JP5140852B2 - トランスファプレス装置 - Google Patents

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本発明は、トランスファプレス装置に関する。
図1は、従来より一般的に用いられているトランスファプレス装置1の構成を示している。同図1に示すように、ボルスタ2には、複数の工程(加工ステーション)W1、W2、W3、W4の固定型(下金型)3が取り付けられ、運動型(上金型)4が取り付けられたスライド5を固定型3に向けて駆動することにより、各工程W1、W2、W3、W4におけるワーク6をプレス成形するトランスファプレス10と、前工程のワークをクランプし、リフトし、次工程へワーク6をフィードし、ダウンし、次工程でワーク6をアンクランプする搬送動作を行う搬送装置20とが設けられている。
図1に示す搬送装置20は、ワーク6のフィード方向と平行に配置されたトランスファバー21と、トランスファバー21に取り付けられた、ワークを保持する保持部材22とを含んで構成されている。保持部材22は、各工程I3、W1、W2、W3、W4毎に設けられている。トランスファバー21を、ワークフィード方向、クランプ方向、つまりワークフィード方向に対し水平直交方向およびリフト方向に、予め設定されたモーションに従って移動するように搬送装置20を駆動制御することにより、アイドルステーションI3のワーク6が次工程W1に搬送され、工程W1でプレス成形されたワーク6が次工程W2に搬送され、工程W2でプレス成形されたワーク6が次工程W3に搬送され、工程W3でプレス成形されたワーク6が次工程W4に搬送され、工程W4でプレス成形されたワーク6が次工程(アイドルステーション)I5に搬送される。
アイドルステーションI3、I5は、トランスファプレス10を正面(ワークフィード方向に対して垂直な方向)からみてアプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)に配置されている。一方で、工程I3のワーク6を保持する保持部材22、工程I5までワーク6を保持する保持部材22は、アプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)まで移動する必要がある。このため、トランスファバー21の一部21Aは、アプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)まで延ばして配置しなければならない。
トランスファプレス装置1の搬送装置20およびその搬送装置20を制御する制御装置には、従来より種々の改良が加えられている。
後掲する特許文献1には、図2(a)に示すように、搬送装置20を、複数の多関節ロボット130を含んで構成したものが記載されている。同図2(a)に示すように、複数の多関節ロボット130は、ボルスタ2の周囲にあって、ワークフィード方向に沿って配置されている。複数の多関節ロボット130は、各工程(加工ステーション)W1、W2、W3毎に設けられている。各多関節ロボット130のアームの先端には、釣竿状の長いツールを介して保持手段としてのバキュームカップ25が設けられている。各多関節ロボット130は、ロボットキャリア26上に設けられている。ロボットキャリア26とボルスタ2は、切り離し自在に接続されている。ボルスタ2は、ムービングボルスタでありムービングボルスタ機構27(移動用レール)によって、トランスファプレス10の内側から外側へあるいは外側から内側へ出し入れ可能に構成されている。各多関節ロボット24のアーム先端のバキュームカップ25がワークフィード方向に移動するようにロボット各軸を駆動制御することにより、工程W1でプレス成形されたワーク6が次工程W2に搬送され、工程W2でプレス成形されたワーク6が次工程W3に搬送され、工程W3でプレス成形されたワーク6が次工程W4に搬送される。
また、特許文献1には、図2(b)に示すように、フィード方向に沿って設けられた両アプライト7、7間に架け渡したに棹8に、多関節ロボット130を取り付けた構成の搬送装置20が開示されている。
後掲する特許文献2には、図3に示すように、搬送装置20を、フィード用レール28、バー29を含んで構成したものが記載されている。同図3に示すように、ボルスタ2の周囲には、ワークフィード方向が長手方向となるように、フィード用レール28が配置されている。フィード用レール28、28は、ボルスタ2を挟んで、左右一対、設けられている。
フィード用レール28には、バー29がワークフィード方向に移動自在に取り付けられている。1つのバー29には、保持部材として、1工程当り2つのフィンガ23が取り付けられており、2つの隣り合う工程、2つのワーク6、6を保持することができる。左右一対のバー29、29によって、2つの工程における2つのワーク6、6の両端が保持される。左右一対のバー29、29が左右一対のフィード用レール28、28に沿ってワークフィード方向に移動するように搬送装置20を駆動制御することにより、ワークが次工程へ搬送される。
特開平02−192834号公報 WO2005/035165 A1 国際公開公報
トランスファプレス装置1にあっては、金型3、4および搬送装置20の一部(保持部材等)を、製造しようとする製品に合わせた仕様のものに随時、交換する必要が生じる。こうした金型等の交換は、外段取りで行われる。つまり金型3、4を載置させたボルスタ2および搬送装置20の一部を、トランスファプレス10の内側(ワーク搬送領域)から外側に移動させるとともに、クレーンによってボルスタ上の金型3、4を吊り上げ、次製品に合わせた金型に交換する。また搬送装置20のうち交換が必要な部品を取り外し、次製品に合わせた部品に交換する。
近年の多種類少量生産化の傾向に伴って、全作業時間に占める金型等の交換作業時間の割合が大きくなってきている。
このため金型等交換作業をいかに簡易かつ短時間で行うかが、プレス加工の作業効率の向上に大きな影響を与える。
すなわち、図1に示す従来技術によれば、トランスファバー21の一部21Aは、アプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)に配置される関係上、ボルスタ2をトランスファプレス10の外側に引き出す際に、トランスファバー21の一部21Aがアプライト7と干渉するため、トランスファバー21のうち干渉する部分21Aと干渉しない部分21Bとを分割して、干渉する部分21Aをトランスファプレス10内に残して干渉しない部分21Bをボルスタ2(ムービングボルスタ)とともにトランスファプレス10外に移動させる必要がある。このため交換作業が、トランスファバー21の分割作業を伴い煩雑なものとなる。また、1つの工程あたり、4つの保持部材22が割り当てられているため、工程数が多数のトランスファプレス装置1にあっては、保持部材22の取り付け・取り外しの交換作業が長時間を要することになる。このように図1に示す従来技術によれば、金型等の交換の作業が煩雑かつ時間を要しプレス加工の作業効率の向上に対してネックになっていた。
図2に示す従来技術によれば、1つの工程、1つのワーク6に対して1つの多関節ロボット130が設けられている。このため工程の数に応じた数の多関節ロボット130を設けなくてはならない。このため工程数が多数のトランスファプレス装置1にあっては、構成が複雑となり、搬送装置20の制御が複雑なものとなる。
また、多関節ロボット130はそれ自体場積を大きくとるため、工程間距離が短い場合には、フィード方向に沿って、工程間距離と同程度に短い間隔で多関節ロボット130を配置させることが困難となる。このため、結果的に金型間の距離を大きくとる必要あり、金型の配置レイアウトに制限があるという問題もある。
また、ロボットアーム先端に長い釣り竿状のツールを介してバキュームカップ25を設け、バキュームカップ25でワーク6を保持するようにしているため、多関節ロボット24の中心からワーク保持位置までのリーチが長大なものとなり、ワーク6の搬送が安定しないという問題がある。特に、1つの工程、1つのワーク6当り、ボルスタ2の片側にしか多関節ロボット130が設けられていないため、片持ちでワーク6を保持して搬送しなければならない。このため一層、ワーク6の搬送が安定しなくなるという問題がある。
また、1つの工程、1つの金型あたり、1つの搬送ロボット130が割り当てられているため、工程数が多数のトランスファプレス装置1にあっては、バキュームカップ25の取り外し、交換作業が長時間を要することになる。
このように図2に示す従来技術によれば、金型等の交換の作業が煩雑かつ時間を要しプレス加工の作業効率の低下を招くことになっていた。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、トランスファプレス装置1の搬送装置20の構成およびその搬送装置20を制御する制御装置の制御が複雑にならず簡易なものとしワークの搬送を安定ならしめ、金型等の交換の作業を簡易かつ短時間で済ませるようにしてプレス加工の作業効率の向上を図ることを解決課題とするものである。
第1発明は、
ボルスタに、複数の工程の固定型が取り付けられ、運動型が取り付けられたスライドを固定型に向けて駆動することにより、各工程におけるワークをプレス成形するトランスファプレスと、前工程のワークをクランプし、リフトし、次工程へワークをフィードし、ダウンし、次工程でワークをアンクランプする搬送動作を行う搬送装置とが設けられたトランスファプレス装置であって、
前記搬送装置は、ボルスタの周囲に設けられた多関節ロボットを含んで構成され、
前記多関節ロボットのアーム先端には、少なくとも隣り合う2工程に相当する長さを有するバーが取り付けられており、
前記バーには、前記少なくとも隣り合う2工程の各ワークを保持する複数の保持部材が取り付けられており、
前記多関節ロボットは、少なくともクランプおよびアンクランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向に動作する自由度を有するものであって、
ワークのフィード時には、前記バーをその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バーをフィード方向に沿って移動させるように、前記多関節ロボットを含む搬送装置を搬送動作させる制御手段を
備えたことを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、
前記多関節ロボットは、ワークのフィード時には、前記バーをフィード方向に沿って移動させることができる自由度を有するものであること
を特徴とする。
第3発明は、第1発明において、
前記搬送装置は、前記多関節ロボットを、フィード方向に移動させるフィード方向移動手段を含んで構成され、
当該フィード方向移動手段によって、ワークのフィード時には、前記多関節ロボットを、フィード方向に移動させることにより、
前記バーをフィード方向に沿って移動させるようにしたこと
を特徴とする。
第4発明は、第1発明において、
前記多関節ロボットは、前記ボルスタに連結されて取り付けられており、
前記記ボルスタは、ムービングボルスタ機構によって、トランスファプレスの内側から外側へあるいは外側から内側へ出し入れ可能に構成されていること
を特徴とする。
第5発明は、第4発明において、
前記多関節ロボットを、フィード方向に対して垂直となる左右方向に移動させる左右方向移動手段が更に設けられていること
を特徴とする。
第6発明は、第1発明において、
前記多関節ロボットは、ボルスタの周囲にあって上方に配置されていること
を特徴とする。
第7発明は、第1発明において、
前記多関節ロボットは、ボルスタを挟んで、フィード方向に対して垂直となる左右方向に、左右一対設けられていること
を特徴とする。
本第1発明によれば、図4に示すように、少なくとも2つの工程、少なくとも2つのワーク6に対して1つの多関節ロボット30が設けられている。このため工程の数に応じた数の多関節ロボット30を設けるにはおよばない。このため工程数が多数のトランスファプレス装置1であっても、多関節ロボット30の台数を少数とすることができ、搬送装置20の構成を簡易なものとすることができるとともに、搬送装置20の制御、とりわけ複数台の多関節ロボット30の同期制御を簡易なものとすることができる。
また、多関節ロボット30は、少なくとも2つの工程当り1つが割当てられるため、工程間距離が短い場合であっても、フィード方向に沿って、複数台の多関節ロボット30を配置させることが可能となる。このため、多関節ロボット30それ自体の場積がたとえ大きくても、金型間の距離を小さくとることが可能であり、金型の配置レイアウトの自由度が大きい。
また、ロボットアーム31先端に、フィード方向に長いバー32を取り付けバー32に保持部材33を設け、保持部材33でワーク6を保持する構成であるため、多関節ロボット30の中心からワーク保持位置までのリーチが小さく、ワーク6の搬送が安定する。特に、ボルスタ2を挟んで左右一対の多関節ロボット30、30を設けた構成では(第7発明)、左右両側からワーク6を保持して搬送できる。このため、一層、ワーク6の搬送が安定する。
また、多関節ロボット30の中心からワーク保持位置までのリーチが小さいため、ボルスタ2から、多関節ロボット30を支持している台を切り離すことなく、金型交換の際に邪魔となるアーム部分をボルスタ2外に待避させることが可能となる。
また、少なくとも2つの工程、2つの金型あたり、1つの搬送ロボット30(1つのバー32)が割り当てられているため、工程数が多数のトランスファプレス装置1であっても、取り替えるべきバー32(保持部材33)の数が少なくて済み、バー32(保持部材33)を取り外して次工程に合わせたものに取り替える交換作業時間を短くすることができる。
また、本発明によれば、ロボットアーム31先端に、フィード方向に長いバー32を取り付け、バー32に保持部材33を設け、ワーク6のフィード時には、バー32をその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バー32をフィード方向に沿って移動させるように制御するようにしているため、たとえ工程間距離が長くなり、アイドルステーションI3、I5が、アプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)に配置されている場合であっても、そのアイドルステーションI3、I5までワーク6を容易に搬送することができる。この点、従来技術(図1、図3)によれば、アプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)に配置されているアイドルステーションまでワーク6を搬送するために、トランスファバー21やフィード用レール28を、アプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)まで延長させて固定配置させなければならないのに対して、本発明によれば、このようなレール状のものやバー状のものを、当該場所に固定配置させる必要がない。本発明では、バー32は多関節ロボット30に取り付けられているため、金型等交換の際には、バー32をアプライト7の内側に移動させて、しかる後、ボルスタ2とともに多関節ロボット30をトランスファプレス10の外側に引き出すことができ、その際に、従来のようにバー状のもの(レール状)のものを分割する必要がない。このように本発明によれば、バー状のものを分割することなくトランスファプレス1の外側に引き出して金型等を交換する作業を行うことができるため、金型等の交換作業を一層簡易かつ短時間で行うことができる。
このように本発明によれば、金型等の交換の作業を簡易かつ短時間で済ませることができプレス加工の作業効率が向上する。
第2発明によれば、図7に示すように、多関節ロボット30それ自体が、ワーク6のフィード時には、バー32をその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バー32をフィード方向に沿って移動させることができる自由度を有している。
第3発明によれば、図9に示すように、搬送装置20は、多関節ロボット30を、フィード方向に移動させるフィード方向移動手段40を含んで構成されており、このフィード方向移動手段40によって、ワーク6のフィード時には、多関節ロボット30を、フィード方向に移動させることで、バー32がその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持されつつ当該バー32がフィード方向に沿って移動される。
第4発明によれば、図8(c)、(d)に示すように、多関節ロボット30は、ボルスタ2に連結されて取り付けられており、ボルスタ2は、ムービングボルスタ機構50によって、トランスファプレスの内側から外側へあるいは外側から内側へ出し入れ可能に構成されている。
第5発明によれば、図4に示すように、多関節ロボット30を、フィード方向に対して垂直となる左右方向に移動させる左右方向移動手段60が更に設けられている。
第6発明によれば、図12に示すように、多関節ロボット30は、ボルスタ2の周囲にあって上方に配置されている。
第7発明によれば、図4に示すように、多関節ロボット30、30は、ボルスタ2を挟んで、フィード方向に対して垂直となる左右方向に沿って、左右一対設けられる。
以下、図面を参照して本発明に係るトランスファプレス装置の実施の形態について説明する。
(第1実施例)
図4、図5、図6は、第1実施例のトランスファプレス装置1の構成を示している。
図4は、トランスファプレス装置1の上面図で、図5は、トランスファプレス装置1の正面図で、図6は、トランスファプレス装置1の側面図である。
これら図4、図5、図6に示すように、トランスファプレス装置1は、大きくは、ボルスタ2に、複数の工程(加工ステーション)W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7の固定型(下金型)3が取り付けられ、運動型(上金型)4が取り付けられたスライド5を固定型3に向けて駆動することにより、各工程W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7におけるワーク6をプレス成形するトランスファプレス10と、前工程のワーク6をクランプし、リフトし、次工程へワーク6をフィードし、ダウンし、次工程でワーク6をアンクランプする搬送動作を行う搬送装置20と、トランスファプレス10と搬送装置20を駆動制御するコントローラ(図示せず)から構成されている。
トランスファプレス10において、ワーク6は、上流側(図4中左方)から下流側(図4中右方)に向けて搬送される。上流側から下流側に向かう方向のことをフィード方向という。トランスファプレス10には、加工ステーションW1、W2、W3、W4、W5、W6、W7以外にアイドルステーションI3、I5(なお、本実施例ではI4は欠番である)が設けられている。アイドルステーションI3は加工ステーションW1の上流に配置されている。アイドルステーションI5は加工ステーションW7の下流に配置されている。アイドルステーションI3、I5は、トランスファプレス4を正面からみてアプライト7と同じ場所に配置されている。
トランスファプレス10の下方にはベッド9が設けられている。ベッド9上には、4本の柱状のアプライト7が立て設けられている。ベッド9上にあって4本のアプライト7、7、7、7の内側には、ボルスタ2が設けられている。ここで、4本のアプライト7、7、7、7で囲まれた領域を、本明細書では、「トランスファプレス10の内側」といい、4本のアプライト7、7、7、7で囲まれた領域よりも外側の領域を、「トランスファプレス10の外側」というものとする。
ボルスタ2は、ムービングボルスタであり、ムービングボルスタ機構50によって、トランスファプレス10の内側から外側へあるいは内側から外側へ出し入れ可能に構成されている。ムービングボルスタ機構50は、たとえばレール上に沿ってボルスタ2をモータ駆動によりトランスファプレス装置10の内側と外側の間を移動させる機構が採用される。なお、本実施例では、下型が固定される厚板を含むムービングボルスタを、単にボルスタ2と称する。
スライド5は、コントローラによって駆動制御される。スライド5は上死点から下死点に向けて降下してから下死点まで上死点まで上昇する動作を繰り返し行い、ワーク6を順次プレス成形する。なお、図ではスライド5を駆動させるクランク機構、モータ等のスライド駆動部の図示を省略している。
搬送装置20は、ボルスタ2の周囲にあってロボット支持台35上に設けられた複数の多関節ロボット30を含んで構成されている。本実施例では、搬送装置20は、多関節ロボット30と、多関節ロボット30を、フィード方向に対して垂直となる左右方向に移動させる左右方向移動手段60とから構成されている。
多関節ロボット30は、基台34と、基台34に対して水平方向に回動するとともに上下方向に移動するアーム31と、アーム31の先端に回動自在に設けられたバー32と、バー32に取り付けられた保持部材33とを備えて構成されている。
多関節ロボット30は、ロボット支持台35上に設けられている。ロボット支持台35は、ボルスタ2に連結されて取り付けられている。このため多関節ロボット30は、ムービングボルスタ機構50によって、ボルスタ2とともに移動することが可能となっている。
ロボット支持台35には、左右方向移動手段60が設けられている。左右方向移動手段60は、多関節ロボット30の基台34をフィード方向に対して垂直となる左右方向に滑らせて移動させるレール61、61上を含んで構成されている。
多関節ロボット30のアーム31の一端は、基台34に取り付けられており、アーム31の他端にはバー32が取り付けられている。アーム31は、第1アーム31Aと第2アーム31Bとからなる。第1アーム31Aは、基台34に対して上下方向に移動自在で、かつ基台34に対して水平方向に回動自在に、基台34に設けられている。第2アーム31Bは、第1アーム31Aに対して相対的に水平方向に移動自在に、第1アーム31Aに設けられている。バー32は、第2アーム31Bの先端(アーム31の先端)に、第2アーム31Bに対して相対的に水平方向に回動自在に取り付けられている。バー32は、アーム31からの脱着が容易に取り付けられている。
バー32は、隣り合う2工程あるいは3工程に相当する長さを有している。
バー32には、隣り合う2工程あるいは3工程の各ワーク6を保持する複数の保持部材33が取り付けられている。保持部材33は、たとえばバキュームカップが使用される。なお、本明細書では、「保持」という用語を上位概念の意味で使用し、ワークを把持したり、掴んだり、支えたり、吸着したりする等、あらゆる態様で保持する概念を含む。このため本明細書で、保持部材というときには、ワークを掴むことで保持するフィンガや、ワークを把持することで保持するグリッパや、ワークを吸着(真空吸着)することで保持するバキュームカップなどのあらゆる手段を含むものとする。
本実施例では、最上流位置に、3つの隣り合う工程I3、W1、W2、3つのワーク6、6、6に対応して、1つの多関節ロボット30が設けられている。この多関節ロボット30のバー32は、隣り合う3工程I3、W1、W2に相当する長さを有している。この多関節ロボット3のバー32には、隣り合う3工程I3、W1、W2の各ワーク6、6、6を保持する複数の保持部材33が取り付けられている。
この最上流位置にある多関節ロボット30よりも1つ下流の位置(中間位置)には、2つの隣り合う工程W3、W4、2つのワーク6、6に対応して、1つの多関節ロボット30が設けられている。この多関節ロボット30のバー32は、隣り合う2工程W3、W4に相当する長さを有している。この多関節ロボット3のバー32には、隣り合う2工程W3、W4の各ワーク6、6を保持する複数の保持部材33が取り付けられている。
この中間位置にある多関節ロボット30よりも1つ下流の位置(最下流位置)には、3つの隣り合う工程W5、W6、W7、3つのワーク6、6、6に対応して、1つの多関節ロボット30が設けられている。この多関節ロボット30のバー32は、隣り合う3工程W5、W6、W7に相当する長さを有している。この多関節ロボット3のバー32には、隣り合う3工程W5、W6、W7の各ワーク6、6、6を保持する複数の保持部材33が取り付けられている。
多関節ロボット30は、ボルスタ2を挟んで、フィード方向に対して垂直となる左右方向に、左右一対設けられている。よって、本実施例では、多関節ロボット30は、左右それぞれ3つづつ合計6個設けられている。
以上のように、多関節ロボット30は、バー32を、フィード方向、クランプおよびアンクランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向に動作させる自由度を有している。フィード方向とは、各工程I3、W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7、I5に沿ってバー32を移動させてワーク6を同方向に移動させる自由度のことをいう。クランプおよびアンクランプ方向とは、フィード方向に対して垂直な方向にバー32を移動させてワーク6を保持したり保持状態を解除させる自由度のことをいう。リフトおよびダウン方向とは、バー32を上方向および下方向に移動させてワーク6を同方向に移動させる自由度のことをいう。
すなわち、第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の水平方向の回動を制御することで、ワーク6がフィード方向に移動する。また、第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の水平方向の回動を制御することで、ワーク6がクランプおよびアンクランプ方向に移動する。また、第1アーム31Aの上下方向の移動を制御することで、ワーク6がリフトおよびダウン方向に移動する。
コントローラは、多関節ロボット30および左右方向移動手段60からなる搬送装置20を駆動制御する。特に、コントローラは、ワーク6のフィード時には、多関節ロボット30のバー32をその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バー32をフィード方向に沿って移動させるように、多関節ロボット30を含む搬送装置20を搬送動作させる制御を行う。
以下、図7を併せ参照して実施例の搬送制御内容について説明する。
図7(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)は、多関節ロボット30による搬送時の動作を示した図である。1点鎖線はワーク6の中心を示し左右一対の多関節ロボット30、30のうち片側の多関節ロボット30の動作を示している。
図7(a)、(b)、(c)、(d)は、フィード方向に対して垂直となる左右方向に短いワーク6を搬送する場合の多関節ロボット30の動作を示している。
これに対して、図7(e)、(f)、(g)、(h)は、フィード方向に対して垂直となる左右方向に長いワーク6を搬送する場合の多関節ロボット30の動作を示している。
図7(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、短いワークをクランプして搬送する場合には、左右方向移動手段60によって多関節ロボット30をボルスタ2の中心側、つまり対向する多関節ロボット30に近接する側に向けて移動されて多関節ロボット30が位置決めされる。しかる後、対向する左右の両多関節ロボット30、30のバー32がその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持されつつ、対向する左右の両多関節ロボット30、30の保持部材33によってワーク6の両端がクランプされてワーク6が搬送される。搬送の際には、対向する左右の両多関節ロボット30、30は、同じ動きとなるようにロボット各軸が同期制御される。
図7(e)、(f)、(g)、(h)に示すように、長いワークをクランプして搬送する場合には、左右方向移動手段60によって多関節ロボット30をボルスタ2の中心から離れる側、つまり対向する多関節ロボット30から離れる側に向けて移動されて多関節ロボット30が位置決めされる。しかる後、対向する左右の両多関節ロボット30、30のバー32がその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持されつつ、対向する左右の両多関節ロボット30、30の保持部材33によってワーク6の両端がクランプされてワーク6が搬送される。搬送の際には、対向する左右の両多関節ロボット30、30は、同じ動きとなるようにロボット各軸が同期制御される。
図7(a)、(b)に示すように、前工程のワーク6を保持する場所がボルスタ2の中心側(対向する多関節ロボット30に近接する側)に存在する場合には、バー32が同中心側(同近接する側)に位置する姿勢を維持するように第1アーム31A、第2アーム31B、バー32を水平方向に回動させる。また、図7(c)、(d)に示すように、前工程のワーク6を保持する場所がボルスタ2の中心から離間する側(対向する多関節ロボット30から離れる側)に存在する場合には、バー32が同中心から離間する側(同離れる側)に位置する姿勢を維持するように第1アーム31A、第2アーム31B、バー32を水平方向に回動させる。
同様にして、図7(e)、(f)に示すように、前工程のワーク6を保持する場所がボルスタ2の中心側(対向する多関節ロボット30に近接する側)に存在する場合には、バー32が同中心側(同近接する側)に位置する姿勢を維持するように第1アーム31A、第2アーム31B、バー32を水平方向に回動させる。また、図7(g)、(h)に示すように、前工程のワーク6を保持する場所がボルスタ2の中心から離間する側(対向する多関節ロボット30から離れる側)に存在する場合には、バー32が同中心から離間する側(同離れる側)に位置する姿勢を維持するように第1アーム31A、第2アーム31B、バー32を水平方向に回動させる。
以上のようにして、最上流位置にある左右の対向する両多関節ロボット30、30は、バー32をその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ、前工程I3、W1、W2にあるワーク6、6、6をクランプし、リフトし、次工程W1、W2、W3へワーク6、6、6をフィードし、ダウンし、次工程W1、W2、W3でワーク6、6、6をアンクランプする搬送動作を行う。
また、中間位置にある左右の対向する両多関節ロボット30、30は、バー32をその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ、前工程W3、W4にあるワーク6、6をクランプし、リフトし、次工程W4、W5へワーク6、6をフィードし、ダウンし、次工程W4、W5でワーク6、6をアンクランプする搬送動作を行う。
最下流位置にある左右の対向する両多関節ロボット30、30は、バー32をその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ、前工程W5、W6、W7にあるワーク6、6、6をクランプし、リフトし、次工程W6、W7、I5へワーク6、6、6をフィードし、ダウンし、次工程W6、W7、I5でワーク6、6、6をアンクランプする搬送動作を行う。
金型や保持部材等を交換する際には、外段取りで行われる。コントローラは、多関節ロボット30、ムービングボルスタ機構50、左右方向移動手段60を駆動制御して、バー32をアプライト7と干渉しない場所まで移動させ、ボルスタ2の上方に配置されている多関節ロボット30のうち金型交換時に邪魔となるアーム31、バー32を、ボルスタ2の外側に待避させ、ボルスタ2およびロボット支持台35を、トランスファプレス10の内側(ワーク搬送領域)から外側に移動させる。そして、クレーンによってボルスタ上の金型3、4を吊り上げ、次製品に合わせた金型に交換する。また、多関節ロボット30からバー32を取り外し、次製品に合わせた保持部材33が取り付けられたバー32に交換する。製品毎に、ワーク6を保持する場所が異なるために、製品毎に、ワーク6を保持する場所が異なるバー32に交換する必要がある。
以下、図8を併せ参照して実施例の金型等交換作業時の制御内容について説明する。
図8(a)、(b)、(c)は、金型等交換作業時の動作を示した図である。なお図8では、説明の便宜のため1台の多関節ロボット30に着目して動作を示している。
すなわち、図8(a)に示すように、バー32が、ボルスタ移動時にアプライト7に干渉する場所(ボルスタ2の外側)に存在している場合には、多関節ロボット30の各軸が制御されて、バー32が、ボルスタ移動時にアプライト7に干渉しない場所(ボルスタ2の内側;破線)に移動される。
つぎに、図8(b)に示すように、多関節ロボット30の各軸が制御されるとともに、左右方向移動手段60が駆動制御されて、バー32がボルスタ2の中心から離れる側に移動されるともに、多関節ロボット30がボルスタ2の中心から離れる側に移動される。これによりバー32がボルスタ2の周縁若しくは外側に位置決めされる。
なお、図8(a)、(b)の動作は段階的に行なってもよく、同時に、つまりバー32がアプライト7に干渉しない場所であって、かつボルスタ2の周縁もしくは外側の場所に移動するように、多関節ロボット30および左右方向移動手段60を駆動制御してもよい。
以上の動作を終えると、ボルスタ2上には、邪魔なものは存在しなくなるため、スライド5から上金型4が取り外され、ボルスタ2上の下金型3の上に戴置される。
つぎに、図8(c)に示すように、ムービングボルスタ機構50が駆動制御されて、ボルスタ2(ムービングボルスタ)とともにロボット支持台35(多関節ロボット30)がトランスファプレス10の内側から外側に移動される。
ボルスタ2がトランスファプレス10外に取り出されると、クレーンによってボルスタ2上の金型3、4が吊り上げられ、ボルスタ2上から取り除かれる。そしてクレーンによって、次製品に合わせた金型3、4がボルスタ2上に搬入される。下金型3は、ボルスタ2上に装着される。
また、多関節ロボット30の第2アーム31B先端からバー32が取り外され、次製品に合わせた保持部材33が取り付けられたバー32が、第2アーム31B先端に取り付けられる。
つぎに、ムービングボルスタ機構50が駆動制御されて、ボルスタ2(ムービングボルスタ)とともにロボット支持台35(多関節ロボット30)がトランスファプレス10の外側から内側に移動される。
以後、上金型4がスライド5に装着され、左右方向移動手段60、多関節ロボット30の各軸が駆動制御されてプレス成型のための初期位置、初期姿勢に位置決めされる。そして、新しい金型3、4によりプレス成形が行なわれるとともに、この新しい金型3、4に合わせた保持部材33を備えた多関節ロボット30により前述したのと同様の搬送動作が行なわれることになる。
以上のように本実施例によれば、少なくとも2つの工程、少なくとも2つのワーク6に対して1つの多関節ロボット30が設けられている。このため工程の数(実施例では、9工程)に応じた数(8つ)の多関節ロボット30を設けるにはおよばない(実施例では、3つの多関節ロボット30を設けるだけで足りる)。このため工程数が多数(9工程)のトランスファプレス装置1であっても、多関節ロボット30の台数を少数(3つ)とすることができ、搬送装置20の構成を簡易なものとすることができるとともに、複数台の多関節ロボット30の同期制御を簡易なものとすることができる。
また、多関節ロボット30は、少なくとも2つの工程当り1つが割当てられるため、工程間距離が短い場合であっても、フィード方向に沿って、複数台の多関節ロボット30を配置させることが可能となる。このため、多関節ロボット30それ自体の場積がたとえ大きくても、金型間の距離を小さくとることが可能であり、金型の配置レイアウトの自由度が大きい。
また、ロボットアーム31先端に、フィード方向に長いバー32を取り付けバー32に保持部材33を設け、保持部材33でワーク6を保持する構成であるため、多関節ロボット30の中心からワーク保持位置までのリーチが小さく、ワーク6の搬送が安定する。特に本実施例では、ボルスタ2を挟んで左右一対の多関節ロボット30、30を設けるように構成しているため、左右両側からワーク6を保持して搬送できる。このため、一層、ワーク6の搬送が安定する。
また、多関節ロボット30の中心からワーク保持位置までのリーチが小さいため、ボルスタ2から、多関節ロボット30を支持している台24を切り離すことなく、金型交換の際に邪魔となるアーム31やバー32をボルスタ2外に待避させることが可能となる。また、少なくとも2つの工程、2つの金型あたり、1つの搬送ロボット30(1つのバー32)が割り当てられているため、工程数が多数(実施例では9工程)のトランスファプレス装置1であっても、取り替えるべきバー32の数は少なくて済み(実施例では、3つ)、バー32(保持部材33)を取り外して次工程に合わせたものに取り替える交換作業時間を短くすることができる。
また、本実施例によれば、ロボットアーム31先端に、フィード方向に長いバー32を取り付け、バー32に保持部材33を設け、ワーク6のフィード時には、バー32をその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バー32をフィード方向に沿って移動させるように制御するようにしているため、アイドルステーションI3、I5が、アプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)に配置されていたとしても、そのアイドルステーションI3、I5までワーク6を容易に搬送することができる。この点、従来技術(図1、図3)によれば、アプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)に配置されているアイドルステーションまでワーク6を搬送するために、トランスファバー21やフィード用レール28を、アプライト7と同位置の場所(あるいはアプライト7よりも外側の場所)まで延長させて固定配置させなければならないのに対して、本実施例によれば、このようなレール状のものやバー状のものを、当該場所に固定配置させる必要がない。本実施例では、バー32は多関節ロボット30に取り付けられているため、金型等交換の際には、図8(a)で説明したように、バー32をアプライト7の内側の干渉しない場所まで移動させて、しかる後、図8(c)に示すようにボルスタ2とともに多関節ロボット30をトランスファプレス10の外側に引き出すことができ、その際に、従来のようにバー状のもの(レール状)のものを分割する必要がない。このように本実施例によれば、バー状のものを分割することなくトランスファプレス1の外側に引き出して金型等を交換する作業を行うことができるため、金型等の交換作業を一層簡易かつ短時間で行うことができる。
このように本実施例によれば、金型等の交換の作業を簡易かつ短時間で済ませることができプレス加工の作業効率が向上する。
上述した第1実施例に対して種々変形させて実施してもよい。
第1実施例では、多関節ロボット30、30を、ボルスタ2を挟んで、フィード方向に対して垂直となる左右方向に沿って、左右一対設けるように構成しているが、左右いずれか片側のみに多関節ロボット30を設けるように構成してもよい。特にワーク6が小さかったり、搬送時の歪が問題にならないような場合には、多関節ロボット30を左右いずれか片側のみに設けてワーク6を片持ちで搬送しても問題はない。
また、第1実施例では、図8(c)、(d)に示すように、多関節ロボット30をロボット支持台35を介してボルスタ2に連結して取り付け、ボルスタ2を多関節ロボット30とともに、ムービングボルスタ機構50によって、トランスファプレス10の内側から外側へあるいは内側から外側へ出し入れさせているが、金型等の交換をより容易に行なうために従来技術(図3(a))と同様に、ボルスタ2とロボット支持台35を切り離し可能としてもよい。
第1実施例では、多関節ロボット30以外に、左右方向移動手段60を設けて、バー32を、フィード方向に対して垂直となる左右方向に大きく移動させるようにしているが、同様の動きを実現することができるのであれば、左右方向移動手段60は必ずしも必要がない。すなわち多関節ロボット30を、より多軸のロボットにする等、多関節ロボット30それ自体の構成を変更することで、同左右方向にバー32を大きく移動させることが可能である。
また、第1実施例では、図7に示すように、多関節ロボット30それ自体が、ワーク6のフィード時には、バー32をフィード方向に沿って移動させることができる自由度を有することを前提としているが、多関節ロボット30それ自体は、少なくともクランプおよびアンクランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向に動作する自由度を有するものであればよく、つぎに説明する第2実施例のごとく、フィード方向に動作する自由度に関しては、多関節ロボット30とは別に設けたフィード方向移動手段40で実現するようにしてもかまわない。
(第2実施例)
図9、図10、図11は、第2実施例のトランスファプレス装置1の構成を示している。
図9、図10、図11は、第1実施例の説明に用いた図4、図5、図6にそれぞれ対応する図であり、図9は、トランスファプレス装置1の上面図で、図10は、トランスファプレス装置1の正面図で、図11は、トランスファプレス装置1の側面図である。
以下では、第1実施例と同じ構成、動作については重複する説明を適宜、省略し、異なる構成、動作について説明する。
この第2実施例の搬送装置20は、多関節ロボット30を、フィード方向に移動させるフィード方向移動手段40を含んで構成されている。このフィード方向移動手段40によって、ワーク6のフィード時には、多関節ロボット30が、フィード方向に移動されて、バー32がフィード方向に沿って移動される。
多関節ロボット30は、ロボット支持台35上に設けられている。ロボット支持台35は、第1のロボット支持台35Aと第2のロボット支持台35Bとからなる。第2のロボット支持台35Bは、第1のロボット支持台35Aの上部に、左右方向移動手段60により第1のロボット支持台35Bに対して相対的に移動自在に取り付けられている。第2のロボット支持台35Bの上には、多関節ロボット30が、後述するフィード方向移動手段40により第2のロボット支持台35Bに対して相対的に移動自在に取り付けられている。第1のロボット支持第35Aは、ボルスタ2に連結されて取り付けられている。このため多関節ロボット30は、ムービングボルスタ機構50によって、ボルスタ2とともに移動することが可能となっている。
第1のロボット支持台35Aの上部には、左右方向移動手段60が設けられている。左右方向移動手段60は、第2のロボット支持台35Bを、第1のロボット支持台35Aに対して相対的に、フィード方向に対して垂直となる左右方向に滑らせて移動させるレール61、61上を含んで構成されている。
第2のロボット支持台35Bの上部には、フィード方向移動手段40が設けられている。フィード方向移動手段40は、多関節ロボット30の基台34を、第2のロボット支持台35Bに対して相対的に、フィード方向に滑らせて移動させるレール41、41上を含んで構成されている。
多関節ロボット30のアーム31の一端は、基台34に取り付けられており、アーム31の他端にはバー32が取り付けられている。アーム31は、第1アーム31Aと第2アーム31Bとからなる。第1アーム31Aは、基台34に対して上下方向に回動自在に、基台34に設けられている。第2アーム31Bは、第1アーム31Aに対して相対的に上下方向に回動自在に、第1アーム31Aに設けられている。バー32は、第2アーム31Bの先端(アーム31の先端)に、第2アーム31Bに対して相対的に上下方向に回動自在に取り付けられている。バー32は、その長手方向がフィード方向と平行になる姿勢で第2アーム31B先端(アーム31の先端)に取り付けられている。バー32は、アーム31からの脱着が容易に取り付けられている。
以上のように、多関節ロボット30は、バー32を、クランプおよびアンクランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向に動作させる自由度を有している。また、フィード方向移動手段40は、多関節ロボット30、つまりバー32を、フィード方向に動作させる自由度を有している。
これにより、フィード方向移動手段40を駆動制御することで、図7に示したのと同様に、バー32がその長手方向がフィード方向となる姿勢を維持しつつ同フィード方向に移動し、ワーク6がフィード方向に移動する。また、第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の上下方向の回動を制御することで、ワーク6がクランプおよびアンクランプ方向に移動する。また、第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の上下方向の回動を制御することで、ワーク6がリフトおよびダウン方向に移動する。
また、図7で説明したのと同様に、左右方向移動手段60を駆動制御することで、多関節ロボット30のバー32の位置を、フィード方向に対して垂直となる左右方向の任意の位置まで移動させ位置決めすることができる。これによりワーク6の幅に応じてクランプ位置を変えることができる。しかる後、多関節ロボット30およびフィード方向移動手段40を併せて駆動制御することにより、バー32をその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ、前工程にあるワーク6をクランプし、リフトし、次工程へワーク6をフィードし、ダウンし、次工程でワーク6、6、6をアンクランプする搬送動作が行なわれる。
また、金型等交換時には、図8(a)で説明したのと同様に、フィード方向移動手段40を駆動制御することで、バー32をアプライト7に干渉しない場所まで移動させることができる。また、図8(b)で説明したのと同様に、多関節ロボット30、左右方向移動手段60を駆動制御することで、ボルスタ2の上方に配置されている多関節ロボット30のうち金型交換時に邪魔となるアーム31、バー32を、ボルスタ2の外側に待避させることができる。また、図8(c)で説明したのと同様に、ムービングボルスタ機構50を駆動制御することで、ボルスタ2およびロボット支持台35を、トランスファプレス10の内側(ワーク搬送領域)から外側に移動させて、金型3、4をボルスタ2上から搬出し、新しい金型3、4をボルスタ2上に搬入するとともに、多関節ロボット30のバー32を交換した上で、ボルスタ2およびロボット支持台35を、トランスファプレス10の外側から内側(ワーク搬送領域)に移動させることができる。
第2実施例では、多関節ロボット30、30を、ボルスタ2を挟んで、フィード方向に対して垂直となる左右方向に沿って、左右一対設けるように構成しているが、左右いずれか片側のみに多関節ロボット30を設けるように構成してもよい。
また、第2実施例では、多関節ロボット30をロボット支持台35を介してボルスタ2に連結して取り付け、ボルスタ2を多関節ロボット30とともに、ムービングボルスタ機構50によって、トランスファプレス10の内側から外側へあるいは内側から外側へ出し入れさせているが、金型等の交換をより容易に行なうために従来技術(図3(a))と同様に、ボルスタ2とロボット支持台35を切り離し可能としてもよい。
第2実施例では、多関節ロボット30以外に、左右方向移動手段60を設けて、バー32を、フィード方向に対して垂直となる左右方向に大きく移動させるようにしているが、同様の動きを実現することができるのであれば、左右方向移動手段60は必ずしも必要がない。
上述の第1実施例、第2実施例では、多関節ロボット30をボルスタ2とともに移動できるように下方に配置しているが、多関節ロボット30をボルスタ2の上方に配置する実施も可能である。
(第3実施例)
図12、図13、図14は、第3実施例のトランスファプレス装置1の構成を示している。
図12、図13、図14は、第1実施例の説明に用いた図4、図5、図6あるいは第2実施例の説明に用いた図9、図10、図11それぞれ対応する図であり、図12は、トランスファプレス装置1の上面図で、図13は、トランスファプレス装置1の正面図で、図14は、トランスファプレス装置1の側面図である。
以下では、第1実施例と同じ構成、動作については重複する説明を適宜、省略し、異なる構成、動作について説明する。
この第3実施例の搬送装置20は、第2実施例と同様に多関節ロボット30を、フィード方向に移動させるフィード方向移動手段40を含んで構成されている。このフィード方向移動手段40によって、ワーク6のフィード時には、多関節ロボット30が、フィード方向に移動されて、バー32がフィード方向に沿って移動される。
ボルスタ7の周囲にあって上方には、上流側のアプライト7と下流側のアプライト7とを連結するフレーム36が設けられている。多関節ロボット30は、フレーム36に対して相対的にフィード方向および上下方向に移動自在に設けられている。
すなわち、フレーム36には、フィード方向移動手段40が設けられている。多関節ロボット30は、フィード方向移動手段40により同フレーム36の長手方向に沿ってフィード方向に移動自在に設けられている。多関節ロボット30は、同フレーム36に設けられたレール41に沿ってフィード方向に移動自在に設けられている。また、フレーム36には、上下方向移動手段70が設けられている。多関節ロボット30は、上下方向移動手段70により同フレーム36に対して相対的に上下方向に移動自在に設けられている。
多関節ロボット30のアーム31の一端は、基台34に取り付けられており、アーム31の他端にはバー32が取り付けられている。アーム31は、第1アーム31Aと第2アーム31Bとからなる。第1アーム31Aは、基台34に対して上下方向に回動自在に、基台34に設けられている。第2アーム31Bは、第1アーム31Aに対して相対的に上下方向に回動自在に、第1アーム31Aに設けられている。バー32は、第2アーム31Bの先端(アーム31の先端)に、第2アーム31Bに対して相対的に上下方向に回動自在に取り付けられている。バー32は、その長手方向がフィード方向と平行になる姿勢で第2アーム31B先端(アーム31の先端)に取り付けられている。バー32は、アーム31からの脱着が容易に取り付けられている。
以上のように、多関節ロボット30は、バー32を、クランプおよびアンクランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向に動作させる自由度を有している。また、フィード方向移動手段40は、多関節ロボット30、つまりバー32を、フィード方向に動作させる自由度を有している。
これにより、フィード方向移動手段40を駆動制御することで、図7に示したのと同様に、バー32がその長手方向がフィード方向となる姿勢を維持しつつ同フィード方向に移動し、ワーク6がフィード方向に移動する。また、第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の上下方向の回動を制御することで、ワーク6がクランプおよびアンクランプ方向に移動する。また、第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の上下方向の回動を制御することで、ワーク6がリフトおよびダウン方向に移動する。
図7で説明したのと同様の動きを実現するには、第1アーム31A、第2アーム31B、バー32の上下方向の回動を制御することで、多関節ロボット30のバー32の位置を、フィード方向に対して垂直となる左右方向の任意の位置まで移動させ位置決めする。これによりワーク6の幅に応じてクランプ位置を変えることができる。しかる後、多関節ロボット30の各軸およびフィード方向移動手段40を併せて駆動制御することにより、バー32をその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ、前工程にあるワーク6をクランプし、リフトし、次工程へワーク6をフィードし、ダウンし、次工程でワーク6、6、6をアンクランプする搬送動作が行なわれる。
また、金型等交換時の動作は、以下のとおりである。
すなわち、上下方向移動手段70を駆動制御することで、ボルスタ2の上方に配置されている多関節ロボット30を更に上昇させ、多関節ロボット30のうち、ボルスタ2引き出し時に干渉するおそれのあるアーム31、バー32を、更に上方に待避させる。これにより、金型3、4が戴置されたボルスタ2をトランスファプレス10の外側へ多関節ロボット30と干渉することなく引き出すことが可能となる。
つぎに、ムービングボルスタ機構50を駆動制御することで、ボルスタ2が、トランスファプレス10の内側(ワーク搬送領域)から外側に移動される。そして、金型3、4をボルスタ2上から搬出し、新しい金型3、4をボルスタ2上に搬入する。さらに、多関節ロボット30のバー32を新しいバー32に交換する。そして、ボルスタ2を、トランスファプレス10の外側から内側(ワーク搬送領域)に移動させる。
図1は、従来より一般的に用いられているトランスファプレス装置の構成を示した図である。 図2(a)、(b)は、特許文献1に記載されているトランスファプレス装置の構成を示した図である。 図3は、特許文献2に記載されているトランスファプレス装置の構成を示した図である。 図4、第1実施例のトランスファプレス装置の上面図である。 図5は、第1実施例のトランスファプレス装置の正面図である。 図6は、第1実施例のトランスファプレス装置の側面図である。 図7(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)は、多関節ロボットによる搬送時の動作を示した図である。 図8(a)、(b)、(c)は、金型等交換作業時の動作を示した図である。 図9、第2実施例のトランスファプレス装置の上面図である。 図10は、第2実施例のトランスファプレス装置の正面図である。 図11は、第2実施例のトランスファプレス装置の側面図である。 図12は、第3実施例のトランスファプレス装置の上面図である。 図13は、第3実施例のトランスファプレス装置の正面図である。 図14は、第3実施例のトランスファプレス装置の側面図である。
符号の説明
2 ボルスタ I3、W1、W2、W3,W4,W5,W6,I4,I5 工程
3 固定型(下金型) 4 運動型(上金型) 5 スライド 10 トランスファプレス 6 ワーク 20 搬送装置 1 トランスファプレス装置 30 多関節ロボット 31 アーム 32 バー 33 保持部材

Claims (9)

  1. ボルスタに、複数の工程の固定型が取り付けられ、運動型が取り付けられたスライドを固定型に向けて駆動することにより、各工程におけるワークをプレス成形するトランスファプレスと、前工程のワークをクランプし、リフトし、次工程へワークをフィードし、ダウンし、次工程でワークをアンクランプする搬送動作を行う搬送装置とが設けられたトランスファプレス装置であって、
    前記搬送装置は、ボルスタの周囲に設けられた多関節ロボットを含んで構成され、
    一つの多関節ロボットのアーム先端には、少なくとも隣り合う2工程に相当する長さを有するバーが取り付けられており、
    前記バーには、前記少なくとも隣り合う2工程の各ワークを保持する複数の保持部材が取り付けられており、
    前記多関節ロボットは、少なくともクランプおよびアンクランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向に動作する自由度を有するものであって、
    ワークのフィード時には、前記バーをその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バーをフィード方向に沿って移動させるように、前記多関節ロボットを含む搬送装置を搬送動作させる制御手段を
    備えたことを特徴とするトランスファプレス装置。
  2. 前記多関節ロボットは、ワークのフィード時には、前記バーをフィード方向に沿って移動させることができる自由度を有するものであること
    を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。
  3. 前記搬送装置は、前記多関節ロボットを、フィード方向に移動させるフィード方向移動手段を含んで構成され、
    当該フィード方向移動手段によって、ワークのフィード時には、前記多関節ロボットを、フィード方向に移動させることにより、
    前記バーをフィード方向に沿って移動させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。
  4. 前記多関節ロボットは、前記ボルスタに連結されて取り付けられており、
    前記記ボルスタは、ムービングボルスタ機構によって、トランスファプレスの内側から外側へあるいは外側から内側へ出し入れ可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。
  5. 前記多関節ロボットを、フィード方向に対して垂直となる左右方向に移動させる左右方向移動手段が更に設けられていること
    を特徴とする請求項4記載のトランスファプレス装置。
  6. 前記多関節ロボットは、ボルスタの周囲にあって上方に配置されていること
    を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。
  7. 前記多関節ロボットは、ボルスタを挟んで、フィード方向に対して垂直となる左右方向に沿って、左右一対設けられていること
    を特徴とする請求項1記載のトランスファプレス装置。
  8. ボルスタに、複数の工程の固定型が取り付けられ、運動型が取り付けられたスライドを固定型に向けて駆動することにより、各工程におけるワークをプレス成形するトランスファプレスと、前工程のワークをクランプし、リフトし、次工程へワークをフィードし、ダウンし、次工程でワークをアンクランプする搬送動作を行う搬送装置とが設けられたトランスファプレス装置であって、
    前記搬送装置は、ボルスタの周囲に設けられた多関節ロボットを含んで構成され、
    一つの多関節ロボットのアーム先端には、少なくとも隣り合う2工程に相当する長さを有するバーが取り付けられており、
    前記バーには、前記少なくとも隣り合う2工程の各ワークを保持する複数の保持部材が取り付けられており、
    前記多関節ロボットは、少なくともクランプおよびアンクランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向に動作する自由度を有するものであって、
    ワークのフィード時には、前記バーをその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バーをフィード方向に沿って移動させるように、前記多関節ロボットを含む搬送装置を搬送動作させる制御手段を
    備えており、
    前記ボルスタの周囲にはアプライトが配置され、前記ボルスタは、ムービングボルスタ機構によって、トランスファプレスの内側から外側へあるいは外側から内側へ出し入れ可能に構成され、
    前記多関節ロボットは、前記ボルスタに連結されて取り付けられており、前記ボルスタ出し入れ時に、前記バーが、前記アプライトに干渉しない場所および前記ボルスタの周縁若しくは外側の場所に移動可能な自由度を有していること
    を特徴とするトランスファプレス装置。
  9. ボルスタに、複数の工程の固定型が取り付けられ、運動型が取り付けられたスライドを固定型に向けて駆動することにより、各工程におけるワークをプレス成形するトランスファプレスと、前工程のワークをクランプし、リフトし、次工程へワークをフィードし、ダウンし、次工程でワークをアンクランプする搬送動作を行う搬送装置とが設けられたトランスファプレス装置であって、
    前記搬送装置は、ボルスタの周囲に設けられた多関節ロボットを含んで構成され、
    一つの多関節ロボットのアーム先端には、少なくとも隣り合う2工程に相当する長さを有するバーが取り付けられており、
    前記バーには、前記少なくとも隣り合う2工程の各ワークを保持する複数の保持部材が取り付けられており、
    前記多関節ロボットは、少なくともクランプおよびアンクランプ方向、並びにリフトおよびダウン方向に動作する自由度を有するものであって、
    ワークのフィード時には、前記バーをその長手方向がフィード方向と平行になる姿勢に保持しつつ当該バーをフィード方向に沿って移動させるように、前記多関節ロボットを含む搬送装置を搬送動作させる制御手段を
    備えており、
    前記ボルスタの周囲にはアプライトが配置され、前記ボルスタは、ムービングボルスタ機構によって、トランスファプレスの内側から外側へあるいは外側から内側へ出し入れ可能に構成され、
    前記多関節ロボットは、前記ボルスタの上方に配置されており、前記ボルスタ出し入れ時に、前記多関節ロボットのアームおよびバーを、前記ボルスタに干渉しない場所まで上方に退避せる上下方向移動手段が備えられていること
    を特徴とするトランスファプレス装置。
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