JP2001269737A - ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置 - Google Patents

ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置

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JP2001269737A
JP2001269737A JP2000084984A JP2000084984A JP2001269737A JP 2001269737 A JP2001269737 A JP 2001269737A JP 2000084984 A JP2000084984 A JP 2000084984A JP 2000084984 A JP2000084984 A JP 2000084984A JP 2001269737 A JP2001269737 A JP 2001269737A
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suction
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JP2000084984A
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Kazunari Imai
一成 今井
Tetsuaki Kato
哲明 加藤
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを曲げ機械の動作時にワークをクラン
プしたり、あるいはワークを搬入、搬出したりする際に
ワークをクランプして使い、しかも、種々なワークの形
状、寸法、穴の有無に対応できるようにしたワーク操作
用ロボットにおけるワーククランプ装置を提供すること
にある。 【解決手段】 ワーク操作用ロボット3の先端部に上部
ジョ−51と下部ジョ−53とからなるメカ式クランパ
−55を設けると共にこのメカ式クランパ−55の前記
下部ジョ−53の下部に左右方向へ延伸した吸着支持部
57を設け、この吸着支持部57の両側に前後方向へ延
伸した吸着支持部材59R、59Lを設けると共にこの
各吸着支持部材59R、59Lに前後方向へ適宜な間隔
で吸着手段65を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプレスブ
レ−キの如き曲げ機械にワークをクランプして曲げ動作
を行うためのワーク操作用ロボットにおけるワーククラ
ンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、曲げ機械の例えばプレスブレ−キ
において、ワークをクランプして曲げ動作を行うための
ワーク操作用ロボットがプレスブレ−キの前側に設けら
れている。図12に示されているように、ワーク操作用
ロボット101の先端部103には上部ジョ−105と
下部ジョ−107とからなるメカ式クランパ−109が
設けられてワークWをクランプしてプレスブレ−キで曲
げ動作が行われている。また、図13に示されているよ
うに、ワーク操作用ロボット101の先端部103には
吸着支持部111が設けられ、この吸着支持部111の
上面には適宜な間隔で複数のバキュ−ムパット113が
設けられてワークWをクランプしてプレスブレ−キで曲
げ動作が行われている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、上述した従
来のメカ式クランパ−109では、ワークWの寸法が大
きくなると把持力の関係でしっかりとクランプできず、
クランプずれが発生し、ワークWの位置決め誤差が生じ
るという問題がある。また、把持部が複雑であるとワー
クWをつかめなくなる。
【0004】従来のバキュ−ムパット113では穴(バ
−リング)があると吸着できないという問題がある。ま
た、メカ式クランパ−109とバキュ−ムパット113
とを加工ごとに使い分けする場合には交換しなければな
らず、交換時間を要し面倒であった。
【0005】この発明の目的は、ワークを曲げ機械の動
作時にワークをクランプしたり、あるいはワークを搬
入、搬出したりする際にワークをクランプして使い、し
かも、種々なワークの形状、寸法、穴の有無に対応でき
るようにしたワーク操作用ロボットにおけるワーククラ
ンプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のワーク操作用ロボットにお
けるワーククランプ装置は、ワーク操作用ロボットの先
端部に上部ジョ−と下部ジョ−とからなるメカ式クラン
パ−を設けると共にこのメカ式クランパ−の前記下部ジ
ョ−の下部に左右方向へ延伸した吸着支持部を設け、こ
の吸着支持部の両側に前後方向へ延伸した吸着支持部材
を設けると共にこの各吸着支持部材に前後方向へ適宜な
間隔で吸着手段を設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0007】したがって、ワークが小さい場合にはメカ
式クランパ−が用いられると共にワークが大きい場合に
はメカ式クランパ−と吸着手段とが用いられてワークが
把持される。このように、ワークの大小によって、使い
分けされる。而して、ワークを曲げ機械の動作時にワー
クをクランプして、種々なワークの形状、寸法に応じて
対応可能である。
【0008】請求項2によるこの発明のワーク操作用ロ
ボットにおけるワーククランプ装置は、請求項1記載の
ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置にお
いて、前記各吸着支持部材を前記吸着支持部に対して接
近離反すべく左右方向へ位置調節可能に設けてなること
を特徴とするものである。
【0009】したがって、ワークの対象寸法に応じて各
吸着支持部材が前記吸着支持部に対して接近離反すべく
左右方向へ位置調節されて対応される。
【0010】請求項3によるこの発明のワーク操作用ロ
ボットにおけるワーククランプ装置は、請求項1又は2
記載のワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装
置において、前記吸着手段がバキュ−ムパットであるこ
とを特徴とするものである。
【0011】したがって、吸着手段がバキュ−ムパット
であることにより、ワークに穴がない場合に使用すると
有効的である。
【0012】請求項4によるこの発明のワーク操作用ロ
ボットにおけるワーククランプ装置は、ワーク操作用ロ
ボットの旋回可能な先端部に上部ジョ−と下部ジョ−と
からなるメカ式クランパ−を設けると共にこのメカ式ク
ランパ−の近傍にワークを吸着せしめるバキュ−ムパッ
トとマグネット式吸着手段を設けてなることを特徴とす
るものである。
【0013】したがって、ワークを曲げ機械の動作時に
ワークをクランプしたり、あるいはワークを搬入、搬出
したりする際にワークをクランプして使う場合に、しか
も、種々なワークの形状、寸法、穴の有無に対応して使
い分けされる。
【0014】請求項5によるこの発明のワーク操作用ロ
ボットにおけるワーククランプ装置は、ワーク操作用ロ
ボットの旋回可能な先端部に上部ジョ−と下部ジョ−と
からなるメカ式クランパ−を設けると共にこのメカ式ク
ランパ−の裏側における先端部に前後方向へ延伸した吸
着支持部を設け、この吸着支持部に左右方向へ延伸した
複数の吸着支持部材を設け、この各吸着支持部材に複数
のワークを吸着せしめるバキュ−ムパットとマグネット
式吸着手段を設けてなることを特徴とするものである。
【0015】したがって、ワークを曲げ機械の動作時に
ワークをクランプしたり、あるいはワークを搬入、搬出
したりする際にワークをクランプして使う場合に、しか
も、種々なワークの形状、寸法、穴の有無に対応して使
い分けされる。
【0016】請求項6によるこの発明のワーク操作用ロ
ボットにおけるワーククランプ装置は、請求項5記載の
ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置にお
いて、前記各吸着支持部材の左右両側端にマグネット式
吸着手段を設けると共にこのマグネット式吸着手段の内
側にバキュ−ムパットを設けてなることを特徴とするも
のである。
【0017】したがって、ワークに穴がある場合にはマ
グネット式吸着手段が使われ、ワークに穴がない場合に
はバキュ−ムパットが使われる。
【0018】請求項7によるこの発明のワーク操作用ロ
ボットにおけるワーククランプ装置は、請求項6記載の
ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置にお
いて、前記バキュ−ムパットの一箇所の近傍にワーク有
無センサを設けてなることを特徴とするものである。
【0019】したがって、ワーク有無センサを設けたこ
とにより、ワークの有無が検出されて、マグネット式吸
着手段とバキュ−ムパットとの使いわけが行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図10、および図11を参照するに、曲げ
機械としてのプレスブレ−キ1の前側にはワーク操作用
ロボット3が装着されている。また、プレスブレ−キ1
の側部にはワークWを収容したマガジン部5が設けられ
ていると共に、曲げ後の製品Pを次工程へ搬送する搬送
装置7が配置されている。上記マガジン部5や搬送装置
7の構成は一般的な構成でよいものであるから、その詳
細についしの説明は省略する。
【0022】前記プレスブレ−キ1は、上部フレ−ム9
を備えていると共に下部フレ−ム11を備えている。前
記上部フレ−ム9には上型13が着脱自在に装着されて
いると共に、下部フレ−ム11には下型15が着脱自在
に装着されている。
【0023】公知のように、上記構成のごときプレスブ
レ−キ1においては、上下のフレ−ム9、11の一方を
昇降作動し、上型13と下型15との協動によりワーク
Wに曲げ加工を行うものである。
【0024】なお、詳細な図示を省略するが、本実施の
形態においては、下部フレ−ム11を昇降するように構
成されている。
【0025】さらに、プレスブレ−キ1には、前後方向
(図11において左右方向:Y軸方向)のワークWの位
置決めを行うバックゲ−ジ17が前後方向へ移動位置決
め自在に設けられている。このバックゲ−ジ17の複数
箇所には、ワークWの当接を検出するセンサ19が装着
されている。このセンサ19は、例えば直動形のポテン
ションメ−タのごとく、測定行程が比較的長い線形トラ
ンジュ−サよりなるものである。
【0026】上記構成により、通常の手段によって、予
め位置決めされたバックゲ−ジ17にワークWを当接し
て位置決めするとき、複数箇所の各センサ19の出力が
所定の出力値に一致したか否かを検知することにより、
ワークWの端縁が上下の金型13、15による曲げ線と
平行であるか否かを知ることができ、ワークWの正確な
位置決めを行うことができる。
【0027】前記センサ19からの出力信号は、前記上
部フレ−ム9に装着された制御装置21に入力される。
この制御装置21は、プレスブレ−キ1における各作動
部の作動や、前記バックゲ−ジ17の作動を制御するも
ので、前記各センサ19からの出力信号が入力されたと
きには、各センサ19の出力値が所望の出力値となるよ
うに、前記ワーク操作用ロボット3の作動を制御するも
のである。
【0028】前記ワーク操作用ロボット3は、前記下部
フレ−ム11に一体的に取付けたベ−スプレ−ト23に
装着されている。より詳細には、このベ−スプレ−ト2
3は、下型15の長手方向に沿う左右方向(X軸方向)
へ延伸されており、このベ−スプレ−ト23の前面には
第1移動台25がX軸方向に移動自在に支承されてい
る。この第1移動台25には、前記ベ−スプレ−ト23
に備えたX軸方向のラック27に噛合したピニオン(図
示省略)が回転自在に設けられていると共に、このピニ
オンを回転駆動するための第1サ−ボモ−タ29が設け
られている。なお、第1サ−ボモ−タ29が回転駆動す
るための動力伝達機構は一般的構成でよいので、その詳
細については説明を省略する。前記第1サ−ボモ−タ2
9は、例えばステッピングモ−タなどよりなるものであ
って、エンコ−ダのごとき位置検出装置を備えている。
【0029】上記構成により、第1サ−ボモ−タ29を
作動することによって第1移動台25をX軸方向へ移動
することができ、かつ基準位置に対する第1移動台25
のX軸方向の移動位置を検知することができる。
【0030】前記第1移動台25には、上部側が前後方
向(Y軸方向)に拡大した扇形状部31が設けられてお
り、この扇形状部31の上部には、後側よりも前側が低
くなるように湾曲した円弧状のガイド部材としてのラッ
ク部材33が設けられている。このラック部材33に
は、ラック部材33に沿ってY軸方向に移動自在の第2
移動台35が支承されている。この第2移動台35に
は、ラック部材33に噛合したピニオン(図示省略)が
回転自在に設けられていると共に、このピニオンを回転
駆動するための第2サ−ボモ−タ37が装着されてい
る。この第2サ−ボモ−タ37は、前記第1サ−ボモ−
タ29と同様にエンコ−ダのごとき位置検出装置を備え
ているものである。
【0031】上記構成により、第2サ−ボモ−タ37を
駆動することによって、第2移動台35はラック部材3
3に沿って円弧状にY軸方向へ移動される。第2移動台
35のY軸方向の位置は、第2サ−ボモ−タ37に備え
た位置検出装置によって検知される。
【0032】前記第2移動台35には、第2移動台35
の移動方向に対して直交する上下のZ軸方向に移動自在
な昇降支柱39が支承されている。この昇降支柱39に
は、上下方向のラックが形成されている。このラックと
歯合したピニオン(図示省略)が前記第2移動台35に
回転自在に支承されており、かつこのピニオンを回転駆
動する第3サ−ボモ−タ41が第2移動台35に装着さ
れている。この第3サ−ボモ−タ41は第1サ−ボモ−
タ29と同様にエンコ−ダのごとき位置検出装置を備え
ているものである。
【0033】上記構成により、昇降支柱39は、第3サ
−ボモ−タ41の駆動によって上下動され、かつ上下動
位置は位置検出装置によって検知される。
【0034】前記第2移動台35がラック部材33に沿
って前側へ移動されるときには、昇降支柱39は前側へ
傾斜した状態になり、斜めに昇降するものであり、上昇
時には、フレ−ムからワークWを離反するように機能す
るものである。
【0035】前記昇降支柱39の上部には、Y軸方向に
延伸したア−ム43が適宜に固定されている。このア−
ム43の先端部には、ワークWの一側端部を把持自在な
クランプ装置45が装着されている。より詳細には、ク
ランプ装置45は、X軸と平行なB軸を中心として上下
方向に回動自在に設けられていると共に、上記B軸と直
交するA軸を中心として旋回自在に設けられている。
【0036】上記A軸を中心としてクランプ装置45を
旋回するための第4サ−ボモ−タ47およびB軸を中心
としてクランプ装置45を上下に回動するための第5サ
−ボモ−タ49が前記ア−ム43に装着されている。上
記第4、第5サ−ボモ−タ47、49は、前述の第1サ
−ボモ−タ29と同様にエンコ−ダのごとき位置検出装
置を備えているものである。
【0037】なお、第4サ−ボモ−タ47によってクラ
ンプ装置45をA軸回りに旋回するための動力伝達機構
や、第5サ−ボモ−タ49によってクランプ装置45を
上下に回動するための動力伝達機構は種々の構成を採る
ことができるものであり、この構成に特徴を有するもの
でないので、その詳細については説明を省略する。
【0038】前記ア−ム43の先端部に備えられたクラ
ンプ装置45としては、図1および図2に示されている
ように、ア−ム43の先端部に上部ジョ−51と下部ジ
ョ−53とからなるメカ式クランパ−55が設けられて
いると共にこのメカ式クランパ−55の前記下部ジョ−
53の下部には左右方向へ延伸した吸着支持部としての
吸着支持ベ−ス57が設けられている。この吸着支持ベ
−ス57の両側には前後方向へ延伸した吸着支持部材5
9L、59Rが複数の連結ボルト61で取付けられてい
ると共にこの各吸着支持部材59L、59Rの前後方向
には適宜な間隔で複数の長穴63が形成されている。こ
の長穴63に吸着手段としてのバキュ−ムパット65が
前後方向へ位置調整自在に設けられている。ワークWの
大きさに応じて各バキュームパットが長穴63内で前後
方向へ位置調整される。なお、バキュ−ムパット65の
代わりにワークWに穴がある場合にはマグネットが使用
するのがよいものである。
【0039】前記吸着支持ベ−ス57の左右方向におけ
るほぼ中央部には補強プレ−ト67の後部が連結ボルト
69で取付けられていると共に補強プレ−ト67の前部
は左右方向へ延伸したブラケット71が取付けられてい
る。そして、このブラケット71の左右両端部が複数の
ボルト73で前記吸着指示部材59L、59Rに取付け
られている。
【0040】前記吸着支持ベ−ス57の前記連結ボルト
61の内側にはボルト穴75が形成されており、必要に
応じて吸着支持部材59L、59Rを連結ボルト61を
緩めて吸着支持ベ−ス57から取り外し、前記ボルト穴
75の位置に吸着支持部材59L、59Rを持ってきて
連結ボルト61で取付けることにより、吸着支持部材5
9Lと吸着支持部材59Rとの間隔を狭めることができ
る。
【0041】また、図3および図4に示されているよう
に、取り扱うワークWが小の場合には、予め吸着支持部
材59Lと吸着支持部材59Rとの間隔を狭めたものを
使用することで対応することも可能である。図3および
図4は、図1および図2における部品と全く同じである
ので、詳細な説明を省略する。
【0042】ワークが小さい場合にはメカ式クランパ−
55が用いられると共にワークWが大きい場合にはメカ
式クランパ−55と吸着手段65とが用いられてワーク
Wが把持され。このように、ワークWの大小によって、
使い分けされる。而して、ワークWを曲げ機械の動作時
にワークWをクランプし、種々なワークの形状、寸法に
応じて対応可能である。
【0043】したがって、ワークWの対象寸法に応じて
各吸着支持部材59R、59Lが前記吸着支持ベ−ス5
7に対して接近離反すべく左右方向へ位置調節でき、対
応せしめることができる。なお、吸着支持ベ−ス57に
対して各吸着支持部材59R、59Lを後方へ旋回せし
めて邪魔にならないよう退避せしめることも可能であ
る。
【0044】図5〜図9には前記ア−ム43の先端部に
備えられた他の実施形態のクランプ装置77が示されて
いる。図5、図6および図7において、前記ア−ム43
の先端部の回転軸79にはヘッド部81が旋回可能に設
けられている。このヘッド部81の下部には例えばU字
形状のブラケット83が複数のボルトで取付けられてお
り、このブラケット83の下部には前記メカ式クランパ
−55の下部ジョ−53の後端部がボルトで取付けられ
ている。前記下部ジョ−53に対して上部ジョ−51が
クランプ用シリンダ85の作動によってガイド87に案
内されて上下方向へ移動し、ワークWがクランプされた
り、アンクランプされたりするものである。なお、クラ
ンプ用シリンダ85は、上部ジョ−51の上部にあり、
クランプ用シリンダ85に装着されたピストンロッド8
9の下端が前記下部ジョ−53にボルトで取付られて作
動されるものである。
【0045】前記ブラケット83の図5、図6において
右側(メカ式クランパ−55の裏側)には前後方向(図
5、図6において左右方向)へ延伸した吸着支持部複数
としての複数のガイト部材91の一端が取付けられてい
る。このガイト部材91の前後方向の所望の位置には支
持ブロック93が設けられ、この各支持ブロック93に
は左右方向(図6において上下方向)へ延伸した複数の
吸着支持部材95が設けられている。この各吸着支持部
材95の左右両端には複数のロッド97が上下方向へ延
伸して装着されていると共にこの各ロッド97の内側に
は複数のロッド99が上下方向へ延伸して装着されてい
る。そして、ロッド97、99の下端にはワークWを吸
着せしめるマグネット式吸着手段101とバキュ−ムパ
ット103が設けられている。なお、前記各ロッド9
7、99の外周にはスプリング105が巻装されてい
て、前記各マグネット式吸着手段101、バキュ−ムパ
ット103がそれぞれ下方へ常時付勢されている。
【0046】図8、図9を併せて参照するに、前記左側
のバキュ−ムパット103の前側(図9において左側)
において前記吸着支持部材95に上下方向へ延伸したロ
ッド107の下部にはワーク有無センサ109が設けら
れている。
【0047】上記構成により、メカ式クランパ−55で
ワークWをクランプしたり、または、マグネット式吸着
手段101または/およびバキュ−ムパット103でワ
ークWをクランプしたりすることができる。
【0048】したがって、ワークWを曲げ機械のプレス
ブレ−キ1の動作時にクランプしたり、あるいはワーク
Wを搬入、搬出したりする際にワークWをクランプして
使う場合に、しかも、種々なワークWの形状、寸法、穴
の有無に対応して使い分けることができる。特に、ワー
クWに穴がある場合にはマグネット式吸着手段101が
使われてワークWを確実にクランプすることができ、ワ
ークWに穴がない場合にはバキュ−ムパット103が使
われてクランプすることができる。さらに、ワーク有無
センサ107が設けられているから、ワークWの有無を
確実に検出することができ、マグネット式吸着手段10
1とバキュ−ムパット103との使いわけを行うことが
できる。
【0049】なお、この発明は、前述した発明の実施の
形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0050】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明よ
り理解されるように、請求項1の発明によれば、ワーク
が小さい場合にはメカ式クランパ−が用いられると共に
ワークが大きい場合にはメカ式クランパ−と吸着手段と
が用いられてワークを把持せしめることができる。この
ように、ワークの大小によって、メカ式クランパ−と吸
着手段とを使い分けることができる。而して、ワークを
曲げ機械の動作時にワークをクランプすることができ
る。しかも、種々なワークの形状、寸法に応じて対応せ
しめることが可能である。
【0051】請求項2の発明によれば、ワークの対象寸
法に応じて各吸着支持部材を前記吸着支持部に対して接
近離反すべく左右方向へ位置調節することができ、ワー
の大小によって対応せしめることができる。
【0052】請求項3の発明によれば、吸着手段がバキ
ュ−ムパットであることにより、ワークに穴がない場合
に使用すると有効的である。
【0053】請求項4の発明によれば、ワークを曲げ機
械の動作時にワークをクランプしたり、あるいはワーク
を搬入、搬出したりする際にワークをクランプして使う
場合に、しかも、種々なワークの形状、寸法、穴の有無
に対応して使い分けせしめることができる。
【0054】請求項5の発明によれば、ワークを曲げ機
械の動作時にワークをクランプしたり、あるいはワーク
を搬入、搬出したりする際にワークをクランプして使う
場合に、しかも、種々なワークの形状、寸法、穴の有無
に対応して使い分けることができる。
【0055】請求項6の発明によれば、ワークに穴があ
る場合にはマグネット式吸着手段を使うことができ、ワ
ークに穴がない場合にはバキュ−ムパットを使い、必要
に応じて使わけることができる。
【0056】請求項7の発明によれば、ワーク有無セン
サを設けたことにより、ワークの有無を検出することが
でき、マグネット式吸着手段とバキュ−ムパットとの使
いわけを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のワーク操作用ロボットの先端部に備
えたワーククランプ装置の平面図である。
【図2】図1における側面図である。
【図3】図1に代わる他のワーククランプ装置の平面図
である。
【図4】図3における側面図である。
【図5】図1に代わる他のワーククランプ装置の平面図
である。
【図6】図5における平面図である。
【図7】図5におけるVII−VIIに沿った矢視図である。
【図8】図6におけるVIII−VIIIに沿った矢視図であ
る。
【図9】図6におけるIX−IXに沿った矢視図である。
【図10】この発明のワーク操作用ロボットを備えた曲
げ機械としてのプレスブレ−キの斜視図である。
【図11】図10における側面図である。
【図12】従来のワーク操作用ロボットの先端部に備え
たワーククランプ装置の平面図である。
【図13】従来のワーク操作用ロボットの先端部に備え
た他のワーククランプ装置の平面図である。
【符号の説明】
1 プレスブレ−キ(曲げ機械) 3 ワーク操作用ロボット 43 ア−ム 51 上部ジョ− 53 下部ジョ− 55 メカ式クランパ− 57 吸着支持ベ−ス(吸着支持部) 59R、59L 吸着支持部材 63 長穴 65 バキュ−ムパット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23Q 3/08 B23Q 3/08 A 3/15 3/15 B B25J 15/06 B25J 15/06 M S // B21D 5/02 B21D 5/02 V Fターム(参考) 3C007 DS05 EV07 EV22 FS07 FT11 FU02 GU01 HS12 KS30 NS09 3C016 AA01 BA02 CA07 CB06 CC01 CE07 DA04 GA00 HC01 3F061 AA03 BD01 BE12 BE42 CA07 CB05 CC03 DB04 DC01 DD03 4E063 AA01 BA07 FA05 FA08 GA01 GA05 GA06 GA10 JA07 LA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク操作用ロボットの先端部に上部ジ
    ョ−と下部ジョ−とからなるメカ式クランパ−を設ける
    と共にこのメカ式クランパ−の前記下部ジョ−の下部に
    左右方向へ延伸した吸着支持部を設け、この吸着支持部
    の両側に前後方向へ延伸した吸着支持部材を設けると共
    にこの各吸着支持部材に前後方向へ適宜な間隔で吸着手
    段を設けてなることを特徴とするワーク操作用ロボット
    におけるワーククランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記各吸着支持部材を前記吸着支持部に
    対して接近離反すべく左右方向へ位置調節可能に設けて
    なることを特徴とする請求項1記載のワーク操作用ロボ
    ットにおけるワーククランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記吸着手段がバキュ−ムパットである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のワーク操作用ロ
    ボットにおけるワーククランプ装置。
  4. 【請求項4】 ワーク操作用ロボットの旋回可能な先端
    部に上部ジョ−と下部ジョ−とからなるメカ式クランパ
    −を設けると共にこのメカ式クランパ−の近傍にワーク
    を吸着せしめるバキュ−ムパットとマグネット式吸着手
    段を設けてなることを特徴とするワーク操作用ロボット
    におけるワーククランプ装置。
  5. 【請求項5】 ワーク操作用ロボットの旋回可能な先端
    部に上部ジョ−と下部ジョ−とからなるメカ式クランパ
    −を設けると共にこのメカ式クランパ−の裏側における
    先端部に前後方向へ延伸した吸着支持部を設け、この吸
    着支持部に左右方向へ延伸した複数の吸着支持部材を設
    け、この各吸着支持部材に複数のワークを吸着せしめる
    バキュ−ムパットとマグネット式吸着手段を設けてなる
    ことを特徴とするワーク操作用ロボットにおけるワーク
    クランプ装置。
  6. 【請求項6】 前記各吸着支持部材の左右両側端にマグ
    ネット式吸着手段を設けると共にこのマグネット式吸着
    手段の内側にバキュ−ムパットを設けてなることを特徴
    とする請求項5記載のワーク操作用ロボットにおけるワ
    ーククランプ装置。
  7. 【請求項7】 前記バキュ−ムパットの一箇所の近傍に
    ワーク有無センサを設けてなることを特徴とする請求項
    6記載のワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ
    装置。
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