JP3405509B2 - シーム溶接方法 - Google Patents

シーム溶接方法

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JP3405509B2 JP19581697A JP19581697A JP3405509B2 JP 3405509 B2 JP3405509 B2 JP 3405509B2 JP 19581697 A JP19581697 A JP 19581697A JP 19581697 A JP19581697 A JP 19581697A JP 3405509 B2 JP3405509 B2 JP 3405509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシーム溶接方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的なシーム溶接方法では、下部ロー
ラ電極を回動可能に固定するとともに、下部ローラ電極
と対をなし、上部シリンダにより付勢される上部ローラ
電極で被溶接物に上方から加圧力を付与して被溶接物を
挟み、かつ両ローラ電極を回転させつつ、両ローラ電極
間に溶接電流を通電することにより、被溶接物の連続的
な溶接を行う。この際、ピンカムシーム溶接方法では、
ワーク固定台で被溶接物を固定し、ワーク固定台を両ロ
ーラ電極の駆動力により移動させる。
【0003】また、この間、両ローラ電極に被溶接物の
一部が膜として付着したり、両ローラ電極自身が消耗し
たりし、初期条件のままでは所望のナゲットを形成しに
くくなることから、両ローラ電極をバイトにより径方向
に切削することもなされている。こうして切削した両ロ
ーラ電極は径が小さくなっている一方、ピンカムシーム
溶接方法においては、被溶接物がワーク固定台に固定さ
れて高さが不変であるため、極度に両ローラ電極の縮径
が行われた場合には、下部ローラ電極が被溶接物と当接
せず、両ローラ電極で被溶接物を挟持し得ないこととな
る。このため、従来のピンカムシーム溶接方法では、手
動のジャッキにより下部ローラ電極を持ち上げ、この縮
径量を吸収することとしている。なお、上部ローラ電極
は上部シリンダにより大きく下降されることでこの縮径
量を吸収する。こうして、再度両ローラ電極で被溶接物
に加圧力を付与して被溶接物を挟むこととしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のシ
ーム溶接方法では、両ローラ電極の切削を常時行い、こ
れがために両ローラ電極の径は常に縮径されているにも
かかわらず、両ローラ電極の縮径量の吸収は、不定期か
つ単発的にそれも手動でジャッキを動かすことにより行
っている。このため、作業者が溶接後の製品をチェック
し、離れや割れのある不良品が生じた後に下部ローラ電
極の持ち上げを行うこととしても、既に不良品を量産し
ていることとなり、優れた溶接品質の製品を安定して得
られない。
【0005】特に、一般的な鉄鋼材料を被溶接物として
いる場合には、長年の経験から読み取るべき基準も確立
しているため、溶接条件の把握は、十分ではないもの
の、一応満足し得る程度に可能であろうと考えられる
が、近年のニーズ、シーズの多様化等から、例えばアル
ミ系合金、チタン系合金等の鉄鋼材料とは異なる金属か
らなる被溶接物を溶接せんとする場合には、かかる不良
品を生じやすい。
【0006】本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされ
たものであって、優れた溶接品質の製品を安定して得ら
れるシーム溶接方法を提供することを解決すべき課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のシーム溶接方
法は、保持手段により被溶接物を保持し、加圧手段によ
り付勢され、バイトにより径方向に切削される一対のロ
ーラ電極で該被溶接物に加圧力を付与して該被溶接物を
挟み、かつ該両ローラ電極を回転させつつ、該両ローラ
電極間に溶接電流を通電することにより、該被溶接物の
連続的な溶接を行うシーム溶接方法において、前記保持
手段として教示により移動するロボットのハンドを採用
し、前記両ローラ電極の径又は前記バイトの移動量を
記バイトを移動させるサーボモータからの入力信号に基
づき検出し、その結果に応じて該両ローラ電極が前記被
溶接物を挟持すべく該ハンドの位置を教示補正すること
を特徴とする。
【0008】このシーム溶接方法では、教示により移動
するロボットのハンドで被溶接物を浮動保持し、被溶接
物をハンドの駆動力及び両ローラ電極の駆動力により移
動させる。そして、バイトにより切削された両ローラ電
極の径又は両ローラ電極を切削するバイトの移動量を
記バイトを移動させるサーボモータからの入力信号に基
づき検出し、その結果に応じてハンドの位置を挟持補正
する。こうして、両ローラ電極の縮径量を吸収し、被溶
接物が確実に両ローラ電極に挟持される。また、請求項
2のシーム溶接方法は、さらに、前記ハンドの位置を教
示補正した後の前記両ローラ電極による前記被溶接物の
挟持状態をセンサにより確認することを特徴とする。
【0009】したがって、このシーム溶接方法によれ
ば、作業者が溶接後の製品をチェックしなくとも、不良
品が生じず、優れた溶接品質の製品を安定して得られ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、請求項1の発明を具体化し
た実施形態を図面を参照しつつ説明する。実施形態のロ
ボットシーム溶接装置では、図1に示すように、ロボッ
トRの保持手段としてのハンド1の下方の爪部に上面を
水平にしてワーク固定台2が固定され、ハンド1の上方
の爪部には下方にロッドを延出可能なクランプエアーシ
リンダ3が固定され、クランプエアーシリンダ3のロッ
ドの下端には上部ワーク固定台4が取り付けられてい
る。クランプエアーシリンダ3は図示しない制御弁を介
して図示しないエアーポンプに接続されている。こうし
て、被溶接物Wはワーク固定台2と上部ワーク固定台4
とにより挟持されている。
【0011】また、溶接機本体5では基台6にフレーム
7が固定され、フレーム7には上下一対のブラケット
8、9がロボットRのハンド1側に突設されている。上
部ブラケット8には上部ロードセル10を介して下方に
ロッドを延出可能な加圧用上部エアーシリンダ11が固
定され、加圧用上部エアーシリンダ11のロッドには上
部電極用ギアボックス12が取り付けられている。この
加圧用上部エアーシリンダ11が加圧手段を構成してお
り、これは図2に示す制御弁30を介して図示しないエ
アーポンプに接続されている。また、図1に示すよう
に、下部ブラケット9には下部ロードセル13を介して
下部電極用ギアボックス14が固定されている。
【0012】また、フレーム7の背面にはAC3極サー
ボモータ15、16が固定されており、サーボモータ1
5の駆動軸は揺動可能なドライブシャフト17と接続さ
れ、サーボモータ16の駆動軸は揺動可能なドライブシ
ャフト18と接続されている。ドライブシャフト17、
18はそれぞれ上部電極用ギアボックス12及び下部電
極用ギアボックス14に接続され、上部電極用ギアボッ
クス12及び下部電極用ギアボックス14にはそれぞれ
ドライブシャフト17、18により駆動可能に上部ロー
ラ電極19及び下部ローラ電極20が設けられている。
また、ドライブシャフト17、18には図示しないスリ
ットをもつロータ21、22が固定されており、ロータ
21、22には光センサ23、24が対面されている。
【0013】さらに、上部ブラケット8のハンド1側に
は下方にロッドを延出可能なサーボモータ25が固定さ
れ、サーボモータ25のロッドには上部ローラ電極19
と当接可能にバイト26が取り付けられている。また、
下部ブラケット9のハンド1側にも上方にロッドを延出
可能なサーボモータ27が固定され、サーボモータ27
のロッドには下部ローラ電極20と当接可能にバイト2
8が取り付けられている。さらに、フレーム7における
上部ブラケット8と下部ブラケット9との間には被溶接
物Wと対面してセンサ29が設けられている。
【0014】そして、図2に示すように、サーボモータ
25、27、センサ29、光センサ23、24、上部及
び下部ロードセル10、13並びに制御弁30はコント
ローラ31を介してコンピュータ32と接続され、コン
ピュータ32はロボットRに接続されている。なお、上
部及び下部ローラ電極19、20に接続される図示しな
い溶接電源もコンピュータ32と接続されている。
【0015】上記のように構成されたシーム溶接装置に
より、プレス成形した2枚のアルミめっき鋼板からなる
被溶接物Wについて溶接することとしている。この際、
コンピュータ32は、図3に示す処理を行う。まず、ス
テップ100において初期設定を行う。そして、ステッ
プ101においてサーボモータ25、27のエンコーダ
等からの入力信号を受ける。この間、サーボモータ2
5、27は設定長さづつバイト26、28を上部及び下
部ローラ電極19、20側に押し出すため、上部及び下
部ローラ電極19、20は切削され、常に縮径される。
このため、ステップ102では、サーボモータ25、2
7からの入力信号に基づいて上部及び下部ローラ電極1
9、20の径を算出する。そして、ステップ103で
は、下部ローラ電極20に被溶接物Wが当接するように
ロボットRのハンド1の教示補正を行う。こうして、上
部及び下部ローラ電極19、20の縮径量を吸収し、被
溶接物Wが確実に上部及び下部ローラ電極19、20に
挟持される。この状態をステップ104においてセンサ
29からの入力信号により確認する。引き続きステップ
105で溶接を継続する。この間、上部及び下部ローラ
電極19、20の縮径量に応じて制御弁30が作動し、
上部エアーシリンダ11がロッドを下方に延出する。ま
た、上部及び下部ロードセル10、13の入力信号で加
圧力を設定値に維持する。さらに、光センサ23、24
の入力信号で上部及び下部ローラ電極19、20の駆動
速度を設定値に維持する。そして、リターンする。
【0016】したがって、このシーム溶接方法によれ
ば、作業者が溶接後の製品をチェックしなくとも、不良
品が生じず、優れた溶接品質のガソリンタンクを安定し
て得られる。なお、上記実施形態ではサーボモータ2
5、27からの入力信号により上部及び下部ローラ電極
19、20の径を検出する方法を採用したが、サーボモ
ータ25、27からの入力信号によりバイト26、28
の移動量を検出し、この検出量に応じてハンド1の教示
補正をすることもできる。この場合、バイト26、28
の移動量は上部及び下部ローラ電極19、20が切削さ
れた量に相当する。
【0017】また、上記実施形態では下部ローラ電極2
0が上下動不能なものであるため、下部ローラ電極20
に被溶接物Wが当接するようにハンド1を教示補正した
が、下部ローラ電極20も上部ローラ電極19と同様に
上下動可能なものであれば、上部ローラ電極19と下部
ローラ電極20との中間に被溶接物Wが位置するように
ハンド1を教示補正することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係り、ロボットシーム溶接装置の模
式側面図である。
【図2】実施形態に係り、サーボモータ等のブロック構
成図である。
【図3】実施形態に係り、コンピュータの処理の一部を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
R…ロボット 1…ハンド(保持手段) W…被溶接物 11…加圧用上部エアーシリンダ(加圧手段) 26、28…バイト 19、20…ローラ電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 11/06 B23K 11/11 B23K 11/24 B23K 11/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持手段により被溶接物を保持し、加圧手
    段により付勢され、バイトにより径方向に切削される一
    対のローラ電極で該被溶接物に加圧力を付与して該被溶
    接物を挟み、かつ該両ローラ電極を回転させつつ、該両
    ローラ電極間に溶接電流を通電することにより、該被溶
    接物の連続的な溶接を行うシーム溶接方法において、 前記保持手段として教示により移動するロボットのハン
    ドを採用し、前記両ローラ電極の径又は前記バイトの移
    動量を前記バイトを移動させるサーボモータからの入力
    信号に基づき検出し、その結果に応じて該両ローラ電極
    が前記被溶接物を挟持すべく該ハンドの位置を教示補正
    することを特徴とするシーム溶接方法。
  2. 【請求項2】さらに、前記ハンドの位置を教示補正した
    後の前記両ローラ電極による前記被溶接物の挟持状態を
    センサにより確認することを特徴とする請求項1記載の
    シーム溶接方法。
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JP7156067B2 (ja) * 2019-02-07 2022-10-19 トヨタ自動車株式会社 把持誤差補正方法、装置、及び、プログラム

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