JP2641128B2 - 電子部品のレーザによる加工方法 - Google Patents

電子部品のレーザによる加工方法

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JP2641128B2
JP2641128B2 JP63085266A JP8526688A JP2641128B2 JP 2641128 B2 JP2641128 B2 JP 2641128B2 JP 63085266 A JP63085266 A JP 63085266A JP 8526688 A JP8526688 A JP 8526688A JP 2641128 B2 JP2641128 B2 JP 2641128B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は半導体素子等の電子部品の封止及びマーキ
ングにおけるレーザによる加工方向に関するものであ
る。
[従来の技術] IC等の半導体素子を製造する工程は、大別すると、半
導体のウエハに不純物を注入したり、パターンを形成し
て半導体素子としての機能を持たせるウエハ加工工程
と、この素子としての機能を有する半導体素子に対し
て、モールドしたり、容器に収納したりして部品として
完成させる組立工程と、この組立工程後に素子の動作特
性等をチェックする検査工程とがある。そして、前記組
立工程は主として、リード線と素子の取付等のボンディ
ング工程と封止工程とがある。
第2図(a)は半導体素子とリード線がボンディング
された状態を示す図で、同図(b)は同図(a)の各部
品を並べて、モールドする金型を示す図である。
第2図(a),(b)において、1は半導体等の素
子、2はリード線、3はリードフレーム、4は樹脂から
なる封止材料を流し込むスポットである。いま、第2図
(a)のリードフレーム3に形成されたリード線2に対
して素子1をボンディングした後、同図(b)のモール
ド金型Aに各素子1が多数ボンディングされた帯状のリ
ードフレームを並置して、もう一方のモールド金型(不
図示)で挟み、そしてスポット4から溶解した樹脂から
なる封止材料を流し込む。金型Aのスポット4に流し込
まれた封止材料は図の矢印の方向に流出して素子1を蔽
い、この状態でモールド金型が素子1を挟んで押圧して
モールドする。モールドされた素子1はリード線2等を
不必要な部分に封止材料が付着して、[バリ]としてヒ
ゲ状に残っているので、電子部品の特性上好ましくな
い。そこで、このバリに対して砂を吹付けるサンドブラ
スト法や、数十万気圧の水を噴射するウォータージェッ
ト法によって除去することが行われている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来のバリ取りの方法において、サンド
ブラスト法では、電子部品の表面に傷がついたり、また
ウォータージェット法では、水分,湿度の影響で腐食等
の問題があり、ドライプロセスの要請に反し、信頼性が
低下するという欠点があった。
この発明はかかる従来の課題を解決するためになされ
たもので、電子部品に損傷を与えたり、水を使用するこ
とによる信頼性の低下を招くことなく、封止部材のバリ
取りを効率よく行うことのできる電子部品のレーザによ
る加工方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明は絶縁封止材
料を用いてモールドすることにより封止された電子部品
に対して、レーザを照射して前記絶縁封止材料のバリ取
りを行う方法であり、さらにバリ取りと同時にレーザ照
射によってマーキングを行うものである。
[作用] 上記の方法によって、電子部品に傷がついたり、水分
の影響によって品質が低下することがない。
[実施例] 第1図(a)はこの発明の一実施例であるレーザによ
る加工方法を説明するための図で、同図(b)は同図
(a)のステンシルの詳細を説明するための図であり、
5はTEA−CO2レーザ発振装置、6はTEA−CO2レーザ発振
装置5からのレーザを反射する反射ミラー、7は不透明
性ステンシル、7a,7′aは共にこのステンシル7に設け
られたレーザ通過孔で、7aはバリ取り用のレーザ通過
孔、7′aはマーキング用のレーザ通過孔、7bはブリッ
ジ、8はレーザ通過孔7a,7′aからのレーザを結像させ
るためのメニスカスレンズ、9は素子1がモールドされ
たリードフレーム3をレーザ加工のために搬送する搬送
台である。また、第2図と同一符号は同一または相当部
分を示す。
第1図(a),(b)において、TEA−CO2レーザ発振
装置5から出力されたレーザは、反射ミラー6で反射し
てステンシル7のレーザ通過孔7a,7′aを通過して、メ
ニスカスレンズ8によって結像されて照射される。搬送
第9はリードフレーム3上のモールドされた素子1をメ
ニスカスレンズ8の結像点の位置に搬送するのは言うま
でもないが、TEA−CO2レーザはパルス発振であるので、
該パルスのタイミングに合わせて所定位置に逐次搬送す
る。
尚、上述のレーザ照射において、レーザ通過孔7a,7′
aからのレーザについて、搬送台9の位置を幾分ずらせ
て配置することにより、結像が多少ボケて投影されるこ
とになる(ブリッジ部分の除去に関しては同一人出願の
特願昭61−53720号参照)。また、リードフレーム3を
メニスカスレンズ8の焦点位置から所定距離、離間して
配置することにより、ブリッジ7bがボケて投影される
(同特願昭61−53721号参照)。さらにまた、メニスカ
スレンズ8によりレーザビームを絞る方向と、ステンシ
ル7に打抜かれたパターンのブリッジ7bの幅狭方向とを
一致させることによりブリッジ7bが目立たなくなる(同
特願昭61−138331号参照)。その結果、ブリッジ7bの部
分のバリを残さずに溶解させてしまうことができる。
上記のように、この発明の実施例においては、レーザ
照射をすることにより、レーザ通過孔7aによってバリ取
りを行う工程と、レーザ通過孔7′aによってマーキン
グを施す工程と、2つの工程を一度に行うことができる
ので、1工程だけ短縮されたことになる。
また、上記実施例において、メニスカスレンズ8に替
えてシリンドリカルレンズを用いることもできる。
第1表は上記の実施例によって、実験を行った際のバ
リ取りの結果について示したもので、○印はバリ取りが
充分になされたことを示し、×印は充分になされなかっ
たことを示す。尚、いずれの実験例もマーキングは良好
であった。
この第1表の結果から明らかなように、11.1Joule/cm
2以上の照射エネルギー密度で、2ショット以上のショ
ット回数のとき、バリ取りの効果があったことを表わし
ている。
尚、この実施例では、TEA−CO2レーザを用いてバリ取
りを行ったが、YAGレーザ等、他のレーザを用いて行え
ることは勿論である。またYAGレーザの場合、ステンシ
ルの代りにガラスマスクを使用することができるので、
ブリッジが不要となり、ブリッジレスのための操作をす
る必 要がない。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明はレーザ照射によって
バリ取りを行うので、傷がついたり、水分の影響を受け
たりすることがなく、品質の向上を図ることができる。
その上、マーキング工程とバリ取り工程を1工程で行う
こともできるので、工数の短縮によりコストの低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図(a)はこの発明の一実施例であるレーザによる
加工方法を説明するための図、同図(b)は同図(a)
のステンシルの詳細を説明するための図、第2図(a)
は半導体素子とリード線がボンディングされた状態を示
す図で、同図(b)は同図(a)の各部品を並べて、モ
ールドする金型を示す図である。 図中. 1:素子 2:リード線 3:リードフレーム 5:TEA−CO2レーザ発振装置 6:反射ミラー 7:ステンシル 7a,7′a:レーザ通過孔 8:メニスカスレンズ 9:搬送台

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁封止材料を用いてモールドすることに
    より封止された電子部品に対して、 マーキングパターンとバリ取り用パターンとを構成する
    光透過部を有するステンシルを介して照射エネルギー密
    度が11.1J/cm2以上のパルス状のレーザを2回以上照射
    して、前記絶縁封止材料のバリ取りを行うと同時に前記
    レーザ照射によってマーキングを行う ことを特徴とする電子部品のレーザによる加工方法。
JP63085266A 1988-04-08 1988-04-08 電子部品のレーザによる加工方法 Expired - Lifetime JP2641128B2 (ja)

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