JPH08246966A - 燃料蒸発ガス排出抑止装置 - Google Patents
燃料蒸発ガス排出抑止装置Info
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- JPH08246966A JPH08246966A JP7045299A JP4529995A JPH08246966A JP H08246966 A JPH08246966 A JP H08246966A JP 7045299 A JP7045299 A JP 7045299A JP 4529995 A JP4529995 A JP 4529995A JP H08246966 A JPH08246966 A JP H08246966A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構成でかつ比較的小容量のキャニスタ
を用いながら、給油時に発生する多量の蒸発ガスを効率
よく吸着できる燃料蒸発ガス排出抑止装置を提供する。 【構成】 燃料タンク1の直前には、比較的大容量の第
1キャニスタ6が配置されており、そのベントポート7
が比較的大径の第1ベント配管8を介して燃料タンク1
に接続されている。車体2の前部に形成されたエンジン
ルーム9内には、エンジン10とバルクヘッド11との
間に比較的小容量の第2キャニスタ12が配置され、そ
のベントポート13が比較的小径の第2ベント配管14
を介して第1キャニスタ6の大気ポート15に接続され
ている。更に、第1キャニスタ6のパージポート16が
パージ配管17およびPCV18を介してエンジン10
の吸気管19に接続される一方、第2キャニスタ12の
大気ポート28はエンジンルーム9内に開口している。
を用いながら、給油時に発生する多量の蒸発ガスを効率
よく吸着できる燃料蒸発ガス排出抑止装置を提供する。 【構成】 燃料タンク1の直前には、比較的大容量の第
1キャニスタ6が配置されており、そのベントポート7
が比較的大径の第1ベント配管8を介して燃料タンク1
に接続されている。車体2の前部に形成されたエンジン
ルーム9内には、エンジン10とバルクヘッド11との
間に比較的小容量の第2キャニスタ12が配置され、そ
のベントポート13が比較的小径の第2ベント配管14
を介して第1キャニスタ6の大気ポート15に接続され
ている。更に、第1キャニスタ6のパージポート16が
パージ配管17およびPCV18を介してエンジン10
の吸気管19に接続される一方、第2キャニスタ12の
大気ポート28はエンジンルーム9内に開口している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料蒸発ガス排出抑止
装置に関し、特に給油時に発生する多量の蒸発ガスを吸
着する技術に関する。
装置に関し、特に給油時に発生する多量の蒸発ガスを吸
着する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンや車体には、大気汚染
の防止等を図るべく、有害排出成分を処理するための種
々のデバイスが取付けられている。例えば、燃焼室から
はクランクケース内に未燃燃料成分(HC)を主成分と
するブローバイガスが漏出するが、これはブローバイガ
ス還流装置により吸気管に導入され、新気と共に燃焼さ
れる。そして、燃料タンク内で発生したガソリン蒸気、
すなわち、HCを主成分とする燃料蒸発ガス(以下、蒸
発ガスと略称)は、燃料蒸発ガス排出抑止装置を介して
吸気管に導入され、ブローバイガスと同様に新気と共に
燃焼される。
の防止等を図るべく、有害排出成分を処理するための種
々のデバイスが取付けられている。例えば、燃焼室から
はクランクケース内に未燃燃料成分(HC)を主成分と
するブローバイガスが漏出するが、これはブローバイガ
ス還流装置により吸気管に導入され、新気と共に燃焼さ
れる。そして、燃料タンク内で発生したガソリン蒸気、
すなわち、HCを主成分とする燃料蒸発ガス(以下、蒸
発ガスと略称)は、燃料蒸発ガス排出抑止装置を介して
吸気管に導入され、ブローバイガスと同様に新気と共に
燃焼される。
【0003】燃料蒸発ガス排出抑止装置は、蒸発ガスを
吸着する活性炭が充填されたキャニスタや多数の配管類
等から構成されている。キャニスタは一般にエンジンル
ーム等に配置されており、ベント通路を介して燃料タン
クに連通するベントポートと、パージ通路を介して吸気
管に連通するパージポートと、大気に連通する大気ポー
トとを有している。この種のキャニスタストーレッジ式
の燃料蒸発ガス排出抑止装置では、燃料タンク内の蒸発
ガスをキャニスタに導入して活性炭に吸着させる。そし
て、エンジン運転時に、吸気管負圧をパージポートに作
用させることにより、大気ポートからキャニスタ内に空
気を導入し、この空気により活性炭に吸着された蒸発ガ
スを離脱させ、パージエアとして吸気管内に導入させる
構造となっている。吸気管に導入されたパージエア中の
蒸発ガスは、混合気と共にエンジンの燃焼室内で燃焼
し、これにより大気への蒸発ガスの放出が防止される。
吸着する活性炭が充填されたキャニスタや多数の配管類
等から構成されている。キャニスタは一般にエンジンル
ーム等に配置されており、ベント通路を介して燃料タン
クに連通するベントポートと、パージ通路を介して吸気
管に連通するパージポートと、大気に連通する大気ポー
トとを有している。この種のキャニスタストーレッジ式
の燃料蒸発ガス排出抑止装置では、燃料タンク内の蒸発
ガスをキャニスタに導入して活性炭に吸着させる。そし
て、エンジン運転時に、吸気管負圧をパージポートに作
用させることにより、大気ポートからキャニスタ内に空
気を導入し、この空気により活性炭に吸着された蒸発ガ
スを離脱させ、パージエアとして吸気管内に導入させる
構造となっている。吸気管に導入されたパージエア中の
蒸発ガスは、混合気と共にエンジンの燃焼室内で燃焼
し、これにより大気への蒸発ガスの放出が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した燃
料蒸発ガス排出抑止装置にも、給油時における次のよう
な問題点があった。すなわち、給油時には、燃料タンク
に既に多量の蒸発ガスが溜まっている他、アスピレーシ
ョンによって燃料タンク内に吸い込まれた空気が燃料を
攪拌し、新たな蒸発ガスも発生する。これら蒸発ガス
は、前述したようにキャニスタに導入されるが、キャニ
スタの吸着容量には限度があるため、オーバフローした
蒸発ガスがキャニスタの大気ポートから流出する虞があ
った。そして、給油時だけの不具合を解消するべく、キ
ャニスタ容量の増大(すなわち、大型化)を図ること
は、搭載が困難になる等の面で好ましくなかった。ま
た、短時間に多量の蒸発ガスを送給するためには、ベン
ト通路(金属パイプやゴムホース)の流通面積の増大
(大径化)を図る必要があるが、燃料タンクとキャニス
タとは一般に車体の前後に分離して配置されるため、配
管レイアウトが困難になる等の問題もあった。
料蒸発ガス排出抑止装置にも、給油時における次のよう
な問題点があった。すなわち、給油時には、燃料タンク
に既に多量の蒸発ガスが溜まっている他、アスピレーシ
ョンによって燃料タンク内に吸い込まれた空気が燃料を
攪拌し、新たな蒸発ガスも発生する。これら蒸発ガス
は、前述したようにキャニスタに導入されるが、キャニ
スタの吸着容量には限度があるため、オーバフローした
蒸発ガスがキャニスタの大気ポートから流出する虞があ
った。そして、給油時だけの不具合を解消するべく、キ
ャニスタ容量の増大(すなわち、大型化)を図ること
は、搭載が困難になる等の面で好ましくなかった。ま
た、短時間に多量の蒸発ガスを送給するためには、ベン
ト通路(金属パイプやゴムホース)の流通面積の増大
(大径化)を図る必要があるが、燃料タンクとキャニス
タとは一般に車体の前後に分離して配置されるため、配
管レイアウトが困難になる等の問題もあった。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、特公平4−26686号公報等では、エンジンルー
ム等に配置される通常のキャニスタの他に、給油時用の
大型のキャニスタを燃料タンクの近傍に設けた装置が提
案されている。この装置の二つのキャニスタは、燃料タ
ンクおよび吸気管に対して並列に設けられており、それ
ぞれにベントポートとパージポートと大気ポートとを備
えている。ところが、このようなキャニスタを燃料タン
クの近傍に配置した場合、以下に述べる新たな問題が生
じる。
に、特公平4−26686号公報等では、エンジンルー
ム等に配置される通常のキャニスタの他に、給油時用の
大型のキャニスタを燃料タンクの近傍に設けた装置が提
案されている。この装置の二つのキャニスタは、燃料タ
ンクおよび吸気管に対して並列に設けられており、それ
ぞれにベントポートとパージポートと大気ポートとを備
えている。ところが、このようなキャニスタを燃料タン
クの近傍に配置した場合、以下に述べる新たな問題が生
じる。
【0006】一般的なフロントエンジン車の場合、燃料
タンクは、重量配分や燃料洩れ等に対する安全性を考慮
して、後車軸近傍におけるフロアパンの下方に配置され
ている。ところが、該部は前後のタイヤによって掻き上
げられた塵埃や泥水等が付着しやすく、大気ポートから
清浄な空気を導入すべきキャニスタの設置部位としては
最も不適である。そこで、上述した装置では、燃料タン
ク側のキャニスタの大気ポートにフィルタの濾過面積が
大きい空気清浄器を取り付けると共に、空気清浄器のハ
ウジングに水分離器を組み込む等の対処をしている。し
かし、このような装置構成を採った場合、部品点数や組
立工数等が非常に多くなると共に、大幅なコスト上昇が
もたらされる。また、空気清浄器の濾過面積を大きくし
ても、未舗装路走行が多い場合等には、比較的短期間の
走行でフィルタが目詰まりを起こす虞があった。更に、
キャニスタ内の活性炭は、一時に多量の蒸発ガスを吸着
すると高い吸着熱(100℃程度)を発生し、その吸着
効率が大幅に低下するため、燃料タンク側のキャニスタ
は必要以上に大型化する必要もあった。
タンクは、重量配分や燃料洩れ等に対する安全性を考慮
して、後車軸近傍におけるフロアパンの下方に配置され
ている。ところが、該部は前後のタイヤによって掻き上
げられた塵埃や泥水等が付着しやすく、大気ポートから
清浄な空気を導入すべきキャニスタの設置部位としては
最も不適である。そこで、上述した装置では、燃料タン
ク側のキャニスタの大気ポートにフィルタの濾過面積が
大きい空気清浄器を取り付けると共に、空気清浄器のハ
ウジングに水分離器を組み込む等の対処をしている。し
かし、このような装置構成を採った場合、部品点数や組
立工数等が非常に多くなると共に、大幅なコスト上昇が
もたらされる。また、空気清浄器の濾過面積を大きくし
ても、未舗装路走行が多い場合等には、比較的短期間の
走行でフィルタが目詰まりを起こす虞があった。更に、
キャニスタ内の活性炭は、一時に多量の蒸発ガスを吸着
すると高い吸着熱(100℃程度)を発生し、その吸着
効率が大幅に低下するため、燃料タンク側のキャニスタ
は必要以上に大型化する必要もあった。
【0007】本発明は、上記状況に鑑みなされたもの
で、簡易な構成でかつ比較的小容量のキャニスタを用い
ながら、給油時に発生する多量の蒸発ガスを効率よく吸
着できる燃料蒸発ガス排出抑止装置を提供することを目
的とする。
で、簡易な構成でかつ比較的小容量のキャニスタを用い
ながら、給油時に発生する多量の蒸発ガスを効率よく吸
着できる燃料蒸発ガス排出抑止装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1では、車両に搭載されたエンジンの燃料供給系におけ
る燃料蒸発ガスを外気と共にパージエアとして吸気通路
に導入させる燃料蒸発ガス排出抑止装置において、燃料
タンクに第1ベント通路を介して接続されると共に、前
記エンジンの給気通路にパージ通路を介して接続された
第1燃料蒸発ガス吸着手段と、この第1燃料蒸発ガス吸
着手段に第2ベント通路を介して接続されると共に、大
気ポートを介して大気に連通する第2燃料蒸発ガス吸着
手段とを備えたものを提案する。
1では、車両に搭載されたエンジンの燃料供給系におけ
る燃料蒸発ガスを外気と共にパージエアとして吸気通路
に導入させる燃料蒸発ガス排出抑止装置において、燃料
タンクに第1ベント通路を介して接続されると共に、前
記エンジンの給気通路にパージ通路を介して接続された
第1燃料蒸発ガス吸着手段と、この第1燃料蒸発ガス吸
着手段に第2ベント通路を介して接続されると共に、大
気ポートを介して大気に連通する第2燃料蒸発ガス吸着
手段とを備えたものを提案する。
【0009】また、請求項2では、請求項1記載の装置
において、前記第1燃料蒸発ガス吸着手段を前記燃料タ
ンクの近傍に配置したものを提案する。また、請求項3
では、請求項1または2記載の装置において、前記第2
燃料蒸発ガス吸着手段をエンジンルーム内に配置したも
のを提案する。また、請求項4では、請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の装置において、前記第2ベント通路
の通路面積を前記第1ベント通路の通路面積より小さく
したものを提案する。
において、前記第1燃料蒸発ガス吸着手段を前記燃料タ
ンクの近傍に配置したものを提案する。また、請求項3
では、請求項1または2記載の装置において、前記第2
燃料蒸発ガス吸着手段をエンジンルーム内に配置したも
のを提案する。また、請求項4では、請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の装置において、前記第2ベント通路
の通路面積を前記第1ベント通路の通路面積より小さく
したものを提案する。
【0010】
【作用】本発明の請求項1の装置では、給油時に第1ベ
ントホースを介して多量の蒸発ガスが第1燃料蒸発ガス
吸着手段に導入されると、第1燃料蒸発ガス吸着手段で
オーバフローした分が第2ベントホースを介して第2燃
料蒸発ガス吸着手段に導入されて、両燃料蒸発ガス吸着
手段により蒸発ガスの吸着が行われる。また、給油後の
運転時には、第2燃料蒸発ガス吸着手段の大気ポートか
ら導入された空気により、両燃料蒸発ガス吸着手段に吸
着されていた蒸発ガスが順次分離され、パージエアとな
ってパージ通路を介してエンジンの吸気通路に導入され
る。
ントホースを介して多量の蒸発ガスが第1燃料蒸発ガス
吸着手段に導入されると、第1燃料蒸発ガス吸着手段で
オーバフローした分が第2ベントホースを介して第2燃
料蒸発ガス吸着手段に導入されて、両燃料蒸発ガス吸着
手段により蒸発ガスの吸着が行われる。また、給油後の
運転時には、第2燃料蒸発ガス吸着手段の大気ポートか
ら導入された空気により、両燃料蒸発ガス吸着手段に吸
着されていた蒸発ガスが順次分離され、パージエアとな
ってパージ通路を介してエンジンの吸気通路に導入され
る。
【0011】また、請求項2の装置では、燃料タンクか
らの蒸発ガスが、比較的短い第1ベント通路を介して、
第1燃料蒸発ガス吸着手段に導入される。また、請求項
3の装置では、運転時において、比較的清浄なエンジン
ルーム内の空気が大気ポートから第2燃料蒸発ガス吸着
手段に導入される。また、請求項4の装置では、給油時
には蒸発ガスが比較的通路面積の大きい第1ベント通路
を介して第1燃料蒸発ガス吸着手段に導入され、第1燃
料蒸発ガス吸着手段でオーバフローした分が比較的通路
面積の小さい第2ベントホースを介して第2燃料蒸発ガ
ス吸着手段に導入される。
らの蒸発ガスが、比較的短い第1ベント通路を介して、
第1燃料蒸発ガス吸着手段に導入される。また、請求項
3の装置では、運転時において、比較的清浄なエンジン
ルーム内の空気が大気ポートから第2燃料蒸発ガス吸着
手段に導入される。また、請求項4の装置では、給油時
には蒸発ガスが比較的通路面積の大きい第1ベント通路
を介して第1燃料蒸発ガス吸着手段に導入され、第1燃
料蒸発ガス吸着手段でオーバフローした分が比較的通路
面積の小さい第2ベントホースを介して第2燃料蒸発ガ
ス吸着手段に導入される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係る燃料蒸
発ガス排出抑止装置の一実施例を詳細に説明する。図1
は、本発明のを採用したフロントエンジン乗用車のレイ
アウト図である。この図に示すように、燃料タンク1
は、車体2の後部床面を形成するリヤフロアパン3の下
方かつ後車軸4の前方に配置されており、一体に形成さ
れた給油管5を介して給油が行われる。燃料タンク1の
直前には、第1燃料蒸発ガス吸着手段である比較的大容
量の第1キャニスタ6が配置されており、そのベントポ
ート7が比較的大径の第1ベント配管8を介して燃料タ
ンク1に接続されている。尚、第1キャニスタ6の吸着
容量は、給油時に燃料タンク1から排出される蒸発ガス
の全量を吸着できる程には、大きく設定されていない。
発ガス排出抑止装置の一実施例を詳細に説明する。図1
は、本発明のを採用したフロントエンジン乗用車のレイ
アウト図である。この図に示すように、燃料タンク1
は、車体2の後部床面を形成するリヤフロアパン3の下
方かつ後車軸4の前方に配置されており、一体に形成さ
れた給油管5を介して給油が行われる。燃料タンク1の
直前には、第1燃料蒸発ガス吸着手段である比較的大容
量の第1キャニスタ6が配置されており、そのベントポ
ート7が比較的大径の第1ベント配管8を介して燃料タ
ンク1に接続されている。尚、第1キャニスタ6の吸着
容量は、給油時に燃料タンク1から排出される蒸発ガス
の全量を吸着できる程には、大きく設定されていない。
【0013】車体2の前部に形成されたエンジンルーム
9内には、エンジン10とバルクヘッド11との間に、
第2燃料蒸発ガス吸着手段である比較的小容量の第2キ
ャニスタ12が配置されており、そのベントポート13
が比較的小径の第2ベント配管14を介して第1キャニ
スタ6の大気ポート15に接続されている。更に、第1
キャニスタ6は、そのパージポート16がパージ配管1
7および周知のPCV(パージコントロールバルブ)1
8を介してエンジン10の吸気管19に接続されてい
る。尚、第2ベント配管14やパージ配管17は、車体
の下面に配管されるため、その大部分が金属パイプから
構成されている。
9内には、エンジン10とバルクヘッド11との間に、
第2燃料蒸発ガス吸着手段である比較的小容量の第2キ
ャニスタ12が配置されており、そのベントポート13
が比較的小径の第2ベント配管14を介して第1キャニ
スタ6の大気ポート15に接続されている。更に、第1
キャニスタ6は、そのパージポート16がパージ配管1
7および周知のPCV(パージコントロールバルブ)1
8を介してエンジン10の吸気管19に接続されてい
る。尚、第2ベント配管14やパージ配管17は、車体
の下面に配管されるため、その大部分が金属パイプから
構成されている。
【0014】一方、図2は、燃料蒸発ガス排出抑止装置
の概略構成図である。この図に示すように、本実施例
は、給油時に燃料タンク1内に溜まっていた蒸発ガスが
大気中に排出されることを防止するORVR(Onboard
Refuelig Vapor Recovery)システムを採用している。
すなわち、給油管5の下端には燃料タンク1内で燃料溜
まりを形成する屈曲部20が設けられており、燃料タン
ク1内の燃料が少ない状態で給油を行った場合にも、燃
料タンク1内の蒸発ガスが屈曲部20の燃料に妨げられ
て給油口21側へ流出しない。そして、給油時のアスピ
レーションにより、給油ガン22の給油ノズル23の周
囲の空気が燃料と伴に給油管5に吸い込まれ、給油中の
燃料からの蒸発ガスの流出も防止されるようになってい
る。
の概略構成図である。この図に示すように、本実施例
は、給油時に燃料タンク1内に溜まっていた蒸発ガスが
大気中に排出されることを防止するORVR(Onboard
Refuelig Vapor Recovery)システムを採用している。
すなわち、給油管5の下端には燃料タンク1内で燃料溜
まりを形成する屈曲部20が設けられており、燃料タン
ク1内の燃料が少ない状態で給油を行った場合にも、燃
料タンク1内の蒸発ガスが屈曲部20の燃料に妨げられ
て給油口21側へ流出しない。そして、給油時のアスピ
レーションにより、給油ガン22の給油ノズル23の周
囲の空気が燃料と伴に給油管5に吸い込まれ、給油中の
燃料からの蒸発ガスの流出も防止されるようになってい
る。
【0015】燃料タンク1の上面には、燃料タンク1の
上部空間内に突出して燃料の最高液面を規制するヒュエ
ルカットバルブ25が取付けられており、前述した第1
ベント配管8はこのヒュエルカットバルブ25に接続さ
れている。図中、26は2ウェイバルブであり、ヒュエ
ルカットバルブ25が閉鎖して燃料タンク1の内圧が上
昇した際に開弁し、第1ベント配管8に接続したバイパ
ス配管27を介して第1キャニスタ6に蒸発ガスを導入
する。尚、第1キャニスタ6は、前述したように、その
大気ポート15に第2ベント配管14が接続している
が、第2キャニスタ12は、その大気ポート28がエン
ジンルーム9内に開口すると共に、パージポートは備え
ていない。
上部空間内に突出して燃料の最高液面を規制するヒュエ
ルカットバルブ25が取付けられており、前述した第1
ベント配管8はこのヒュエルカットバルブ25に接続さ
れている。図中、26は2ウェイバルブであり、ヒュエ
ルカットバルブ25が閉鎖して燃料タンク1の内圧が上
昇した際に開弁し、第1ベント配管8に接続したバイパ
ス配管27を介して第1キャニスタ6に蒸発ガスを導入
する。尚、第1キャニスタ6は、前述したように、その
大気ポート15に第2ベント配管14が接続している
が、第2キャニスタ12は、その大気ポート28がエン
ジンルーム9内に開口すると共に、パージポートは備え
ていない。
【0016】以下、本実施例の作用を述べる。本実施例
の装置では、給油管5に給油ノズル23を差し込んで給
油を開始すると、燃料タンク1内に溜まっていた多量の
蒸発ガスが燃料に押し出され、ヒュエルカットバルブ2
5および第1ベント配管8を介して第1キャニスタ6に
導入される。ところが、第1キャニスタ6だけでは、そ
の吸着容量が小さいことに、吸着熱による吸着効率の低
下も相俟って、蒸発ガスの全量は吸着することができな
い。そのため、大気ポート15からオーバフローした蒸
発ガスが、第2ベント配管14を介して、第2キャニス
タ12に導入されることになる。この際、第2ベント配
管14は比較的小径であるため蒸発ガスの送給速度が遅
く、かつ、その大部分が金属パイプから構成されている
ため、吸着熱により高温となった蒸発ガスが送給中に十
分に冷却され、第2キャニスタ12では高い吸着効率で
吸着が行われる。
