JP2736179B2 - 切板の搬送制御方法及び設備列 - Google Patents

切板の搬送制御方法及び設備列

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JP2736179B2
JP2736179B2 JP3054016A JP5401691A JP2736179B2 JP 2736179 B2 JP2736179 B2 JP 2736179B2 JP 3054016 A JP3054016 A JP 3054016A JP 5401691 A JP5401691 A JP 5401691A JP 2736179 B2 JP2736179 B2 JP 2736179B2
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孝信 細川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材の搬送制御方法及
び設備列、特に冷延薄鋼板等の切板を、受入、識別、仕
分け、移送、保管、加工、試験等を行う設備へ搬送する
場合に適用して好適な切板の搬送制御方法及び設備列に
関する。
【0002】
【従来の技術】圧延して製造した鋼材について、切断、
選別、保管、加工、試験の各種処理を自動的に行うこと
を可能とした試験装置が、例えば、特公昭56−443
68に開示されている。この試験装置では、鋼材をコン
ベアラインや、ガイドラインに沿って移動する無人搬送
車により、各処理設備へ搬送している。
【0003】上記のような自動試験装置では、各処理設
備における作業を正確に行うために、受入た試材の位
置決めが重要である。
【0004】通常、上記のような従来の試験装置では、
試材を各処理設備へ搬送し、それぞれの搬送場所でスト
ッパ等に当接させて位置合わせする方法や仮位置決め停
止させた後にプッシャー等でストッパに押し当てて位置
合わせする方法が採用されており、このような場合は移
送方向か又はそれに直交する方向のいずれか一方に位置
決めすることが一般的である。
【0005】又、特開昭61−248858には、搬送
方向座標認識システムが開示されているが、この場合も
板体の搬送方向の1方向のみを規定しているに過ぎな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
試験装置等の処理設備システムでは、上記のように、移
送方向又はそれに直交する方向のいずれか一方で位置合
わせをして試材の位置決めを行っているため、該試材を
各設備へ搬送する場合は、搬送先毎に位置決めを行う必
要があり、それ故に各搬送場所や搬送途中に位置決め装
置を設置しなければならないという問題があった。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、切板を受入た最初の時点でその位
置決めを行い、その後は途中で位置決めを行わなくと
も、切板を正確に搬送し、所定の処理を行うことができ
る切板の搬送制御方法及び設備列を提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、切板を受入れ
た後、該切板を所定の設備に搬送する際に、X方向、Y
方向を基準とした搬送制御を行う切板の搬送制御方法
あって、切板を受入れた時点で、該切板の隣接する2辺
下降させることにより、それぞれ対応するX方向基準
部、Y方向基準部に当接させて該2辺の交点位置を平面
座標におけるX方向、Y方向の2方向の起点に設定し、
該起点を基準にして、搬送時のX方向、Y方向の移動量
から搬送先における切板の位置を決定することにより、
搬送開始後の切板の位置決めを不要としたことにより、
前記課題を達成したものである。
【0009】本発明は、又、切板を受入れる受入設備
と、切板に所定の処理を行う処理設備とが、X方向、Y
方向を基準とした搬送制御を行う搬送手段を介して配設
されている設備列であって、上記受入設備には、切板を
載置する載置台と、載置台上の切板のX方向及びY方向
の隣接辺をそれぞれ当接させるX方向基準部及びY方向
基準部と、載置台を傾斜させ、X方向基準部及びY方向
基準部をそれぞれ下降させるX方向傾動手段及びY方向
傾動手段とを有すると共に、一方の傾動手段により傾動
可能なフレーム上に、上記載置台を傾動させる他方の傾
動手段が設置されている基準位置決め装置が設置されて
いる構成とすることにより、同様に前記課題を達成した
ものである。
【0010】
【作用】本発明においては、例えば、切板を載置する載
置台と、載置台上の切板のX方向及びY方向の隣接辺を
それぞれ当接させるX方向基準部及びY方向基準部と、
載置台を傾斜させ、X方向基準部及びY方向基準部を
させる傾動手段とを有する基準位置決め装置を用い、
上記載置台に受入れた切板を載置し、上記傾動手段を作
動させてX方向基準部及びY方向基準部を下降させるこ
とにより、該切板を載置台上を滑動させ、その隣接する
2辺を該X方向基準部及びY方向基準部に当接させる。
【0011】このように、切板の隣接する上記2辺を、
X方向基準部及びY方向基準部に当接させることによ
り、該2辺の交点位置平面の座標におけるX方向、Y
方向の2方向の起点に設定することができ、その後該起
点を基準にして、搬送時のX方向、Y方向の移動量から
搬送先における切板の位置を決定することが可能となる
ので、搬送途中又は搬送先で切板の位置決めを行わなく
とも、該切板を正確な位置へ搬送することが可能とな
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例である搬送制御
設備列を構成する切板の受入れ設備を示す概略平面図で
あり、図2は、図1におけるII−II断面図で、図3は、
図2におけるIII −III 視図である。
【0014】図4は、上記受入れ設備を構成する仕分搬
送装置の作用を説明するための部分平面図で、図5は、
図4におけるV −V 視図であり、図6は、切板を受取る
取込台の拡大正面図である。
【0015】本実施例の搬送制御設備列は、図7に示す
ように、切板の受入設備10、切板を一時的に保管する
立体倉庫(保管部)12及び切板を所定の大きさに切断
する剪断設備14とで構成されている。
【0016】上記受入設備10は、受入た切板の基準
位置を決定する基準位置決め装置16、基準位置が決定
された切板を上記基準位置決め装置16から払出す払出
装置18、払出した切板を仕分け搬送する仕分搬送装置
20及び後の工程で使用しない不要な非工程材を払出す
非工程払出装置22を備えている。
【0017】上記基準位置決め装置16は、切板Sを載
置する載置台24と、該載置台24上の切板SのX方向
及びY方向の隣接辺をそれぞれ当接させるX方向基準部
26及びY方向基準部28とを有している。上記載置台
24は、図2、図3に示すように、ベース30に固定さ
れた軸受32に挿通された軸34を中心に回動可能で、
且つ傾動機構(Y方向傾動手段)36により傾動可能と
されたフレーム38の上に、軸受40に挿通された軸4
2を中心に回動可能で、且つ傾動機構(X方向傾動手
段)44により傾動可能に取付けられている。
【0018】従って、上記基準位置決め装置16では、
上記両傾動機構36、44により、X方向基準部26及
びY方向基準部28がいずれも下降するように上記載置
台24を傾斜させることが可能になっている。
【0019】又、上記載置台24には、X方向基準部2
6の下方に昇降機構46が取付けられており、該昇降機
構46により、位置決めされた切板Sの端部を上昇させ
ることが可能となっている。
【0020】又、上記載置台24は、その上面が板が
滑り易く且つ疵を発生させない材料、例えばベークライ
トやMCナイロン樹脂等により形成されている。
【0021】前記払出装置18は、架構50と、該架構
50に沿って懸垂した状態で移動可能な、掴み機構52
を有する台車54とで構成され、該台車54をX方向に
移動させ、基準位置が決定した切板Sの端部を上記掴み
機構52で掴み、該切板Sを上記載置台24から仕分搬
送装置20へ移動させることが可能になっている。
【0022】仕分搬送装置20は、図2、図4及び図5
に示すように、ベース56上のレール58に沿って移動
するフレーム60と、その中に櫛歯状に組込まれたベル
トコンベア62とを有しており、上記フレーム60は該
ベルトコンベア62と共に移動機構64によりY方向に
移動されるようになっており、又、上記ベルトコンベア
62は、駆動機構66によって動作するようになってい
る。
【0023】そして、上記のように、仕分搬送装置20
の上に払出された切板Sは、後の工程で使用するものは
その姿勢を崩さないように、即ちX方向とY方向の2辺
の向きが変化しないように移動機構64によってベルト
コンベア62を、図4に二点鎖線で示した位置まで移動
させることにより、後述する立体倉庫12へ切板Sを取
込むための取込台70へ搬送することが可能になってい
る。
【0024】取込台70へ搬送された切板Sは、その姿
勢を崩さないように該取込台70に載置され、立体倉庫
12へ搬送するために待機する。
【0025】上記取込台70は、図6に示すように、架
構72に取付けられた昇降機構74と、ガイドバー76
により昇降可能とされた昇降フレーム78と、該フレー
ム78に櫛歯状に固定された、紙面に垂直に延びる棒状
支持部80とを有しており、該棒状支持部80は、仕分
搬送装置20のベルトコンベア62と干渉することなく
上下動可能になっている。
【0026】従って、図4に示したように、取込台70
の位置に仕分搬送装置20のベルトコンベア62が二点
鎖線の位置まで移動した段階で、該取込台70の上記昇
降フレーム78を上昇させることにより、切板Sの姿勢
を崩すことなく、該切板Sを取込台70に載置すること
ができる。
【0027】なお、本実施例の受入設備10には、後の
工程で使用しない切板(非工程材)を除外するための前
記非工程払出装置22が設けられている。この非工程払
出装置22に対しては、切板をベルトコンベア62で近
接する位置まで移動させた後、その位置に設置されてい
る、ベルトコンベア62と干渉しない櫛歯状の昇降支持
部82を昇降機構84で上昇させて該切板Sを持上げ、
その状態で押出機構86で押出すことにより、棚88へ
切板を移動させ、該切板Sを払出すことが可能になって
いる。
【0028】次に、図7〜図9を参照しながら、上記取
込台70に取込んだ切板Sを一時保管するための立体倉
庫12について説明する。
【0029】本実施例の搬送制御設備列は、切板を収納
する棚が多段に設けられている上記立体倉庫12と共
に、該棚に切板を出し入れする側の立体倉庫12の前端
(出入端)12Aに沿って幅方向(X方向)に移動する
スタッカクレーン90を備え、更に、切板(荷)Sを立
体倉庫12に搬入する際にスタッカクレーン90に取り
込むための前記取込台70と、切板を立体倉庫から搬出
する際にスタッカクレーン90から受ける払出台74と
を備えている。
【0030】上記立体倉庫12には、上下方向に多段の
棚92が設けられており、この棚92は、その奥部に位
置する上記奥側支柱94に一端が固定され、出入端12
A方向に延びるバー92Aで形成されている。このバー
92Aは、棚の幅方向に所定の間隔で櫛歯状に複数本配
設されており、このように幅方向に配列された櫛歯状の
バー92Aにより一段の棚が形成されている。即ち、上
記立体倉庫12の棚は、多列に配設された上記バー92
Aが、更に多段配列されて形成されている。
【0031】上記立体倉庫12では、1枚の切板Sを棚
92に収納する場合、複数のバー92Aに亘って該切板
Sは載置される。
【0032】一方、前記スタッカクレーン90は、台車
枠96と、その前端部に立設された1対の支柱枠98を
有しており、且つ立体倉庫12の前方から後方に延びる
複数本のアーム100を有している。これらアーム10
0はスタッカクレーン90の支持部102を形成し、切
板を積載可能になっている。
【0033】上記支持部102を構成する複数のアーム
100は、延在方向は反対であるが、前記立体倉庫12
の棚92を構成するバー92Aと同間隔の櫛歯状に配列
されている。
【0034】従って、この支持部102は、図9に二点
鎖線で示すように、棚面(水平方向に並ぶバー92Aに
より形成される面)に直交する方向に移動(垂直移動)
する場合、棚92と干渉することなく移動可能である。
即ち、アーム100がバー92Aにぶつかることなく、
上記支持部102を棚92と交差する方向に移動させる
ことができる。
【0035】上記スタッカクレーン90は、床上にある
走行ベース104に敷設されているレール106の上に
設置され、該レール106上を立体倉庫12の幅方向に
移動可能になっている。その移動の際、台車枠96は、
立体倉庫12の最下段の棚92′より低い位置を移動す
る。
【0036】本実施例においては、立体倉庫12に保管
されている切板Sが、必要に応じてスタッカクレーン9
0で払出台74上に払出され、その後図示しない搬送手
段により剪断設備14へ搬送され、所定の大きさの試験
片等に切断されるようになっている。
【0037】次に、本実施例の作用を説明する。
【0038】まず、受入設備10へ搬入された切板S
は、基準位置決め装置10の載置台24の上に載置され
る。次いで、傾動機構44を作動させ、X方向基準部2
6が下降する方向に該載置台24を傾斜させ、該X方向
基準部26に切板SのY軸に相当する1辺を当接させる
と共に、傾動機構36を作動させ、Y方向基準部28が
下降する方向に載置台24を傾斜させ、該Y方向基準部
28に切板Sの他のX軸に相当する1辺を当接させる。
【0039】このように載置台24を傾斜させてX方向
基準部26及びY方向基準部28のそれぞれに切板Sの
隣接する2辺を当接させることにより、該2辺の交点位
置を特定することが可能となる。以降の工程において
は、上記交点位置をX方向、Y方向の起点に設定し、該
起点を基準にして搬送時のX方向、Y方向の移動量から
搬送先における切板Sの位置を決定する。
【0040】上記載置台24を水平方向に戻した後、昇
降機構46で切板Sの端部を持上げ、該端部を、払出装
置18の台車54に取付けられている掴み機構52によ
って掴み、該台車54をX方向に所定量移動させ、該切
板Sを仕分搬送装置20の上に移動させる。
【0041】切板Sを仕分搬送装置20の上に移動させ
た後、移動機構64により該仕分搬送装置20をY方向
に所定量移動させ、該切板Sを取込台70に移動させ
る。
【0042】切板Sを立体倉庫12に搬入し、その所定
位置の棚92に収納する場合は、図7、図8に示すよう
に、スタッカクレーン90を取込台70に一致させる。
この取込台70は、前述した棚92と同様に、スタッカ
クレーン90の支持部102と干渉しない櫛歯状に形成
されている。
【0043】上記スタッカクレーン90を、取込台70
に対し、平面的には図7に示したように配置し、該取込
台70の載置面より低い位置から上昇させることによ
り、該取込台70に載置されている切板S(図示せず)
を支持部102で支えて持ち上げる。
【0044】次いで、上記スタッカクレーン90を、収
納しようとする目的の棚92Aの高さまで垂直方向(Z
方向)に上昇させた後、その位置で立体倉庫12の幅方
向(X方向)に移動させることにより、該棚92Aと一
段上の棚92Bとの間の空間に、切板Sを支持している
上記支持部102を棚面に沿って移動(水平移動)させ
る。こうして、上記支持部102を所定位置までX方向
に水平移動させた後、上記スタッカクレーン90を下降
させ、その支持部102を上記目的の棚92Aと干渉さ
せずに、該棚92Aと一段下の92Cとの間の空間に移
動(垂直移動)させる。
【0045】その結果、上記支持部102に支持されて
搬入された上記切板Sは、上記棚92Aの所定位置に収
納されることになる。この場合、切板の収納位置は、前
記基準位置決め装置16で設定された起点を基準とし
て、搬送時に移動したX方向及びY方向の移動量に基づ
いて特定される。
【0046】次いで、支持部102が棚92Aと棚92
Cとの間に移動したスタッカクレーン90を、反対方向
に水平移動させ、下降させ、再び取込台70に戻す。
【0047】その後、同様の操作を繰り返すことによ
り、所望の位置の棚92に切板Sを順次収納することが
できる。
【0048】なお、切板Sを収納した後のスタッカクレ
ーン90を取込台70に戻す際に、上記棚92Cより下
方の棚に切板等の荷が収納されていない場合には、該ス
タッカクレーン90をそのまま所定位置まで下降させる
ことができ、例えば最下段の棚92′より低い位置まで
下降させ、その後水平移動させて同様に上記取込台70
に戻すこともできる。
【0049】逆に、立体倉庫12に収納されている切板
Sを搬出し、払い出す場合は、上述した搬入・収納作業
の逆の作業を行わせればよい。
【0050】上で棚92Aに収納した切板Sを払い出す
場合であれば、スタッカクレーン90を移動させてその
支持部102を、棚92Aと棚92Cの間の空間の該切
板Sの下方に位置させる。
【0051】次いで、上記スタッカクレーン90を上昇
させ、支持部102に切板Sを支持すると同時に、該支
持部102を棚92Aと棚92Bの間の空間に移動(垂
直移動)させ、その後、該スタッカクレーン90を払出
台74の方向に移動させ、その支持部40を棚面に沿っ
て上記空間を水平移動させる。
【0052】そして、上記スタッカクレーン90を、図
8に二点鎖線で示したように、上記払出台74に一致さ
せた後、支持部102を下降させ、該支持部102を該
払出台74の載置面より低い位置にすることにより、該
払出台74に上記切板Sを払い出すことができる。
【0053】上記払出台74は、前記取込台70と実質
的に同一のものである。従って、ここでは、取込台70
からスタッカクレーン90の支持部102に切板Sを取
り込む動作の逆を行うことで、該切板Sの払い出しを行
うことができる。
【0054】上記払出台74に払出された切板は、スタ
ッカクレーン90と同様な機能を有する他の搬送手段
(図示せず)により、次の工程である剪断設備14へ搬
送され、該設備14において所定の大きさに切断され
る。
【0055】この剪断設備14へ切板を搬入する場合
も、前記基準位置決め装置16で設定した起点を基準に
してX方向、Y方向の移動量を加減算することにより、
切板の位置を特定できるため、該設備14において切板
の位置決めは行う必要がない。
【0056】以上詳述した如く、本実施例によれば、受
入設備10の基準位置決め装置16で起点を設定した
後、払出装置18のX方向の移動、仕分搬送装置20の
Y方向の移動及びスタッカクレーン90のX方向の移動
を追跡し、それぞれの移動量に基づいて搬送した切板の
位置を正確に特定できる。
【0057】従って、切板を搬送する途中や、取込台7
0、立体倉庫12、払出台74、剪断設備14の各搬送
先においては、一切の位置決めが不要となるため、それ
ぞれの位置に位置決め装置を設置する必要がなくなり、
大幅に省スペース化が可能となる。
【0058】又、立体倉庫12においては、更に垂直方
向(Z方向)の移動量を管理することにより、切板を一
時保管する際の該切板の番地管理における位置決め作業
が不要となる。
【0059】又、このように本実施例によれば、搬送途
中や搬送先における位置決め装置が不要となるので、低
コスト化が図れると同時に、切板が位置決め装置に当接
(衝突)することがなくなるので、該切板の衝突に起因
する騒音や埃の発生を防止することができる。
【0060】以上、本発明を具体的に説明したが、本発
明は、前記実施例に示したものに限られるものでなく、
その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは
言うまでもない。
【0061】例えば、搬送制御設備列としては、実施例
に示した受入設備、立体倉庫12及び剪断設備14から
なるものに限らず、更に、例えば剪断設備の後に試験設
備を有するものであってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、切
板を受入れた時点で、該切板の隣接する2辺をそれぞれ
対応する基準部に当接させて位置決めし、該2辺の交点
位置をX方向、Y方向の起点に設定することにより、該
起点を基準にして、搬送時のX方向、Y方向の移動量か
ら搬送先における切板の位置を決定することができるの
で、切板の搬送途中又は搬送先における位置決めが不要
となる。
【0063】従って、搬送制御設備列の装置化、自動化
を容易に行うことが可能となり、しかも設備列全体をシ
ンプルにすることが可能となるため、低コスト化も図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例である搬送制御設備
列を構成する受入設備を示す概略構成図である。
【図2】図2は、図1におけるII−II断面図である。
【図3】図3は、図2におけるIII −III 視図である。
【図4】図4は、仕分搬送装置を示す平面図である。
【図5】図5は、図4におけるV −V 視図である。
【図6】図6は、取込台を示す正面図である。
【図7】図7は、本実施例の搬送制御設備列を示す平面
図である。
【図8】図8は、立体倉庫の正面図である。
【図9】図9は、立体倉庫の側面図である。
【符号の説明】
10…受入設備、 12…立体倉庫、 14…剪断設備、 16…基準位置決め装置、 18…払出装置、 20…仕分搬送装置、 22…非工程払出装置、 26…X方向基準部、 28…Y方向基準部、 36、44…傾動機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩村 忠昭 岡山県倉敷市水島川崎通一丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭63−299826(JP,A) 特開 昭50−39269(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切板を受入れた後、該切板を所定の設備に
    搬送する際に、X方向、Y方向を基準とした搬送制御を
    行う切板の搬送制御方法であって、 切板を受入れた時点で、該切板の隣接する2辺を下降さ
    せることにより、それぞれ対応するX方向基準部、Y方
    基準部に当接させて該2辺の交点位置を平面座標にお
    けるX方向、Y方向の2方向の起点に設定し、 該起点を基準にして、搬送時のX方向、Y方向の移動量
    から搬送先における切板の位置を決定することにより、
    搬送開始後の切板の位置決めを不要としたことを特徴と
    する切板の搬送制御方法。
  2. 【請求項2】切板を受入れる受入設備と、切板に所定の
    処理を行う処理設備とが、X方向、Y方向を基準とした
    搬送制御を行う搬送手段を介して配設されている設備列
    であって、 上記受入設備には、切板を載置する載置台と、載置台上
    の切板のX方向及びY方向の隣接辺をそれぞれ当接させ
    るX方向基準部及びY方向基準部と、載置台を傾斜さ
    せ、X方向基準部及びY方向基準部をそれぞれ下降させ
    X方向傾動手段及びY方向傾動手段とを有すると共
    に、一方の傾動手段により傾動可能なフレーム上に、上
    記載置台を傾動させる他方の傾動手段が設置されている
    基準位置決め装置が設置されていることを特徴とする切
    板の搬送制御設備列。
JP3054016A 1991-02-26 1991-02-26 切板の搬送制御方法及び設備列 Expired - Fee Related JP2736179B2 (ja)

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