JP2002082710A - 曲げ加工方法及び曲げ加工システム - Google Patents

曲げ加工方法及び曲げ加工システム

Info

Publication number
JP2002082710A
JP2002082710A JP2000270510A JP2000270510A JP2002082710A JP 2002082710 A JP2002082710 A JP 2002082710A JP 2000270510 A JP2000270510 A JP 2000270510A JP 2000270510 A JP2000270510 A JP 2000270510A JP 2002082710 A JP2002082710 A JP 2002082710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
information
robot
teaching
simulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000270510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4708541B2 (ja
Inventor
Katsumi Watanabe
克己 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2000270510A priority Critical patent/JP4708541B2/ja
Publication of JP2002082710A publication Critical patent/JP2002082710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4708541B2 publication Critical patent/JP4708541B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動プログラミング装置でシミュレーション
実行時に、実際の曲げ加工によるティーチングを必要と
なる位置を自動的に判断し設定を行い、段取り作業時間
の短縮を図る。 【解決手段】 製品形状情報、ワーク情報に基づき曲げ
加工順、使用金型を決定し、この決定された曲げ加工情
報に基づいて曲げ加工を行う曲げ加工機に対してワーク
を供給及び位置決めするロボットの動作を自動プログラ
ム決定手段77により決定する。この決定された加工プ
ログラムに基づきシミュレーション実行手段79により
シミュレーションを行い、このシミュレーション実行段
階においてワーク情報、ロボット情報、金型情報に基づ
き相互に干渉が発生すると予想される工程を選定してテ
ィーチング工程を設定すべく指示が自動的に与えられ
る。この設定された工程のみにて実際の曲げ加工による
ティーチング工程が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲げ加工方法及び
曲げ加工システムに関し、特にワークを供給及び位置決
めするロボットを備えたプレスブレーキなどの曲げ加工
装置において予めロボットの動作を自動プログラミング
装置により作成して曲げ加工を行う曲げ加工方法及び曲
げ加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークを供給及び位置決めするロ
ボットを備えたプレスブレーキなどの曲げ加工装置にお
いては、ロボットの動作を作成するために自動プログラ
ミング装置が用いられており、この自動プログラミング
装置により作成された加工プログラムの動作を確認する
ためのシミュレーション機能が備えられている。
【0003】プレスブレーキにおいて実際に曲げ加工が
行われる前に、上記のシミュレーション機能により自動
プログラミング装置の表示画面上でロボットの動作と周
辺機器への干渉が確認される。
【0004】このシミュレーションにより確認されてか
ら、自動プログラミング装置により作成された加工プロ
グラムに基づいてロボットがワークをプレスブレーキの
曲げ加工位置に供給及び位置決めされて曲げ加工が行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、自動プログラミング装置によりロボット動作のシ
ミュレーションによる確認が実行されても、例えば実際
の曲げ加工動作においてはロボットによりクランプされ
ているワークがワーク特性により撓んでいるのである
が、このワークのたわみ状態がシミュレーションでは確
認できない要素があるので、実際の曲げ加工機における
ティーチングが必要になる。
【0006】このとき、ティーチングがどの位置で必要
になるかという判断は、オペレータによって行われるの
であり、オペレータの熟練度に応じて判断する時間が異
なり、初心者は特に時間がかかってしまうという問題点
があった。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、自動プログラミング装置でシ
ミュレーションを実行する時に、実際の曲げ加工による
ティーチングが必要になる位置を自動的に判断し設定を
行うことにより、必要な位置のみのティーチングをする
ことで段取り作業時間の短縮を図り得る曲げ加工方法及
び曲げ加工システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の曲げ加工方法は、製品形状
情報、ワーク情報に基づき曲げ加工順、使用金型を決定
し、この決定された曲げ加工情報に基づいて曲げ加工を