の装置では、給油管5に給油ノズル23を差し込んで給
油を開始すると、燃料タンク1内に溜まっていた多量の
蒸発ガスが燃料に押し出され、ヒュエルカットバルブ2
5および第1ベント配管8を介して第1キャニスタ6に
導入される。ところが、第1キャニスタ6だけでは、そ
の吸着容量が小さいことに、吸着熱による吸着効率の低
下も相俟って、蒸発ガスの全量は吸着することができな
い。そのため、大気ポート15からオーバフローした蒸
発ガスが、第2ベント配管14を介して、第2キャニス
タ12に導入されることになる。この際、第2ベント配
管14は比較的小径であるため蒸発ガスの送給速度が遅
く、かつ、その大部分が金属パイプから構成されている
ため、吸着熱により高温となった蒸発ガスが送給中に十
分に冷却され、第2キャニスタ12では高い吸着効率で
吸着が行われる。
【0017】一方、エンジン1の運転中にPCV18が
開弁すると、吸気管負圧がパージ配管17を介して第1
キャニスタ6に作用する。ところが、第1キャニスタ6
の大気ポート15は、第2ベント配管14を介して、第
2キャニスタ12に接続しているため、空気は、第1キ
ャニスタからではなく、第2キャニスタ12の大気ポー
ト28から導入されることになる。導入された空気は、
第2キャニスタ12と第1キャニスタ6とに吸着されて
いた蒸発ガスを順次離脱させてパージエアとなり、パー
ジ配管17とPCV18とを介して吸気管19に導入さ
れる。
開弁すると、吸気管負圧がパージ配管17を介して第1
キャニスタ6に作用する。ところが、第1キャニスタ6
の大気ポート15は、第2ベント配管14を介して、第
2キャニスタ12に接続しているため、空気は、第1キ
ャニスタからではなく、第2キャニスタ12の大気ポー
ト28から導入されることになる。導入された空気は、
第2キャニスタ12と第1キャニスタ6とに吸着されて
いた蒸発ガスを順次離脱させてパージエアとなり、パー
ジ配管17とPCV18とを介して吸気管19に導入さ
れる。
【0018】本実施例では、このような構成を採ること
により、キャニスタ6,12の総容量を給油時用のキャ
ニスタを燃料タンクの近傍に設けた従来装置に比べて小
さくしながら、燃料タンク1内に殆ど燃料が無い状態で
給油を行っても、蒸発ガスの全量を吸着することがでる
ようになった。また、比較的清浄なエンジンルーム9内
から両キャニスタ6,12に空気を導入するため、従来
装置のような大がかりな空気清浄器が不要となり、部品
点数や製造コストの他、組付工数も大幅に低減できた。
により、キャニスタ6,12の総容量を給油時用のキャ
ニスタを燃料タンクの近傍に設けた従来装置に比べて小
さくしながら、燃料タンク1内に殆ど燃料が無い状態で
給油を行っても、蒸発ガスの全量を吸着することがでる
ようになった。また、比較的清浄なエンジンルーム9内
から両キャニスタ6,12に空気を導入するため、従来
装置のような大がかりな空気清浄器が不要となり、部品
点数や製造コストの他、組付工数も大幅に低減できた。
【0019】以上で、具体的実施例の説明を終えるが、
本発明の態様はこの実施例に限るものではない。例え
ば、上記実施例はORVRシステムを採用した燃料供給
装置に本発明を適用したものであるが、通常の燃料供給
装置にも当然に適用可能であるし、燃料タンクが車体の
前部等に設置されたリヤエンジン自動車等に適用しても
よい。また、上記実施例では第2燃料蒸発ガス吸着手段
の大気ポートを大気に直に開放したが、簡単なエアフィ
ルタ等を取り付けるようにしてもよい。また、第1燃料
蒸発ガス吸着手段や第2燃料蒸発ガス吸着手段の設置部
位は、エンジンや燃料タンクの搭載形式等に応じて適宜
設定できるし、各通路のレイアウト等も本発明の主旨を
逸脱しない範囲で変更可能である。
本発明の態様はこの実施例に限るものではない。例え
ば、上記実施例はORVRシステムを採用した燃料供給
装置に本発明を適用したものであるが、通常の燃料供給
装置にも当然に適用可能であるし、燃料タンクが車体の
前部等に設置されたリヤエンジン自動車等に適用しても
よい。また、上記実施例では第2燃料蒸発ガス吸着手段
の大気ポートを大気に直に開放したが、簡単なエアフィ
ルタ等を取り付けるようにしてもよい。また、第1燃料
蒸発ガス吸着手段や第2燃料蒸発ガス吸着手段の設置部
位は、エンジンや燃料タンクの搭載形式等に応じて適宜
設定できるし、各通路のレイアウト等も本発明の主旨を
逸脱しない範囲で変更可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1の装置によれば、車両
に搭載されたエンジンの燃料供給系における燃料蒸発ガ
スを外気と共にパージエアとして吸気通路に導入させる
燃料蒸発ガス排出抑止装置において、燃料タンクに第1
ベント通路を介して接続されると共に、前記エンジンの
給気通路にパージ通路を介して接続された第1燃料蒸発
ガス吸着手段と、この第1燃料蒸発ガス吸着手段に第2
ベント通路を介して接続されると共に、大気ポートを介
して大気に連通する第2燃料蒸発ガス吸着手段とを備え
るようにしたため、両吸着手段の総容量を比較的小さく
しても、給油時に発生する多量の蒸発ガスを吸着でき
る。また、第2燃料蒸発ガス吸着手段を車体の適切な部
位に設置することにより、大がかりな空気清浄器を用い
ずに両吸着手段への塵埃等の侵入を防止できる。
に搭載されたエンジンの燃料供給系における燃料蒸発ガ
スを外気と共にパージエアとして吸気通路に導入させる
燃料蒸発ガス排出抑止装置において、燃料タンクに第1
ベント通路を介して接続されると共に、前記エンジンの
給気通路にパージ通路を介して接続された第1燃料蒸発
ガス吸着手段と、この第1燃料蒸発ガス吸着手段に第2
ベント通路を介して接続されると共に、大気ポートを介
して大気に連通する第2燃料蒸発ガス吸着手段とを備え
るようにしたため、両吸着手段の総容量を比較的小さく
しても、給油時に発生する多量の蒸発ガスを吸着でき
る。また、第2燃料蒸発ガス吸着手段を車体の適切な部
位に設置することにより、大がかりな空気清浄器を用い
ずに両吸着手段への塵埃等の侵入を防止できる。
【0021】また、請求項2の装置によれば、請求項1
記載の装置において、前記第1燃料蒸発ガス吸着手段を
前記燃料タンクの近傍に配置するようにしたため、給油
時に発生する多量の蒸発ガスを送給するべく第1ベント
通路の流通面積を大きくしても、その配管レイアウト等
が比較的容易になる。また、請求項3の装置によれば、
請求項1または2記載の装置において、前記第2燃料蒸
発ガス吸着手段をエンジンルーム内に配置するようにし
たため、比較的清浄な空気が大気ポートから第2燃料蒸
発ガス吸着手段に導入されることになり大がかりな空気
清浄器等が不要となる。
記載の装置において、前記第1燃料蒸発ガス吸着手段を
前記燃料タンクの近傍に配置するようにしたため、給油
時に発生する多量の蒸発ガスを送給するべく第1ベント
通路の流通面積を大きくしても、その配管レイアウト等
が比較的容易になる。また、請求項3の装置によれば、
請求項1または2記載の装置において、前記第2燃料蒸
発ガス吸着手段をエンジンルーム内に配置するようにし
たため、比較的清浄な空気が大気ポートから第2燃料蒸
発ガス吸着手段に導入されることになり大がかりな空気
清浄器等が不要となる。
【0022】また、請求項4の装置によれば、請求項1
〜3のいずれか一項に記載の装置において、前記第2ベ
ント通路の通路面積を前記第1ベント通路の通路面積よ
り小さくしたため、第1燃料蒸発ガス吸着手段と第2燃
料蒸発ガス吸着手段との設置部位を離しても、車体への
配管レイアウト等が比較的容易になる。
〜3のいずれか一項に記載の装置において、前記第2ベ
ント通路の通路面積を前記第1ベント通路の通路面積よ
り小さくしたため、第1燃料蒸発ガス吸着手段と第2燃
料蒸発ガス吸着手段との設置部位を離しても、車体への
配管レイアウト等が比較的容易になる。
【図1】本発明の装置を採用した乗用車のレイアウト図
である。
である。
【図2】燃料蒸発ガス排出抑止装置の概略構成図であ
る。
る。
1 燃料タンク 2 車体 3 フロアパン 4 後車軸 5 給油管 6 第1キャニスタ 8 第1ベント配管 9 エンジンルーム 10 エンジン 11 バルクヘッド 12 第2キャニスタ 14 第2ベント配管 17 パージ配管 18 パージコントロールバルブ 19 吸気管 28 大気ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 陽一郎 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンの燃料供給系
における燃料蒸発ガスを外気と共にパージエアとして吸
気通路に導入させる燃料蒸発ガス排出抑止装置におい
て、 燃料タンクに第1ベント通路を介して接続されると共
に、前記エンジンの給気通路にパージ通路を介して接続
された第1燃料蒸発ガス吸着手段と、 この第1燃料蒸発ガス吸着手段に第2ベント通路を介し
て接続されると共に、大気ポートを介して大気に連通す
る第2燃料蒸発ガス吸着手段とを備えたことを特徴とす
る燃料蒸発ガス排出抑止装置。 - 【請求項2】 前記第1燃料蒸発ガス吸着手段を前記燃
料タンクの近傍に配置したことを特徴とする、請求項1
記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。 - 【請求項3】 前記第2燃料蒸発ガス吸着手段をエンジ
ンルーム内に配置したことを特徴とする、請求項1また
は2記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。 - 【請求項4】 前記第2ベント通路の通路面積を前記第
1ベント通路の通路面積より小さくしたことを特徴とす
る、請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料蒸発ガス
排出抑止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7045299A JPH08246966A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 燃料蒸発ガス排出抑止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7045299A JPH08246966A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 燃料蒸発ガス排出抑止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246966A true JPH08246966A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12715445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7045299A Withdrawn JPH08246966A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 燃料蒸発ガス排出抑止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08246966A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100427945B1 (ko) * | 2001-11-12 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 캐니스터로부터 배출되는 연료증발가스의 차실내 유입방지장치 |
EP1674318A1 (de) * | 2004-12-22 | 2006-06-28 | Kautex Textron GmbH & Co. KG. | Entlüftungsventil |
WO2018105356A1 (ja) * | 2016-12-09 | 2018-06-14 | マツダ株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
JP2018096226A (ja) * | 2016-12-09 | 2018-06-21 | マツダ株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
US11433763B2 (en) * | 2019-08-29 | 2022-09-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Evaporated fuel treatment apparatus |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP7045299A patent/JPH08246966A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100427945B1 (ko) * | 2001-11-12 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 캐니스터로부터 배출되는 연료증발가스의 차실내 유입방지장치 |
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WO2018105356A1 (ja) * | 2016-12-09 | 2018-06-14 | マツダ株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |