JP2606005B2 - キャニスタドレンガス放散装置 - Google Patents

キャニスタドレンガス放散装置

Info

Publication number
JP2606005B2
JP2606005B2 JP3136781A JP13678191A JP2606005B2 JP 2606005 B2 JP2606005 B2 JP 2606005B2 JP 3136781 A JP3136781 A JP 3136781A JP 13678191 A JP13678191 A JP 13678191A JP 2606005 B2 JP2606005 B2 JP 2606005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
canister
front side
side member
engine room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3136781A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04362266A (ja
Inventor
小笠原信也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3136781A priority Critical patent/JP2606005B2/ja
Priority to US07/894,551 priority patent/US5224455A/en
Publication of JPH04362266A publication Critical patent/JPH04362266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606005B2 publication Critical patent/JP2606005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means
    • B60K15/03504Fuel tanks characterised by venting means adapted to avoid loss of fuel or fuel vapour, e.g. with vapour recovery systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M2025/0863Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir with means dealing with condensed fuel or water, e.g. having a liquid trap

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両前部のエンジン
ルーム内に配設されたキャニスタから排出されるガスを
車外に放散するためのキャニスタドレンガス放散装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、キャニスタは、燃料タンクから
発生した蒸発ガスを、内蔵した活性炭に吸着させて外気
への放散を防止するもので、従来においては例えば図5
または図6に示す様にエンジンルームE内に配設された
ものがある。
【0003】このキャニスタ1は、活性炭やエアフィル
タ等を内蔵して略短円柱形状を呈し、エンジンルームE
の側壁を形成するフードリッジパネル10にブラケット
4にて取り付けられている。このキャニスタ1には、図
示省略の燃料タンクから延長されたエバポガスチューブ
5が接続されている。そして図示省略のインテークマニ
ホールドから延長されたバキュームラインチューブ6、
パージエアチューブ7とが前記キャニスタ1のパージコ
ントロールバルブ1aに接続されている。また、このキ
ャニスタ1の底面部からはドレンホース8が延長され、
このドレンホース8の排出口部8aには排出管8bがス
トッパ8cによって締め付けられて接続されている。こ
の排出管8bの先端はフロントサイドメンバ9に設けら
れた挿入開口9aを介してフロントサイドメンバ9とフ
ードリッジパネル10とで画成される空間部Aに臨まさ
れている。なお、図5中符号2はエアボックス、符号3
は車室内に空気を導くエアインテークである。
【0004】エンジン停止時等には、燃料タンクから発
生した蒸発ガスがエバポチューブ5にてキャニスタ1に
導かれ、ここで炭化水素(HC)が活性炭に吸着された
後、キャニスタ1の底面部に設けられたエアフィルタか
らドレンホース8、排出管8bを介して空間部A内に放
散され、そして、フロントサイドメンバ9に形成された
排気孔11から車外に排出される様になっている。
【0005】一方、エンジン運転中には、インテークマ
ニホールド内が負圧になることから、バキュームライン
チューブ6を介してパージコントロールバルブ1aが開
成される。すると、前記と逆にドレンホース8を介して
キャニスタ1内へ新気が導入され、この新気により吸着
されている前記HCが活性炭から離脱して、このHCを
含んだ空気がパージエアチューブ7を介してインテーク
マニホールドを通して燃焼室で燃焼されることとなる。
なお、この種のキャニスタドレンガス放散装置として
は、実開昭62−110076号公報等に記載されてい
る様なものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、高外気温、高負荷走行時に
おいて、燃料タンクから発生した蒸発ガスの量が増加す
ると、炭化水素(HC)が活性炭に吸着されきれずに、
キャニスタ1の底面部に設けられたエアフィルタからド
レンホース8を介して空間部A内にガソリンの臭気を伴
った蒸発ガスが放散されることがある。このガソリンの
臭気を伴った蒸発ガスは、前記フロントサイドメンバ9
の側面に設けられた排気孔11や、このフロントサイド
メンバ9の図示しない前端部の開口からエンジンルーム
E内に流出し、エンジンルームE後壁に設けられたエア
ボックス2内のエアインテーク3から車室内に導かれ、
乗員がガソリンの臭気を感じる虞がある。
【0007】そこで、この発明は、キャニスタから放散
された蒸発ガスの臭気を車室内の乗員が感じる虞が無い
キャニスタドレンガス放散装置を提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、車両前部のエンジンルーム
内からフロアパネルの下側まで延設されたフロントサイ
ドメンバに、エンジンルーム内に配設されたキャニスタ
から延長されたドレンホースを接続し、該キャニスタか
らの蒸発ガスを該ドレンホースを介してフロントサイド
メンバ内に放散するキャニスタドレンガス放散装置にお
いて、フロアパネル下側に位置する前記フロントサイド
メンバ内に該フロントサイドメンバ内の空間部を前側と
後側とに仕切る仕切部材を設け、該フロントサイドメン
バのエンジンルーム内側に位置する部分に挿入開口を形
成し、該挿入開口を介して前記ドレンホースが該フロン
トサイドメンバ内に挿通されて後方に向かって延長さ
れ、前記仕切部材を貫通して該仕切部材より後方へ該ド
レンホースの後端部の開口を臨ませ、さらに、前記ドレ
ンホースのフロアパネルより上方に位置する部分に小孔
を設けたキャニスタドレンガス放散装置を特徴としてい
る。
【0009】
【作 用】かかる手段によれば、キャニスタから流出し
た蒸発ガスはドレンホースを通り、仕切部材より後方の
フロントサイドメンバ内へ放散される。放散される位置
が従来のようにエンジンルーム側ではなく、フロア下面
側であり、しかも、前記仕切部材を貫通して後方に臨ま
せたドレンホースの後端部の開口から放散されるので、
エンジンルーム内へ該蒸発ガスが戻ることはなく、従来
のようにエンジンルームを経てエアボックス内のエアイ
ンテーク等から車室内に蒸発ガスの臭気が導入される虞
はほとんど無い。また、ドレンホースのフロアパネルよ
り上方に位置する部分には小孔が設けられているが、該
小孔の大きさは小さく設定されているので、蒸発ガスの
ほとんどは前記仕切部材より後方へ放散され、前記フロ
ントサイドメンバのエンジンルーム側部内に該小孔から
該蒸発ガスが流出することはほとんどない。
【0010】一方、キャニスタ内が負圧になると、ドレ
ンホースの後端部の開口から新気が前記キャニスタ内に
導入されると共に、ドレンチューブのエンジンルーム側
部内に位置する部分に設けられた小孔から新気が前記キ
ャニスタ内に導入される。一般に、フロアパネル下側に
位置するフロントサイドメンバは、該フロントサイドメ
ンバのエンジンルーム側部内よりも低い位置にあり、冠
水路走行等では水に浸かることも考えられる。しかし、
フロアパネル下側に位置するフロントサイドメンバ内の
ドレンホースの後端部の開口が水に浸かった場合でも、
前記小孔は、該フロアパネルよりも上方に位置する部分
に設けられているため、該小孔が水に浸かることは少な
い。そして、小孔から空気を吸い込む抵抗よりも、ドレ
ンホースの後端部の開口から水を吸い込む抵抗の方が大
きいため、水がキャニスタ内に導入されることなく小孔
からキャニスタに新気が導入される。
【0011】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。
【0012】図1から図4は、この発明の実施例のキャ
ニスタドレンガス放散装置を説明する図である。従来の
装置と同一部分については同一符号を付して説明する。
【0013】まず構成を説明すると、図1に示すように
車両の前部のエンジンルームE内からダッシュロアパネ
ル19を介し、フロアパネル12の下側まで、フロント
サイドメンバ13が延設され、このフロントサイドメン
バ13と、ダッシュロアパネル19、フードリッジパネ
ル10、フロアパネル12とで空間部Aが画成されてい
る。このフロントサイドメンバ13のフロアパネル12
下側に位置するフロア側部13bは エンジンルームE
内に位置するエンジンルーム側部13aより下方に位置
している。
【0014】又、キャニスタ1は、活性炭やエアフィル
タ等を内蔵して略短円柱形状を呈し、エンジンルームE
の側壁を形成するフードリッジパネル10にブラケット
4にて取り付けられている。このキャニスタ1には、図
示省略の燃料タンクから延長されたエバポガスチューブ
5と、図示省略のインテークマニホールドから延長され
たバキュームラインチューブ6、パージエアチューブ7
とが接続されている。また、このキャニスタ1の底面部
からは第1ホース14a及び第2ホース14bからなる
ドレンホース14が延設されて前記空間部A内に挿通さ
れている。
【0015】具体的には、フロントサイドメンバ13の
エンジンルームE内側に位置するエンジンルーム側部1
3aの側壁には挿入開口13cが形成され、この挿入開
口13cと対応して第1支持部材13dが配設され、前
記挿入開口13cおよび第1支持部材13dを介して前
記第1ホース14aに接続された第2ホース14bがフ
ロントサイドメンバ13内の空間部Aに挿通され、図1
中右方向である車両後方に向かってこの第2ホース14
bが延設されている。この空間部A内ではフロントサイ
ドメンバ13の内壁に前記第2ホース14bが、支持具
14dで数カ所に渡って固定されている。
【0016】そして、この第2ホース14bの後端部1
4cが前記フロントサイドメンバ13のフロア側部13
b内に配設された仕切壁15eに貫通されている。この
仕切壁15eは図4に示すように周囲に、前記フロント
サイドメンバ13の内壁に当接させるフランジ15aな
いし15dが折曲げられて形成され、このフランジ15
c、15dに発泡ゴム16が配設され、この仕切壁15
eと発泡ゴム16とで仕切部材15が形成されている。
そしてこのフランジ15a,15bを前記フロアパネル
12,フロントサイドメンバ13の内壁に接合させると
ともに、発泡ゴム16を前記フロントサイドメンバ13
の内壁に接合させている。この仕切部材15によってフ
ロントサイドメンバ13内の空間部Aが前側と後側とに
仕切られている。又、前記フランジ15aは、前記フロ
アパネル12を介在させた状態で、このフロアパネル1
2上に車幅方向に配設されたセカンドクロスメンバ18
に接合されている。そして、この仕切壁15eの略中央
には第2ホース14bの後端部14cが貫通する連通口
15fが形成されている。つまり、この連通口15fに
はシール部材17が配設されている。そしてこのシール
部材17に支持されて前記第2ホース14bの後端部1
4cの開口を該仕切壁15eより後方へ臨ませるように
している。この開口の直径は通常約8mm程度のもので
ある。
【0017】さらに、前記第2ホース14bのエンジン
ルーム側部13a内に位置する部分には空気の導入を行
なう小孔14eがその開孔方向を側方に向けて形成され
ている。一般にこのエンジンルーム側部13aは前記フ
ロア側部13bよりも高い位置にあるため、この小孔1
4eの形成されている位置も、このフロア側部13bの
第2ホース14b上に形成する場合に比して高く、フロ
アパネル12よりも上方の位置に形成されている。この
小孔14eは通常直径約2mm程度の小さな孔であり、
前記後端部14cの開口の大きさが直径約8mm程度で
あるのに対比して、この小孔14e大きさがこの程度で
あるのなら蒸発ガスが前記エンジンルーム側部13a内
にこの小孔14eを介して多量に漏れる虞がなく、ほと
んどの蒸発ガスを前記後端部14cの開口から放散でき
るように設定されている。さらにこの小孔14eの大き
さは、第2ホース14bの後端部14cの開口から水を
吸い込む抵抗よりも、この小孔14eから空気を吸い込
む抵抗の方が小さくなるようにし、前記第2ホース14
bの後端部14cの開口が水没した状態でも、この開口
から水を吸い上げることなく新気を上記小孔14eから
導入できるように設定されている。
【0018】なお、図1中符号20はエアボックスであ
る。
【0019】次にかかる構成よりなるキャニスタドレン
ガス放散装置の作用について説明する。
【0020】エンジン停止時等には、従来と同様に燃料
タンクから発生した蒸発ガスはエバポガスチューブ5を
通してキャニスタ1へ導かれ、ここでHCが活性炭に吸
着された後、キャニスタ1から第1ホース14a内に流
出する。この蒸発ガスは第1ホース14a、第2ホース
14bを介して後端部14cの開口からフロア側部13
b内の仕切壁15eの後方に放散され、図示しない排気
孔から車外に排出される。この様に蒸発ガスが放散され
る位置が従来のようにエンジンルームE側ではなく、フ
ロアパネル12の下面側であり、しかも、放散された蒸
発ガスは仕切壁15eと発泡ゴム16とによって前記フ
ロントサイドメンバ13のエンジンルーム側部13a内
に逆行する事を阻止されるため、エンジンルームE内に
この放散された蒸発ガスが戻ることもなく、従来のよう
にエンジンルームEの後側の配設されたエアボックス2
0のエアインテーク等から車室L内に蒸発ガスの臭気が
導入されるという虞はほとんど無い。また、第2ホース
14bのエンジンルーム側部13a内に位置する部分に
は小孔14eが設けられているが、該小孔14eの大き
さは小さく設定されているので、蒸発ガスのほとんどは
前記仕切部材15より後方へ放散され、前記フロントサ
イドメンバ13のエンジンルーム側部13a内に該小孔
14eから該蒸発ガスが流出することはほとんどない。
【0021】一方、エンジン運転中には、インテークマ
ニホールド内が負圧になることから、バキュームライン
チューブ6を介してパージコントロールバルブ1aが開
成される。このため、前記第2ホース14bの後端部1
4cの開口から新気が導入されるとともに、第2ホース
14bのエンジンルーム側部13a内に位置する部分に
設けられた小孔14eからも新気が導入され、この第2
ホース14bから第1ホース14aを介して前記キャニ
スタ1内にこの新気が吸込まれる。この新気により、吸
着されている前記HCが活性炭から離脱して、このHC
を含んだ空気がパージエアチューブ7を介してインテー
クマニホールドを通り燃焼室で燃焼されることとなる。
一般に、フロントサイドメンバ13のフロア側部13b
は、エンジンルーム側部13aよりも低い位置にあり、
冠水路走行時等では、水に浸かることも考えられる。し
かし、このフロア側部13bが冠水して前記第2ホース
14bの後端部14cの開口が水に漬かった場合でも、
前記小孔14eは、比較的高い位置にあるエンジンルー
ム側部13a内に設けられているため、この小孔14e
が水に漬かることは少ない。そして小孔14eから空気
を吸い込む抵抗よりも、第2ホース14bの後端部14
cの開口から水を吸い込む抵抗の方が大きいため、水が
キャニスタ1内に導入されることなく、小孔14eから
キャニスタ1に新気が導入される。よってこれらの水を
キャニスタ1内に吸い上げる虞は殆ど無く、一定して新
気をキャニスタ1内に導入し、吸着されている前記HC
を活性炭から離脱させることができる。
【0022】また、前記仕切壁15eのフランジ15a
は前記フロアパネル12を介して、このフロアパネル1
2上に配設されたセカンドクロスメンバ18に接合され
ているので、この部分の結合剛性が向上し、加速時に第
2ホース14bの後端部14cが振動して発生させる騒
音やフロアパネル12を介して車室内Lに伝わって来る
ロードノイズ等の低減を行なうことが出来る。
【0023】更に、従来から存在するフロントサイドメ
ンバ13内に第2ホース14bを挿通し、フロア側部1
3bまで延長して蒸発ガスを放散するようにしたので、
第2ホース14bが配設される周囲の各部品の配置や構
成を変更することなくそのまま使用出来、スペース効率
が良好である。
【0024】この実施例では、第1ホース14aに第2
ホース14bを接続して延長し、両部材でドレンホース
14を構成しているが、これ限らず、連続した一本のホ
ースを用いてドレンホース14を構成し、前記キャニス
タ1から挿入開口13cを介してフロントサイドメンバ
13内に挿通して後方に向かって延長するようにしても
よいし、3本以上のホースを接続し、このドレンホース
14を構成してもよい。
【0025】又、この実施例では、第2ホース14bの
エンジンルーム側部13a内に位置する部分にその開口
方向を側方に向けて小孔14eを形成しているが、これ
に限らず、図2中二点鎖線で示すように、第2ホース1
4bの上側位置に開口方向を上方に向けて形成する等、
エンジンルーム側部13a内の第2ホース14b上の部
分であるならばどの様な位置に形成しても良い。前記の
ように小孔14eの位置を第2ホース14bの上側位置
に形成した場合は、冠水走行時等で、万が一フロントサ
イドメンバ13のエンジンルーム側室13a内の位置ま
で水位が上昇しても、前記実施例の小孔14eの位置よ
りも更に高い位置にこの小孔14eが位置し、この小孔
14eからこの水を吸い上げてキャニスタ1に導入され
る不具合が一層生じ難くなる。
【0026】更に、この実施例では、仕切部材15とし
て仕切壁15eと発泡ゴム16とを用いているが、これ
に限らず、フロントサイドメンバ13のフロア側部13
b内に設けられ、空間部Aを前後に隔成するようなもの
であればどの様なものを用いても良い。
【0027】この実施例では、前記小孔14eの大きさ
を後端部14cの開口の大きさが直径約8mm程度に設
定されていることから直径約2mm程度の小さな孔に設
定されているが、特にこの大きさに限らず、前記後端部
14cの開口の大きさとの対比で、蒸発ガスの放散時に
キャニスタ1から流れてくる蒸発ガスが多量にエンジン
ルーム側部13a内に流出しない程度の大きさで有り、
しかも、新気導入時には、前記第2ホース14bの後端
部14cの開口が水没した状態でも、この開口から水を
吸い上げることなく新気を導入できるように第2ホース
14bの後端部14cの開口から水を吸い込む抵抗より
もこの小孔14eから空気を吸い込む抵抗の方が小さく
なる大きさであれば、どの様な大きさの孔であっても良
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、キャニスタから流出した蒸発ガスはフロントサイ
ドメンバ内に延設されたドレンホースの後端部の開口か
らフロア下面側に放散される。放散された蒸発ガスは仕
切部材によって再びエンジンルーム側部内に逆行する事
を阻止されるので、従来のようにエンジンルームを介し
てエアボックスのエアインテーク等から車室内に侵入し
て蒸発ガスの臭気を車室内の乗員が感じる、という虞が
無くなった。
【0029】また、前記小孔は、フロアパネルより上方
に位置する部分に設けられているため、該小孔が水に浸
かることは少ない。このため、ドレンホースの後端部の
開口が水に浸かっても該小孔から新気の導入を行え、キ
ャニスタ内に水が進入する虞がない。
【0030】更に、従来から存在するフロントサイドメ
ンバを利用してドレンホースをフロアパネルの下側まで
挿通されて延長されているので、該ドレンホースが配設
される周囲の各部品の配置や構成を変更することなくそ
のまま使用出来、スペース効率が良好であるという実用
上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のキャニスタドレンガス放散
装置を車両側面から見た状態を示す断面概略図である。
【図2】この発明の実施例のキャニスタドレンガス放散
装置を示し、フロントサイドメンバのエンジンルーム側
部の一部を示す図1のC−C断面図である。
【図3】この発明の実施例のキャニスタドレンガス放散
装置を示し、フロントサイドメンバ内の仕切部材近傍を
示す図1のD−D断面図である。
【図4】この発明の実施例の仕切部材の部分拡大斜視図
である。
【図5】従来例のキャニスタドレンガス放散装置を示
し、エンジンルーム内の一部を示す斜視図である。
【図6】従来例のキャニスタドレンガス放散装置の排出
管近傍を示す図5のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 キャニスタ 12 フロアパネル 13 フロントサイドメンバ 13c 挿入開口 14 ドレンホース 14a 第1ホース 14b 第2ホース 14c 後端部 14d 小孔 15 仕切部材 15e 仕切壁 16 発泡ゴム E エンジンルーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両前部のエンジンルーム内からフロアパ
    ネルの下側まで延設されたフロントサイドメンバに、エ
    ンジンルーム内に配設されたキャニスタから延長された
    ドレンホースを接続し、該キャニスタからの蒸発ガスを
    該ドレンホースを介してフロントサイドメンバ内に放散
    するキャニスタドレンガス放散装置において、フロアパ
    ネル下側に位置する前記フロントサイドメンバ内に該フ
    ロントサイドメンバ内の空間部を前側と後側とに仕切る
    仕切部材を設け、該フロントサイドメンバのエンジンル
    ーム内側に位置する部分に挿入開口を形成し、該挿入開
    口を介して前記ドレンホースが該フロントサイドメンバ
    内に挿通されて後方に向かって延長され、前記仕切部材
    を貫通して該仕切部材より後方へ該ドレンホースの後端
    部の開口を臨ませ、さらに、前記ドレンホースのフロア
    パネルより上方に位置する部分に小孔を設けたことを特
    徴とするキャニスタドレンガス放散装置。
JP3136781A 1991-06-07 1991-06-07 キャニスタドレンガス放散装置 Expired - Lifetime JP2606005B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3136781A JP2606005B2 (ja) 1991-06-07 1991-06-07 キャニスタドレンガス放散装置
US07/894,551 US5224455A (en) 1991-06-07 1992-06-05 Gas discharging device for charcoal canister

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3136781A JP2606005B2 (ja) 1991-06-07 1991-06-07 キャニスタドレンガス放散装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04362266A JPH04362266A (ja) 1992-12-15
JP2606005B2 true JP2606005B2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=15183372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3136781A Expired - Lifetime JP2606005B2 (ja) 1991-06-07 1991-06-07 キャニスタドレンガス放散装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5224455A (ja)
JP (1) JP2606005B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0725263U (ja) * 1993-10-22 1995-05-12 本田技研工業株式会社 車輛用内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP3516223B2 (ja) * 1995-08-04 2004-04-05 本田技研工業株式会社 車輌用内燃機関の蒸発燃料処理装置
JPH09296755A (ja) * 1996-05-07 1997-11-18 Honda Motor Co Ltd キャニスタの吸排気構造
JP4542516B2 (ja) * 2006-03-02 2010-09-15 本田技研工業株式会社 キャニスタのドレンパイプ
JP5039413B2 (ja) * 2007-03-30 2012-10-03 本田技研工業株式会社 車両用キャニスタの取付構造
JP4759013B2 (ja) * 2008-04-01 2011-08-31 本田技研工業株式会社 キャニスタ取付装置
KR100986063B1 (ko) * 2008-04-17 2010-10-07 현대자동차주식회사 차량용 캐니스터
US8418678B2 (en) * 2009-03-30 2013-04-16 Kubota Corporation Fuel system for traveling vehicle
DE102012009141B4 (de) * 2012-05-08 2015-08-20 Audi Ag Tankentlüftungsanordnung für ein Fahrzeug und Verfahren zum Betreiben einer Tankentlüftungsanordnung
US10711737B2 (en) * 2017-08-11 2020-07-14 Honda Motor Co., Ltd. Conduit mounting device

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3874471A (en) * 1969-12-16 1975-04-01 Earl W Kloefkorn Fuel feeding system for a vehicle
US3845841A (en) * 1969-12-16 1974-11-05 E Kloefkorn Auxiliary fuel feeding system for a vehicle
US4300511A (en) * 1980-05-14 1981-11-17 Chrysler Corporation Multi-functional assembly
US4359113A (en) * 1980-09-08 1982-11-16 Hughes Tool Company Earth boring bit with extended gage
JPS62110076A (ja) * 1985-11-06 1987-05-21 Toshiba Corp 流体シ−ル装置
JPH0352228Y2 (ja) * 1985-12-28 1991-11-12
DE3734414C1 (de) * 1987-10-12 1989-05-18 Audi Ag Entlueftungseinrichtung fuer den Kraftstofftank eines Kraftfahrzeuges
DE3805711A1 (de) * 1988-02-24 1989-09-07 Audi Ag Kraftfahrzeug
US4886096A (en) * 1988-02-29 1989-12-12 General Motor Corporation Evaporative emission control system
US5058693A (en) * 1990-05-07 1991-10-22 Industrial Strainer Co. Remote filter assembly for vapor recovery system

Also Published As

Publication number Publication date
US5224455A (en) 1993-07-06
JPH04362266A (ja) 1992-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0352228Y2 (ja)
JP2606005B2 (ja) キャニスタドレンガス放散装置
JP4205791B2 (ja) 燃料タンク
JP2003063332A (ja) 燃料電池自動車の排気構造
JP3274084B2 (ja) キャニスタ
JP2535338B2 (ja) キヤニスタの配置構造
US20030213628A1 (en) Air intake system for straddle-type all terrain vehicle
JP2597915B2 (ja) 自動車フロントエンジンの燃焼空気吸込み装置
JPH08189427A (ja) キャニスタ
JPH10246158A (ja) キャニスタのドレンパイプ
JP3343572B2 (ja) 車両のキャニスタの大気側配管装置
JP3131306B2 (ja) 車両の蒸発燃料処理装置
JP2525750Y2 (ja) 燃料タンクにおけるキャニスタ配置構造
JP2001263176A (ja) キャニスタのドレン構造
JP2000345929A (ja) 燃料タンク装置
JP2979033B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP3198858B2 (ja) 車両用キャニスタの配管構造
JP3374810B2 (ja) 燃料タンク
JP7473874B2 (ja) 車両のキャニスタ装置
JPH08246966A (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2533448Y2 (ja) 車両用キャニスタドレン構造
JP2001003819A (ja) キャニスタ取付構造
JPH0530505Y2 (ja)
JP2002048013A (ja) 蒸発燃料処理装置用キャニスタの取付構造
JPH1162727A (ja) 蒸発燃料捕集装置取付構造