JP2007167895A - シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステム及びシーム溶接方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現する。
【解決手段】シーム溶接装置2は、二つのローラ電極25,27と、二つのローラ電極25,27に通電する電源3と、二つのローラ電極25,27に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御手段66と、一方のローラ電極25を他方のローラ電極27に向けて加圧する加圧手段24と、通電制御手段66による電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のONに同期させて加圧手段24による一方のローラ電極25の加圧力を増加させるとともに、通電制御手段66による電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のOFFに同期させて加圧手段24による一方のローラ電極25の増加させた加圧力を減少させる加圧制御手段43cと、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】シーム溶接装置2は、二つのローラ電極25,27と、二つのローラ電極25,27に通電する電源3と、二つのローラ電極25,27に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御手段66と、一方のローラ電極25を他方のローラ電極27に向けて加圧する加圧手段24と、通電制御手段66による電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のONに同期させて加圧手段24による一方のローラ電極25の加圧力を増加させるとともに、通電制御手段66による電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のOFFに同期させて加圧手段24による一方のローラ電極25の増加させた加圧力を減少させる加圧制御手段43cと、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステム及びシーム溶接方法に関する。
従来、二つのローラ電極により二枚の金属板を挟み込んで加圧した状態で、当該ローラ電極に通電するとともにローラ電極を回転させることにより、二枚の金属板を接合するシーム溶接が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−290249号公報
ところで、金属製の燃料タンクのように、曲線状に溶接を行う場合、ワーク(金属板)を二つのローラ電極で挟んだ状態で当該ローラ電極をカーブを描いて進行させる必要がある。この場合、ワークへの加圧力が大きい場合には、加圧によるワークと二つのローラ電極との摩擦抵抗が要因となって、二つのローラ電極を含むシーム溶接装置(又はワーク)を回転させるために大きな力が必要となる。
このため、これを人の手作業で行う場合は重労働となり、ロボット等の機械で行う場合は出力の大きな大型機械が必要となり、大型機械を使用するためにコストが増大し、確保すべきスペースが大きくなる。
また、ワークを固定する治具を強化するか、治具を多数設けなければならないため、コストが増大する。さらに、大きな力でシーム溶接装置(又はワーク)を回転させることにより、ワークが変形してしまうおそれがある。
このため、これを人の手作業で行う場合は重労働となり、ロボット等の機械で行う場合は出力の大きな大型機械が必要となり、大型機械を使用するためにコストが増大し、確保すべきスペースが大きくなる。
また、ワークを固定する治具を強化するか、治具を多数設けなければならないため、コストが増大する。さらに、大きな力でシーム溶接装置(又はワーク)を回転させることにより、ワークが変形してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、大きな力を要することなく、シーム溶接装置(又はワーク)を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができるシーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステム及びシーム溶接方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、シーム溶接装置において、互いに被溶接物に当接させた状態で通電することにより、前記被溶接物に対してシーム溶接を行う二つのローラ電極と、前記二つのローラ電極に通電する電源と、前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御手段と、前記二つのローラ電極のうち、一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する加圧手段と、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシーム溶接装置を用いたシーム溶接方法において、前記電源により、前記二つのローラ電極に通電する通電工程と、前記加圧手段により、前記一方のローラ電極を前記他方のローラ電極に向けて加圧する加圧工程と、前記通電制御手段により、前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御工程と、前記加圧制御手段により、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御工程と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、シーム溶接ロボットシステムにおいて、複数のアームを有するロボットと、前記ロボットを駆動させる駆動手段と、前記ロボットの先端に設けられ、互いに被溶接物に当接させた状態で通電することにより、前記被溶接物に対してシーム溶接を行う二つのローラ電極と、前記二つのローラ電極に通電する電源と、前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御手段と、前記二つのローラ電極のうち、一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する加圧手段と、前記二つのローラ電極が前記被溶接物を挟み込むように前記駆動手段を駆動させる駆動制御手段と、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のシーム溶接ロボットシステムを用いたシーム溶接方法において、前記駆動手段により前記二つのローラ電極で前記被溶接物を挟み込む駆動工程と、前記電源により、前記二つのローラ電極に通電する通電工程と、前記加圧手段により、前記一方のローラ電極を前記他方のローラ電極に向けて加圧する加圧工程と、前記通電制御手段により、前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御工程と、前記加圧制御手段により、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御工程と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、シーム溶接ロボットシステムにおいて、先端に被溶接物を把持する把持手段が設けられ、複数のアームを有するロボットと、前記ロボットを駆動させる駆動手段と、床に対して固定され、互いに被溶接物に当接させた状態で通電することにより、前記被溶接物に対してシーム溶接を行う二つのローラ電極と、前記二つのローラ電極に通電する電源と、前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御手段と、前記二つのローラ電極のうち、一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する加圧手段と、前記把持手段に把持された前記被溶接物が前記二つのローラ電極に挟み込まれるように前記駆動手段を駆動させる駆動制御手段と、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のシーム溶接ロボットシステムを用いたシーム溶接方法において、前記把持手段により被溶接物を把持させる把持工程と、前記駆動手段により前記把持手段で把持された前記被溶接物を前記二つのローラ電極に挟み込ませる駆動工程と、前記電源により、前記二つのローラ電極に通電する通電工程と、前記加圧手段により、前記一方のローラ電極を前記他方のローラ電極に向けて加圧する加圧工程と、前記通電制御手段により、前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御工程と、前記加圧制御手段により、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御工程と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、シーム溶接を行う際には、二つのローラ電極を被溶接物に当接させ、電源により二つのローラ電極に通電する。なお、この通電は、通電制御手段により、通電のONとOFFが制御され、被溶接物に対して断続的に溶接が行われる。また、加圧手段は、一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する。このように、ローラ電極で被溶接物を加圧しながら断続的に通電することでシーム溶接が行われるが、この溶接時に、加圧制御手段は、通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる。
すなわち、二つのローラ電極に通電するタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を大きくして、シーム溶接を行うために必要な加圧力を出力させ、通電を切るタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を小さくして、加圧力を下げ、二つのローラ電極と被溶接物の間の摩擦力を小さくすることで、より少ない力で二つのローラ電極を回転させることができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、シーム溶接を行う際には、二つのローラ電極を被溶接物に当接させ、通電工程において、電源により二つのローラ電極に通電する。なお、この通電は、通電制御工程において、通電制御手段により通電のONとOFFが制御され、被溶接物に対して断続的に溶接が行われる。また、加圧工程において、加圧手段により一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する。このように、ローラ電極で被溶接物を加圧しながら断続的に通電することでシーム溶接が行われるが、この溶接時に、加圧制御工程において、加圧制御手段により通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる。
すなわち、二つのローラ電極に通電するタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を大きくして、シーム溶接を行うために必要な加圧力を出力させ、通電を切るタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を小さくして、加圧力を下げ、二つのローラ電極と被溶接物の間の摩擦力を小さくすることで、より少ない力で二つのローラ電極を回転させることができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、シーム溶接を行う際には、駆動制御手段により、二つのローラ電極が被溶接物を挟み込むように駆動手段を駆動させてアームを駆動させ、ロボットの先端に設けられた二つのローラ電極を被溶接物に当接させ、電源により二つのローラ電極に通電する。なお、この通電は、通電制御手段により、通電のONとOFFが制御され、被溶接物に対して断続的に溶接が行われる。また、加圧手段は、一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する。このように、ローラ電極で被溶接物を加圧しながら断続的に通電することでシーム溶接が行われるが、この溶接時に、加圧制御手段は、通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる。
すなわち、二つのローラ電極に通電するタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を大きくして、シーム溶接を行うために必要な加圧力を出力させ、通電を切るタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を小さくして、加圧力を下げ、二つのローラ電極と被溶接物の間の摩擦力を小さくすることで、より少ない力で二つのローラ電極を回転させることができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
請求項4に記載の発明によれば、シーム溶接を行う際には、駆動工程において、駆動制御手段により、二つのローラ電極が被溶接物を挟み込むように駆動手段を駆動させてアームを駆動させ、ロボットの先端に設けられた二つのローラ電極を被溶接物に当接させ、通電工程において、電源により二つのローラ電極に通電する。なお、この通電は、通電制御工程において、通電制御手段により通電のONとOFFが制御され、被溶接物に対して断続的に溶接が行われる。また、加圧工程において、加圧手段により一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する。このように、ローラ電極で被溶接物を加圧しながら断続的に通電することでシーム溶接が行われるが、この溶接時に、加圧制御工程において、加圧制御手段により通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる。
すなわち、二つのローラ電極に通電するタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を大きくして、シーム溶接を行うために必要な加圧力を出力させ、通電を切るタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を小さくして、加圧力を下げ、二つのローラ電極と被溶接物の間の摩擦力を小さくすることで、より少ない力で二つのローラ電極を回転させることができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
請求項5に記載の発明によれば、シーム溶接を行う際には、ロボットの先端に設けられた把持手段により被溶接物を把持させ、駆動制御手段により、被溶接物が床に対して固定された二つのローラ電極に挟み込まれるように駆動手段を駆動させてアームを駆動させる。そして、二つのローラ電極に被溶接物を当接させ、電源により二つのローラ電極に通電する。なお、この通電は、通電制御手段により、通電のONとOFFが制御され、被溶接物に対して断続的に溶接が行われる。また、加圧手段は、一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する。このように、ローラ電極で被溶接物を加圧しながら断続的に通電することでシーム溶接が行われるが、この溶接時に、加圧制御手段は、通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる。
すなわち、二つのローラ電極に通電するタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を大きくして、シーム溶接を行うために必要な加圧力を出力させ、通電を切るタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を小さくして、加圧力を下げ、二つのローラ電極と被溶接物の間の摩擦力を小さくすることで、より少ない力で二つのローラ電極を回転させることができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
請求項6に記載の発明によれば、シーム溶接を行う際には、把持工程において、ロボットの先端に設けられた把持手段により被溶接物を把持させ、駆動工程において、駆動制御手段により、被溶接物が床に対して固定された二つのローラ電極に挟み込まれるように駆動手段を駆動させてアームを駆動させる。そして、二つのローラ電極に被溶接物を当接させ、通電工程において、電源により二つのローラ電極に通電する。なお、この通電は、通電制御工程において、通電制御手段により通電のONとOFFが制御され、被溶接物に対して断続的に溶接が行われる。また、加圧工程において、加圧手段により一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する。このように、ローラ電極で被溶接物を加圧しながら断続的に通電することでシーム溶接が行われるが、この溶接時に、加圧制御工程において、加圧制御手段により通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、通電制御手段による電源の二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて加圧手段による一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる。
すなわち、二つのローラ電極に通電するタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を大きくして、シーム溶接を行うために必要な加圧力を出力させ、通電を切るタイミングにおいては、加圧手段へ供給する電流値を小さくして、加圧力を下げ、二つのローラ電極と被溶接物の間の摩擦力を小さくすることで、より少ない力で二つのローラ電極を回転させることができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラに作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークの変形防止を実現することができる。
以下、図面を参照して、シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステム及びシーム溶接方法の最良の形態について詳細に説明する。
<シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステムの構成>
シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステムの構成について説明する。
図1に示すように、シーム溶接ロボットシステム10は、例えば、金属製の燃料タンクを生産するときのように、本体部W1と蓋部W2を接合してワークWを生産する際に用いられる。
シーム溶接ロボットシステム10は、駆動力が付与されることにより所定の動作範囲内で動作するロボット1と、ロボット1に設けられたシーム溶接装置2と、を備えている。
<シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステムの構成>
シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステムの構成について説明する。
図1に示すように、シーム溶接ロボットシステム10は、例えば、金属製の燃料タンクを生産するときのように、本体部W1と蓋部W2を接合してワークWを生産する際に用いられる。
シーム溶接ロボットシステム10は、駆動力が付与されることにより所定の動作範囲内で動作するロボット1と、ロボット1に設けられたシーム溶接装置2と、を備えている。
(ロボット)
ロボット1は、土台となるベース12と、関節13で連結された複数のアーム14と、各関節13に設けられた駆動手段としてのサーボモータ15(図2参照)と、各サーボモータ15の軸角度をそれぞれ検出するエンコーダ(図示略)とを備えている。そして、最も先端に配置されたアーム14の先端部には、被溶接物(例えば、金属板)としてのワークWにシーム溶接を行うシーム溶接装置2が装備されている。
各関節13は、アーム14の一端部を揺動可能として他端部を軸支する揺動関節と、アーム14自身をその長手方向を中心に回転可能に軸支する回転関節とのいずれかから構成される。つまり、ロボット1は、いわゆる多関節型ロボットに相当する。
ロボット1は、土台となるベース12と、関節13で連結された複数のアーム14と、各関節13に設けられた駆動手段としてのサーボモータ15(図2参照)と、各サーボモータ15の軸角度をそれぞれ検出するエンコーダ(図示略)とを備えている。そして、最も先端に配置されたアーム14の先端部には、被溶接物(例えば、金属板)としてのワークWにシーム溶接を行うシーム溶接装置2が装備されている。
各関節13は、アーム14の一端部を揺動可能として他端部を軸支する揺動関節と、アーム14自身をその長手方向を中心に回転可能に軸支する回転関節とのいずれかから構成される。つまり、ロボット1は、いわゆる多関節型ロボットに相当する。
(シーム溶接装置)
シーム溶接装置2は、ロボット1における最も先端に配置されたアーム14の先端部に設けられた支持台21を備えている。支持台21は、上下方向に沿って長尺な略矩形状の板材であり、この支持台21には、上下方向に沿って延びるガイドレール22が上端近傍から中央近傍にわたって設けられている。このガイドレール22には、当該ガイドレール22に嵌め込まれ、ガイドレール22に沿ってスライド移動可能な移動台23が設けられている。移動台23には、移動台23をガイドレール22に沿ってスライド移動させる際の駆動源となるエアシリンダ24のピストンロッド24aの先端部に連結されている。
シーム溶接装置2は、ロボット1における最も先端に配置されたアーム14の先端部に設けられた支持台21を備えている。支持台21は、上下方向に沿って長尺な略矩形状の板材であり、この支持台21には、上下方向に沿って延びるガイドレール22が上端近傍から中央近傍にわたって設けられている。このガイドレール22には、当該ガイドレール22に嵌め込まれ、ガイドレール22に沿ってスライド移動可能な移動台23が設けられている。移動台23には、移動台23をガイドレール22に沿ってスライド移動させる際の駆動源となるエアシリンダ24のピストンロッド24aの先端部に連結されている。
エアシリンダ24は、支持台21の上端部に設けられ、ピストンロッド24aが上下方向に沿って伸縮するように支持台21に設けられている。ピストンロッド24aを伸ばすことにより、ピストンロッド24aに連結された移動台23は下方に向けてガイドレール22上をスライド移動し、ピストンロッド24aを縮めることにより、ピストンロッド24aに連結された移動台23は上方に向けてガイドレール22上をスライド移動する。すなわち、エアシリンダ24は、二つのローラ電極25,27のうち、ローラ電極25をローラ電極27に向けて加圧する加圧手段として機能する。なお、エアシリンダ24は、制御装置4に接続され、制御装置4から送信される駆動制御信号よりピストンロッド24aの駆動が制御される。
移動台23には、ワークWに当接させた状態で通電することにより、ワークWに対してシーム溶接を行うローラ電極25が設けられている。ローラ電極25は、ほぼ真円の円板状に形成され、その中心に回転軸を有している。ローラ電極25には、当該ローラ電極25を回転軸回りに回転させる電極回転モータ26が接続されている。電極回転モータ26は、移動台23の裏面側に設けられており、移動台23によって支持されている。ここで、ローラ電極25は、その回転軸が移動台23の移動方向(上下方向)に直交する方向(略水平方向)に沿うように設けられている。
また、支持台21の下方には、ワークWに当接させた状態で通電することにより、ワークWに対してシーム溶接を行うローラ電極27が固定台28を介して設けられている。ローラ電極27は、ローラ電極25の円板部分と同一平面上に配置されており、ローラ電極25を下降させた際に、ローラ電極25とローラ電極27とでワークWを挟み込んでシーム溶接をすることができるようになっている。固定台28は、支持台21に固定されており、ローラ電極27は、ローラ電極25のようには移動できないようになっている。ローラ電極27には、当該ローラ電極27を回転軸回りに回転させる電極回転モータ29が接続されている。電極回転モータ29は、固定台28の裏面側に設けられており、固定台28によって支持されている。
ここで、ローラ電極27は、その回転軸が移動台23の移動方向(上下方向)に直交する方向(略水平方向)に沿うように設けられている。また、電極回転モータ26,29は、同じ方向から見た際に、互いに逆方向に回転するように制御される。具体的には、例えば、ローラ電極25は、図1に紙面に向かって時計回りに、ローラ電極27は、図1に紙面に向かって反時計回りに回転する。
これにより、二つのローラ電極25,27は、互いに平行となるような回転軸を有し、上方に位置するローラ電極25の最下端周縁部を通る接線と下方に位置するローラ電極27の最上端周縁部を通る接線とが、ともに移動台23の移動方向(図1におけるZ方向)及び回転軸方向(図1におけるY方向)に対して直交する方向(図1におけるX方向)に延びるようになっている。つまり、これらの接線方向がロボット1(ローラ電極25,27)の進行方向(図1におけるX方向)となる。
二つのローラ電極25,27は、ともに溶接に必要な電流を通電する電源としての溶接電源3に接続されている。溶接電源3は、シーム溶接装置2の動作制御を司る制御装置4に接続されている。すなわち、制御装置4により溶接のタイミング信号が溶接電源3に送信され、溶接電源3は、受信したタイミング信号に基づいてローラ電極25,27に通電する。通電されたローラ電極25,27は、円形状の外周縁とワークWと当接している状態のときにシーム溶接が行われる。
