JP2000263135A - 曲げ加工方法及び曲げ加工システム - Google Patents

曲げ加工方法及び曲げ加工システム

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JP2000263135A
JP2000263135A JP6900499A JP6900499A JP2000263135A JP 2000263135 A JP2000263135 A JP 2000263135A JP 6900499 A JP6900499 A JP 6900499A JP 6900499 A JP6900499 A JP 6900499A JP 2000263135 A JP2000263135 A JP 2000263135A
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work
robot
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bending
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Katsumi Watanabe
克己 渡辺
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ加工される対象ワークの性質とロボット
のクランプ位置によるワークの変形量の補正を自動的に
行うことにより修正作業の簡略化を図る。 【解決手段】 曲げ加工機に対しワークを位置決め供給
するロボットによりワークがクランプされる。クランプ
されたワークのタレ量σ1,σ2がワーク及びロボットの
クランプ位置(x,y)ごとにワークタレ量データベー
ス33として予めメモリに記憶される。ロボットの動作
プログラムがロボット動作プログラム算出手段により算
出される。前記動作プログラムによりロボットが動作す
る際に、ワークタレ量データベース33から算出したワ
ークタレ量σ1,σ2に基づき、前記動作プログラムによ
るロボット動作経路に自動的に補正をかけることによ
り、実際の曲げ加工における修正作業がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレスブレーキ等
の曲げ加工機における曲げ加工方法及び曲げ加工システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットを用いてワークを曲げ加
工機へ供給し、所定の位置に位置決め自在とする曲げ加
工システムが存在している。
【0003】ロボットを用いて自動運転によりワークの
曲げ加工が行われる場合、加工対象となるワークの材
質、板厚、大きさなどの性質と、ワークに対するロボッ
トのクランプ位置やロボットグリッパの形状などによる
ロボットのクランプ方法により、理想状態での曲げ加工
が困難である。
【0004】その理由としては、ロボットグリッパによ
りクランプされたワークにたわみなどの変形が生じるた
めに、自動プログラムにより算出されたプログラム動作
ではワークがプレスブレーキの周辺機器に干渉する恐れ
が生じる。
【0005】そのために、従来ではワークの変形量が実
際にロボットに情報として与えられた状態で、ティーチ
ングによりワークがプレスブレーキの周辺機器に干渉し
ない位置に逃げるようにロボットの動作をプログラミン
グすることにより対応していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の曲げ
加工方法及び曲げ加工システムにおいては、実際にワー
クがロボットによりクランプされた状態でなければ、ワ
ークの変形量を考慮した補正することができないため
に、新規の曲げ加工を行うたびに実際にワークの変形量
の計測及び補正が行われる必要があるので、その修正作
業に多くの手間がかかるという問題点があった。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、曲げ加工される対象ワークの
性質とロボットのクランプ位置によるワークの変形量の
補正を自動的に行うことにより修正作業の簡略化を図り
得る曲げ加工方法及び曲げ加工システムを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の曲げ加工方法は、曲げ加工
機に対しワークを位置決め供給するロボットによりワー
クをクランプし、このクランプされたワークのタレ量を
ワーク及びロボットのクランプ位置ごとにワークタレ量
データベースをワークタレ量データベースファイルにフ
ァイルし、ロボット動作プログラム算出手段によりロボ
ットの動作プログラムを算出し、このロボットの動作プ
ログラムによりロボットを動作する際に、前記ワークタ
レ量データベースファイルにファイルされているワーク
タレ量データベースから算出したワークタレ量に基づ
き、前記ロボットの動作プログラムによるロボット動作
経路に補正をかけることを特徴とするものである。
【0009】したがって、ワークのタレ量(変形量)が
事前に測定されたワークタレ量データベースにより予測
修正が自動的に行われるので、実際の曲げ加工における
修正作業が極力なくなり、また、ワークの変形によるプ
レスブレーキの周辺機器に干渉する事態がほぼ確実に回
避される。
【0010】さらに、様々な種類の曲げ加工が行われる
ことによって、ワークのタレ量に対するデータの信頼性
がさらに向上して、種々の曲げ加工に対して対応するた
めのデータが蓄積される。
【0011】請求項2によるこの発明の曲げ加工方法
は、請求項1記載の曲げ加工方法において、前記ワーク
タレ量データベースファイルにファイルされているワー
クタレ量データベースは、ワーク形状、大きさ、材質ご
とに、種々のロボットのクランプ位置ごとに応じたワー
クタレ量であることを特徴とするものである。
【0012】したがって、少なくともワーク形状、大き
さ、材質ごとに、また種々のロボットのクランプ位置ご
とにワークタレ量がワークタレ量データベースとされる
ことによって、実際の曲げ加工における修正作業が極力
なくなり、ワークの変形によるプレスブレーキの周辺機
器に干渉する事態がほぼ確実に回避される。
【0013】請求項3によるこの発明の曲げ加工システ
ムは、曲げ加工機に対しワークを位置決め供給するロボ
ットと、このロボットの動作プログラムを算出するロボ
ット動作プログラム算出手段と、ワーク及びロボットの
クランプ位置ごとのワークタレ量をファイルしたワーク
タレ量データベースファイルと、このワークタレ量デー
タベースファイルにファイルされたワークタレ量データ
ベースから算出したワークタレ量に基づき、前記ロボッ
トの動作プログラムによるロボット動作経路に補正をか
けるロボット動作補正手段と、からなることを特徴とす
るものである。
【0014】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、ワークのタレ量(変形量)が事前に測定されたワ
ークタレ量データベースにより予測修正が自動的に行わ
れるので、実際の曲げ加工における修正作業が極力なく
なり、また、ワークの変形によるプレスブレーキの周辺
機器に干渉する事態がほぼ確実に回避される。
【0015】さらに、様々な種類の曲げ加工が行われる
ことによって、ワークのタレ量に対するデータの信頼性
がさらに向上して、種々の曲げ加工に対して対応するた
めのデータが蓄積される。
【0016】請求項4によるこの発明の曲げ加工システ
ムは、請求項3記載の曲げ加工システムにおいて、前記
ワークタレ量データベースファイルにファイルされてい
るワークタレ量データベースは、ワーク形状、大きさ、
材質ごとに、種々のロボットのクランプ位置に応じたワ
ークタレ量であることを特徴とするものである。
【0017】したがって、請求項2記載の作用と同様で
あり、少なくともワーク形状、大きさ、材質ごとに、ま
た種々のロボットのクランプ位置ごとにワークタレ量が
ワークタレ量データベースとされることによって、実際
の曲げ加工における修正作業が極力なくなり、ワークの
変形によるプレスブレーキの周辺機器に干渉する事態が
ほぼ確実に回避される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の曲げ加工機におけ
る金型取付方法及び曲げ加工システムの実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0019】図5及び図6を参照するに、本実施の形態
に係わる曲げ加工機としての例えばプレスブレーキ1
は、立設されたC形フレーム3L,3Rを備えており、
このC形フレーム3L,3Rの上部前面には上下動可能
な上部テーブル5が設けられており、この上部テーブル
5の下部の金型装着部9にはパンチPが着脱可能に装着
されている。一方、C形フレーム3L,3Rの下部前面
には下部テーブル11が固定して設けられている。この
下部テーブル11の上の金型装着部13にはダイDが着
脱可能に装着されている。
【0020】各金型装着部9,13には図5に示されて
いるようにワークWの折曲げ長さに応じて複数の金型が
組み合わされて複数のステーション例えばSA,SB,
SCを形成できるよう構成されている。
【0021】上記のプレスブレーキ1の上部、下部テー
ブル5,11の長手方向のほぼ中央には複数の金型を保
管、収納する金型格納部15が上下動自在に設けられて
おり、例えば、上部テーブル5の裏側には複数のパンチ
Pのパンチ格納部(図示省略)が設けられ、下部テーブ
ル11の裏側には複数のダイDのダイ格納部(図示省
略)が設けられている。
【0022】また、プレスブレーキ1には上部、下部テ
ーブル5,11の各金型装着部9,13の金型を着脱し
て上記の金型格納部15の金型と交換するための金型交
換装置17が上部、下部テーブル5,11の裏側を図5
及び図6において左右方向に移動自在に設けられてい
る。
【0023】また、プレスブレーキ1にはワークWを把
持して所望のステーションへ移動するためのワーク移動
装置としての例えばロボット19が下部テーブル11の
表側を図5及び図6において左右方向(X軸方向)に移
動自在に設けられている。なお、上記のロボット19に
は所望のステーションに対しワークWを供給及び位置決
め自在とするロボットグリッパ21がプレスブレーキ1
に対して前後方向(図6において上下方向で、Y軸方
向)及び上下方向(図5において上下方向で、Z軸方
向)に移動自在に設けられている。
【0024】また、プレスブレーキ1には図6に示され
ているようにロボット19のロボットグリッパ21に把
持されて移動されるワークWの位置決めをするためのワ
ーク位置決め装置としての例えば突当て装置23が下部
テーブル11の裏側を図6において左右方向(X軸方
向)及び前後方向(Y軸方向)に移動位置決め自在に設
けられている。
【0025】したがって、プレスブレーキ1は、折曲げ
加工すべきワークWがロボット19により突当て装置2
3へ突き当てられるように移動されて、ステーションの
パンチPとダイDとの間に位置決めされ、本実施の形態
では上部テーブル7が昇降して前記パンチPとダイDの
協働でワークWが図示せざる昇降駆動シリンダにより折
曲げ加工されるよう構成されている。なお、プレスブレ
ーキ1としては上部テーブル5が固定で下部テーブル1
1が上下動自在であっても構わない。
【0026】なお、上記の金型交換装置17、ロボット
19及びロボットグリッパ21、突当て装置23、昇降
駆動シリンダは後述する制御装置に電気的に接続されて
いる。
【0027】次に、本実施の形態の主要部をなす曲げ加
工システムについて図面を参照して説明する。
【0028】図7を参照するに、制御装置25では、中
央処理装置としてのCPU27に種々のデータを入力す
るための入力手段としての例えばキーボードのごとき入
力装置29と、種々のデータを表示せしめるCRTごと
き表示装置31が接続されている。
【0029】また、CPU27には図7に示されている
ように、ワークWの形状、大きさ、材質、板厚などのワ
ークWの性質、及びロボットグリッパ21のクランプ位
置ごとに、図3及び図4に示されているようなσ1やσ2
で表されるワークタレ量σのデータがワークタレ量デー
タベースとして入力装置29から入力されて記憶される
ワークタレ量データベース・ファイル33が接続されて
いる。
【0030】また、CPU27にはロボット19の動作
プログラムを算出するロボット動作プログラム算出手段
35が接続されている。
【0031】さらに、CPU27にはワークタレ量デー
タベース・ファイル33から算出されたワークタレ量σ
に基づいて、ロボット動作プログラム算出手段35によ
り算出されたロボット19の動作プログラムによるロボ
ット動作経路に補正をかけるロボット動作補正手段37
が接続されている。
【0032】上記構成により、ロボット動作プログラム
算出手段35では通常のロボット19の動作プログラム
が算出される。
【0033】例えば、曲げ加工の対象となるワークWの
データとしては、材質、板厚t、形状(大きさ;縦と横
の寸法)と、ワークWに対するロボットグリッパ21の
クランプ位置(x,y)が入力装置29及び表示装置3
1を用いて制御装置25のワークタレ量データベース・
ファイル33に入力される。この入力されたデータに基
づいて前後方向のたわみ量と左右方向のたわみ量がワー
クタレ量σとして演算して求められる。
【0034】この演算されたワークタレ量σに基づいて
ワークWがプレスブレーキ1の周辺機器にぶつからない
ようにロボット19の動作プログラムがロボット動作プ
ログラム算出手段35により算出される。
【0035】なお、上記のようにしてワークWの材質、
板厚t、形状と、ワークWに対するロボットグリッパ2
1のクランプ位置(x,y)ごとに求められたワークタ
レ量σは、図1に示されているようにワークタレ量デー
タベースとしてワークタレ量データベース・ファイル3
3内にファイルされる。
【0036】なお、ワークタレ量σは、予め入力されて
いる計算式に基づいて算出されても、経験値による演算
式に基づいて演算されても構わない。
【0037】しかし、ワークタレ量σは実測値が入力さ
れることが望ましい。例えば、図2に実線で示されてい
るワークWの場合は、図1に示されているようにワーク
Wの形状寸法の(a×b)、板厚tのt1、クランプ位
置の(x1,y1)が入力される。さらに、この条件にお
けるワークWの変形量がタレ量(たわみ量)として実際
に測定されて、入力装置29から制御装置25のワーク
タレ量データベース・ファイル33に入力される。例え
ば、図3に示されているような前後方向のタレ量はσ1
で、左右方向のタレ量はσ2である。
【0038】ちなみに、図2に2点鎖線で示されている
ワークWの場合は、図1に示されているようにワークW
の形状寸法の(a×b)、板厚tのt1、クランプ位置
の(x2,y2)が入力され、この条件におけるワークW
の変形量の計測値は図1に示されているように前後方向
のタレ量はσ3で、左右方向のタレ量σ4で入力される。
【0039】なお、上記のワークタレ量σが実測される
ときは、基本的には各クランプ位置におけるタレ量の最
大と最小が求められる。
【0040】また、上記のワークタレ量データベースと
しては、グリッパ形状も条件として入力されている。そ
の理由としては、図8(A)のI型ロボットグリッパ2
1Iと図8(B)のT型ロボットグリッパ21Tに示さ
れているように、グリッパ形状によってワークをクラン
プする位置が異なることによりワークタレ量σが変化す
るためである。
【0041】また、ワークWの大きさについては使用さ
れるロボット19の対象機種の製品加工サイズが基準と
される。例えば、あるロボット19の場合は500mm×800
mmと、1200mm×300mmの2つのサイズが基準とされる。
【0042】なお、ワークWの板厚、材質についても、
使用されるロボット19の対象機種の加工スペックを基
準としてワークタレ量データベースが作成される。
【0043】実際の曲げ加工においては、以上のように
して作成されたワークタレ量データベース33からワー
クタレ量σが算出され、この算出されたワークタレ量σ
はロボット動作補正手段37により、ロボット動作プロ
グラム算出手段35で得られた動作プログラムによるロ
ボット動作経路に補正量Cdとして加味される。したが
って、ロボット動作経路に補正がかけられることによっ
て、ワークWがプレスブレーキ1の周辺機器にぶつから
ないためのより実際的な動作プログラムが算出され、こ
の補正された動作プログラムに基づいてロボット19に
よる曲げ加工が行われる。
【0044】なお、上記のワークタレ量データベースの
中に実際の加工条件と該当するデータがない場合は、近
い値を参照値として設定され、実際の曲げ加工中に補正
が行われる。
【0045】前述した補正量Cdは決められた条件にお
ける目安となる値にすぎないので、この値により実際に
曲げ加工が行われているときに、予想した補正量Cdで
は通用しない場合が生じ得る。このときは、作業者がロ
ボット19をティーチングで動作させて実際に必要な補
正量を求め、このティーチングによる補正量と上記の予
想した補正量Cdとの差分(ティーチング補正量Ct)
が修正され運転される。しかも、前記の差分(ティーチ
ング補正量Ct)は次回以降の曲げ加工における補正時
に使用されるので、改めてティーチングを行う手間が省
略される。
【0046】動作プログラムの実際のロボット19の位
置情報としては、 ロボット19の位置情報=ロボット動作プログラム算出
手段35で計算した位置+データベース補正量Cd(ワ
ークタレ量データベースの)+ティーチング補正量Ct
(ティーチングによる移動差分の) となる。
【0047】ただし、通常ではデータベース補正量Cd
のみの補正が行われるが、ティーチングによる修正が行
われた場合はティーチング補正量Ctが加味され、デー
タベース補正量Cdがティーチング補正量Ctで修正、
更新されることにより、ワークタレ量データベースの精
度が向上される。
【0048】ロボット19により把持されているワーク
Wのワークタレ量σが影響を与えるのは、ワークWがプ
レスブレーキ1の周辺機器に対して接近、接触する場合
であり、このときは、ロボット19の動作は特定できる
のでロボット19の動作に対して影響のある軸方向に対
して補正動作が行われる。
【0049】例えば、図9に示されているようにワーク
Wの先端が垂れているためにワークWがダイの上にのら
ない場合は、ワークタレ量σを考慮してZ軸方向に補正
動作が行われて図10に示されているようにロボットグ
リッパ21の高さが上昇されてからパンチとダイの間に
斜め方向に接近されることにより、ワークタレ量σの分
の干渉が避けられる。
【0050】以上のように、ワークの変形量が事前に測
定されたデータにより予測修正が自動的に行われるの
で、実際の曲げ加工における修正作業が極力なくなるこ
とになり、ワークの変形によるプレスブレーキの周辺機
器に干渉する事態はほぼ確実に回避される。
【0051】さらに、様々な種類の曲げ加工が行われる
ことによって、ワークの変形量に対するデータの信頼性
がさらに向上して、種々の曲げ加工に対する対応方法を
検討する資料(データ)が得られる。
【0052】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0053】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、ワーク
のタレ量(変形量)を事前に測定されたワークタレ量デ
ータベースとすることにより予測修正を自動的に行うこ
とができ、実際の曲げ加工における修正作業を極力なく
すことができ、ワークの変形によるプレスブレーキの周
辺機器に干渉する事態をほぼ確実に回避できる。
【0054】さらに、様々な種類の曲げ加工を行うにし
たがって、ワークのタレ量に対するデータの信頼性をさ
らに向上でき、種々の曲げ加工に対応するためのデータ
を蓄積できる。
【0055】請求項2の発明によれば、少なくともワー
ク形状、大きさ、材質ごとに、また種々のロボットのク
ランプ位置ごとにワークタレ量をワークタレ量データベ
ースとすることによって、実際の曲げ加工における修正
作業を極力なくすことができ、ワークの変形によるプレ
スブレーキの周辺機器に干渉する事態をほぼ確実に回避
できる。
【0056】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ワークのタレ量(変形量)を事前に
測定されたワークタレ量データベースとすることにより
予測修正を自動的に行うことができ、実際の曲げ加工に
おける修正作業を極力なくすことができ、ワークの変形
によるプレスブレーキの周辺機器に干渉する事態をほぼ
確実に回避できる。
【0057】さらに、様々な種類の曲げ加工を行うにし
たがって、ワークのタレ量に対するデータの信頼性をさ
らに向上でき、種々の曲げ加工に対応するためのデータ
を蓄積できる。
【0058】請求項4の発明によれば、請求項2記載の
効果と同様であり、少なくともワーク形状、大きさ、材
質ごとに、また種々のロボットのクランプ位置ごとにワ
ークタレ量をワークタレ量データベースとすることによ
って、実際の曲げ加工における修正作業を極力なくすこ
とができ、ワークの変形によるプレスブレーキの周辺機
器に干渉する事態をほぼ確実に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、ワークタレ
量データベースのデータテーブルである。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、ロボットグ
リッパにクランプされたワークの平面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、前後方向の
ワークタレ量σ1を示す概略説明図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、左右方向の
ワークタレ量σ2を示す概略説明図である。
【図5】本発明の実施の形態で用いられるプレスブレー
キの正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】制御装置の構成ブロック図である。
【図8】(A)はI型ロボットグリッパにクランプされ
るワークの平面図であり、(B)はT型ロボットグリッ
パにクランプされるワークの平面図である。
【図9】ワークがロボットによりプレスブレーキに位置
決めされるときの動作説明図である。
【図10】ワークがロボットによりプレスブレーキに位
置決めされるときの動作説明図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(曲げ加工機) 19 ロボット(ワーク移動装置) 21 ロボットグリッパ 25 制御装置 27 CPU(中央処理装置) 33 ワークタレ量データベース 35 メモリ 37 動作プログラム 39 ロボット動作プログラム算出手段 41 ロボット動作補正手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ加工機に対しワークを位置決め供給
    するロボットによりワークをクランプし、このクランプ
    されたワークのタレ量をワーク及びロボットのクランプ
    位置ごとにワークタレ量データベースをワークタレ量デ
    ータベースファイルにファイルし、 ロボット動作プログラム算出手段によりロボットの動作
    プログラムを算出し、このロボットの動作プログラムに
    よりロボットを動作する際に、前記ワークタレ量データ
    ベースファイルにファイルされているワークタレ量デー
    タベースから算出したワークタレ量に基づき、前記ロボ
    ットの動作プログラムによるロボット動作経路に補正を
    かけることを特徴とする曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 前記ワークタレ量データベースファイル
    にファイルされているワークタレ量データベースは、ワ
    ーク形状、大きさ、材質ごとに、種々のロボットのクラ
    ンプ位置に応じたワークタレ量であることを特徴とする
    請求項1記載の曲げ加工方法。
  3. 【請求項3】 曲げ加工機に対しワークを位置決め供給
    するロボットと、このロボットの動作プログラムを算出
    するロボット動作プログラム算出手段と、 ワーク及びロボットのクランプ位置ごとのワークタレ量
    をファイルしたワークタレ量データベースファイルと、 このワークタレ量データベースファイルにファイルされ
    たワークタレ量データベースから算出したワークタレ量
    に基づき、前記ロボットの動作プログラムによるロボッ
    ト動作経路に補正をかけるロボット動作補正手段と、か
    らなることを特徴とする曲げ加工システム。
  4. 【請求項4】 前記ワークタレ量データベースファイル
    にファイルされているワークタレ量データベースは、ワ
    ーク形状、大きさ、材質ごとに、種々のロボットのクラ
    ンプ位置に応じたワークタレ量であることを特徴とする
    請求項3記載の曲げ加工システム。
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