JP2564228Y2 - 収納部付板材加工機 - Google Patents
収納部付板材加工機Info
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- JP2564228Y2 JP2564228Y2 JP6032091U JP6032091U JP2564228Y2 JP 2564228 Y2 JP2564228 Y2 JP 2564228Y2 JP 6032091 U JP6032091 U JP 6032091U JP 6032091 U JP6032091 U JP 6032091U JP 2564228 Y2 JP2564228 Y2 JP 2564228Y2
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- JP
- Japan
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- product
- elevator
- processing machine
- shelf
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- Feeding Of Workpieces (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、収納部をフレーム上に
設けた収納部付板材加工機に関する。
設けた収納部付板材加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機と素材および製品等を
収納する収納部とは、出来得る限り近接して並設し、そ
の間に素材供給装置や製品収納装置を設けていた。すな
わち、板材加工機のフロントサイドテーブル側に素材供
給装置を置き、リアサイドテーブル側に製品収納装置を
置き、素材供給装置の外側に素材棚を配設し、一方、製
品収納装置の外方に製品棚を配設して、素材の供給から
加工、加工から製品の収納を横一列に配置した構成で行
っていたのが通例であった。
収納する収納部とは、出来得る限り近接して並設し、そ
の間に素材供給装置や製品収納装置を設けていた。すな
わち、板材加工機のフロントサイドテーブル側に素材供
給装置を置き、リアサイドテーブル側に製品収納装置を
置き、素材供給装置の外側に素材棚を配設し、一方、製
品収納装置の外方に製品棚を配設して、素材の供給から
加工、加工から製品の収納を横一列に配置した構成で行
っていたのが通例であった。
【0003】しかしながら、このような配置では比較的
広い設置面積を必要とするため、前記素材供給装置と製
品収納装置とを板材加工機の一側方に設けるとした特公
昭61−54492号公報が一般的に知られている。
広い設置面積を必要とするため、前記素材供給装置と製
品収納装置とを板材加工機の一側方に設けるとした特公
昭61−54492号公報が一般的に知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た配置ではワーク搬入装置が素材パレットのワークを吸
着して持上げた後、製品搬出装置の上方位置へ移動して
ワークを板材加工機へ搬入するため、その構造が複雑に
なるという問題点があった。また、板材加工機の一側方
からワークの搬入および製品の搬出を行えるようになっ
たのは、設置面積の上から狭くなるという効果はあるが
完全とはいえないという課題がある。
た配置ではワーク搬入装置が素材パレットのワークを吸
着して持上げた後、製品搬出装置の上方位置へ移動して
ワークを板材加工機へ搬入するため、その構造が複雑に
なるという問題点があった。また、板材加工機の一側方
からワークの搬入および製品の搬出を行えるようになっ
たのは、設置面積の上から狭くなるという効果はあるが
完全とはいえないという課題がある。
【0005】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、板材加工機の設置面積内
に素材および製品を置くためのスペースを設け、簡単な
構造で板材加工が行える収納部付板材加工機を提供しよ
うとするものである。
で、その目的とするところは、板材加工機の設置面積内
に素材および製品を置くためのスペースを設け、簡単な
構造で板材加工が行える収納部付板材加工機を提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の収納部付板材加工機は、板材加工機(1)
の本体フレーム(3)上方部に複数の素材棚(35)お
