JP7156067B2 - 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム - Google Patents

把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7156067B2
JP7156067B2 JP2019020621A JP2019020621A JP7156067B2 JP 7156067 B2 JP7156067 B2 JP 7156067B2 JP 2019020621 A JP2019020621 A JP 2019020621A JP 2019020621 A JP2019020621 A JP 2019020621A JP 7156067 B2 JP7156067 B2 JP 7156067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gripping
error value
joint
workpiece
gripping error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019020621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020127974A (ja
Inventor
孝至 作井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2019020621A priority Critical patent/JP7156067B2/ja
Priority to US16/737,482 priority patent/US11345028B2/en
Publication of JP2020127974A publication Critical patent/JP2020127974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7156067B2 publication Critical patent/JP7156067B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1612Programme controls characterised by the hand, wrist, grip control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J18/00Arms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/02Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1679Programme controls characterised by the tasks executed
    • B25J9/1687Assembly, peg and hole, palletising, straight line, weaving pattern movement
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39476Orient hand relative to object
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39482Control position of center of grip
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39484Locate, reach and grasp, visual guided grasping
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39536Planning of hand motion, grasping

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Description

本発明は、把持誤差補正方法、装置、及び、プログラムに関する。
特許文献1は、右アームが保持するワークと、左アームが保持するワークを向かい合わせに接近させて互いに組み付ける技術を開示している。具体的には、組付けに際し、少なくとも何れか一方のワークの位置補正及び姿勢補正を行うとしている。
特開2014-176922号公報
ところで、ワークをロボットアームのハンドで把持させた場合、常にワークの同じ位置を誤差なく把持させることは実質的に不可能であり、少なからずの把持誤差が発生する。把持誤差は、3自由度の把持位置誤差と3自由度の把持姿勢誤差を含む。そして、ワークを加工等するに際しては、上記の把持誤差を可能な限り補正しておくことが求められる。また、ワークを加工等するに際しては、特に、当該加工における加工部位の位置精度が求められる。
本開示の目的は、把持誤差を解消するに際し、ワークの加工部位の位置決め精度向上する技術を提供することにある。
本開示の第1の観点によれば、多関節型アームのハンドでワークを把持し、前記ワークの加工部位を加工位置まで搬送するようにティーチングにより記憶した前記多関節型アームの動作を再生したときの、前記ハンドによる前記ワークの把持誤差値を補正する把持誤差補正方法であって、前記ハンドに把持された前記ワークの再生時における複数の部位の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記ワークの再生時における前記複数の部位の位置情報と、前記ワークのティーチング時における前記複数の部位の位置情報と、に基づいて前記把持誤差値を算出する把持誤差値算出ステップと、前記把持誤差値を補正するように前記多関節型アームの動作を制御するアーム制御ステップと、を含み、前記把持誤差値算出ステップでは、前記ワークの前記複数の部位のうち前記加工部位に最も近い部位としての加工近傍部位における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように、前記把持誤差値を算出する、把持誤差補正方法が提供される。以上の方法によれば、把持誤差を解消するに際し、ワークの加工部位の位置決め精度を向上することができる。
好ましくは、前記把持誤差値算出ステップでは、前記加工近傍部位の再生時における位置情報が、前記加工近傍部位のティーチング時における位置情報と一致するように、前記把持誤差値を算出する。以上の方法によれば、把持誤差を解消するに際し、ワークの加工部位の位置決め精度を更に向上することができる。
好ましくは、前記把持誤差値は、把持位置誤差値と把持姿勢誤差値を含み、前記把持誤差値算出ステップは、前記加工近傍部位の再生時における位置情報と、前記加工近傍部位のティーチング時の位置情報と、の間の差分を前記把持位置誤差値とする把持位置誤差値算出ステップと、前記加工近傍部位を姿勢補正時の回転の原点とする前記把持姿勢誤差値を、前記ワークの前記複数の部位のうち前記加工近傍部位を除く部位としての少なくとも1つの加工遠方部位の再生時における位置情報と、前記少なくとも1つの加工遠方部位のティーチング時の位置情報と、の差分に基づいて算出する把持姿勢誤差値算出ステップと、を含む。以上の方法によれば、把持誤差を解消するに際し、ワークの加工部位の位置決め精度を一層高いレベルで実現することができる。
好ましくは、前記ワークは、前記加工部位として、第1の加工部位と第2の加工部位を含み、前記多関節型アームが前記ワークの前記第1の加工部位及び前記第2の加工部位をこの記載順で順次前記加工位置まで搬送するようにティーチングするものとし、前記第1の加工部位を前記加工位置まで搬送するときは、前記把持誤差値算出ステップは、前記ワークの前記複数の部位のうち前記第1の加工部位に最も近い部位としての第1の加工近傍部位における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように、前記把持誤差値を算出し、前記第2の加工部位を前記加工位置まで搬送するときは、前記把持誤差値算出ステップは、前記ワークの前記複数の部位のうち前記第2の加工部位に最も近い部位としての第2の加工近傍部位における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように、前記把持誤差値を算出する。以上の方法によれば、加工部位毎に位置決め精度を高いレベルで実現することができる。
コンピュータに、上記の把持誤差補正方法を実行させるためのプログラムが提供される。
本開示の第2の観点によれば、多関節型アームのハンドでワークを把持し、前記ワークの加工部位を加工位置まで搬送するようにティーチングにより記憶した前記多関節型アームの動作を再生したときの、前記ハンドによる前記ワークの把持誤差値を補正する把持誤差補正装置であって、前記ハンドに把持された前記ワークの再生時における複数の部位の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記ワークの再生時における前記複数の部位の位置情報と、前記ワークのティーチング時における前記複数の部位の位置情報と、に基づいて前記把持誤差値を算出する把持誤差値算出部と、前記把持誤差値を補正するように前記多関節型アームの動作を制御するアーム制御部と、を含み、前記把持誤差値算出部は、前記ワークの前記複数の部位のうち前記加工部位に最も近い部位としての加工近傍部位における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように、前記把持誤差値を算出する、把持誤差補正装置が提供される。以上の構成によれば、把持誤差を解消するに際し、ワークの加工部位の位置決め精度を向上することができる。
本開示によれば、把持誤差を解消するに際し、ワークの加工部位の位置決め精度を向上することができる。
接合加工システム1の概略図である。 上側部品の平面図である。 下側部品の平面図である。 部品組立体の斜視図である。 左産業用ロボットの機能ブロック図である。 下側部品の把持誤差の現状を説明するための図である。 下側部品の把持誤差の捉え方を説明するための図である。 左産業用ロボットの制御フローである。 左産業用ロボットの制御フローである。
以下、図面を参照して、本開示の一実施形態を説明する。
図1には、本実施形態の接合加工システム1を示している。接合加工システム1は、下側部品2(ワーク)と上側部品3(ワーク)をレーザ接合により接合して部品組立体4を製造するシステムである。接合加工システム1は、部品製造システムの一具体例である。
本実施形態において、部品組立体4は、例えば、オイルパンの一部を構成するものである。下側部品2及び上側部品3は、何れも、例えば板厚が1ミリメートル程度の薄板鋼板をプレス加工することで形成されている。
図2には、上側部品3の平面図を示している。図2に示すように、上側部品3は、紙面奥に膨らみ出る膨出部5と、膨出部5の外周縁に沿って延びるフランジ部6と、を備えている。
図3には、下側部品2の平面図を示している。図3に示すように、下側部品2は、紙面手前に膨らみ出る膨出部7と、膨出部7の外周縁に沿って延びるフランジ部8と、を備えている。
図4には、部品組立体4の斜視図を示している。図4に示すように、部品組立体4は、上側部品3の膨出部5と、下側部品2の膨出部7と、が互いに離れる方向に膨らみ出るように上側部品3と下側部品2をレーザ接合して構成されている。レーザ接合は、上側部品3のフランジ部6と下側部品2のフランジ部8において実行される。
図2には、上側部品3のフランジ部6においてレーザ接合が実行される複数の接合部位9を示している。複数の接合部位9は、加工部位の一具体例である。複数の接合部位9は、第1接合部位9a、第2接合部位9b、第3接合部位9cを含む。
図3には、下側部品2のフランジ部8においてレーザ接合が実行される複数の接合部位10を示している。複数の接合部位10は、加工部位の一具体例である。複数の接合部位10は、第1接合部位10a、第2接合部位10b、第3接合部位10cを含む。
そして、上側部品3の第1接合部位9aと下側部品2の第1接合部位10aがレーザ接合により接合される。同様に、上側部品3の第2接合部位9bと下側部品2の第2接合部位10b、上側部品3の第3接合部位9cと下側部品2の第3接合部位10cが、それぞれレーザ接合により接合される。
図1に示すように、接合加工システム1は、下側部品2を搬送する左産業用ロボット11と、上側部品3を搬送する右産業用ロボット12と、を含む。左産業用ロボット11及び右産業用ロボット12は、ロボットの一具体例である。
左産業用ロボット11は、複数の下側部品2を収容する部品箱20から下側部品2を1つずつ把持して取り出し、レーザ接合装置15の真下まで搬送する。同様に、右産業用ロボット12は、複数の上側部品3を収容する部品箱21から上側部品3を1つずつ把持して取り出し、レーザ接合装置15の真下まで搬送する。
左産業用ロボット11は、多関節型アーム11aと、多関節型アーム11aの先端に取り付けられたエンドエフェクタとしてのハンド11bと、を備えている。同様に、右産業用ロボット12は、多関節型アーム12aと、多関節型アーム12aの先端に取り付けられたエンドエフェクタとしてのハンド12bと、を備えている。
また、接合加工システム1は、左産業用ロボット11によって搬送される下側部品2の三次元座標を測定する左三次元測定器13と、右産業用ロボット12によって搬送される上側部品3の三次元座標を測定する右三次元測定器14と、を含む。左三次元測定器13及び右三次元測定器14は、三次元座標測定器の一具体例であって、例えば、位相差検出方式、TOF方式、パターン投影を伴う三角測距方式などの各種の距離センサを用いることができる。
また、接合加工システム1は、レーザ接合装置15を含む。レーザ接合装置15は、加工装置の一具体例である。レーザ接合装置15は、レーザービームをワークに照射することでワーク同士を溶接する装置である。下側部品2と上側部品3がレーザ接合装置15によって互いに接合されるとき、下側部品2は左産業用ロボット11によって保持されており、上側部品3は右産業用ロボット12によって保持されている。
なお、加工装置として、レーザ接合装置15に代えて抵抗溶接装置やボルト締結装置、嵌合組み付け装置、接着剤による接合装置を用いてもよい。また、下側部品2及び上側部品3は、薄板鋼板をプレス加工したものに代えて、樹脂材料を射出成形したものであってもよいし、金属と樹脂を一体的に組み合わせた複合材料であってもよい。また、接合加工システム1では、下側部品2及び上側部品3を接合するとしているが、これに代えて、3つ以上の部品を接合するようにしてもよい。その場合は、3つ以上の部品が3つ以上の産業用ロボットによって搬送されることになる。
次に、図5を参照して、左産業用ロボット11を詳しく説明する。右産業用ロボット12の構成は、左産業用ロボット11の構成と同一であるから、その説明は省略する。図5に示すように、左産業用ロボット11は、ティーチングボックス30、ロボット制御装置31、ハンド駆動部32、アーム駆動部33を備えている。
ティーチングボックス30は、左産業用ロボット11の動作をロボット制御装置31に記憶させる際に、オペレータが左産業用ロボット11の動作を入力するための装置である。
ハンド駆動部32は、ロボット制御装置31からの制御信号に基づき、ハンド11bを駆動するものであって、例えば電気モータにより構成されている。
アーム駆動部33は、ロボット制御装置31からの制御信号に基づき、多関節型アーム11aを駆動するものであって、例えば電気モータにより構成されている。
ロボット制御装置31は、中央演算処理器としてのCPU31a(Central Processing Unit)と、読み書き自由のRAM31b(Random Access Memory)、読み出し専用のROM31c(Read Only Memory)を備えている。そして、CPU31aがROM31cに記憶されている制御プログラムを読み出して実行することで、制御プログラムは、CPU31aなどのハードウェアを、ティーチング動作記憶部40、ティーチング動作再生部41、測定制御部42、位置情報取得部43、把持誤差値算出部44として機能させる。
ティーチング動作記憶部40は、ティーチングボックス30により入力された左産業用ロボット11の動作を記憶する。ティーチング動作記憶部40には、ティーチングボックス30によって入力された左産業用ロボット11の動作が、例えば時系列的に左産業用ロボット11の各駆動部のパラメータとして記憶される。
ティーチング動作再生部41(アーム制御部)は、ハンド駆動部32及びアーム駆動部33に制御信号を出力するなどして、ティーチング動作記憶部40に記憶されている左産業用ロボット11の動作を再生する。
測定制御部42は、左三次元測定器13を制御する。
位置情報取得部43は、左三次元測定器13から出力された下側部品2の三次元座標データを取得し、この三次元座標データに基づいて、下側部品2のティーチング時及び再生時における複数の部位の位置情報を取得する。ここで、左三次元測定器13から出力される下側部品2の三次元座標データとは、下側部品2に投影された多数のパターンの空間に固定された座標系における三次元座標データである。また、下側部品2の複数の部位の位置情報は、例えば、左産業用ロボット11のハンド11bに固定された座標系における位置情報である。本実施形態では、左三次元測定器13の直下で下側部品2の位置及び姿勢を変更することで取得した下側部品2の複数の部位における三次元座標データをハンド11bに固定された座標系に変換して合成することで、下側部品2のティーチング時及び再生時における複数の部位の位置情報を取得するようにしている。
把持誤差値算出部44は、下側部品2の再生時における複数の部位の位置情報と、下側部品2のティーチング時における複数の部位の位置情報と、に基づいて把持誤差値を算出する。
ここで、図6及び図7を参照して、把持誤差について説明する。図6及び図7には、ハンド11bを空間に対して所定の位置及び姿勢としたときの下側部品2を示している。図6及び図7において実線で示す下側部品2は、ティーチング時における下側部品2を示し、二点鎖線で示す下側部品2は、再生時における下側部品2を示している。
さて、左産業用ロボット11のハンド11bが下側部品2を把持するに際し、把持誤差なるものが必然的に発生する。把持誤差は、ティーチングボックス30を用いて左産業用ロボット11の動作を記憶させたときにハンド11bが下側部品2を把持したときの把持位置と把持姿勢と、記録された左産業用ロボット11の動作をティーチング動作再生部41が再生したときにハンド11bが下側部品2を把持したときの把持位置と把持姿勢と、の間における誤差である。
即ち、左産業用ロボット11のハンド11bに下側部品2を把持させるに際し、一般的には、画像解析により下側部品2の形状を認識し、下側部品2の所定の把持部分をハンド11bが把持することになる。しかしながら、左産業用ロボット11のハンド11bが下側部品2の所定の把持部分を誤差なく把持することは現実的に不可能であり、把持するたびに無視できない把持誤差が発生し得る。把持位置の誤差は、一例として、例えば数マイクロメートルから数十マイクロメートルオーダーである。
そして、上記の把持誤差を内包したまま下側部品2をレーザ接合装置15の直下に搬送すると、接合部位9と接合部位10との高い接合精度が得られない。
そこで、把持誤差値算出部44は、下側部品2の再生時における複数の部位の位置情報と、下側部品2のティーチング時における複数の部位の位置情報と、に基づいて把持誤差値を算出するようにしている。把持誤差値は、把持位置誤差値と把持姿勢誤差値を含む。把持位置誤差値は、把持誤差値のうち位置に関する3自由度の誤差値である。把持姿勢誤差値は、把持誤差値のうち姿勢に関する3自由度の誤差値である。そして、ティーチング動作再生部41は、把持誤差値算出部44が算出した把持誤差値を補正するように多関節型アーム11aの動作を制御するようになっている。
図6には、位置情報取得部43によって位置情報が取得された下側部品2の複数の部位としての測定部位50を示している。図6に示される2つの下側部品2は、何れも、ハンド11bを空間座標系において所定の位置及び姿勢としたときにハンド11bに把持されたものである。実線はティーチング時における下側部品2を示し、二点鎖線は再生時における下側部品2を示している。複数の測定部位50は、測定部位50a、測定部位50b、測定部位50cを含む。また、再生時における測定部位50aとティーチング時における測定部位50aの二点間距離をδaとする。同様に、再生時における測定部位50bとティーチング時における測定部位50bの二点間距離をδbとする。同様に、再生時における測定部位50cとティーチング時における測定部位50cの二点間距離をδcとする。
ここで、把持誤差値は、δa、δb、δcが同時にゼロとなるように算出することが考えられる。しかしながら、下側部品2が薄板鋼板をプレス加工したものであるから、下側部品2には製造誤差が存在しており、δa、δb、δcを同時にゼロにするような把持誤差値は存在し得ない。下側部品2が他の方法により加工されたものであっても同様に下側部品2には製造誤差が存在しており、δa、δb、δcを同時にゼロにするような把持誤差値は存在し得ない。従って、δa、δb、δcを同時にゼロとすることに代えて、δa、δb、δcの二乗和が最小となるように把持誤差値を求めることが考えられる。具体的には、(δaの二乗)+(δbの二乗)+(δcの二乗)が最小となるように把持誤差値を求めることが考えられる。
しかしながら、上記の最小二乗法による算出方法を採用した場合、レーザ接合装置15の直下に第1接合部位9aを位置決めしたときに、最小二乗法において甘受した僅かな誤差が残存することになる。従って、下側部品2の第1接合部位9aと上側部品3の第1接合部位10aを高い精度で接合することができない。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、上記の最小二乗法を用いた把持誤差値の算出方法に代えて、把持誤差値算出部44は、例えば、第1接合部位9aが加工対象である場合は、測定部位50a、測定部位50b、測定部位50cのうち第1接合部位9aに最も近い測定部位である測定部位50aにおける把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消させるように把持誤差値を算出する。更に言えば、把持誤差値算出部44は、ハンド11bが空間座標系において所定の位置及び姿勢としたときの測定部位50aの再生時における位置情報が、ハンド11bが空間座標系において所定の位置及び姿勢としたときの測定部位50aのティーチング時の位置情報と一致するように、把持位置誤差値を算出する。
詳しくは、図5に示すように、把持誤差値算出部44は、把持位置誤差値算出部45と、把持姿勢誤差値算出部46と、を有している。
把持位置誤差値算出部45は、測定部位50aの再生時の位置情報と、測定部位50aのティーチング時の位置情報と、の間の差分を把持位置誤差値とすることで把持位置誤差値を算出する。また、把持姿勢誤差値算出部46は、測定部位50aを姿勢補正時の回転の原点とする把持姿勢誤差値を、測定部位50b及び測定部位50cの再生時の位置情報と、測定部位50b及び測定部位50cのティーチング時の位置情報と、の差分に基づいて算出する。具体的には、把持姿勢誤差値算出部46は、測定部位50bの再生時及びティーチング時の位置情報の差分の二乗と、測定部位50cの再生時及びティーチング時の位置情報の差分の二乗と、の和が最小となるように把持姿勢誤差値を算出してもよい。或いは、把持姿勢誤差値算出部46は、ティーチング時における測定部位50aと測定部位50b、測定部位50cによって定義される基準面と測定部位50bの再生時の位置情報との差分の二乗と、この基準面と測定部位50cの再生時の位置情報との差分の二乗と、の和が最小となるように、把持姿勢誤差値を算出するようにしてもよい。
このように、第1接合部位9aに最も近い測定部位50aにおける誤差を他の測定部位50b等における誤差よりも優先的に解消するように把持誤差値を算出することで、第1接合部位9aの高い位置決め精度が実現されるようになる。
次に、図8及び図9を参照して、ロボット制御装置31の動作を説明する。S100-S130は、ロボット制御装置31のティーチング時におけるフローである。S140-S260は、ロボット制御装置31の再生時におけるフローである。
(ティーチングフロー)
S100:
先ず、オペレータがティーチングボックス30を操作して、ハンド11bに下側部品2を把持させる。
S110:
次に、オペレータがティーチングボックス30を操作して、ハンド11bによって把持した下側部品2を左三次元測定器13の直下まで搬送し、下側部品2の姿勢を左三次元測定器13の測定空間内で変更することで、左三次元測定器13に、下側部品2の複数の測定部位50を測定させる。
S120:
次に、位置情報取得部43は、左三次元測定器13から下側部品2の複数の測定部位50の位置情報を取得し、RAM31bに記憶させる。
S130:
次に、オペレータがティーチングボックス30を操作して、下側部品2を搬送し、下側部品2の第1接合部位9aをレーザ接合装置15の直下に位置決めし、次に、第2接合部位9bをレーザ接合装置15の直下に位置決めし、そして、第3接合部位9cをレーザ接合装置15の直下に位置決めする。ティーチングボックス30によって入力された左産業用ロボット11の一連の動作は、RAM31bに記憶される。
(再生フロー)
S140:
次に、ティーチング動作再生部41は、RAM31bに記憶されている左産業用ロボット11の一連の動作を再生する。具体的には、ティーチング動作再生部41は、ハンド11bに下側部品2を把持させる。
S150:
次に、ティーチング動作再生部41は、ハンド11bによって把持した下側部品2を左三次元測定器13の直下まで搬送し、下側部品2の姿勢を左三次元測定器13の測定空間内で変更することで、左三次元測定器13に、下側部品2の複数の測定部位50を測定させる。
S160:
次に、位置情報取得部43は、左三次元測定器13から下側部品2の複数の測定部位50の位置情報を取得し、RAM31bに記憶させる。
以下、S170からS210は第1接合部位9aをレーザ溶接する際のフローであり、S220からS260は第2接合部位9bをレーザ溶接する際のフローである。
S170:
把持誤差値算出部44は、第1接合部位9aに最も近い測定部位として測定部位50aを特定する。
そして、把持誤差値算出部44は、測定部位50aにおける把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように把持誤差値を算出する。具体的には、S180及びS190の通りである。
S180:
把持位置誤差値算出部45は、測定部位50aの再生時の位置情報と、測定部位50aのティーチング時の位置情報と、の間の差分を把持位置誤差値とすることで把持位置誤差値を算出する。
S190:
把持姿勢誤差値算出部46は、測定部位50aを姿勢補正時の回転の原点とする把持姿勢誤差値を、下側部品2の複数の測定部位50のうち測定部位50aを除く部位としての測定部位50b及び測定部位50cの再生時の位置情報と、測定部位50b及び測定部位50cのティーチング時の位置情報と、の差分に基づいて算出する。
S200:
そして、ティーチング動作再生部41は、算出された把持誤差値を補正するように多関節型アーム11aの動作を制御して、下側部品2を搬送して、下側部品2の第1接合部位9aをレーザ接合装置15の直下に位置決めする。
S210:
ティーチング動作再生部41は、第1接合部位9aにおける接合が完了したか判定する。第1接合部位9aにおける接合がまだ完了していないと判定した場合は(S210:NO)、ティーチング動作再生部41は、完了するまで待機する。第1接合部位9aにおける接合が完了したと判定した場合は(S210:YES)、ティーチング動作再生部41は、処理をS220に進める。
S220:
把持誤差値算出部44は、第2接合部位9bに最も近い測定部位として測定部位50bを特定する。
そして、把持誤差値算出部44は、測定部位50bにおける把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように把持誤差値を算出する。具体的には、S230及びS240の通りである。
S230:
把持位置誤差値算出部45は、測定部位50bの再生時の位置情報と、測定部位50bのティーチング時の位置情報と、の間の差分を把持位置誤差値とすることで把持位置誤差値を算出する。
S240:
把持姿勢誤差値算出部46は、測定部位50bを姿勢補正時の回転の原点とする把持姿勢誤差値を、下側部品2の複数の測定部位50のうち測定部位50bを除く部位としての測定部位50a及び測定部位50cの再生時の位置情報と、測定部位50a及び測定部位50cのティーチング時の位置情報と、の差分に基づいて算出する。
S250:
そして、ティーチング動作再生部41は、算出された把持誤差値を補正するように多関節型アーム11aの動作を制御して、下側部品2を搬送して、下側部品2の第2接合部位9bをレーザ接合装置15の直下に位置決めする。
S260:
ティーチング動作再生部41は、第2接合部位9bにおける接合が完了したか判定する。第2接合部位9bにおける接合がまだ完了していないと判定した場合は(S260:NO)、ティーチング動作再生部41は、完了するまで待機する。第2接合部位9bにおける接合が完了したと判定した場合は(S260:YES)、ティーチング動作再生部41は、処理を終了する。
なお、第3接合部位9cを接合する際のフローは、第2接合部位9bを接合する際のフローと同様に着目する測定部位等を適宜入れ替えたものとなるから、その説明は割愛する。
以上に、本開示の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は、以下の特徴を有する。
把持誤差補正方法は、多関節型アーム11aのハンド11bで下側部品2(ワーク)を把持し、下側部品2の接合部位9(加工部位)を加工位置まで搬送するようにティーチングにより記憶した多関節型アーム11aの動作を再生したときの、ハンド11bによる下側部品2の把持誤差値を補正する方法である。この方法は、以下のステップを含む。
S160:ハンド11bに把持された下側部品2の再生時における複数の部位の位置情報を取得する位置情報取得ステップ。
S180及びS190:下側部品2の再生時における複数の部位の位置情報と、下側部品2のティーチング時における複数の部位の位置情報と、に基づいて把持誤差値を算出する把持誤差値算出ステップ。
S200:把持誤差値を補正するように多関節型アーム11aの動作を制御するアーム制御ステップ。
そして、把持誤差値算出ステップ(S180及びS190)では、下側部品2の複数の部位のうち加工部位に最も近い部位としての加工近傍部位における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように把持誤差値を算出する。以上の方法によれば、把持誤差を解消するに際し、下側部品2の加工部位の位置決め精度を向上することができる。
また、把持誤差値算出ステップ(S180及びS190)では、加工近傍部位の再生時における位置情報が、加工近傍部位のティーチング時における位置情報と一致するように把持誤差値を算出する。以上の方法によれば、把持誤差を解消するに際し、下側部品2の加工部位の位置決め精度を更に向上することができる。
また、把持誤差値は、把持位置誤差値と把持姿勢誤差値を含む。把持誤差値算出ステップ(S180及びS190)は、以下のステップを含む。
S180:加工近傍部位の再生時における位置情報と、加工近傍部位のティーチング時の位置情報と、の間の差分を把持位置誤差値とする把持位置誤差値算出ステップ。
S190:加工近傍部位を姿勢補正時の回転の原点とする把持姿勢誤差値を、下側部品2の複数の部位のうち加工近傍部位を除く部位としての少なくとも1つの加工遠方部位の再生時における位置情報と、少なくとも1つの加工遠方部位のティーチング時の位置情報と、の差分に基づいて算出する把持姿勢誤差値算出ステップ。
以上の方法によれば、把持誤差を解消するに際し、ワークの加工部位の位置決め精度を一層高いレベルで実現することができる。
また、下側部品2は、加工部位として、第1接合部位9a(第1の加工部位)と第2接合部位9b(第2の加工部位)を含む。多関節型アーム11aが下側部品2の第1接合部位9a及び第2接合部位9bをこの記載順で順次レーザ接合装置15の直下(加工位置)まで搬送するようにティーチングするものとする。
そして、第1接合部位9aをレーザ接合装置15の直下まで搬送するとき(S200)は、把持誤差値算出ステップ(S180及びS190)は、下側部品2の複数の測定部位50のうち第1接合部位9aに最も近い部位としての測定部位50a(第1の加工近傍部位)における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように把持誤差値を算出する。これに対し、第2接合部位9bをレーザ接合装置15の直下まで搬送するときは(S250)、把持誤差値算出ステップ(S180及びS190)は、下側部品2の複数の測定部位50のうち第2接合部位9bに最も近い部位としての測定部位50b(第2の加工近傍部位)における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように把持誤差値を算出する。以上の方法によれば、加工部位毎に位置決め精度を高いレベルで実現することができる。
また、ロボット制御装置31(把持誤差補正装置)は、多関節型アーム11aのハンド11bで下側部品2を把持し、下側部品2の接合部位9をレーザ接合装置15の直下まで搬送するようにティーチングにより記憶した多関節型アーム11aの動作を再生したときの、ハンド11bによる下側部品2の把持誤差値を補正する装置である。ロボット制御装置31は、位置情報取得部43、把持誤差値算出部44、ティーチング動作再生部41を備える。
位置情報取得部43は、ハンド11bに把持された下側部品2の再生時における複数の測定部位50の位置情報を取得する。把持誤差値算出部44は、下側部品2の再生時における複数の測定部位50の位置情報と、下側部品2のティーチング時における複数の測定部位50の位置情報と、に基づいて把持誤差値を算出する。ティーチング動作再生部41(アーム制御部)は、把持誤差値を補正するように多関節型アーム11aの動作を制御する。
そして、把持誤差値算出部44は、下側部品2の複数の測定部位50のうち第1接合部位9aに最も近い部位としての測定部位50aにおける把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように把持誤差値を算出する。以上の構成によれば、把持誤差を解消するに際し、下側部品2の第1接合部位9aの位置決め精度を向上することができる。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、更に、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROMを含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、更に、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 接合加工システム
2 下側部品
3 上側部品
4 部品組立体
5 膨出部
6 フランジ部
7 膨出部
8 フランジ部
9 接合部位
9a 第1接合部位
9b 第2接合部位
9c 第3接合部位
10 接合部位
10a 第1接合部位
10b 第2接合部位
10c 第3接合部位
11 左産業用ロボット
11a 多関節型アーム
11b ハンド
12 右産業用ロボット
12a 多関節型アーム
12b ハンド
13 左三次元測定器
14 右三次元測定器
15 レーザ接合装置
20 部品箱
21 部品箱
30 ティーチングボックス
31 ロボット制御装置
32 ハンド駆動部
33 アーム駆動部
40 ティーチング動作記憶部
41 ティーチング動作再生部
42 測定制御部
43 位置情報取得部
44 把持誤差値算出部
45 把持位置誤差値算出部
46 把持姿勢誤差値算出部
50 測定部位
50a 測定部位
50b 測定部位
50c 測定部位

Claims (5)

  1. 多関節型アームのハンドでワークを把持し、前記ワークの接合部位接合位置まで搬送するようにティーチングにより記憶した前記多関節型アームの動作を再生したときの、前記ハンドによる前記ワークの把持誤差値を補正する把持誤差補正方法であって、
    前記ハンドに把持された前記ワークの再生時における複数の部位の位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記ワークの再生時における前記複数の部位の位置情報と、前記ワークのティーチング時における前記複数の部位の位置情報と、に基づいて前記把持誤差値を算出する把持誤差値算出ステップと、
    前記把持誤差値を補正するように前記多関節型アームの動作を制御するアーム制御ステップと、
    を含み、
    前記ワークは、前記接合部位として、第1の接合部位と第2の接合部位を含み、
    前記多関節型アームが前記ワークの前記第1の接合部位及び前記第2の接合部位をこの記載順で順次対応する接合位置まで搬送するようにティーチングするものとし、
    前記第1の接合部位を対応する接合位置まで搬送するときは、前記把持誤差値算出ステップでは、前記ワークの前記複数の部位のうち前記第1の接合部位に最も近い部位としての第1の接合近傍部位における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように、前記把持誤差値を算出し、
    前記第1の接合部位の接合が完了した後であって前記第2の接合部位を対応する接合位置まで搬送するときは、前記把持誤差値算出ステップでは、前記ワークの前記複数の部位のうち前記第2の接合部位に最も近い部位としての第2の接合近傍部位における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように、前記把持誤差値を算出する、
    把持誤差補正方法。
  2. 請求項1に記載の把持誤差補正方法であって、
    前記把持誤差値算出ステップでは、前記接合近傍部位の再生時における位置情報が、前記接合近傍部位のティーチング時における位置情報と一致するように、前記把持誤差値を算出する、
    把持誤差補正方法。
  3. 請求項1又は2に記載の把持誤差補正方法であって、
    前記把持誤差値は、把持位置誤差値と把持姿勢誤差値を含み、
    前記把持誤差値算出ステップは、
    前記接合近傍部位の再生時における位置情報と、前記接合近傍部位のティーチング時の位置情報と、の間の差分を前記把持位置誤差値とする把持位置誤差値算出ステップと、
    前記接合近傍部位を姿勢補正時の回転の原点とする前記把持姿勢誤差値を、前記ワークの前記複数の部位のうち前記接合近傍部位を除く部位としての少なくとも1つの接合遠方部位の再生時における位置情報と、前記少なくとも1つの接合遠方部位のティーチング時の位置情報と、の差分に基づいて算出する把持姿勢誤差値算出ステップと、
    を含む、
    把持誤差補正方法。
  4. コンピュータに、請求項1から3までの何れか1項に記載の把持誤差補正方法を実行させるためのプログラム。
  5. 多関節型アームのハンドでワークを把持し、前記ワークの接合部位接合位置まで搬送するようにティーチングにより記憶した前記多関節型アームの動作を再生したときの、前記ハンドによる前記ワークの把持誤差値を補正する把持誤差補正装置であって、
    前記ハンドに把持された前記ワークの再生時における複数の部位の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記ワークの再生時における前記複数の部位の位置情報と、前記ワークのティーチング時における前記複数の部位の位置情報と、に基づいて前記把持誤差値を算出する把持誤差値算出部と、
    前記把持誤差値を補正するように前記多関節型アームの動作を制御するアーム制御部と、
    を含み、
    前記ワークは、前記接合部位として、第1の接合部位と第2の接合部位を含み、
    前記多関節型アームが前記ワークの前記第1の接合部位及び前記第2の接合部位をこの記載順で順次対応する接合位置まで搬送するようにティーチングするものとし、
    前記第1の接合部位を対応する接合位置まで搬送するときは、前記把持誤差値算出部は、前記ワークの前記複数の部位のうち前記第1の接合部位に最も近い部位としての第1の接合近傍部位における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように、前記把持誤差値を算出し、
    前記第1の接合部位の接合が完了した後であって前記第2の接合部位を対応する接合位置まで搬送するときは、前記把持誤差値算出部は、前記ワークの前記複数の部位のうち前記第2の接合部位に最も近い部位としての第2の接合近傍部位における把持誤差が他の部位における把持誤差よりも優先的に解消されるように、前記把持誤差値を算出する、
    把持誤差補正装置。
JP2019020621A 2019-02-07 2019-02-07 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム Active JP7156067B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019020621A JP7156067B2 (ja) 2019-02-07 2019-02-07 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム
US16/737,482 US11345028B2 (en) 2019-02-07 2020-01-08 Grasping error correction method, grasping error correction apparatus, and grasping error correction program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019020621A JP7156067B2 (ja) 2019-02-07 2019-02-07 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020127974A JP2020127974A (ja) 2020-08-27
JP7156067B2 true JP7156067B2 (ja) 2022-10-19

Family

ID=71946557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019020621A Active JP7156067B2 (ja) 2019-02-07 2019-02-07 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11345028B2 (ja)
JP (1) JP7156067B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11407111B2 (en) * 2018-06-27 2022-08-09 Abb Schweiz Ag Method and system to generate a 3D model for a robot scene

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082710A (ja) 2000-09-06 2002-03-22 Amada Co Ltd 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
JP2003326486A (ja) 2001-06-20 2003-11-18 Amada Co Ltd ワーク位置決め装置
JP2007072845A (ja) 2005-09-08 2007-03-22 Denso Corp 加工装置
JP2014104530A (ja) 2012-11-27 2014-06-09 Canon Inc ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法
US20160243704A1 (en) 2013-10-25 2016-08-25 Aleksandar Vakanski Image-based trajectory robot programming planning approach
CN107433586A (zh) 2016-05-26 2017-12-05 财团法人精密机械研究发展中心 检测模块、其定位修正方法及具有其的多轴移动载具装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6048279A (ja) * 1983-08-29 1985-03-15 株式会社ダイフク マニピュレ−タによる搬送方法
JP2862872B2 (ja) * 1987-12-15 1999-03-03 株式会社 アマダ 折曲げ加工装置に対して板材の供給位置決めを行う産業用ロボットの制御方法
JP3256393B2 (ja) * 1994-11-07 2002-02-12 東洋鋼鈑株式会社 板材加工機−ロボットシステムにおける位置決め方法および装置
JP3405509B2 (ja) * 1997-07-22 2003-05-12 トヨタ自動車株式会社 シーム溶接方法
EP0995542B1 (en) * 1998-10-19 2005-04-06 Yamazaki Mazak Kabushiki Kaisha Carrier unit for workpiece sucking and holding means
TW419408B (en) * 1998-12-25 2001-01-21 Yamazaki Mazak Corp Part classification device
US6662067B1 (en) * 2000-10-07 2003-12-09 Ford Motor Company Method of optimizing part transfer motion
JP2009091129A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Denso Corp ワーク把持具及びワーク把持具を用いたワーク搬送装置
JP2014176922A (ja) 2013-03-14 2014-09-25 Yaskawa Electric Corp ロボットシステムおよび被加工物の製造方法
JP7145851B2 (ja) * 2017-06-13 2022-10-03 川崎重工業株式会社 作業システム
JP6535066B2 (ja) * 2017-11-09 2019-06-26 株式会社アマダホールディングス 製品取り出し装置,製品搬出装置,及び製品取り出し方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082710A (ja) 2000-09-06 2002-03-22 Amada Co Ltd 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
JP2003326486A (ja) 2001-06-20 2003-11-18 Amada Co Ltd ワーク位置決め装置
JP2007072845A (ja) 2005-09-08 2007-03-22 Denso Corp 加工装置
JP2014104530A (ja) 2012-11-27 2014-06-09 Canon Inc ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法
US20160243704A1 (en) 2013-10-25 2016-08-25 Aleksandar Vakanski Image-based trajectory robot programming planning approach
CN107433586A (zh) 2016-05-26 2017-12-05 财团法人精密机械研究发展中心 检测模块、其定位修正方法及具有其的多轴移动载具装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20200254611A1 (en) 2020-08-13
US11345028B2 (en) 2022-05-31
JP2020127974A (ja) 2020-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2515228C (en) Control system using working robot, and work processing method using this system
Kah et al. Robotic arc welding sensors and programming in industrial applications
JP4271232B2 (ja) ロボットのオフラインプログラミングを実行するための装置、方法、プログラム及び記録媒体
JP5981143B2 (ja) ロボットツールの制御方法
JP4235214B2 (ja) ロボットプログラムを作成するための装置、プログラム、記録媒体及び方法
JP4087841B2 (ja) ロボット制御装置
JP6466661B2 (ja) ロボットの教示点変換方法、装置、及びロボットセル
US10394216B2 (en) Method and system for correcting a processing path of a robot-guided tool
JP2010142910A (ja) ロボットシステム
US10768607B2 (en) Machining device and correction value determination method
JP7156067B2 (ja) 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム
US11247288B2 (en) Welding position detection device, welding position detection method, and welding robot system
KR20190121334A (ko) 용접 패스 정보의 취득 방법 및 용접 로봇 시스템
JP2014075050A (ja) 加工システム、及びその加工方法
JP2011224710A (ja) 作業マニピュレータのセンシング動作生成方法及びセンシング動作生成装置
CN116100549A (zh) 机器人加工轨迹设计方法、控制装置及介质
JP2020019126A (ja) 自動バリ取りおよび/またはエッジ仕上げ装置、ならびにバリ取りおよび/またはエッジ仕上げの自動化方法
WO2018109828A1 (ja) 作業ロボットの目的位置補正方法
JP3171509B2 (ja) ロボットへの教示方法
Chalus et al. 3D robotic welding with a laser profile scanner
JPH07182016A (ja) ロボットの加工経路補正方法
Loukas Holistic and adaptive robotic welding
JPS6039207A (ja) 産業用ロボツトの自動教示方法
Bjørhovde Performance Testing Real-Time Robot Communication for a Constraint-Based Robotic Welding System
CN117182404A (zh) 焊接角度校正设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220919

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7156067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151