JP3162760B2 - ワークの搬入、搬出装置付板材加工機 - Google Patents
ワークの搬入、搬出装置付板材加工機Info
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- JP3162760B2 JP3162760B2 JP28475391A JP28475391A JP3162760B2 JP 3162760 B2 JP3162760 B2 JP 3162760B2 JP 28475391 A JP28475391 A JP 28475391A JP 28475391 A JP28475391 A JP 28475391A JP 3162760 B2 JP3162760 B2 JP 3162760B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークの搬入、搬出
装置を備えた板材加工機に関する。
装置を備えた板材加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機として例えばタレット
パンチプレスやレーザ加工機等には、X軸、Y軸方向へ
移動自在な2次元的なワーク移動位置決め装置が組み込
まれて板材加工機が構成されているのが一般的である。
パンチプレスやレーザ加工機等には、X軸、Y軸方向へ
移動自在な2次元的なワーク移動位置決め装置が組み込
まれて板材加工機が構成されているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の板材加工機のX軸、Y軸といった2次元的な動きを
するワーク位置決め装置では、単なるパンチング加工、
レーザ加工だけなら十分な作用をするが、ワークの搬
入、搬出、集積といった完全自動化運転(無人運転)を
するためには、搬入装置、搬出装置、集積装置を別に設
置しなければならない。このため、設備費のアップと設
置スペースを広く要し、装置間の受渡し作業時間を多く
要するという問題があった。
来の板材加工機のX軸、Y軸といった2次元的な動きを
するワーク位置決め装置では、単なるパンチング加工、
レーザ加工だけなら十分な作用をするが、ワークの搬
入、搬出、集積といった完全自動化運転(無人運転)を
するためには、搬入装置、搬出装置、集積装置を別に設
置しなければならない。このため、設備費のアップと設
置スペースを広く要し、装置間の受渡し作業時間を多く
要するという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、従来のX軸、Y軸の役割と搬入、搬出、集積の役
割を持たせ、設置スペースを小さく省スペース化を図る
と共に、作業ロス時間を短縮し完全自動化運転を図った
ワークの搬入、搬出装置を備えた板材加工機を提供する
ことにある。
ため、従来のX軸、Y軸の役割と搬入、搬出、集積の役
割を持たせ、設置スペースを小さく省スペース化を図る
と共に、作業ロス時間を短縮し完全自動化運転を図った
ワークの搬入、搬出装置を備えた板材加工機を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、板材加工機の前側にX軸、Y軸方向へ
移動自在かつ回転自在なコラムを設け、このコラムにZ
軸方向へ移動自在かつ旋回自在なアームを設け、このア
ームの先端にワークを把持、解放自在なクランプを備え
てワークの搬入、搬出装置付板材加工機を構成した。
に、この発明は、板材加工機の前側にX軸、Y軸方向へ
移動自在かつ回転自在なコラムを設け、このコラムにZ
軸方向へ移動自在かつ旋回自在なアームを設け、このア
ームの先端にワークを把持、解放自在なクランプを備え
てワークの搬入、搬出装置付板材加工機を構成した。
【0006】
【作用】この発明のワークの搬入、搬出装置付板材加工
機を採用することにより、板材加工機の前側に設けられ
たX軸、Y軸方向へ移動自在かつ回転自在なコラムに、
Z軸方向へ移動自在かつ旋回、自在なアームが設けてあ
る。しかも、このアームには先端にワークを把持、解放
自在なクランプが設けられている。このため、ワークの
搬入、搬出装置の近傍に設けたワークを積載した搬入台
あるいはワークを集積する搬出台へアームの旋回自在な
動作によりワークを運び搬入、搬出が可能となる。ま
た、アームはX軸、Y軸方向へ移動自在であるので通常
の例えばパンチング加工あるいはレーザ加工などの板材
加工が行なわれる。
機を採用することにより、板材加工機の前側に設けられ
たX軸、Y軸方向へ移動自在かつ回転自在なコラムに、
Z軸方向へ移動自在かつ旋回、自在なアームが設けてあ
る。しかも、このアームには先端にワークを把持、解放
自在なクランプが設けられている。このため、ワークの
搬入、搬出装置の近傍に設けたワークを積載した搬入台
あるいはワークを集積する搬出台へアームの旋回自在な
動作によりワークを運び搬入、搬出が可能となる。ま
た、アームはX軸、Y軸方向へ移動自在であるので通常
の例えばパンチング加工あるいはレーザ加工などの板材
加工が行なわれる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、板材加工機としては、例えば、パ
ンチプレス、レーザ加工機、折曲げ機等があるが、本実
施例ではタレットパンチプレスを例にして説明する。
細に説明する。なお、板材加工機としては、例えば、パ
ンチプレス、レーザ加工機、折曲げ機等があるが、本実
施例ではタレットパンチプレスを例にして説明する。
【0008】図1および図2を参照するに、板材加工機
としてのタレットパンチプレス1は、既に公知の構成の
ものであるため詳細な説明は省略し、概略的な説明を留
める。
としてのタレットパンチプレス1は、既に公知の構成の
ものであるため詳細な説明は省略し、概略的な説明を留
める。
【0009】タレットパンチプレス1は、下部フレーム
3の片側より立設したサイドフレーム5の上部に上部フ
レーム7が水平方向に延伸してC字形状をしたフレーム
9が構成されている。そして、前記上部フレーム7より
上部タレット11が回転自在に垂設され、前記下部フレ
ーム3には前記上部タレット11と対向して下部タレッ
ト13が回転自在に支承されている。
3の片側より立設したサイドフレーム5の上部に上部フ
レーム7が水平方向に延伸してC字形状をしたフレーム
9が構成されている。そして、前記上部フレーム7より
上部タレット11が回転自在に垂設され、前記下部フレ
ーム3には前記上部タレット11と対向して下部タレッ
ト13が回転自在に支承されている。
【0010】上部タレット11の周辺近傍に複数個の上
部金型15が装着されていて、この上部金型15の直上
に位置し上下動自在なラム17が上部フレーム7に設け
られ、図示を省略したが駆動源よりクランプシャフトを
介してラム17は上下に移動される。そして、前記上部
金型15と対向して下部金型19が下部タレット13に
設けられている。
部金型15が装着されていて、この上部金型15の直上
に位置し上下動自在なラム17が上部フレーム7に設け
られ、図示を省略したが駆動源よりクランプシャフトを
介してラム17は上下に移動される。そして、前記上部
金型15と対向して下部金型19が下部タレット13に
設けられている。
【0011】上記構成により、図示を省略したサーボモ
ータにより上部タレット11と下部タレット13は同期
して同方向へ回動されることにより、上下の金型15,
19は上部フレーム7の下面に上下動自在に装着したラ
ム17の直下位置(加工位置)Cに割出し位置決めがな
されるものである。そして、ラム17の上下動により上
部金型15と下部金型19とで協働してワークWにパン
チング加工が施される。
ータにより上部タレット11と下部タレット13は同期
して同方向へ回動されることにより、上下の金型15,
19は上部フレーム7の下面に上下動自在に装着したラ
ム17の直下位置(加工位置)Cに割出し位置決めがな
されるものである。そして、ラム17の上下動により上
部金型15と下部金型19とで協働してワークWにパン
チング加工が施される。
【0012】ワーク搬入、搬出装置21は、タレットパ
ンチプレス1の下部フレーム3の前側に設けられ、下部
フレーム3に一体的にベース23が装着され、このベー
ス23上にY軸方向(図1および図2において左右方
向)に延伸したY軸LMガイド25が設けられている。
このY軸LMガイド25上に摺動自在なY軸キャレッジ
27が乗り、このY軸キャレッジ27を動かすには、前
記ベース23に設けたY軸モータ29により例えばY軸
方向へ延伸したボールねじ31を駆動し、このボールね
じ31が前記Y軸キャレッジ27に螺合されている。
ンチプレス1の下部フレーム3の前側に設けられ、下部
フレーム3に一体的にベース23が装着され、このベー
ス23上にY軸方向(図1および図2において左右方
向)に延伸したY軸LMガイド25が設けられている。
このY軸LMガイド25上に摺動自在なY軸キャレッジ
27が乗り、このY軸キャレッジ27を動かすには、前
記ベース23に設けたY軸モータ29により例えばY軸
方向へ延伸したボールねじ31を駆動し、このボールね
じ31が前記Y軸キャレッジ27に螺合されている。
【0013】Y軸キャレッジ27にはX軸モータ33が
設けられ、このX軸モータ33の駆動により回転する例
えばボールねじ35がX軸方向(図1において上下方
向,図2において紙面に直交する方向)へ延伸して設け
られている。なお、ボールねじ35はX軸キャレッジ3
7に螺合し、X軸キャレッジ37はY軸キャレッジ27
の内部側面に設けたX軸LMガイド39に係合しX軸方
向へ摺動自在となっている。
設けられ、このX軸モータ33の駆動により回転する例
えばボールねじ35がX軸方向(図1において上下方
向,図2において紙面に直交する方向)へ延伸して設け
られている。なお、ボールねじ35はX軸キャレッジ3
7に螺合し、X軸キャレッジ37はY軸キャレッジ27
の内部側面に設けたX軸LMガイド39に係合しX軸方
向へ摺動自在となっている。
【0014】上記構成により、Y軸モータ29を駆動す
るとボールねじ31が回転し、このボールねじ31に螺
合したY軸キャレッジ27はY軸LMガイド25上を摺
動しながらY軸方向へ移動される。また、Y軸キャレッ
ジ27に設けたX軸キャレッジ37は、X軸モータ33
を駆動するとボール35が回転し、このボールねじ35
に螺合したX軸キャレッジ37はX軸LMガイド39に
案内されながらX軸方向へ移動されることになる。
るとボールねじ31が回転し、このボールねじ31に螺
合したY軸キャレッジ27はY軸LMガイド25上を摺
動しながらY軸方向へ移動される。また、Y軸キャレッ
ジ27に設けたX軸キャレッジ37は、X軸モータ33
を駆動するとボール35が回転し、このボールねじ35
に螺合したX軸キャレッジ37はX軸LMガイド39に
案内されながらX軸方向へ移動されることになる。
【0015】前記X軸キャレッジ37の上面には回転自
在なコラム41が設けられていて、このコラム41の内
部には上下方向(Z軸方向)へ移動自在な角形形状のナ
ット部材43が装着され、ナット部材43には旋回自在
なアーム45が設けられている。このアーム45の先端
にはワークWを把持、解放自在となす複数個のクランプ
47が設けられている。
在なコラム41が設けられていて、このコラム41の内
部には上下方向(Z軸方向)へ移動自在な角形形状のナ
ット部材43が装着され、ナット部材43には旋回自在
なアーム45が設けられている。このアーム45の先端
にはワークWを把持、解放自在となす複数個のクランプ
47が設けられている。
【0016】上述したコラム41とアーム45に関し
て、更に詳細に図3を参照しつつ説明する。Y軸LMガ
イド25上に乗ったY軸キャレッジ27は、Y軸モータ
29に連結したボール31に螺合し、Y軸方向へ移動自
在となっている。このY軸キャレッジ27にはX軸モー
タ33に連結したボールねじ35に螺合したX軸キャレ
ッジ37が、Y軸キャレッジ27に設けたX軸LMガイ
ド39に添ってX方向へ移動自在となっている。
て、更に詳細に図3を参照しつつ説明する。Y軸LMガ
イド25上に乗ったY軸キャレッジ27は、Y軸モータ
29に連結したボール31に螺合し、Y軸方向へ移動自
在となっている。このY軸キャレッジ27にはX軸モー
タ33に連結したボールねじ35に螺合したX軸キャレ
ッジ37が、Y軸キャレッジ27に設けたX軸LMガイ
ド39に添ってX方向へ移動自在となっている。
【0017】X軸キャレッジ37の上面にはコラム41
が立設され、コラム41の下端には大歯車49が一体的
に設けられ、一方、X軸キャレッジ37の上面にはブラ
ケット51に支承された回転用モータ53が垂設され、
この旋回用モータ53の出力軸に小歯車55が係止され
ていて、しかも、この小歯車55は前記大歯車49に噛
合されている。
が立設され、コラム41の下端には大歯車49が一体的
に設けられ、一方、X軸キャレッジ37の上面にはブラ
ケット51に支承された回転用モータ53が垂設され、
この旋回用モータ53の出力軸に小歯車55が係止され
ていて、しかも、この小歯車55は前記大歯車49に噛
合されている。
【0018】上記構成により、回転用モータ53を駆動
すると小歯車55は回転し、この小歯車55の回転は大
歯車49に伝達されてコラム41は回転されることにな
る。
すると小歯車55は回転し、この小歯車55の回転は大
歯車49に伝達されてコラム41は回転されることにな
る。
【0019】コラム41の内部にはZ軸方向(図3にお
いて上下方向)のアーム45を移動させるために、Z軸
モータ57が設けられ、このZ軸モータ57にボールね
じ59が垂直方向に立設して連結されている。このボー
ルねじ59は、コラム41の中心軸に沿って形成した角
形61に係合し、Z軸方向へ移動自在なナット部材43
が螺合している。なお、コラム41の側面にはナット部
材43の一面が突出して所定量上下に移動できる範囲で
逃げ穴63が形成されている。
いて上下方向)のアーム45を移動させるために、Z軸
モータ57が設けられ、このZ軸モータ57にボールね
じ59が垂直方向に立設して連結されている。このボー
ルねじ59は、コラム41の中心軸に沿って形成した角
形61に係合し、Z軸方向へ移動自在なナット部材43
が螺合している。なお、コラム41の側面にはナット部
材43の一面が突出して所定量上下に移動できる範囲で
逃げ穴63が形成されている。
【0020】上記構成により、Z軸モータ57を駆動す
るとボールねじ59が回転し、ボールねじ59に螺合し
たナット部材43は角形穴61内を回転することなくZ
軸方向へ移動されることになる。なお、ナット部材43
の回転を防ぐため、角形状としたが丸形状でキー等によ
り回転を防止する手段でも可能である。
るとボールねじ59が回転し、ボールねじ59に螺合し
たナット部材43は角形穴61内を回転することなくZ
軸方向へ移動されることになる。なお、ナット部材43
の回転を防ぐため、角形状としたが丸形状でキー等によ
り回転を防止する手段でも可能である。
【0021】前記コラム41の逃げ穴63から突出した
ナット部材43の一辺には、L形状をしたブラケット6
5が固着し、このブラケット65に旋回用モータ67が
設けられ、旋回用モータ67の出力軸にはウォーム69
が装着されている。一方、前記ブラケット65にはアー
ム45が旋回自在に装着されていて、このアーム45に
ウォームホイール71が固着され、このウォームホイー
ル71が前記ウォーム69に噛合されている。
ナット部材43の一辺には、L形状をしたブラケット6
5が固着し、このブラケット65に旋回用モータ67が
設けられ、旋回用モータ67の出力軸にはウォーム69
が装着されている。一方、前記ブラケット65にはアー
ム45が旋回自在に装着されていて、このアーム45に
ウォームホイール71が固着され、このウォームホイー
ル71が前記ウォーム69に噛合されている。
【0022】そして、アーム45はコ字形状を成し、ア
ーム45の先端にクランプ47が装着されている。この
クランプ47はワークWを把持、解放自在な構成であ
り、既に公知の構成のものであるから詳細な説明を省略
するが、例えば流体圧作動のシリンダ等によりクランプ
用爪を作動させる構成のものである。
ーム45の先端にクランプ47が装着されている。この
クランプ47はワークWを把持、解放自在な構成であ
り、既に公知の構成のものであるから詳細な説明を省略
するが、例えば流体圧作動のシリンダ等によりクランプ
用爪を作動させる構成のものである。
【0023】上記構成により、旋回用モータ67を駆動
するとウォーム69が回転して、ウォームホイール71
が回転する。ウォームホイール71の回転によりアーム
45は旋回されることになる。なお、アーム45はコラ
ム41の外径に当接せぬよう間隔をあけておく必要があ
る。
するとウォーム69が回転して、ウォームホイール71
が回転する。ウォームホイール71の回転によりアーム
45は旋回されることになる。なお、アーム45はコラ
ム41の外径に当接せぬよう間隔をあけておく必要があ
る。
【0024】上述したごとき構成により、アーム45
は、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向へ移動自在になると
共に、回転の旋回が自在となっている。
は、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向へ移動自在になると
共に、回転の旋回が自在となっている。
【0025】再び図1および図2を参照するに、ワーク
搬入、搬出装置21の両側(図1において上下方向、図
2において紙面に対し直交する方向)にワーク搬入台7
3と製品搬出台(集積台)75が設けられている。ま
た、ワークWをサポートするために、例えばベルト77
の一端をY軸キャレッジ27より立設した支柱79に係
止され、他端はベース23に設けた巻取機81に係止さ
れ、ベルト77の途中は、ベース23に立設した支柱8
3に設けたプーリ85により支承され、支柱79と支柱
83に設けたプーリ85によるベルト77に水平状態に
保たれている。
搬入、搬出装置21の両側(図1において上下方向、図
2において紙面に対し直交する方向)にワーク搬入台7
3と製品搬出台(集積台)75が設けられている。ま
た、ワークWをサポートするために、例えばベルト77
の一端をY軸キャレッジ27より立設した支柱79に係
止され、他端はベース23に設けた巻取機81に係止さ
れ、ベルト77の途中は、ベース23に立設した支柱8
3に設けたプーリ85により支承され、支柱79と支柱
83に設けたプーリ85によるベルト77に水平状態に
保たれている。
【0026】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、積載されたワークWを、図示を省略したが適宜手
段にて一枚取りしてワーク搬入台73上に所定の位置に
待機しておく。この待機位置にあるワークWをワーク搬
入、搬出装置21のアーム45に設けたクランプ47に
て把持するため、アーム45が装着されたコラム41を
X,Y軸方向へ移動させると共に回転させて、アーム4
5をワーク搬入台73に対面させる。そして、アーム4
5をZ軸方向へ移動させて、待機位置にあるワークWの
レベルに位置決めし、コラム41をX軸方向へ移動させ
てアーム45に設けたクランプ47にてワークWを把持
する。
ては、積載されたワークWを、図示を省略したが適宜手
段にて一枚取りしてワーク搬入台73上に所定の位置に
待機しておく。この待機位置にあるワークWをワーク搬
入、搬出装置21のアーム45に設けたクランプ47に
て把持するため、アーム45が装着されたコラム41を
X,Y軸方向へ移動させると共に回転させて、アーム4
5をワーク搬入台73に対面させる。そして、アーム4
5をZ軸方向へ移動させて、待機位置にあるワークWの
レベルに位置決めし、コラム41をX軸方向へ移動させ
てアーム45に設けたクランプ47にてワークWを把持
する。
【0027】ワークWを把持したならば、アーム45を
旋回させ、ワークWをパスラインに位置決めし、X,Y
軸方向へ適宜に移動させて所望する加工部位を上、下の
金型15,19に位置決めして、ラム17を作動させて
パンチング加工が施される。
旋回させ、ワークWをパスラインに位置決めし、X,Y
軸方向へ適宜に移動させて所望する加工部位を上、下の
金型15,19に位置決めして、ラム17を作動させて
パンチング加工が施される。
【0028】所望の加工が終了したならば、加工済のワ
ークWをワーク搬出台75上へ集積すべく、ワークWを
把持したアーム45を旋回させ、ワークWを搬出台75
に対面させてX,Y,Z軸方向へアーム45を移動させ
てワーク搬出台75上に載置する。そして、ワーク搬出
台75上に加工済のワークWを載置したらクランプ47
を解放して、アーム45を作業位置へ移動する。なお、
ワークWはダレ防止用のベルト77に支持されているの
で、ワークWを変形させることがない。
ークWをワーク搬出台75上へ集積すべく、ワークWを
把持したアーム45を旋回させ、ワークWを搬出台75
に対面させてX,Y,Z軸方向へアーム45を移動させ
てワーク搬出台75上に載置する。そして、ワーク搬出
台75上に加工済のワークWを載置したらクランプ47
を解放して、アーム45を作業位置へ移動する。なお、
ワークWはダレ防止用のベルト77に支持されているの
で、ワークWを変形させることがない。
【0029】更に、ワーク搬入、搬出装置21は、ワー
クWの加工時には2次元動作(X軸、Y軸)だけで良い
ため、他のZ軸、回転、旋回の動作をする機器は適宜手
段によりロックすることにより、加工精度を安定させる
ことができる。なお更に、図1および図2に2点鎖線で
示されているように、例えばプレスブレーキ87を、ワ
ーク搬入、搬出装置21を挾んでタレットパンチプレス
1に対向して設けると、タレットパンチプレス1にて加
工されたワークWをアーム45の回転動作により無理な
く曲げ加工を行なうことができる。
クWの加工時には2次元動作(X軸、Y軸)だけで良い
ため、他のZ軸、回転、旋回の動作をする機器は適宜手
段によりロックすることにより、加工精度を安定させる
ことができる。なお更に、図1および図2に2点鎖線で
示されているように、例えばプレスブレーキ87を、ワ
ーク搬入、搬出装置21を挾んでタレットパンチプレス
1に対向して設けると、タレットパンチプレス1にて加
工されたワークWをアーム45の回転動作により無理な
く曲げ加工を行なうことができる。
【0030】而して、従来のごとく搬入、搬出装置を別
に設置する必要がないので、省スペース化を図ることが
できると共に、ワークの無人加工を実現することができ
る。
に設置する必要がないので、省スペース化を図ることが
できると共に、ワークの無人加工を実現することができ
る。
【0031】図4および図5には他の実施例を示し、こ
の実施例はガントリータイプのものである。すなわち、
タレットパンチプレス1を囲繞して立設した支柱89の
上部に上部梁91を一体的に固着し、この上部梁91に
Y軸キャレッジ93を垂設し、Y軸キャレッジ93にX
軸キャレッジ95を設け、X軸キャレッジ95にコラム
97を垂設したものである。なお、アーム99は図示を
省略したが回転と旋回が自在なように設けられ、アーム
99の先端にクランプ47が設けられている。
の実施例はガントリータイプのものである。すなわち、
タレットパンチプレス1を囲繞して立設した支柱89の
上部に上部梁91を一体的に固着し、この上部梁91に
Y軸キャレッジ93を垂設し、Y軸キャレッジ93にX
軸キャレッジ95を設け、X軸キャレッジ95にコラム
97を垂設したものである。なお、アーム99は図示を
省略したが回転と旋回が自在なように設けられ、アーム
99の先端にクランプ47が設けられている。
【0032】上記構成により、作用および効果は第1の
実施例と同様であるが、この実施例では下部に空間が生
じるので、この空間を利用することができると共に作業
性が良くなる。
実施例と同様であるが、この実施例では下部に空間が生
じるので、この空間を利用することができると共に作業
性が良くなる。
【0033】なお、この発明は前述した各実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0034】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、板材加工機の前側にX
軸、Y軸、Z軸へ移動自在かつ回転自在なアームを設
け、このアームの先端に回転自在なクランプを備えたワ
ークの搬入、搬出装置を設けたことにより、ワークの搬
入、加工、搬出(集積)の全工程を行なうことができ
る。
るように、この発明によれば、板材加工機の前側にX
軸、Y軸、Z軸へ移動自在かつ回転自在なアームを設
け、このアームの先端に回転自在なクランプを備えたワ
ークの搬入、搬出装置を設けたことにより、ワークの搬
入、加工、搬出(集積)の全工程を行なうことができ
る。
【0035】而して、省スペース化を図ることができる
と共に、作業ロス時間を短縮し、ワークの無人加工の実
現を図ることができる。
と共に、作業ロス時間を短縮し、ワークの無人加工の実
現を図ることができる。
【図1】この発明の主要部を示すワーク搬入、搬出装置
を備えた板材加工機の平面図である。
を備えた板材加工機の平面図である。
【図2】図1における側面図である。
【図3】図1におけるIII 矢視部の拡大斜視説明図であ
る。
る。
【図4】他の実施例を示すワーク搬入、搬出装置を備え
た板材加工機の平面図である。
た板材加工機の平面図である。
【図5】図4における側面図である。
1 タレットパンチプレス(板材加工機) 21 ワーク搬入、搬出装置 41 コラム 45 アーム 47 クランプ 97 コラム 99 アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 28/36 B21D 43/00
Claims (1)
- 【請求項1】 板材加工機の前側にX軸、Y軸方向へ移
動自在かつ回転自在なコラムを設け、このコラムにZ軸
方向へ移動自在かつ旋回自在なアームを設け、このアー
ムの先端にワークを把持、解放自在なクランプを備えて
なることを特徴とするワークの搬入、搬出装置付板材加
工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28475391A JP3162760B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ワークの搬入、搬出装置付板材加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28475391A JP3162760B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ワークの搬入、搬出装置付板材加工機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05123777A JPH05123777A (ja) | 1993-05-21 |
JP3162760B2 true JP3162760B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17682558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28475391A Expired - Fee Related JP3162760B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ワークの搬入、搬出装置付板材加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3162760B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2890291B2 (ja) * | 1994-09-19 | 1999-05-10 | 高田工業株式会社 | 板材自動加工装置 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP28475391A patent/JP3162760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05123777A (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |