JPH10291039A - 複合加工ラインにおける板材加工方法および複合加工機 - Google Patents
複合加工ラインにおける板材加工方法および複合加工機Info
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- JPH10291039A JPH10291039A JP10195197A JP10195197A JPH10291039A JP H10291039 A JPH10291039 A JP H10291039A JP 10195197 A JP10195197 A JP 10195197A JP 10195197 A JP10195197 A JP 10195197A JP H10291039 A JPH10291039 A JP H10291039A
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Abstract
できるにする。 【解決手段】 パンチプレス3の搬入側の第1ワークテ
ーブル11に、第1ワーク移動位置決め装置13を設け
る。前記パンチプレス3の搬出側と他の板材加工機とを
兼用する第2ワークテーブル15に、パンチプレス3と
他の板材加工機との両方のワークの移動、位置決めを兼
用する第2ワーク移動位置決め装置17を設ける。第1
ワーク移動位置決め装置13を加工ライン方向に前進し
てワークの前端側のほぼ半分をパンチング加工した後、
このワークの前端側を第2ワーク移動位置決め装置17
でクランプすると共に第1ワーク移動位置決め装置13
のワーククランプを解除する。このクランプ換え動作は
短時間で行われる。ワークの残りのほぼ半分を第2ワー
ク移動位置決め装置17で移動、位置決めしてパンチン
グ加工し、第1ワーク移動位置決め装置13は次のワー
クの準備のために取り掛かる。
Description
おける板材加工方法および複合加工機に関し、特にパン
チプレスと他の板材加工機とを組み合わせた複合加工ラ
インにおいてワークのタクトタイムを早くするための複
合加工ラインにおける板材加工方法および複合加工機に
関する。
ンチプレスと、折曲げ加工機が加工ライン上に配置さ
れ、ワークはパンチプレスのクランプ装置によりクラン
プされ移送される。次いで、他のワーク移送装置でクラ
ンプされて折曲げ加工機へ移送される。
されている複合加工機201は、図7に示されているよ
うに、ワークWを所望の形状に形成するためのパンチプ
レス203と、ワークWにおける折曲げ部にV字形状の
溝を加工する溝加工装置205と、この溝加工装置20
5によりワークWを溝加工した後に、前記折曲げ部でワ
ークWを折曲げる折曲げ加工機207とを複合したもの
である。この複合加工機201にはワークをクランプし
て移動、位置決めするワーク移動位置決め装置209が
設けられており、この1つのワーク移動位置決め装置2
09のクランプ装置211の移動範囲に前記パンチプレ
ス203と折曲げ加工機207の両方が位置している。
示されている複合加工機213は、図8に示されている
ように、加工ライン上にタレットパンチプレス215と
NCタッピングマシン217が加工ラインに設けられて
いる。タレットパンチプレス215の前後にワーク支持
台219が備えられており、NCタッピングマシン21
7の前後にもワーク支持台221が備えられており、タ
レットパンチプレス215とNCタッピングマシン21
7間のワーク支持台は共用である。
台219の図8において下方の一側にはワークをクラン
プしてX軸方向に移動、位置決めするワーク移動位置決
め装置223が設けられており、NCタッピングマシン
217のワーク支持台221の図8において上方の一側
にはワークをクランプしてX軸方向に移動、位置決めす
るワーク移動位置決め装置225が設けられている。
いてワークのパンチング加工が行われ、このパンチング
加工されたワークは他のワーク移動位置決め装置225
でつかみ換えされてNCタッピングマシン217で加工
される。
加工機においては、パンチプレスでパンチング加工を行
った後、パンチプレスのクランプ装置がワークを開放
し、他のワーク移送装置でワークをつかみ直すものにあ
っては段取り時間が多くかかるという問題点があった。
合加工機201においては、パンチング加工後、折曲げ
加工を終了するまでクランプ装置211がワークをクラ
ンプしていなければならないので、次のワークの準備に
取りかかれない。そのため、タクトタイムが長くなると
いう問題点があった。
合加工機213においては、パンチング加工を全部終了
しなければ次のワークの搬入のための段取りができない
ので、タクトタイムが長くなるという問題点があった。
れたもので、その目的は、複合加工ラインにおいてタク
トタイムを短縮できる複合加工ラインにおける板材加工
方法および複合加工機を提供することにある。
に請求項1によるこの発明の複合加工ラインにおける板
材加工方法は、ワークを所望の形状に形成すべくワーク
に対してパンチング加工を行なうパンチプレスと、他の
板材加工機を一列の加工ライン上に配置してなる複合加
工ラインにおける板材加工方法であって、前記パンチプ
レスの搬入側に設けられた第1ワーク移動位置決め装置
でワークの一端側をクランプし、このワークを前進せし
めてワークの一部を前記パンチプレスによりパンチング
加工し、前記パンチプレスの搬出側に設けられた第2ワ
ーク移動位置決め装置で前記ワークの他端側をクランプ
すると共に前記第1ワーク移動位置決め装置によるワー
クのクランプを解除し、このワークをさらに前進せしめ
てワークの残りを前記パンチプレスによりパンチング加
工し、前記パンチング加工後、前記第2ワーク移動位置
決め装置により前記ワークを前進せしめて前記他の板材
加工機により板材加工すると共に前記第1ワーク移動位
置決め装置で次のワークをクランプしてパンチング加工
を開始することを特徴とするものである。
でワークを前進せしめてワークの一端側のほぼ半分をパ
ンチプレスによりパンチング加工した後、第2ワーク移
動位置決め装置で前記ワークの他端側をクランプすると
共に前記第1ワーク移動位置決め装置によるワークのク
ランプを解除するので、ワークの残りのほぼ半分を第2
ワーク移動位置決め装置で移動、位置決めしてパンチン
グ加工している間に、前記第1ワーク移動位置決め装置
は次のワークの準備のために取り掛かれる。したがっ
て、段取りのための特別な時間が不要となり、タクトタ
イムが早くなる。
ランプを閉じる動作と、第1ワーク移動位置決め装置の
クランプを開放する動作は短時間で行われるので、すぐ
に次の第2ワーク移動位置決め装置によるワークの移
動、位置決めが円滑に行われるためにタクトタイムが早
くなる。
ワークを所望の形状に形成すべくワークに対してパンチ
ング加工を行なうパンチプレスと、他の板材加工機を一
列の加工ライン上に配置してなる複合加工機において、
前記パンチプレスの搬入側の第1ワークテーブルに、ワ
ークをクランプし移動、位置決めする第1ワーク移動位
置決め装置を加工ライン方向に移動自在に設け、前記パ
ンチプレスの搬出側と前記他の板材加工機とを兼用する
第2ワークテーブルに、前記ワークのパンチング加工の
途中でワークの前端側をクランプして前記パンチプレス
におけるワークの移動、位置決めをすると共に他の第1
板材加工機におけるワークの移動、位置決めをする第2
ワーク移動位置決め装置を加工ライン方向に移動自在に
設けてなることを特徴とするものである。
ワーク移動位置決め装置でワークを前進せしめてワーク
の他端側のほぼ半分をパンチプレスによりパンチング加
工した後、第2ワーク移動位置決め装置で前記ワークの
他端側をクランプすると共に前記第1ワーク移動位置決
め装置によるワークのクランプを解除するので、ワーク
の残りのほぼ半分を第2ワーク移動位置決め装置で移
動、位置決めしてパンチング加工している間に、前記第
1ワーク移動位置決め装置は次のワークの準備のために
取り掛かれる。したがって、段取りのための特別な時間
が不要となり、タクトタイムが早くなる。
ランプを閉じる動作と、第1ワーク移動位置決め装置の
クランプを開放する動作は短時間で行われるので、すぐ
に次の第2ワーク移動位置決め装置によるワークの移
動、位置決めが円滑に行われるためにタクトタイムが早
くなる。
請求項2記載の複合加工機において、前記第2ワーク移
動位置決め装置が前記他の第1板材加工機の搬入側のワ
ークテーブルと、前記他の第1板材加工機の搬出側のワ
ークテーブルとに分離して構成されていることを特徴と
するものである。
入側の第2ワーク移動位置決め装置では前記他の第1板
材加工機によるワークの半分の加工をするために用いら
れ、前記他の第1板材加工機の搬出側の第2ワーク移動
位置決め装置では前記他の第1板材加工機によるワーク
の残りの加工のために用いられる。したがって、前記他
の第1板材加工機の搬入側の第2ワーク移動位置決め装
置は次のワークのパンチング加工を行うために用いられ
るので、タクトタイムが早くなる。
請求項2記載の複合加工機において、前記第2ワーク移
動位置決め装置を前記他の第1板材加工機の前後に移動
可能に設けてなることを特徴とするものである。
装置は他の第1板材加工機の搬入出側の両方において用
いられるので、パンチプレスの搬出側における第2ワー
ク移動位置決め装置の全体のクランプ稼働時間が少し長
くなるのであるが、前記他の第1板材加工機の搬入側と
搬出側の両方に別々のワーク移動位置決め装置を設けな
くてもよいのでコストダウンになる。
請求項2、3又は4記載の複合加工機において、前記他
の第1板材加工機の搬入側の第2ワークテーブル側に、
ワークを水平方向に角度回転すると共にワークを移動、
位置決めするマニピュレータと、前記他の第1板材加工
機が折曲げ加工機であることを特徴とするものである。
もマニピュレータによりワークの2辺あるいは4辺の折
曲げ加工が行われる。
請求項2、3又は4記載の複合加工機において、前記他
の第1板材加工機の搬出側へワークを吸着すると共に回
転可能で且つワークを移動、位置決め可能なマニピュレ
ータを設け、このマニピュレータの移動方向側に他の第
2板材加工機を配置せしめることを特徴とするものであ
る。
工されたワークはマニピュレータで吸着されて水平方向
に角度回転された後に第2板材加工機へ容易に移動位置
決めされ、第2板材加工機で加工される。
請求項6記載の複合加工機において、他の第1、第2板
材加工機が折曲げ加工機であることを特徴とするもので
ある。
機によりワークの対向する2辺の折曲げ加工を行ない、
他の第2板材加工機によりワークの残りの対向する2辺
の折曲げ加工を行なうので、タクトタイムが早くなる。
おける板材加工方法および複合加工機の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
に係わる複合加工機1は、ワークWの搬入側から順に、
ワークWを所望の形状に形成すべくワークWに対してパ
ンチング加工を行なうパンチプレス3と、このパンチプ
レス3で加工されたワークWの短辺側の両端を折曲げ加
工する短辺折曲げ加工機5と、この短辺折曲げ加工機5
で加工されたワークWを水平方向に角度回転し且つ移
動、位置決めするマニピュレータ7と、このマニピュレ
ータ7により回転され且つ移動、位置決めされたワーク
Wの長辺側の両端を折曲げ加工する長辺折曲げ加工機9
が、加工ライン上に配置されている。
側と、パンチプレス3と短辺折曲げ加工機5との間と、
短辺折曲げ加工機5と長辺折曲げ加工機9との間にはそ
れぞれ、ワークテーブルが設けられており、この各ワー
クテーブルにはワークWをクランプし移動、位置決めす
るためのワーク移動位置決め装置が設けられている。
入側の第1ワークテーブル11には、ワークWをクラン
プし前記パンチプレス3の加工位置に移動、位置決めす
る第1ワーク移動位置決め装置13がX軸方向(図1に
おいて左右方向で、加工ライン方向)に移動自在に設け
られている。
間の第2ワークテーブル15には、前記パンチプレス3
の搬出側に移動されたワークWをクランプして前記パン
チプレス3と短辺折曲げ加工機5との両方におけるワー
クWの移動、位置決めを兼用する第2ワーク移動位置決
め装置17がX軸方向に移動自在に設けられている。
加工機9との間の第3ワークテーブル19には、前記短
辺折曲げ加工機5の搬出側に移動されたワークWをクラ
ンプして前記短辺折曲げ加工機5におけるワークWの移
動、位置決めと長辺折曲げ加工機9へワークWを移動す
ることを兼用する第3ワーク移動位置決め装置21がX
軸方向に移動自在に設けられている。
端にはコンベアテーブル23(又はパイプローラテーブ
ル)が隣接して設けられており、このコンベアテーブル
23(又はパイプローラテーブル)の図2における上側
の一側に長辺折曲げ加工機9が設けられ、マニピュレー
タ7が前記コンベアテーブル23(又はパイプローラテ
ーブル)を跨いでY軸方向へ移動自在に設けられてい
る。
より詳しくは、第1ワークテーブル11の一側(図2に
おいて下側)にはクランプベース25が設けられてお
り、このクランプベース25上にはX軸方向へ延伸した
第1X軸用ボールねじ27が軸受29で回転自在に支承
されており、この第1X軸用ボールねじ27の右端には
第1X軸用駆動モータ31が連結されている。
はワークWをクランプする2つのクランプ33a,33
bを備えたキャレッジ35がナット部材(図示省略)を
介して螺合されてX軸方向に移動自在に設けられてい
る。
より詳しくは、前述した第1ワーク移動位置決め装置1
3と同様の構成であり、第2ワークテーブル15の一側
(図2において下側)に第2X軸用ボールねじ37が軸
受39で回転自在に支承されており、この第2X軸用ボ
ールねじ37の右端には第2X軸用駆動モータ41が連
結されている。
はワークWをクランプする2つのクランプ43a,43
bを備えたキャレッジ45がナット部材(図示省略)を
介して螺合されてX軸方向に移動自在に設けられてい
る。
は前記キャレッジ45における取付位置を変更可能であ
ることが望ましい。例えば、前記2つのクランプ43
a,43bはそれぞれ単独でキャレッジ45に設けたX
軸方向のガイドレール(図示省略)にX軸方向に移動、
位置決め調整自在に設けられている。
クWがクランプされた状態で、他方のクランプ43bに
よるワークWのクランプを解除し、この後者のクランプ
43bを例えばX軸方向の後方へ移動した後に、この後
者のクランプ43bでワークWをクランプした状態で、
前者のクランプ43aによるワークWのクランプを解除
する。次いで、前者のクランプ43aをX軸方向の後方
へ移動した後に、この前者のクランプ43aでワークW
をクランプすることにより、ワークWの前端側のクラン
プから後端側のクランプへはクランプ換えされる。
は、前述した第2ワーク移動位置決め装置17と同様の
構成であり、第3ワークテーブル19の一側(図2にお
いて下側)に第3X軸用ボールねじ47が軸受49で回
転自在に支承されており、この第3X軸用ボールねじ4
7の左端には第3X軸用駆動モータ51が連結されてい
る。
はワークWをクランプする2つのクランプ53a,53
bを備えたキャレッジ55がナット部材(図示省略)を
介して螺合されてX軸方向に移動自在に設けられてい
る。
は前記キャレッジ55に対して取付位置を移動調整可能
であることが望ましい。
細について説明する。
3は立設された門型形状の本体フレーム57を備えてお
り、この本体フレーム57は下部フレーム59と上部フ
レーム61とがサイドフレーム(図示省略)でもって一
体化されている。前記下部フレーム59、上部フレーム
61にはそれぞれ基盤目状に複数のダイD、パンチPを
装着したダイブロック63、パンチブロック65が相対
向してY軸方向(図2において上下方向)へ移動自在に
設けられている。
5にはナット部材67、69が一体化されており、この
ナット部材67、69にはY軸方向へ延伸したY軸用ボ
ールねじ71、73が螺合されている。このY軸用ボー
ルねじ71、73の図2において下端は軸受75、77
で回転自在に支承されていると共に、前記Y軸用ボール
ねじ71、73の図2において上端はY軸用駆動モータ
79、81に連結されている。
81が駆動されると、Y軸用ボールねじ71、73が回
転されるので、ナット部材67、69を介してダイブロ
ック63、パンチブロック65がY軸方向へ移動される
ことなる。Y軸用駆動モータがそれぞれ同期して駆動さ
れ、ダイブロック63とパンチブロック65とが同期し
て移動される。なお、例えばプーリ、ベルト等の同期用
伝達部材を設ければY軸用駆動モータ79又は81の1
つを用いてダイブロック63とパンチブロック65を同
期して移動させることができる。
図1に示されているようにラム(図示省略)を介してパ
ンチPを打圧するためのラムシリンダ83が設けられて
おり、このラムシリンダ83はパンチブロック65内の
パンチPを選択するためにパンチブロックフレーム(図
示省略)にU軸方向(X軸方向と同じ方向)及びV軸方
向(Y軸方向と同じ方向)へ移動、位置決め自在に設け
られている。例えば、ラムシリンダ83はU軸用駆動モ
ータにより回転駆動されるU軸用ボールねじと、V軸用
駆動モータにより回転駆動されるV軸用ボールねじによ
り移動、位置決めされるよう構成されている。
めされた上方位置にラムシリンダ83がU軸、V軸方向
へ移動されて位置決めされるので、ラムシリンダ83の
ストライカを上下動せしめることによって、ラムを介し
て所望のパンチPが打撃されることによりパンチPとダ
イDとの協働でワークWにパンチング加工が行われる。
の詳細について説明する。
工機5は機枠85が門型に構成されており、機枠85の
中程に固着された2つのボトムダイ87a,87b(下
金型)が短辺折曲げ加工機5の幅(X軸方向)の中心に
対して対称的に設けられている。
ボトムダイ87a,87bと対応する対称位置にトップ
ダイ89a,89b(上金型)を保持したラム91が機
枠85の上方に設けた2つの板押えシリンダ93a,9
3bに駆動されて昇降移動自在に設けられている。
の幅方向の中央の下面には下方に向けて突出柱体95が
設けられており、この突出柱体95のボトムダイ87
a,87bに対応する面には勾配ブロック97が昇降位
置決め自在に設けられている。
a,87bの間にはベンドビーム99が設けられてお
り、このベンドビーム99は機枠85の下方の下部流体
圧シリンダ101と偏心軸とリンクとによって昇降移動
自在に構成されている。
b上にワークWの加工部分が短辺折曲げ加工機5の幅の
中心側に突出されて位置決めされる。次いで、板押えシ
リンダ93a,93bによりトップダイ89a,89b
が下降され、このトップダイ89a,89bで前記ワー
クWがボトムダイ87a,87bに押圧し固定される。
ドビーム99が上昇され、このベンドビーム99により
ワークWの加工部分が上方に押し上げられトップダイ8
9a,89bで折り曲げられる。
及びマニピュレータ7の詳細について説明する。
タ7はY軸と平行なY軸用ボールねじ(図示省略)をサ
ーボモータ等で適宜駆動することによりベース103上
のレール105にY軸方向に移動自在に設けられてい
る。
フレーム109からなり、下フレーム109の先端には
ワーク受け部111が設けられ、このワーク受け部11
1にワークWを押圧して挟持するためのワーク押さえ1
13が上フレーム107の先端にシリンダ115で上下
動自在に設けられている。
ク回転位置決め装置(図示省略)が設けられており、前
記ワーク受け部111が回転用駆動モータ(図示省略)
により回転駆動されるワーククランプ軸の上端に設けら
れている。ワーク受け部111とワーク押さえ113で
挟持されたワークWは前記ワーク回転位置決め装置によ
り水平方向に角度回転される。
クテーブル上に装着した下金型と、上部フレーム117
に上下動自在なラム119の下面に装着した上金型とで
協働してワークWを折曲げるもので、例えば一般的なプ
レスブレーキ等の折曲げ加工機でよい。このプレスブレ
ーキ等の折曲げ加工機は公知であるので詳細な説明は省
略する。
ス3の搬入側(図1及び図2における右側)の第1ワー
ク移動位置決め装置13のクランプ33a,33bでワ
ークWの一端側(図2において右端側)がクランプさ
れ、第1X軸用ボールねじ27が第1X軸用駆動モータ
31により回転駆動されることによりキャレッジ35が
X軸方向へ前進(図2において左進)すると共に前記パ
ンチプレス3のパンチブロック65及びダイブロック6
3がY軸方向に移動し且つラムシリンダ83がU軸方向
とV軸方向に移動、位置決めされて、ワークWの他端側
(図2において左端側)のほぼ半分がパンチプレス3に
よりパンチング加工される。
につれてパンチプレス3の本体フレーム57より搬出側
(図1及び図2における左側)へ移動される。このワー
クWの他端側がパンチプレス3の搬出側(図1及び図2
における左側)の第2ワーク移動位置決め装置17のク
ランプ43a,43bでクランプされると共に第1ワー
ク移動位置決め装置13のクランプ33a,33bがワ
ークWのクランプを解除する。このクランプ換えの動作
は各クランプが開閉するだけでなされるので短時間で円
滑に行われる。
3のクランプ33a,33bは空になるので、次のワー
クWの搬入の準備に取り掛かることが可能である。
は、前述した第1ワーク移動位置決め装置13の作用と
同様に、第2X軸用ボールねじ37が第2X軸用駆動モ
ータ41により回転駆動されることによりキャレッジ4
5がX軸方向へ前進すると共に前記パンチプレス3のパ
ンチブロック65及びダイブロック63がY軸方向に移
動し且つラムシリンダ83がU軸方向とV軸方向に移
動、位置決めされて、ワークWの一端側の残りがパンチ
プレス3によりパンチング加工される。パンチング加工
されたワークWの一例としては図3(A)に示される通
りである。
その全体がパンチプレス3の本体フレーム57から外れ
るように前方側(図2において左側)へ移動される。こ
のとき、第1ワーク移動位置決め装置13のクランプ3
3a,33bは既に次のワークWをクランプして準備が
完了しており、第1ワーク移動位置決め装置13のキャ
レッジ35が前進してパンチプレス3によりパンチング
加工が開始される。
方側(図2において右側)のクランプ43bによるワー
クWのクランプが解除され、この後方側のクランプ43
bがX軸方向の後方へ移動され、換言すれば前記ワーク
Wの後端側へ移動され、このクランプ43bによりワー
クWの後端側がクランプされる。
クWのクランプが解除され、この前方側のクランプ43
aが前記ワークWの後端側へ移動され、ワークWがクラ
ンプされる。以上のようにして第2ワーク移動位置決め
装置17の2つのクランプ43a,43bがワークWの
後端側にクランプ換えされる。
X軸用駆動モータ41により回転駆動されることにより
第2ワーク移動位置決め装置17のキャレッジ45がX
軸方向へ前進し、ワークWの前端の加工部分が短辺折曲
げ加工機5の後方側のボトムダイ87bより前方に突出
され位置決めされる。
91が下降してトップダイ89a,89b及び勾配ブロ
ック97が下降し、ワークWはボトムダイ87bとトッ
プダイ89bに押圧されて固定される。次いでベンドビ
ーム99が上昇して前記ワークWの前端が折曲げられ
る。
91が上昇してトップダイ89a,89b及び勾配ブロ
ック97が上昇し、ワークWは解放される。
用駆動モータ41により回転駆動されることによりキャ
レッジ45がX軸方向へ前進し、ワークWの前端側が短
辺折曲げ加工機5の機枠85より前方側(図1及び図2
における短辺折曲げ加工機5の左側)へ移動される。こ
のワークWの前端側が短辺折曲げ加工機5の機枠85よ
り前方側の第3ワーク移動位置決め装置21のクランプ
53a,53bでクランプされると共に第2ワーク移動
位置決め装置17のクランプが解除される。
分がパンチプレス3によりパンチング加工されている場
合、前記次のワークWはパンチプレス3の本体フレーム
57より搬出側(図1及び図2における左側)へ移動さ
れている。したがって、上記のように第2ワーク移動位
置決め装置17のクランプ43a,43bは空になるの
で、第2ワーク移動位置決め装置17を後方側へ移動し
て次のワークWの前端側をクランプ43a,43bでク
ランプすると共に第1ワーク移動位置決め装置13にお
けるクランプ33a,33bを解除し、この第1ワーク
移動位置決め装置13はさらに次のワークWの搬入の準
備に取り掛かることができる。
は、前述した第2ワーク移動位置決め装置17の作動と
同様に、第3X軸用ボールねじ47が第3X軸用駆動モ
ータ51により回転駆動されることによりキャレッジ5
3がX軸方向へ前進し、ワークWの後端の加工部分が短
辺折曲げ加工機5の前方側のボトムダイ87aより後方
に突出され位置決めされる。
様に、板押えシリンダ93a,93bによりラム91が
下降してトップダイ89a,89b及び勾配ブロック9
7が下降し、ワークWがボトムダイ87aとトップダイ
89aに押圧されて固定され、次いでベンドビーム99
が上昇してワークWの後端が折曲げられる。
91が上昇してトップダイ89a,89b及び勾配ブロ
ック97が上昇し、ワークWは解放される。
曲げ加工終了後、ワークWは第3ワーク移動位置決め装
置21のクランプから解放され、コンベアテーブル23
により長辺折曲げ加工機9のマニピュレータ7へ送られ
る。
端のシリンダ115によりワーク押さえ113が下降
し、コンベアテーブル23(又はパイプローラテーブ
ル)上のワークWはワーク押さえ113とワーク受け部
111で把持される。マニピュレータ7がY軸方向(図
2において上方側)へ前進し、ワークWの一方の長辺の
端部が長辺折曲げ加工機9に位置決めされて折曲げ加工
される。
て下方側)へ少し後退し、ワーク回転位置決め装置によ
りワーク受け部111とワーク押さえ113を回転して
ワークWが水平方向に180°回転される。再びマニピ
ュレータ7がY軸方向(図2において上方側)へ前進
し、ワークWの他方の長辺の端部が長辺折曲げ加工機9
に位置決めされて折曲げ加工される。
れた製品の一例としては図3(B)に示される通りであ
る。
参照して説明すると、パンチプレス3の搬出側の第2ワ
ーク移動位置決め装置17のキャレッジ45は短辺折曲
げ加工機5の機枠85の上下フレーム間を通過可能と
し、短辺折曲げ加工機5の搬出側の第3ワークテーブル
19まで移動、位置決め可能とすることもできる。この
場合、前述した実施の形態においては第3ワーク移動位
置決め装置21が省略となる。
め装置17は短辺折曲げ加工機5の搬出側においてはワ
ークWの後端の折曲げ時のみ用いられるので、パンチプ
レス3の搬出側における第2ワーク移動位置決め装置1
7の全体のクランプ稼働時間が少し長くなるだけであ
り、コストダウンを図ることができる。
び図6を参照して説明する。
順に、前述した複合加工機1と同様のパンチプレス3
と、このパンチプレス3で加工されたワークWの長辺側
の両端と、短辺の両端を折曲げ加工する折曲げ加工機9
aが、加工ライン上に配置されている。
側には第1ワークテーブル11が設けられ、パンチプレ
ス3と折曲げ加工機9aとの間には第2ワークテーブル
15が設けられている。
において下方側)には、ワークWをクランプし前記パン
チプレス3の加工位置に移動、位置決めする第1ワーク
移動位置決め装置13がX軸方向(図5及び図6におい
て左右方向)に移動自在に設けられている。
(図6において下方側)には、前記パンチプレス3の搬
出側に移動されたワークWをクランプして前記パンチプ
レス3と折曲げ加工機9aの両方のワークWの移動、位
置決めを兼用する第2ワーク移動位置決め装置17がX
軸方向に移動自在に設けられている。
側(図6において上方側)には、前述した図1及び図2
のマニピュレータ7と同様なマニピュレータ7aがX軸
と平行なX軸用ボールねじ121をサーボモータ等で適
宜駆動することにより第2ワークテーブル15上をX軸
方向に移動自在に設けられている。
の長辺折曲げ加工機9と同様な一般的なプレスブレーキ
等の折曲げ加工機である。他は前述した図1及び図2の
実施の形態の複合加工機1と同様である。
レス3によりパンチング加工が終了した後、ワークは第
2ワーク移動位置決め装置17のクランプ43a、43
bによりクランプされて折曲げ加工機9aの近くまで移
動される。このワークはマニピュレータ7aのワーク受
け部111とワーク押さえ113で把持されると共にク
ランプ43a、43bがワークのクランプを解放する。
マニピュレータ7aのワーク受け部111とワーク押さ
え113が回転することにより、ワークが水平方向に9
0°づつ回転され、マニピュレータ7aが折曲げ加工機
9aの方向へ移動することによりワークが移動、位置決
めされ、折曲げ加工が行われる。
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。
ように、請求項1の発明によれば、第1ワーク移動位置
決め装置でワークを前進せしめてワークの他端側のほぼ
半分をパンチプレスによりパンチング加工した後、第2
ワーク移動位置決め装置で前記ワークの他端側をクラン
プすると共に前記第1ワーク移動位置決め装置によるワ
ークのクランプを解除するので、ワークの残りのほぼ半
分は第2ワーク移動位置決め装置で移動、位置決めして
パンチング加工できる。この間に、前記第1ワーク移動
位置決め装置により次のワークの準備のために取り掛か
れるので、段取りのための特別な時間が不要となり、タ
クトタイムが早くなる。
ランプを閉じる動作と、第1ワーク移動位置決め装置の
クランプを開放する動作は短時間で行われるので、すぐ
に次の第2ワーク移動位置決め装置によるワークの移
動、位置決めを円滑に行なうことができるためにタクト
タイムが早くなる。
の効果であり、第1ワーク移動位置決め装置でワークを
前進せしめてワークの他端側のほぼ半分をパンチプレス
によりパンチング加工した後、第2ワーク移動位置決め
装置で前記ワークの他端側をクランプすると共に前記第
1ワーク移動位置決め装置によるワークのクランプを解
除するので、ワークの残りのほぼ半分は第2ワーク移動
位置決め装置で移動、位置決めしてパンチング加工でき
る。この間に、前記第1ワーク移動位置決め装置により
次のワークの準備のために取り掛かれるので、段取りの
ための特別な時間が不要となり、タクトタイムが早くな
る。
ランプを閉じる動作と、第1ワーク移動位置決め装置の
クランプを開放する動作は短時間で行われるので、すぐ
に次の第2ワーク移動位置決め装置によるワークの移
動、位置決めを円滑に行なうことができるためにタクト
タイムが早くなる。
材加工機の搬入側の第2ワーク移動位置決め装置では前
記他の第1板材加工機においてワークの半分を加工する
ために用いることができ、前記他の第1板材加工機の搬
出側の第2ワーク移動位置決め装置では前記他の第1板
材加工機によるワークの残りの加工のために用いること
ができる。したがって、前記他の第1板材加工機の搬入
側の第2ワーク移動位置決め装置は次のワークのパンチ
ング加工を行うために用いることができるので、タクト
タイムが早くなる。
移動位置決め装置は他の第1板材加工機の搬入出側の両
方において用いられるので、パンチプレスの搬出側にお
ける第2ワーク移動位置決め装置の全体のクランプ稼働
時間が少し長くなるのであるが、前記他の第1板材加工
機の搬入側と搬出側の両方に別々のワーク移動位置決め
装置を用いなくともよいのでコストダウンを図ることが
できる。
一台であってもマニピュレータによりワークの2辺ある
いは4辺の折曲げ加工を行うことができる請求項6の発
明によれば、他の第1板材加工機で板材加工されたワー
クはマニピュレータで吸着されて水平方向に角度回転さ
れた後に第2板材加工機へ容易に位置決めすることがで
き、第2板材加工機で加工できるので、タクトタイムを
短くできる。
1板材加工機によりワークの対向する2辺の折曲げ加工
を行なうことができ、他の第2板材加工機によりワーク
の残りの対向する2辺の折曲げ加工を行なうことができ
るので、タクトタイムを短くできる。
の正面図である。
はパンチング加工されたワークの斜視図で、図3(B)
は製品の斜視図である。
曲げ加工機の側面図である。
工機の正面図である。
図である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ワークを所望の形状に形成すべくワーク
に対してパンチング加工を行なうパンチプレスと、他の
板材加工機を一列の加工ライン上に配置してなる複合加
工ラインにおける板材加工方法であって、 前記パンチプレスの搬入側に設けられた第1ワーク移動
位置決め装置でワークの一端側をクランプし、このワー
クを前進せしめてワークの一部を前記パンチプレスによ
りパンチング加工し、 前記パンチプレスの搬出側に設けられた第2ワーク移動
位置決め装置で前記ワークの他端側をクランプすると共
に前記第1ワーク移動位置決め装置によるワークのクラ
ンプを解除し、このワークをさらに前進せしめてワーク
の残りを前記パンチプレスによりパンチング加工し、 前記パンチング加工後、前記第2ワーク移動位置決め装
置により前記ワークを前進せしめて前記他の板材加工機
により板材加工すると共に前記第1ワーク移動位置決め
装置で次ワークをクランプしてパンチング加工を開始す
ることを特徴とする複合加工ラインにおける板材加工方
法。 - 【請求項2】 ワークを所望の形状に形成すべくワーク
に対してパンチング加工を行なうパンチプレスと、他の
板材加工機を一列の加工ライン上に配置してなる複合加
工機において、 前記パンチプレスの搬入側の第1ワークテーブルに、ワ
ークをクランプし移動、位置決めする第1ワーク移動位
置決め装置を加工ライン方向に移動自在に設け、 前記パンチプレスの搬出側と前記他の板材加工機との搬
入側を兼用する第2ワークテーブルに、前記ワークのパ
ンチング加工の途中でワークの他端側をクランプして前
記パンチプレスにおけるワークの移動、位置決めをする
と共に他の第1板材加工機におけるワークの移動、位置
決めをする第2ワーク移動位置決め装置を加工ライン方
向に移動自在に設けてなることを特徴とする複合加工
機。 - 【請求項3】 前記第1ワーク移動位置決め装置が前記
他の第1板材加工機の搬入側のワークテーブルと、前記
他の第1板材加工機の搬出側のワークテーブルとに分離
して構成されていることを特徴とする請求項2記載の複
合加工機。 - 【請求項4】 前記第2ワーク移動位置決め装置を前記
他の第1板材加工機の搬入側、搬出側に移動可能に設け
てなることを特徴とする請求項2記載の複合加工機。 - 【請求項5】 前記他の第1板材加工機の搬入側の第2
ワークテーブル側に、ワークを水平方向に角度回転する
と共にワークを移動、位置決めするマニピュレータと、
前記他の第1板材加工機が折曲げ加工機であることを特
徴とする請求項2、3又は4記載の複合加工機。 - 【請求項6】 前記他の第1板材加工機の搬出側へワー
クを吸着すると共に回転可能で且つワークを移動、位置
決め可能なマニピュレータを設け、このマニピュレータ
の移動方向側に他の第2板材加工機を配置せしめること
を特徴とする請求項2、3又は4記載の複合加工機。 - 【請求項7】 他の第1、第2板材加工機が折曲げ加工
機であることを特徴とする請求項6記載の複合加工機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10195197A JP3792831B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 複合加工ラインにおける板材加工方法および複合加工機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5139278B2 (ja) * | 2006-05-30 | 2013-02-06 | 株式会社 ベアック | 穿孔装置 |
CN105269320A (zh) * | 2015-10-10 | 2016-01-27 | 济南职业学院 | 一种板材加工系统 |
CN106078219A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-11-09 | 浙江海洋大学 | 一种定子扣片加工装置 |
CN110076243A (zh) * | 2019-04-24 | 2019-08-02 | 宁波骏腾模具科技有限公司 | 一种具有弯折以及翻边结构的冲压模具 |
CN114798821A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-07-29 | 南京蓝昊智能科技有限公司 | 一种钣金借位折弯方法 |
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-
1997
- 1997-04-18 JP JP10195197A patent/JP3792831B2/ja not_active Expired - Fee Related
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