JPS6123867B2 - - Google Patents
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- JPS6123867B2 JPS6123867B2 JP9956283A JP9956283A JPS6123867B2 JP S6123867 B2 JPS6123867 B2 JP S6123867B2 JP 9956283 A JP9956283 A JP 9956283A JP 9956283 A JP9956283 A JP 9956283A JP S6123867 B2 JPS6123867 B2 JP S6123867B2
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- Japan
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- strips
- welding
- titanium
- annealing
- welded
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- Expired
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- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 17
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Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Description
本発明は、チタン帯板の長さ方向端面を突合せ
溶接して行う接続方法に関するものである。 チタン板の製造にもマスプロ方式が採用され、
連続熱間圧延機によつて製造された熱延帯板を軟
化焼鈍し、タンデムミルあるいはゼンジミアミル
によつて冷間圧延し、さらに軟化焼鈍する方式が
一般に行われている。ゼンジミアミルによつて冷
間圧延する場合、圧延前に複数の帯板を接続して
大単重化し圧延効率を向上させ、さらに、大単重
化した帯板の前後にリーダー材を接続し、このリ
ーダー材をゼンジミアミルのリールに巻くことに
よつて帯板本材を全長にわたつて冷間圧延する。 このようなチタン帯板の接続法として、2本の
チタン帯板の長さ方向端面同士を突合せてTIG溶
接する方法が行われている。チタン帯板本材同士
の溶接部は、帯板本材と連続して冷間圧延される
ことが必要であり、また帯板本材とリーダー材の
溶接部は、帯板をミルにセツトする際の曲げや、
冷間圧延時の張力およびデフレクタロールによる
引張曲げに耐えることが必要である。 従来は、熱延帯板を箱型炉によつて軟化焼鈍し
た後TIG溶接し、さらに溶接部を後熱処理してい
るので問題はなかつたが、熱延帯板を連続炉によ
つて軟化焼鈍する場合は、連続炉を通板する前の
未焼鈍状態の帯板本材同士を接続する必要があ
り、後述のような問題を生じる。この場合、連続
炉通板のみであれば、帯板同士を重ね合せてスポ
ツト溶接することもできるが、後工程で冷間圧延
する場合は突合せ溶接が必要であるから、連続炉
通板前に突合せ溶接しておくことが望まれる。ま
た熱延帯板を焼鈍しないで冷間圧延する場合に
は、未焼鈍状態の帯板本材同士を突合せ溶接する
ことが不可欠となる。 従来の溶接法により、未焼鈍状態すなわち加工
組織をなすチタン帯板を接続して、後工程の冷間
圧延あるいは連続焼鈍設備を通板すると、溶接部
がしばしば破断するという問題が生じた。 本発明は、加工組織をなすチタン帯板を未焼鈍
状態にて突合せ溶接した後の工程で、溶接部破断
が生じないためのチタン帯板接続方法を目的とす
る。 即ち本発明は、加工組織をなす2本のチタン帯
板の長さ方向端面を突き合せ、TIG溶接し、該溶
接部近傍の母材部を軟化焼鈍することを特徴とす
る。 加工組織をなすチタン帯板を従来の突合せ溶接
によつて接続した場合、溶接ラインにおける処理
あるいは後工程における処理時に、溶接部が折れ
曲つて破断に至ることがしばしばある。従来法で
は、TIG溶接後に後熱処理を施しているが、熱処
理されるのは溶接熱影響部までであり、母材部は
加工組織のままである。このため、加工組織をな
す母材部と、溶接部及び溶接熱影響部との間の硬
度差が大きく、しかも軟化部分が狭いので、溶接
ラインあるいは後工程における処理時に、狭い軟
化部分に曲げ応力あるいは引張応力が集中して破
断に至ると考えられる。 本発明法では、TIG溶接したのち、溶接熱影響
部を越えて母材部まで幅広く軟化焼鈍するので、
前記応力集中が緩和されて、破断することがな
い。軟化焼鈍条件としては、温度700〜750℃、時
間40〜80秒が好ましい。軟化焼鈍を施す範囲は、
狭すぎると溶接部への応力集中の緩和効果が小さ
く破断のおそれがあり、広すぎると設備上、作業
上ロスとなるので、処理する帯板の板幅に応じ、
溶接部を中心として前後それぞれ40〜80mmとする
のが好ましい。 また、TIG溶接部の際は、溶接部の酸化による
脆化防止のため不活性ガスシールボツクスを使用
するのが好ましい。さらに、溶接前の帯板突合せ
部およびその周辺にスケール等が存在する場合
は、事前にグラインダー等を手入れを行い、また
溶接後のビードは必要に応じてグラインダー手入
れする。 実施例 第1図に示すように、チタン帯板5と5′を突
合せクランプ3で上下からクランプし、Arガス
シールボツクス1を溶接トーチ2に装置して、表
1の条件でTIG溶接を行い、表2の条件で軟化焼
鈍した。なお第1図中、4は裏ビード側の冷却及
び支えのためのバツキングバー、6は突合せ溶接
部である。 Arガスシールボツクス1は、第2図に示すよ
うな構造で、溶接部近傍をArガス雰囲気化し、
溶接部の酸化を防止する機能を有する。なお第2
図中、7はArガス導入管、8はArガスシールボ
ツクスを溶接トーチへ固定するためのバンド、9
はボツクス内のArガス流速を柔らげるための穴
あきプレートである。
溶接して行う接続方法に関するものである。 チタン板の製造にもマスプロ方式が採用され、
連続熱間圧延機によつて製造された熱延帯板を軟
化焼鈍し、タンデムミルあるいはゼンジミアミル
によつて冷間圧延し、さらに軟化焼鈍する方式が
一般に行われている。ゼンジミアミルによつて冷
間圧延する場合、圧延前に複数の帯板を接続して
大単重化し圧延効率を向上させ、さらに、大単重
化した帯板の前後にリーダー材を接続し、このリ
ーダー材をゼンジミアミルのリールに巻くことに
よつて帯板本材を全長にわたつて冷間圧延する。 このようなチタン帯板の接続法として、2本の
チタン帯板の長さ方向端面同士を突合せてTIG溶
接する方法が行われている。チタン帯板本材同士
の溶接部は、帯板本材と連続して冷間圧延される
ことが必要であり、また帯板本材とリーダー材の
溶接部は、帯板をミルにセツトする際の曲げや、
冷間圧延時の張力およびデフレクタロールによる
引張曲げに耐えることが必要である。 従来は、熱延帯板を箱型炉によつて軟化焼鈍し
た後TIG溶接し、さらに溶接部を後熱処理してい
るので問題はなかつたが、熱延帯板を連続炉によ
つて軟化焼鈍する場合は、連続炉を通板する前の
未焼鈍状態の帯板本材同士を接続する必要があ
り、後述のような問題を生じる。この場合、連続
炉通板のみであれば、帯板同士を重ね合せてスポ
ツト溶接することもできるが、後工程で冷間圧延
する場合は突合せ溶接が必要であるから、連続炉
通板前に突合せ溶接しておくことが望まれる。ま
た熱延帯板を焼鈍しないで冷間圧延する場合に
は、未焼鈍状態の帯板本材同士を突合せ溶接する
ことが不可欠となる。 従来の溶接法により、未焼鈍状態すなわち加工
組織をなすチタン帯板を接続して、後工程の冷間
圧延あるいは連続焼鈍設備を通板すると、溶接部
がしばしば破断するという問題が生じた。 本発明は、加工組織をなすチタン帯板を未焼鈍
状態にて突合せ溶接した後の工程で、溶接部破断
が生じないためのチタン帯板接続方法を目的とす
る。 即ち本発明は、加工組織をなす2本のチタン帯
板の長さ方向端面を突き合せ、TIG溶接し、該溶
接部近傍の母材部を軟化焼鈍することを特徴とす
る。 加工組織をなすチタン帯板を従来の突合せ溶接
によつて接続した場合、溶接ラインにおける処理
あるいは後工程における処理時に、溶接部が折れ
曲つて破断に至ることがしばしばある。従来法で
は、TIG溶接後に後熱処理を施しているが、熱処
理されるのは溶接熱影響部までであり、母材部は
加工組織のままである。このため、加工組織をな
す母材部と、溶接部及び溶接熱影響部との間の硬
度差が大きく、しかも軟化部分が狭いので、溶接
ラインあるいは後工程における処理時に、狭い軟
化部分に曲げ応力あるいは引張応力が集中して破
断に至ると考えられる。 本発明法では、TIG溶接したのち、溶接熱影響
部を越えて母材部まで幅広く軟化焼鈍するので、
前記応力集中が緩和されて、破断することがな
い。軟化焼鈍条件としては、温度700〜750℃、時
間40〜80秒が好ましい。軟化焼鈍を施す範囲は、
狭すぎると溶接部への応力集中の緩和効果が小さ
く破断のおそれがあり、広すぎると設備上、作業
上ロスとなるので、処理する帯板の板幅に応じ、
溶接部を中心として前後それぞれ40〜80mmとする
のが好ましい。 また、TIG溶接部の際は、溶接部の酸化による
脆化防止のため不活性ガスシールボツクスを使用
するのが好ましい。さらに、溶接前の帯板突合せ
部およびその周辺にスケール等が存在する場合
は、事前にグラインダー等を手入れを行い、また
溶接後のビードは必要に応じてグラインダー手入
れする。 実施例 第1図に示すように、チタン帯板5と5′を突
合せクランプ3で上下からクランプし、Arガス
シールボツクス1を溶接トーチ2に装置して、表
1の条件でTIG溶接を行い、表2の条件で軟化焼
鈍した。なお第1図中、4は裏ビード側の冷却及
び支えのためのバツキングバー、6は突合せ溶接
部である。 Arガスシールボツクス1は、第2図に示すよ
うな構造で、溶接部近傍をArガス雰囲気化し、
溶接部の酸化を防止する機能を有する。なお第2
図中、7はArガス導入管、8はArガスシールボ
ツクスを溶接トーチへ固定するためのバンド、9
はボツクス内のArガス流速を柔らげるための穴
あきプレートである。
【表】
【表】
1 焼鈍条件はNo.1,No.2で共通。焼鈍温度700
℃、加熱時間60秒 2 曲げ試験条件はNo.1,No.2で共通。35R90゜
曲げ。 3 曲げ回数4〜5回以上で、各設備通板性良好
と判断できる。 第3図は硬度分布をデポ中央からの距離(mm)
で示すが、aは溶接まゝ(as weld)、bはHAZ
まで後熱処理、Cは母材部片側40mmまで後熱処理
した硬度分布で、a,bに比し、cは硬度のばら
つきが少ない。 以上本発明について詳述したが、本発明により
熱延チタン帯板の連続焼鈍酸洗処理が可能とな
る。また、熱延チタン帯板の焼鈍を省略して、冷
延工程処理することも可能となる。
℃、加熱時間60秒 2 曲げ試験条件はNo.1,No.2で共通。35R90゜
曲げ。 3 曲げ回数4〜5回以上で、各設備通板性良好
と判断できる。 第3図は硬度分布をデポ中央からの距離(mm)
で示すが、aは溶接まゝ(as weld)、bはHAZ
まで後熱処理、Cは母材部片側40mmまで後熱処理
した硬度分布で、a,bに比し、cは硬度のばら
つきが少ない。 以上本発明について詳述したが、本発明により
熱延チタン帯板の連続焼鈍酸洗処理が可能とな
る。また、熱延チタン帯板の焼鈍を省略して、冷
延工程処理することも可能となる。
第1図は、TIG溶接時のチタン帯板、電極トー
チ、Arガスシールボツクス、溶接部クランプ装
置の説明図、第2図はArガスシールボツクスを
電極トーチへ装着した見取り説明図、第3図は溶
接部の硬度分布のグラフである。 1:ガスシールボツクス、2:溶接トーチ、
3:クランプ、4:バツキングバー、5:チタン
帯板、8:トーチ固定バンド、9:穴あきプレー
ト。
チ、Arガスシールボツクス、溶接部クランプ装
置の説明図、第2図はArガスシールボツクスを
電極トーチへ装着した見取り説明図、第3図は溶
接部の硬度分布のグラフである。 1:ガスシールボツクス、2:溶接トーチ、
3:クランプ、4:バツキングバー、5:チタン
帯板、8:トーチ固定バンド、9:穴あきプレー
ト。
Claims (1)
- 1 加工組織をなす2本のチタン帯板の長さ方向
端面を突き合せ、TIG溶接し、該溶接部近傍の母
材部を軟化焼鈍することを特徴とするチタン帯板
の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9956283A JPS59226159A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | チタン帯板の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9956283A JPS59226159A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | チタン帯板の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59226159A JPS59226159A (ja) | 1984-12-19 |
JPS6123867B2 true JPS6123867B2 (ja) | 1986-06-07 |
Family
ID=14250580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9956283A Granted JPS59226159A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | チタン帯板の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59226159A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103938138B (zh) * | 2014-04-08 | 2016-01-06 | 中国航空工业集团公司北京航空材料研究院 | 一种改善钛合金焊接构件性能的亚再结晶退火工艺 |
WO2017163098A1 (fr) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | Arcelormittal | Procede de fabrication de toles d'aciers laminees a froid et soudees, et toles ainsi produites |
-
1983
- 1983-06-06 JP JP9956283A patent/JPS59226159A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59226159A (ja) | 1984-12-19 |
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