JP2599633B2 - 車両の車体側面乾燥装置 - Google Patents

車両の車体側面乾燥装置

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JP2599633B2
JP2599633B2 JP2016696A JP1669690A JP2599633B2 JP 2599633 B2 JP2599633 B2 JP 2599633B2 JP 2016696 A JP2016696 A JP 2016696A JP 1669690 A JP1669690 A JP 1669690A JP 2599633 B2 JP2599633 B2 JP 2599633B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、自動車等の車両の洗浄後の漏れた車体側面
を乾燥するようにした、車両の車体側面乾燥装置に関す
る。
(2) 従来の技術 従来、前記車両の車体側面乾燥装置は、たとえば実公
昭49−32464号公報、特公昭52−11783号公報に開示され
る。
このような従来の車体側面乾燥装置は、車両の前後方
向に相対移動可能なフレームに圧力エアを噴出し得る噴
口を有するサイドノズル本体が固着されるか、あるいは
折たゝみ可能に設けられる。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところが自動車等の車両は、車種によって車体の側面
形状が異なっており、たとえば乗用車タイプの車両で
は、下部より上部に向って車幅が漸減しているため、車
体側面形状は上方に向って内方に傾斜しており、またワ
ゴン車タイプの車両では、上下にわたって車幅が略一定
であるため車体側面形状も略垂直面に近い。また乗用車
タイプ、ワゴン車タイプを問わず大型車、小型車によっ
て車幅にかなりの差異がある。
従って前記従来の車体側面乾燥装置では、車両の型
式、大きさに関係なく車体側面を能率よく乾燥させるの
は困難であるという課題があった。
本発明は、前記課題を解決し得る、車両の車体側面乾
燥装置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために各請求項1の発明は、フレ
ームに、車両の車体側面に向けて該車体側面の側方より
圧力エアを噴出すべく上下方向に延びる噴口を有するサ
イドノズル本体を設けてなる、車両の車体側面乾燥装置
において、前記噴口を車両の正面側から見て略鉛直の直
立位置と、その直立位置より車両側に在って該車両側へ
倒れた傾倒位置との間で揺動させる揺動手段と、車両の
車高を検知する車高検知手段と、その車高検知手段の検
知信号に基づいて前記揺動手段を制御する制御手段とを
備えたことを特徴とし、また請求項2の発明は、フレー
ムに、車両の車体側面に向けて該車体側面の側方より圧
力エアを噴出すべく上下方向に延びる噴口を有するサイ
ドノズル本体を設けてなる、車両の車体側面乾燥装置に
おいて、前記噴口を車両の正面側から見て略鉛直の直立
位置と、その直立位置より車両側に在って該車両側へ倒
れた傾倒位置との間で揺動させる揺動手段と、車両の車
高を検知する車高検知手段と、車両の側面位置を検知す
る側面位置検知手段と、その側面位置検知手段及び前記
車高検知手段の各検知信号に基づいて前記揺動手段を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とし、更に請求項
3の発明は、フレームに、車両の車体側面に向けて該車
体側面の側方より圧力エアを噴出すべく上下方向に延び
る噴口を有するサイドノズル本体を設けてなる、車両の
車体側面乾燥装置において、前記噴口を車両の正面側か
ら見て略鉛直の直立位置と、その直立位置より車両側に
在って該車両側へ倒れた傾倒位置との間で揺動させる揺
動手段と、車両の車高を検知する車高検知手段と、車両
の側面位置を検知する側面位置検知手段と、その側面位
置検知手段及び前記車高検知手段の各検知信号に基づい
て前記揺動手段を制御する制御手段とを備えたことを特
徴とする。
(2) 作用 各請求項の発明の上記特徴によれば、サイドノズル本
体の噴口が、車両の正面側から見て略鉛直の直立位置
と、その直立位置より車両側に在って該車両側へ倒れた
傾倒位置との間で揺動制御されるから、車種により車体
側面形状や車幅が異なっていても、噴口を車体側面に極
力沿わせた、側面乾燥に最適の位置に置くことができ
る。
また特に請求項1の発明の上記特徴によれば、車高検
知手段の検知信号によってサイドノズル本体の噴口が揺
動制御されるから、車高の高低から車両のタイプ(例え
ばワゴンタイプか乗用車タイプか)、延いては車体側面
形状(特に側面上部の傾斜度合)が検知され、その検知
結果に基づき噴口の位置が決められる。
また請求項2の発明の上記特徴によれば、車高検知手
段及び側面位置検知手段の各検知信号によってサイドノ
ズル本体の噴口が揺動制御されるから、車高の高低から
車両のタイプ(例えばワゴンタイプか乗用車タイプ
か)、延いては車体側面形状(特に側面上部の傾斜度
合)が検知され、その検知結果と、車体側面位置の検知
結果とに基づいて噴口の位置が的確に決められる。
更に請求項3の発明の上記特徴によれば、側面位置検
知手段の検知信号によってサイドノズル本体の噴口が揺
動制御されるから、車体側面位置の検知結果に基づき噴
口の揺動位置が決められる。しかも車体側面の上部にド
アミラー等の突出物が在る場合には、噴口を直立位置に
揺動制御することで、噴口の下部を車体側面下部より必
要以上に遠ざけることなく噴口の上部を該突出物より逃
がすことが可能となる。
(3) 実施例 以下、第1〜3図(A),(B),(C)を参照して
本発明の第1実施例を説明する。
以下の説明において、走行フレームFの走行方向を前
後方向、それと直交する方向を左右方向という。
第1図は本発明車体側面乾燥装置の正面図、第2図は
第1図II−II線に沿う部分側面図、第3図(A),
(B),および(C)は、第1図III−III線に沿う部分
平面図で、サイドノズル本体の作動状態を示す図であ
る。
第1図において、車両を跨ぎ得るように門型に形成し
た走行フレームFは、地上に敷設される案内レールR上
を走行輪Wを介して往復走行可能に支持される。
走行フレームFの左右両側部1には、洗車後の漏れた
車両Vの車体側面を乾燥するための一対の車体側面乾燥
装置Dが設けられる。一対の乾燥装置Dは何れも同一の
構造を有するので、以下にその1つについて詳細に説明
する。
走行フレームFの側部1には、ブロワー2が固設さ
れ、このブロワー2の下向きに開口する吐出口には伸縮
可撓性の導風管3の一端が接続される。前記導風管3
は、走行フレームFの内側に向って湾曲しており、その
他端に正面視台形状のサイドノズル本体Nの入口が接続
されており、このノズル本体Nの、上下方向に延びる噴
口4が走行フレームFの内側に向けて開口され、後述す
るように、この噴口4からは車両Vの車体側面に向けて
該車体側面の側方より圧力エアを噴出し得るようになっ
ている。サイドノズル本体Nは走行フレームFに傾倒可
能に支持される。
次にサイドノズル本体Nの支持構造について説明する
と、第1,2図において、走行フレームFの側部1下端に
は、支持軸5をもって直状の傾倒アーム6が左右方向、
すなわち走行フレームFの走行方向と直交する方向に傾
倒可能に軸支7され、この傾倒アーム6の中間部には、
基端を走行フレームFに枢支される傾倒シリンダ8の他
端が連結される。そしてこの傾倒シリンダ8の伸長作動
により傾倒アーム6は第1図2点鎖線に示すように傾倒
される。また傾倒アーム6と走行フレームF間には戻し
ばね9が連結され、この戻しばね9の弾発力は傾倒アー
ム6を第1図実線に示す直立位置に戻すように付勢す
る。走行フレームFには、傾倒アーム6を挟んでその左
右両側に一対のストッパ10,11が固着され、傾倒アーム
6は、これらのストッパ10,11に係合して傾倒位置と直
立位置とに規制される。傾倒アーム6には、上下に間隔
を存して上,下支持腕12,13が固着され、これらの支持
腕12,13には、サイドノズル本体Nが、上,下部回動軸1
4,15を介して前後方向すなわち走行フレームFの走行方
向に揺導自在に支承される。前記サイドノズル本体Nの
噴口4は、傾倒アーム6が前記直立位置に在る時には車
両Vの正面側から見て(第1図参照)略鉛直の直立位置
に在り、また同アーム6が前記傾倒位置に在る時には、
該噴口4の前記直立位置より車両V側に在って該車両V
側へ倒れた傾倒位置に在る。而して前記傾倒アーム6、
支持軸5、傾倒シリンダ8及び戻しばね9は互いに協働
して、前記噴口4をそれの前記直立位置と傾倒位置間で
揺動させる本発明の揺動手段SDを構成している。
傾倒アーム6の上端とサイドノズル本体N間には、該
サイドノズル本体Nを中立位置、すなわち走行フレーム
Fの走行方向と略直交する方向に保持するための中立位
置戻し装置NRが設けられる。この装置NRは前記上部回動
軸14に固着される平面四角形の中立駒16と、この中立駒
16の両側を挟むようにして傾倒アーム6の上端に固着さ
れる一対の板ばね片17,17とより構成され、一対の板ば
ね片17,17と中立駒16とは協働してサイドノズル本体N
を第3図(A)に示すように中立位置に保つ。そして第
3図(A)において、サイドノズル本体Nに矢印
(b)、あるいは矢印(c)方向に外力が作用すれば、
サイドノズル本体Nは第3図(B)、あるいは第3図
(C)に示すように揺動するが、前記外力が解除されれ
ば、サイドノズル本体Nは中立位置に戻る。
またサイドノズル本体Nと傾倒アーム6間にはサイド
ノズル本体Nの中立位置を検出するための中立位置検出
装置NDが設けられる。この装置ND、前記上部回動軸14に
固着される検出片18と、この検出片18と対向して前記傾
倒アーム6に設けられる近接スイッチ19とより構成され
ており、前記検出片18と近接スイッチ19は協働してサイ
ドノズル本体Nが中立位置、あるいは揺動位置にあるか
を検出することができる。
走行フレームFの左右の側部1,1にはそれぞれ投光器2
0および受光器21よりなる車高検知手段が設けられ、車
両が車高の高いバンタイプの車両VBであるか、車高の低
い乗用車タイプの車両VAであるかを検知する。
走行フレームFの上部22には左右方向に延びる案内レ
ール23が設けられ、この案内レール23に走行自在に支持
された左右一対の台車24,24には、モータ25,25で回転駆
動されるサイドブラシ26,26が垂設されている。また、
各台車24,24に設けたカム27,27に当接して作動する第1
リミットスイッチ281,281が前記案内レール23の左右に
設けられており、更にその外側には第2リミットスイッ
チ282,282が設けられるとともに、前記第1リミットス
イッチ281,281の内側には第3リミットスイッチ283,283
が設けられている。そして前記第1リミットスイッチ28
1,281、第2リミットスイッチ282,282、第3リミットス
イッチ283,283によって、第1側面位置検知手段、第2
側面位置検知手段、第3側面位置検知手段が構成され
る。更に、走行フレームFには車両の上面を洗浄する昇
降自在なトップブラシ29、車両の側面下部を洗浄する開
閉自在な左右一対のロッカーブラシ30,30が設けられて
いる(第4図(A),(B)参照)。
上記第1実施例の側面乾燥装置を用いることにより、
必要に応じて種々の制御を行うことが可能である。先
ず、請求項1の発明に対応する作用を、上記第1実施例
に基づき第4図(A),(B)および第5図のフローチ
ャートを参照して説明する。
門型走行フレームFの走行による車両Vの洗浄行程で
は、通常のように車体面の乾燥行程に先立って、前記走
行フレームFに設けられるサイドブラシ26、トップブラ
シ29、ロッカーブラシ30により車体面のブラシング洗浄
が行われるが、このブラシング洗浄行程では、傾倒シリ
ンダ8の不作動による戻しばね9のばね力で、サイドノ
ズル本体N(従って噴口4)は第1図実線に示すように
後退した直立位置に保持されて、サイドノズル本体N
(従って噴口4)がブラシング洗浄の邪魔にならないよ
うにする。なお走行フレームFが待機位置にあるときも
サイドノズル本体N(従って噴口4)が後退した直立位
置に保持されることは勿論である。
さて、第5図のフローチャートにおいて、ステップS1
で走行フレームFの往行が開始され、ステップS2で投光
器20および受光器21よりなる車高検知手段で車高が所定
値よりも大きいか、すなわち車両がバンタイプの車両VB
であるかが検知され、YESであればステップS3において
その結果が記憶される。次にステップS4で往行が終了し
たかが判断され、往行が終了していなければステップS2
に復帰する。ステップS4で往行が終了していれば、各ブ
ラシ26,29,30の回転を停止させて格納位置に移動させる
ことにより洗浄を終了し、続いてステップS5で車高が記
憶されているかが判断される。車高が記憶されている場
合、すなわち車両がバンタイプの車両VBである場合には
ステップS6で、傾倒シリンダ8の不作動による戻しばね
9の弾発力でサイドノズル本体Nを第1図実線に示す退
いた位置に保持し、その噴口4を略直立位置に保持して
車両VBの車体側面に沿わせる。続くステップS7でブロワ
ー2の駆動により前記噴口4より圧力空気を噴出させつ
ゝ走行フレームFを復行させて車体側面の乾燥が行われ
る。一方、ステップS5で車高が記憶されていない場合、
すなわち車両が乗用車タイプの車両VAである場合には、
ステップS8でサイドノズル本体Nを傾倒シリンダ8の伸
長作動により第1図2点鎖線に示すように出した位置に
移動させて該サイドノズル本体Nの噴口4を傾倒位置に
置くことで車体側面に略沿わせ、ステップS7で走行フレ
ームFを復行させながら車体側面の乾燥が行われる。
このようにして、左右一対のサイドノズル本体N(従
って噴口4)を車両Vの車体側面の形状に応じて適宜揺
動制御することにより、その噴口4を車体側面に沿わせ
ることができ、該車体側面を効率よく乾燥することが可
能である。なお、車両の上面は、走行フレームに設けた
図示しない従来公知のトップノズルからの圧力空気によ
って乾燥される。
而して以上説明したような、第5図フローチャートの
具体的制御態様(ステップS1〜S8)を実行するために車
体側面乾燥装置Dが備える制御手段が、本発明(請求項
1の発明)における「車高検知手段(即ち投光器20,受
光器21)の検知信号に基づいて揺動手段SDを制御する制
御手段」に対応する。
尚、上記フローチャートにおけるステップS01〜ステ
ップS04は付加的に選択可能なステップを示すもので、
ステップS01で走行フレームFが距離L(サイドブラシ2
6が車両の前面を開いてから車体側面に追従するまでの
走行フレームFの移動距離、第4図(B)参照)を移動
したかが判断され、YESの場合にはステップS02で第2リ
ミットスイッチ282よりなる第2側面位置検知手段によ
って車両の側面位置の検知が行われる。すなわち、車幅
が大きい場合や車両が左右にずれて停止している場合
に、サイドブラシ26を支持する台車24が外側に大きく移
動して第2リミットスイッチ282が作動すると、ステッ
プS03でその結果が記憶される。そして、ステップS04で
第2側面位置が記憶されている場合には、ステップS5で
車高が記憶されていない場合、すなわち車両が車高の低
い乗用車タイプの車両VAであってもであっても、ステッ
プS6でサイドノズル本体Nが垂直位置に保持される。こ
れにより、サイドノズル本体Nと車体との干渉を一層確
実に防止することができる。
次に、請求項2の発明に対応する作用を、上記第1実
施例に基づき第6図のフローチャートを参照して説明す
る。
第6図のフローチャートにおいて、ステップS9で走行
フレームFの往行が開始され、ステップS10で車高検知
手段が車高が所定値よりも大きいかを検知し、YESであ
ればステップS11においてその結果が記憶される。ステ
ップS10でNOであれば、ステップS12で走行フレームFが
距離Lを移動したかが判断され、YESの場合にはステッ
プS13で第1リミットスイッチ281よりなる第1側面位置
検知手段によって車両の側面位置の検知が行われる。す
なわち、車幅が大きい場合や車両が左右のずれて停止し
ている場合に第1リミットスイッチ281が作動した場合
に、ステップS14でその結果が記憶される。次にステッ
プS15で往行が終了したかが判断され、往行が終了して
いなければステップS10に復帰する。ステップS15で往行
が終了していれば復行が開始され、ステップS16で車高
が記憶されているかが判断され、YESであればステップS
17で更に側面位置が記憶されているかが判断され、YES
であればステップS18でサイドノズル本体Nが退いた位
置に保持される。一方、ステップS16で車高が記憶され
ていない場合、あるいはステップS17で側面位置が記憶
されていない場合には、ステップS20でサイドノズル本
体Nが傾倒位置に出るように駆動される。すなわち、車
高が所定値よりも大きく且つ車両の側面位置が所定位置
よりも外側に突出している場合にのみサイドノズル本体
Nが外側に退いた位置に保持され、その他の場合(車両
が乗用車タイプの車両VAである場合、あるいバンタイプ
の車両VBであっても車幅が小さい場合)にはサイドノズ
ル本体Nが内側に傾倒制御される。このようにして、サ
イドノズル本体N(従って噴口4)が車両に応じて最適
の位置に揺動制御された後、続くステップS19で車体側
面の乾燥が行われる。
而して以上説明したような、第6図フローチャートの
具体的制御態様(ステップS9〜S20)を実行するために
車体側面乾燥装置Dが備える制御手段が、本発明(請求
項2の発明)における「側面位置検出手段(即ち第1リ
ミットスイッチ281)及び車高検知手段(即ち投光器20,
受光器21)の各検知信号に基づいて揺動手段SDを制御す
る制御手段」に対応する。
尚、上記フローチャートにおけるステップS05〜ステ
ップS07は付加的に選択可能なステップを示すもので、
ステップS05で第2側面位置が検知された場合、すなわ
ち車両の位置ずれ等によって第2リミットスイッチ282,
282が作動した場合に、ステップS06で第2側面位置が記
憶される。そして、ステップS16でNO、すなわち車両が
車高の低い乗用車タイプの車両VAであってもステップS0
7で前記第2側面位置が記憶されている場合にはサイド
ノズル本体Nが垂直位置に保持されて車体との干渉が防
止される。
次に、請求項3の発明に対応する作用を、上記第1実
施例に基づき第7図のフローチャートを参照して説明す
る。
第7図のフローチャートにおいて、ステップS44で走
行フレームFの往行が開始され、続くステップS45で走
行フレームFが前述の距離Lを移動したかが判断され、
YESの場合にはステップS46で第1リミットスイッチ281
よりなる第1側面位置検知手段によって車両の側面位置
の検知が行われる。このステップS46でリミットスイッ
チ281が作動した場合にはステップS47でその結果が記憶
される。続くステップS48で往行が終了したかが判断さ
れ、往行が終了していれば復行が開始されるとともに、
ステップS49で側面位置が記憶されているかが判断さ
れ、YESであればステップS50でサイドノズル本体Nが退
いた位置に保持される。一方、ステップS49で側面位置
が記憶されていない場合にはステップS51でサイドノズ
ル本体Nが傾倒位置に出るように駆動され、続くステッ
プS52で車両側面の乾燥が行われる。
これにより、車両の側面位置が外画にある場合にはサ
イドノズル本体Nが垂直位置に保持され、側面位置が内
側にある場合にはサイドノズル本体Nが傾倒位置に駆動
される。
而して以上説明したような、第7図フローチャートの
具体的制御態様(ステップS44〜S52)を実行するために
車体側面乾燥装置Dが備える制御手段が、本発明(請求
項3の発明)における「側面位置検出手段(即ち第1リ
ミットスイッチ281)の検知信号に基づいて揺動手段SD
を制御する制御手段」に対応する。
次に、第8,9図を参照して本発明の第2実施例につい
て説明する。この第2実施例において第1実施例と同一
部材には同一符号が付される。
第8図は車体側面乾燥装置の正面図であり、第9図
は、第8図IX−IX線に沿う部分平面図である。
この第2実施例では門型走行フレームFの両側部1に
設けられるサイドノズル本体Nは、伸縮可撓性導風管3
の連通されるダクト部分221と、噴口204を開口したノズ
ル部分222とそれら両部分221,222を気密状に伸縮可能に
連結する蛇腹状伸縮部分223とより構成される。ダクト
部分221およびノズル部分222の下端よりそれぞれ突設さ
れる腕体224,225は枢軸226を以て相互に枢支連結され、
またそれら両部分221,222の上端よりそれぞれ突設され
る腕体227,228間には複動式傾倒シリンダ208が連結され
る。そして傾倒シリンダ208の伸長作動によれば、ノズ
ル部分222(従って噴口204)は第8図実線位置から鎖線
位置に示すように前方に傾倒し、またその収縮作動によ
ればノズル部分222は第8図実線位置に示すように後方
に起立する。而してサイドノズル本体Nの噴口204は、
傾倒シリンダ208の収縮状態では車両Vの正面側から見
て(第8図参照)略鉛直の直立位置に在り、また同シリ
ンダ206の伸長状態では、該噴口4の前記直立位置より
車両V側に在って該車両V側へ倒れた傾倒位置に在る。
従って前記傾倒シリンダ206及び枢軸226は互いに協働し
て、前記噴口204をそれの前記直立位置と傾倒位置間で
揺動させる本発明の揺動手段SDを構成する。
前記サイドノズル本体Nのダクト部分221は、走行フ
レームFにその走行方向に沿って前後に揺動できるよう
に支持される。すなわち走行フレームFの側部には支持
部材229が固着され、該支持部材229に上下部回動軸214,
215が鉛直軸回りに回動自在に支承され、これら上下部
回動軸214,215に前記ダクト部分221の背部が固着され
る。前記支持部材229と走行フレームF間には、前記第
1実施例における前記中立位置戻し装置NRおよび中立位
置検出装置NDが設けられる。
傾倒シリンダ208の伸縮作動によりノズル部分222をダ
クト部分221に対して枢軸226回りに任意に傾倒制御して
乾燥すべき車体側面の形状に沿わせることができ、前記
第1実施例と同じく車体側面の乾燥能率を高めることが
できる。
第10,11図には、本発明の第3実施例が示される。こ
の第3実施例は、サイドノズル本体Nの構造のみが前記
第2実施例のものと若干相違しており、第10図は車体側
面乾燥装置の正面図であり、第11図は、第10図XI−XI線
に沿う部分断面図であり、第1実施例と同一部材には同
一符号が付される。
この第3実施例において、サイドノズル本体Nは、ダ
クト部分333と、このダクト部分333に伸縮可能に気密に
嵌挿されるノズル部分334とよりなり、ダクト部分333の
背面は、導風管3を介してブロワーに連通される。また
ノズル部分334の前面に噴口304が開口される。ダクト部
分333とノズル部分334の上端間を連結する複動式傾倒シ
リンダ308の伸縮作動によれば、両部分333,334は枢軸32
6回りに傾倒制御され、その際ノズル部分334はダクト部
分333に対して気密に伸縮される。そして前記第1実施
例と同じ作用効果が得られる。この第3実施例におい
て、サイドノズル本体Nの噴口304は、傾倒シリンダ308
の収縮状態では車両Vの正面側から見て(第10図参照)
略鉛直の直立位置に在り、また同シリンダ306の伸長状
態では、該噴口4の前記直立位置より車両V側に在って
該車両V側へ倒れた傾倒位置に在る。従って前記傾倒シ
リンダ306及び枢軸326は互いに協働して、前記噴口304
をそれの前記直立位置と傾倒位置間で揺動させる本発明
の揺動手段SDを構成している。
而して、上記第2および第3実施例の側面乾燥装置に
より、前述の第1実施例のものと同様に、請求項1,2,3
項にそれぞれ記載した発明に対応する制御を行うことが
可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実
施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明
を逸脱することなく、種々の小設計変更を行うことが可
能である。
例えば、車高検知手段として投光器20と受光器21を用
いる代わりに、走行フレームFの上部22に設けられる反
射型超音波検知器31(第4図(A),(B)参照)や、
車体上面に追従するトップブラシ29の上下位置を検知す
るリミットスイッチを用いることが可能である。
また、側面位置検知手段としてサイドブラシ26の台車
24の位置を検知するリミットスイッチ281,282,283を用
いる代わりに、車体側面に追従するロッカーブラシ30の
開閉位置を検知するリミットスイッチを用ることが可能
であり、更に走行フレームFの側部1に設けられる反射
型超音波検知器32(第4図(A),(B)参照)や、台
車24の移動により回転するプーリ33(第1図参照)に設
けられるロータリーエンコーダで構成することも可能で
ある。
更に、車高や側面位置を無段階に検知し、それに対応
させてサイドノズル本体Nを任意の中間位置に傾倒(揺
動)できるように制御することが可能である。また、走
行フレームFの往行走行距離毎に側面位置を検出して記
憶し、走行フレームFの復行時に前記記憶した側面位置
に対応させてサイドノズル本体Nを連続的に揺動制御す
ることも可能である。
更にまた、上記実施例では、走行フレームFに車体側
面乾燥装置Dを設けた場合を説明したが固定フレームに
前記装置Dを設けてもよく、この場合には車両Vを固定
フレームに対して移動させる。また前記走行フレームま
たは固定フレームは門型のほかどのような形状に形成し
てもよい。またサイドノズル本体を揺動させる揺動手段
として、シリンダのほかに他の適宜の駆動装置の使用が
可能である。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、サイドノズル本体の噴
口を、車両の正面側から見て略鉛直の直立位置と、その
直立位置より車両側に在って該車両側へ倒れた傾倒位置
との間で揺動制御し得るようにしたので、車種により車
体側面形状や車幅が異なっていても、噴口を車体側面に
極力沿わせた、側面乾燥に最適の位置に置くことがで
き、従ってその噴口から車体側面に向けて噴出される圧
力エアにより車体側面を迅速的確に乾燥することができ
る。しかもサイドノズル本体の噴口は、これを車両に対
して水平移動させるのではなくて、前記傾倒位置と直立
位置間で単に揺動させるだけであるから、その制御が比
較的容易である。
また特に請求項1の発明によれば、車高検知手段の検
知信号によってサイドノズル本体の噴口が揺動制御され
るので、車高の高低から車両のタイプ(例えばワゴンタ
イプか乗用車タイプか)、延いては車体側面形状(特に
側面上部の傾斜度合)を検知し、その検知結果に基づき
噴口の揺動位置を決定して車体側面を効率よく乾燥する
ことができる。
また請求項2の発明によれば、車高検知手段及び側面
位置検知手段の各検知信号によってサイドノズル本体の
噴口が揺動制御されるので、車高の高低から車両のタイ
プ(例えばワゴンタイプか乗用車タイプか)、延いては
車体側面形状(特に側面上部の傾斜度合)を検知し、そ
の検知結果と、車体側面位置の検知結果とに漏づいて噴
口の位置を的確に決めることができるので、車体側面を
一層効率よく乾燥することができる。
更に請求項3の発明によれば、側面位置検知手段の検
知信号によってサイドノズル本体の噴口が揺動制御され
るので、車体側面位置の検知結果に基づき噴口の揺動位
置を検定して車体側面を効率よく乾燥することができ
る。しかも車体側面の上部にドアミラー等の突出物が在
る場合には、噴口を直立位置に揺動制御することで、噴
口の下部を車体側面下部より必要以上に遠ざけることな
く噴口の上部を該突出物より逃がすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図(A),(B)および(C)は、本発明の
第実施例を示すもので、第1図はその全体正面図、第2
図は第1図II−II線に沿う側面図、第3図(A),
(B)および(C)は第1図III−III線に沿う部分断面
図、第4図(A),(B)は作用の説明図、第5図〜第
7図は、それぞれ請求項1〜3の発明に対応するフロー
チャート、第8,9図は本発明の第2実施例を示すもの
で、第8図はその正面図、第9図は第8図のIX−IX線に
沿う断面図、第10,11図は本発明の第3実施例を示すも
ので、第10図はその正面図、第11図は第10図のXI−XI線
に沿う断面図である。 D……車体側面乾燥装置、F……フレームとしての走行
フレーム、N……サイドノズル本体、SD……揺動手段、
4,204,304……噴口、20;21……車高検知手段を構成する
投光器;受光器、281……側面位置検知手段としての第
1リミットスイッチ、

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム(F)に、車両(V)の車体側面
    に向けて該車体側面の側方より圧力エアを噴出すべく上
    下方向に延びる噴口(4,204,304)を有するサイドノズ
    ル本体(N)を設けてなる、車両の車体側面乾燥装置に
    おいて、 前記噴口(4,204,304)を車両(V)の正面側から見て
    略鉛直の直立位置と、その直立位置より車両(V)側に
    在って該車両(V)側へ倒れた傾倒位置との間で揺動さ
    せる揺動手段(SD)と、 車両(V)の車高を検知する車高検知手段(20,21)
    と、 その車高検知手段(20,21)の検知信号に基づいて前記
    揺動手段(SD)を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする、車両の車体側面乾燥装置。
  2. 【請求項2】フレーム(F)に、車両(V)の車体側面
    に向けて該車体側面の側方より圧力エアを噴出すべく上
    下方向に延びる噴口(4,204,304)を有するサイドノズ
    ル本体(N)を設けてなる、車両の車体側面乾燥装置に
    おいて、 前記噴口(4,204,304)を車両(V)の正面側から見て
    略鉛直の直立位置と、その直立位置より車両(V)側に
    在って該車両(V)側へ倒れた傾倒位置との間で揺動さ
    せる揺動手段(SD)と、 車両(V)の車高を検知する車高検知手段(20,21)
    と、 車両(V)の側面位置を検知する側面位置検知手段(28
    1)と、 その側面位置検知手段(281)及び前記車高検知手段(2
    0,21)の各検知信号に基づいて前記揺動手段(SD)を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする、車両の車
    体側面乾燥装置。
  3. 【請求項3】フレーム(F)に、車両(V)の車体側面
    に向けて該車体側面の側方より圧力エアを噴出すべく上
    下方向に延びる噴口(4,204,304)を有するサイドノズ
    ル本体(N)を設けてなる、車両の車体側面乾燥装置に
    おいて、 前記噴口(4,204,304)を車両(V)の正面側から見て
    略鉛直の直立位置と、その直立位置より車両(V)側に
    在って該車両(V)側へ倒れた傾倒位置との間で揺動さ
    せる揺動手段(SD)と、 車両(V)の側面位置を検知する側面位置検知手段(28
    1)と、 その側面位置検知手段(281)の検知信号に基づいて前
    記揺動手段(SD)を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする、車両の車体側面乾燥装置。
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