JP3153611B2 - 板材折曲げ加工ライン装置 - Google Patents

板材折曲げ加工ライン装置

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JP3153611B2
JP3153611B2 JP04284092A JP4284092A JP3153611B2 JP 3153611 B2 JP3153611 B2 JP 3153611B2 JP 04284092 A JP04284092 A JP 04284092A JP 4284092 A JP4284092 A JP 4284092A JP 3153611 B2 JP3153611 B2 JP 3153611B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板材の折曲げ加工を
行なう板材折曲げ加工ラインに係り、さらに詳細には、
平行に設けた複数の加工ラインに配置した各折曲げ加工
装置を板材の移送方向に位置をずらして、全体の省スペ
ース化を図った板材折曲げ加工ライン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば蓋を備えた箱状の製品を製
造する場合、加工ラインに配置した適数の折曲げ加工装
置における金型を交換して、蓋の折曲げ加工と箱状の本
体の折曲げ加工とに対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき従来の構
成においては、折曲げ加工機を、例えば蓋の折曲げ加工
と箱状の本体の折曲げ加工とに共用し得るので、全体的
構成が小さく安価にできる利点があるものの、生産性の
向上に問題点がある。
【0004】そこで、例えば蓋の折曲げ加工ラインと箱
状の本体の折曲げ加工ラインとを別個に設けて生産性の
向上を図ることも考えられるが、上述のごとく単に複数
の加工ラインを設けた場合には、スペースが大きくなり
易いという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、板材の分配を行うワ
ーク分配装置に隣接して配置された第1加工ラインと第
2加工ラインとを平行に設け、上記第1加工ライン上を
移送される第1の折曲げ部品に第1の折曲げ加工を行う
第1の折曲げ加工装置を前記第1加工ラインに配置して
設けると共に、前記第2加工ライン上を移送される第2
の折曲げ部品に第1の折曲げ加工を行う第2の折曲げ加
工装置を前記第2加工ラインに配置して設け、かつ前記
第1,第2の加工ラインを近接して配置することができ
るように前記第1,第2の折曲げ装置を互いに干渉する
ことなく板材の移送方向に位置をずらして設け、前記第
1加工ラインに接続した第3加工ラインに、前記第1の
折曲げ部品に第2の折曲げ加工を行う第3の折曲げ加工
装置を前記第2の折曲げ装置と干渉することのない位置
に配置して設け、前記第2加工ラインに接続した第4加
工ラインを前記第3加工ラインと平行に設けると共に、
前記第2の折曲げ部品に第2の折曲げ加工を行う第4の
折曲げ装置を、前記第1,第3の折曲げ加工装置と干渉
することのないように前記第3の折曲げ加工装置と板材
の移送方向に位置をずらして第4加工ラインに配置して
設け、前記第3加工ラインに接続した第5加工ラインと
第4加工ラインに接続した第6加工ラインとを、前記第
1,第3の折曲げ加工装置によって折曲げ加工された第
1の折曲げ部品と前記第2,第4の折曲げ加工装置によ
って折曲げ加工された第2の折曲げ部品とを組合せるた
めの合流位置(23)において合流した構成である。
【0006】
【作用】上記構成により、第1加工ラインに配置した第
1の折曲げ加工装置と第2加工ラインに配置した第2の
折曲げ加工装置とによって別々の部材を折曲げ加工した
後に、合流位置において両部材を組合せることが可能で
あり、折曲げ加工品の生産性を向上することができる。
【0007】また、平行に配置した各加工ラインの各折
曲げ加工装置は板材の移送方向に位置をずらしてあるの
で、各折曲げ加工装置が干渉し合うことがなく、平行な
各加工ラインを互に接近して配置することが可能とな
り、省スペース化を図ることができる。
【0008】
【実施例】図1を参照するに、板材の折曲げ加工を行な
う加工ライン装置1は、第1の折曲げ部品の折曲げ加工
を行なう第1加工ライン3と第2の折曲げ部品の折曲げ
加工を行なう第2加工ライン5とを平行に備えている。
上記第1、第2の加工ライン3、5には、加工ライン上
を移送される板材Wの移送方向に対して直交する方向に
位置する2辺の折曲げ加工を行なう第1、第2の折曲げ
加工装置7、9が配置してある。
【0009】図1より明らかなように、第1、第2の折
曲げ加工装置7、9は、板材Wの移送方向に位置をずら
して設けてある。したがって、第1、第2の折曲げ装置
7、9は互に干渉するようなことがないので、前記第
1、第2の加工ライン3、5をより近接して配置するこ
とができる。
【0010】前記第1、第2の加工ライン3、5にはそ
れぞれ第3、第4の加工ライン11、13が接続してあ
り、この第3、第4加工ライン11、13には、前記板
材Wの他の2辺の折曲げ加工を行なう第3、第4の折曲