行う曲げ加工機に対してワークを供給及び位置決めする
ロボットの動作を含む加工プログラムを決定し、この決
定された加工プログラムに基づきシミュレーションを行
い、このシミュレーション実行段階においてワーク情
報、ロボット情報、金型情報に基づき相互に干渉が発生
すると予想される工程を算出してティーチング工程を設
定すべく指示を与え、この設定されたティーチング工程
にて実際の曲げ加工によるティーチングを行い、つい
で、このティーチング工程で得られた生成プログラムを
前記加工プログラムに転送して修正し、この修正された
加工プログラムに基づいて曲げ加工を行うことを特徴と
するものである。
【0009】したがって、ティーチングポイントが自動
プログラミング装置のシミュレーション結果によって必
要とされる工程の時のみに自動的に設定されるので、テ
ィーチング作業を行うべきプログラムチェック工程が必
要最小限になる。また、プログラムチェック工程の設定
の判断基準が自動プログラミング装置のシミュレーショ
ンの結果により自動的に明確にされることから、ティー
チングポイントの判断、設定、修正に必要な時間が短縮
されるので、段取り時間が短縮される。
【0010】請求項2によるこの発明の曲げ加工システ
ムは、曲げ加工情報に基づいて曲げ加工を行う曲げ加工
機と、この曲げ加工機に対してワークを供給及び位置決
めするロボットとを備えた曲げ加工システムにおいて、
製品形状情報、ワーク情報に基づき曲げ加工順、使用金
型を決定する曲げ順・金型決定手段と、前記ロボットの
動作を決定するロボット動作決定手段とを備えた自動プ
ログラム決定手段を備え、この自動プログラム決定手段
により決定された加工プログラムに基づきシミュレーシ
ョンを行うシミュレーション実行手段を備え、このシミ
ュレーション実行手段によるシミュレーション実行段階
においてワーク情報、ロボット情報、金型情報に基づき
相互に干渉が発生すると予想される工程を算出し且つテ
ィーチング工程を設定すべく指示を与えるプログラムチ
ェック工程生成手段を備え、このプログラムチェック工
程生成手段により選択された工程にて前記曲げ加工機に
よりティーチング工程を行うティーチング工程生成手段
を備えてなることを特徴とするものである。
【0011】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、ティーチングポイントが自動プログラミング装置
のシミュレーション結果によって必要とされる工程の時
のみに自動的に設定されるので、ティーチング作業を行
うべきプログラムチェック工程が必要最小限になる。ま
た、プログラムチェック工程の設定の判断基準が自動プ
ログラミング装置のシミュレーションの結果により自動
的に明確にされることから、ティーチングポイントの判
断、設定、修正に必要な時間が短縮されるので、段取り
時間が短縮される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の曲げ加工方法及び
曲げ加工システムの実施の形態について、図面を参照し
て説明する。
【0013】図2ないしは図3を参照するに、本実施の
形態に係わる曲げ加工装置としての例えばプレスブレー
キ1は、立設されたサイドフレーム3L,3Rを備えて
おり、このサイドフレーム3L,3Rの上部前面には上
部テーブル5が設けられており、この上部テーブル5の
下部にはパンチ装着部としての中間板7にパンチPが着
脱可能に装着されている。一方、サイドフレーム3L,
3Rの下部前面には下部テーブル9が設けられている。
この下部テーブル9の上のダイ装着部にはダイDが着脱
可能に装着されている。
【0014】また、プレスブレーキ1は上部、下部テー
ブル5,9の一方が昇降可動するラムとしてパンチPと
ダイDとの協働によりワークWに折曲げ加工が行われる
よう構成されている。なお、本実施の形態では例えば下
部テーブル9がラムシリンダ11(図1を参照,図2及
び図3では図示省略)により昇降するよう構成されてい
る。
【0015】さらに、プレスブレーキ1には、前後方向
(図3において左右方向、Y軸方向)のワークWの位置
決めを行うためのバックゲージ13が前後方向へ移動位
置決め自在に設けられている。このバックゲージ13の
複数箇所には、ワークWの当接を検出するセンサ15が
装着されている。
【0016】上記構成により、通常の手段によって予め
位置決めされたバックゲージ13にワークWを当接して
位置決めするとき、複数箇所の各センサ15の出力が所
定の出力値に一致したか否かを検知することにより、ワ
ークWの端縁がパンチPとダイDによる折曲げ線と平行
であるか否かを知ることができ、ワークWの正確な位置
決めが行われる。このセンサ15は、直動形のポテンシ
ョンメータのごとき線形トランジューサよりなるもので
あり、センサ15からの出力信号は、サイドフレーム3
Lの上部に装着された一般的な制御装置17に入力され
る。
【0017】また、プレスブレーキ1にはロボットグリ
ッパ19にてワークWをクランプしてプレスブレーキ1
の曲げ加工線に対してワークWを自動的に供給及び位置
決め自在とするワーク移動装置としての例えばロボット
21が下部テーブル9の表側を図2において左右方向
(X方向)に移動自在に設けられている。なお、上記の
ロボット21には所望の曲げ加工線に対してワークWを
供給及び位置決め自在とするロボットグリッパ19がプ
レスブレーキ1に対して前後方向(Y方向)及び上下方
向(図3において上下方向で、Z方向)に移動自在に設
けられている。
【0018】ロボット21は、本実施の形態においては
昇降自在な下部テーブル9に一体的に取付けたベースプ
レート23に装着されている。
【0019】より詳細には、ベースプレート23はダイ
Dの長手方向に沿うX軸方向に延伸されており、このベ
ースプレート23の前面に第1移動台25がX軸方向に
移動自在に支承されている。この第1移動台25には、
ベースプレート23の備えたX軸方向のラック27に噛
合したピニオン(図示省略)が第1モータ29により回
転駆動自在に設けられている。なお、前記第1モータ2
9にはエンコーダのごとき位置検出装置が備えられてい
るので、第1移動台25のX軸方向の移動位置を検知す
ることができる。
【0020】また、第1移動台25には、上部側がY軸
方向に拡大した扇形状部31が設けられており、この扇
形状部31の上部には図3に示されているように後側よ
りも前側が低くなるように湾曲した円弧状のガイド部材
としてラック部材33が設けられている。このラック部
材33には、ラック部材33に沿ってY軸方向に移動自
在の第2移動台35が支承されている。この第2移動台
35には、ラック部材33に噛合したピニオンが第2モ
ータ37により回転駆動自在に設けられている。なお、
前記第2モータ37には第1モータ29と同様にエンコ
ーダのごとき位置検出装置が備えられているので、第2
移動台35のX軸方向の移動位置を検知することができ
る。
【0021】また、上記の第2移動台35には、第2移
動台35の移動方向に対して直交する上下のZ軸方向に
移動自在な昇降支柱39が支承されている。この昇降支
柱39には上下方向のラックが形成されており、このラ
ックと噛合したピニオンが第3モータ41により回転駆
動自在に設けられている。なお、前記第3モータ41に
は第1モータ29と同様にエンコーダのごとき位置検出
装置が備えられているので、昇降支柱39は第3モータ
41の駆動によって上下動され、且つ上下動位置は前記
位置検出装置により検知される。
【0022】第2移動台35がラック部材33に沿って
前側へ移動されたときには、昇降支柱39は前側へ傾斜
した状態になり、斜めに昇降するものであり、上昇時に
は下部テーブル9からワークWを離反するように機能す
るものとなる。
【0023】また、昇降支柱39の上部には、Y軸方向
に延伸したアーム43が適宜に固定されている。このア
ーム43の先端部にはワークWの一側縁部を把持自在な
ロボットグリッパ19が装着されている。
【0024】より詳細には、ロボットグリッパ19はX
軸と平行なB軸を中心として上下方向に回動自在に設け
られており、上記のB軸と直交するA軸を中心として旋
回自在に設けられている。また、上記A軸を中心として
ロボットグリッパ19を旋回するための第4モータ45
及びB軸を中心としてロボットグリッパ19を上下に回
動するための第5モータ47が上記アーム43に装着さ
れている。上記の第4,第5モータ45,47は、図1
に示されているように制御装置17に接続されており、
前述した第1モータ29と同様にエンコーダのごとき位
置検出装置を備えているものである。
【0025】また、ロボットグリッパ19には、ワーク
Wをクランプ・アンクランプするための上部ジョー49
と下部ジョー51とが備えられている。上記の上部、下
部ジョー51はB軸回りに回動自在な回動スリーブ(図
示省略)に旋回自在に支承されているので、上部ジョー
49と下部ジョー51にクランプされたワークWはB軸
回りに反転されるほどの大きな角度範囲で旋回されるよ
うに構成されている。
【0026】また、図2を参照するに、下部テーブル9
あるいはベースプレート23の一側部には、ワークWを
一時的に把持自在なつかみ換えグリッパ53が装着され
ており、サイドゲージ装置55が適宜のブラケットを介
して装着されている。
【0027】上記のつかみ換えグリッパ53には、ワー
クWを把持するための上部ジョー57と下部ジョー59
が備えられている。
【0028】サイドゲージ装置55は、ロボットグリッ
パ19に把持されたワークWの一側縁との位置関係を検
知するときに使用されるもので、側方センサ61が備え
られている。この側方センサ61は、バックゲージ13
に備えられたセンサ15と同様に、直動形のポテンショ
ンメータのごとき線形トランジューサよりなるものであ
り、側方センサ61の出力値は制御装置17に入力され
る。
【0029】したがって、ロボットグリッパ19に把持
されたワークWの一側縁が側方センサ61に当接され、
この側方センサ61の出力値が所定の出力値であるとき
に、ロボット21のX軸方向の位置が第1モータ29に
備えられた位置検出装置の検出値で制御装置17に読込
まれる。そして、ワークWを把持していない時の基準位
置の位置検出値と比較することにより、ロボットグリッ
パ19に把持されたワークWの一側縁とロボット21と
のX軸方向の位置的関係が検出される。よって、サイド
ゲージ装置55を基準として、パンチP、ダイDに対し
てワークWのX軸方向の位置決めが正確に行われる。
【0030】図1及び図2を参照するに、制御装置17
には自動プログラミング装置63が接続されており、上
記の自動プログラミング装置63には、中央処理装置と
してのCPU65に種々のデータを入力するための入力
手段としての例えばキーボードのごとき入力装置67
と、種々のデータを表示せしめるCRTのごとき表示装
置69が接続されている。
【0031】また、CPU65には、上記の入力装置6
7から入力された展開図、三面図、立体図等により得ら
れるワークWの曲げ加工情報として例えば板厚、曲げ長
さ、曲げ角度、フランジ長さなどの製品形状情報並びに
ワーク情報を記憶する第1メモリ71が接続されてい
る。
【0032】また、CPU65には、第1メモリ71内
の製品形状情報並びにワーク情報に基づき曲げ加工順、
使用金型、金型レイアウトを決定する曲げ順・金型決定
手段73と、この決定された曲げ加工順、使用金型に基
づいてロボット21の動作プログラムを決定するロボッ
ト動作決定手段75とを有すると共に決定された曲げ加
工順、使用金型、金型レイアウト、ロボット21の動作
プログラムにより加工プログラムを決定する自動プログ
ラム決定手段77が接続されている。
【0033】また、CPU65には、自動プログラム決
定手段77により決定された加工プログラムに基づきシ
ミュレーションを行うシミュレーション実行手段79
と、このシミュレーション実行手段79によるシミュレ
ーション実行段階においてワーク情報、ロボット情報、
金型情報に基づき相互に干渉が発生すると予想される工
程を算出し且つティーチング工程を設定すべく指示を与
えるプログラムチェック工程生成手段81が接続されて
いる。
【0034】また、上記のプログラムチェック工程生成
手段81により選択された工程が、プレスブレーキ1に
よる実際の曲げ加工においてロボット21を操作しなが
らティーチングが行われる。このときにティーチングさ
れたデータを第1メモリ71に登録せしめるティーチン
グ工程生成手段83がCPU65に接続されている。
【0035】また、制御装置17には、中央処理装置と
してのCPU85に、自動プログラミング装置63で決
定された金型情報、ロボット情報、加工プログラムを記
憶する第2メモリ87と、ラムシリンダ11を制御して
パンチPのストロークを制御するストローク指令部89
と、金型情報、ロボット情報に基づき、ロボットグリッ
パ19をプレスブレーキ1の所定の金型取付位置へ移動
位置決めする主制御部91と、ロボット21の各軸を制
御するロボット軸制御部93が接続されており、このロ
ボット軸制御部93を介して上述した第1モータ29、
第2モータ37、第3モータ41、第4モータ45、第
5モータ47及び各エンコーダが接続されている。
【0036】上記構成により、自動プログラミング装置
63では、入力装置67及び表示装置69を用いて、展
開図、三面図、立体図等により得られるワークWの曲げ
加工情報として例えば板厚、曲げ長さ、曲げ角度、フラ
ンジ長さなどの製品形状情報並びにワーク情報が入力さ
れて第1メモリ71に記憶される。
【0037】第1メモリ71内の製品形状情報並びにワ
ーク情報に基いて、曲げ順・金型決定手段73により曲
げ加工順、使用金型、金型レイアウトが決定され、ロボ
ット動作決定手段75によりロボット21の動作プログ
ラムが決定される。
【0038】なお、ロボット21の動作プログラムとし
ては、ロボットグリッパ19によるワークWのクランプ
位置及び曲げ加工順に基づいたロボット21の動作経路
が決定されたものである。
【0039】次いで、シミュレーション実行手段79で
は、上記の決定された曲げ加工順、使用金型、金型レイ
アウト、ロボット21の動作プログラムにより決定され
た加工プログラムに基づき、表示装置69の画面上にて
一連の曲げ加工のシミュレーションが行われる。
【0040】プログラムチェック工程生成手段81で
は、上記の一連の曲げ加工のシミュレーション画面にお
いて、入力されたワークWの材質、板厚、長さ等のワー
ク条件と、ロボットグリッパ19による把持位置、金型
情報との関係により、例えば図4に示されているように
“ワークのたれ”を発生すると思われ、ワークW、金
型、ロボットグリッパ19の相互の干渉が発生すると予
想される工程が自動的に選択されてプログラムチェック
工程の設定が自動的に行われる。なお、図5に示されて
いるように“ワークのたれ”を発生しない場合はプログ
ラムチェック工程として選択されない。
【0041】上記のプログラムチェック工程生成手段8
1により選択された工程、並びにワーク情報、ロボット
情報、金型情報、加工プログラムが、プレスブレーキ1
の制御装置17に送信されて読み込まれ、第2メモリ8
7に取り込まれる。
【0042】プレスブレーキ1による実際の曲げ加工が
行われる際、上記のプログラムチェック工程生成手段8
1により選択された工程では、オペレータがロボット2
1をティーチングボックスを操作しながらワークWのた
れ量を見込んだ移動量を上昇せしめる。つまり、ワーク
Wが金型と干渉しない位置まで上昇せしめた状態に移動
させる。上記の移動量のデータがティーチング工程生成
手段83により第1メモリ71に登録されることにより
ティーチングされて新たに修正された加工プログラムが
作成される。以降、この修正された加工プログラムに基
づいてプレスブレーキ1により曲げ加工が行なわれる。
【0043】プログラムチェック工程が行われるケース
としては、上記のように“ワークのたれ”があると予想
される場合の他に、ロボットグリッパ19がつかみ換え
グリッパ53、アンローディング装置などの周辺機器と
の干渉がある場合と、自動プログラミング装置63のシ
ミュレーション実行時に干渉チェックで指摘された場合
がある。
【0044】ちなみに、周辺機器との干渉があるケース
としては、ワーク条件としてのワーク長さが例えば20
〜50mmなどのように極端に短いと、ワークWのつかみ
換えグリッパ53によるつかみ換え動作及びアンローデ
ィング動作において干渉の可能性があるので、上述した
ようにプログラムチェック工程が設定されることとな
る。
【0045】また、シミュレーション実行時に干渉チェ
ックで指摘された場合の例としては、図6に示されてい
るようにワークフランジ長さが極めて短いときには、曲
げ加工後にロボットグリッパ19により上記のワークフ
ランジがクランプされる時にロボットグリッパ19とパ
ンチPが干渉する恐れがあるので、上述したようにプロ
グラムチェック工程が設定されることとなる。
【0046】さらに、シミュレーション実行時に干渉チ
ェックの際に、図7に示されているようにワークフラン
ジ長さが極めて短いために、ロボットグリッパ19にて
クランプされたワークWが、バックゲージ13に対して
位置決めされる時にロボットグリッパ19とダイDが干
渉する恐れがある場合には上述したようにプログラムチ
ェック工程が設定されることとなる。
【0047】以上のことから、従来では作業者の経験に
基づいて設定されていたティーチングポイントが、自動
プログラミング装置63のシミュレーション結果によっ
て必要とされる工程の時のみに自動的に設定するように
なるので、ティーチング作業が行われる工程、換言すれ
ばプログラムチェック工程が必要最小限になり、またプ
ログラムチェック工程の設定の判断基準が自動プログラ
ミング装置63のシミュレーションの結果により自動的
に明確にされる。
【0048】したがって、ティーチングポイントの判
断、設定、修正に必要な時間が短縮されるので、段取り
時間が短縮される。
【0049】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0050】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、ティー
チングポイントが自動プログラミング装置のシミュレー
ション結果によって必要とされる工程の時のみに自動的
に設定できるので、ティーチング作業を行うべきプログ
ラムチェック工程は必要最小限にできる。また、プログ
ラムチェック工程の設定の判断基準が、従来のように作
業者の経験から判断されるのではなく、自動プログラミ
ング装置のシミュレーションの結果により自動的に明確
にできるので、ティーチングポイントの判断、設定、修
正に必要な時間を短縮できることから段取り時間を短縮
できる。
【0051】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ティーチングポイントが自動プログ
ラミング装置のシミュレーション結果によって必要とさ
れる工程の時のみに自動的に設定できるので、ティーチ
ング作業を行うべきプログラムチェック工程は必要最小
限にできる。また、プログラムチェック工程の設定の判
断基準が、従来のように作業者の経験から判断されるの
ではなく、自動プログラミング装置のシミュレーション
の結果により自動的に明確にできるので、ティーチング
ポイントの判断、設定、修正に必要な時間を短縮できる
ことから段取り時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、自動プログ
ラミング装置のブロック図とプレスブレーキの制御装置
のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、曲げ加工機
の全体的な斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、曲げ加工機
の左側面図である。
【図4】プログラムチェック工程が行われるケースとし
て“ワークのたれ”があると予想される場合の状態説明
図である。
【図5】プログラムチェック工程が行われる必要がない
場合の状態説明図である。
【図6】プログラムチェック工程が行われるケースとし
て周辺機器との干渉があると予想される場合の状態説明
図である。
【図7】プログラムチェック工程が行われるケースとし
てシミュレーション実行時に干渉チェックで指摘された
場合の状態説明図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(曲げ加工機) 5 上部テーブル 9 下部テーブル 13 バックゲージ 17 制御装置 19 ロボットグリッパ 21 ロボット 53 つかみ換えグリッパ 63 自動プログラミング装置 67 入力装置 69 表示装置 71 第1メモリ 73 曲げ順・金型決定手段 75 ロボット動作決定手段 77 自動プログラム決定手段 79 シミュレーション実行手段 81 プログラムチェック工程生成手段 83 ティーチング工程生成手段 93 ロボット軸制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品形状情報、ワーク情報に基づき曲げ
    加工順、使用金型を決定し、この決定された曲げ加工情
    報に基づいて曲げ加工を行う曲げ加工機に対してワーク
    を供給及び位置決めするロボットの動作を含む加工プロ
    グラムを決定し、この決定された加工プログラムに基づ
    きシミュレーションを行い、このシミュレーション実行
    段階においてワーク情報、ロボット情報、金型情報に基
    づき相互に干渉が発生すると予想される工程を算出して
    ティーチング工程を設定すべく指示を与え、この設定さ
    れたティーチング工程にて実際の曲げ加工によるティー
    チングを行い、ついで、このティーチング工程で得られ
    た生成プログラムを前記加工プログラムに転送して修正
    し、この修正された加工プログラムに基づいて曲げ加工
    を行うことを特徴とする曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 曲げ加工情報に基づいて曲げ加工を行う
    曲げ加工機と、この曲げ加工機に対してワークを供給及
    び位置決めするロボットとを備えた曲げ加工システムに
    おいて、 製品形状情報、ワーク情報に基づき曲げ加工順、使用金
    型を決定する曲げ順・金型決定手段と、前記ロボットの
    動作を決定するロボット動作決定手段とを備えた自動プ
    ログラム決定手段を備え、 この自動プログラム決定手段により決定された加工プロ
    グラムに基づきシミュレーションを行うシミュレーショ
    ン実行手段を備え、 このシミュレーション実行手段によるシミュレーション
    実行段階においてワーク情報、ロボット情報、金型情報
    に基づき相互に干渉が発生すると予想される工程を算出
    し且つティーチング工程を設定すべく指示を与えるプロ
    グラムチェック工程生成手段を備え、 このプログラムチェック工程生成手段により選択された
    工程にて前記曲げ加工機によりティーチング工程を行う
    ティーチング工程生成手段を備えてなることを特徴とす
    る曲げ加工システム。
JP2000270510A 2000-09-06 2000-09-06 曲げ加工方法及び曲げ加工システム Expired - Fee Related JP4708541B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270510A JP4708541B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 曲げ加工方法及び曲げ加工システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270510A JP4708541B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 曲げ加工方法及び曲げ加工システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002082710A true JP2002082710A (ja) 2002-03-22
JP4708541B2 JP4708541B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=18756939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000270510A Expired - Fee Related JP4708541B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 曲げ加工方法及び曲げ加工システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4708541B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013128934A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Amada Co Ltd 確認システム及びその方法
JP2013193169A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Amada Co Ltd プログラム作成システム及びそのシミュレーションシステム並びにその方法
JP2014065059A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Amada Co Ltd 板金加工工程設計システム及びその方法
JP2014083542A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Amada Co Ltd 加工シミュレーション表現装置及びその方法
JP2020127974A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 トヨタ自動車株式会社 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム
JP2021005126A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 ファナック株式会社 プレス加工シミュレーション装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06238579A (ja) * 1993-02-17 1994-08-30 Amada Metrecs Co Ltd ロボットのプログラミング装置
JPH0716657A (ja) * 1993-06-30 1995-01-20 Amada Metrecs Co Ltd 曲げ加工機におけるワーク供給,搬出装置
JPH08323421A (ja) * 1995-05-31 1996-12-10 Amada Co Ltd 折曲げ加工方法及び折曲げ加工システム
JPH10133730A (ja) * 1996-10-30 1998-05-22 Asahi Sanac Kk ロボットの動作プログラム作成方法及びその作成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06238579A (ja) * 1993-02-17 1994-08-30 Amada Metrecs Co Ltd ロボットのプログラミング装置
JPH0716657A (ja) * 1993-06-30 1995-01-20 Amada Metrecs Co Ltd 曲げ加工機におけるワーク供給,搬出装置
JPH08323421A (ja) * 1995-05-31 1996-12-10 Amada Co Ltd 折曲げ加工方法及び折曲げ加工システム
JPH10133730A (ja) * 1996-10-30 1998-05-22 Asahi Sanac Kk ロボットの動作プログラム作成方法及びその作成装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013128934A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Amada Co Ltd 確認システム及びその方法
JP2013193169A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Amada Co Ltd プログラム作成システム及びそのシミュレーションシステム並びにその方法
JP2014065059A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Amada Co Ltd 板金加工工程設計システム及びその方法
JP2014083542A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Amada Co Ltd 加工シミュレーション表現装置及びその方法
JP2020127974A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 トヨタ自動車株式会社 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム
US11345028B2 (en) 2019-02-07 2022-05-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Grasping error correction method, grasping error correction apparatus, and grasping error correction program
JP7156067B2 (ja) 2019-02-07 2022-10-19 トヨタ自動車株式会社 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム
JP2021005126A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 ファナック株式会社 プレス加工シミュレーション装置
JP7316111B2 (ja) 2019-06-25 2023-07-27 ファナック株式会社 プレス加工シミュレーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4708541B2 (ja) 2011-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160257002A1 (en) Robot system having robot operated in synchronization with bending machine
JP4708541B2 (ja) 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
JP5622250B1 (ja) 較正機能付きワーク加工装置
JP6243591B2 (ja) プログラム作成システム及びそのシミュレーションシステム並びにその方法
JP2004082216A (ja) 曲げ加工方法およびその装置
JP5241330B2 (ja) ロボットによる曲げ加工装置及びその方法
JP4460119B2 (ja) 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
JP3730313B2 (ja) 折曲げ加工機による加工方法及びその方法を用いた折曲げ加工機
JP4460115B2 (ja) 曲げロボットの曲げ動作プログラムチェック方法
JP2000263135A (ja) 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
JPH08323421A (ja) 折曲げ加工方法及び折曲げ加工システム
WO2024154580A1 (ja) 自動計算装置、及び自動計算方法
JP2000254728A (ja) 曲げ加工機における金型取付方法及び曲げ加工システム
JP2003326316A (ja) 折曲げ加工装置及びその金型
JPH09155452A (ja) 板金加工機械の金型取付方法及び装置
JP2001259743A (ja) 曲げ加工装置及び曲げ加工装置を用いた曲げ加工方法
JP4430159B2 (ja) 板材加工機における原点位置決め方法及びその装置
JP2000015340A (ja) 曲げ加工方法及びその装置
JP3181394B2 (ja) 板金加工機の突き当て制御装置
JP4301651B2 (ja) 板材加工機における原点位置決め方法及びその装置
JP2001198626A (ja) 曲げ加工方法および曲げ加工装置
JP2003311542A (ja) ワイヤ放電加工機及び芯ずれ値算出方法
JPH08115118A (ja) ベンダのロボットハンドのゲージング方法及びゲージング装置
JP6138722B2 (ja) ワーク加工装置
JPH02197328A (ja) 箱状製品の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110317

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees