JPH05213163A - 洗車装置 - Google Patents

洗車装置

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JPH05213163A
JPH05213163A JP3217919A JP21791991A JPH05213163A JP H05213163 A JPH05213163 A JP H05213163A JP 3217919 A JP3217919 A JP 3217919A JP 21791991 A JP21791991 A JP 21791991A JP H05213163 A JPH05213163 A JP H05213163A
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S3/00Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles
    • B60S3/04Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles
    • B60S3/06Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles with rotary bodies contacting the vehicle
    • B60S3/063Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles with rotary bodies contacting the vehicle the axis of rotation being approximately vertical

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車の側面を洗い残しがなく均一にブラッシ
ング洗浄できる洗車装置を提供する。 【構成】 門型フレーム1のガイドレール11に沿って
左右方向に移動する台車20、20’にサイドブラシ4
0、40’の回転軸33、33’を垂直に対し自動車の
左右方向に揺動自在に支持すると共に、シリンダ15に
よりサイドブラシの回転軸33、33’を垂直に対し自
動車の前後方向にθ、θ’傾けそして保持するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗車装置に関し、さら
に詳しく言えば洗車する自動車との相対運動により、自
動車の側面をブラッシングするように構成されているサ
イドブラシを少なくとも備えている洗車装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】トップブラシ、サイドブラシ、ロッカブ
ラシ等と共に、水噴射ノズル、ワックス塗布装置、乾燥
装置等を備えた洗車装置は、文献名を挙げるまでもな
く、従来周知である。また本発明の先行技術になる洗車
装置は、例えば米国特許第4,354,291号に示され
ている。米国特許明細書に記載されている洗車装置のサ
イドブラシは、スプリング状の可撓性継ぎ手を介してフ
レームから吊り下げられている。このようにサイドブラ
シがスプリング状の継ぎ手により吊り下げられているの
で、ブラシは車体の形状に応じて傾き、一応あらゆる面
を洗車できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、問題点
もある。すなわち図13は、サイドブラシ装置100に
より自動車101のサイドパネル102を洗車している
状態を示すが、ブラシ毛103は遠心力で略水平になっ
て回転する。このとき側面102側の凸によりブラシ毛
103は、上下に分かれ側面102のAで示す部分はブ
ラシ毛103が当たる量が少なくなり、洗浄できないこ
とがる。前述の米国特許のサイドブラシは、スプリング
状の可撓性の継ぎ手で吊り下げられているので、自動車
の側面をブラッシングするとき、サイドブラシの回転軸
は車体の側面の傾斜に応じて自動車の左右方向に傾き、
また回転によるブラシと側面との間の接触抵抗に自動車
の前後方向に傾く。このようにサイドブラシが傾いた状
態で洗車されるので、図13においてAで示されている
部分も、一応洗車される。しかしドアーミラー等の突起
物、タイヤハウスの凹凸等による接触抵抗が異なり、ド
ア廻りとフロント側の側面あるいはリヤー側の側面とで
は、サイドブラシとの接触面積が相違し、接触抵抗も異
なる。そうすると、サイドブラシの回転軸は接触抵抗の
変化により前後方向に揺動し、適切な傾斜角を保持する
ことができなく垂直近くに戻る。戻ると、図13のAで
示す部分は洗車できないため、均一に洗車できない。
【0004】したがって本発明は、自動車の側面を洗い
残しがなく均一にブラッシング洗浄できる洗車装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は、上記目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、洗車する自動車との相
対運動により、自動車の側面をブラッシングするように
構成されているサイドブラシを少なくとも備えている洗
車装置において、該洗車装置は、前記サイドブラシの回
転軸を垂直に対し自動車の左右方向に揺動自在に支持し
ている支持手段と、前記サイドブラシの回転軸を垂直に
対し自動車の前後方向に傾くように駆動しそして保持す
る駆動・保持手段とを備えている。また請求項2記載の
発明は、請求項1記載の駆動・保持手段が、サイドブラ
シの回転軸を垂直に対し自動車の前後方向に傾ける駆動
手段と、前記サイドブラシの回転軸が垂直に対し自動車
の前後方向に所定量傾斜した状態を保持する保持手段と
で構成されている。請求項3記載の発明は、洗車する自
動車との相対運動により、自動車の側面をブラッシング
するように構成されているサイドブラシを少なくとも備
えている洗車装置において、該洗車装置は、前記サイド
ブラシの回転軸を垂直に対し自動車の左右方向に傾けそ
して保持する第1の駆動・保持手段と、前記サイドブラ
シの回転軸を垂直に対し自動車の前後方向に傾けそして
保持する第2の駆動・保持手段とを備えている。また請
求項4記載の発明は、請求項3記載の第1の駆動・保持
手段が、サイドブラシの回転軸を垂直に対し自動車の左
右方向に傾ける駆動手段と、前記サイドブラシの回転軸
が垂直に対し自動車の左右方向に所定量傾斜した状態を
保持する保持手段とから構成されていると共に、第2の
駆動・保持手段も、前記サイドブラシの回転軸を垂直に
対し自動車の前後方向に傾ける駆動手段と、前記サイド
ブラシの回転軸が垂直に対し自動車の前後方向に所定量
傾斜した状態を保持する保持手段とから構成されてい
る。請求項5記載の発明は、洗車する自動車との相対運
動により、自動車の側面をブラッシングするように構成
されているサイドブラシを少なくとも備えている洗車装
置において、該洗車装置は、前記サイドブラシの回転軸
を支持している支持部材と、該支持部材を駆動しそして
保持する駆動・保持手段とを備え、前記支持部材は、洗
車する自動車に対して所定の角度を持って設けられ、前
記駆動・保持手段で前記支持部材を駆動し保持すると、
前記サイドブラシは垂直に対し自動車の左右方向と前後
方向の両方向に同時に所定量傾むき、その傾きが保持さ
れるように構成されている。また請求項6記載の発明
は、請求項5記載の駆動・保持手段が、サイドブラシの
回転軸を支持している支持部材を駆動する駆動手段と、
前記支持部材が所定量駆動された状態を保持する保持手
段とから構成されている。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明は、サイドブラシの回転軸
を垂直に対し自動車の前後方向に傾むくよう駆動しそし
て保持する駆動・保持手段を備えてるので、サイドブラ
シの回転軸を垂直に対し自動車の前後方向に所定角度傾
け保持し、そしてブラシ毛を斜め上方あるいは斜め下方
に自動車の側面を通過させてブラッシングする。このと
きサイドブラシの回転軸は、左右方向に揺動自在の支持
手段で支持されているので、自動車の側面の形状に対応
して左右方向にも傾いた状態でブラッシングされる。請
求項2記載の発明は、サイドブラシの回転軸を垂直に対
し自動車の前後方向に傾ける駆動手段で、まずサイドブ
ラシの回転軸を垂直に対し自動車の前後方向に所定角度
傾け、そして保持手段で保持して、請求項1記載の発明
と同様にしてブラッシングする。請求項3記載の発明
は、サイドブラシの回転軸を垂直に対し自動車の側面の
傾斜角度に合うように左右方向に所定角度傾け保持する
と共に、自動車の前後方向にも所定角度傾け保持して、
ブラシ毛を斜め上方あるいは斜め下方に自動車の側面を
通過させてブラッシングする。請求項4記載の発明は、
駆動手段でサイドブラシの回転軸を垂直に対し自動車の
側面の形状に合うように左右方向に所定角度傾け、そし
てその角度を保持手段で保持し、また自動車の前後方向
にも駆動手段で所定角度傾け、そして保持手段で保持し
て、請求項3記載の発明と同様にしてブラッシングす
る。請求項5記載の発明は、サイドブラシの回転軸を支
持している支持部材は、洗車する自動車に対して所定の
角度を持って設けられているので、駆動・保持手段で所
定量駆動して保持する。そうすると、サイドブラシは、
自動車の左右方向と前後方向とに所定角度傾く。そこで
ブラシ毛を斜め上方あるいは斜め下方に自動車の側面を
通過させてブラッシングする。請求項6記載の発明は、
サイドブラシの回転軸の支持部材を駆動手段で所定量駆
動する。そすると、サイドブラシは、自動車の前後方向
と左右方向の両方向に所定角度傾く。そこで保持手段で
保持して請求項5記載の発明と同様にしてブラッシング
する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本発明の
実施に際しては、サイドブラシの他にトップブラシ、ロ
ッカブラシ等を設けると共に、水噴射装置、乾燥装置、
ワックス塗布装置、各種のセンサ、制御装置等を設ける
のが望ましい。完全な自動洗車ができるからである。し
かしながら、図には一対のサイドブラシで実施した例の
みが示されている。一対のサイドブラシを支持するフレ
ームも色々な形で実施できるが、図には移動式の門型フ
レームで実施した例が示されている。また駆動し保持す
る手段は、ピストンシリンダユニットで実施した例が示
されている。しかしながら他の装置例えば駆動手段をモ
ータで実施し、保持手段をブレーキ装置、ストッパなど
でも実施できることは明らかである。したがって、その
ような具体的な実施例は示されていない。
【0008】図1は、本発明の第1実施例の概略を示す
正面図であるが、この図を参照するとフレーム1は、正
面から見れば門型をし、その支柱4、4′の下方には一
対の車輪2、2′が設けられ、これらの車輪が地面に敷
設された一対のレール3、3'上に乗っていることが一
見して理解される。さらには門型フレーム1の支柱4、
4′の上方部には、支持台5、5′が取り付けられ、こ
れらの支持台5、5′に取り付けられている軸受6、
6′によってガイドレール11の軸202、202′が
回動自在に軸受けされていることも、さらにはこのガイ
ドレール11上にサイドブラシ40、40′を吊るして
いる台車20、20′が乗っていることも容易に理解さ
れる。また、図には示されていないが、支柱4、4′内
には走行モータが設けられ、車輪2、2′を正逆両方向
に駆動するようになっており、門型フレーム1は前方に
もまた後方にも、あるいは紙面に対して垂直方向に往復
駆動されるようなっていることも当業者には明らかであ
る。
【0009】サイドブラシ装置10は、図2に示されて
いるように、概略的にはガイドレール11と、このガイ
ドレール11上を左右方向に案内駆動される一対の台車
20、20′と、これらの台車20、20′から吊り下
げられて回転駆動されるサイドブラシ40、40′とか
ら構成されている。ガイドレール11の形状は、図には
正確に示されていないが、台車20、20′の車輪が四
方から挟むに適した形状になっている。またガイドレー
ル11の側部には、図2に示されているように、長手方
向にラック12が設けられている。ガイドレール11が
固定されている軸202、202′は、軸受け6、6′
よって回動自在に支持されているが、このガイドレール
11を所定量回動させ、そしてその位置に固定するため
に、ピストンシリンダユニットが設けられている。ピス
トンシリンダユニットは、周知の構造を有し、そのシリ
ンダ15は門型フレーム1の適当な部材にピン16で取
り付けられ、ロッド17の先端にはジョイント18が設
けられている。そしてジョイント結合されているレバー
19の先端部がガイドレール11に例えば溶接により固
定されている。したがってシリンダ15の反ロッド側へ
圧縮空気を導入し、伸長すると、サイドブラシ40、4
0′は所定角度θ傾き、保持される。またロッド側へ圧
縮空気を導入し、縮小すると、サイドブラシ40、4
0′はθと反対側に所定角度θ′傾き、同様に保持され
る。この傾いた状態は図3の(ハ)および(ニ)に示さ
れている。さらにロッド側、反ロッド側を共に開放した
不作動状態にすると、サイドブラシ40、40′は、後
述するばね205、205により中立位置になる。
【0010】ガイドレール11が固定されている軸20
2、202′には、図2に示されているように、その両
端部において作動金具203、203′の略中心部が固
定され、これらの作動金具203、203′の両先端と
門型フレーム1に設けられたスプリング受204、20
4との間には、サイドブラシ40、40′を垂直の中立
位置に戻すためのばね205、205が設けられてい
る。またガイドレール11の外方には、サイドブラシ4
0、40′が開き位置にあることを検知する開きリミッ
トスイッチ206、206′が、また内方には図1に示
されているように、サイドブラシ40、40′が閉じ位
置にあることを検知する閉じリミットスイッチ207、
207′がそれぞれ設けられている。
【0011】門型フレーム1の支柱4、4′の一方に
は、往行時の進行側に自動車の端部を検知する光電スイ
ッチS1の投光器208Aが、他方の支柱4′には受光
器208Bが設けられている。またブラッシングする自
動車が所定より車高が低いいわゆる乗用車タイプか、車
高が高いいわゆるワゴン車タイプかを判別する光電スイ
ッチS2の投光器209Aと受光器209Bも、支柱
4、4′にそれぞれ設けられている。さらには一方の支
柱4′には、往行時の進行側に制御盤210が取り付け
られ、その内部には制御装置500が、またその表面に
はスタートスッチ211、左右角度切換スイッチ212
等がが設けられている。
【0012】ガイドレール11に乗せられている一対の
台車20、20′は、同じ構造をしているので、以下台
車に関した説明は主として一方の台車20関係について
説明し、他方の台車20′関係には図面中に参照数字に
ダッシュ(′)を付けて適宜説明を省略する。台車20
は、構造的に概略モノレール状をしていて、ガイドレー
ル11上に跨って乗っている。したがって、台車20
は、図1において矢印A、Aで示す方向に案内駆動さ
れ、またガイドレール11と共に矢印Rで示す方向に所
定量回動することができる。台車20には、図2に示さ
れているように、ブレーキ付きのモータあるいはギアー
ドモータ21とピニオン22とが設けられ、モータ21
の出力軸に固定されているスプロケット23とピニオン
22のスプロケット24との間にはチエーン25が掛け
回されている。ピニオン22は、ラック12と噛み合っ
ている。
【0013】台車20の側部には平面的に見て略ロ字形
をした支持部材30が固定されている。そしてこの支持
部材30の内側には一対の軸受31、31が設けられ、
これらの軸受31、31に、支持軸38、38がガイド
レール11に対して直角方向に回転自在に設けられてい
る。支持軸38、38の端部は、筒状部材32の外表面
に例えば溶接により固定されている。したがって筒状部
材32は、ガイドレール11と平行な方向あるいは門型
フレーム1の左右方向に揺動できることになる。そして
その垂直からの揺動量は、支持軸38に取り付けられて
いるロータリーエンコーダ37で計測されるようになっ
ている。筒状部材32の内部にはブラシ軸33が、スラ
スト軸受によりが回転自在に軸受けされている。このよ
うに筒状部材32が図1において、矢印α、α′で示す
方向に揺動できるので、サイドブラシ40、40′も台
車20、20′に対して矢印α、α′で示す方向に揺動
できる。
【0014】ブラシ軸33の上方端にはスプロケット3
4が、また下方には周知のサイドブラシ40が取り付け
られている。図2には正確には示されていないが、筒状
部材32には平板状の支持フレーム39が固着されてい
る。そしてこの支持フレーム39の下面にブラシモータ
35が設けられ、このモータ35の出力軸に設けられて
いるスプロケットとブラシ軸33の上方端のスプロケッ
ト34との間にはチエーン36が掛け回されている。サ
イドブラシ40、40′が所定の押圧力で自動車の側面
に接するように、図2に示されているように、スプリン
グ200、200′が筒状部材32とスプリング受20
1との間に設けられている。サイドブラシ40、40′
がスプリング200、200′により押されても、垂直
位置を保つように、支持軸38、38を中点としたスプ
リング受201の反対側には台車20に固定されたスト
ッパ201、201′が設けられ、筒状部材32がスプ
リング200、200′により押されるとき、支持フレ
ーム39がストッパ201、201′に当たり、サイド
ブラシ40、40′は常に垂直位置を保つようになって
いる。
【0015】 本実施例の洗車機にも、従来の洗車機と
同様に、例えばマイコンから構成された制御装置500
が搭載されている。この制御装置500は、演算機能と
共にタイマ機能T1〜T7等も備えている。そして入力装
置を介して図12に示されているように、スタートスッ
チ211、左右角度切換スッチ212、光電スッチS
1、光電スッチS2、ロータリーエンコーダ37、3
7′、開きリミットスイッチ206、206′、閉じリ
ミットスイッチ207、207′等からの信号が入力さ
れるようになっている。またこの制御装置500から
は、出力装置を介して走行モータ、サイドブラシモータ
35、35′、開閉用ギアードモータ21、21′、シ
リンダ15、表示装置等の各種装置に出力されるように
なっている。また制御装置500には第2、第3実施例
で適用される自動車の形状を検知する後部、前部形状検
出手段、ロータリーエンコーダ402、402′等から
の信号も入力され、シリンダ301、301′、開閉用
トルクモータ300、300′、シリンダ401、40
1′、シリンダ401、401′を停止するための停止
手段等にも出力されるようになっている。
【0016】次に上述の実施例の作用を、主として図3
と、図4のフローチャートを使用して説明する。図3
(イ)において、門型フレーム1をレール3、3の左端
に停止させ、サイドブラシ40、40′を不作動にした
閉じた状態で自動車Jを所定の位置に停車させる。この
ときのサイドブラシ40、40′の位置を(a)で示す
(S1)。制御盤210のスタートスイッチ211を押
すと、制御装置500からサイドブラシモータ35、3
5′に信号が出力され、サイドブラシ40、40′は
(a)位置において矢印Y、Y′で示す正転方向に回転
駆動される。同時に、門型フレーム1駆動用の走行モー
タにも出力され、門型フレーム1は矢印F方向に往行す
る。これによりブラッシング洗浄が始まる。このとき光
電スイッチS1が自動車Jの前端を検知したら、制御装
置500内の第1タイマーT1が作動する。タイマーT1
が所定時間TAを計時したら門型フレーム1の往行は停
止し、サイドブラシ40、40′が開く方向にギアード
モータ21、21′に出力され、前面をブラッシングす
る。所定時間TAは、自動車の前端を検知してからサイ
ドブラシ40、40′が自動車Jの前面をブラッシング
するのに適する位置に達する時間で設定されている。こ
のときのサイドブラシ40、40′の位置を図3の
(イ)において(b)で示す(S2)。
【0017】サイドブラシ40、40′が開き、開きス
イッチ206、206′が作動したら(S3)、その信
号が制御装置500に入力され、ギアードモータ21、
21′を停止させる信号が出力され、サイドブラシ4
0、40′の開きは停止する。次いでシリンダ15を伸
長作動させる。そうすると、ガイドレール11はθだけ
回動する。したがってサイドブラシ40、40′も図3
(ハ)に示すように垂直からθだけ傾いて保持される。
制御装置500からサイドブラシモータ35、35′に
逆回転の信号が出力され、サイドブラシ40、40′
は、矢印X、X′で示す逆転方向に回転駆動し、そして
門型フレーム1は往行する。このときのサイドブラシ4
0、40′の位置を(c)位置で示す(S4)。門型フ
レーム1が所定量L往行したら、ギアードモータ21を
閉じ駆動する。この所定量Lは、サイドブラシ40、4
0′が閉じるとき、自動車の側面へ接触するようにす
る。門型フレーム1の往行距離で制御装置500内のタ
イマT2で計測される(S5)。このとき、サイドブラシ
40、40′が自動車Jの側面に接触し、自動車Jに対
して左右方向へ傾き、図3の(ロ)に示すようにその傾
きがα、α′になると、軸38、38′も回動するの
で、ロータリーエンコーダ37、37′がこれを検知す
ると(S6)、ギアードモータ21、21′は停止す
る。このときのサイドブラシ40、40′の位置を
(d)で示す(S7)。傾き角度α、α′は、光電スイ
ッチS2の検知に基づいて決める。すなわち支柱4、
4′の上方に設けられている光電スイッチS2が自動車
を検知しないときは、車高の低い乗用車タイプであり、
この種の自動車は側面の垂直線からの傾斜角度が一般に
比較的大きいので、このときは例えばα、α′は8度
に、そして検知してワゴン車タイプのときは傾斜角度が
一般に比較的小さいので、4度に制御される。
【0018】ギアードモータ21、21′が停止中に、
左右方向への傾きが所定値α、α′から所定量ズレたこ
とをロータリーエンコーダ37、37′が検知すると、
その検知に基づいて傾きがα、α′になるように、ギア
ードモータ21、21′の開き駆動あるいは閉じ駆動す
る制御を始める。例えば乗用車タイプのときにαが10
度を越えたらギアードモータ21、21′を開き駆動
し、8度になったら停止させる。また6度以下になった
らモータ21、21′を閉じ駆動し、8度になったら停
止させる(S8)。これにより自動車Jがレール3、
3′に対して平行に停車していない場合でも、ギアード
モータ21、21′が適宜駆動されるので、サイドブラ
シ40、40′の左右方向の傾きは常に所定値に保たれ
る。
【0019】光電スイッチS1が自動車の後端を検知し
たら、制御装置500内のタイマT3が作動する。タイ
マT3が所定時間Tcを計時したら(S9)、制御装置5
00はシリンダ15に信号を出力し、これを不作動にす
る。そうすると、スプリング205、205によりサイ
ドブラシ40、40′の前後方向の傾きはなくなり中立
位置になる(S10)。このときのサイドブラシ40、4
0′の位置を(e)で示す。時間Tcは、光電スイッチ
S1が自動車の後端を検知してから、門型フレーム1が
往行しサイドブラシ40、40′が自動車Jの後端から
所定量LC手前に達するまでの時間に設定されている。
【0020】サイドブラシ40、40′が自動車Jの後
端に達すると、サイドブラシ40、40′の左右方向の
傾きがα、α′より小さくなり、ギアードモータ21、
21はそれぞれ閉じ駆動される。サイドブラシ40、4
0′が(f)で示す閉じ位置になり、閉じリミットスイ
ッチ207、207′がこれを検知すると(S11)、閉
じ駆動をそれぞれ停止し、門型フレーム1の往行を停止
させた後に復行させる。サイドブラシ40、40′が自
動車Jの後面をブラッシングするのに適する位置になっ
たことを検知すると、復行を停止し、ギアードモータ2
1、21′を開き駆動する。この検知は、門型フレーム
1の往行時自動車の後端を検知すると、制御装置500
内のタイマT4が計時を始め、ステップS12の往行停止
までの時間TDを計測し、復行のスタートで作動するタ
イマT5がTEになることで検知される。このTEは、TE
=TD−LD (LD:定数)で与えられる。サイドブ
ラシ40、40′が開き位置になったことを閉じリミッ
トスイッチ206、206′が検知すると(S12)、
サイドブラシ40、40′の開き駆動、回転駆動を停止
させる。これにより洗浄が終わる。次に乾燥装置を作動
させて門型フレーム1を復行させ自動車Jを乾燥させ
る。門型フレーム1が左端の最初の位置まで戻ったら乾
燥装置を不作動にし復行を停止させて乾燥を終わる(S
13)。
【0021】ステップS13で引き続きブラッシング洗浄
を行う場合は、開きリミットスイッチ206、206′
が、サイドブラシ40、40′が開いたことを検知した
らギアードモータ21、21′の開き駆動を停止させ、
シリンダ15を縮小作動させる。そうすると、ガイドレ
ール11がθと逆方向にθ′だけ回動し、サイドブラシ
40、40′も図3の(ニ)に示すように垂直からθ′
傾き保持される。サイドブラシ40、40′をY、Y′
の正転方向に回転駆動し、門型フレーム1を復行させ、
前記S5〜S11と同様な制御を行う。なお、ステップS1
0のθ′の 解除は、往行時ににステップS4の往行始め
からステップS10の往行停止までの時間TFをタイマT6
で測定し、復行のスタートで作動し、復行中のみ作動す
るタイマT7がTGになったら解除する。なおTEは、TG
=TF−LC′で与えられる。
