JP2581517Y2 - パンチング加工機のクランプ装置 - Google Patents

パンチング加工機のクランプ装置

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JP2581517Y2
JP2581517Y2 JP1992067669U JP6766992U JP2581517Y2 JP 2581517 Y2 JP2581517 Y2 JP 2581517Y2 JP 1992067669 U JP1992067669 U JP 1992067669U JP 6766992 U JP6766992 U JP 6766992U JP 2581517 Y2 JP2581517 Y2 JP 2581517Y2
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clamp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パンチング加工機にお
いて、ワークをクランプするワーククランプ装置を回避
自在とするパンチング加工機のクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチング加工機によるパンチン
グ加工の際に、ワークをクランプ装置にクランプさせて
X,Y移動テーブル上を移動させパンチングさせる。
【0003】この際、ワークをクランプさせた部分の周
辺は、パンチとクランプ装置の先端とが干渉するため
に、加工不能領域(デッドゾーン)が発生する。
【0004】このデットゾーンを回避する方法としてワ
ークをつかみ換える等の方法が用いられていた。また、
単にクランプ装置を旋回させ回避するという方法も用い
られていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記デット
ゾーンの発生は、ワークの歩留りが悪い、デットゾーン
を考慮した加工プログラムを作成するために手数を要す
る。また、ワークをつかみ換えることは、プログラムの
作成に手数を要し、つかみ換えによる加工精度が低下す
る等の問題点があった。
【0006】なお、クランプを旋回し回避させる従来装
置は、使用時に所定位置に保持するために、大容量のシ
リンダ、ロックピン等を必要とし、大型化するという問
題点があった。
【0007】本考案の目的は、上記問題点を改善するた
めに、デットゾーンがない加工が可能で、ワークの歩留
りが向上し、加工プログラムの製作が容易化するパンチ
ング加工機のクランプ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本考案は、X,Y軸方向へ水平に移動可能の
キャリッジに取付けたクランプケースに、ワークを把持
自在のワーククランプを備えたクランプシリンダを、水
平に回動可能に設けてなるパンチング加工機のクランプ
装置において、前記クランプケースに基部を枢着した第
1のリンク材の先端部と、前記クランプシリンダに基部
を枢着した第2のリンク材の先端部とを枢支連結して設
け、前記クランプケースに装着した回避駆動シリンダに
おけるシリンダロッドの先端部を前記第1,第2のリン
ク材の枢支連結部に連結して設け、前記第1,第2のリ
ンク材を直線状に作動したときに前記ワーククランプが
ワークを把持する姿勢に保持される構成である。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
【0010】図4を参照するに、パンチング加工機1は
下部フレーム3、左右のコラム5,7および上部フレー
ム9とで一体的に門型形状に形成されている。下部フレ
ーム3と上部フレーム9との中間にあって、下部フレー
ム3に設けられた軸11には回転自在に下部タレット1
3が、上部フレーム9に下方へ向けて設けられた軸15
には回転自在な上部タレット17がそれぞれ支承されて
いる。しかも、この下部タレット13と上部タレット1
7とは、同期をとって回動させる。
【0011】上部タレット17の円周上には複数のパン
チ19が、下部タレット13の円周上にはパンチ19と
対応した位置にダイ21がそれぞれ装着されている。上
部フレーム9にはツーステージピストン構造の油圧シリ
ンダ23が設けられており、この油圧シリンダ23にお
けるピストンロッドの下端にはストライカ25が設けら
れている。
【0012】上部フレーム9の下面の右方には、パルス
モータ等のY軸駆動モータ27が設けられ、このY軸駆
動モータ27には連動連結されたボールねじ29がY軸
方向へ延伸して設けられている。このボールねじ29に
はナット部材31が螺合され、このナット部材31には
Y軸方向へ移動自在なキャレッジベース33が一体的に
設けられている。
【0013】このキャレッジベース33には、図示省略
のX軸駆動モータによって駆動されるボールねじ35が
設けられており、このボールねじ35に螺合したナット
部材(図示省略)を介してキャレッジ37が複数のガイ
ドレール39に案内されてX軸方向(紙面に対して直交
する方向)に移動位置決めされる。
【0014】キャレッジ37のタレット側には複数のワ
ーククランプ41が設けられ、キャレッジベース33は
下部フレーム3の上で中央の固定テーブル43の側方に
設けられたY軸方向のガイドレール45に案内される移
動テーブル47がY軸方向に移動される。
【0015】図1は本考案の一実施例の正面断面図、図
2は図1の平面図、図3は図1の側面図を示す。クラン
プ回避装置49は、ワーククランプ装置51に設けら
れ、主として回避駆動シリンダ53およびこの回避駆動
シリンダ53に設けられたリンク機構55から構成され
ている。なお、上記リンク機構55は一種のトグルリン
ク機構をなしている。
【0016】ワーククランプ装置51は、クランプ背盤
57によってキャレッジ37に取付けられ、クランプケ
ース59内にスラストベアリング65と、焼入れブッシ
ュ67とを介して回動自在に設けられたクランプシリン
ダ61と、クランプシリンダ61内を上下動するピスト
ン63とからなり、このピストン63によりワーククラ
ンプ41の上クランプジョー41aを、下クランプジョ
ー41bに対して上下動開閉し、ワークをクランプする
ものである。
【0017】回避駆動シリンダ53は、図2に示すよう
にクランプケース59の上面の取付軸69を中心に水平
旋回自在に取付けられている。また、リンク機構55
は、この回避駆動シリンダ53のシリンダロッド71の
先端に、互いに2本のリンク材73,75が回動自在に
設けられている。リンク材73の他端はクランプケース
59の上面に、リンク材75の他端はクランプシリンダ
61の上面より半径方向へ突出した突出部材77に、そ
れぞれ軸体79,81によって回動自在に設けられてい
る。
【0018】なお、図3に示すようにワーククランプ4
1の幅方向の回避駆動シリンダ53側の側面に突当て板
83が取付けられ、クランプケース59の下面において
突当て板83と対向する位置にダンパーピン85が設け
られている。
【0019】以上のように構成されたことにより、回避
駆動シリンダ53を駆動しリンク機構55を介して、ク
ランプシリンダ61およびワーククランプ41を、図2
に示す鎖線のように、例えば4・1/2インチサイズの
パンチ19a及び2インチサイズのパンチ19bを回避
させることが可能である。
【0020】なお、通常のワーククランプ41の位置で
は、このリンク機構55は2つのリンク材73,75が
極めて直線に近い状態の姿勢であって、クランプシリン
ダ61およびワーククランプ41を回転させようとする
外力に対してロック状態を保持している。
【0021】従って、クランプ回避装置49によれば、
プレス加工機1は、デッドゾーンを考慮しないでプレス
加工が可能で、標準クランプとほぼ同等なスペースで装
着することが可能で、回避駆動シリンダ53が比較的小
型なシリンダにも拘らず、リンク機構55により強力な
ロック状態が保持され、しかも繰り返し動作によるもそ
の精度が保持される。
【0022】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他
の態様においても実施することが可能である。
【0023】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本考案は、X,Y軸方向へ水平に移
動可能のキャリッジ(37)に取付けたクランプケース
(59)に、ワークを把持自在のワーククランプ(4
1)を備えたクランプシリンダ(61)を、水平に回動
可能に設けてなるパンチング加工機のクランプ装置にお
いて、前記クランプケース(59)に基部を枢着した第
1のリンク材(73)の先端部と、前記クランプシリン
ダ(61)に基部を枢着した第2のリンク材(75)の
先端部とを枢支連結して設け、前記クランプケース(5
9)に装着した回避駆動シリンダ(53)におけるシリ
ンダロッド(71)の先端部を前記第1,第2のリンク
材(73,75)の枢支連結部に連結して設け、前記第
1,第2のリンク材(73,75)を直線状に作動した
ときに前記ワーククランプ(41)がワークを把持する
姿勢に保持される構成である。
【0024】上記構成より明らかなように、本考案にお
いては回避駆動シリンダ53におけるシリンダロッド7
1を作動することにより第1,第2のリンク材73,7
5を介してワーククランプ41を水平に回動する構成で
あり、上記第1,第2のリンク材73,75を直線状に
することによってワーククランプ41はワークを把持す
る姿勢に保持される構成であるから、ワーククランプ4
1がパンチング加工機のパンチ,ダイ等と干渉を生じる
傾向にあるとき、上記干渉の回避を迅速に行うことがで
きることは勿論のこと、第1,第2のリンク材73,7
5と回避駆動シリンダ53のシリンダロッド71等によ
ってトグルリンク機構を構成することとなり、ワークク
ランプ41を強固に固定状態に保持できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】本考案のクランプ装置が実施されたパンチング
加工機の正面図である。
【符号の説明】
1 パンチング加工機 19 パンチ 49 クランプ回避装置 51 ワーククランプ装置 53 回避駆動シリンダ 55 リンク機構 61 クランプシリンダ 73,75 リンク材 83 突当て板 85 ダンパーピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X,Y軸方向へ水平に移動可能のキャリ
    ッジ(37)に取付けたクランプケース(59)に、ワ
    ークを把持自在のワーククランプ(41)を備えたクラ
    ンプシリンダ(61)を、水平に回動可能に設けてなる
    パンチング加工機のクランプ装置において、前記クラン
    プケース(59)に基部を枢着した第1のリンク材(7
    3)の先端部と、前記クランプシリンダ(61)に基部
    を枢着した第2のリンク材(75)の先端部とを枢支連
    結して設け、前記クランプケース(59)に装着した回
    避駆動シリンダ(53)におけるシリンダロッド(7
    1)の先端部を前記第1,第2のリンク材(73,7
    5)の枢支連結部に連結して設け、前記第1,第2のリ
    ンク材(73,75)を直線状に作動したときに前記ワ
    ーククランプ(41)がワークを把持する姿勢に保持さ
    れる構成であることを特徴とするパンチング加工機のク
    ランプ装置。
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