よび製品棚(37)を設け、これらの棚(35),(3
7)に隣接し且つ前記板材加工機(1)の一方のサイド
テーブル(13B)上方部に、前記素材(W)および製
品(G)を保持して昇降する搬入用第1エレベータ装置
(39)、搬出用第2エレベータ装置(41)を設け、
この搬入用第1エレベータ装置(39)、搬出用第2エ
レベータ装置(41)により運ばれた素材(W)もしく
は製品(G)を前記素材棚(35)もしくは製品棚(3
7)に移送する第1,第2移動装置(51),(83)
を設けたことを特徴とするものである。
め、本考案の収納部付板材加工機は、板材加工機(1)
の本体フレーム(3)上方部に複数の素材棚(35)お
よび製品棚(37)を設け、これらの棚(35),(3
7)に隣接し且つ前記板材加工機(1)の一方のサイド
テーブル(13B)上方部に、前記素材(W)および製
品(G)を保持して昇降する搬入用第1エレベータ装置
(39)、搬出用第2エレベータ装置(41)を設け、
この搬入用第1エレベータ装置(39)、搬出用第2エ
レベータ装置(41)により運ばれた素材(W)もしく
は製品(G)を前記素材棚(35)もしくは製品棚(3
7)に移送する第1,第2移動装置(51),(83)
を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された収納部付板材加工機に
よれば、板材加工機(1)の本体フレーム(3)上方部
に素材棚(35)と製品棚(37)とを並設し、素材棚
(35)より素材搬入用第1のエレベータ装置(39)
で素材(W)を一枚宛板材加工機(1)のリアサイドテ
ーブル(13B)上に下ろし、板材加工機(1)によっ
て加工を行ない、加工を行なった後に製品(G)をキャ
レッジベース(15)の移動によって搬出用第2エレベ
ータ装置(41)まで移動させる。次いで、この搬出用
第2エレベータ装置(41)によって製品(G)は前記
製品棚(37)まで運ばれて集積される。而して、収納
部付板材加工機では板材加工機の設置面積で十分であ
る。
よれば、板材加工機(1)の本体フレーム(3)上方部
に素材棚(35)と製品棚(37)とを並設し、素材棚
(35)より素材搬入用第1のエレベータ装置(39)
で素材(W)を一枚宛板材加工機(1)のリアサイドテ
ーブル(13B)上に下ろし、板材加工機(1)によっ
て加工を行ない、加工を行なった後に製品(G)をキャ
レッジベース(15)の移動によって搬出用第2エレベ
ータ装置(41)まで移動させる。次いで、この搬出用
第2エレベータ装置(41)によって製品(G)は前記
製品棚(37)まで運ばれて集積される。而して、収納
部付板材加工機では板材加工機の設置面積で十分であ
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1および図2に
よって説明する。
よって説明する。
【0009】板材加工機1は本実施例においてタレット
パンチプレスを用いてある。このタレットパンチプレス
はC型状に形成された本体フレーム3と、この本体フレ
ーム3の形成する空間部5内に設けられた上部タレット
7と下部タレット9と、この下部タレット9のセンター
振分けに設けられた固定テーブル11と、この固定テー
ブル11の左右に設けられたY軸方向(図1において左
右方向)へ移動自在なサイドテーブル13と、このサイ
ドテーブル13に連結されタレットパンチプレスのX軸
方向(図2において左右方向)全域に設けられたキャレ
ッジベース15と、このキャレッジベース15に移動可
能に設けられたキャレッジ17と、キャレッジ17に設
けられワークWを把持するクランプ19とより構成され
ている。そして、前記本体フレーム3内の上部タレット
7上にはラム21が設けてあって、このラム21の下降
によって上部タレット7に設けられたパンチ23が押圧
され、下部タレット9上に設けられたダイ25との間に
ワークWを挟んでパンチ加工が行われるようになってい
る。この上部タレット7と下部タレット9とは、本体フ
レーム3の下方に設けられたモータ27によって、ギア
装置,プーリ,スプロケットなどの伝達装置29を介し
て同時に回転駆動され、上部タレット7の外周辺に設け
られた複数のパンチ23と、これに対応する複数のダイ
25を備えた下部タレット9との対応関係はずれること
なく作動される構成になっている。
パンチプレスを用いてある。このタレットパンチプレス
はC型状に形成された本体フレーム3と、この本体フレ
ーム3の形成する空間部5内に設けられた上部タレット
7と下部タレット9と、この下部タレット9のセンター
振分けに設けられた固定テーブル11と、この固定テー
ブル11の左右に設けられたY軸方向(図1において左
右方向)へ移動自在なサイドテーブル13と、このサイ
ドテーブル13に連結されタレットパンチプレスのX軸
方向(図2において左右方向)全域に設けられたキャレ
ッジベース15と、このキャレッジベース15に移動可
能に設けられたキャレッジ17と、キャレッジ17に設
けられワークWを把持するクランプ19とより構成され
ている。そして、前記本体フレーム3内の上部タレット
7上にはラム21が設けてあって、このラム21の下降
によって上部タレット7に設けられたパンチ23が押圧
され、下部タレット9上に設けられたダイ25との間に
ワークWを挟んでパンチ加工が行われるようになってい
る。この上部タレット7と下部タレット9とは、本体フ
レーム3の下方に設けられたモータ27によって、ギア
装置,プーリ,スプロケットなどの伝達装置29を介し
て同時に回転駆動され、上部タレット7の外周辺に設け
られた複数のパンチ23と、これに対応する複数のダイ
25を備えた下部タレット9との対応関係はずれること
なく作動される構成になっている。
【0010】このような板材加工機1の本体フレーム3
上方部には素材(ワークW)と製品(加工機に切離され
た小製品G)とを分けて収納する収納部31が設けてあ
る。この収納部31は本体フレーム3上方部に構成され
た枠体フレーム33で、本体フレーム3に設けた素材棚
35と製品棚37とに分けられ、これらの素材棚35と
製品棚37とにはそれぞれ板材加工機のリアサイドテー
ブル13B上に、素材棚35よりワークWを搬入させる
搬入用第1エレベータ装置39を設け、また、リアサイ
ドテーブル13B上に載置された製品Gを搬出する搬出
用第2エレベータ装置41とを設けてある。そして、前
記素材棚35と製品棚37を設けた枠体フレーム33の
後方には、素材棚35に素材パレットPWを送入するた
めのエレベータ43が設けてあって、このエレベータ4
3は製品棚37に集積された製品パレットPGの送出用
としても用いられるように構成してある。
上方部には素材(ワークW)と製品(加工機に切離され
た小製品G)とを分けて収納する収納部31が設けてあ
る。この収納部31は本体フレーム3上方部に構成され
た枠体フレーム33で、本体フレーム3に設けた素材棚
35と製品棚37とに分けられ、これらの素材棚35と
製品棚37とにはそれぞれ板材加工機のリアサイドテー
ブル13B上に、素材棚35よりワークWを搬入させる
搬入用第1エレベータ装置39を設け、また、リアサイ
ドテーブル13B上に載置された製品Gを搬出する搬出
用第2エレベータ装置41とを設けてある。そして、前
記素材棚35と製品棚37を設けた枠体フレーム33の
後方には、素材棚35に素材パレットPWを送入するた
めのエレベータ43が設けてあって、このエレベータ4
3は製品棚37に集積された製品パレットPGの送出用
としても用いられるように構成してある。
【0011】前記素材棚35は収納部31を構成する枠
体フレーム33の手前にあって、その底部には素材パレ
ットPWを走行させるガイドレール45が左右に設けて
あり、これらのガイドレール45の間にはラックギア4
7が敷設してある。これらのガイドレール45とラック
ギア47とは素材棚35の位置より枠体フレーム33の
他端に設けられたエレベータ43の位置まで設けてあっ
て、前記素材パレットPWは素材棚35内に設けられた
素材用トラバーサ49によって移動自在に構成してあ
る。この素材用トラバーサ49はモータとピニオンによ
る駆動部を備え、素材パレットPWに係止する係止部を
有するもので、この素材用トラバーサ49によって素材
パレットPWは走行され、前記エレベータ43への送入
およびエレベータ43からの引出しを行えるようになっ
ている。
体フレーム33の手前にあって、その底部には素材パレ
ットPWを走行させるガイドレール45が左右に設けて
あり、これらのガイドレール45の間にはラックギア4
7が敷設してある。これらのガイドレール45とラック
ギア47とは素材棚35の位置より枠体フレーム33の
他端に設けられたエレベータ43の位置まで設けてあっ
て、前記素材パレットPWは素材棚35内に設けられた
素材用トラバーサ49によって移動自在に構成してあ
る。この素材用トラバーサ49はモータとピニオンによ
る駆動部を備え、素材パレットPWに係止する係止部を
有するもので、この素材用トラバーサ49によって素材
パレットPWは走行され、前記エレベータ43への送入
およびエレベータ43からの引出しを行えるようになっ
ている。
【0012】この素材棚35の素材パレットPWの上方
には、前記搬入用第1エレベータ装置39を設けた側の
枠体フレーム33のX軸方向に張設された第1移動装置
であるスラットコンベア51が設けてある(図2参
照)。このスラットコンベア51は枠体フレーム33に
回転自在に支承された両側のチェンスプロケット53に
エンドレスに架設された一対のチェン55と、この一対
のチェン55の適宜範囲に亘って設けられた複数のパイ
プローラ57からなり、モータ(図示せず)によって走
行駆動されるものである。そして、前記パイプローラ5
7の架設範囲は素材棚35の幅に等しい範囲になってい
る。したがって、パイプローラ57が搬入用第1エレベ
ータ装置39側に移動すると、素材棚35内にはチェン
55だけが架設された状態となる。
には、前記搬入用第1エレベータ装置39を設けた側の
枠体フレーム33のX軸方向に張設された第1移動装置
であるスラットコンベア51が設けてある(図2参
照)。このスラットコンベア51は枠体フレーム33に
回転自在に支承された両側のチェンスプロケット53に
エンドレスに架設された一対のチェン55と、この一対
のチェン55の適宜範囲に亘って設けられた複数のパイ
プローラ57からなり、モータ(図示せず)によって走
行駆動されるものである。そして、前記パイプローラ5
7の架設範囲は素材棚35の幅に等しい範囲になってい
る。したがって、パイプローラ57が搬入用第1エレベ
ータ装置39側に移動すると、素材棚35内にはチェン
55だけが架設された状態となる。
【0013】このスラットコンベア51を設けた上方に
は、複数の吸着パット59を下側に設けたワーク吸着持
上げ装置61が備えてある。このワーク吸着持上げ装置
61は上下用シリンダ63の下側にパットホルダ65を
備え、このパットホルダ65に複数の吸着パット59を
設けたもので、この吸着パット59により素材パレット
PW上のワークWを吸着し、前記上下用シリンダ63で
ワークWを持ち上げておき、このワークWの下側面に前
記スラットコンベア51を移動し、スラットコンベア5
1のパイプローラ57上にワークWを置き、スラットコ
ンベア51を搬入用エレベータ装置39側へ移動して、
ワークWを搬入用第1エレベータ装置39で下降する。
は、複数の吸着パット59を下側に設けたワーク吸着持
上げ装置61が備えてある。このワーク吸着持上げ装置
61は上下用シリンダ63の下側にパットホルダ65を
備え、このパットホルダ65に複数の吸着パット59を
設けたもので、この吸着パット59により素材パレット
PW上のワークWを吸着し、前記上下用シリンダ63で
ワークWを持ち上げておき、このワークWの下側面に前
記スラットコンベア51を移動し、スラットコンベア5
1のパイプローラ57上にワークWを置き、スラットコ
ンベア51を搬入用エレベータ装置39側へ移動して、
ワークWを搬入用第1エレベータ装置39で下降する。
【0014】この搬入用第1エレベータ装置39は枠体
フレーム33上に設けられたウインチ装置67と、この
ウインチ装置67から垂設されたワイヤ69と、このワ
イヤ69に設けられたエレベータバキュームパット71
とより構成されており、前記スラットコンベア51で移
送されてきたワークWを、エレベータバキュームパット
71で吸着し、スラットコンベア51のパイプローラ5
7を移動させ、前記ウィンチ装置67でワクWを降下さ
せると、ワークWは板材加工機1のリアサイドテーブル
13B上に搬入させることができる。このとき、エレベ
ータバキュームパット71には原点パット73が1本だ
け45度方向に伸縮できるように設けてあって、この原
点パット73によりワークWはリアサイドテーブル13
Bに降下後、ロケートピン99とクランプ19とによっ
て原点位置決めがなされ、キャレッジ17のクランプ1
9に把持され、キャレッジベース15とキャレッジ17
とによってタレット7,9の加工位置へ搬入される。
フレーム33上に設けられたウインチ装置67と、この
ウインチ装置67から垂設されたワイヤ69と、このワ
イヤ69に設けられたエレベータバキュームパット71
とより構成されており、前記スラットコンベア51で移
送されてきたワークWを、エレベータバキュームパット
71で吸着し、スラットコンベア51のパイプローラ5
7を移動させ、前記ウィンチ装置67でワクWを降下さ
せると、ワークWは板材加工機1のリアサイドテーブル
13B上に搬入させることができる。このとき、エレベ
ータバキュームパット71には原点パット73が1本だ
け45度方向に伸縮できるように設けてあって、この原
点パット73によりワークWはリアサイドテーブル13
Bに降下後、ロケートピン99とクランプ19とによっ
て原点位置決めがなされ、キャレッジ17のクランプ1
9に把持され、キャレッジベース15とキャレッジ17
とによってタレット7,9の加工位置へ搬入される。
【0015】製品棚37は上記した素材棚35より一段
高くそして奥側に設けてある。この製品棚37の底部に
は製品パレットPGを走行させるガイドレール75とラ
ックギア77とが設けてあり、このラックギア77には
製品用トラバーサ79が移動自在に設けてある。この製
品用トラバーサ79には製品パレットPGが係止され、
製品棚37より前記エレベータ43迄移動される。この
製品棚37の最上方には第2移動装置としてのX軸方向
のガイド81が設けてあり、このガイド81上にはクラ
ンプストレーナ83が移動自在に設けてある。このクラ
ンプストレーナ83は先端にクランプ85を有しガイド
81上を自走する構成になっている。これに対して枠体
フレーム33のリアサイドテーブル13B上には搬出用
第2エレベータ装置41が設けてある。この搬出用第2
エレベータ装置41は搬入用第1エレベータ装置39と
同様に、枠体フレーム33上に設けられたウインチ装置
87に設けられたワイヤ89を介して装着されたエレベ
ータマグネット91とにより構成されている。このエレ
ベータマグネット91は前記ウインチ装置87のワイヤ
89に懸下されたバー93の下方にマグネット95を複
数個設けたもので、前記タレットパンチプレスによって
加工されたワークWは、その輪郭を切断されて切離され
リアサイドテーブル13B上に置かれると、リアサイド
テーブル13BはY軸方向に移動し、小製品Gがエレベ
ータマグネット91の作用範囲に移される。そして、上
方より降下されたエレベータマグネット91に吸着さ
れ、ウインチ装置87の作動によって製品棚37の側方
に引き上げられると、製品棚37の内部に設けられたク
ランプストレーナ83に把持され製品パレットPGに集
積される。この集積は前記リアサイドテーブル13Bの
Y軸方向への停止位置によって仕分けられ、製品パレッ
トPG内には整理分類して集積される。
高くそして奥側に設けてある。この製品棚37の底部に
は製品パレットPGを走行させるガイドレール75とラ
ックギア77とが設けてあり、このラックギア77には
製品用トラバーサ79が移動自在に設けてある。この製
品用トラバーサ79には製品パレットPGが係止され、
製品棚37より前記エレベータ43迄移動される。この
製品棚37の最上方には第2移動装置としてのX軸方向
のガイド81が設けてあり、このガイド81上にはクラ
ンプストレーナ83が移動自在に設けてある。このクラ
ンプストレーナ83は先端にクランプ85を有しガイド
81上を自走する構成になっている。これに対して枠体
フレーム33のリアサイドテーブル13B上には搬出用
第2エレベータ装置41が設けてある。この搬出用第2
エレベータ装置41は搬入用第1エレベータ装置39と
同様に、枠体フレーム33上に設けられたウインチ装置
87に設けられたワイヤ89を介して装着されたエレベ
ータマグネット91とにより構成されている。このエレ
ベータマグネット91は前記ウインチ装置87のワイヤ
89に懸下されたバー93の下方にマグネット95を複
数個設けたもので、前記タレットパンチプレスによって
加工されたワークWは、その輪郭を切断されて切離され
リアサイドテーブル13B上に置かれると、リアサイド
テーブル13BはY軸方向に移動し、小製品Gがエレベ
ータマグネット91の作用範囲に移される。そして、上
方より降下されたエレベータマグネット91に吸着さ
れ、ウインチ装置87の作動によって製品棚37の側方
に引き上げられると、製品棚37の内部に設けられたク
ランプストレーナ83に把持され製品パレットPGに集
積される。この集積は前記リアサイドテーブル13Bの
Y軸方向への停止位置によって仕分けられ、製品パレッ
トPG内には整理分類して集積される。
【0016】このような素材棚35および製品棚37を
有する収納部31の後方に設けたエレベータ43は、収
納部31を形成する枠体フレーム33の支柱に設けたガ
イドレールに係合され、枠体フレーム33上のエレベー
タ用ウインチ装置97によって上下動される構成になっ
ている。このエレベータ43は前記素材パレットPWや
製品パレットPGの積上げ積下しを行うもので、空にな
った素材パレットPWは素材棚35の素材用トラバーサ
49によってエレベータ43に載せられ機外に出され、
ワークWを積載した素材パレットPWと交換される。ま
た、集積された製品パレットPGは製品棚37の製品用
トラバータ79によってエレベータ43に載せられて機
外に出され、空の製品パレットPGと交換される。
有する収納部31の後方に設けたエレベータ43は、収
納部31を形成する枠体フレーム33の支柱に設けたガ
イドレールに係合され、枠体フレーム33上のエレベー
タ用ウインチ装置97によって上下動される構成になっ
ている。このエレベータ43は前記素材パレットPWや
製品パレットPGの積上げ積下しを行うもので、空にな
った素材パレットPWは素材棚35の素材用トラバーサ
49によってエレベータ43に載せられ機外に出され、
ワークWを積載した素材パレットPWと交換される。ま
た、集積された製品パレットPGは製品棚37の製品用
トラバータ79によってエレベータ43に載せられて機
外に出され、空の製品パレットPGと交換される。
【0017】以上の説明した構成により、本実施例の収
納部付板材加工機は、エレベータ43により素材棚35
へワークWを搭載した素材パレットPWを収納し、板材
加工機1を作動させると、上下用シリンダ63が下降し
吸着パット59がワークWの一枚を吸着し、上下用シリ
ンダ63が上昇して停止する。次にスラットコンベア5
1のパイプローラ57がワーク吸着持上げ装置61の下
方に移動され、前記吸着パット59のワークWを受取
り、スラットコンベア51の作動によってワークWは搬
入用第1エレベータ装置39のエレベータバキュームパ
ット71の下に移送される。ここでワークWはエレベー
タバキュームパット71に吸着されると、スラットコン
ベア51のパイプローラ57は素材棚35内に移動す
る。
納部付板材加工機は、エレベータ43により素材棚35
へワークWを搭載した素材パレットPWを収納し、板材
加工機1を作動させると、上下用シリンダ63が下降し
吸着パット59がワークWの一枚を吸着し、上下用シリ
ンダ63が上昇して停止する。次にスラットコンベア5
1のパイプローラ57がワーク吸着持上げ装置61の下
方に移動され、前記吸着パット59のワークWを受取
り、スラットコンベア51の作動によってワークWは搬
入用第1エレベータ装置39のエレベータバキュームパ
ット71の下に移送される。ここでワークWはエレベー
タバキュームパット71に吸着されると、スラットコン
ベア51のパイプローラ57は素材棚35内に移動す
る。
【0018】次に、エレベータバキュームパット71は
枠体フレーム33上のウィンチ装置67の作動で降下
し、ワークWを板材加工機1のリアサイドテーブル13
Bに置き、エレベータバキュームパット71内の原点パ
ット73により、リアサイドテーブル13Bに設けたロ
ケートピン99と、キャレッジ17のクランプ19とに
当接されて原点位置決めが行われ、前記クランプ19に
よって把持される。
枠体フレーム33上のウィンチ装置67の作動で降下
し、ワークWを板材加工機1のリアサイドテーブル13
Bに置き、エレベータバキュームパット71内の原点パ
ット73により、リアサイドテーブル13Bに設けたロ
ケートピン99と、キャレッジ17のクランプ19とに
当接されて原点位置決めが行われ、前記クランプ19に
よって把持される。
【0019】この間に、前記エレベータ43はウインチ
装置87の作動によって空の製品パレットPGを製品棚
37に収納させる。このエレベータ43により持ち上げ
られた空の製品パレットPGは製品用トラバーサ79に
より製品棚37にセットされる。
装置87の作動によって空の製品パレットPGを製品棚
37に収納させる。このエレベータ43により持ち上げ
られた空の製品パレットPGは製品用トラバーサ79に
より製品棚37にセットされる。
【0020】前記クランプ19によって把持されたワー
クWは上部タレット7と下部タレット9との間に位置決
めされ、ラム21の作動によりパンチ23とダイ25と
によってパンチ加工が行われ、所定の輪郭が切断されて
ワークWより切離され製品Gとなる。この製品Gはリア
ーサイドテーブル13B上に置かれると、予め設定され
た製品Gの大きさ形状に従ってキャレッジベース15が
Y軸方向に移動し、所定の位置に停止されると製品棚3
7側の搬出用第2エレベータ装置41が作動され、エレ
ベータマグネット91が降下して製品Gを吸着し、製品
棚37の位置へ上昇する。この上昇を待ってクランプス
トレーナ83が製品Gをクランプして製品パレットPG
の所定位置へ集積する。
クWは上部タレット7と下部タレット9との間に位置決
めされ、ラム21の作動によりパンチ23とダイ25と
によってパンチ加工が行われ、所定の輪郭が切断されて
ワークWより切離され製品Gとなる。この製品Gはリア
ーサイドテーブル13B上に置かれると、予め設定され
た製品Gの大きさ形状に従ってキャレッジベース15が
Y軸方向に移動し、所定の位置に停止されると製品棚3
7側の搬出用第2エレベータ装置41が作動され、エレ
ベータマグネット91が降下して製品Gを吸着し、製品
棚37の位置へ上昇する。この上昇を待ってクランプス
トレーナ83が製品Gをクランプして製品パレットPG
の所定位置へ集積する。
【0021】以下、上記した動作が繰返され、素材パレ
ットPWのワークWを使い切ると、空の素材パレットP
Wを素材用トラバーサ49でエレベータ43に送り出
し、エレベータ43を操作して素材パレットPWを交換
する。この間板加工機1の板材加工は休むことなく継続
して行われる。また、製品パレットPGが一ぱいになっ
た時も同様にして製品パレットの交換が行われる。ま
た、板材加工機1のフロントサイドテーブル13Aに
も、ワークWを手搬入し、フロントサイドテーブル13
Aに設けたロケートピンとキャレッジ17のクランプ1
9とで原点合せを行なうことにより、前記した加工作業
を行なうことができる。
ットPWのワークWを使い切ると、空の素材パレットP
Wを素材用トラバーサ49でエレベータ43に送り出
し、エレベータ43を操作して素材パレットPWを交換
する。この間板加工機1の板材加工は休むことなく継続
して行われる。また、製品パレットPGが一ぱいになっ
た時も同様にして製品パレットの交換が行われる。ま
た、板材加工機1のフロントサイドテーブル13Aに
も、ワークWを手搬入し、フロントサイドテーブル13
Aに設けたロケートピンとキャレッジ17のクランプ1
9とで原点合せを行なうことにより、前記した加工作業
を行なうことができる。
【0022】図3は本考案の別の実施例である。本実施
例においては、素材棚35と製品棚37とを一例上の枠
体フレーム101上に組込み、その右側に下面側に吸着
用パット103を備えたエレベータ装置105を設けた
ものである。なお、素材棚35内に設けた素材用トラバ
ーサ,スラットコンベア,ワーク吸着持上げ装置等(図
面では省略)、および製品棚37内に設けられたクラン
プストレーナ(図面では省略)等はいずれも前記実施例
と同じものを用い、素材のワークWと製品Gとは前記エ
レベータ装置105の吸着用パット103に吸着させて
昇降させる構成をなしている。また、エレベータ装置1
05の上面は前記素材棚35と製品棚37内にそれぞれ
セットされた素材パレットや製品パレットの搬出入とし
て用いるように構成したものである。
例においては、素材棚35と製品棚37とを一例上の枠
体フレーム101上に組込み、その右側に下面側に吸着
用パット103を備えたエレベータ装置105を設けた
ものである。なお、素材棚35内に設けた素材用トラバ
ーサ,スラットコンベア,ワーク吸着持上げ装置等(図
面では省略)、および製品棚37内に設けられたクラン
プストレーナ(図面では省略)等はいずれも前記実施例
と同じものを用い、素材のワークWと製品Gとは前記エ
レベータ装置105の吸着用パット103に吸着させて
昇降させる構成をなしている。また、エレベータ装置1
05の上面は前記素材棚35と製品棚37内にそれぞれ
セットされた素材パレットや製品パレットの搬出入とし
て用いるように構成したものである。
【0023】このような構成にしても、板材加工機1の
リアサイトテーブル13B上へのワークの搬入もしくは
製品の搬出は前記実施例と同様に行なわれ、その作用お
よび効果は何等も変るものではない。特記すればさらに
小型化されるものである。
リアサイトテーブル13B上へのワークの搬入もしくは
製品の搬出は前記実施例と同様に行なわれ、その作用お
よび効果は何等も変るものではない。特記すればさらに
小型化されるものである。
【0024】以上説明したように、本実施例の収納部付
板材加工機は、板材加工機1の設置面積内で稼働が可能
となり、省スペース化の目的を果すことができるととも
に、板材加工の自動化も可能となる利点がある。
板材加工機は、板材加工機1の設置面積内で稼働が可能
となり、省スペース化の目的を果すことができるととも
に、板材加工の自動化も可能となる利点がある。
【0025】なお、本考案は上述した実施例に限定され
るものではなく、適宜の変更を行なうことによって、そ
の他の態様でも実施例し得るものである。
るものではなく、適宜の変更を行なうことによって、そ
の他の態様でも実施例し得るものである。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば実
用新案登録請求の範囲に記載されたとおりの構成である
から、板材加工機の設置面積内に素材および製品を置く
ためのスペースを設けることが可能となり、簡単な構造
で板材加工の自動化ができる利点がある。
用新案登録請求の範囲に記載されたとおりの構成である
から、板材加工機の設置面積内に素材および製品を置く
ためのスペースを設けることが可能となり、簡単な構造
で板材加工の自動化ができる利点がある。
【図1】本考案の一実施例である収納部付板材加工機の
側面図である。
側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本考案の別の実施例である収納部付板材加工機
の正面図である。
の正面図である。
1 板材加工機 3 本体フレーム 13 サイドテーブル 35 素材棚 37 製品棚 39 搬入用第1エレベータ装置 41 搬出用第2エレベータ装置 51 スラットコンベア(第一移動装置) 61 ワーク吸着持上げ装置 71 エレベータバキュームパット 83 クランプストレーナ(第2移動装置) 91 エレベータマグネット
Claims (1)
- 【請求項1】 板材加工機(1)の本体フレーム(3)
上方部に複数の素材棚(35)および製品棚(37)を
設け、これらの棚(35),(37)に隣接し且つ前記
板材加工機(1)の一方のサイドテーブル(13B)上
方部に、前記素材(W)および製品(G)を保持して昇
降する搬入用第1エレベータ装置(39)、搬出用第2
エレベータ装置(41)を設け、この搬入用第1エレベ
ータ装置(39)、搬出用第2エレベータ装置(41)
により運ばれた素材(W)もしくは製品(G)を前記素
材棚(35)もしくは製品棚(37)に移送する第1,
第2移動装置(51),(83)を設けたことを特徴と
する収納部付板材加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6032091U JP2564228Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 収納部付板材加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6032091U JP2564228Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 収納部付板材加工機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513619U JPH0513619U (ja) | 1993-02-23 |
JP2564228Y2 true JP2564228Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=13138767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6032091U Expired - Lifetime JP2564228Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 収納部付板材加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564228Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017307U (ja) * | 1983-07-14 | 1985-02-05 | 藤原 正行 | 簡易コンクリ−トミキサ− |
WO2007043126A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Beac Co., Ltd. | 穿孔装置及び穿孔方法 |
JP2020157308A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 株式会社アマダ | 素材収納搬入システム |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP6032091U patent/JP2564228Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0513619U (ja) | 1993-02-23 |
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