JPH0331453Y2 - - Google Patents
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- JPH0331453Y2 JPH0331453Y2 JP1986130147U JP13014786U JPH0331453Y2 JP H0331453 Y2 JPH0331453 Y2 JP H0331453Y2 JP 1986130147 U JP1986130147 U JP 1986130147U JP 13014786 U JP13014786 U JP 13014786U JP H0331453 Y2 JPH0331453 Y2 JP H0331453Y2
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- punching
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案はパンチプレス機、レーザー加工機等
の板材加工機において、素材板材を縦横に移動し
て、該板材の任意位置を当該加工機の加工位置に
もたらす板材の移動テーブル装置に関する。
の板材加工機において、素材板材を縦横に移動し
て、該板材の任意位置を当該加工機の加工位置に
もたらす板材の移動テーブル装置に関する。
テーブル表面に多数の遊転自在なボールを有
し、該ボール上を板材が転接移動するようにした
テーブル装置が知られている。
し、該ボール上を板材が転接移動するようにした
テーブル装置が知られている。
そして、そのようなテーブル装置をパンチプレ
スヘツド、レーザー加工ヘツドを有する加工機本
体に組合わせて板材加工機とした場合に、素材板
材をつかんでテーブル上で縦横に移動するための
ワークホルダの底部が、上記テーブル装置上に突
出している遊転ボール(トランスフアーボール)
に衝突しないようにする必要があり、当該要請を
満たすために、上記ボールをテーブル下に没入可
能としたものがある(例えば実開昭60−20328)。
スヘツド、レーザー加工ヘツドを有する加工機本
体に組合わせて板材加工機とした場合に、素材板
材をつかんでテーブル上で縦横に移動するための
ワークホルダの底部が、上記テーブル装置上に突
出している遊転ボール(トランスフアーボール)
に衝突しないようにする必要があり、当該要請を
満たすために、上記ボールをテーブル下に没入可
能としたものがある(例えば実開昭60−20328)。
一方、上記のように加工機本体と組合わされた
テーブル装置では、加工機本体側の加工ヘツドの
態様に合わせて、ただ単にテーブル表面上で板材
を滑動自在に支承するといつた機能以外の機能も
要求されてきている。
テーブル装置では、加工機本体側の加工ヘツドの
態様に合わせて、ただ単にテーブル表面上で板材
を滑動自在に支承するといつた機能以外の機能も
要求されてきている。
すなわち、例えば2種のパンチプレスヘツドを
有した加工機本体を用い、1つのパンチプレスヘ
ツドではパンチ工具およびダイ工具でもつて該工
具と同寸法の穴を連続的に打抜いて所望の形状を
囲む輪郭穴を形成し、他のパンチプレスヘツドで
は上記輪郭穴の残りの1部を打抜いて、工具寸法
よりもはるかに大きな抜き型を得ようとする場合
には、素材板材から分離された比較的大面積の抜
き型をテーブル上のプレスヘツド位置から速やか
に搬出するために、該テーブル表面の一部を開閉
自在に形成して、該開閉自在な部分から抜き型を
テーブル下方へと搬出できるようにすると好都合
なのであるが、上記実開昭60−20328号に示され
た装置では、テーブルの一部を、開閉自在になす
ことは不可能であつたのである。
有した加工機本体を用い、1つのパンチプレスヘ
ツドではパンチ工具およびダイ工具でもつて該工
具と同寸法の穴を連続的に打抜いて所望の形状を
囲む輪郭穴を形成し、他のパンチプレスヘツドで
は上記輪郭穴の残りの1部を打抜いて、工具寸法
よりもはるかに大きな抜き型を得ようとする場合
には、素材板材から分離された比較的大面積の抜
き型をテーブル上のプレスヘツド位置から速やか
に搬出するために、該テーブル表面の一部を開閉
自在に形成して、該開閉自在な部分から抜き型を
テーブル下方へと搬出できるようにすると好都合
なのであるが、上記実開昭60−20328号に示され
た装置では、テーブルの一部を、開閉自在になす
ことは不可能であつたのである。
この考案は上記不都合を解消してテーブルの一
部分を開閉自在になすことができる装置を提供す
るものである。
部分を開閉自在になすことができる装置を提供す
るものである。
上記開閉自在なテーブル部分の遊転ボール装置
を、テーブルの左右に延びる一列の遊転ボール装
置毎に独立して、流体シリンダの伸縮によりテー
ブル上とテーブル下に渡つて出没可能に設け、か
つ上記流体シリンダの伸縮動作切換バルブを、キ
ヤリツジに設けたカムに係合されてパンチング位
置に遠い遊転ボールから順次没入位置に切換るべ
く並設したものである。
を、テーブルの左右に延びる一列の遊転ボール装
置毎に独立して、流体シリンダの伸縮によりテー
ブル上とテーブル下に渡つて出没可能に設け、か
つ上記流体シリンダの伸縮動作切換バルブを、キ
ヤリツジに設けたカムに係合されてパンチング位
置に遠い遊転ボールから順次没入位置に切換るべ
く並設したものである。
以下、図面に基づいてこの考案の移動テーブル
装置を、2種のパンチプレスヘツドを有する加工
機本体に組合わせたパンチプレス機についての実
施例によつて説明する。
装置を、2種のパンチプレスヘツドを有する加工
機本体に組合わせたパンチプレス機についての実
施例によつて説明する。
第4図はこの実施例のタレツト型パンチプレス
機の全体斜視図であり、側面視がC字状のフレー
ム1に、後に詳述する2カ所のパンチング位置
A,Bを構成する2組の打抜き装置2,3を具え
たプレス機本体4と、被加工板材Wの所望部分
を、上記打抜き装置2,3位置にもたらし、かつ
移動するこの考案に係る材料移動テーブル装置5
とから成つている。6は該材料移動テーブル装置
5の台形のベースフレームである。
機の全体斜視図であり、側面視がC字状のフレー
ム1に、後に詳述する2カ所のパンチング位置
A,Bを構成する2組の打抜き装置2,3を具え
たプレス機本体4と、被加工板材Wの所望部分
を、上記打抜き装置2,3位置にもたらし、かつ
移動するこの考案に係る材料移動テーブル装置5
とから成つている。6は該材料移動テーブル装置
5の台形のベースフレームである。
プレス機本体4に具えた2組の打抜き装置2,
3は、夫々C字状フレーム1の上部に設けたパン
チ側駆動装置7,8と、下部に設けたダイ側装置
9,10とからなつており(第5図)パンチ側駆
動装置7,8に連結するパンチ工具11,12
と、ダイ側装置9,10のダイ工具13,14と
の間に挿入される板材Wをパンチ工具11,12
の下方駆動によつてパンチング加工するようにな
つている。
3は、夫々C字状フレーム1の上部に設けたパン
チ側駆動装置7,8と、下部に設けたダイ側装置
9,10とからなつており(第5図)パンチ側駆
動装置7,8に連結するパンチ工具11,12
と、ダイ側装置9,10のダイ工具13,14と
の間に挿入される板材Wをパンチ工具11,12
の下方駆動によつてパンチング加工するようにな
つている。
パンチ側駆動装置7,8は、第5図示のよう
に、フレーム前方側に油圧シリンダ15から成る
駆動装置8を、フレーム後方側にクランク軸16
に連結した上下動ラム17から成る駆動装置7を
配設してあり、ダイ側装置9,10は、夫々上記
駆動装置7,8位置に対応する位置に一致するよ
うになつているが、上記フレーム後方側の打抜き
装置2のパンチ工具11とダイ工具13は、公知
のタレツトパンチプレス機と同様に回転する上下
のタレツト円盤18,19の同一円周上に多数装
填されて、該タレツト円盤18,19の回転によ
りパンチング位置Aにもたらされる工具種類が交
換されるようになつている。
に、フレーム前方側に油圧シリンダ15から成る
駆動装置8を、フレーム後方側にクランク軸16
に連結した上下動ラム17から成る駆動装置7を
配設してあり、ダイ側装置9,10は、夫々上記
駆動装置7,8位置に対応する位置に一致するよ
うになつているが、上記フレーム後方側の打抜き
装置2のパンチ工具11とダイ工具13は、公知
のタレツトパンチプレス機と同様に回転する上下
のタレツト円盤18,19の同一円周上に多数装
填されて、該タレツト円盤18,19の回転によ
りパンチング位置Aにもたらされる工具種類が交
換されるようになつている。
なお、上記油圧シリンダ15は、シリンダロツ
ド15a側がフレーム1に固定されて、配管21
を介して圧油が供給されるとシリンダ筒15b側
が下方動し、該シリンダ筒15bの下端に固定し
たパンチ工具12が下方動するようになつており
(第6図)、ダイ側装置10も第2図示のように、
フレーム6下部上に設けた油圧シリンダ22のシ
リンダロツド22aに連結した上下動部材23に
ダイ工具14を固定して、該油圧シリンダ22の
伸縮により第2図実線図示の、工具がテーブル下
に没した下位置と、鎖線図示のテーブル上に表わ
れる上位置との間で上下動するようになつてい
る。24は上記上下動部材23の案内筒である。
ド15a側がフレーム1に固定されて、配管21
を介して圧油が供給されるとシリンダ筒15b側
が下方動し、該シリンダ筒15bの下端に固定し
たパンチ工具12が下方動するようになつており
(第6図)、ダイ側装置10も第2図示のように、
フレーム6下部上に設けた油圧シリンダ22のシ
リンダロツド22aに連結した上下動部材23に
ダイ工具14を固定して、該油圧シリンダ22の
伸縮により第2図実線図示の、工具がテーブル下
に没した下位置と、鎖線図示のテーブル上に表わ
れる上位置との間で上下動するようになつてい
る。24は上記上下動部材23の案内筒である。
第2図中25はダイ工具14に連続し、上記上
下動部材23内を通つて後方へ(第2図において
は、便宜上左方へ延びるように表わしている)延
びる打抜き片の排出シユートであり、該排出シユ
ート25から排出され、さらに外部の固定シユー
ト26上を落下した打抜き片は、後方の打抜き装
置2によつて打抜かれた打抜き片と合流して図示
しないスラグ受けボツクス内へと排出される。
下動部材23内を通つて後方へ(第2図において
は、便宜上左方へ延びるように表わしている)延
びる打抜き片の排出シユートであり、該排出シユ
ート25から排出され、さらに外部の固定シユー
ト26上を落下した打抜き片は、後方の打抜き装
置2によつて打抜かれた打抜き片と合流して図示
しないスラグ受けボツクス内へと排出される。
次にこの考案に係る材料移動テーブル装置5に
ついて説明すると、該材料移動テーブル装置5
は、第4図に示したように、ベースフレーム6上
に固定した前後方向に延びるレール27,28上
を移動するキヤリツジ29および左右の移動テー
ブル31,32と、該移動テーブル31,32の
中間に位置しベースフレーム6上に固定された固
定テーブル33と、上記キヤリツジ29上におい
て左右に移動駆動されるワークホルダ34(第
1,5図)とからなつており、上記キヤリツジ2
9と左右のテーブル31,32は一体に結合さ
れ、また左右のテーブル31,32高さと、中央
の固定テーブル33高さは同一に設定されてい
て、ベースフレーム6に対する上記キヤリツジ2
9、テーブル31,32の前後移動、およびキヤ
リツジ29に対するワークホルダ34の左右移動
は、図示しないボールスクリユーとボールナツト
の螺合およびボールスクリユーに連結したサーボ
モータの回転によつて駆動されるようになつてい
る。
ついて説明すると、該材料移動テーブル装置5
は、第4図に示したように、ベースフレーム6上
に固定した前後方向に延びるレール27,28上
を移動するキヤリツジ29および左右の移動テー
ブル31,32と、該移動テーブル31,32の
中間に位置しベースフレーム6上に固定された固
定テーブル33と、上記キヤリツジ29上におい
て左右に移動駆動されるワークホルダ34(第
1,5図)とからなつており、上記キヤリツジ2
9と左右のテーブル31,32は一体に結合さ
れ、また左右のテーブル31,32高さと、中央
の固定テーブル33高さは同一に設定されてい
て、ベースフレーム6に対する上記キヤリツジ2
9、テーブル31,32の前後移動、およびキヤ
リツジ29に対するワークホルダ34の左右移動
は、図示しないボールスクリユーとボールナツト
の螺合およびボールスクリユーに連結したサーボ
モータの回転によつて駆動されるようになつてい
る。
そして、中央の固定テーブル33の、前記打抜
き装置3が設けられた位置(パンチング位置B)
には、次のようなシユート装置35が設けてあ
り、さらに該シユート装置35に続くベルトコン
ベア装置36がベースフレーム6上中央に設けて
ある。
き装置3が設けられた位置(パンチング位置B)
には、次のようなシユート装置35が設けてあ
り、さらに該シユート装置35に続くベルトコン
ベア装置36がベースフレーム6上中央に設けて
ある。
すなわち、第1,2,6図に夫々平面視、正面
視、側面視で示したように、パンチング位置Bを
内側に含む固定テーブル33の一部37がヒンジ
38を介して下方へ開閉するようになつており、
該開閉テーブル部分37の上面で打抜いて分離し
た板片のシユートを構成するようになつている。
視、側面視で示したように、パンチング位置Bを
内側に含む固定テーブル33の一部37がヒンジ
