JP2507741B2 - 板材の原点位置決め装置 - Google Patents

板材の原点位置決め装置

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JP2507741B2 JP62131788A JP13178887A JP2507741B2 JP 2507741 B2 JP2507741 B2 JP 2507741B2 JP 62131788 A JP62131788 A JP 62131788A JP 13178887 A JP13178887 A JP 13178887A JP 2507741 B2 JP2507741 B2 JP 2507741B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えばパンチングプレスやシャーリングマ
シンなどのごとき板材加工機における原点位置に板材を
位置決めする装置に係り、さらに詳細には、板材に回転
モーメント等を付与することなしに、X軸,Y軸方向の原
点位置に板材を位置決めする装置に関する。
(従来の技術) 板材加工機におけるX軸,Y軸方向の原点位置へ板材を
位置決めするための先行技術としては、例えば実公昭56
−30415号公報がある。
上記の先行技術においては、原点位置に近接した位置
に電磁石を配置し、かつ電磁石をX軸,Y軸方向へ移動す
るための流体圧シリンダを備えている。そして、電磁石
により板材を磁着した後に、X軸,Y軸方向の各流体圧シ
リンダを作動して、板材を原点位置に位置決めするもの
であった。
また、従来は、X軸およびY軸方向に対してほぼ45°
方向に移動自在な流体圧シリンダを水平に揺動自在に設
け、この流体圧シリンダにおけるピストンロッドに連結
したクランプでもって板材の角部付近を把持し、板材を
45°方向に牽引して、板材を原点位置に位置決めするも
のであった。
(発明が解決しようとする問題点) いずれにしても、従来は、板材の角部付近を保持して
X軸,Y軸方向へ同時的に移動せしめて、原点位置への位
置決めを行なっている。したがって、例えば、板材の一
側縁がX軸方向の原点位置決め用のストッパに当接した
後に、板材の他側縁がY軸方向の原点位置決め部に当接
するように、板材を回動せしめるものである。
この際、板材の保持位置が角部付近であるので、板材
を回動せしめるために板材を強力に引くこととなる。そ
のため、板材の一側縁は前記ストッパに強力に押圧され
ることとなり、板材の薄板の場合には、当接部に変形を
生じ易いものであった。なお、板材を回動せしめる力が
弱いときには、板材の一側縁の変形は生じ難いものとな
るが、例えばY軸方向への押圧力が弱く、Y軸方向の原
点位置決め誤差を生じ易いという問題点があった。
本発明は上述のごとき問題点に鑑みてなされたもので
ある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、テーブ
ル上の板材のX軸方向の原点位置決めを行う位置決め部
材を備えると共に、上記板材の一側縁を把持自在の複数
のワーククランプをX軸方向に離隔して備えたキャリッ
ジをX軸方向へ移動自在に備えてなる板材加工機におけ
る板材の原点位置決め装置において、前記位置決め部材
へ板材を当接せしめて板材のX軸方向の原点位置決めを
行うためのX軸方向移動位置決め装置を前記テーブルの
上方位置に設けると共に、前記板材を前記ワーククラン
プへ当接してY軸方向の原点位置決めを行うためのY軸
方向移動位置決め装置を前記テーブルの上方位置に設
け、上記X軸方向移動位置決め装置およびY軸方向移動
位置決め装置において前記板材を押圧する押圧部に、前
記板材に対する押圧力が過大になることを防止するため
の弾性部材を備えた構成である。
(作用) 本発明においては、例えばX軸方向の位置決め装置に
より、弾性部材を介してX軸方向の原点位置へ板材を押
圧した後に、Y軸方向の位置決め装置により、弾性部材
を介してY軸方向の原点位置へ板材を押圧するものであ
る。すなわち、板材はX軸,Y軸方向へ個別に移動される
ものであって、板材に回動を生起せしめる必要がないの
で、原点位置への押圧力は比較的弱くてよいものであ
る。しかも弾性部材を介して押圧させるものであるか
ら、原点位置への板材の押圧力が過大になることがな
く、板材を原点位置へ確実に当接せしめることができ、
かつ当接位置の変形や板材の反り等を防止できるもので
ある。
(実施例) 第1図を参照するに、第1図には板材加工機1として
一般的なタレットパンチプレスが例示してあり、この板
材加工機1に隣接して、板材分離搬送装置3が配置して
