JP2553645B2 - ストリップコイルのシール溶接方法 - Google Patents

ストリップコイルのシール溶接方法

Info

Publication number
JP2553645B2
JP2553645B2 JP63174366A JP17436688A JP2553645B2 JP 2553645 B2 JP2553645 B2 JP 2553645B2 JP 63174366 A JP63174366 A JP 63174366A JP 17436688 A JP17436688 A JP 17436688A JP 2553645 B2 JP2553645 B2 JP 2553645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
strip
seam welding
roll
seam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63174366A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0225282A (ja
Inventor
正夫 渡辺
義久 三宅
裕弘 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP63174366A priority Critical patent/JP2553645B2/ja
Publication of JPH0225282A publication Critical patent/JPH0225282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2553645B2 publication Critical patent/JP2553645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明はストリップコイルの連続酸洗焼鈍ライン等
のストリップコイル処理ラインにおける薄物の溶接機を
用いて厚物の先行ストリップと後行ストリップとを溶接
接続するストリップコイルのシーム溶接方法に関する。
「従来の技術」 ストリップコイルを連続酸洗焼鈍ライン等の処理ライ
ンを通板させて、所望の処理を行なう際に、コイルをラ
イン入側で溶接して連続通板することを常態としてお
り、コイルを接続する公知の技術の1つとしてフラッシ
ュバット溶接、重ねシーム溶接、重ねスポット溶接のご
とき抵抗溶接があり、ステンレス鋼板のプロセスライン
においては、ライン内特に炉内ロール上を、ロールに疵
を入れない搬送を達成するために、溶接時溶接電極ロー
ルの溶接走行直後に圧下ロールによって溶接部を挟圧す
る重ねシーム溶接が行なわれている。
すなわち、第4図に示す如く溶接部は、後行ストリッ
プ3と先行ストリップ4を夫々固定挟持する入側クラン
プ6,6′と出側クランプ7,7′との突き合い部に、溶接電
極ロール1,1′が配置され、当該溶接電極ロール1,1′は
電極加圧シリンダー8によってストリップ3,4の重ね合
わせ部に対して挟圧着されるものとなっており、同図垂
直方向には前記圧下ロールが配設される。
しかして、適正な重ね合せ代のもとでの溶接,挟圧に
よって突き合わせストリップ3,4は押しつぶされ合っ
て、重ね合わせ部は滑らかな僅かに盛り上ったものとな
り、前記のロール疵の発生を回避し得る。
ところでステンレス鋼板の製品板厚は通常0.2mm〜4.5
mmまで広範囲であるが、従来は0.2mm〜2.5mmまでが大半
であった。従ってステンレス鋼板の連続酸洗焼鈍ライン
等の設備、とりわけ溶接設備はこの板厚に焦点を当てた
(適用する)仕様となっている。
薄物用溶接機の場合該クランプ6,6′、7,7′は通常1
クランプ当り(2点で挟持する)8ton前後の強さでスト
リップ3,4を挟持している。
しかるに、近年ステンレス鋼板の製品板厚が0.2mm〜2
mm位の薄物と0.8mm〜4.5mm位の厚物との2極化傾向にあ
り、前記の従来仕様の設備で厚物の通板量が大幅に増加
製造の止むなきに至っている。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、厚物の被加工材に対してクランプ力不足の叙
上設備にあっては、以下の不都合がある。
すなわち、溶接部には電極加圧力と圧下ロールの垂直
力が作用するが、この垂直力が溶接重ね合わせ部のスト
リップ3,4′の段差により水平力が発生する。
又、溶接時の発熱でストリップが膨張し、水平力が発
生する。
かかる水平力を強大なクランプでもって拘束すれば、
適正な重ね合わせ代に維持された状態での適正溶接が施
されることとなるが、前記程度の強さでは、厚物の拘束
は無理であり、水平力によって重ね合わせ代が変化して
しまい、適正な重ね合わせ代(通常2mmぐらい)に対し
て当該不整は、溶接,挟圧の未施工側へ順次しわ寄せさ
れる形で発生する。そこで、永年の勘で割り出される予
測されるストリップ巾方向についての不整代に対応させ
て、予じめ重ね合わせの調整をしておくことがなされる
が、ストリップ材質,ストリップ厚によって不整代は種
々変化するために完全は期し難く、適正な重ね合わせ代
に対して大,小の不整は避け難い。
そして、重ね合わせ代が大きい部分では、入熱不足,
つまり溶接不足となり、且つ溶接後の挟圧によって溶接
部が破断したり、あるいは挟圧不足となって重ね合わせ
部の板厚が先,後行ストリップ3,4の加算相当分のエッ
ジを有する段差となり以後の炉内搬送に支障(ロール疵
の発生)をきたす。
一方、重ね合わせ代が小さい部分では、入熱過多とな
って溶断したり、未溶接となる。
本発明は、叙上の事情に鑑みなされたもので、薄物用
仕様の溶接機を用いて、厚物の溶接を溶接機の改造(約
28tのクランプ力が要求される)を不要として達成する
溶接方法を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明は、ステンレス鋼
ストリップコイルの処理ラインにおける厚物の先行スト
リップの後端と後行ストリップの先端とを薄物用溶接機
を用いて重ねシーム溶接を行なうに際し、予じめ適性な
重ね合せ代のもとでのシーム溶接用電極ロールを用いて
仮止め用のスポット溶接を行ない、引き続き同電極ロー
ルによるシーム溶接を行なうとしたものである。
「作用」 シーム溶接を行なう際に発生する水平力はクランプと
シーム溶接の事前になされた仮止め用のスポット溶接の
拘束力によって確実に受止され、適正な重ね合わせ代の
もとで適正なシーム溶接がなされる。
「実施例」 実施例について図面を参照して説明すると、第1図に
おいて、溶接電極ロール1,1′を移動させ、スポット溶
接を行なう位置に停止し、シール溶接時と同量の電流を
1〜3sec流すことで、適正な重ね合わせ代のもとに積重
の厚物の先行ストリップ4′と後行ストリップ3′との
間にスポット溶接部5を形成する。
当該スポット溶接部5の点数は必要に応じて巾間に1
〜6点設ける。経験上では、ストリップ厚さや材質によ
ってまちまちであるが、重ね合わせ代が2.5mm以上の場
合には最低2ケ所(中央部と走行電極ロール終端側)、
2mm程度の場合は、1ケ所(中央部から走行電極ロール
終端側間の1ケ所)がよい。
尚、図中2,2′は不作動位置に待機させられた圧下ロ
ールを示す。
かかるスポット溶接を完了したならば、溶接電極ロー
ル1,1′を溶接開始点に戻し、第2図に示しシーム溶接
を開始する(圧下ロールが前,後に配置されている場合
にはスポット溶接終了点からシーム溶接を開始させても
よい)。
すなわち、図示の如く溶接電極ロール1,1′は電流を
流しながら走行してストリップ4′,3′間に溶接を施こ
し、後続して圧下ロール2,2′が挟圧して整形してい
く。
第3図a〜dは叙上シーム溶接手順を示す。
すなわち、厚物の先行ストリップ4′と後行ストリッ
プ3′とは適正な重ね合わせ代(約2mm)にて積重する
(a図)。
電極ロール1,1′によるスポット溶接部5が形成され
る(b図)。
シーム溶接10が施こされる(c図)。
シーム溶接に施ける圧下ロール2,2′による挟圧で重
ね合わせ部は押しつぶされエッジの無い滑らかなコブ部
9となる(d図)。
尚、当該コブ部9は大体、ストリップ3′(厚t),
4′(厚t)の場合、1.5t位である。
「発明の効果」 本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
強大クランプの設備改造という高価な出費と改造工事
中のライン停止が既存現有設備の活用によって回避され
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスポット溶接説明図、第2図は本発明
のシーム溶接説明図,第3図a〜dは本発明工程手順説
明図、第4図は重ねシーム溶接設備の説明図である。 1,1′……溶接電極ロール、2,2′……圧下ロール、3′
……後行ストリップ、4……先行ストリップ、5……ス
ポット溶接部、6,6′……入側クランプ、7,7′……出側
クランプ、8……電極加圧シリンダー、9……コブ部、
10……シーム溶接。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステンレス鋼ストリップコイルの処理ライ
    ンにおける厚物の先行ストリップの後端と後行ストリッ
    プの先端とを薄物用溶接機を用いて重ねシーム溶接を行
    なうに際し、予め適正な重ね合わせ代のもとでのシーム
    溶接用電極ロールを用いて仮止め用のスポット溶接を行
    ない、引き続き同電極ロールによるシーム溶接を行なう
    ことを特徴とするストリップコイルのシーム溶接方法。
JP63174366A 1988-07-13 1988-07-13 ストリップコイルのシール溶接方法 Expired - Lifetime JP2553645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63174366A JP2553645B2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13 ストリップコイルのシール溶接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63174366A JP2553645B2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13 ストリップコイルのシール溶接方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0225282A JPH0225282A (ja) 1990-01-26
JP2553645B2 true JP2553645B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=15977363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63174366A Expired - Lifetime JP2553645B2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13 ストリップコイルのシール溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2553645B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2643667B2 (ja) * 1991-06-28 1997-08-20 日本鋼管株式会社 金属ストリップの接続方法及び位置決め固定装置
JP2007270993A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Tokyu Car Corp 構造体のシール方法及びシール装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0225282A (ja) 1990-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2553645B2 (ja) ストリップコイルのシール溶接方法
JPH0839261A (ja) 帯鋼中継ぎ溶接方法
JPS6250202B2 (ja)
JP3369256B2 (ja) 鋼板のラップシーム溶接方法
JPH07112562B2 (ja) 縞鋼板の形状改善方法
JPH05293511A (ja) 完全連続熱間圧延のシートバーの接合方法
JPH0647406A (ja) 完全連続熱間圧延のシートバーの接合方法
JPH0622759B2 (ja) 鋼板の高速接合法
JP4505070B2 (ja) 鋼帯の接合方法
JPS60130482A (ja) 薄鋼帯重ね合わせ溶接部の圧潰減厚方法
JPH07290112A (ja) 全連続熱間圧延のツイストラップ圧延シートバー接合法
JPH0243584B2 (ja)
JP3239585B2 (ja) 金属帯板の接続方法
JP2554250Y2 (ja) マッシュシ−ム溶接機に供せられるワイヤの再使用装 置
JP2888786B2 (ja) 溶接h形鋼の製造方法
JPH05192775A (ja) 板材の圧接方法
JPH0515902A (ja) 熱延鋼板の熱間接合方法
JPH05293512A (ja) 完全連続熱間圧延のシートバーの接合方法
JPH07124610A (ja) 鋼ストリップのスポット溶接による接続方法
JP2831141B2 (ja) 圧延材の給電クランプ装置
JPH0813422B2 (ja) フープの接続方法
JPH11277247A (ja) マッシュシーム溶接方法及び装置
JPS6123867B2 (ja)
JPH07290113A (ja) 全連続熱間圧延のツイストラップ圧延シートバー接合法
JPH0741522Y2 (ja) 細径電縫管製造装置