げ加工装置15、17が配置してある。上記第3、第4
の加工ライン11、13は互に平行に配置してあり、か
つ前記第3、第4の折曲げ加工装置15、17は、板材
Wの移送方向にずらして配置してある。
【0011】さらに前記第3、第4加工ライン11、1
3にはそれぞれ第5、第6加工ライン19、21が接続
してあり、この第5、第6加工ライン19、21は、合
流位置23において合流してある。
【0012】ところで、前記第1〜第4の折曲げ加工装
置7、9、15、17は、送られて来た板材Wの移送方
向に対して直交する方向に位置する2辺を同時に折曲げ
加工を行なうもので、例えばタンジェントベンダーなど
のごとき適宜の折曲げ加工機の一対を、板材Wの移送方
向に対して直交する方向に対向配置してある。そして、
一対の折曲げ加工機は、板材Wの幅に対応し得るよう
に、間隔を調節自在に設けてある。
【0013】なお、一対の各折曲げ加工機は公知であ
り、また両折曲げ加工機の間隔を調節する機構は、例え
ば右ねじ、左ねじを備えてなる公知の螺子機構でも良い
ものであるから、前記折曲げ加工装置の詳細な構成、説
明は省略する。
【0014】図1の実施例においては、第1加工ライン
3と第3加工ライン11と第5加工ライン19とがそれ
ぞれ直交して接続してあり、また第2加工ライン5と第
4加工ライン13と第6加工ライン21とがそれぞれ直
交して接続してある。したがって、各加工ラインの接続
部には、移送されて来た板材Wを直交する方向へ移送す
るクロスコンベア25がそれぞれ配置してある。
【0015】上記クロスコンベア25は、板材Wを一方
向へ移送する複数のローラを回転自在に備え、かつ上記
一方向に対し直交する方向へ板材を移送するための複数
のベルトを前記各ローラの間に出没自在に備えてなるも
のである。したがって、複数のローラによって板材を一
方向へ移送した後に、各ローラの間からベルトを突出せ
しめて送材作用を行なうことにより、板材を直交する方
向へ移送することができるものである。なお、クロスコ
ンベア25としては、直交する方向の複数のローラを相
対的に出没自在に備えてなる構成でも良く、直交する方
向へ板材の移送を行なうことができれば公知の構成で良
いものであるから、その詳細についての説明は省略す
る。
【0016】また、第1〜第4の各折曲げ加工装置7、
9、15、17に対する板材Wの搬入方向の前側には、
板材Wを基準位置に位置決めする基準位置決め装置を備
えた位置決めテーブル装置27からそれぞれ配置してあ
る。
【0017】前記第1、第2の加工ライン3、5に対し
て適宜の板材Wを流すために、第1、第2の加工ライン
3、5はワーク分配装置29に接続してある。
【0018】より詳細には、上記ワーク分配装置29
は、前記第1加工ライン3に接続した第1の搬送テーブ
ル31と第2加工ライン5に接続した第2の搬送テーブ
ル33とを備えている。そして、上記第1、第2の搬送
テーブル31、33の間には、第1、第2の加工ライン
3、5へ供給すべき板材を貯留した第1、第2のワーク
貯留部35A、35Bが配置してあり、この第1、第2
のワーク貯留部35A、35B及び前記第1、第2の搬
送テーブル31、33の上方位置に亘ってガイドレール
37が設けてある。
【0019】上記ガイドレール37の両端部は支柱39
に支持されており、このガイドレール37には、前記第
1、第2のワーク貯留部35A、35Bから板材を持上
げて第1、第2の搬送テーブル31、33へ搬送する第
1、第2のワーク搬送装置41A、41Bが個別に移動
可能に装着されている。
【0020】さらに前記ワーク分配装置29の前方に
は、各種の材質、寸法の板材を積載した多数のパレット
(図示省略)を出入自在に格納する多数の収納棚を複数
列複数段に備えたパレット収納棚本体43が配置してあ
り、このパレット収納棚本体43とワーク分配装置29
との間には、上記パレット収納棚本体43の各収納棚か
らパレットを取出して前記第1、第2のワーク貯留部3
5A、35Bへ搬送し、かつ上記第1、第2のワーク貯
留部35A、35Bから前記収納棚へ空のパレットを戻
すことのできるパレット搬送装置45が配置してある。
【0021】上記パレット搬送装置45は、パレット収
納本体43に沿って敷設したレール上を走行自在の走行
枠体47と、この走行枠体47に上下動可能に支持され
たフォーク装置49とを備えてなるものである。
【0022】以上のごとき構成において、パレット搬送
装置45における走行枠体47をパレット収納棚本体4
3に沿って走行せしめて適宜に位置決めすると共に、フ
ォーク装置49を走行枠体47に対して適宜に上下動す
ることにより、上記フォーク装置49をパレット収納棚
本体43の適宜の位置の収納棚に対応せしめて位置決め
する。
【0023】そして、上記収納棚からフォーク装置49
上にパレットを引出した後、上記パレットを、ワーク分
配装置29における第1ワーク貯留部35Aへ搬入位置
決めし、その後に別個のパレットを別の収納棚から取出
して第2ワーク貯留部35Bへ搬入位置決めする。
【0024】上述のごとくワーク分配装置29におる第
1、第2のワーク貯留部35A、35Bに板材を積載し
たパレットを搬入位置決めした後、各ワーク貯留部35
A、35Bから第1、第2の搬送テーブル31、33上
へ板材Wを搬送することにより、第1、第2の搬送テー
ブル31、33上の板材Wは、それぞれ第1、第2加工
ライン3、5へ搬送され、第1、第2の加工ライン3、
5に備えた位置決めテーブル27によって基準位置に位
置決めされた後、第1、第2の折曲げ加工装置7、9へ
搬入されて、搬送方向に対して直交する方向の2辺部が
折曲げ加工される。
【0025】そして、第1、第2の折曲げ加工装置7、
9によって折曲げ加工された板材Wは、それぞれクロス
コンベア25へ送られ、このクロスコンベア25によっ
て直交する方向の第3、第4加工ライン11、13へ搬
入され、この第3、第4加工ライン11、13に配置し
た第3、第4の折曲げ加工装置15、17によって他の
残りの2辺部が折曲げ加工される。
【0026】その後、第5、第6加工ライン19、21
に送られ、別々に折曲げ加工された板材は、上記第5加
工ライン19と第6加工ライン21との合流位置23に
おいて合流し、組合される。
【0027】すなわち、この加工ライン装置1において
は、第1加工ライン3及び第2加工ライン5を経て別々
に折曲げ加工された別個の折曲げ部品を合流位置23に
おいて組合せることを容易に行なうことができる。
【0028】ところで、この実施例においては、第1、
第3、第5の加工ライン3、11、19を直交したライ
ン構成とし、かつ第2、第4、第6の加工ライン5、1
3、21を直交したライン構成とし、直交する部分にク
ロスコンベア25を配置している。しかし、第3、第4
の折曲げ加工装置15、17の前側に配置したクロスコ
ンベア25に代えて、板材Wを水平に90°回動する回
動テーブルを用いる構成とした場合には、第1、第3の
折曲げ加工装置7、15及び第2、第4の折曲げ装置
9、17を直線的に配置することができる。すなわち、
第1、第3加工ライン3、11及び第2、第4加工ライ
ン5、13を直線化することが可能である。
【0029】次に、前記加工ライン装置1を構成する主
要部分の詳細について説明する。
【0030】前記ワーク分配装置29は、前述したよう
に、第1搬送テーブル31の側方と第2搬送テーブル3
3の側方に配置した前記支柱39に前記ガイドレール3
7の両端部が支持されているものであり、そして、上記
ガイドレール37に前記第1、第2のワーク搬送装置4
1A、41Bが個別に移動自在に支持されているもので
ある。
【0031】上記第1、第2のワーク搬送装置41A、
41Bは対称形の構成あるので、一方のワーク搬送装置
41Bについて詳細に説明し、他方についての説明は省
略する。
【0032】図2、図3を参照するに、前記ガイドレー
ル37の上面及び下面にはそれぞれレール部材51がガ
イドレール37の長手方向に延伸して取付けてあり、か
つ上面にはラック53がレール部材51と平行に取付け
てある。
【0033】前記第1、第2のワーク搬送装置41A、
41Bは、前記ガイド部材51に案内されて走行自在の
走行フレーム55を備えている。この走行フレーム55
は前記ガイドレール37の上側に配置してあり、この走
行フレーム55の一側部には支持板57が垂直に取付け
てある。そして、この支持板57の下端部には、下側の
ガイド部材51に対応したローラブラケット59が取付
けてある。
【0034】上記ローラブラケット59には、下側のガ
イド部材51を挾持した複数のガイドローラ61が回転
自在に取付けてあり、前記走行フレーム55には上側の
ガイド部材51を挾持した複数のガイドローラ63が回
転自在に取付けてあると共に、上側のガイド部材51の
上面を転動自在の支持ローラ65が回転自在に取付けて
ある。
【0035】前記ガイド部材51に沿ってフレーム55
を移動するために、走行フレーム55にはサーボモータ
67が装着してあり、このサーボモータ67の出力軸に
連動連結して設けたピニオン69が前記ラック53に噛
合してある。
【0036】したがって、上記サーボモータ67を適宜
に制御駆動することにより、走行フレーム55がガイド
部材51に案内されて移動することが理解されよう。
【0037】前記第1、第2のワーク貯留部35A、3
5Bに位置決めされたパレット上の板材Wを吸着して持
上げるために、前記支持板57には上下方向のガイドブ
ロック69が複数取付けてあり、このガイドブロック6
9にはレール部材を介して昇降ロッド71が上下動可能
に案内支持されている。
【0038】上記昇降ロッド7を上下動するために、前
記支持板57には流体圧シリンダ73が装着してあり、
この流体圧シリンダ73において上下動可能なピストン
ロッド(図示省略)は、前記昇降ロッド71の下端部に
連結した昇降板75に連結してある。そして、この昇降
板75の下面には、板材Wを吸着するバキュームパット
あるいは電磁石等のごとき吸着装置77が適数装着して
ある。
【0039】上記構成により、各ワーク搬送装置41
A、41Bにおける各サーボモータ67をそれぞれ適宜
に制御することにより、各ワーク搬送装置41A、41
Bをレール部材51に沿って個別に走行でき、各ワーク
搬送装置41A、41Bを前記各ワーク貯留部35A、
35Bに対応した上方位置に位置決めすることができ
る。
【0040】その後、各ワーク搬送装置41A、41B
における流体圧シリンダ73を作動して昇降板75を下
降せしめることにより、この昇降板75に備えた吸着装
置77でもって板材Wを吸着することができる。
【0041】したがって、この実施例によれば、前記第
1、第2のワーク貯留部35A、35Bから前記第1、
第2の搬送テーブル31、33上へ板材Wを個別に搬送
でき、第1、第2の加工ライン3、5に対して板材Wを
個別に供給搬入することができるものがある。
【0042】なお、前記搬送テーブル31、33は例え
ばローラテーブル等よりなるものでって、その構成は公
知であるので、搬送テーブル31、33についての詳細
な構成、作用についての説明は省略する。
【0043】前記折曲げ加工装置7の前側において基準
位置に板材Wを位置決めする前記位置決めテーブル27
は、図4〜図6に示すごとく構成してある。
【0044】すなわち、前記位置決めテーブル装置27
の基台79の上部には、板材Wの搬送方向(図4、図5
においては左方向、矢印A方向)にみて左右に分れたロ
ーラコンベア81A、81Bが設けてある。上記各ロー
ラコンベア81A、81Bにおいて多数の搬送ローラ8
3を回転自在に支承したローラフレーム85が互に対向
した内フレーム87には、前記送材ローラ83と同期し
て板材Wの搬送を行なうベルトコンベア89A、89B
が設けられている。
【0045】上記ベルトコンベア89A、89Bは、前
記内フレーム87に回転自在に取付けた複数のプーリ9
1に掛回支持されている。また前記内フレーム87の適
宜位置には、ベルトコンベア89A、89Bへ板材Wを
圧着するためのマグネット93が取付けてある。
【0046】前記送材ローラ83とベルトコンベア89
A、89Bを同期して駆動するために、前記基台79に
はモータ95が装着してあり、このモータ95によって
回転される駆動ベルト97は基台79に回転自在に支承
された駆動軸99にプーリを介して掛回してある。この
駆動軸99には、前記送材ローラ83の端部に掛回した
従動ベルト101A、101Bがプーリを介して掛回し
てあると共に従動ベルト101Cが掛回してある。上記
従動ベルト101Cは、前記基台79に回転自在に支承
された従動軸103にプーリを介して掛回してあり、こ
の従動軸103には前記ベルトコンベア89A、89B
が掛回してある。
【0047】上記構成により、モータ95を駆動するこ
とにより、ローラコンベア81A、81Bの各送材ロー
ラ83とベルトコンベア89A、89Bが同時に同方向
へ板材Wの送材作用を行なうことが理解されよう。
【0048】前記モータ95の駆動を制御するために、
テーブル装置27には、センサS1、S2、S3が設け
られている。センサS1は板材Wが搬入されたことを検
知してモータ95を始動すべく作用するものであり、セ
ンサS2は、板材Wが搬送され、板材Wの先端部を検出
したときにモータ95を減速する作用をなすものであ
る。そして、センサS3は、板材Wの先端部を検出した
ときに、モータ95の駆動を停止すべく作用するもので
ある。
【0049】したがって、前工程からテーブル装置27
へ板材Wが移送されて来ると、モータ95が自動的に始
動されて板材Wの搬送を行ない、板材Wの先端部が所定
位置に達すると自動的に停止して、板材Wの移送方向の
位置決めが行われるものである。
【0050】上述のごとく板材Wがテーブル装置27上
に移送され送材が停止された後に、送材方向に対し直交
する方向の基準位置へ板材Wを位置決めするための基準
位置決め装置105が設けられている。
【0051】より詳細には、前記基台79には前記ロー
ラコンベア81A、81Bによる板材Wの移送方向に対
して直交する方向のベース107(図5参照)が取付け
てあり、このベース107に取付けたガイドレール10
9に沿って移動自在の一対のスライダ111A、111
Bが設けられている。
【0052】上記一対のスライダ111A、111B
は、前記ローラコンベア81A、81Bにおける送材ロ
ーラ83の下方位置において板材Wの移送方向(図4、
5においては左右方向)延伸しており、かつ各スライダ
111A、111Bの上面には前記送材ローラ83の間
から突出した複数の堅ローラ113が回転自在に取付け
てある。
【0053】前記スライダ111A、111Bを互に接
近離反移動するために、上記スライダ111A、111
Bにはそれぞれナット部材115が取付けてあり、各ナ
ット部材115には、右ねじ及び左ねじを中心振り分け
的に備えた螺子扞117の上記右ねじ、左ねじが螺合し
てある。上記螺子扞117は、前記ベース107に回転
自在に支承されており(支承状態の詳細は図示省略)、
この螺子扞117の端部に取付けたプーリには、ベース
107に装着したモータ119によって駆動されるベル
ト121が掛回してある。
【0054】したがって、モータ119を適宜に駆動
し、ベルト121を介して螺子扞117を適宜に正逆回
転することにより、この螺子扞117の右ねじ、左ねじ
とナット部材115との螺合により、一対のスライダ1
11A、111Bは、中心振り分け的に互に接近離反す
ることとなる。
【0055】よって、上記スライダ111A、111B
を互に近接せしめることにより、ローラコンベア81
A、81Bにおける送材ローラ83上の板材Wは堅ロー
ラ113によって両側から挾持される態様となって、テ
ーブル装置27の中心に位置決めされることとなる。
【0056】すなわちこの実施例のテーブル装置27に
おいては、テーブル装置27の中心部が基準位置となる
ものであって、板材Wの中心が上記テーブル装置27の
中心に合わせて位置決めされるものである。
【0057】なお、一対のスライダ111A、111B
のうち一方を固定し、他方を移動可能な構成とした場合
には、固定側のスライダに備えた堅ローラ113の位置
が基準位置となり、板材Wの一側部を当該基準位置に位
置決めすることとなる。
【0058】前述のごとく一対のスライダ111A、1
11Bに備えた堅ローラ113により板材Wを挾持して
基準位置に位置決めした後、送材ローラ83及びベルト
コンベア89A、89Bを駆動して板材Wを折曲げ加工
装置7へ搬入するとき、板材Wに僅かでも蛇行を生じる
と、板材Wを基準位置に位置決めしたにも拘らず、上記
折曲げ加工装置7に対して正確に送材することが困難に
なる。
【0059】そこで、板材Wを基準位置に位置決めした
状態のまま位置ずれを生じることなく折曲げ加工装置7
へ板材を移送する板材移送装置123が設けてある。
【0060】より詳細には、図7、図8に概略的に示す
ように、前記テーブル装置27の移送方向に対して直交
する方向の中央部の上方位置には、テーブル装置27か
ら前記折曲げ加工装置7に亘って延伸したガイドビーム
125が設けられている。
【0061】上記ガイドビーム125は、前記テーブル
装置27を跨いだ門型の複柱の支柱127に支持されて
いると共に、折曲げ加工装置7の側方位置に立設した門
型の支柱129に支持されている。
【0062】そして上記ガイドビーム125の下部に
は、板材Wの移送方向の前後部を保持可能な前側のワー
ククランプ131と後側のワーククランプ133とが、
前記テーブル装置27の位置から折曲げ加工装置7の間
を移動可能に支持されており、上記前側ワーククランプ
131と後側ワーククランプ133との間隔は、板材W
の長さに対応して調節可能に設けられている。
【0063】より詳細には、図9、図10に示すよう
に、前記ガイドビーム125の下面にはガイドレール1
35が取付けてあり、このガイドレール135には、ガ
イドレール135と平行なホールネジ137の前端部を
回転自在に支承した軸承ブロック139(図9参照)が
スライダ141を介して移動可能に垂下支持されてい
る。また、上記ガイドレール135には前記ボールネジ
137の後端部を回転自在に支承した軸承ブロック14
3がスライダ145を介して移動可能に垂下支持されて
いる。
【0064】すなわち前記ボールネジ137は、前後両
端部を回転自在に支承され、かつスライダ141、14
5を介してガイドレール135に移動可能に支承されて
いるものである。
【0065】上記ガイドレール135に沿って前記スラ
イダ141、145及びボールネジ137を移動するた
めに、前記ガイドビーム125の前端部及び後端部には
それぞれスプロケット147、149(図8参照)が回
転自在に取付けてあり、この両スプロケット147、1
49に掛回したエンドレスチェン151の1部と前記ス
ライダ145の1部が適宜に連結てある。そして、一方
のスプロケット147は、ガイドビーム125に装着し
たサーボモータ153(図7参照)に連動連結してあ
る。
【0066】したがって、上記サーボモータ153を適
宜に正逆回転することにより、前記ボールネジ137等
がガイドレール135に案内されて往復動されることと
なる。
【0067】前記ボールネジ137を回転するために、
前記ボールネジ137の前端部を支承した前記軸承ブロ
ック139には支持ブラケット155が一体に取付けて
あり、この支持ブラケット155にはサーボモータ15
7を支持したモータブラケット159が一体的に取付け
てある。そして、上記サーボモータ157の出力軸に取
付けた駆動プーリ161と前記ボールジ137の前端部
に取付けた従動プーリ163にはタイミングベルト16
5が掛回してある。
【0068】したがって、上記サーボモータ157によ
って前記ボールネジ137を正逆回転することができる
ものである。
【0069】さらに前側の前記軸承ブロック139には
ガイドブロック167が一体に取付けてあり、このガイ
ドブロック167の下部に取付けた上下動用シリンダ1
69における上下動自在なピストンロッド169Rの下
端部には連結部材171が一体的に取付けてある。この
連結部材171は、対向した一対の昇降プレート173
A、173Bを一体的に連結するものである。
【0070】より詳細には、前記一対の昇降プレート1
73A、173Bは前記ガイドブロック167の両側に
配置されており、各昇降プレート173A、173Bの
内側面に一体に設けた上下方向のガイド部材173Gが
前記ガイドブロック167の両側に設けたガイド溝(図
示省略)に上下動自在に案内支承されているものであ
る。
【0071】上記構成により、一対の昇降プレート17
3A、173Bは上下動用シリンダ169の作動によっ
て上下動されるものである。
【0072】前記一対の昇降用プレート173A、17
3Bの内側面には、図9、図11に示されるように、前
記ボールネジ137と平行なガイド部材175が水平に
取付けてあり、このガイド部材175には断面形状がチ
ャンネル状のスライド部材177がスライドブロック1
79を介して移動自在に支承されている。
【0073】板材Wの前端部を保持する前記前側のワー
ククランプ131を構成するために、前記スライド部材
177にはL字形状のクランプジョー181が一体に取
付けてあると共に、クランプシリンダ183が取付けて
ある。このクランプシリンダ183における上下動自在
なピストンロッド183Rの下端部には、前記クランプ
ジョー181に備えた下部ジョー185Lに対向した上
記ジョー185Uが一体に取付けてある。
【0074】前側の前記ワーククランプ131を前記ガ
イド部材175に沿って前後動するために、前記一対の
昇降プレート173A、173Bに両側部を連結した連
結ブラケット187が設けてあり、この連結ブラケット
187に水平に取付けた前後動用シリンダ189におけ
るピスロッド189Rの先端部は前記クランプジョー1
81に適宜に連結してある。
【0075】したがって、上記前後動用シリンダ189
を作動することにより、ワーククランプ131はガイド
部材175に沿って前後動されることとなる。
【0076】上記構成により、板材Wの前端部にワーク
クランプ131を対応せしめると共に上下動用シリンダ
169を作動して昇降プレート173A、173Bを下
降せしめると、クランプジョー181は前述のローラコ
ンベア81A、81Bに備えられた前記ベルトコンベア
89A、89Bの間に下降し、前記ローラコンベア81
A、81Bに支持されている板材Wに対応した高さにな
る。
【0077】したがって、上部ジョー185Uを上昇せ
しめて下記ジョー185Lとの間を開いた状態におい
て、前後動用シリンダ189を作動して、ワーククラン
プ131を板材Wの方向へ移動することにより、板材W
の前端部が相対的に上部ジョー185Uと下部ジョー1
85Lとの間に入り込むこととなる。よって、上部ジョ
ー185Uと下部ジョー185Lによって板材Wの前端
部を保持することができ、かつ上下動用シリンダ169
を作動することにより、板材Wの前側を持上げることが
できるものである。
【0078】前記板材Wの後端部を保持する前記後側の
ワーククランプ133は、図10、図13に示すように
構成してある。
【0079】すなわち、後側のワーククランプ133
は、板材Wの寸法に対応して前側のワーククランプ13
1に対して接近離反可能に構成してある。
【0080】より詳細には図10に示すように、前記ガ
イドビーム125の下部に設けた前記ガイドレール13
5に移動可能に支持されたスライダ191には、前記ボ
ールネジ137に移動可能に螺合したボールナット19
3を支持したガイドブロック195が一体に取付けてあ
る。そして、このガイドブロック195にワーククラン
プ133が上下動可能に支持されている。
【0081】この後側のワーククランプ133は、前記
ガイドブロック195に上下方向のガイド部材197G
を介して上下動可能に支承された一対の昇降プレート1
97A、197Bに設けられている。すなわち、上記昇
降プレート197A、197Bは、ガイドブロック19
5に取付けた上下動用シリンダ199のピストンロッド
199Rに連結した連結部材201を介して上下動され
るものであり、この一対の昇降プレート197A、19
7Bに取付けた連結ブラケット203にクランプジョー
205が取付けてある。そして、上記昇降プレート19
7A、197Bに支持されたクランプシリンダ207の
ピストンロッド207Rの下端部に上部ジョー209U
が取付けてあり、前記クランプジョー205に下部ジョ
ー209Lが取付けてある。
【0082】上記構成により、後側のワーククランプ1
33は、前記サーボモータ157により前記ボールネジ
137を適宜に回転することにより、前側のワーククラ
ンプ131に対して接近離反する方向へ位置調節するこ
とができるものであり、板材Wの寸法に対応して前後の
ワーククランプ131、133の間隔を調節することが
できる。
【0083】また、後側のワーククランプ133は、ク
ランプシリンダ207の作動により、上部ジョー209
Uと下部ジョー209Lにより板材の後側を挾持でき
る。かつ上下動用シリンダ199の作動によって板材W
の後側を持上げることができるものである。
【0084】既に理解されるように、板材移送装置12
3は、前記テーブル装置27上において基準位置に位置
決めされた板材Wの前後部の両側を前後のワーククラン
プ131、133により固定保持して折曲げ加工装置7
へ搬送することができる。すなわち、テーブル装置27
の基準位置に対して位置ずれを生じることなしに搬送す
ることができるものである。
【0085】上述のごとく、搬送装置123によってテ
ーブル装置27上から折曲げ装置7へ搬送するとき、上
記テーブル装置27における前記ローラコンベア81
A、81Bおよびベルトコンベア89A、89Bを同期
的に駆動して板材Wの搬送を行なうことが望ましいもの
である。
【0086】ところで前記折曲げ加工装置7は、既述し
たように、一対の第1、第2の折曲げ機7A、7B(図
7参照)を対向配置してなるものであり、上記第1、第
2の折曲げ機7A、7Bの間には、前記板材移送装置1
23によって移送されて来た板材Wを支持し移送するた
めのコンベア装置211が配置してある。
【0087】より詳細には、図14、図15に示すよう
に、上記コンベア装置211は、両端部を支柱213に
支持された水平なビーム部材215を備えており、この
ビーム部材215の両端部には、ビーム部材215に直
交する方向のガイドレール217が設けられている。そ
して、上記ガイドレール217には、複数のベルトコン
ベア219A、219Bの両端部のスライドブラケット
221が移動可能に支持されている。
【0088】前記折曲げ加工装置7における一対の曲げ
加工機7A、7Bの間隔に対応して前記ベルトコンベア
219A、219Bの間隔を調節するために、前記各ス
ライドブラケット221に一端部を枢支連結したリンク
223の他端部が、前記ビーム部材215上に長手方向
へ移動自在に支承されたスライドブロック225に枢支
連結してある。そして、このスライドブロック225に
は、例えば、流体圧シリンダのごときアクチュエータ2
27が連結してある。
【0089】したがって、上記アクチュエータ227に
よってスライドブロック225を移動することにより、
リンク223を介して各ベルトコンベア219A、21
9Bは互に接近離反され、前記折曲げ加工装置7におけ
る一対の曲げ加工機7A、7Bの間隔調節に対応するこ
とができるものである。
【0090】前述のごとく折曲げ加工装置7における一
対の曲げ加工機7A、7Bの間隔を調節するときに、前
記コンベア装置211上の板材Wを不動状態に固定する
ために、コンベア装置211には板材固定装置229が
備えられている。
【0091】より詳細には、前記ビーム部材215の上
部には昇降ガイド231に上下動可能に支持された昇降
ビーム233が設けられており、この昇降ビーム233
の上面には、前記ベルトコンベア219A、219Bに
対して出没するバキューム装置又は電磁石235が取付
けてある。
【0092】したがって、前記ビーム部材215の上面
に取付けた昇降用シリンダ237に上り昇降ビーム23
3を上昇せしめて、ベルトコンベア219A、219B
上の板材Wを電磁石235により強固に磁着することに
より、板材Wは不動状態に固定されることとなる。ま
た、上記電磁石235を消磁し、かつ昇降ビーム233
を下降せしめることにより、前記ベルトコンベア219
A、219Bによって板材Wの搬送を行なうことがてき
るものである。
【0093】コンベア装置211における複数のベルト
コンベア219A、219Bの間隔を調節する構成とし
ては、例えば図16のごとき構成とすることも可能であ
る。
【0094】すなわち図16の構成においては、複数の
ベルトコンベア239A〜239Dを支持した各支持ブ
ラケット241A〜241Dをガイドレール243に移
動可能に支持する。そして、上記各支持ブラケット24
1A〜241Dに備えた上下方向の各スリット241S
にパンタグラフのごときクロスリンク機構245におけ
る各連結部のピン247を摺動自在に係合し、かつ上記
クロスリンク機構245における一端部の連結ピン24
7Pを折曲げ機7Aに備えた上下方向のスリット7Sに
係合する。さらに上記クロスリンク機構245における
中央部のピン249を固定部材251に取付ける。
【0095】上記構成においては、折曲げ機7Aの移動
に連動して各ベルトコンベア239A〜239Dの間隔
が調節されることとなる。
【0096】すなわち、ベルトコンベアの間隔を調節す
る構成としては種々の構成が採用可能である。
【0097】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、板材の分配を行うワーク
分配装置(29)に隣接して配置された第1加工ライン
(3)と第2加工ライン(5)とを平行に設け、上記第
1加工ライン(3)上を移送される第1の折曲げ部品に
第1の折曲げ加工を行う第1の折曲げ加工装置(7)を
前記第1加工ライン(3)に配置して設けると共に、前
記第2加工ライン(5)上を移送される第2の折曲げ部
品に第1の折曲げ加工を行う第2の折曲げ加工装置
(9)を前記第2加工ライン(5)に配置して設け、か
つ前記第1,第2の加工ライン(3,5)を近接して配
置することができるように前記第1,第2の折曲げ装置
(7,9)を互いに干渉することなく板材の移送方向に
位置をずらして設け、前記第1加工ライン(3)に接続
した第3加工ライン(11)に、前記第1の折曲げ部品
に第2の折曲げ加工を行う第3の折曲げ加工装置(1
5)を前記第2の折曲げ装置(9)と干渉することのな
い位置に配置して設け、前記第2加工ライン(5)に接
続した第4加工ライン(13)を前記第3加工ライン
(11)と平行に設けると共に、前記第2の折曲げ部品
に第2の折曲げ加工を行う第4の折曲げ装置(17)
を、前記第1,第3の折曲げ加工装置(7,15)と干
渉することのないように前記第3の折曲げ加工装置(1
5)と板材の移送方向に位置をずらして第4加工ライン
(13)に配置して設け、前記第3加工ライン(11)
に接続した第5加工ライン(19)と第4加工ライン
(13)に接続した第6加工ライン(21)とを、前記
第1,第3の折曲げ加工装置(7,15)によって折曲
げ加工された第1の折曲げ部品と前記第2,第4の折曲
げ加工装置(9,17)によって折曲げ加工された第2
の折曲げ部品とを組合せるための合流位置(23)にお
いて合流した構成としてなるものである。
【0098】上記構成により、本発明によれば、第1加
工ラインに配置した第1の折曲げ加工装置と第2加工ラ
インに配置した第2の折曲げ加工装置とによって別々の
部材を折曲げ加工した後に、合流位置において両部材を
組合せることが可能であり、折曲げ加工品の生産性を向
上することができる。
【0099】また、平行に配置した各加工ラインの各折
曲げ加工装置は板材の移送方向に位置をずらしてあるの
で、各折曲げ加工装置が干渉し合うことがなく、平行な
各加工ラインを互に接近して配置することが可能とな
り、省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体的な加工ラインを概略的に示す説明図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線に沿った拡大断面図であ
る。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図1における矢印IV部分の拡大詳細平面図であ
る。
【図5】図4を下方から見た正面図である。
【図6】図5の左側面図である。
【図7】主要部分の概略的な平面説明図である。
【図8】図7を下方から見た正面説明図である。
【図9】図8の矢印IX部分の拡大詳細正断面図である。
【図10】図8の矢印 X部分の拡大詳細正断面図であ
る。
【図11】図9を左側から見た左側面図である。
【図12】図9を右側から見た右側面図で1部断面して
示してある。
【図13】図10を右側から見た右側面図である。
【図14】ベルトコンベア装置を示す正面図である。
【図15】図14の平面図である。
【図16】ベルトコンベア装置の別実施例を示す説明図
である。
【符号の説明】
3 第1加工ライン 5 第2加工ライン 7、9、15、17 折曲げ加工装置 11 第3加工ライン 13 第4加工ライン 19 第5加工ライン 21 第6加工ライン 29 ワーク分配装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 俊雄 富山県高岡市戸出春日795 協和マシン 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−264121(JP,A) 特開 昭59−225819(JP,A) 実開 昭63−122729(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 5/04 B21D 5/02 B30B 13/00 B21D 51/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の分配を行うワーク分配装置(2
    9)に隣接して配置された第1加工ライン(3)と第2
    加工ライン(5)とを平行に設け、上記第1加工ライン
    (3)上を移送される第1の折曲げ部品に第1の折曲げ
    加工を行う第1の折曲げ加工装置(7)を前記第1加工
    ライン(3)に配置して設けると共に、前記第2加工ラ
    イン(5)上を移送される第2の折曲げ部品に第1の折
    曲げ加工を行う第2の折曲げ加工装置(9)を前記第2
    加工ライン(5)に配置して設け、かつ前記第1,第2
    の加工ライン(3,5)を近接して配置することができ
    るように前記第1,第2の折曲げ装置(7,9)を互い
    に干渉することなく板材の移送方向に位置をずらして設
    け、前記第1加工ライン(3)に接続した第3加工ライ
    ン(11)に、前記第1の折曲げ部品に第2の折曲げ加
    工を行う第3の折曲げ加工装置(15)を前記第2の折
    曲げ装置(9)と干渉することのない位置に配置して設
    け、前記第2加工ライン(5)に接続した第4加工ライ
    ン(13)を前記第3加工ライン(11)と平行に設け
    ると共に、前記第2の折曲げ部品に第2の折曲げ加工を
    行う第4の折曲げ装置(17)を、前記第1,第3の折
    曲げ加工装置(7,15)と干渉することのないように
    前記第3の折曲げ加工装置(15)と板材の移送方向に
    位置をずらして第4加工ライン(13)に配置して設
    け、前記第3加工ライン(11)に接続した第5加工ラ
    イン(19)と第4加工ライン(13)に接続した第6
    加工ライン(21)とを、前記第1,第3の折曲げ加工
    装置(7,15)によって折曲げ加工された第1の折曲
    げ部品と前記第2,第4の折曲げ加工装置(9,17)
    によって折曲げ加工された第2の折曲げ部品とを組合せ
    るための合流位置(23)において合流したことを特徴
    とする板材折曲げ加工ライン装置。
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