枠(29)を左右動する駆動手段
としての第2シリンダ(30)と、該第2可動枠(29)に
上下方向に長手の1対のガイドバー(31)(31)を介し
て摺動自在に支持される第3可動枠(32)を上下動する
駆動手段としての第3シリンダ(33)とを備え、該第3
可動枠(32)上にピン部材(23)を取付けて、該ピン部
材(23)をこれら第1乃至第3シリンダ(27)(30)
(33)により前後、左右、上下に移動自在として成るも
ので、更に第1可動枠(26)の支持枠たる治具ベース
(22)に前後方向用のストッパ(34)と、第1可動枠
(26)に、ロータリアクチュエータ(35a)により割出
し回転される回動盤(35b)に長さの異なる複数のスト
ッパピン(35c)を突設して、任意の1個のストッパピ
ン(35c)を前記ストッパ(34)に対向する位置に割出
し自在とした前後方向用の割出し手段(35)とを設け
て、該ストッパ(34)と該割出し手段(35)とによりピ
ン部材(23)の位置を前後複数段に切換自在とし、又第
3可動枠(32)に上下方向用のストッパ(36)と、第3
可動枠(32)の支持枠たる第2可動枠(29)に、上記と
同様にロータリアクチュエータ(37a)による回動盤(3
7b)の割出し回転によりこれに突設した長さの異なる複
数のストッパピン(37c)の任意の1個をストッパ(3
6)に対向する作動位置に割出し自在とした上下方向用
の割出し手段(37)とを設けて、該ストッパ(36)と該
割出し手段(37)とによりピン部材(23)の位置を上下
複数段に切換自在とし、更に第2可動枠(29)とその支
持枠たる第1可動枠(26)とに、図示しないが左右方向
用のストッパと上記と同様の左右方向用の割出し手段と
を設けて、ピン部材(23)の位置を左右複数段に切換自
在とし、機種変更に際してのピン部材(23)の前後、左
右、上下の位置調節を行ない得られるようにした。
尚、ピン部材(23)は、可動治具(4)のピン部材(1
0)と同様のクランプ片を備えるものとし、上記の如く
トランスファバー(3)の動作で可動治具(4)上のリ
ヤフロアWを固定治具(5)に載置したとき、該ピン部
材(23)によりリヤフロアWを位置決めクランプし得る
ようにした。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、請求項1の考案によれ
ば、トランスファバー上の可動治具やトランスファバー
の側方の固定治具に備えるワーク受け部材としての段付
形状のピン部材を上下方向及び水平方向に位置調節自在
とするため、これら治具を交換せずにワークの機種変更
に対処でき、多機種混流ラインに好適な搬送装置を得ら
れ、更に請求項2の考案によれば、ピン部材の位置を複
数段に切換えて、機種に合わせた正確な位置調節を行な
い得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置を具備する搬送装置の1例の平面図、
第2図は第1図のII-II線から見た側面図、第3図は可
動治具の平面図、第4図はその側面図、第5図は第3図
のV−V線截断面図、第6図は第3図のVI-VI線で截断
したピン部材の縦断面図、第7図は固定治具の平面図、
第8図はその側面図である。 W……リヤフロア(ワーク) (3)……トランスファバー (4)……可動治具 (5)……固定治具 (9)(24)……位置調節手段 (10)(23)……ピン部材 (12)(15)(26)(29)(32)……可動枠 (13)(16)(27)(30)(33)……シリンダ(駆動手
段) (17)(18)(34)(36)……ストッパ (19)(20)(35)(37)……割出し手段 (19c)(20c)(35c)(37c)……ストッパピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降及び前後動自在なトランスファバーに
    よりワークを搬送する搬送装置であって、トランスファ
    バーに取付けた可動治具と、トランスファバーの側方に
    配置した固定治具とを備え、可動治具にワークを載置し
    た状態でトランスファバーを前進させて下降することに
    よりワークを固定治具に載置するようにしたものにおい
    て、該各治具に備えるワーク受け部材を段付形状のピン
    部材とし、該各治具にピン部材の位置を上下方向及び水
    平方向に調節する位置調節手段を設けたことを特徴とす
    る搬送装置における治具装置。
  2. 【請求項2】前記位置調節手段は、ピン部材を所定の位
    置調節方向に移動する駆動手段と、ピン部材と一体に所
    定の位置調節方向に動く可動枠と該可動枠を移動自在に
    支持する支持枠との一方に設けたストッパと、その他方
    に設けた割出し手段とで構成され、該割出し手段は、所
    定の調節方向に突出する長さの異る複数のストッパピン
    を備えて、これらストッパピンの任意の1個を前記スト
    ッパに対向する作動位置に割出し自在とする型式に構成
    されることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置にお
    ける治具装置。
JP5859790U 1990-06-02 1990-06-02 搬送装置における治具装置 Expired - Lifetime JPH0752093Y2 (ja)

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JPH0416718U JPH0416718U (ja) 1992-02-12
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