JP2706261B2 - 板材加工機における板材搬入搬出装置 - Google Patents

板材加工機における板材搬入搬出装置

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JP2706261B2
JP2706261B2 JP63138530A JP13853088A JP2706261B2 JP 2706261 B2 JP2706261 B2 JP 2706261B2 JP 63138530 A JP63138530 A JP 63138530A JP 13853088 A JP13853088 A JP 13853088A JP 2706261 B2 JP2706261 B2 JP 2706261B2
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  • Feeding Of Workpieces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は例えば板材折曲げ加工機のような板材加工機
における板材搬入搬出装置に関する。
(従来の技術) 従来の板材加工機における板材搬入搬出装置は、板材
加工機の前側に配置したワークテーブルの上方位置にお
いて、左右方向へ、換言すれば板材加工機の搬入側と搬
出側との間を移動自在なクランプ装置等よりから構成さ
れている。
より詳細には、ワークテーブルの上方位置には2本の
案内ガイドが、支柱を介して板材加工機の搬入側から搬
出側にまで延伸して並設してある。上記2本の案内ガイ
ドには左右方向へ移動自在に移動体が設けてあり、この
移動体には板材を把持するためのクランプ装置が上下動
自在に設けてある。そして、板材の搬入、搬出を行う場
合には、移動体を適宜に板材加工機の搬入側と搬出側と
の間を移動させると共に、クランプ装置を適宜に上下動
していた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、ワークテーブルが前後方向へ延伸してあるこ
ともあって、工場のスペースの有効利用を図るために
は、案内ガイドを上述のごとくワークテーブルの上方位
置に設ける必要があり、板材搬入搬出装置の組立が厄介
であるていう問題点があった。
また、板材の搬入、搬出のたびにクランプ装置を上下
動させて板材を上下動させているために、板材の搬入、
搬出の操作が煩雑であるという問題点があった。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき、従来の問題点を解決するために、本発
明においては、板材加工部の前側に板材を支持するワー
クテーブルを設け、このワークテーブルにキャレッジを
板材加工部に対して接近離する前後方向へ移動可能に設
け、このキャレッジに板材を把持する加工用クランプ装
置を設け、上記ワークテーブルの左方側,右方側のうち
の一方側に搬入部を設けると共に、ワークテーブルの左
方側,右方側のうちの他方側に搬出部を設けてなる板材
加工機であって、 上記搬入部から上記ワークテーブルへ板材を搬入する
と共に、上記ワークテーブルから上記搬出部へ板材を搬
出する板材搬入搬出装置において、 上記板材加工部と上記ワークテーブルの間に空間を形
成し、この空間にガイドレールを設け、このガイドレー
ルの一部分が上記搬入部の前側に位置するようにガイド
レールを左右方向へ延伸して構成し、このガイドレール
に搬入スライダ及び搬出スライダを左右方向へ移動可能
に設け、搬入スライダが搬出スライダに対して上記一方
側に位置するように搬入スライダと搬出スライダを連結
して構成し、搬入スライダと搬出スライダを一体的に左
右方向へ移動させる第1スライダ移動装置を設けると共
に、搬出スライダを搬入スライダに対して左右方向へ移
動させる第2スライダ移動装置を設け、上記搬入スライ
ダに板材の端部を把持する搬入用クランプ装置を設け、
上記搬出スライダに加工後の板材を前記搬出部へ押出す
プッシャーを設けてなることを特徴とする。
(作用) 前記の構成によると、加工用クランプ装置により板材
の端部をクランプした状態のもとで、キャレッジを板材
加工部に対して接近離反する前後方向へ移動させて、板
材を板材加工部に対して位置決めする。そして、板材加
工部により板材加工を行なう。板材の加工後において
は、加工用クランプ装置によるクランプ状態を解除す
る。
加工前の板材を搬入部からワークテーブルに搬入した
り、加工後の板材をワークテーブルから搬出部へ搬出す
る場合には、以下のような作用を奏させる。
即ち、搬入用クランプ装置により加工前の板材の端部
をクランプした状態のもとで、第1スライダ移動装置の
作動により搬入スライダと搬出スライダを左方向,右方
向のうちの他方向へ移動させる。これによって、プッシ
ャーがワークテーブル上に位置して加工後の板材を他方
側へ押出すことができ、そして、搬入用クランプ装置に
よりクランプされた板材がワークテーブル上に位置す
る。更に、第1スライダ移動装置の作動により搬入スラ
イダと搬出スライダを上記他方向へ移動させると共に、
第2スライダ移動装置の作動により搬出スライダを搬入
スライダに対して上記他方向へ移動させる。これによっ
て、プッシャーにより加工後の板材をテーブルから搬出
部に押出すことができると共に、搬入クランプ装置によ
りクランプした加工前の板材を加工用クランプ装置に受
渡し可能な受渡位置に位置せしめることができる。
(実施例) 第1図,第2図,第3図を参照するに、板材加工機と
して、例えば板材折曲げ加工機1の前側(第1図におい
て下側、第2図においては紙面に向って表側、第3図に
おいては左側)には、ワークテーブル3が設置してあ
る。
このワークテーブル3の右側(第1図,第2図におい
て右側、第3図において紙面に向って表側)、換言すれ
ば、板材折曲げ加工機1の搬入側には、搬入テーブル
(搬入部)5が配置してあり、ワークテーブル3の左側
(第1図,第2図において左側、第3図において紙面に
向って裏側)、換言すれば、板材折曲げ加工機1の搬出
側には、加工された板材Wを次工程へ送るため例えばベ
ルトコンベア(搬出部)7が配置してある。
上記板材折曲げ加工機1は、固定フレーム9の上方位
置に昇降フレーム11を上下方向へ摺動自在に備えてなる
ものである。上記固定フレーム9には左右方向に延伸し
た下盤13が設けてあり、昇降フレーム11には下盤13に対
向して左右方向へ延伸した上盤15が設けてある。
上記構成により、昇降フレーム11が上下方向へ揺動す
ることによって、上盤15と下盤13によって板材Wが挟圧
固定されると共に、挟圧固定状態が解放されることにな
るものである。
上記上盤15と下盤13によって挟圧固定された板材Wの
突出部を下方向或は上方向へ折曲げるため、上曲げ型1
7,下曲げ型19を備えた曲げ型フレーム21が上下方向へ揺
動自在に設けてある。
上記構成により、曲げ型フレーム21を適宜に操作する
ことによって、上曲げ型17が下方向へ揺動し、或は下曲
げ型19が上方向へ揺動することにより板材Wの突出部を
下方向或は上方向へ折曲げることができるものである。
上記板材折曲げ加工機1の前側に配置したワークテー
ブル3は、第1図に示すように板材折曲げ加工機1の近
傍にまで延伸した左右のワークテーブル3a,3bとからな
っている。より詳細には、上記ワークテーブル3a,3b
は、板材折曲げ加工機1における固定フレーム9にまで
延伸して設けた下部フレーム23に支柱25,27を介して設
けてある。なお、板材Wをパスラインに支持するため、
ワークテーブル3にはフリーベアリング28が装着してあ
る。
上記ワークテーブル3上には、板材Wを把持するため
の加工用クランプ装置29を備えたキャレッジ31が前後方
向へ移動自在に設けてある。
より詳細には、キャレッジ31は、左右方向へ延伸した
下部プレート33に門型フレーム35を立設してなり、門型
フレーム35の後部中央には、加工用クランプ装置29が設
けてある。更に、加工用クランプ装置29はワークテーブ
ル3a,3bとの間に配置してある。
前記下部フレーム23の適宜位置には、前後方向へ延伸
したガイド37が左右に対向して設けてあると共に、下部
プレート33には、上記ガイド37に案内される走行部39が
形成されている。下部フレーム23の適宜位置に設けたベ
アリング41には、回転自在なボールねじ43が支承されて
おり、このボールねじ43に螺合したナット部材45が、下
部プレート33の下面に設けてある。上記ボールねじ43
は、下部フレーム23に装着したモータ47の回転軸に駆動
プーリ49,従動プーリ51,ベルト53を介して連動連結して
ある。なお、加工用クランプ装置29の前後方向における
位置を検出するため、上記モータ47にはクランプ用エン
コーダ(図示せず)が設けてある。
上記構成により、モータ47を適宜に操作することによ
って、ボールねじ43が連動して回動すると共に、ナット
部材45を備えたキャレッジ31が前後方向へ移動する。し
たがって、板材Wを把持する加工用クランプ装置29は、
ワークテーブル3a,3bとの間を前後方向へ、換言すれば
板材加工位置と板材加工回避位置との間を移動すること
が可能となるものである。
上記加工用クランプ装置29の詳細は、第4図,第5図
を参照するに、加工用クランプ装置29は、後方(第4図
においては右方、第5図においては紙面に向って表方)
に延伸した上側把持部55と下側把持部57とを上下に対向
して備えてなり、上側把持部55における上側押圧部材59
と、下側把持部57における下側押圧部材61とによって板
材Wを把持するものである。なお、上記上側押圧部材5
9,下側押圧部材61には、例えばウレタンゴムのごときパ
ッド63が取付けられている。
上記下側押圧部材61は、上下動自在に設けられている
と共に、回転自在に設けられている。
より詳細には、キャレッジ31の後面には、後方に延伸
した上側支持部65と下側支持部67を備えた支持部材69が
設けてあり、上記上側支持部65に設けた支持筒71には、
回転自在にボス部材73が支承されている。下側押圧部材
61の下側に取付けたスプライン軸75が、上記ボス部材73
に係合して設けてある。したがって、下側押圧部材61は
ボス部材73に対して上下動自在であると共に、支持筒71
に対して回転自在である。
下側押圧部材61を上下方向へ位置調節自在とするため
に、前記下側支持部67には上下動調節装置77が設けてあ
る。
すなわち、上下動調節装置77における上下用シリンダ
79が下側支持部67の後部に設けてあり、この上下用シリ
ンダ79から上方へ突出自在のピストンロッド81は、連結
具83を介して上記スプライン軸75に連結してある。した
がって、上下用調節装置77を適宜に操作することによ
り、スプライン軸75を上下動させて、下側押圧部材61の
上面の位置を例えばパスライン位置、パスラインよりも
高い位置、パスラインよりも低い位置に上下に位置調節
することができるものである。
また、下側押圧部材61は所望の角度に回動可能とする
ことができる。すなわち、前記下側支持部67には、モー
タブラケット85を介して回動モータ87が取付けてあり、
この回動モータ87の回転軸には一体的に駆動歯車89が取
付けてある。この駆動歯車89は、上記上側支持部65に設
けた支持筒91に回転自在に支承された中間歯車93に噛合
してあると共に、この中間歯車93は、前記ボス部材73に
一体に取付けた従動歯車95に噛合してある。
したがって、回動モータ87を適宜に操作することによ
って、駆動歯車89,中間歯車93,従動歯車95を介してスプ
ライン軸75,下側押圧部材61が連動して回動するもので
ある。また、回動モータ87には回動用エンコーダ(図示
せず)が設けられているため、下側押圧部材61を所望の
角度に回動することが可能となるものである。
板材Wを把持するために、前記上側押圧部材59は上下
方向へ揺動自在に設けてある。
より詳細には、キャレッジ31の後面に取付けたアーム
ブラケット97には、ヒンジピン99を介して第4図に示す
ようにL字状のアーム部材101が設けている。アーム部
材101の一端部101aは、前記下側押圧部材61の上方位置
まで延伸して形成されてある。アーム部材101の一端部1
01aにおける下側押圧部材61に対向する面には、上側押
圧部材59が設けてある。したがって、上側押圧部材59は
ヒンジピン99を中心として上下方向へ揺動自在である。
上側押圧部材59を上下方向へ揺動させるために、キャ
レッジ31の後側に取付けたシリンダブラケット103に
は、揺動シリンダ105がヒンジピン107を介して揺動自在
に設けてある。この揺動シリンダ105から後方へ突出自
在のピストンロッド109は、上方向へ延伸したアーム部
材101の他端部101bに連結してある。
したがって、揺動シリンダ105を適宜に操作すること
によって、上側押圧部材59はヒンジピン99を中心として
揺動し、前記下側押圧部材61と協働して板材Wを把持す
ることが可能となるものである。
上記アーム部材101の端部101aに取付けた上側押圧部
材59は、前後方向(第4図においては左右方向、第5図
において紙面に向って表裏方向)、左右方向(第4図に
おいては紙面に向って表裏方向、第5図においては左右
方向)へ揺動自在に設けてあると共に、回転自在に設け
てある。
より詳細には、アーム部材101の端部101aには、ヒン
ジピン111を介して左右方向へ揺動自在な第1揺動部材1
13が設けてある。この第1揺動部材113には、ヒンジピ
ン115を介して前後方向へ揺動自在な第2揺動部材117が
設けてあると共に、この第2揺動部材117には、ベアリ
ング119を介して回転自在な上記上側押圧部材59が設け
てある。
したがって、上側押圧部材59は、第2揺動部材117に
対して回転自在であると共に、ヒンジピン111,115を中
心として左右方向、前後方向へ揺動するものである。な
お、上側押圧部材59の左右方向、前後方向への揺動範囲
を規制するために、上側押圧部材59とアーム部材101の
端部101aとの間には、例えばウレタンゴムのごとき弾性
体121が弾装されている。
次に、前述の加工用クランプ装置29の構成に基づく作
用について説明する。
板材Wを加工用クランプ装置29に送り込むときには、
下側押圧部材61の上面がパスラインの下方に位置するよ
うに上下用調節装置77を適宜に操作する。板材Wの中心
部が下側押圧部材61の上方に位置しているときには、下
側押圧部材61の上面がパスライン上に位置するように上
下用調節装置77を適宜に操作する。そして、揺動シリン
ダ105を適宜に操作することによって、上側押圧部材59
と下側押圧部材61が協働して板材Wを把持するものであ
る。
板材Wを把持した状態で加工用クランプ装置29が前後
方向へ移動するときには、下側押圧部材61の上面はパス
ライン上に位置させておく。
板材Wを把持した状態で板材Wを回動させるために、
下側押圧部材61の上面がバスラインの上方に位置するよ
うに上下用調節装置77を適宜に操作する。そして、回動
モータ87を適宜に操作して下側押圧部材61を所望の角度
に回動させる。このとき、上側押圧部材59は第2揺動部
材117に回転自在に支承されてるため、上側押圧部材59
は下側押圧部材61と一体となって回動し、板材Wを所望
に回動させることも可能となるものである。なお、下側
押圧部材61の上面をパスラインの上方に位置させたの
は、板材Wの回動の際に板材Wの撓みによるワークテー
ブル3との干渉を回避するためである。
再び第1図,第2図,第3図を参照するに、板材折曲
げ加工機1の右側面には、サイドブラケット123が設け
てあり、このサイドブラケット123の前側および板材折
曲げ加工機1における前記固定フレーム9の前側には、
レール支持部材125がサイドブラケット123の右端部から
板材折曲げ加工機1の左端部に亘って左右方向へ延伸し
て設けてある。
上記レール支持部材125には、左右方向へ、換言すれ
ば、板材折曲げ加工機1の搬入側から搬出側へ移動自在
な板材搬入搬出装置127における搬入スライダ131および
搬出スライダ133が設けてある。
より詳細には、上記レール支持部材125には、左右方
向へ延伸した2本のガイドレール129が上下に対向して
設けてあり、搬入スライダ131および搬出スライダ133
が、ガイドレール129に案内されて左右方向へ移動自在
に設けてある。ここで、上記搬出スライド133に設けた
シリンダ135から右方向へ突出自在のピストンロッド137
は、搬入スライド131左端部に連結してある。
搬入スライダ131、搬出スライダ133を左右方向へ移動
させるため、上記レール支持部材125には、第2図に示
すように左右方向に延伸してピニオン溝139が形成され
ており、このピニオン溝139の上側には左右方向へ延伸
したラック部材141が設けてある。このラック部材141に
噛合すべく、ピニオン143が搬入スライダ131の適宜位置
に回転自在に支承されている。上記ピニオン143は、搬
入スライダ131に装着した搬入搬出用モータ145の回転軸
に駆動プーリ147,従動プーリ149,ベルト151を介して連
動連結してある。なお、搬入スライダ131の位置を検出
するため、上記モータ147には搬入搬出用エンコーダ
(図示せず)が設けてある。
上記構成により、搬入搬出用モータ145を適宜に操作
することによって、搬入スライダ131,搬出スライダ133
は板材折曲げ加工機1の搬入側と搬出側との間を移動す
るものである。
板材Wを把持して板材折曲げ加工機1の搬入側からワ
ークテーブル上まで移動させるため、搬入スライダ131
に設けたクランプベース153の両端部には、搬入用クラ
ンプ装置155が設けてある。なお、本実施例において、
左右の2個の搬入用クランプ装置155が固定し設けてあ
るが、板材Wの長さに応じて板材Wの適宜位置を把持す
るため搬入用クランプ装置155を左右方向へ移動自在に
設けたり、或は適数の搬入用クランプ装置155を適宜に
選択自在に設けたりする等の変更は差し支えない。
板材Wの位置決めを行うために、前記レール支持部材
125の適宜位置には位置決めピン157が設けてあり、前記
搬入テーブル5の適宜位置には基準ピン159が設けてあ
る。なお、上記位置決めピン157は、シリンダ161を介し
て上下動自在に設けてある。
上記構成により、搬入テーブル5上の板材Wをプッシ
ャ(図示せず)により後方へ押出して位置決めピン157,
基準ピン159に当接位置決めさせると同時に、搬入用ク
ランプ装置155により板材Wの端部が把持される。この
とき、搬入搬出エンコーダを設けているため、搬入スラ
イダ131の左右方向へ移動を制御してクランプベース153
の中心と板材Wの中心とを一致させて板材Wを把持する
ことができるものである。
したがって、搬入用クランプ装置155により、把持さ
れた板材Wは搬入スライダ131を左方向へ移動すること
により、板材Wの搬入側からワークテーブル3上まで移
動することで可能となるものである。なお、この際位置
決めピン157は上下動自在であるので、搬入用クランプ
装置155との干渉は起こらないものである。
板材折曲げ加工機1によって加工された板材Wをワー
クテーブル3上から板材折曲げ加工機1の搬出側へ押出
すため、前記搬出スライダ131には板材搬出装置163が設
けてある。
より詳細には、搬出スライダ133には搬出ベース165が
設けてあり、この搬出ベース165に設けた支持部材167に
は、プッシャー169が回転自在に支承されてある。上記
プッシャー169を回動させるために、搬出ベース165には
回動シリンダ171が設けてあると共に、回動シリンダ171
から左方向へ突出自在のピストンロッド173は、カム機
構175を介してプッシャー169の回動軸に連結してある。
上記構成により、回動シリンダ171を適宜に操作する
ことによって、プッシャー169が水平位置と垂直位置と
の間を回動する。したがって、搬出スライダ133が板材
折曲げ加工機1の前側を移動するときには、プッシャー
169を水平位置に保つことにより、ワークテーブル3上
の加工された板材Wを搬出側に押出すことができるもの
である。
なお、上記板材搬出装置163におけるカム機構175の代
りにモータを設けてプッシャー169を回動させても差し
支えない。
前述の本実施例の構成を基づいて、作用について説明
する。
搬入テーブル5上の板材Wを位置決めすると共に搬入
用クランプ装置155で板材Wの端部(本実施においては
直辺端部)を把持する。
次に、プッシャー169を垂直状態に保ち、搬入搬出用
モータ145、搬入搬出用エンコーダを適宜に操作して、
プッシャー169が搬入テーブル5の左端部を越える位置
まで、搬入スライダ131,搬出スライダ133を左方向へ移
動させる。そして、回動シリンダ171を適宜に操作し
て、水平状態になるまでプッシャー169を回動させる。
搬入搬出用モータ145、搬入搬出用エンコーダを適宜
に操作して、搬入用クランプ装置155により把持した板
材Wの中心がワークテーブル3a,3bとの間に位置するま
で、搬入スライダ131,搬出スライダ133を左方向へ移動
させる。このとき、板材折曲げ加工機1によってすでに
加工された板材Wが、プッシャー169により搬出側のベ
ルトコンベア7に押出されると同時に、搬入用クランプ
装置155により把持された板材Wが板材折曲げ加工機1
に搬入される。
モータ47、クランプ用エンコーダを適宜に操作してキ
ャレッジ31を後方に移動させると共、揺動シリンダ105
を適宜に操作して加工用クランプ装置29により板材Wの
中心部を把持する、次に、搬入用クランプ装置155の把
持状態を解除すると共に、シリンダ161を適宜に操作し
てプッシャー169がベルトコンベア7の右端部を越える
位置まで、搬出スライダ133を左方向へ移動させる。そ
こで、回動シリンダ171を適宜に操作して、垂直状態に
なるまでプッシャー167を回動させ、搬入搬出用モータ1
45を適宜に操作して搬入スライダ131,搬出スライダ133
を搬入側へ移動させる。
上記加工用クランプ装置29により把持した板材Wの端
部(本実施例において短辺端部)の折曲げ加工を行うた
めに、加工用クランプ装置29を適宜に操作して板材Wを
90゜回動させる。そして、折曲げ加工機1によって板材
の短辺端部の加工を行う。同一板材Wの別の短辺端部を
折曲げるために、加工用クランプ装置29を適宜に操作し
て板材Wを180゜回動させ、板材Wの折曲げ加工を行
う。同様に板材Wの長辺端部を折曲げるときに加工用ク
ランプ装置29を適宜に操作する。
次に、本実施例の発明の構成をまとめると以下のよう
になる。
板材加工部(上盤15と下盤13と上曲げ型17と下曲げ型
19等からなる)の前側に板材Wを支持するワークテーブ
ル3を設け、ワークテーブル3にキャレッジ31を板材加
工部に対して接近離反する前後方向へ移動可能に設け、
このキャレッジ31に板材Wを把持する加工用クランプ装
置29を設け、ワークテーブル3の右方側に搬入テーブル
5を設けると共に、ワークテーブル3の右方側にベルト
コンベア7を設けてなる板材折曲げ加工機1であって、
上記搬入テーブル5からワークテーブル3へ板材を搬入
すると共にワークテーウル3からベルトコンベア7へ板
材Wを搬出する板材搬入搬出装置において、 上記板材加工部と上記ワークテーブル3の間に空間を
形成し、この空間にガイドレール129を設け、このガイ
ドレール129の一部分(右部分)が搬入テーブル5の前
側に位置するようにガイドレール125を左右方向へ延伸
して構成し、このガイドレール125に竪型の搬入スライ
ダ131及び竪型の搬出スライダ133を左右方向へ移動可能
に設け、搬入スライダ131が搬出スライダ133に対して上
記左方側に位置するように搬入スライダ131と搬出スラ
イダ133を連結して構成し、搬入スライダ131と搬出スラ
イダ133を一体的に左右方向へ移動させる搬入搬出用モ
ータ145を設けると共に、搬出スライダ133を搬入スライ
ダ131に対して左右方向へ移動させるシリンダ135を設
け、搬入スライダ131に加工の板材Wをベルトコンベア
7へ押出すプッシャー169を設けてなることを特徴とす
る。
本実施例の発明の作用をまとめると以下のようにな
る。
即ち、加工用クランプ装置29により板材Wをクランプ
した状態のもとで、キャレッジ31を板材加工部に対して
接近離反する前後方向へ移動させて、板材Wを板材加工
部に対して位置決めする。そして、板材加工部により板
材Wに対して折曲げ加工を行う。加工後においては、ク
ランプ装置29によるクランプ状態を解除する。
加工前の板材Wを搬入テーブル5からワークテーブル
3に搬入したり、加工後の板材Wをワークテーブル3か
らベルトコンベア7へ搬出する場合には、以下のように
作用を奏させる。
即ち、搬入用クランプ装置155により板材Wの端部を
クランプした状態のもとで、搬入搬出用モータ145の作
動により搬入スライダ131及び搬出スライダ133を左方向
へ移動させる。これによってプッシャー169がワークテ
ーブル3上に位置して、加工後の板材Wを左方側へ押出
すことができ、そして、搬入用クランプ装置155により
クランプされた加工前の板材Wがワークテーブル3上に
位置せしめることができる。更に、搬入搬出用モータ14
5の作動により搬入スライダ131と搬出スライダ133を左
方向へ移動させると共に、シリンダ135の作動により搬
出スライダ133を搬入スライダ131に対して左方向へ作動
させる。これによって、プッシャー169により加工後の
板材Wをワークテーブル3からベルトコンベア7へ押出
すことができると共に搬入用クランプ装置155によりク
ランプした加工前の板材Wを加工用クランプ装置29に受
渡し可能な位置に位置せしめることができる。
以上のごとき、本実施例の発明によれば、板材加工部
とワークテーブル3の間に空間を形成し、この空間にガ
イドレール129を設け、このガイドレール129の一部分が
搬入テーブル5の前側に位置するようにガイドレール12
9を左右方向へ延伸して構成したことにより、ワークテ
ーブル3の上方位置に板材搬入搬出装置を設ける必要が
なく、板材搬入搬出装置の組立作業が容易になると共
に、同様に理由により、ワークテーブル3の前方側に板
材搬入搬出装置を設ける必要がなく、工場のスペース有
効利用を図ることができる。
板材Wを上下動させることなく、プッシャー169によ
り板材Wをワークテーブル3からベルトコンベア7へ押
出すと共に、搬入用クランプ装置155によりクランプし
た状態の加工前の板材を搬入テーブル5からワークテー
ブル3へ搬出しているため、板材Wの搬入、搬出作業の
能率が向上する。特に、板材Wの搬入作業と板材Wの搬
出作業を並行して行うことができるため、より一層作業
能率が向上する。
[発明の効果] 以上のごとき、本発明によれば、板材加工部とワーク
テーブルの間に空間を形成し、この空間にガイドレール
を設け、ガイドレールの一部分が搬入部の前側に位置す
るようにガイドレールを左右方向へ延伸して構成したこ
とにより、ワークテーブルの上方位置に板材搬入搬出装
置を設ける必要がなく、板材搬入搬出装置の組立作業が
容易になると共に、同様に理由によりワークテーブルの
前方側に板材搬入搬出装置を設ける必要がなく、工場の
スペース有効利用を図ることができる。
板材を上下動させることなく、プッシャーにより加工
後の板材をテーブルから搬入部へ押出すと共に、搬入用
クランプ装置によりクランプした状態の加工前の板材を
搬入部からワークテーブルへ搬入しているため、板材の
搬入、搬出作業の能率が向上する。特に、板材の搬入作
業と板材の搬出作業を並行して行うことができるため、
作業能率はより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る装置の平面図である。第2図は
本実施例に係る装置の正面図である。第3図は本実施例
に係る装置の側面図である。第4図はクランプ装置の拡
大図である。第5図はクランプ装置の拡大図である。 1……板材折曲げ加工機 3……ワークテーブル 29……加工用クランプ装置 127……板材搬入搬出装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材加工部の前側に板材を支持するワーク
    テーブルを設け、このワークテーブルにキャレッジを板
    材加工部に対して接近離反する前後方向へ移動可能に設
    け、このキャレッジに板材を把持する加工用クランプ装
    置を設け、上記ワークテーブルの左方側,右方側のうち
    の一方側に搬入部を設けると共に、ワークテーブルの左
    方側,右方側のうちの他方側に搬出部を設けてなる板材
    加工機であって、 上記搬入部から上記ワークテーブルへ板材を搬入すると
    共に、上記ワークテーブルから上記搬出部へ板材を搬出
    する板材搬入搬出装置において、 上記板材加工部と上記ワークテーブルの間に空間を形成
    し、この空間にガイドレールを設け、このガイドレール
    の一部分が上記搬入部の前側に位置するようにガイドレ
    ールを左右方向へ延伸して構成し、このガイドレールに
    搬入スライダ及び搬出スライダを左右方向へ移動可能に
    設け、搬入スライダが搬出スライダに対して上記一方側
    に位置するように搬入スライダと搬出スライダを連結し
    て構成し、搬入スライダと搬出スライダを一体的に左右
    方向へ移動させる第1スライダ移動装置を設けると共
    に、搬出スライダを搬入スライダに対して左右方向へ移
    動させる第2スライダ移動装置を設け、上記搬入スライ
    ダに板材の端部を把持する搬入用クランプ装置を設け、
    上記搬出スライダに加工後の板材を前記搬出部へ押出す
    プッシャーを設けてなることを特徴とする板材加工機に
    おける板材搬入搬出装置。
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KR20190115736A (ko) * 2018-04-03 2019-10-14 (주) 구일공조 흔들림 방지가 향상된 덕트 벤딩장치

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