JPH0716755A - 鋼板のラップシーム溶接方法 - Google Patents
鋼板のラップシーム溶接方法Info
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- JPH0716755A JPH0716755A JP16301493A JP16301493A JPH0716755A JP H0716755 A JPH0716755 A JP H0716755A JP 16301493 A JP16301493 A JP 16301493A JP 16301493 A JP16301493 A JP 16301493A JP H0716755 A JPH0716755 A JP H0716755A
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Abstract
着させることを目的としている。 【構成】入側クランプ装置1と出側クランプ装置2とが
対向配置され、その両クランプ装置1,2の間に溶接機
本体が配置されて溶接機が構成され、その溶接機の入側
に板厚計4が配設される。入側クランプ装置1の下端部
には、位置制御装置6が設置され、該位置制御装置6の
作動によって昇降可能となっている。その位置制御装置
6は、該コントローラ5からの駆動信号によって駆動制
御される。コントローラ5は、上記板厚計4からの板厚
信号をもとにオフセット値Sを算出し、そのオフセット
値Sの距離だけ入側クランプ装置1を上下動する。
Description
における、先行鋼板と後行鋼板の端部同士を重ね合わせ
て溶接することで両鋼板を接合するラップシーム溶接方
法に関するものである。
ラインにおいては、例えば,特開平4−288909号
公報等に記載されているように、ラップシーム溶接方法
によって鋼板同士を接合することが広く行われている。
そのラップシーム溶接は、図4に示すように、先行鋼板
7の尾端部,及び後行鋼板8の先端部をそれぞれクラン
プ装置1,2で挟持し、対置する両鋼板7,8の端部を
シャーで切断して揃えた後、パスラインに沿って両クラ
ンプ装置1,2を相対的に接近させることで、先行鋼板
7の尾端部と後行鋼板8の先端部を所定の重ね代幅だけ
上下に重ね合わせる。その状態で、上下に対向する一対
の円板電極13a,13bによって上記重ね部分を加圧
保持すると同時に通電して溶接する。
ような従来のラップシーム溶接方法では、単に、パスラ
インに沿って先行鋼板7と後行鋼板8を相対的に接近さ
せて端部同士を重ね合わせるので、先行鋼板7の下面と
後行鋼板8の下面とが同一平面上に位置している。
剛性の鋼板の場合には、重ね合わせる先行鋼板7と後行
鋼板8の端部がそれぞれ上下に大きく曲がることで、両
者の重ね合わせ面がそれぞれ反対方向に円弧を描いた状
態となって密着し難く、溶接不良が発生する恐れがあっ
た。本発明は、上記のような問題点に着目してなされた
もので、高剛性の鋼板であても、前後鋼板の重ね面を密
着させることを目的としている。
に、本発明の鋼板のラップシーム溶接方法は、先行鋼板
と後行鋼板の端部同士を重ね合わせて溶接するラップシ
ーム溶接方法において、先行鋼板の板厚t1 ,及び後行
鋼板の板厚t2 を測定し、相対的に、上記重ね合わせた
際に下側となる鋼板の下面を、上側となる鋼板の下面よ
り、a×(t1+t2 )〔但し、0.4≧a≧0.1〕
だけ下げた状態で重ね合わせて溶接することを特徴とし
ている。
の鋼板よりも下方にオフセットさせることで、重ね合わ
される両鋼板端部の上下方向への曲がりがそれぞれ小さ
くなる。これによって、重ね合わされる端部の各接触面
が描く円弧が平面に近づき、よって、両者の重ね合わせ
面が密着し易くなり、鋼板が高張力鋼等の鋼剛性材であ
っても溶接不良が低減する。
(t1 +t2 )〔但し、0.4≧a≧0.1〕としたの
は、次の理由による。ラップシーム溶接の場合、重ね合
わせ部の板厚が先行鋼板と後行鋼板との平均板厚の1.
2〜1.8倍であれば、良好な溶接部品が得られること
が経験的にわかっている。平均板厚の1.8倍を超える
と充分な溶接強度が得られず、一方、1.2未満にする
には電極に加圧力を大きくしなければならないため、電
極の鋼板幅方向移動中に鋼板にしわが発生したり、引き
ちぎりが発生する恐れがある。
まず構成を説明すると、図2に示すように、パスライン
に沿い且つ所定間隔をあけて入側クランプ装置1と出側
クランプ装置2とが対向配置され、その両クランプ装置
1,2の間に溶接機本体3が配置されて溶接機が構成さ
れ、その溶接機の入側には、搬送されてくる鋼板の板厚
を測定する板厚計4が配設されている。その板厚計4は
コントローラ5に接続されていて、測定した板厚値に応
じた板厚信号をコントローラ5に供給可能となってい
る。
ぞれパスラインを挟んで上下に対向する一対のクランプ
から構成され、図示しない油圧シリンダ装置によって駆
動されてそれぞれ鋼板を上下から挟持固定するようにな
っている。さらに、入側クランプ装置1の下端部には、
図1に示すように、モータ等を主構成部品とする位置制
御装置6が設置されていて、その位置制御装置6の作動
によって該入側クランプ装置1が昇降可能となってい
る。その位置制御装置6は、コントローラ5に接続され
ていて、該コントローラ5からの駆動信号によって駆動
制御されるようになっている。
厚信号をもとに、先行鋼板7及び後行鋼板8の板厚の加
算をし、その加算値をa倍(例えば,a=0.2)して
オフセット値Sを算出し、そのオフセット値Sの距離だ
け、設定されているパスラインから入側クランプ装置1
が下方に移動するように、位置制御装置6を介して該入
側クランプ装置1を上下動するようになっている。
に、縦断面コ字形状のキャリッジフレーム10が、アク
チュエータ11によって板幅方向へ往復移動可能となっ
ていて、前進した状態では、該キャリッジフレーム10
の上下の腕部10a,10bがパスラインを挟んで上下
に対向するようになっている。そして、上記キャリッジ
フレーム10の腕部10a,10bに上下に対向するシ
ャー12及び円板電極13がそれぞれ設置されている。
上刃12aと下刃12bの組が2対,パスライン方向
(腕部10a,10bの幅方向)へ所定間隔をあけて配
置され、それぞれ板幅方向(枠部の進退方向)へ直線状
に延びるようにして上記上下の腕部10a,10bに設
置されていて、上刃12aが同期をとって上下動するこ
とで、パスライン方向に対置させた先行鋼板7と後行鋼
板8の端部を同時に切断可能となっている。
極13bとからなり、その上下の電極13a,13b
が、それぞれ上下の腕部10a,10bに対向設置さ
れ、図示しない油圧シリンダ装置によって上下方向に移
動可能となって、鋼板の重ね合わせ部を加圧保持すると
同時に通電して溶着するようになっている。そして、上
記のような溶接機による溶接では、溶接機入側で、搬送
されてくる鋼板の板厚が逐次,板厚計4で測定され、そ
の板厚信号がコントローラ5に供給され、さらに、先行
鋼板7の尾端部が出側クランプ装置2によって挟持さ
れ、後行鋼板8の先端部が入側クランプ装置1によって
挟持される。
ム10が前進し、油圧シリンダを駆動して上刃12aを
下降させて、上記両鋼板7,8の端部を同時に切断す
る。これによって、両鋼板7,8の端部は一定距離をも
って対置した状態となる。次に、上刃12aを上昇させ
た後に、コントローラ5が、前述のように上記板厚信号
よりオフセット値Sを算出し、入側クランプ装置1を該
オフセット値Sだけ設定パスラインよりも下方に位置す
るように、位置制御装置6を介して上下動させる。これ
によって、後行鋼板8の下面が先行鋼板7の下面よりも
上記オフセット値Sだけ下方にオフセットした状態とな
る。
装置2に向けて前進させて、所定の重ね代幅で,先行鋼
板7と後行鋼板8の端部を相互に重ね合わせる。このと
き、後行鋼板8を下方にオフセットさせたことで、重ね
合わせ部を形成する各鋼板端部の上下方向への曲がりが
従来よりも小さくなって、両鋼板7,8の端部は従来よ
りも広い面積で接触するようになる。
ライン上に位置するようにキャリッジフレーム10を移
動させ、その上下の電極13a,13bを上下方向に移
動させて、該上下の電極13a,13bによって上記重
ね合わせ部を加圧保持すると同時に通電して溶着する。
このように、本実施例では、先行鋼板7と後行鋼板8の
重ね合わせ部の接触面積が従来よりも広くなって、接合
する鋼板が高張力材等の高剛性材であっても良好なシー
ム溶接が可能となる。
にオフセットするように制御しているが、相対的に先行
鋼板7を上方にオフセットさせるように制御してもよ
い。また、後行鋼板8が重ね合わせ部で上側にくるよう
であれば、該後行鋼板8が上方にオフセットするように
入側クランプ装置1を上下動させる。
のラップシーム溶接方法では、簡単な方法で、接合する
鋼板が高張力材等の高剛性材であっても良好なシーム溶
接が可能となって、溶接不良を低減することが出来ると
いう効果がある。
示す概略構成図である。
る。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 先行鋼板と後行鋼板の端部同士を重ね合
わせて溶接するラップシーム溶接方法において、先行鋼
板の板厚t1 ,及び後行鋼板の板厚t2 を測定し、相対
的に、上記重ね合わせた際に下側となる鋼板の下面を、
上側となる鋼板の下面より、a×(t1 +t2 )〔但
し、0.4≧a≧0.1〕だけ下げた状態で重ね合わせ
て溶接することを特徴とする鋼板のラップシーム溶接方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16301493A JP3369256B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 鋼板のラップシーム溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16301493A JP3369256B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 鋼板のラップシーム溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716755A true JPH0716755A (ja) | 1995-01-20 |
JP3369256B2 JP3369256B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=15765560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16301493A Expired - Fee Related JP3369256B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 鋼板のラップシーム溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3369256B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100340808B1 (ko) * | 1997-12-20 | 2002-10-18 | 주식회사 포스코 | 하부전극휠의레벨을조정하여용접하는매쉬심용접방법 |
JP2007167895A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Nachi Fujikoshi Corp | シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステム及びシーム溶接方法 |
CN105312797A (zh) * | 2014-07-10 | 2016-02-10 | 宝山钢铁股份有限公司 | 焊机防定位串动夹紧方法及装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16301493A patent/JP3369256B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100340808B1 (ko) * | 1997-12-20 | 2002-10-18 | 주식회사 포스코 | 하부전극휠의레벨을조정하여용접하는매쉬심용접방법 |
JP2007167895A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Nachi Fujikoshi Corp | シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステム及びシーム溶接方法 |
CN105312797A (zh) * | 2014-07-10 | 2016-02-10 | 宝山钢铁股份有限公司 | 焊机防定位串动夹紧方法及装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3369256B2 (ja) | 2003-01-20 |
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