また、シーム溶接が行われるワークWは、例えば、金属製の燃料タンク等であり、溶接を行うための載置台5上に載置され、本体部W1と蓋部W2とがシーム溶接装置2により溶接される。
また、シーム溶接が行われるワークWは、例えば、金属製の燃料タンク等であり、溶接を行うための載置台5上に載置され、本体部W1と蓋部W2とがシーム溶接装置2により溶接される。
(制御装置)
図2は、シーム溶接ロボットシステム10の構成を示すブロック図である。
制御装置4は、ロボット1の駆動制御やシーム溶接装置2の動作制御に関する処理プログラムに従って各処理を実行するCPU41と、各処理を実行するための処理プログラムや処理データ等が記憶されるメモリ42と、を備えている。
メモリ42には、ロボット1の駆動制御やシーム溶接装置2の動作制御を行うに当たって必要なプログラムが記憶されたプログラムエリア43と、ロボット1の駆動制御やシーム溶接装置2の動作制御を行うに当たって必要なデータが記憶されたデータエリア44と、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられ、各処理が行われる作業エリア45と、が形成されている。
図2は、シーム溶接ロボットシステム10の構成を示すブロック図である。
制御装置4は、ロボット1の駆動制御やシーム溶接装置2の動作制御に関する処理プログラムに従って各処理を実行するCPU41と、各処理を実行するための処理プログラムや処理データ等が記憶されるメモリ42と、を備えている。
メモリ42には、ロボット1の駆動制御やシーム溶接装置2の動作制御を行うに当たって必要なプログラムが記憶されたプログラムエリア43と、ロボット1の駆動制御やシーム溶接装置2の動作制御を行うに当たって必要なデータが記憶されたデータエリア44と、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられ、各処理が行われる作業エリア45と、が形成されている。
プログラムエリア43には、二つのローラ電極25,27がワークWを挟み込むようにサーボモータ15を駆動させる機能を実現する駆動制御プログラム43aが記憶されている。すなわち、CPU41が駆動制御プログラム43aを実行することにより、制御装置4は駆動制御手段として機能する。
プログラムエリア43には、溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う機能を実現する通電制御プログラム43bが記憶されている。すなわち、CPU41が通電制御プログラム43bを実行することにより、制御装置4は通電制御手段として機能する。
プログラムエリア43には、CPU41の通電制御プログラム43bの実行による溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のONに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の加圧力を増加させるとともに、CPU41の通電制御プログラム43bの実行による溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のOFFに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の増加させた加圧力を減少させる機能を実現する加圧制御プログラム43cが記憶されている。すなわち、CPU41が加圧制御プログラム43cを実行することにより、制御装置4は加圧制御手段として機能する。
制御装置4には、溶接電源3及びエアシリンダ24が接続され、いずれも制御装置4により動作制御される。
プログラムエリア43には、溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う機能を実現する通電制御プログラム43bが記憶されている。すなわち、CPU41が通電制御プログラム43bを実行することにより、制御装置4は通電制御手段として機能する。
プログラムエリア43には、CPU41の通電制御プログラム43bの実行による溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のONに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の加圧力を増加させるとともに、CPU41の通電制御プログラム43bの実行による溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のOFFに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の増加させた加圧力を減少させる機能を実現する加圧制御プログラム43cが記憶されている。すなわち、CPU41が加圧制御プログラム43cを実行することにより、制御装置4は加圧制御手段として機能する。
制御装置4には、溶接電源3及びエアシリンダ24が接続され、いずれも制御装置4により動作制御される。
図3は、ロボット1及びシーム溶接装置2を備えるシーム溶接ロボットシステム10の機能を示すブロック図である。
ロボット1は、アーム14を駆動させて、二つのローラ電極25,27によりワークWを挟み込ませる駆動部60を有し、この駆動部60の機能をサーボモータ15が担う。
シーム溶接装置2は、通電によりワークWに対してシーム溶接を行う二つの溶接部61,62を有し、この溶接部61,62の機能をローラ電極25,27が担う。
シーム溶接装置2は、二つのローラ電極25,27に通電する通電部63を有し、この通電部63の機能を溶接電源3が担う。
シーム溶接装置2は、二つのローラ電極25,27のうち、一方のローラ電極25を他方のローラ電極27に向けて加圧する加圧部64を有し、この加圧部64の機能をエアシリンダ24が担う。
ロボット1は、アーム14を駆動させて、二つのローラ電極25,27によりワークWを挟み込ませる駆動部60を有し、この駆動部60の機能をサーボモータ15が担う。
シーム溶接装置2は、通電によりワークWに対してシーム溶接を行う二つの溶接部61,62を有し、この溶接部61,62の機能をローラ電極25,27が担う。
シーム溶接装置2は、二つのローラ電極25,27に通電する通電部63を有し、この通電部63の機能を溶接電源3が担う。
シーム溶接装置2は、二つのローラ電極25,27のうち、一方のローラ電極25を他方のローラ電極27に向けて加圧する加圧部64を有し、この加圧部64の機能をエアシリンダ24が担う。
シーム溶接装置2は、CPU41が駆動制御プログラム43aを実行することにより、二つのローラ電極25,27がワークWを挟み込むようにサーボモータ15を駆動させる駆動制御部65を有し、この駆動制御部65が制御装置4における駆動制御手段として機能する。
シーム溶接装置2は、CPU41が通電制御プログラム43bを実行することにより、溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御部66を有し、この通電制御部66が制御装置4における通電制御手段として機能する。
シーム溶接装置2は、CPU41が加圧制御プログラム43cを実行することにより、溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のONに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の加圧力を増加させるとともに、溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のOFFに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の増加させた加圧力を減少させる加圧制御部67を有し、この加圧制御部67が制御装置4における加圧制御手段として機能する。
シーム溶接装置2は、CPU41が通電制御プログラム43bを実行することにより、溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御部66を有し、この通電制御部66が制御装置4における通電制御手段として機能する。
シーム溶接装置2は、CPU41が加圧制御プログラム43cを実行することにより、溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のONに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の加圧力を増加させるとともに、溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のOFFに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の増加させた加圧力を減少させる加圧制御部67を有し、この加圧制御部67が制御装置4における加圧制御手段として機能する。
<シーム溶接方法>
次に、シーム溶接装置2を備えるシーム溶接ロボットシステム10を用いたシーム溶接方法について説明する。
図4に示すように、シーム溶接装置2を備えるシーム溶接ロボットシステム10を用いてワークWにシーム溶接を行う際には、CPU41が駆動制御プログラム43aを実行することにより、二つのローラ電極25,27でワークWを挟み込むようにサーボモータ15を駆動させる(ステップS1)。具体的には、エアシリンダ24のピストンロッド24aを伸長させ、ピストンロッド24aにより移動台23をガイドレール22に沿って下方に移動させることにより、二つのローラ電極25,27で載置台5に載置されたワークWを挟み込む。
次いで、CPU41は、シーム溶接を行うにあたり、エアシリンダ24のピストンロッド24aをさらに伸長させ、二つのローラ電極25,27によりワークWを加圧する(ステップS2)。
次に、シーム溶接装置2を備えるシーム溶接ロボットシステム10を用いたシーム溶接方法について説明する。
図4に示すように、シーム溶接装置2を備えるシーム溶接ロボットシステム10を用いてワークWにシーム溶接を行う際には、CPU41が駆動制御プログラム43aを実行することにより、二つのローラ電極25,27でワークWを挟み込むようにサーボモータ15を駆動させる(ステップS1)。具体的には、エアシリンダ24のピストンロッド24aを伸長させ、ピストンロッド24aにより移動台23をガイドレール22に沿って下方に移動させることにより、二つのローラ電極25,27で載置台5に載置されたワークWを挟み込む。
次いで、CPU41は、シーム溶接を行うにあたり、エアシリンダ24のピストンロッド24aをさらに伸長させ、二つのローラ電極25,27によりワークWを加圧する(ステップS2)。
次いで、CPU41は、通電制御プログラム43bを実行することにより、二つのローラ電極25,27に対し、溶接に必要な電流を通電する(ステップS3)。なお、二つのローラ電極25,27への通電に際しては、通電制御プログラム43bにより、通電のON/OFFのタイミングが適宜切り替えられるようになっている。このタイミングは、ワークWの形状や材質等に応じて変化するため、溶接前にユーザにより予め設定される。
次いで、CPU41は、電極回転モータ26,29を駆動させ、ローラ電極25,27を互いに逆回りに同じ速度で回転させるとともに、ロボット1をワークWの面方向(図1におけるX方向)に移動させる(ステップS4)。
次いで、CPU41は、電極回転モータ26,29を駆動させ、ローラ電極25,27を互いに逆回りに同じ速度で回転させるとともに、ロボット1をワークWの面方向(図1におけるX方向)に移動させる(ステップS4)。
次いで、CPU41は、溶接電源3がローラ電極25,27に通電しているか否かを判断する(ステップS5)。ここで、CPU41が、ローラ電極25,27に通電されていない、換言すれば、シーム溶接が行われていないと判断すると(ステップS5:NO)、CPU41は、加圧制御プログラム43cを実行することにより、ワークWへの加圧力を減少させる(ステップS6)。すなわち、エアシリンダ24を駆動させてピストンロッド24aを減少させる加圧力に相当する分だけ上方に移動させる。一方、CPU41が、ローラ電極25,27に通電されている、換言すれば、シーム溶接が行われていると判断すると(ステップS5:YES)、CPU41は、ステップS5の処理を繰り返す。
ステップS6の処理後、CPU41は、溶接電源3がローラ電極25,27に通電しているか否かを判断する(ステップS7)。ここで、CPU41が、ローラ電極25,27に通電されている、換言すれば、シーム溶接が行われていると判断すると(ステップS7:YES)、CPU41は、加圧制御プログラム43cを実行することにより、ワークWへの加圧力を増加させる(ステップS8)。すなわち、エアシリンダ24を駆動させてピストンロッド24aを増加させる加圧力に相当する分だけ下方に移動させる。そして、CPU41は、ワークWへの加圧力を増加させた後は、ステップS5の処理に戻る。
一方、CPU41が、ローラ電極25,27に通電されていない、換言すれば、シーム溶接が行われていないと判断すると(ステップS7:NO)、CPU41は、ワークWへのシーム溶接が終了したか否かを判断する(ステップS9)。ここで、CPU41が、ワークWへのシーム溶接が終了したと判断した場合(ステップS9:YES)、CPU41は、本処理を終了させる。一方、CPU41が、ワークWへのシーム溶接が終了していないと判断した場合(ステップS9:NO)、CPU41は、ステップS7の処理に戻る。
<作用効果>
シーム溶接装置2を備えるシーム溶接ロボットシステム10及びシーム溶接ロボットシステム10を用いたシーム溶接方法によれば、シーム溶接を行う際には、CPU41が駆動制御プログラム43aを実行することにより、二つのローラ電極25,27がワークWを挟み込むようにサーボモータ15を駆動させてアーム14を駆動させ、ロボット1の先端に設けられた二つのローラ電極25,27をワークWに当接させ、溶接電源3により二つのローラ電極25,27に通電する。なお、この通電は、CPU41が通電制御プログラム43bを実行することにより、通電のONとOFFが制御され、ワークWに対して断続的に溶接が行われる。また、エアシリンダ24は、一方のローラ電極25を他方のローラ電極27に向けて加圧する。このように、ローラ電極25でワークWを加圧しながら断続的に通電することでシーム溶接が行われるが、この溶接時に、CPU41は、加圧制御プログラム43cを実行することにより、通電制御プログラム43bによる溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のONに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の加圧力を増加させるとともに、通電制御プログラム43bによる溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のOFFに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の増加させた加圧力を減少させる。
シーム溶接装置2を備えるシーム溶接ロボットシステム10及びシーム溶接ロボットシステム10を用いたシーム溶接方法によれば、シーム溶接を行う際には、CPU41が駆動制御プログラム43aを実行することにより、二つのローラ電極25,27がワークWを挟み込むようにサーボモータ15を駆動させてアーム14を駆動させ、ロボット1の先端に設けられた二つのローラ電極25,27をワークWに当接させ、溶接電源3により二つのローラ電極25,27に通電する。なお、この通電は、CPU41が通電制御プログラム43bを実行することにより、通電のONとOFFが制御され、ワークWに対して断続的に溶接が行われる。また、エアシリンダ24は、一方のローラ電極25を他方のローラ電極27に向けて加圧する。このように、ローラ電極25でワークWを加圧しながら断続的に通電することでシーム溶接が行われるが、この溶接時に、CPU41は、加圧制御プログラム43cを実行することにより、通電制御プログラム43bによる溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のONに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の加圧力を増加させるとともに、通電制御プログラム43bによる溶接電源3の二つのローラ電極25,27に対する通電のOFFに同期させてエアシリンダ24による一方のローラ電極25の増加させた加圧力を減少させる。
すなわち、二つのローラ電極25,27に通電するタイミングにおいては、エアシリンダ24へ供給する電流値を大きくして、シーム溶接を行うために必要な加圧力を出力させ、通電を切るタイミングにおいては、エアシリンダ24へ供給する電流値を小さくして、加圧力を下げ、二つのローラ電極25,27とワークWの間の摩擦力を小さくすることで、より少ない力で二つのローラ電極25,27を回転させることができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラ25,27に作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極25,27を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークWの変形防止を実現することができる。
よって、溶接時に必要な加圧力が常に二つのローラ25,27に作用しているわけではないので、大きな力を要することなく、二つのローラ電極25,27を回転させることができ、手作業で行う場合の作業者の負担軽減、機械を用いる場合の設備の省スペース化、コスト低減、そして、ワークWの変形防止を実現することができる。
<その他>
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態においては、ロボット1にシーム溶接装置2を設け、床等に設けられた載置台5上のワークWを溶接するように構成したが、ロボット1を構成するアーム14の先端にワークWを把持する把持手段としての開閉可能なハンドを設け、シーム溶接装置2を床に固定し、ハンドで把持したワークWをシーム溶接装置2のローラ電極25,27に挟まれるようにロボット1を駆動させる構成としてもよい。なお、このような構成とした場合には、シーム溶接を行う過程において、ロボット1に設けられたハンドでワークWを把持する工程が必要となる。
このような構成とすることで、重量の大きなシーム溶接装置2をロボット1で支持する必要がないので、シーム溶接装置2の重量に起因するアーム14のたわみ等を解消することができ、ロボット1の位置決め精度や溶接の精度を向上させることができる。
また、全ての処理をプログラムによりソフト的に処理するものに限らず、その一部又は全部の処理をハードウェアで処理するようにしてもよい。
その他、発明の範囲内で自由に置換、変更が可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態においては、ロボット1にシーム溶接装置2を設け、床等に設けられた載置台5上のワークWを溶接するように構成したが、ロボット1を構成するアーム14の先端にワークWを把持する把持手段としての開閉可能なハンドを設け、シーム溶接装置2を床に固定し、ハンドで把持したワークWをシーム溶接装置2のローラ電極25,27に挟まれるようにロボット1を駆動させる構成としてもよい。なお、このような構成とした場合には、シーム溶接を行う過程において、ロボット1に設けられたハンドでワークWを把持する工程が必要となる。
このような構成とすることで、重量の大きなシーム溶接装置2をロボット1で支持する必要がないので、シーム溶接装置2の重量に起因するアーム14のたわみ等を解消することができ、ロボット1の位置決め精度や溶接の精度を向上させることができる。
また、全ての処理をプログラムによりソフト的に処理するものに限らず、その一部又は全部の処理をハードウェアで処理するようにしてもよい。
その他、発明の範囲内で自由に置換、変更が可能である。
1 ロボット
2 シーム溶接装置
3 溶接電源(電源)
4 制御装置(通電制御手段、駆動制御手段、加圧制御手段)
10 シーム溶接ロボットシステム
14 アーム
15 サーボモータ(駆動手段)
24 エアシリンダ(加圧手段)
25 ローラ電極
27 ローラ電極
W ワーク(被溶接物)
2 シーム溶接装置
3 溶接電源(電源)
4 制御装置(通電制御手段、駆動制御手段、加圧制御手段)
10 シーム溶接ロボットシステム
14 アーム
15 サーボモータ(駆動手段)
24 エアシリンダ(加圧手段)
25 ローラ電極
27 ローラ電極
W ワーク(被溶接物)
Claims (6)
- 互いに被溶接物に当接させた状態で通電することにより、前記被溶接物に対してシーム溶接を行う二つのローラ電極と、
前記二つのローラ電極に通電する電源と、
前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御手段と、
前記二つのローラ電極のうち、一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する加圧手段と、
前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御手段と、
を備えることを特徴とするシーム溶接装置。 - 請求項1に記載のシーム溶接装置を用いたシーム溶接方法において、
前記電源により、前記二つのローラ電極に通電する通電工程と、
前記加圧手段により、前記一方のローラ電極を前記他方のローラ電極に向けて加圧する加圧工程と、
前記通電制御手段により、前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御工程と、
前記加圧制御手段により、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御工程と、
を有することを特徴とするシーム溶接方法。 - 複数の関節を有するアームと、前記アームを駆動させる駆動手段と、を有するロボットと、
前記アームの先端に設けられ、互いに被溶接物に当接させた状態で通電することにより、前記被溶接物に対してシーム溶接を行う二つのローラ電極と、
前記二つのローラ電極に通電する電源と、
前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御手段と、
前記二つのローラ電極のうち、一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する加圧手段と、
前記二つのローラ電極が前記被溶接物を挟み込むように前記駆動手段を駆動させる駆動制御手段と、
前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御手段と、
を備えることを特徴とするシーム溶接ロボットシステム。 - 請求項3に記載のシーム溶接ロボットシステムを用いたシーム溶接方法において、
前記駆動手段により、前記二つのローラ電極が前記被溶接物を挟み込む位置まで前記アームを駆動させる駆動工程と、
前記電源により、前記二つのローラ電極に通電する通電工程と、
前記加圧手段により、前記一方のローラ電極を前記他方のローラ電極に向けて加圧する加圧工程と、
前記通電制御手段により、前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御工程と、
前記加圧制御手段により、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御工程と、
を有することを特徴とするシーム溶接方法。 - 複数の関節を有するアームと、前記アームの先端に設けられ、被溶接物を把持する把持手段と、前記アームを駆動させる駆動手段と、を有するロボットと、
床に対して固定され、互いに被溶接物に当接させた状態で通電することにより、前記被溶接物に対してシーム溶接を行う二つのローラ電極と、
前記二つのローラ電極に通電する電源と、
前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御手段と、
前記二つのローラ電極のうち、一方のローラ電極を他方のローラ電極に向けて加圧する加圧手段と、
前記把持手段に把持された前記被溶接物が前記二つのローラ電極に挟み込まれるように前記駆動手段を駆動させる駆動制御手段と、
前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御手段と、
を備えることを特徴とするシーム溶接ロボットシステム。 - 請求項5に記載のシーム溶接ロボットシステムを用いたシーム溶接方法において、
前記把持手段により、被溶接物を把持させる把持工程と、
前記駆動手段により、前記把持手段で把持された前記被溶接物が前記二つのローラ電極に挟み込まれる位置まで前記アームを駆動させる駆動工程と、
前記電源により、前記二つのローラ電極に通電する通電工程と、
前記加圧手段により、前記一方のローラ電極を前記他方のローラ電極に向けて加圧する加圧工程と、
前記通電制御手段により、前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のON/OFFのタイミングの切り替えを行う通電制御工程と、
前記加圧制御手段により、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のONに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の加圧力を増加させるとともに、前記通電制御手段による前記電源の前記二つのローラ電極に対する通電のOFFに同期させて前記加圧手段による前記一方のローラ電極の増加させた加圧力を減少させる加圧制御工程と、
を有することを特徴とするシーム溶接方法。
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