JP4112233B2 - 工作機械におけるワーククランプ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械におけるワーククランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、工作機械においては、旋回不能なテーブルの上面にワークを所定位置にクランプ装置により固定して加工具によりワークを加工する方式と、インデックス装置によってワークを旋回させて、ワークの複数の加工面に対し加工を施す方式のものとがある。後者のインデックス装置を用いた工作機械においては、インデックステーブルの上面に対しワークを上方向からクランプするクランプ装置を、前記インデックステーブルの旋回運動と同期して旋回可能に装着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のワーククランプ装置は、インデックステーブル上でワークとそのクランプ装置を旋回させる構造をとっていたため、大重量のクランプ装置を旋回させる必要があり、大型のインデックステーブルが必要になるという問題があった。
【0004】
又、クランプ装置を構成する上下方向に延びる支持部材が加工具との干渉が生じて加工できないワーク面があったり、加工具を進退させるスペースが制約を受けたりして、ワークの加工面の自由度が低下するという問題もあった。
【0005】
さらに、従来のワーククランプ装置は、回転移動するためクランプシリンダや位置検出用のスイッチ等への配管や配線の移動を必要とするため、保守点検作業が面倒で耐久性を向上することが難しいという問題もあった。
【0006】
なお、前者のワーククランプ装置には、後者のワーククランプ装置に存する問題は生じない。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、インデックス装置の小型軽量化を図ることができるとともに、ワークの加工面の自由度を向上することができ、さらに配管や配線の固定化を図ることができる工作機械におけるワーククランプ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、機台上にインデックステーブルを垂直軸線の周りで旋回可能に支持し、前記インデックステーブルを跨ぐように立設された支持部材に設けられ、前記インデックステーブルの上面に支持されたワークに押圧されるクランプ治具を旋回支持機構により複数のクランプ位置の間で位置切り換え可能に装着し、前記支持部材の上部には位置切り換えされたクランプ治具を下方に押圧してワークをクランプするための複数のクランプ力付与機構を設け、前記クランプ治具の旋回支持機構は、前記支持部材上部の所定位置において上下方向に移動不能に支持された旋回中心軸と、該旋回中心軸に対しその旋回軸線の周りで水平方向に往復旋回可能に、かつ上下方向に移動不能に支持された旋回支持筒と、該旋回支持筒の旋回筒部に上下方向に往復動可能に支持された押圧軸とを備え、前記旋回中心軸及び押圧軸の下端部には前記クランプ治具が該旋回中心軸の旋回軸線の周りで前記押圧軸の旋回運動によって旋回可能に、かつ押圧軸の昇降運動により昇降可能に装着され、前記クランプ治具と支持部材又はインデックステーブルとの間には旋回力付与機構が設けられていることを要旨とする。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項において、前記複数のクランプ力付与機構は、支持部材上部の所定位置において複数箇所に下向きに配設された複数のクランプシリンダと、それらに付随のピストンロッドの下端部に対し前記押圧軸の上端部に形成した係止フランジを係合把持可能な複数の把持機構とにより構成され、前記各把持機構の間には、クランプ治具とともに上方に持ち上げられた押圧軸の係止フランジを案内移動するための案内機構が設けられていることを要旨とする。
【0010】
請求項に記載の発明は、請求項又はにおいて、前記旋回中心軸と押圧軸の下端部には前記旋回中心軸を中心に押圧軸の旋回運動によって旋回可能に、かつ該押圧軸の上下方向の往復動に伴って前記旋回中心軸上を案内移動される取付基板が設けられ、該取付基板にはフローティング機構を介してクランプ治具が僅かに揺動可能に装着されていることを要旨とする。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項のいずれか1項において、前記旋回力付与機構は前記支持部材と前記クランプ治具との間に設けられ、前記クランプ治具又は取付基板には下方に指向する案内ロッドが設けられ、前記支持部材に対し往復動可能に装着された支柱に取り付けられた係合金具を前記案内ロッドに上下方向の相対移動可能にかつ水平方向の相対移動可能に連係したことを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したワーククランプ装置の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
【0013】
図1に示すように、ベッド10の上面の機台11にはインデックステーブル12が垂直方向に延びる旋回軸線O1の周りで図示しないサーボモータによって往復旋回可能に装着されている。このインデックステーブル12の上部には、ワークWの下面を支持するための複数のワーク支持具13が設けられている。
【0014】
前記インデックステーブル12の左右両側部には、アーチ状の支持部材14が該インデックステーブル12を跨ぐように立設されている。支持部材14の上部には取付フレーム15が装着されている。この取付フレーム15は左右一対の側壁15a,15bと、両側壁15a,15bの下端部に一体に連結された連結壁15cと、前記両側壁15a,15bの上端部間に架橋された天板15dとにより構成されている。前記支持部材14及び取付フレーム15にはワーククランプ装置16が装着されている。
【0015】
前記ワーククランプ装置16は前記ワークWの上面をクランプするためクランプ治具17と、このクランプ治具17を垂直方向に延びる旋回軸線O2の周りで往復旋回動作するための治具旋回支持機構18とを備えている。又、このワーククランプ装置16は、クランプ治具17の旋回動作中において、後述する押圧軸31をクランプ治具とともに案内移動するための案内機構19と、前記クランプ治具17に旋回力を付与するための旋回力付与機構20とを備えている。さらに、このワーククランプ装置16は、前記クランプ治具17がワークの第1クランプ位置P1に切り換えられた状態で、前記クランプ治具17に下方への押圧力を付与してワークWをクランプするようにした第1クランプ力付与機構21を備えている。このワーククランプ装置16は、前記クランプ治具17がワークの第2クランプ位置P2に切り換えられた状態で、該クランプ治具17に下方への押圧力を付与するようにした第2クランプ力付与機構22とを備えている。前記クランプ治具17は上部取付板17aと、この上部取付板17aの下面に垂下固定されたクランパ17bとにより構成されている。
【0016】
そこで、前述した各機構について以下に順次説明する。
(治具旋回支持機構18)
前記取付フレーム15の連結壁15cの所定位置には旋回中心軸25がテーパコロベアリング26により上下方向の移動不能に、かつ所定位置において回転可能に支持されている。この旋回中心軸25の下端部には取付基板27がスライド軸受28を介して水平に支持されている。前記旋回中心軸25の上下方向の中間部には旋回支持筒30の基端ボス部30aが相対回転可能に支持されている。前記旋回支持筒30の旋回筒部30bは、旋回中心軸25の旋回軸線O2を中心として水平方向の往復旋回可能に、かつ上下方向の移動不能に装着されて、押圧軸31を支持している。前記押圧軸31の下端部に形成した小径部31aは、キー33を介して前記取付基板27の挿通孔27aに相対回動不能に貫通されている。前記小径部31aにはフローティング機構を構成するフローティング軸受34を介して前記クランプ治具17がワークのクランプ面を均等に押し付けるための若干のフローティング可能に支持され、ナット35によって離脱しないようになっている。前記取付基板27と上部取付板17aには図1に示すように連結ピン36が挿通され、両部材の相対回動を阻止するようにしている。前記押圧軸31の旋回半径は、前記旋回軸線O2と、該押圧軸31の押圧軸線O3との水平方向の距離によって設定される。この実施形態では、前記旋回軸線O1と、旋回軸線O2とが同一直線上に設定されている。
【0017】
(第1及び第2クランプ力付与機構21,22)
次に、前記第1及び第2クランプ力付与機構21,22について図6を中心に説明すると、前記取付フレーム15の天板15dの上面には水平方向に所定間隔をおいて互いに平行に、かつ下向きに第1及び第2クランプシリンダ41,42が装着されている。前記第1クランプシリンダ41のピストンロッド43の下端部には前記押圧軸31の上端部に形成した首部31b及び係止フランジ31cを係合可能な第1把持機構44が装着されている。この第1把持機構44は、前記ピストンロッド43の下端部に形成された小径部43aに嵌合固定された上部把持金具45と、この上部把持金具45の下面にボルトにより固定された下部把持金具46とにより構成されている。
【0018】
前記下部把持金具46の把持凹部46aは、前記押圧軸31が第1クランプ位置P1に移動されたとき、前記押圧軸31の上端部に形成された係止フランジ31cを進入可能に一端が開放され、他端は閉塞されている。この第1把持機構44は、ピストンロッド43とともに昇降動作されるが、回転しないように構成されている。
【0019】
前記第2クランプシリンダ42のピストンロッド47の下端部にも前述した第1把持機構44、上部把持金具45及び下部把持金具46と同様の部材が装着されている。すなわち、ピストンロッド47の下端部には第2把持機構48が装着されている。この第2把持機構48は、前記ピストンロッド47の下端部に形成した小径部47aに嵌合固定された上部把持金具49と、この上部把持金具49の下面に対しボルトにより固定された下部把持金具50とにより構成されている。この下部把持金具50の把持凹部50aは、前記押圧軸31が第2クランプ位置P2に移動されたとき、押圧軸31の係止フランジ31cを進入可能に一端が開放され、他端は閉塞されている。この第2把持機構48は、ピストンロッド47とともに昇降動作されるが、回転しないように構成されている。
【0020】
第1把持機構44の上部把持金具45は、該上部把持金具45の上下方向の位置、すなわち、クランプ治具17及び押圧軸31がクランプ位置にあるかアンクランプ位置にあるかを検出するための検出機構を備えている。この検出機構は、図6に鎖線で示すように、上部把持金具45に取り付けた支持ロッド51と、その先端に取り付けたドッグ52と、天板15d側に対し図示しないブラケットを介して上下方向に所定の間隔をおいて取り付けられた一対の近接スイッチ53,54とにより構成されている。第2把持機構48にも図6に鎖線で示すように上記検出機構と同様の検出機構が設けられている。
【0021】
(案内機構19)
前記案内機構19は、前記押圧軸31及び前記クランプ治具17が第1クランプ位置又は第2クラン位置において、第1クランプシリンダ41又は第2クランプシリンダ42により所定高さ位置に持ち上げられたアンクランプ状態で、押圧軸31を平面円弧状をなす所定の旋回軌跡に沿って案内する。すなわち、前記押圧軸31の係止フランジ31cを、前記下部把持金具46及び下部把持金具50の間に円弧状に配設された案内レール61に沿って案内移動し、下部把持金具46(第1クランプ位置P1)から下部把持金具50(第2クランプ位置P2)まで、又、その逆の金具(クランプ位置)へ案内移動する。
【0022】
(旋回力付与機構20)
次に、図1,2,6,7に基づいて、前記旋回力付与機構20の構成を説明する。
【0023】
前記支持部材14の中間高さ位置には、図1,2に示すように取付板71が水平方向に架橋されている。この取付板71には上下一対の案内ロッド72が互いに平行に、かつ水平方向に支持されている。両案内ロッド72には可動支持体73が水平方向の往復動可能に装着され、この可動支持体73には支柱74が上方向に立設されている。この支柱74の上端部には係合金具75が取り付けられている。前記取付基板27の下面には案内ロッド76が下向きに、かつ前記係合金具75に形成された案内凹部75aに貫通されている。この案内凹部75aは図7に示すように、平面U字状に形成され、案内ロッド76の水平方向の相対移動を許容するとともに、係合金具75と案内ロッド76の上下方向の相対移動を許容するようになっている。前記取付板71の下面にはブラケット77が取り付けられ、その先端にはシリンダ78が水平に支持されている。このシリンダ78のピストンロッド79の先端部には連結部材80が取り付けられ、該連結部材80は前記可動支持体73に連結されている。
【0024】
従って、前記シリンダ78のピストンロッド79が往復動されると、案内ロッド72に沿って可動支持体73が往復動され、支柱74、係合金具75が案内ロッド76を旋回させる。このため、クランプ治具17、取付基板27及び押圧軸31等が旋回中心軸25の旋回軸線O2を中心にして旋回される。
(ワーククランプ装置の動作)
次に、前記のように構成したワーククランプ装置について、その動作を説明する。
【0025】
図1及び図2はワークWがインデックステーブル12の上面にワーク支持具13によって支持され、前記押圧軸31が第1クランプ位置P1に旋回移動され、押圧軸31の係止フランジ31cが下部把持金具46に係合された状態を示す。又、第1クランプシリンダ41のピストンロッド43が下方に移動され、取付基板27及びクランプ治具17が下方に移動されてワークWの上面を押圧した第1クランプ位置P1におけるクランプ状態を示す。この状態において、ワークWの前面(図2では右側面)に対しドリル等の加工具により加工が施される。この加工作業が終了すると、第1クランプシリンダ41のピストンロッド43が持ち上げられ、押圧軸31が引き上げられるとともに、取付基板27及びクランプ治具17がクランプ位置からアンクランプ位置に持ち上げられる。このとき、取付基板27はスライド軸受28の作用によって旋回中心軸25に沿って上方に案内移動される。アンクランプ位置に持ち上げられた第1把持機構44の下部把持金具46は前記案内レール61と同じ高さ位置に停止される。
【0026】
このクランプ解除動作が終了すると、前記インデックステーブル12が図示しないサーボモータにより図7において時計回り方向に所定角度(この実施形態では90度)旋回され、ワークWの次の加工面である側面が前面に位置切り換えされる。一方、インデックステーブル12の旋回運動と同期して、旋回力付与機構20のシリンダ78が作動されて、可動支持体73が案内ロッド72に沿って移動され、前述した動作によって、取付基板27、クランプ治具17、押圧軸31が前記旋回軸線O1,O2を中心として図7において時計回り方向に90度旋回動作される。このため、ワークWに対するクランプ治具17の位置が前述した第1クランプ位置P1から第2クランプ位置P2に切り換えられる。
【0027】
一方、このクランプ位置の切換動作が開始された直後において、押圧軸31の係止フランジ31cが把持凹部46aから外れ、その後、係止フランジ31cは案内機構19の案内レール61に沿って第2把持機構48の把持凹部50aに案内移動される。この状態において、第2クランプシリンダ42が作動されて、そのピストンロッドが下方に移動されると、押圧軸31、取付基板27及びクランプ治具17が下方に移動され、第2クランプ位置P2に保持されていたワークWの上面がクランプ治具17によって押圧され、ワークが第2クランプ位置P2に保持される。
【0028】
このように、第2クランプ位置P2にクランプされたワークは、図示しないドリル等の加工具を前進移動させることにより、第2回目の加工が施される。この加工動作が終了すると、第2クランプシリンダ42のピストンロッド47が上方に持ち上げられて、クランプ治具17がクランプ位置からアンクランプ位置に移動保持される。
【0029】
上記実施形態のワーククランプ装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)上記実施形態では、前記機台11の上面にワークWを支持するためのインデックステーブル12を旋回可能支持し、一方、前記支持部材14に対して、ワークWの上面を押圧してクランプするためのワーククランプ装置16を装着した。このため、インデックステーブル12を旋回運動させるための動力を必要最小限にして、インデックステーブル12の小型軽量化を図ることができる。
【0030】
(2)上記実施形態では、支持部材14の上部に治具旋回支持機構18と案内機構19を装着し、支持部材14に装着した旋回力付与機構20によってクランプ治具17がワークWの旋回運動に同期して旋回運動されるようにした。このため、支持部材14の位置が変化することはなく、加工具の前進又は後退運動に制約を受けることもなく、加工面の自由度を向上することができる。さらに、前記ワーククランプ装置16はフレキシビリティーを要求される配管や配線の固定化を図ることができ、それらの耐久性を向上し保守点検を容易に行うことができる。
【0031】
(3)上記実施形態では、容量の異なる前記第1クランプシリンダ41及び第2クランプシリンダ42を用いて、ワークWのクランプ力を変更するようにした。このため、ワークWの加工面の変更に応じて、適切なクランプ力をワークに付与してクランプ状態を安定化し、ワークWの加工を精度良く適正に行うことができる。
【0032】
(4)上記実施形態では、前記旋回中心軸25と押圧軸31の下端部に取付基板27を装着し、押圧軸31の下端部にフローティング軸受34を介してクランプ治具17を装着した。このため、ワークのクランプ治具17によるクランプ時に、ワークの上面に対しクランプ治具17の下端面を片当たりすることなく、適正に押圧することができ、ワークを安定してクランプすることができる。
【0033】
(5)上記実施形態では、前記取付フレーム15に対し第1クランプシリンダ41及び第2クランプシリンダ42を下向きに装着し、そのピストンロッド43及びピストンロッド47の下端部に下部把持金具46及び下部把持金具50を設けた。又、両下部把持金具46及び下部把持金具50がアンクランプ位置に保持された状態で、押圧軸31の係止フランジ31cを案内移動する案内レール61を設けた。このため、押圧軸31のクランプ位置の切換動作を簡単な構成により容易に行うことができる。
【0034】
(6)ワーククランプ装置16とインデックステーブル12は、アンクランプ状態では分離されているため、押圧軸31とインデックステーブル12の旋回角度を一致させる必要はない。
【0035】
以下、本発明を具体化したワーククランプ装置の別の実施形態を、図8及び図9に従って説明する。なお、この実施形態は、前記実施形態のワーククランプ装置の旋回力付与機構20を変更した構成であるため、同様の部分については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0036】
この実施形態では、前記インデックステーブル12に対し旋回操作軸91を上方に向けて立設し、前記クランプ治具17に対し前記旋回操作軸91の上端部を上下方向及び水平方向への相対移動を許容する凹部92aを有する被作動子92を水平に片持ち支持している。
【0037】
従って、この実施形態によれば、前記実施形態に記載の特徴に加えて以下の特徴を得ることができる。
上記実施形態では、旋回力付与機構20の構成を簡素化して製造及び組み付け作業を容易に行い、コストの低減を図ることができる。
【0038】
この実施形態ではクランプ装置16とインデックステーブル12の旋回角度は一致することになる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
【0039】
○ 前記実施形態では、大きさの異なる第1及び第2クランプシリンダ41,42を用いたが、これを同じ大きさのクランプシリンダとしてもよい。又、3箇所以上に、クランプシリンダを配設し、ワークWの姿勢を3箇所以上で変更保持するようにしてもよい。
【0040】
○ 前記フローティング軸受34を省略してもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明はインデックス装置を小型軽量化して、製造コストの低減を図ることができるとともに、ワークの加工面の自由度を向上することができ、配管や配線を固定化してその耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 工作機械のワーククランプ装置の一実施形態を示す背面側から見た縦断面図。
【図2】 ワーククランプ装置の左側断面図。
【図3】 ワーククランプ装置の平面図。
【図4】 押圧軸の案内機構を示す平面図。
【図5】 旋回支持筒付近の平面図。
【図6】 第1及び第2クランプ力付与機構を示す縦断面図。
【図7】 旋回力付与機構を示す平面図。
【図8】 この発明の別の実施形態を示すワーククランプ装置の正面図。
【図9】 図8に示すワーククランプ装置の左側断面図。
【符号の説明】
W…ワーク、O1,O2…旋回軸線、11…機台、12…インデックステーブル、14…支持部材、17…クランプ治具、19…案内機構、20…旋回力付与機構、21…第1クランプ力付与機構、22…第2クランプ力付与機構、25…旋回中心軸、27…取付基板、30…旋回支持筒、30b…旋回筒部、31…押圧軸、31c…係止フランジ、43,47,79…ピストンロッド、72,76…案内ロッド、74…支柱、75…係合金具。

Claims (4)

  1. 機台上にインデックステーブルを垂直軸線の周りで旋回可能に支持し、前記インデックステーブルを跨ぐように立設された支持部材に設けられ、前記インデックステーブルの上面に支持されたワークに押圧されるクランプ治具を旋回支持機構により複数のクランプ位置の間で位置切り換え可能に装着し、前記支持部材の上部には位置切り換えされたクランプ治具を下方に押圧してワークをクランプするための複数のクランプ力付与機構を設け、前記クランプ治具の旋回支持機構は、前記支持部材上部の所定位置において上下方向に移動不能に支持された旋回中心軸と、該旋回中心軸に対しその旋回軸線の周りで水平方向に往復旋回可能に、かつ上下方向に移動不能に支持された旋回支持筒と、該旋回支持筒の旋回筒部に上下方向に往復動可能に支持された押圧軸とを備え、前記旋回中心軸及び押圧軸の下端部には前記クランプ治具が該旋回中心軸の旋回軸線の周りで前記押圧軸の旋回運動によって旋回可能に、かつ押圧軸の昇降運動により昇降可能に装着され、前記クランプ治具と支持部材又はインデックステーブルとの間には旋回力付与機構が設けられている工作機械におけるワーククランプ装置
  2. 請求項1において、前記複数のクランプ力付与機構は、支持部材上部の所定位置において複数箇所に下向きに配設された複数のクランプシリンダと、それらに付随のピストンロッドの下端部に対し前記押圧軸の上端部に形成した係止フランジを係合把持可能な複数の把持機構とにより構成され、前記各把持機構の間には、クランプ治具とともに上方に持ち上げられた押圧軸の係止フランジを案内移動するための案内機構が設けられている工作機械におけるワーククランプ装置。
  3. 請求項1又は2において、前記旋回中心軸と押圧軸の下端部には前記旋回中心軸を中心に押圧軸の旋回運動によって旋回可能に、かつ該押圧軸の上下方向の往復動に伴って前記旋回中心軸上を案内移動される取付基板が設けられ、該取付基板にはフローティング機構を介してクランプ治具が僅かに揺動可能に装着されている工作機械におけるワーククランプ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記旋回力付与機構は前記支持部材と前記クランプ治具との間に設けられ、前記クランプ治具又は取付基板には下方に指向する案内ロッドが設けられ、前記支持部材に対し往復動可能に装着された支柱に取り付けられた係合金具を前記案内ロッドに上下方向の相対移動可能にかつ水平方向の相対移動可能に連係した工作機械におけるワーククランプ装置。
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