JPH04147721A - トリミングプレス型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば絞り成形されたワークの周縁部に付帯
している非製品部領域をトリミングし、同時にその非製
品部領域を複数のスクラップ片に分割するようにしたト
リ 従来の技術 例えば自動車の車体パネル等を絞り成形した場合、第３
図および第４図に示すように絞り成形後のパネルである
ワークＷ（ここではフードアウターパネルを示している
）の周縁部にはブランクホールド部（しわ押さえ跡）と
して枠状に非製品部領域Ｑ（第３図にハツチングを付し
た部分）が付帯することになる。

そこで、上記の非製品部領域Ｑを後工程でトリミングす
るために、例えば第５図および第６図に示すようにトリ
ミングプレス型の上型５１および下型５２にそれぞれス
クラップカッタ５３．　５４を設け、上下型５１．５２
の切刃５５．５６のせん断作用により非製品部領域Ｑを
第３図のトリムラインＬｔからトリミングするのと同時
に、上下型のスクラップカッタ５３．５４同士のせん断
作用により非製品部領域Ｑを複数のカットラインＬＣを
もって第４図のように切断し、実質的に非製品部領域Ｑ
を複数の短尺状のスクラップ片Ｓ　Ｉ。

ミングブレス型に関する。

Ｓ、、Ｓ３に分割することが行われる。

そして、第５図に示すように下型側のスクラップカッタ
５４は下型となるポンチ５２の外周部のうちその切刃５
５よりも低い位置に設置される一方、上面は非製品部領
域Ｑの断面形状に応じた形状となっていて、ポンチ５２
上に投入されたワークＷを位置決めする機能を併せ持っ
ている。５７はパッドである。

発明が解決しようとする課題 従来のトリミングプレス型において例えば第６図に示す
ようにスクラップカッタ５４が配置された場合、すなわ
ちスクラップ片Ｓ、の長手方向両端に位置する下型側の
スクラップカッタ５４に対してその外側から上型側のス
クラップカッタ５３が噛み合うような場合、切り離され
たスクラップ片Ｓ、がスクラップカッタ５４上に乗った
ままで自重落下しないことがある。

スクラップ片Ｓ、がスクラップカッタ５４上に残ってい
ると、次のワーク投入時にワークＷの位置決め不良等を
招くおそれがあることから、その都度作業者の手を借り
てスクラップ片Ｓ、を落下させなければならず、スクラ
ップ処理の上でなおも問題を残している。

本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたもので、
作業者に頼ることなくその都度確実にスクラップ片を強
制落下させることができる構造を提供することを目的と
する。

課題を解決するための手段 本発明は、所定形状に成形されたワークの周縁部に付帯
している非製品部領域を上下型のせん新作用によりトリ
ミングするのと同時に、上下型に個別に設けたスクラッ
プカッタにより前記非製品部領域を複数の短尺状のスク
ラップ片に分割するようにしたトリミングプレス型にお
いて、下型側のスクラップカッタを回転可能に構成する
とともに、この下型側のスクラップカッタをスクラップ
片の自重落下方向に回転変位させる駆動機構を設けたこ
とを特徴としている。

作用 上記の構造によると、例えば第６図に示すように下型側
のスクラップカッタ上にスクラップ片が残ったとしても
、そのスクラップカッタが回転変位することでスクラッ
プ片は下型側のスクラップカッタから強制的に落下させ
られることになる。

実施例 第１図および第２図は本発明の一実施例を示す図である
。

同図において、ｌは下型としてのポンチ、２は上ホルダ
３に固定されたセクショナルダイ、４は上ホルダ３にウ
レタンゴム５を介して上下動可能に支持されて上ホルダ
３およびセクショナルダイ２とともに上型６を形成する
パッドである。

上ホルダ３には従来と同様にセクショナルダイ２ととも
に上型側のスクラップカッタ７が固定されており、また
ポンチ１には上型側のスクラップカッタ７に対向するよ
うにして下型側のスクラップカッタ８が設けられている
。

下型側のスクラップカッタ８は軸９およびブラケット１
０を介してポンチ１に回転可能に支持されていて、ポン
チ１との間に張設された引張コイルスプリング１１によ
り第１図および第２図の時計回り方向の回転付勢力が与
えられている一方、スクラップカッタ８の下面側には水
平方向にスライド可能なバックプレート１２が配設され
ている。

このバックプレート１２はポンチ１に固定されたエアシ
リンダ１３のピストンロッド１４に連結されていて、ス
クラップカッタ８の下側に入り込んだ前進限位置ｐ＋（
第２図の位置）とスクラップカッタ８の下側から退避し
た退避位置Ｐ、（第１図の位置）との間でスライド可能
であって、バックプレート１２が前進限位置Ｐ１にある
ときにはスクラップカッタ８が本来の姿勢である直立姿
勢に保たれている。

したがって、上記の引張コイルスプリング１１、バック
プレート１２およびエアシリンダ１３の王者により、下
型側のスクラップカッタ８を回転変位させるための駆動
機構１５を構成している。

このように構成されたヘミングプレス型においては、ト
リミング加工の際には、第２図に示すように必ず下型側
のスクラップカッタ８が直立姿勢位置にあることから、
ポンチ１上にワークＷが投入されて位置決めされると上
型６が下降し、従来と同様にトリミング加工が行われる
。

すなわち上型６が下降すると、ワークＷがパッド４とポ
ンチ１とで加圧拘束された上、ポンチ１とセクショナル
ダイ２とのせん新作用によりワークＷの周縁部に枠状に
付帯している非製品部領域Ｑ（第３．４図参照）がスク
ラップとしてトリミングされ、同時にその非製品部領域
Ｑが上下のスクラップカッタ７．８により第４図に示す
ように複数の短尺状のスクラップ片Ｓ、、Ｓ、、Ｓ、と
して分断される。そしてこの時、第６図にも示したよう
に一対の下型側のスクラップカッタ８，８間にまたがる
スクラップ片Ｓ１がスクラップカッタ８上に乗ったまま
で落下しないことがある。

この状態で、トリミング加工が終了した上型６が上昇し
始めると、所定のタイミングでエアシリンダ１３が収縮
動作し、それまで前進限位置Ｐ。

にあったバックプレート１２が第１図に示すように退避
位置Ｐ、まで後退する。バックプレート１２が後退する
と、引張コイルスプリング１１の力により下型側のスク
ラップカッタ８が軸９を中心として時計回り方回に回転
する。その結果、それまでスクラップカッタ８上に乗っ
ていたスクラップ片Ｓ、が強制的に落下させられて例え
ば図示しないスクラップピット等に回収される。

ここで、エアシリンダ１３の作動信号は例えばプレス機
械に付帯しているロータリーカムスイッチから与えられ
る。

一方、スクラップ片Ｓ１が落下したのち再びバックプレ
ート１２を前進限位置Ｐ１までスライドさせることによ
り、スクラップカッタ８は第２図に示すように元の直立
姿勢に復帰する。

発明の効果 以上のように本発明によれば、下型側のスクラップカッ
タ上にスクラップ片が残ったとしても、そのスクラップ
カッタ自体を回転変位させることでスクラップ片を確実
に強制落下させることができるので、その処理のために
従来のように作業者の手を借りる必要がなく、スクラッ
プ処理が容易になるほか、スクラップ残りを原因とする
ワークの位置決め不良等のトラブルを未然に防止できる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図で第２図の要部拡大
図、第２図は同じくヘミングプレス型全体の断面図、第
３図はワークと非製品部領域との関係を示す説明図、第
４図は複数に分割されたスクラップ片とワークとの関係
を示す説明図、第５図は従来のヘミングプレス型の一例
を示す要部拡大断面図、第６図は同じく下型（ポンチ）
の要部の構成を示す斜視図である。 １・・・ポンチ（下型）、２・・・セクショナルダイ、
６・・・上型、７・・・上型側のスクラップカッタ、８
・・・下型側のスクラップカッタ、１１・・・引張コイ
ルスプリング、１２・・・バックプレート、１３・・・
エアシリンダ、１５・・・駆動機構、Ｑ・・・非製品部
領域、Ｓ１＋　　Ｓ　ｔ＋　　Ｓ　３・・・スクラップ
片、Ｗ・・・ワーク。 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定形状に成形されたワークの周縁部に付帯して
   いる非製品部領域を上下型のせん断作用によりトリミン
   グするのと同時に、上下型に個別に設けたスクラップカ
   ッタにより前記非製品部領域を複数の短尺状のスクラッ
   プ片に分割するようにしたトリミングプレス型において
   、 下型側のスクラップカッタを回転可能に構成するととも
   に、 この下型側のスクラップカッタをスクラップ片の自重落
   下方向に回転変位させる駆動機構を設けたことを特徴と
   するトリミングプレス型。