38を介して下方へ開閉するようになつており、
該開閉テーブル部分37の上面で打抜いて分離し
た板片のシユートを構成するようになつている。
39は該開閉テーブル部分37のパンチング位
置Bにあけられた前記ダイ工具14がテーブル上
に浮上する穴であり、41は該開閉テーブル部分
37の開閉駆動用シリンダ、42は該開閉テーブ
ル部分37を含むテーブル31,32,33全面
に多数埋設した板材移動を円滑にするための遊転
ボール装置であるが、中央の固定テーブル33上
の遊転ボール装置42は、カム51作用によつて
キヤリツジ29の移動に伴い順にテーブル33,
37下に没するようになつている。
置Bにあけられた前記ダイ工具14がテーブル上
に浮上する穴であり、41は該開閉テーブル部分
37の開閉駆動用シリンダ、42は該開閉テーブ
ル部分37を含むテーブル31,32,33全面
に多数埋設した板材移動を円滑にするための遊転
ボール装置であるが、中央の固定テーブル33上
の遊転ボール装置42は、カム51作用によつて
キヤリツジ29の移動に伴い順にテーブル33,
37下に没するようになつている。
すなわち、遊転ボール装置42はキヤリツジ2
9の移動に伴い、ワークホルダ34が固定テーブ
ル33面直上を移動するので、当該ワークホルダ
34の下面34aがボールに衝突するのを避ける
ためにテーブル33下に没するのであり、上記開
閉テーブル部分37より前方のテーブル部33a
の遊転ボール装置42は左右に連なる一列ずつの
遊転ボール装置42が夫々、左右に延びる支持枠
43上に支持されており(第1,3図)、該支持
枠43両端は、前記ベースフレーム6上に設けた
基枠44上で揺動自在に支持45aされたアーム
45に溶着固定されていて、該アーム45が上下
に揺動するとボール42頂部がテーブル部分33
aの表面上に出没するようになつており、該支持
枠43は常時は次のようなスプリング46でもつ
て上方へと付勢されている。
9の移動に伴い、ワークホルダ34が固定テーブ
ル33面直上を移動するので、当該ワークホルダ
34の下面34aがボールに衝突するのを避ける
ためにテーブル33下に没するのであり、上記開
閉テーブル部分37より前方のテーブル部33a
の遊転ボール装置42は左右に連なる一列ずつの
遊転ボール装置42が夫々、左右に延びる支持枠
43上に支持されており(第1,3図)、該支持
枠43両端は、前記ベースフレーム6上に設けた
基枠44上で揺動自在に支持45aされたアーム
45に溶着固定されていて、該アーム45が上下
に揺動するとボール42頂部がテーブル部分33
aの表面上に出没するようになつており、該支持
枠43は常時は次のようなスプリング46でもつ
て上方へと付勢されている。
すなわち、前記基枠44には前記アーム45の
自由端を貫くボルト47を直立に固定してあつ
て、該アーム45自由端と基枠44間に圧縮スプ
リング46を介装してあり、支持枠43を常時上
方へ付勢してある。48はボルト47上端のスト
ツパナツトである。
自由端を貫くボルト47を直立に固定してあつ
て、該アーム45自由端と基枠44間に圧縮スプ
リング46を介装してあり、支持枠43を常時上
方へ付勢してある。48はボルト47上端のスト
ツパナツトである。
そして、上記アーム45の自由端にはカムロー
ラ49が回転自在に支持してあり、前記キヤリツ
ジ29にこのカムローラ49に係合する高さにカ
ム51が取付けてある。
ラ49が回転自在に支持してあり、前記キヤリツ
ジ29にこのカムローラ49に係合する高さにカ
ム51が取付けてある。
すなわち、第1〜3図に示したように、前記キ
ヤリツジ29および左右のテーブル31,32の
下面に支持52せしめて前後に延びる棒状のカム
51を取付けてあるのであり、該カム51の下面
51aによつて、キヤリツジ29および左右のテ
ーブル31,32が前後移動する際にカムローラ
49が押し下げられ、ボール42が没入するよう
になつている(第3図)。
ヤリツジ29および左右のテーブル31,32の
下面に支持52せしめて前後に延びる棒状のカム
51を取付けてあるのであり、該カム51の下面
51aによつて、キヤリツジ29および左右のテ
ーブル31,32が前後移動する際にカムローラ
49が押し下げられ、ボール42が没入するよう
になつている(第3図)。
なお、53は中央テーブル33の前記基枠44
への固定用梁である。
への固定用梁である。
そして、上記開閉テーブル部分37は開閉自在
になつているために上記のようにしてカム51に
よつて直接、テーブル面に対し上下動させること
はできず、遊転ボール装置42をテーブル37下
面に設けた空圧シリンダ54のロツド54a端に
固定し(第2図)、該シリンダ54の伸縮切換用
のバルブ55の切換スイツチ55aを上記カム5
1に臨ませてフレーム6上に設けてあり、該カム
51がテーブル31,32の前後移動に伴つてテ
ーブル33下に順に並んだバルブ55を蹴つて作
動していくことにより(第1図)開閉テーブル部
分37の遊転ボール装置42が没入されるように
なつている(第2図実線←→1点鎖線図示)。
になつているために上記のようにしてカム51に
よつて直接、テーブル面に対し上下動させること
はできず、遊転ボール装置42をテーブル37下
面に設けた空圧シリンダ54のロツド54a端に
固定し(第2図)、該シリンダ54の伸縮切換用
のバルブ55の切換スイツチ55aを上記カム5
1に臨ませてフレーム6上に設けてあり、該カム
51がテーブル31,32の前後移動に伴つてテ
ーブル33下に順に並んだバルブ55を蹴つて作
動していくことにより(第1図)開閉テーブル部
分37の遊転ボール装置42が没入されるように
なつている(第2図実線←→1点鎖線図示)。
なお、開閉テーブル部分37の左右の固定テー
ブル部33の遊転ボール装置42についても、同
様に空圧シリンダ54のロツド54a端に固定し
てあつて(第2図)、結局固定テーブル部33の
後部分(つまり前記前方テーブル部33a以外の
部分)の遊転ボール装置42は総てシリンダ54
に連結されて出没されるが、上記切換バルブ55
は第1図において左右に延びる一列のシリンダ5
4(遊転ボール装置42)ごとに独立して1個ず
つ設けてあつて、前方テーブル部33aと同様
に、カム51の移動によつて、該シリンダ54に
連結された遊転ボール装置42が左右に延びる列
毎に出没するようになつている。
ブル部33の遊転ボール装置42についても、同
様に空圧シリンダ54のロツド54a端に固定し
てあつて(第2図)、結局固定テーブル部33の
後部分(つまり前記前方テーブル部33a以外の
部分)の遊転ボール装置42は総てシリンダ54
に連結されて出没されるが、上記切換バルブ55
は第1図において左右に延びる一列のシリンダ5
4(遊転ボール装置42)ごとに独立して1個ず
つ設けてあつて、前方テーブル部33aと同様
に、カム51の移動によつて、該シリンダ54に
連結された遊転ボール装置42が左右に延びる列
毎に出没するようになつている。
そして、上記開閉自在なテーブル部分37に連
ねては第5,6図示のように、固定テーブル33
下方であつて、かつベースフレーム6上に打抜き
型搬出用のベルトコンベア装置36が設けてあ
る。
ねては第5,6図示のように、固定テーブル33
下方であつて、かつベースフレーム6上に打抜き
型搬出用のベルトコンベア装置36が設けてあ
る。
すなわち、このベルトコンベア装置36は、第
5図示のように前方の比較的長く水平に設けられ
たコンベアユニツト56と該コンベアユニツト5
6に連る後方の比較的短く傾斜して設けられたコ
ンベアユニツト57との2つのユニツト56,5
7からなりコンベアユニツト56前端はベースフ
レーム6の前方へ突出して排出される打抜き型
Waが機外の図示しない受取りボツクス内へと落
下するようになしてあり(第4図)、コンベアユ
ニツト57後端は、前記開閉テーブル部分(シユ
ート)37の開き位置に位置せしめてある(第6
図)。
5図示のように前方の比較的長く水平に設けられ
たコンベアユニツト56と該コンベアユニツト5
6に連る後方の比較的短く傾斜して設けられたコ
ンベアユニツト57との2つのユニツト56,5
7からなりコンベアユニツト56前端はベースフ
レーム6の前方へ突出して排出される打抜き型
Waが機外の図示しない受取りボツクス内へと落
下するようになしてあり(第4図)、コンベアユ
ニツト57後端は、前記開閉テーブル部分(シユ
ート)37の開き位置に位置せしめてある(第6
図)。
58はユニツト56側のベルト59懸回ローラ
61に連動連結62した駆動モータ、63は該ベ
ルト59の他方の懸回ローラ64にチエーン65
連結したユニツト57側ベルト66の懸回ローラ
であり、上記駆動モータ58により両コンベアユ
ニツト56,57が同期走行する。
61に連動連結62した駆動モータ、63は該ベ
ルト59の他方の懸回ローラ64にチエーン65
連結したユニツト57側ベルト66の懸回ローラ
であり、上記駆動モータ58により両コンベアユ
ニツト56,57が同期走行する。
そして、この実施例では特に上記のように傾斜
して設けたコンベアユニツト57前方に、次のよ
うな打抜き型の検出装置67を設けて、打抜き型
の搬出の確認をとり誤動作による故障が生じない
ように図つている。
して設けたコンベアユニツト57前方に、次のよ
うな打抜き型の検出装置67を設けて、打抜き型
の搬出の確認をとり誤動作による故障が生じない
ように図つている。
すなわち、コンベアユニツト56とコンベアユ
ニツト57は上述のようにして段差を設けてある
ために、コンベアユニツト57上を前方へ送られ
て来た打抜き型Waは、一旦前方へと大きく突き
出され(第7図)、その後コンベアユニツト56
上へ落下するのであるが、該打抜き型Waの前方
突出位置に第7,8図示のように水平軸68まわ
りで回転する検知アーム69を多数本重設してあ
り、該検知アーム69の揺動軌跡を横切つて光線
70を発する光電スイツチ71を設けて、打抜き
型が前方突出することによつて検知アーム69を
揺動し(第7図)該検知アーム69が光線を遮断
することによつて打抜き型Waを確認するように
なつているのである。72はブラケツトである。
ニツト57は上述のようにして段差を設けてある
ために、コンベアユニツト57上を前方へ送られ
て来た打抜き型Waは、一旦前方へと大きく突き
出され(第7図)、その後コンベアユニツト56
上へ落下するのであるが、該打抜き型Waの前方
突出位置に第7,8図示のように水平軸68まわ
りで回転する検知アーム69を多数本重設してあ
り、該検知アーム69の揺動軌跡を横切つて光線
70を発する光電スイツチ71を設けて、打抜き
型が前方突出することによつて検知アーム69を
揺動し(第7図)該検知アーム69が光線を遮断
することによつて打抜き型Waを確認するように
なつているのである。72はブラケツトである。
なお、前記パンチング位置Bでの打抜き装置3
による打抜き動作後に、上記検出装置67による
打抜き型の確認信号が得られない場合には、何ら
かの異状(打抜き未完了あるいは打抜き型のシユ
ート路あるいは搬出路からの脱落等)が生じてい
るとして、当該パンチプレスの運転を停止するよ
うになつている。
による打抜き動作後に、上記検出装置67による
打抜き型の確認信号が得られない場合には、何ら
かの異状(打抜き未完了あるいは打抜き型のシユ
ート路あるいは搬出路からの脱落等)が生じてい
るとして、当該パンチプレスの運転を停止するよ
うになつている。
次に、上記実施例における加工方法を説明する
と、例えば、第1図示のような矩形の打抜き型を
得る場合には最初前記開閉テーブル部分37を閉
じておき、油圧シリンダ22も第2図実線図示の
短縮状態としておいた上で、タレツト18,19
上の適した工具11,13を用いパンチング位置
Aにおいて、矩形の輪郭穴Wbを1〜数カ所の細
い連結部Wcを残して打抜く。
と、例えば、第1図示のような矩形の打抜き型を
得る場合には最初前記開閉テーブル部分37を閉
じておき、油圧シリンダ22も第2図実線図示の
短縮状態としておいた上で、タレツト18,19
上の適した工具11,13を用いパンチング位置
Aにおいて、矩形の輪郭穴Wbを1〜数カ所の細
い連結部Wcを残して打抜く。
この際、板材の材質、厚さおよび連結部Wcの
幅等に応じて残すべき連結部Wcの本数を決める
が、該本数は板材W全体をワークホルダ34によ
つてつかみ移動しても容易には打抜き型Waが外
れない程度の範囲内で最小の本数に設定しておけ
ば、後にパンチング位置Bにおいて連結部Wcを
打抜き切断する際の所要時間が短縮される。
幅等に応じて残すべき連結部Wcの本数を決める
が、該本数は板材W全体をワークホルダ34によ
つてつかみ移動しても容易には打抜き型Waが外
れない程度の範囲内で最小の本数に設定しておけ
ば、後にパンチング位置Bにおいて連結部Wcを
打抜き切断する際の所要時間が短縮される。
上記のようにして矩形の輪郭穴Wbをあけたな
らば、次に材料移動テーブル装置5を作動して該
穴Wbをパンチング位置Bに持たらし、上記連結
部Wcをパンチング位置Bに位置決め停止する
(第1図)。
らば、次に材料移動テーブル装置5を作動して該
穴Wbをパンチング位置Bに持たらし、上記連結
部Wcをパンチング位置Bに位置決め停止する
(第1図)。
そして、まず前記ダイ側装置10を、シリンダ
22を伸長することによつて上昇せしめ(第2図
鎖線)、次にシリンダ15側も伸長してパンチ工
具12を下降動し、連結部Wcを打抜く(第5図
2点鎖線)。
22を伸長することによつて上昇せしめ(第2図
鎖線)、次にシリンダ15側も伸長してパンチ工
具12を下降動し、連結部Wcを打抜く(第5図
2点鎖線)。
打抜いた打抜き片(スラグ)は前述のように排
出シユート25,26を通つて排出される。
出シユート25,26を通つて排出される。
1〜数カ所の全ての連結部Wcを上記動作を繰
返して切断したならば、切抜き型Waは被加工板
材Wとは完全に分離されるので、前記開閉テーブ
ル部分37を開けば、該開閉テーブル部分37
(シユート)上を滑つて打抜き型Waがテーブル
33下のベルトコンベア装置36へと受渡され、
機体前方へと運ばれて所定のボツクス内へ貯留さ
れる。
返して切断したならば、切抜き型Waは被加工板
材Wとは完全に分離されるので、前記開閉テーブ
ル部分37を開けば、該開閉テーブル部分37
(シユート)上を滑つて打抜き型Waがテーブル
33下のベルトコンベア装置36へと受渡され、
機体前方へと運ばれて所定のボツクス内へ貯留さ
れる。
なお、この際ベルトコンベア装置36上の前記
検出装置67が打抜き型Waを確認しない場合に
は、パンチプレス機の運転自在を緊急停止するこ
とは前述の通りである。
検出装置67が打抜き型Waを確認しない場合に
は、パンチプレス機の運転自在を緊急停止するこ
とは前述の通りである。
そして、上記開閉テーブル部37が閉状態で、
ワークホルダ34によつて保持された板材Wがテ
ーブル33,37上を任意方向へ移動される際
に、キヤリツジ29の前後移動により(カム5
1)の前後移動により、テーブル前方部33aと
開閉テーブル部37を含むテーブル後方部の遊転
ボール装置42が共に、ワークホルダ34の接近
した列から順にテーブル下に没入動作し、ワーク
ホルダ底面34aとボールとの衝突が避けられ
る。
ワークホルダ34によつて保持された板材Wがテ
ーブル33,37上を任意方向へ移動される際
に、キヤリツジ29の前後移動により(カム5
1)の前後移動により、テーブル前方部33aと
開閉テーブル部37を含むテーブル後方部の遊転
ボール装置42が共に、ワークホルダ34の接近
した列から順にテーブル下に没入動作し、ワーク
ホルダ底面34aとボールとの衝突が避けられ
る。
キヤリツジ29が前方へ移動すれば(第1図に
おいて下方へ移動すれば)、各遊転ボール装置4
2は再びテーブル33,37上へ突出し、板材W
下面を転接支承して板材Wの移動を円滑になす。
おいて下方へ移動すれば)、各遊転ボール装置4
2は再びテーブル33,37上へ突出し、板材W
下面を転接支承して板材Wの移動を円滑になす。
以上の説明で明らかなように、この考案に係る
テーブル装置では、開閉自在なテーブル部分に対
しても、当該テーブルの全面に、キヤリツジの移
動に追随して自動的に出没する遊転ボール装置を
設けられ、遊転ボールとワークホルダ底部との衝
突を回避できる。したがつて、素材板材から分離
された工具寸法よりもはるかに大きな抜き型が、
油によつて開閉テーブルに付着する排出不良やテ
ーブルとの直接の接触に伴う傷付きを防止でき、
大面積の抜き型を、開閉テーブルの傾斜とその自
重によつてテーブル上のプレスヘツド位置からテ
ーフル下方へと速やかに排出できるとともに、加
工時には上記のように衝突を回避できる。
テーブル装置では、開閉自在なテーブル部分に対
しても、当該テーブルの全面に、キヤリツジの移
動に追随して自動的に出没する遊転ボール装置を
設けられ、遊転ボールとワークホルダ底部との衝
突を回避できる。したがつて、素材板材から分離
された工具寸法よりもはるかに大きな抜き型が、
油によつて開閉テーブルに付着する排出不良やテ
ーブルとの直接の接触に伴う傷付きを防止でき、
大面積の抜き型を、開閉テーブルの傾斜とその自
重によつてテーブル上のプレスヘツド位置からテ
ーフル下方へと速やかに排出できるとともに、加
工時には上記のように衝突を回避できる。
第1図はこの考案に係る板材移動テーブル装置
の平面図、第2図は第1図の−線断面図、第
3図は第1図の−線断面図、第4図はパンチ
ング加工機本体と組合わせた全体の斜視図、第5
図はテーブル下のコンベア装置の側面図、第6図
は前方のパンチング位置の縦断側面図、第7図は
打抜き型の検出装置の側面図(第5図の部分の
拡大図)、第8図は同じく検出装置の正面図であ
る。 5……材料移動テーブル装置、29……キヤリ
ツジ、31,32……移動テーブル、33……固
定テーブル、34……ワークホルダ、37……開
閉テーブル部分、42……遊転ボール装置、51
……カム、54……空圧シリンダ、55……切換
バルブ、55a……切換スイツチ、W……板材。
の平面図、第2図は第1図の−線断面図、第
3図は第1図の−線断面図、第4図はパンチ
ング加工機本体と組合わせた全体の斜視図、第5
図はテーブル下のコンベア装置の側面図、第6図
は前方のパンチング位置の縦断側面図、第7図は
打抜き型の検出装置の側面図(第5図の部分の
拡大図)、第8図は同じく検出装置の正面図であ
る。 5……材料移動テーブル装置、29……キヤリ
ツジ、31,32……移動テーブル、33……固
定テーブル、34……ワークホルダ、37……開
閉テーブル部分、42……遊転ボール装置、51
……カム、54……空圧シリンダ、55……切換
バルブ、55a……切換スイツチ、W……板材。
Claims (1)
- パンチング位置を含むテーブルの一部を下方へ
開閉自在に構成するとともに、表面に多数の遊転
自在なボールを有し、該表面上をキヤリツジに支
持したワークホルダが縦横に移動する板材の移動
テーブル装置であつて、上記開閉自在なテーブル
部分の遊転ボール装置を、テーブルの左右に延び
る一列の遊転ボール装置毎に独立して、流体シリ
ンダの伸縮によりテーブル上とテーブル下に渡つ
て出没可能に設け、かつ上記流体シリンダの伸縮
動作切換バルブを、キヤリツジに設けたカムに係
合されてパンチング位置に遠い遊転ボールから順
次没入位置に切換るべく並設した事を特徴とする
板材の移動テーブル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986130147U JPH0331453Y2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986130147U JPH0331453Y2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6334536U JPS6334536U (ja) | 1988-03-05 |
JPH0331453Y2 true JPH0331453Y2 (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=31027368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986130147U Expired JPH0331453Y2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0331453Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2659556B2 (ja) * | 1988-06-28 | 1997-09-30 | 株式会社アマダ | 板材加工機におけるテーブル装置 |
JPH0735675Y2 (ja) * | 1988-07-18 | 1995-08-16 | 株式会社アマダ | 熱切断加工機のワーク支持装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5729936U (ja) * | 1980-07-24 | 1982-02-17 | ||
JPS6020328B2 (ja) * | 1977-12-19 | 1985-05-21 | 日立マクセル株式会社 | α―オキシ水酸化鉄の製造法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6020328U (ja) * | 1983-07-19 | 1985-02-12 | 村田機械株式会社 | 工作機械における材料供給テ−ブル |
-
1986
- 1986-08-25 JP JP1986130147U patent/JPH0331453Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6020328B2 (ja) * | 1977-12-19 | 1985-05-21 | 日立マクセル株式会社 | α―オキシ水酸化鉄の製造法 |
JPS5729936U (ja) * | 1980-07-24 | 1982-02-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6334536U (ja) | 1988-03-05 |
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