JPH0622759B2 - 鋼板の高速接合法 - Google Patents

鋼板の高速接合法

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JPH0622759B2
JPH0622759B2 JP60095350A JP9535085A JPH0622759B2 JP H0622759 B2 JPH0622759 B2 JP H0622759B2 JP 60095350 A JP60095350 A JP 60095350A JP 9535085 A JP9535085 A JP 9535085A JP H0622759 B2 JPH0622759 B2 JP H0622759B2
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郁夫 若元
敏郎 小林
正純 流田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は鋼板を高速に接合する方法に関する。
<従来の技術> 従来、鋼材を熱間圧延する場合、ある一定長さの鋼片を
1本毎に間欠的に圧延機に供給して圧延していた。
このため鋼片の先端部と後端部とに形状不良が生じ、製
品とするためには、この形状不良部分を切りすてる必要
があり、製品の歩留りの悪化の原因となるばかりでな
く、鋼片が圧延用のロールに噛み込まれあるいはロール
から排出される毎にロールに衝撃荷重が加わり、ロール
にきずが付くことも多くロール取替を頻繁に行なわねば
ならず、これに要する費用や圧延停止時間の増大等の問
題があつた。
そこで、鋼片をあらかじめ接続し、連続的に圧延するこ
とで上記問題を解決し、生産性の大幅な向上をはかるこ
とが行なわれている。
第4図はフラツシユバツト溶接による鋼材の接合工程、
第5図、第6図は圧接による鋼材の接合工程である。
このような連続圧延は、先行する鋼片の後端部と後行の
鋼片の先端部とを何んらかの方法で接続することによつ
て可能となり、一般に連続冷間圧延が行なわれる比較的
板厚の薄い鋼板(初期板厚10mm以下)の場合には、先
行する鋼片01の後端部01aと後行の鋼片02の先端
部02aとをフラツシユバツト溶接等で比較的容易に接
続することができる。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、熱間圧延を行なう板厚が厚い鋼材(初期板厚
20〜50mm)では溶接能力の不足から全断面を短時間
で溶接接続することは困難である。
そこで、先行の鋼片01の後端部01aと後行の鋼片0
2の先端部02aとを重ね合わせたのち釘状材03を打
ち込んだり又は溶接05を施した後、ロール04により
圧接する方法が提案されている。
しかし、これらの方法によつても初期板厚が50mm以上
になると接続が困難となる。また、初期板厚が20〜5
0mmの場合でも鋼片01,02の重ね代を100mm以上
取る必要があり、この重ね代の部分の板厚増加部分をあ
らかじめ予圧延工程で圧延しなければならない等の問題
がある。また、鋼板を連続熱間圧延する場合、板厚20
〜50mm板幅500〜2000mmの鋼板を短時間で接合
する必要がある。
本発明は、このような従来技術を鑑み、断面積の大きな
鋼板を、比較的低電流で高速に接合する方法を提供する
ことを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 斯かる目的を達成する本発明の構成は間隙を隔てて鋼板
を相互に突合わせ、これら鋼板の間に比較的低い直流電
流を流して局部的なアークを発生させると共に前記間隙
に厚さ方向に交番磁場を加えて前記アークに巾方向の電
磁力を作用させ、巾方向に移動するアークにより鋼板の
両端面が加熱溶融した後、両鋼板を押し付けて圧接する
ことを特徴とする。
<作 用> 間隙を隔てて相互に突き合せられた鋼板の間に比較的低
い直流電流を流すと、これらの間にアークが局部的に発
生し、そして、前記間隙に厚さ方向に交番磁場を加える
と、このアークに巾方向の電磁力が作用することとな
る。交番磁場による電磁力は、半周期ごとにその作用す
る向きが厚さ方向において逆転するからアークも半周期
ごとに移動する向きが巾方向において逆転する。従つ
て、アークは鋼板の端面において幅方向にくまなく移動
して鋼板の端面を均一に加熱することとなる。
<実施例> 以下、本発明の一実施例について詳細に説明する。
第1図に本実施例に使用する装置の概略を示す。同図に
示されるように、接合しようとする鋼板1がある間隙を
隔てて突き合せられると共にクランプ装置2により各々
上下に挾み付けられており、加圧装置3により相互に押
し付けられるようになつている。各クランプ装置2は直
流電源6にそれぞれ電気的に接続されており、これらの
鋼板1間に直流電流を流して局部的なアーク5を発生で
きるようになつている。鋼板1間の間隙の上方及び下方
には各々励磁コイル8が設置されると共にその中心には
鉄心7が挿入されており、各励磁コイル8は交番励磁電
源9と電気的に接続されている。従つて、励磁コイル8
に交番電流を流すと、鋼板1間の間隙に厚さ方向の交番
磁場10が発生し、この交番磁場の向きは厚さ方向にお
いて半周期毎に逆転することとなる。
このような装置は次の様に使用する。
まず、第2図(a)に示すように直流電源6からクランプ
2を介して鋼板1間に比較的低い直流電流を流して間隙
に局部的なアークを発生させる。鋼板1として板厚が2
0mm,板巾が1000mmで、温度1000℃のバー材を
用いる場合、例えば電流はDC4500A,アークタイ
ムは10秒とすることができる。これに伴い、交番励磁
電源9から励磁コイル8に交番電流を流して、鋼板1間
の間隙に交番磁場10を発生させると、前記アークに巾
方向の電磁力11が加えられることとなる。即ち、第3
図に交番電流の1周期を前半の半周期と後半の半周期と
に分けて詳細に示すように、前半の半周期においては、
交番磁場10が上向きになつているので、アーク5は電
磁力11の作用により第3図中上方に移動することとなる
のに対し、逆に後半の半周期においては、交番磁場10
が下向きとなつているので、アーク5は電磁力11の作
用により第3図中下方に逆転して移動することとなる。
尚、磁気駆動条件は、500G,50Hzでとすることが
できる。このようにアークは鋼板1の巾方向において交
番磁場10の半周期毎に逆転しながらくまなく移動する
ので、第2図(b)に示すように鋼板1の両端面12が均
一に加熱されて溶融されることとなる。この後、第2図
(c)に示すように加圧装置3により、両鋼板1を相互に
加圧力4で押し付けて圧接した。加圧力4としては役4
0トン程度とすることができる。ここで、使用した鋼板
1は熱間圧延において900℃〜1000℃に予熱され
ているため、アーク発生時間が短時間で良好な接合がで
きたが、予熱されていない鋼板1を接合するときには、
アーク時間を延長すればよい。このようにして圧接され
た鋼板1の継手性能は欠陥もなく、良好な継手強度、曲
げ延性が得られた。
本実施例の接合対象となつた鋼板1のように大きな断面
積を有するものの端面を全面一度に接合する方法として
フラツシユバツト溶接を行うと、数万アンペアの大電流
が必要となり、実施化が困難であるのに対し、本考案で
は局部的に発生したアークを電磁力により鋼板端面の巾
方向において、左右に移動させて均一に加熱溶融するの
で大電流が不用となり、大巾な省エネルギーが可能とな
つた。
<発明の効果> 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本発
明は断面積の大きな鋼板を、比較的低電流で高速に接合
できるものである。尚、本発明は上記実施例に限らず、
広く製鉄機械、圧延機に応用することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に使用する装置の概略斜視
図、第2図(a),(b),(c)は各々本発明方法の各工程を
示す説明図、第3図は、半周期毎に反転する交番磁場及
び逆転する電磁力等を説明するための説明図、第4図は
フラツシユバツト溶接による鋼板の接合法の工程図、第
5図は釘状材を用いた鋼板の接合法の工程図、第6図は
溶接による鋼板の接合法の工程図である。 図面中、 1は鋼板、 2はクランプ装置、 3は加圧装置、 4は加圧力、 5はアーク、 6は直流溶接電源、 7は鉄心、 8は励磁コイル、 9は交番励磁電源、 10は交番磁場、 11は電磁力、 12は加熱溶融部、 13は継手である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隙を隔てて鋼板を相互に突合わせ、これ
    ら鋼板の間に比較的低い直流電流を流して局部的なアー
    クを発生させると共に前記間隙に厚さ方向に交番磁界を
    加えて前記アークに巾方向の電磁力を作用させ、巾方向
    に移動するアークにより鋼板の両端面が加熱溶融した
    後、両鋼板を押し付けて圧接することを特徴とする鋼板
    の高速接合法。
JP60095350A 1985-05-07 1985-05-07 鋼板の高速接合法 Expired - Lifetime JPH0622759B2 (ja)

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