JPH09277060A - 抵抗溶接機 - Google Patents

抵抗溶接機

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JPH09277060A
JPH09277060A JP8098519A JP9851996A JPH09277060A JP H09277060 A JPH09277060 A JP H09277060A JP 8098519 A JP8098519 A JP 8098519A JP 9851996 A JP9851996 A JP 9851996A JP H09277060 A JPH09277060 A JP H09277060A
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Satoru Shionoya
哲 塩野谷
Yoshiaki Chigiri
義昭 地切
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/31Electrode holders and actuating devices therefor
    • B23K11/311Electrode holders and actuating devices therefor the actuating device comprising an electric motor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ナゲット形成位置を各電極の対向方向に任意に
調整可能とする。 【解決手段】一対の電極6、8で被溶接物Wを挟圧しつ
つ各電極6,8に通電して被溶接物Wを溶接する。各電
極6、8から被溶接物Wへそれぞれ独立に加圧力を付与
せしめる一対の加圧力付与手段(油圧シリンダ3、4)
と、各電極6、8から被溶接物Wへそれぞれ付与される
加圧力を独立に検出する一対の加圧力検出手段(ロード
セル5、7)と、各加圧力検出手段の検出結果に基づい
て各加圧力付与手段をそれぞれ独立に制御する制御手段
10とを備えている。例えば被溶接物Wを上電極6側に
押し付ける外力が被溶接物Wに作用した場合でも、各加
圧力検出手段の検出結果に基づき、各電極6、8から被
溶接物Wへ付与される加圧力を調整することにより、ナ
ゲットを被溶接物Wの境界部に確実に形成することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抵抗溶接機に関し、
詳しくはスポット溶接、プロジェクション溶接及びシー
ム溶接等の抵抗溶接を実施する際に使用可能な抵抗溶接
機に関する。
【0002】
【従来の技術】金属部材同士を接合する方法として、従
来より抵抗溶接が利用されている。例えば、2枚の鋼板
を重ねて接合する場合にはスポット溶接が利用される。
このスポット溶接は、一対の電極で被溶接物を挟圧しな
がら電極に通電して被溶接物に直接電流を流し、電極及
び被溶接物間における接触電気抵抗と被溶接物自身の電
気抵抗とにより発生するジュール熱を利用して被溶接物
を加熱し、被溶接物の接合部を溶融凝固させるこにより
より行われる。
【0003】一般に、導体に電流が流れることにより発
生するジュール熱の量は、電流の強さの2乗及び導体の
抵抗に比例する関係にある(ジュールの法則)。また、
上記スポット溶接において、電極加圧力や溶接電流が増
すと接触抵抗が減少する傾向にある。さらに、電流を少
なくして長時間で溶接すると熱が集中しないから良好な
溶接が行えず、一方大電流で短時間で行ってもナゲット
径不足という不都合が生じる。したがって、上記スポッ
ト溶接等の抵抗溶接においては、電極加圧力、溶接電流
及び通電時間の3条件を適正に設定することが重要であ
る。
【0004】このようなスポット溶接を実施する抵抗溶
接機として、特開平4−178275号公報には図5に
示すものが開示されている。この抵抗溶接機は、一対の
電極81a、81bと、電極81a、81bに溶接電流
を供給する抵抗溶接電源82と、一方の電極に電極加圧
力を付与する加圧シリンダ83と、加圧シリンダ83の
加圧力を調整する電空比例弁84とを備えており、加圧
シリンダ83の作動により一対の電極81a、81bで
被溶接物85を挟圧しながら、抵抗溶接電源82から電
極81a、81bに溶接電流を供給することにより、ス
ポット溶接を行うものである。そして、この抵抗溶接機
では、検出ケーブル86により検出されるチップ間電
圧、電流検出部87により検出される溶接電流、及び検
出器88により検出される電極移動量から溶接部の平均
温度及び通電径を信号処理部89及び推算部90により
順に同定し、この通電径及びこれから求まる発熱密度を
予め定めてあるそれぞれの標準増大パターンと対比した
結果に基いて、信号作成部91及び制御部92、93に
より溶接電流及び電極加圧力をリアルタイムに適応制御
することを繰り返して常に適正なナゲット成長状況を確
保し、同時に行っているナゲット寸法の予測結果によっ
て通電の終了時期を決定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の抵抗溶接機
においては、電極加圧力の制御は単一の加圧シリンダ8
3により一方の電極81aに対してのみ行われており、
各電極81a、81bの加圧力をそれぞれ独立に制御す
ることができない。このため、上記従来の抵抗溶接機で
は、ナゲット形成位置を一対の電極81a、81bの対
向方向(被溶接物85の板厚方向)に調整することがで
きず、その結果以下に示す種々の不都合があった。
【0006】まず、互いに板厚が異なる2枚の鋼板を重
ねてスポット溶接する場合には、板厚の違いに応じてナ
ゲット形成位置を板厚方向に調整する必要がある。ここ
で、ナゲットの形成位置は、各電極81a、81bから
被溶接物85へそれぞれ付与される加圧力によって調整
することができる。すなわち、当該加圧力の大きさが異
なると電極及び被溶接物間で発生するジュール熱量も異
なるため、一方の電極81aから被溶接物85へ付与さ
れる加圧力の大きさと他方の電極81bから被溶接物8
5へ付与される加圧力の大きさとを異ならせることによ
り、ナゲットの形成位置をずらすことができる。しか
し、上記従来の抵抗溶接機では、一方の電極81aから
被溶接物85に付与される加圧力と他方の電極81bか
ら被溶接物85に付与される加圧力とを異ならせること
ができないため、ナゲットの形成位置を板厚方向に調整
することができず、互いに厚さの異なる2つの被溶接物
を良好に溶接することが不可能であった。
【0007】また、電極加圧力の制御は単一の加圧シリ
ンダ83により一方の電極81aに対してのみ行う上記
従来の溶接抵抗機では、ナゲットの偏りによる接合不良
や溶接割れが発生するという問題があった。すなわち上
記従来の抵抗溶接機において、例えば被溶接物85を一
方の電極81a側に押し付ける外力が該被溶接物85に
作用した場合、一方の電極81aから被溶接物85へ付
与される電極加圧力が他方の電極81bから被溶接物へ
付与される電極加圧力よりも大きくなる。そうすると、
一方の電極81a及び被溶接物85間で発生するジュー
ル熱が、他方の電極81b及び被溶接物間で発生するジ
ュール熱よりも小さくなり、その結果ナゲットが他方の
電極81b側へ偏った位置に形成されることとなり、接
合不良や溶接割れの原因となる。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、ナゲット形成位置を各電極の対向方向に調整する
ことのできる抵抗溶接機を提供することを解決すべき技
術課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の抵抗溶接機は、一対の電極で被溶接物を挟圧
しつつ各該電極に通電して該被溶接物を溶接する抵抗溶
接機であって、各上記電極から上記被溶接物へそれぞれ
独立に加圧力を付与せしめる一対の加圧力付与手段を備
えていることを特徴とするものである。
【0010】この抵抗溶接機では、一対の加圧力付与手
段により、各電極から被溶接物へそれぞれ独立に加圧力
を付与せしめることができる。このため、例えば一方の
電極に付与する加圧力を他方の電極に付与する加圧力よ
りも大きくした場合、一方の電極及び被溶接物間で発生
するジュール熱が、他方の電極及び被溶接物間で発生す
るジュール熱よりも小さくなり、その結果電極及び被溶
接物間で発生する熱量がアンバランスとすることにより
ナゲットの形成位置を他方(加圧力が小さい方)の電極
側にずらすことができる。したがって、各電極から被溶
接物へそれぞれ付与される加圧力を、例えば被溶接物の
厚さの違いに応じて調整することにより、ナゲットの形
成位置を任意に調整することが可能となる。
【0011】上記課題を解決する請求項2記載の抵抗溶
接機は、一対の電極で被溶接物を挟圧しつつ各該電極に
通電して該溶接物を溶接する抵抗溶接機であって、各上
記電極から上記被溶接物へそれぞれ付与される加圧力を
独立に検出する一対の加圧力検出手段と、各上記加圧力
検出手段の検出結果に基づいて、少なくとも各上記電極
を対向方向に上記被溶接物に対して相対的に移動させる
シフト手段とを備えていることを特徴とするものであ
る。
【0012】この抵抗溶接機では、各電極から被溶接物
に付与されている加圧力を加圧力検出手段によりそれぞ
れ検出することができるので、例えば被溶接物を一方の
電極側に押し付ける外力が該被溶接物に作用して、一方
の該電極から被溶接物へ付与される加圧力の大きさと他
方の電極から被溶接物へ付与される加圧力の大きさとが
異なる場合、この各電極から被溶接物へ付与される加圧
力の違いをそれぞれの加圧力検出手段により検出するこ
とができる。このため、各加圧力検出手段の検出結果に
基づき、各電極から被溶接物へ付与される加圧力の違い
に応じて、シフト手段の作動により、少なくとも各電極
を対向方向に被溶接物に対して相対的に移動させること
により、各電極から被溶接物へ付与される加圧力、ひい
てはナゲットの形成位置を調整することができる。した
がって、例えば被溶接物を一方の電極側に押し付ける外
力が該被溶接物に作用して、一方の該電極から被溶接物
へ付与される加圧力の大きさと他方の電極から被溶接物
へ付与される加圧力の大きさとが異なる場合でも、ナゲ
ットの偏りによる接合不良や溶接割れを防止することが
できる。
【0013】上記課題を解決する請求項3記載の抵抗溶
接機は、一対の電極で被溶接物を挟圧しつつ各該電極に
通電して該被溶接物を溶接する抵抗溶接機であって、各
上記電極から上記被溶接物へそれぞれ独立に加圧力を付
与せしめる一対の加圧力付与手段と、各上記電極から上
記被溶接物へそれぞれ付与される加圧力を独立に検出す
る一対の加圧力検出手段と、各上記加圧力検出手段の検
出結果に基づいて各上記加圧力付与手段をそれぞれ独立
に制御する制御手段とを備えていることを特徴とするも
のである。
【0014】この抵抗溶接機では、各電極から被溶接物
に付与されている加圧力を加圧力検出手段によりそれぞ
れ検出し、その検出結果に基づいて各電極から被溶接物
へそれぞれ付与される加圧力を独立に制御することがで
きる。このため、例えば被溶接物を一方の電極側に押し
付ける外力が該被溶接物に作用して、一方の該電極から
被溶接物へ付与される加圧力の大きさと他方の電極から
被溶接物へ付与される加圧力の大きさとが異なる場合
に、各加圧力検出手段の検出結果に基づき、各電極から
被溶接物へ付与される加圧力の違いに応じて、制御手段
により各加圧力付与手段を制御することにより、各電極
から被溶接物へ付与される加圧力を調整することがで
き、ひいてはナゲットの形成位置を調整することができ
る。したがって、例えば被溶接物を一方の電極側に押し
付ける外力が該被溶接物に作用して、一方の該電極から
被溶接物へ付与される加圧力の大きさと他方の電極から
被溶接物へ付与される加圧力の大きさとが異なる場合で
も、ナゲットの偏りによる接合不良や溶接割れを防止す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
具体的に説明する。 (実施形態1)図1に示す本実施形態に係る抵抗溶接機
は、上アーム1、下アーム2にそれぞれ加圧力付与手段
としての上油圧シリンダ3、下油圧シリンダ4が固定さ
れている。上油圧シリンダ3には加圧力検出手段として
の上ロードセル5を介して上電極6が連結されており、
下油圧シリンダ4にも下ロードセル7を介して下電極8
が連結されている。この上電極6及び下電極8は溶接電
源9により通電可能とされている。
【0016】上記上ロードセル5及び下ロードセル7の
検出信号はそれぞれ制御装置10に送られ、制御装置1
0はこれらの検出信号に基づいて、上電磁比例弁11、
下電磁比例弁12を介して上油圧シリンダ3、下油圧シ
リンダ4をそれぞれ制御可能とされている。また、上記
溶接電源9も制御装置10により制御可能とされてい
る。
【0017】(ナゲットを被溶接物の中心に形成する場
合)上記構成を有する実施形態1に係る抵抗溶接機を用
いて、同一厚さの2枚の被溶接物(鋼板)Wを重ね合わ
せて溶接する場合について、以下説明する。なお、被溶
接物Wを上電極6及び下電極8間でクランプし、溶接前
におけるフローチャートを図2に、溶接中におけるフロ
ーチャートを図3に示す。
【0018】2枚の被溶接物Wを重ね合わせた状態で上
電極6及び下電極8間に配置した後、制御手段10から
上電磁比例弁11、下電磁比例弁12にそれぞれ所定の
信号を送り、上油圧シリンダ3、下油圧シリンダ4を作
動させて、上電極6及び下電極8間で被溶接物Wを挟圧
した。このとき、上油圧シリンダ3及び下油圧シリンダ
4のストローク量は同等となるようにした。また、被溶
接物Wは図示しないクリップ装置により固定されてい
る。この状態で、上電極6から被溶接物Wに付与される
上電極加圧力FU を上ロードセル5が検出し、この検出
信号が制御手段10に送られるとともに、下電極8から
被溶接物Wに付与される下電極加圧力FDを下ロードセ
ル7が検出し、この検出信号が制御手段10に送られ
る。制御装置10では、上ロードセル5、下ロードセル
7からそれぞれ送られた検出信号を比較し、 A=(上電極加圧力FU )−(下電極加圧力FD ) の値が零であるか否かを判断する。そして、上記Aの値
が零でない場合は、Aの値に応じて、上電磁比例弁11
又は下電磁比例弁12に信号を送り、上油圧シリンダ3
又は下油圧シリンダ4を作動させる。
【0019】例えば、被溶接物Wを上電極6側に押し付
ける外力が該被溶接物Wに作用している場合、上電極6
から被溶接物Wへ付与される上電極加圧力FU が下電極
8から被溶接物Wへ付与される下電極加圧力FD よりも
大きくなり、A>0となるので、制御装置10は、この
Aの値に応じて、上電極比例弁11に信号を送り上油圧
シリンダ3のストローク量を所定量小さくするか、又は
下電極比例弁12に信号を送り下油圧シリンダ4のスト
ローク量を所定量大きくする。
【0020】このような過程を経て、上記Aの値が零に
なれば、上電極6から被溶接物Wに付与される上電極加
圧力FU と下電極8から被溶接物Wに付与される下電極
加圧力FD とが等しくなり、ナゲットを被溶接物Wの中
心に形成する溶接準備が整ったことになるので、制御装
置10は溶接電源9に信号を送り、溶接電源9から上電
極6及び下電極8に所定の電流を供給して溶接を開始す
る。
【0021】この溶接中においては、被溶接物Wの境界
にナゲットが形成される。そして、被溶接物W内でナゲ
ットが成長して膨張すると、ナゲット膨張に伴う圧力が
被溶接物Wから上電極6及び下電極8にそれぞれ均等に
加わる。この圧力はナゲットが成長すればするほど大き
くなる。このため、被溶接物Wから上電極6及び下電極
8にそれぞれ加わる圧力を、上電極加圧力FU 及び下電
極加圧力FD としてそれぞれ上ロードセル5及び下ロー
ドセル7で検出し、この検出信号が制御装置10に送ら
れる。制御装置10では、上ロードセル5、下ロードセ
ル7からそれぞれ送られた検出信号に基づいて、 B=(上電極加圧力FU )+(下電極加圧力FD ) の値が設定値であるか否かを判断する。なお、ナゲット
径の大きさと上記Bの値との相関関係を予め求めてお
き、その相関関係に基づきナゲットが所定の大きさにな
った時の上記Bの値が制御装置10に予め設定されてい
る。そして、上記Bの値が予め設定された設定値になっ
た時に、制御装置10から溶接電源9に通電OFFの信
号が送られ、溶接を終了する。
【0022】このように本実施形態の溶接抵抗機によれ
ば、上電極6、下電極8から被溶接物Wに付与されてい
る上電極加圧力FU 、下電極加圧力FD を上ロードセル
5、下ロードセル7によりそれぞれ検出し、その検出結
果に基く制御装置10の制御により、上電磁比例弁11
又は下電磁比例弁12を介して上油圧シリンダ3又は下
油圧シリンダ4を作動させて、上電極6、下電極8から
被溶接物Wへそれぞれ付与される上電極加圧力FU 、下
電極加圧力FD を独立に制御することができる。このた
め、例えば被溶接物Wを上電極6側に押し付ける外力が
該被溶接物Wに作用している場合でも、上電極6及び下
電極8から被溶接物Wへ付与される上電極加圧力FU
び下電極加圧力FD の値を同等とすることができ、ナゲ
ットの形成位置を確実に被溶接物Wの中心とすることが
可能となる。したがって、ナゲットの偏りによる接合不
良や溶接割れを防止することができる。
【0023】また、本実施形態の溶接抵抗機によれば、
ナゲットの成長過程を上ロードセル5及び下ロードセル
7の検出信号に基づいてリアルタイムで制御することが
できる。このため、ナゲット径が所定の大きさになった
ことを確実に検知することができるので、ナゲットの過
大割れを確実に防止することができるとともに、余分の
電気消費を回避して省エネに貢献することもできる。ま
たナゲット成長を観測するために別途変位センサ等を設
ける必要がない。
【0024】(ナゲットをオフセットする場合)上記実
施形態1に係る抵抗溶接機を用いて、板厚が互いに異な
る2枚の被溶接物(鋼板)Wを重ね合わせて溶接する場
合について、以下説明する。ナゲットを中心に形成する
場合と同様に、上油圧シリンダ3及び下油圧シリンダ4
のストローク量が同等となるように、図示しないクリッ
プ装置により固定された2枚の被溶接物Wを重ね合わせ
た状態で上電極6及び下電極8間で挟圧した。この状態
で、上電極6から被溶接物Wに付与される上電極加圧力
U を上ロードセル5が検出し、この検出信号が制御手
段10に送られるとともに、下電極8から被溶接物Wに
付与される下電極加圧力FD を下ロードセル7が検出
し、この検出信号が制御手段10に送られる。制御装置
10では、上ロードセル5、下ロードセル7からそれぞ
れ送られた検出信号を比較し、 A=(上電極加圧力FU )−(下電極加圧力FD ) の値が設定値であるか否かを判断する。なお、上記Aの
値とナゲット形成位置のオフセット量との相関関係を予
め求めておき、その相関関係に基づき、2枚の被溶接物
Wの板厚の違いに応じた所定のオフセット量になった時
の上記Aの値が制御装置10に予め設定されている。そ
して、上記Aの値が設定値でない場合は、Aの値に応じ
て、上電磁比例弁11又は下電磁比例弁12に信号を送
り、上油圧シリンダ3又は下油圧シリンダ4を作動させ
る。
【0025】このような過程を経て、上記Aの値が設定
値になれば、所定のオフセット位置、すなわち被溶接物
Wの境界部にナゲットを形成する溶接準備が整ったこと
になるので、制御装置10は溶接電源9に信号を送り、
溶接電源9から上電極6及び下電極8に所定の電流を供
給して溶接を開始する。この溶接中においても、ナゲッ
トを中心に形成する場合と同様に、ナゲット膨張に伴う
圧力増大を、上電極加圧力FU 及び下電極加圧力FD
してそれぞれ上ロードセル5及び下ロードセル7で検出
し、この検出信号に基づいてナゲットが所定の大きさに
なったことを検知して、溶接を終了することができる。
【0026】このように本実施形態の溶接抵抗機によれ
ば、上電極6、下電極8から被溶接物Wに付与されてい
る上電極加圧力FU 、下電極加圧力FD を上ロードセル
5、下ロードセル7によりそれぞれ検出し、その検出結
果に基く制御装置10の制御により、上電磁比例弁11
又は下電磁比例弁12を介して上油圧シリンダ3又は下
油圧シリンダ4を作動させて、上電極6、下電極8から
被溶接物Wへそれぞれ付与される上電極加圧力FU 、下
電極加圧力FD を独立に制御することができる。このた
め、例えば互いに板厚の異なる2枚の被溶接物Wを溶接
する場合でも、被溶接物Wの板厚の違いに応じてナゲッ
ト形成位置を調整することができるので、2枚の被溶接
物Wの境界部に確実にナゲットを形成して良好な溶接を
行うことが可能となる。
【0027】また例えば、被溶接物Wを上電極6側に押
し付ける外力が該被溶接物Wに作用しているような場合
でも、上ロードセル5及び下ロードセル7により、この
外力の影響を加味しつつ上記Aの値を制御することがで
きるので、2枚の被溶接物Wの境界部に確実にナゲット
を形成して良好な溶接を行うことができる。なお、上記
実施形態1において、加圧力検出手段としてのロードセ
ル5、7をなくした構成を採用した場合は、例えば被溶
接物Wを上電極6側に押し付けるような外力が該被溶接
物Wに作用していないことを条件に、互いに板厚の異な
る2枚の被溶接物Wの境界部に確実にナゲットを形成し
て良好な溶接を行うことが可能となる。
【0028】(実施形態2)図4に示す本実施形態に係
る抵抗溶接機は、互いに連結された上アーム1、下アー
ム2にそれぞれ加圧力付与手段としての上油圧シリンダ
3、土台13が固定されている。上油圧シリンダ3には
加圧力検出手段としての上ロードセル5を介して上電極
6が連結されており、土台13にも下ロードセル7を介
して下電極8が連結されている。この上電極6及び下電
極8は溶接電源9により通電可能とされている。また、
互いに連結された上アーム1、下アーム2は、シフト手
段としてのアーム用油圧シリンダ14により上下動可能
とされている。
【0029】上記上ロードセル5及び下ロードセル7の
検出信号はそれぞれ制御装置10に送られ、制御装置1
0はこれらの検出信号に基づいて、電磁比例弁15を介
してアーム用油圧シリンダ14を制御可能とされてい
る。また、上油圧シリンダ3も上電磁比例弁11を介し
て制御装置10により制御可能とされるとともに、上記
溶接電源9も制御装置10により制御可能とされてい
る。
【0030】上記構成を有する実施形態2に係る抵抗溶
接機を用いても、上記実施形態1と同様に、ナゲットを
被溶接物Wの中心に確実に形成しつつ溶接したり、板厚
が互いに異なる2枚の被溶接物を良好に溶接したりする
ことが可能である。すなわち、本実施形態の抵抗溶接機
では、上電極加圧力FU 及び下電極加圧力FD をそれぞ
れ上ロードセル5及び下ロードセル7により検出し、こ
の検出信号が制御装置10に送られる。制御装置10で
は、これらの検出信号を上記実施形態1と同様に比較
し、 A=(上電極加圧力FU )−(下電極加圧力FD ) の値に応じて、電磁比例弁15に信号を送り、アーム用
油圧シリンダ14を作動させる。
【0031】例えば、被溶接物Wを上電極6側に押し付
ける外力が該被溶接物Wに作用している場合、上電極6
から被溶接物Wへ付与される上電極加圧力FU が下電極
8から被溶接物Wへ付与される下電極加圧力FD よりも
大きくなり、A>0となるので、制御装置10は、この
Aの値に応じて、電極比例弁15に信号を送り上油圧シ
リンダ3のストローク量を所定量大きくして、上アーム
1及び下アーム2を一体的に上昇させる。なお、被溶接
物Wは図示しないクリップ装置により固定されている。
これにより、上油圧シリンダ3及び上ロードセル5を介
して上アーム1に連結された上電極6と、土台13及び
下ロードセル7を介して下アーム2に連結された下電極
8とが、上電極6及び下電極8の対向方向(上下方向)
に被溶接物Wに対して相対的に移動する。その結果、移
動前と比較して、上電極加圧力F U が小さくなるととも
に、下電極加圧力FD が大きくなる。
【0032】このような過程を経て、上記Aの値を調整
する事により、ナゲット形成位置を任意に調整すること
ができる。したがって、同一板厚の被溶接物Wを溶接す
る場合であっても、また板厚が互いに異なる被溶接物W
を溶接する場合であっても、被溶接Wの境界部に確実に
ナゲットを形成することが可能となる。なお、本実施形
態2に係る溶接抵抗機においても、上ロードセル5及び
下ロードセル7の検出信号に基づいて、溶接中のナゲッ
ト成長過程を観察、制御できることは勿論である。
【0033】また、上記実施形態2では、被溶接物Wを
固定状態とし、この被溶接物Wに対して、上電極6及び
下電極8を相対的に移動させる例について説明したが、
上電極6及び下電極8を固定状態とし、この上電極6及
び下電極8に対して、被溶接物Wを相対的に移動させる
ことも可能である。この場合、被溶接物Wを保持するク
リップ装置等をシフト手段としての油圧シリンダ等によ
り昇降可能とすることができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の抵
抗溶接機は、各電極から被溶接物へそれぞれ独立に加圧
力を付与せしめる一対の加圧力付与手段を備えているも
のであるから、例えば被溶接物の厚さの違いに応じて調
整することにより、ナゲットの形成位置を任意に調整す
ることが可能となり、厚さが互いに異なる被溶接物でも
確実にナゲットを被溶接物の境界部に形成して良好な溶
接が可能となる。
【0035】また請求項2記載の抵抗溶接機は、各電極
から被溶接物へそれぞれ付与される加圧力を独立に検出
する一対の加圧力検出手段と、各加圧力検出手段の検出
結果に基づいて、少なくとも各電極を対向方向に被溶接
物に対して相対的に移動させるシフト手段とを備えてい
るものであるから、各加圧力検出手段の検出結果に基づ
き、各電極から被溶接物へそれぞれ付与される加圧力を
独立に制御することができるので、例えば被溶接物を一
方の電極側に押し付ける外力が該被溶接物に作用して、
一方の該電極から被溶接物へ付与される加圧力の大きさ
と他方の電極から被溶接物へ付与される加圧力の大きさ
とが異なる場合でも、ナゲットの偏りによる接合不良や
溶接割れを防止して、高品質の溶接を行うことができ
る。
【0036】また請求項3記載の抵抗溶接機は、各電極
から被溶接物へそれぞれ独立に加圧力を付与せしめる一
対の加圧力付与手段と、各電極から被溶接物へそれぞれ
付与される加圧力を独立に検出する一対の加圧力検出手
段と、各加圧力検出手段の検出結果に基づいて各加圧力
付与手段をそれぞれ独立に制御する制御手段とを備えて
いるものであるから、各加圧力検出手段の検出結果に基
づき、各電極から被溶接物へそれぞれ付与される加圧力
を独立に制御することができるので、請求項2記載の抵
抗溶接機と同様に、高品質の溶接を行うことができる。
【0037】さらに請求項2記載及び請求項3記載の抵
抗溶接機によれば、例えば被溶接物を一方の電極側に押
し付ける外力が該被溶接物に作用するような場合でも、
板厚が互いに異なる被溶接物を高品質に溶接することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態1に係る抵抗溶接機の全体構成を
模式的に示す側面図である。
【図2】 溶接前における電極加圧力の制御を説明する
フローチャートである。
【図3】 溶接中におけるナゲット径の制御を説明する
フローチャートである。
【図4】 本実施形態2に係る抵抗溶接機の全体構成を
模式的に示す側面図である。
【図5】 従来の抵抗溶接機の全体構成を模式的に示す
側面図である。
【符号の説明】
1は上アーム、2は下アーム、3は上油圧シリンダ、4
は下油圧シリンダ、5は上ロードセル、6は上電極、7
は下ロードセル、8は下電極、9は溶接電源、10は制
御装置、11は上電磁比例弁、12は下電磁比例弁、1
3は土台、14はアーム用油圧シリンダ、15は電磁比
例弁である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極で被溶接物を挟圧しつつ各該
    電極に通電して該被溶接物を溶接する抵抗溶接機であっ
    て、 各上記電極から上記被溶接物へそれぞれ独立に加圧力を
    付与せしめる一対の加圧力付与手段を備えていることを
    特徴とする抵抗溶接機。
  2. 【請求項2】 一対の電極で被溶接物を挟圧しつつ各該
    電極に通電して該溶接物を溶接する抵抗溶接機であっ
    て、 各上記電極から上記被溶接物へそれぞれ付与される加圧
    力を独立に検出する一対の加圧力検出手段と、 各上記加圧力検出手段の検出結果に基づいて、少なくと
    も各上記電極を対向方向に上記被溶接物に対して相対的
    に移動させるシフト手段とを備えていることを特徴とす
    る抵抗溶接機。
  3. 【請求項3】 一対の電極で被溶接物を挟圧しつつ各該
    電極に通電して該被溶接物を溶接する抵抗溶接機であっ
    て、 各上記電極から上記被溶接物へそれぞれ独立に加圧力を
    付与せしめる一対の加圧力付与手段と、 各上記電極から上記被溶接物へそれぞれ付与される加圧
    力を独立に検出する一対の加圧力検出手段と、 各上記加圧力検出手段の検出結果に基づいて各上記加圧
    力付与手段をそれぞれ独立に制御する制御手段とを備え
    ていることを特徴とする抵抗溶接機。
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Cited By (4)

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