ある。
上記板材加工機1として例示したタレットパンチプレ
スは、板材Wを加工するための多数のパンチ,ダイ(図
示省略)を備えたタレット5(第2図参照)が回転自在
に装着されている。板材Wを支承すべくタレット5に隣
接して設けた固定テーブル7のX軸方向の両側には、可
動テーブル9がY軸方向に移動自在に配置されている。
一方の可動テーブル9には、板材のX軸方向の原点位置
決めを行なう位置決め部材11がテーブル面に対して出没
自在に設けられている。両側の可動テーブル9は、X軸
方向に延伸したキャリッジベース1・3によって一体的
に連結されている。
板材WをX軸方向に移動するために、前記キャリッジ
ベース13には、キャリッジ15がX軸方向へ移動自在に支
承されており、このキャリッジ15には、板材Wの側縁部
を把持自在な複数のワーククランプ17がX軸方向に離隔
して装着されている。
上記構成において、固定テーブル7,可動テーブル9上
に載置された板材Wの一側縁を位置決め部材11に当接す
ることにより、板材WのX軸方向の原点位置への位置決
めが行なわれる。また、キャリッジベース11がY軸方向
の原点位置に位置する状態において、板材Wの一側縁と
直交する他側縁を前記ワーククランプ17の把持位置へ当
接することにより、Y軸方向の原点位置への位置決めが
行なわれる。
板材加工機1として、上記構成のごときタレットパン
チプレスは一般的な構成であるので、上述の構成につい
てのより詳細な説明は省略する。
板材WをY軸方向の原点位置へ位置決めするために、
本実施例においては、前記可動テーブル9の一方に、Y
軸方向移動位置決め装置19が設けられている。Y軸方向
移動位置決め装置19は、第3図に示されるように構成さ
れている。
すなわち、一方の可動テーブル9の上方位置には、端
部を可動テーブル9の端面およびキャリッジベース13に
支承されて、Y軸方向に延伸したガイドフレーム21が設
けられている。第2図より明らかなように、上記ガイド
フレーム21は、キャリッジ15がX軸方向の原点位置に位
置するとき、キャリッジ15に備えられた複数のワークク
ランプ17の間に位置するように配置されている。このガ
イドフレーム21から垂設したブラケット23には、Y軸方
向のガイド部材25が支承されており、このガイド部材25
には、Y軸移動部材27が移動自在に支承されている。
上記Y軸移動部材27のY軸方向への往復動は、例えば
リニアモータ,流体圧シリンダなどのごとき適宜の駆動
装置(詳細は図示省略)によって行なわれるものであ
り、このY軸移動部材27の下部には、スライドロッド29
がY軸方向へ移動自在に支承されている。上記スライド
ロッド29は、Y軸移動部材27との間に弾装したコイルス
プリングのごとき弾性部材31によって、キャリッジベー
ス13の方向へ付勢されている。このスライドロッド29に
は、可動テーブル9上の板材Wの側縁に当接してワーク
クランプ17の方向へ押圧する押圧部材33が取付けてあ
る。
上記構成により、可動テーブル9上に板材Wを載置し
た後、押圧部材33を板材Wの側縁に当接せしめて、Y軸
移動部材27をキャリッジベース13側へ移動せしめること
により、板材Wはワーククランプ17の把持位置へ当接さ
れ、Y軸方向の原点位置への位置決めが行なわれる。
上記のごとく押圧部材33で板材Wを押圧するとき、弾
性部材31を介して板材Wの押圧が行なわれるので、板材
Wの押圧力が過大になるようなことがなく、板材Wに反
りや当接部に変形を生起せしめるようなことはない。ま
た、各ワーククランプ17の間において板材Wを押圧する
ので、各ワーククランプ17に対して板材Wを確実に当接
することができ、Y軸方向の位置決めを正確に行なうこ
とができる。
前記板材分離搬送装置3は、第1図に示されるよう
に、概略的には板材Wを集積載置した複数の台車35を収
容する複数の棚部37を上部側に段状に形成した枠体39よ
り構成してある。
より詳細には、枠体39は、形鋼よりなる複数の支柱41
を前後左右の4ケ所に立設し、かつ各支柱41を複数の梁
部材43で連結した直方体状の枠体構造に構成してある。
この枠体39における左右の支柱41の上部内側には、断面
L字形状で前後方向に延伸したガイドレール部材45が対
向して複数段に設けられており、ガイドレール部材45に
は、板材Wを集積載置した前記台車35が前後方向に移動
自在に支承されている。すなわち、上記ガイドレール部
材45が対向した領域が前記棚部37を構成するものであ
る。なお、前記棚部37や台車35の構成は、従来技術の構
成と同様で良いものであるから、より詳細な説明は省略
する。
前記台車35上に集積載置された板材Wを1枚毎分離し
て搬送するために、前記枠体39の下部側には、板材分離
搬送部47が設けられている。
より詳細には、枠体39の下部側内部には、下部側に設
けられたガイドレール部材49に支承された台車35を押上
げ自在のリフタ装置51が配置されている。このリフタ装
置51は、油圧シリンダ(図示省略)の作動によってテー
ブル53を上下動するものである。上記リフタ装置51にお
けるテーブル53の上昇は、台車35上に集積載置された板
材Wの最上部が予め設定された所定の高さ位置に達する
と自動的に停止されるものである。すなわち、所定の高
さ位置には、例えば近接スイッチや光線式の検出器が設
けられており、この検出器が集積された最上部の板材を
検出することにより、リフタ装置51の上昇が停止される
ものである。
前記板材分離搬送部47において、前記リフタ装置51の
上方には、左右方向に延伸したガイドビーム部材55が設
けられている。このガイドビーム部材55には、台車35上
に集積された板材Wの最上部の板材の一端部付近を吸着
自在な吸着具57を上下作動自在に備えた板材移送装置59
が左右方向へ移動自在に支承されている。
より詳細には、前記枠体39における左右の支柱41間に
は前後方向に延伸したビーム部材61の両端部が固定して
あり、上記ビーム部材61の前後方向の中央部下面に前記
ガイドビーム部材55が取付けられている。このガイドビ
ーム部材55には左右方向に延伸したラック杆63が取付け
てあり、ラック杆63には、前記板材移送装置59に装着さ
れた制御モータ65によって回転されるピニオン(第1図
には図示省略)が噛合してある。
上記構成により、制御モータ65を適宜に回転すること
によって、板材移送装置59がガイドビーム部材55に沿っ
て左右方向に移動することが理解されよう。
さらに前記板材分離搬送部47には、分離された板材を
支承して前記板材加工機1側へ搬送する搬送コンベア67
が設けられている。すなわち、前記枠体39における前後
左右の各支柱41には上下に離隔してチェンスプロケット
69がそれぞれ回転自在に設けられており、各チェンスプ
ロケット69には、左右方向に走行自在なエンドレス状の
一対のチエン71が掛回してある。上記チエン71は、枠体
39に装着したチエン走行用モータ73によって走行駆動さ
れるものであり、前後の一対のチエン71の間には、板材
Wを支承する複数の受桟部材75が適宜間隔に取付けてあ
る。上記受桟部材75は、最大寸法の板材Wを充分に支承
し得る範囲に亘って設けられている。
以上のごとく構成において、前記リフタ装置51を作動
してテーブル53を上昇せしめ、テーブル53上の集積され
た板材Wの最上部の板材を所定高さに押上げ、板材移送
装置59における吸着具57により最上部の板材Wの一端部
付近を吸着する。その後、前記リフタ装置51を僅かに下
降せしめること、或は吸着具57を僅かに上昇せしめるこ
とにより、最上部の板材Wの一端部側が分離される。
上述のごとく最上部の板材Wの一端部側が分離された
後に、チエン走行用モータ73を駆動して、チエン71を、
第1図において時計回り方向に走行することにより、受
桟部材75が最上部の板材と集積された2枚目の板材との
間に進入して、最上部の板材Wを確実に分離すると共に
支承することとなる。上述のごとく受桟部材75上に板材
が支承された状態において、板材移送装置59を第1図に
おいて右方向へ移動せしめると共にチエン71を同方向へ
同期的に移動走行することにより、板材Wは板材加工機
1側へ搬送供給されることが理解されよう。
前述のように、集積された最上部の板材Wの一端部付
近を、板材移送装置59における吸着具57により吸着して
分離したとき、分離された板材が1枚であるか否かを検
知する枚数検出器77が前記板材分離搬送部47に設けられ
ている。より詳細には、第1図に示されるように、枠体
39における左右の支柱41の間には、左右方向に延伸した
ビーム部材79が設けられており、このビーム部材79に前
記枚数検出器77が左右方向へ移動自在に支承されてい
る。また、ビーム部材79には、枚数検出器77の左右方向
への移動を制御する流体圧シリンダ81が取付けてあり、
この流体圧シリンダ81に備えられたピストンロッド83が
連結してある。
上記構成により、枚数検出器77は、流体圧シリンダ81
の作動によって左右方向に移動し得るものである。した
がって、第1図に示されるように、台車35上に種々の寸
法の板材Wが載置されていても、種々の寸法の板材Wの
端部に対応した位置に位置決め自在である。よって、常
に板材Wの端部が持上げられた状態において、分離され
る板材が1枚であるか否かを検出できるものである。な
お、枚数検出器47は、公知の構成であるから、その詳細
については説明を省略する。
前述したように、板材移送装置59によって板材Wを板
材加工機1へ移送供給した後、板材WをX軸方向の原点
位置へ位置決めするために、前記板材移送装置59は次の
ように構成されている。
すなわち、第4図,第5図より明らかなように、前記
板材移送装置59は、前記ガイドビーム部材55に設けられ
たガイドレール85にスライダ87を介して移動自在に支承
された移動本体89を備え、この移動本体89に前記制御モ
ータ65が装着してある。そして、制御モータ65によって
回転されるピニオン91が前記ラック杆63に噛合してあ
る。さらに前記移動本体81にはローラ93が回転自在に装
着してあり、このローラ93は、ガイドビーム部材55の下
側に設けられたガイドレール95に転動自在に接触してあ
る。
したがって、制御モータ65を適宜に回転制御すること
により、板材移送装置59がガイドビーム部材55に沿って
自動的に往復動し得ることが理解されよう。なお、詳細
な図示は省略するが、上記板材移送装置59の移動位置
は、適宜の位置検出器、例えばパルスエンコーダ等を備
えること、或はガイドビーム部材55の所定位置にリミッ
トスイッチを複数(多数)装着する構成等によって検知
できるものである。すなわち、板材Wの各種寸法に応じ
て、板材Wの端部に対応した位置へ位置決め自在である
と共に、ガイドビーム部材55の両端部に位置することを
検知できるものである。
板材移送装置59における前記移動本体89には、Y軸方
向(第4図,第5図においては左右方向)延伸したビー
ム部材97が取付けてある。このビーム部材97には複数の
ブラケット99が適宜間隔に取付けてあり、各ブラケット
99には、電磁石あるいはバキュームパッドのごとき前記
吸着具57を下端部に備えた支持杆101が上下動自在に支
承されている。上記各支持杆101の上端部は、ビーム部
材97と平行な連結ビーム103に取付けてある。この連結
ビーム103には、前記ビーム部材97の複数箇所に取付け
た上下動シリンダ105のピストンロッドが連結してあ
る。
さらに前記ビーム部材97の一端部、すなわち本実施例
においては、第4図,第5図における左端部には、板材
WをX軸方向の原点位置に位置決めする位置決め用吸着
具107が備えられている。
より詳細には、第4図,第5図,第6図より理解され
るように、前記位置決め用吸着具107は、支持杆109の下
端部に取付けられており、この支持杆109は、スライド
ブラケット111に上下動自在に支承されている。スライ
ドブラケット111には、支持杆109を上下動するための上
下動シリンダ113が装着してあり、この上下動シリンダ1
13のピストンロッドと支持杆109は連結部材115を介して
連結してある。したがって、前記位置決め用吸着具107
は、上下動シリンダ113の作用によって上下動され得る
ものである。
前記スライドブラケット111は、X軸方向に移動自在
なX軸スライド部材117の端部に備えられたY軸ガイド
部材119(第6図参照)に移動自在に支承されている。
さらにスライドブラケット111は、スライドブラケット1
11とX軸スライド部材117との間に張設したごとき弾性
部材121(第5図参照)によりY軸方向で原点位置から
離反する方向へ付勢されている。すなわち、前記位置決
め用吸着具107はY軸方向に移動可能である。
前記X軸スライド部材117は、X軸スライドガイド123
(第6図参照)に移動自在に支承されており、このX軸
スライドガイド123は、前記ビーム部材97の端部に取付
けた支持ブラケット125に取付けてある。この支持ブラ
ケット125と前記X軸スライド部材117との間には、コイ
ルスプリングのごとき弾性部材127(第5図参照)が張
設してある。この弾性部材127は、板材WをX軸方向の
原点位置へ位置決めする際に、前記位置決め用吸着具10
7をX軸方向の原点位置方向へ移動せしめるべく作用す
るものである。
前記支持ブラケット125には、第6図に示されるよう
に、エアーシリンダのごとき流体圧シリンダ129が装着
してあり、そのピストンロッド131の先端部は、前記X
軸スライド部材117に当接してある。この流体圧シリン
ダ129は、前記X軸スライド部材117を前記弾性部材127
に抗して移動する作用をなすものである。
以上のごとき構成において、前記流体圧シリンダ129
を作動せしめた状態に保持し、吸着具57,107により板材
Wを吸着して、前述したように板材加工機1に搬送供給
した後、吸着具57による吸着を解除して、位置決め用吸
着具107のみにより吸着した状態とする。その後、前記
流体圧シリンダ129から作動流体を排出すると、位置決
め用吸着具107は弾性部材127の作用によってX軸の原点
位置方向へ移動され、板材Wは位置決め部材11に当接さ
れて、X軸方向の原点位置に位置決めされる。この際、
位置決め部材11に対する板材Wの押圧力は、弾性部材12
7によって予め設定されているものであり、板材Wに反
りや当接部を変形せしめるようなことがないものであ
る。
上述のように板材WのX軸方向の原点位置決めを行な
った後に、前述したように、Y軸方向移動位置決め装置
19によってY軸方向の原点位置決めを行なうことによ
り、板材WのX軸、Y軸方向の原点位置決めが行なわれ
るものである。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、テーブル上の板材(W)のX軸方向の
原点位置決めを行う位置決め部材(11)を備えると共
に、上記板材(W)の一側縁を把持自在の複数のワーク
クランプ(17)をX軸方向に離隔して備えたキャリッジ
(15)をX軸方向へ移動自在に備えてなる板材加工機に
おける板材の原点位置決め装置において、前記位置決め
部材(11)へ板材(W)を当接せしめて板材(W)のX
軸方向の原点位置決めを行うためのX軸方向移動位置決
め装置を前記テーブルの上方位置に設けると共に、前記
板材(W)を前記ワーククランプ(17)へ当接してY軸
方向の原点位置決めを行うためのY軸方向移動位置決め
装置を前記テーブルの上方位置に設け、上記X軸方向移
動位置決め装置およびY軸方向移動位置決め装置におい
て前記板材(W)を押圧する押圧部に、前記板材(W)
に対する押圧力が過大になることを防止するための弾性
部材を備えた構成である。
上記構成より明らかなように、本発明においては、X
軸方向移動位置決め装置およびY軸方向移動位置決め装
置は共にテーブルの上方位置に設けてあるから、テーブ
ルに何等の加工を行うことなしに容易に設けることがで
き、従来のテーブルに対しても後付け的に設けることが
できるものである。
また、X軸方向移動位置決め装置及びY軸方向移動位
置目決め装置において板材を押圧する押圧部には、板材
に対する押圧力が過大になることを防止するための弾性
部材を備えた構成であるから、板材を原点位置に位置決
めするとき、板材に反りや当接部に変形を生起せしめる
ようなことがなく、正確にかつ確実に原点位置決めを行
うことができるものである。
なお、本発明は、前述の実施例のみに限るものではな
く、適宜の変更を行なうことによっては、その他の態様
でも実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した装置の全体的な正面図であ
る。第2図は第1図における矢印II部分の平面図、第3
図は第2図におけるIII−III線に沿った部分の拡大断面
図、第4図は第1図におけるIV−IV線の拡大断面図、第
5図は第4図の平面図、第6図は第5図におけるVI−VI
線の拡大断面図である。 19…位置決め装置、31…弾性部材 57,107…吸着具、59…板材移送装置 127…弾性部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブル上の板材(W)のX軸方向の原点
    位置決めを行う位置決め部材(11)を備えると共に、上
    記板材(W)の一側縁を把持自在の複数のワーククラン
    プ(17)をX軸方向に離隔して備えたキャリッジ(15)
    をX軸方向へ移動自在に備えてなる板材加工機における
    板材の原点位置決め装置において、前記位置決め部材
    (11)へ板材(W)を当接せしめて板材(W)のX軸方
    向の原点位置決めを行うためのX軸方向移動位置決め装
    置を前記テーブルの上方位置に設けると共に、前記板材
    (W)を前記ワーククランプ(17)へ当接してY軸方向
    の原点位置決めを行うためのY軸方向移動位置決め装置
    を前記テーブルの上方位置に設け、上記X軸方向移動位
    置決め装置およびY軸方向移動位置決め装置において前
    記板材(W)を押圧する押圧部に、前記板材(W)に対
    する押圧力が過大になることを防止するための弾性部材
    を備えていることを特徴とする板材の原点位置決め装
    置。
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