【0022】図5に、筒状部材32をばね付勢する他の
実施例が示されている。本実施例によると、図1、2に
示されているストッパ201、201′に代えてスプリ
ングが設けられ、筒状部材32の両側にスプリング20
0、200が設けられ、筒状部材32は左右方向の中立
位置に戻されるようになっている。本実施例によっても
同様な作用を奏し、同様な効果が得られることは明らか
である。
【0023】上記実施例において、サイドブラシ40、
40′の傾斜角度あるいは回転方向等は上記例に限定さ
れないことは明らかである。例えばサイドブラシ40、
40′の前後方向の傾斜方向は、往行時復行時共、実施
例に限定されずθ、θ′どちらでもよい。また回転方向
も正転、逆転どちらを組み合わせてもよい。さらには往
行・復行共ブラッシングするときは、往行と復行で前後
方向への傾きを変えると、車体面でのブラシ毛の接触移
動方向も異なるので、ブラッシング効果が高くなる効果
が得られる。また前後方向の傾きと回転方向を実施例の
ように車体面でブラシ毛が上から下へ移動するように設
定すると、図12のBで示す側面ウインドガラスの下部
の凹部のブラッシング効果がよくなる。
【0024】左右方向の傾斜角度α、α′は、光電スイ
ッチS2により車種を検知して設定する方法に代えて、
左右切り換えスイッチ212の手動操作で設定あるいは
ブラッシング中に変更できるようにしてもよい。往行
時、復行時のステップS10でのθ、θ′の解除は、後部
あるいは前部形状検知手段例えば特開平1−16465
4号に示されているような検知手段の検知に基づいて、
後部あるいは前部が垂直に近いときは解除し、他の時は
解除しないように制御してもよい。例えばワゴン車タイ
プで垂直に近い後部あるいは前部と乗用車タイプで後部
が垂直に近いバンタイプのときは解除する。そして解除
しないときは、ステップS11のリミットスイッチ20
7、207′の検知により解除する。またタイマT1〜
T7は、車輪2、2の回転により回転駆動されるロータ
リーエンコーダのパルスを加算するようにしても実施で
きる。
【0025】上述の実施例では、サイドブラシ40、4
0′の左右方向の傾きが設定角α、α′になるようにギ
アードモータ21、21′とロータリーエンコーダ37
で制御されているが、モータ21、21′をトルクモー
タとし、サイドブラシ40、40′が側面をブラッシン
グしているときは常時閉じ方向へ駆動し、所定値以上の
開き方向の力が加わったときはトルクモータによる閉じ
力に逆らって台車20が開き方向に移動するようにし
て、トルクモータとスプリング200の戻し力のバラン
スで左右傾き角度α、α′を保つようにしてもよい。こ
のときのトルクモータは押圧手段として作用している。
この押圧手段は、従来周知のウエイトでも実施できるこ
とは明らかである。これによりワゴン車タイプのように
側面傾斜角度の小さいときはサイドブラシ40、40′
の左右傾斜は小さくなり、乗用車タイプのように側面傾
斜角度が大きいときはサイドブラシ40、40′の左右
傾斜は大きくなる。
【0026】次に、本発明の第2の実施例を図6、7、
8により説明する。図1〜5に示されている実施例と同
じような部材には、同じ参照符号をつけて重複説明はし
ない。本実施例は、第1実施例のギアードモータ21、
21′の代わりにトルクモータ300、300′が、ま
たスプリング200、200′の代わりにシリンダ30
1、301′が適用されている。したがってシリンダ3
01、301′が伸長すると、サイドブラシ40、4
0′は、図6、7に示されているように垂直位置とな
り、縮小すると左右方向へα、α′傾斜した位置とな
る。左右方向へα、α′傾むいた状態は図9に示されて
いる。
【0027】次に第2実施例の作用を説明する。第1実
施例のステップS1のときにシリンダ301、301′
を伸長動作させ、ステップS4で光電スイッチS2が自
動車を検知しないときは、乗用車タイプであるから縮小
動作させて、検知したときは伸長動作を継続し、ステッ
プS11でリミットスイッチ207、207′が検知する
と、縮小動作しているときは伸長作動させる。本実施例
も前述した実施例と同様な作用を奏し、また同様な効果
が得られるが、サイドブラシ40、40′の筒状部材3
2、32′が所定角度にシリンダ301、301′で保
持されるので、一層車種に対応したブラッシングができ
る。なお、本実施例によると、サイドブラシ40、4
0′の回転軸が、シリンダ301、301′により保持
されるので、ストッパ201、201′は必ずしも設け
る必要はない。
【0028】次に本発明の第3の実施例を図9、10に
より説明する。第1、2実施例では、サイドブラシ4
0、40′を前後方向に傾けるために、ガイドレール1
1を回動させるシリンダ15が適用され、また第2実施
例ではサイドブラシ40、40′を左右方向に傾けるた
めにトルクモータ300、300′、シリンダ301、
301′等が使用されているが、第3の実施例では、1
個のシリンダ401でサイドブラシ40、40′を前後
方向と左右方向との両方向に傾けることができるように
実施される。すなわち第1、2実施例と同様な部材には
同じ参照符号を付けて重複説明はしないが、本実施例に
よると、サイドブラシ40、40′の支持軸308、3
08′がガイドレール11に対して直角方向から所定角
度ズレた角度あるいは洗車する自動車の左右方向と前後
方向に対して所定の角度を持って、設けられている。し
たがってシリンダ401、401′を伸長作動すると、
サイドブラシ40、40′は垂直に保持され、縮小作動
すると、図9において右側のサイドブラシ40はその下
方が右後方へ、左側のサイドブラシ40′はその下方が
左後方へ傾く。このように傾いた状態は、図10に示さ
れている。
【0029】次に作用を説明すると、全体的には、前述
した第1実施例と同様な作用を奏する。したがって詳し
い説明はしないが、第1実施例のステップS3で説明し
たように、サイドブラシ40、40′が開き、前面をブ
ラッシングしそして開きスイッチ206、206′が作
動したら、その信号が制御装置500に入力され、トル
クモータ300、300′を停止させる信号が出力され
る。そしてサイドブラシ40、40′の開きは停止す
る。次いでシリンダ401、401′を収縮作動させ
る。そうすると、サイドブラシ40は図11に示されて
いるように、左右方向にβ、β傾き同時に前後方向にも
傾く。以下第1実施例で説明したようにして側面をブラ
ッシングする。このとき、シリンダ401、401′を
収縮作動させると、サイドブラシ40、40′は、自動
車の前後方向と左右方向とに傾くが、例えば左右方向の
傾きを優先させて、シリンダ401、401′の伸縮量
を制御する。この伸縮量の制御は、色々あるが、シリン
ダ401にロッドの出入りを停止させる停止手段を設
け、ステップS4で、例えば乗用車タイプのときは、シ
リンダ401、401′を収縮作動させ10度傾け、ワ
ゴン車タイプのときはロータリーエンコーダ402の検
知に基づいて停止手段を働かせ5度の傾きとしてもよ
い。この場合はワゴン車タイプもブラシ毛を上下方向に
移動させてブラッシングできる。またシリンダ401、
401′のロッドの出入りをサーボ機構で例えば3段階
に制御し、第1段階ではサイドブラシ40、40′は垂
直になり、第2段階で5度傾き、第3段階で10度傾く
ように実施することもできる。本実施例によると、1個
のシリンダ401、401′の作動でサイドブラシ4
0、40′を、自動車の前後方向と左右方向とに傾ける
ことができるので、構造が簡単であるにも拘らず均一な
ブラッシングができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、サイドブ
ラシの回転軸の駆動・保持手段により、サイドブラシの
回転軸を垂直に対し自動車の前後方向に所定角度傾け保
持することができ、また左右方向にも傾いた状態で、ブ
ラシ毛を斜め上方あるいは斜め下方に自動車の側面を通
過させてブラッシングすることができるので、洗い残し
がなく均一にブラッシングできるという本発明特有の効
果が得られる。また請求項2記載の発明は、サイドブラ
シの回転軸を駆動する駆動手段と、その位置を保持する
保持手段とを備えているので、上記請求項1記載の発明
のと同様な効果が得られ、また駆動手段と、保持手段の
配置に融通性も得られる。請求項3記載の発明は、サイ
ドブラシの回転軸を垂直に対し自動車の左右方向に傾け
そして保持する第1の駆動・保持手段と、自動車の前後
方向に傾けそして保持する第2の駆動・保持手段とを備
えているので、自動車の左右方向の傾斜角度を車種に合
わせて設定でき、車種に影響されることなく自動車の側
面を洗い残しがなく均一にブラッシングできる。請求項
4記載の発明は、サイドブラシの回転軸を垂直に対し自
動車の左右方向と前後方向とにそれぞれ駆動する駆動手
段と、それを保持する保持手段とを備えているので、上
記請求項3記載の発明の効果が得られると共に、それぞ
れの駆動手段と、保持手段との配置に融通性が得られ
る。請求項5記載の発明は、サイドブラシの回転軸の支
持部材を駆動・保持手段で所定量駆動すると、サイドブ
ラシはその回転軸が垂直に対し自動車の左右方向と前後
方向の両方向に同時に所定量傾き保持されるので、構造
が簡単であるにも拘らず、車種に影響されることなく自
動車の面を洗い残しがなく均一にブラッシングできる。
また請求項6記載の発明は、サイドブラシの回転軸を支
持している支持部材を駆動する駆動手段と、その位置を
保持する保持手段とを備えているので、上記請求項5記
載の発明の奏する効果と同様な効果が得られると共に、
駆動手段と、保持手段の配置に融通性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す模式的正面図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例の作用を示す図で、その
(イ)は平面図、(ロ)は要部の正面図、(ハ)、およ
び(ニ)は同じく要部の側面図である。
【図4】本発明の第1実施例の作用を示すフローチャー
ト図である。
【図5】図1に示すサイドブラシ部分の他の例を示す正
面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図7】図7に示すサイドブラシ部分の正面図である。
【図8】図7に示すサイドブラシ部分の作用状態を示す
正面図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図10】第3実施例の作用状態を示す平面図である。
【図11】本発明の実施に供される制御装置の例を示す
ブロック図である。
【図12】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
12、301、401 シリンダ(駆動・保持
手段) 33 サイドブラシの回転軸 38 支持軸(支持手段) 40 サイドブラシ 308 支持軸(支持部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年8月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】次に上述の実施例の作用を、主として図3
a〜図3dと、図4のフローチャートを使用して説明す
る。図3aにおいて、門型フレーム1をレール3、3の
左端に停止させ、サイドブラシ40、40′を不作動に
した閉じた状態で自動車Jを所定の位置に停車させる。
このときのサイドブラシ40、40′の位置を(a)で
示す(S1)。制御盤210のスタートスイッチ211
を押すと、制御装置500からサイドブラシモータ3
5、35′に信号が出力され、サイドブラシ40、4
0′は(a)位置において矢印Y、Y′で示す正転方向
に回転駆動される。同時に、門型フレーム1駆動用の走
行モータにも出力され、門型フレーム1は矢印F方向に
往行する。これによりブラッシング洗浄が始まる。この
とき光電スイッチS1が自動車Jの前端を検知したら、
制御装置500内の第1タイマーT1が作動する。タイ
マーT1が所定時間TAを計時したら門型フレーム1の往
行は停止し、サイドブラシ40、40′が開く方向にギ
アードモータ21、21′に出力され、前面をブラッシ
ングする。所定時間TAは、自動車の前端を検知してか
らサイドブラシ40、40′が自動車Jの前面をブラッ
シングするのに適する位置に達する時間で設定されてい
る。このときのサイドブラシ40、40′の位置を図3
において(b)で示す(S2)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 サイドブラシ40、40′が開き、開き
スイッチ206、206′が作動したら(S3)、その
信号が制御装置500に入力され、ギアードモータ2
1、21′を停止させる信号が出力され、サイドブラシ
40、40′の開きは停止する。次いでシリンダ15を
伸長作動させる。そうすると、ガイドレール11はθだ
け回動する。したがってサイドブラシ40、40′も
3cに示すように垂直からθだけ傾いて保持される。制
御装置500からサイドブラシモータ35、35′に逆
回転の信号が出力され、サイドブラシ40、40′は、
矢印X、X′で示す逆転方向に回転駆動し、そして門型
フレーム1は往行する。このときのサイドブラシ40、
40′の位置を(c)位置で示す(S4)。門型フレー
ム1が所定量L往行したら、ギアードモータ21を閉じ
駆動する。この所定量Lは、サイドブラシ40、40′
が閉じるとき、自動車の側面へ接触するようにする。門
型フレーム1の往行距離で制御装置500内のタイマT
2で計測される(S5)。このとき、サイドブラシ40、
40′が自動車Jの側面に接触し、自動車Jに対して左
右方向へ傾き、図3bに示すようにその傾きがα、α′
になると、軸38、38′も回動するので、ロータリー
エンコーダ37、37′がこれを検知すると(S6)、
ギアードモータ21、21′は停止する。このときのサ
イドブラシ40、40′の位置を(d)で示す(S
7)。傾き角度α、α′は、光電スイッチS2の検知に基
づいて決める。すなわち支柱4、4′の上方に設けられ
ている光電スイッチS2が自動車を検知しないときは、
車高の低い乗用車タイプであり、この種の自動車は側面
の垂直線からの傾斜角度が一般に比較的大きいので、こ
のときは例えばα、α′は8度に、そして検知してワゴ
ン車タイプのときは傾斜角度が一般に比較的小さいの
で、4度に制御される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 ステップS13で引き続きブラッシング洗
浄を行う場合は、開きリミットスイッチ206、20
6′が、サイドブラシ40、40′が開いたことを検知
したらギアードモータ21、21′の開き駆動を停止さ
せ、シリンダ15を縮小作動させる。そうすると、ガイ
ドレール11がθと逆方向にθ′だけ回動し、サイドブ
ラシ40、40′も図3dに示すように垂直からθ′傾
き保持される。サイドブラシ40、40′をY、Y′の
正転方向に回転駆動し、門型フレーム1を復行させ、前
記S5〜S11と同様な制御を行う。なお、ステップS10
のθ′の 解除は、往行時ににステップS4の往行始めか
らステップS10の往行停止までの時間TFをタイマT6で
測定し、復行のスタートで作動し、復行中のみ作動する
タイマT7がTGになったら解除する。なおTEは、TG=
TF−LC′で与えられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す模式的正面図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図3a】本発明の第1実施例の作用を示す平面図であ
る。
【図3b】本発明の第1実施例の作用を示す要部の正面
図である。
【図3c】本発明の第1実施例の作用を示す図で、門型
フレームの往行状態を示す要部の側面図である。
【図3d】本発明の第1実施例の作用を示す図で、門型
フレームの復行状態を示す要部の側面図である。
【図4】本発明の第1実施例の作用を示すフローチャー
ト図である。
【図5】図1に示すサイドブラシ部分の他の例を示す正
面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図7】図7に示すサイドブラシ部分の正面図である。
【図8】図7に示すサイドブラシ部分の作用状態を示す
正面図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図10】第3実施例の作用状態を示す平面図である。
【図11】本発明の実施に供される制御装置の例を示す
ブロック図である。
【図12】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】 12、301、401 シリンダ(駆動・保持
手段) 33 サイドブラシの回転軸 38 支持軸(支持手段) 40 サイドブラシ 308 支持軸(支持部材)
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3d】
【図1】
【図2】
【図3b】
【図3c】
【図5】
【図7】
【図8】
【図3a】
【図6】
【図12】
【図4】
【図9】
【図10】
【図11】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、問題点
もある。すなわち図12は、サイドブラシ装置100に
より自動車101の側面102を洗車している状態を示
すが、ブラシ毛103は遠心力で略水平になって回転す
る。このとき側面102側の凸によりブラシ毛103
は、上下に分かれ側面102のAで示す部分はブラシ毛
103が当たる量が少なくなり、洗浄できないことが
る。前述の米国特許のサイドブラシは、スプリング状の
可撓性の継ぎ手で吊り下げられているので、自動車の側
面をブラッシングするとき、サイドブラシの回転軸は車
体の側面の傾斜に応じて自動車の左右方向に傾き、また
回転によるブラシと側面との間の接触抵抗により自動車
の前後方向に傾く。このようにサイドブラシが傾いた状
態で洗車されるので、図12においてAで示されている
部分も、一応洗車される。しかしドアーミラー等の突起
物、タイヤハウスの凹凸等による接触抵抗が異なり、ド
ア廻りとフロント側の側面あるいはリヤー側の側面とで
は、サイドブラシとの接触面積が相違し、接触抵抗も異
なる。そうすると、サイドブラシの回転軸は接触抵抗の
変化により前後方向に揺動し、適切な傾斜角を保持する
ことができなく垂直近くに戻る。戻ると、図12のAで
示す部分は洗車できないため、均一に洗車できない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【作用】請求項1記載の発明は、サイドブラシの回転軸
を垂直に対し自動車の前後方向に傾むくよう駆動しそし
て保持する駆動・保持手段を備えてるので、サイドブラ
シの回転軸を垂直に対し自動車の前後方向に所定角度傾
け保持し、そしてブラシ毛を斜め上方あるいは斜め下方
に自動車の側面を通過させてブラッシングする。このと
きサイドブラシの回転軸は、左右方向に揺動自在の支持
手段で支持されているので、自動車の側面の形状に対応
して左右方向にも傾いた状態でブラッシングされる。請
求項2記載の発明は、サイドブラシの回転軸を垂直に対
し自動車の前後方向に傾ける駆動手段で、まずサイドブ
ラシの回転軸を垂直に対し自動車の前後方向に所定角度
傾け、そして保持手段で保持して、請求項1記載の発明
と同様にしてブラッシングする。請求項3記載の発明
は、サイドブラシの回転軸を垂直に対し自動車の側面の
傾斜角度に合うように左右方向に所定角度傾け保持する
と共に、自動車の前後方向にも所定角度傾け保持して、
ブラシ毛を斜め上方あるいは斜め下方に自動車の側面を
通過させてブラッシングする。請求項4記載の発明は、
駆動手段でサイドブラシの回転軸を垂直に対し自動車の
側面の形状に合うように左右方向に所定角度傾け、そし
てその角度を保持手段で保持し、また自動車の前後方向
にも駆動手段で所定角度傾け、そして保持手段で保持し
て、請求項3記載の発明と同様にしてブラッシングす
る。請求項5記載の発明は、サイドブラシの回転軸を支
持している支持部材は、洗車する自動車に対して所定の
角度を持って設けられているので、駆動・保持手段で所
定量駆動して保持する。そうすると、サイドブラシは、
自動車の左右方向と前後方向とに所定角度傾く。そこで
ブラシ毛を斜め上方あるいは斜め下方に自動車の側面を
通過させてブラッシングする。請求項6記載の発明は、
サイドブラシの回転軸の支持部材を駆動手段で所定量駆
動する。そすると、サイドブラシは、自動車の前後方
向と左右方向の両方向に所定角度傾く。そこで保持手段
で保持して請求項5記載の発明と同様にしてブラッシン
グする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】図1は、本発明の第1実施例の概略を示す
正面図であるが、この図を参照するとフレーム1は、正
面から見れば門型をし、その支柱4、4′の下方には一
対の車輪2、2′が設けられ、これらの車輪が地面に敷
設された一対のレール3、3上に乗っていることが一見
して理解される。さらには門型フレーム1の支柱4、
4′の上方部には、支持台5、5′が取り付けられ、こ
れらの支持台5、5′に取り付けられている軸受6、
6′によってガイドレール11の軸202、202′が
回動自在に軸受けされていることも、さらにはこのガイ
ドレール11上にサイドブラシ40、40′を吊るして
いる台車20、20′が乗っていることも容易に理解さ
れる。また、図には示されていないが、支柱4、4′内
には走行モータが設けられ、車輪2、2′を正逆両方向
に駆動するようになっており、門型フレーム1は前方に
もまた後方にも、すなわち紙面に対して垂直方向に往復
駆動されるようなっていることも当業者には明らかであ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】サイドブラシ装置10は、図2に示されて
いるように、概略的にはガイドレール11と、このガイ
ドレール11上を左右方向に案内駆動される一対の台車
20、20′と、これらの台車20、20′から吊り下
げられて回転駆動されるサイドブラシ40、40′とか
ら構成されている。ガイドレール11の形状は、図には
正確に示されていないが、台車20、20′の車輪が四
方から挟むに適した形状になっている。またガイドレー
ル11の側部には、図2に示されているように、長手方
向にラック12が設けられている。ガイドレール11が
固定されている軸202、202′は、軸受け6、6′
よって回動自在に支持されているが、このガイドレール
11を所定量回動させ、そしてその位置に固定するため
に、ピストンシリンダユニットが設けられている。ピス
トンシリンダユニットは、周知の構造を有し、そのシリ
ンダ15は門型フレーム1の適当な部材にピン16で取
り付けられ、ロッド17の先端にはジョイント18が設
けられている。そしてジョイント結合されているレバー
19の先端部がガイドレール11に例えば溶接により固
定されている。したがってシリンダ15の反ロッド側へ
圧縮空気を導入し、伸長すると、サイドブラシ40、4
0′は所定角度θ傾き、保持される。またロッド側へ圧
縮空気を導入し、縮小すると、サイドブラシ40、4
0′はθと反対側に所定角度θ′傾き、同様に保持され
る。この傾いた状態は図3cおよび図3dに示されてい
る。さらにロッド側、反ロッド側を共に開放した不作動
状態にすると、サイドブラシ40、40′は、後述する
ばね205、205により中立位置になる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】門型フレーム1の支柱4、4′の一方に
は、往行時の進行側に自動車の端部を検知する光電スイ
ッチS1の投光器208Aが、他方の支柱4′には受光
器208Bが設けられている。またブラッシングする自
動車が所定より車高が低いいわゆる乗用車タイプか、車
高が高いいわゆるワゴン車タイプかを判別する光電スイ
ッチS2の投光器209Aと受光器209Bも、支柱
4、4′にそれぞれ設けられている。さらには一方の支
柱4′には、往行時の進行側に制御盤210が取り付け
られ、その内部には制御装置500が、またその表面に
はスタートスッチ211、左右角度切換スイッチ21
2等がが設けられている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】台車20の側部には平面的に見て略ロ字形
をした支持30が固定されている。そしてこの支持
30の内側には一対の軸受31、31が設けられ、これ
らの軸受31、31に、支持軸38、38がガイドレー
ル11に対して直角方向に回転自在に設けられている。
支持軸38、38の端部は、筒状部材32の外表面に例
えば溶接により固定されている。したがって筒状部材3
2は、ガイドレール11と平行な方向あるいは門型フレ
ーム1の左右方向に揺動できることになる。そしてその
垂直からの揺動量は、支持軸38に取り付けられている
ロータリーエンコーダ37で計測されるようになってい
る。筒状部材32の内部にはブラシ軸33が、スラスト
軸受によりが回転自在に軸受けされている。このように
筒状部材32が図1において、矢印α、α′で示す方向
に揺動できるので、サイドブラシ40、40′も台車2
0、20′に対して矢印α、α′で示す方向に揺動でき
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】ブラシ軸33の上方端にはスプロケット3
4が、また下方には周知のサイドブラシ40が取り付け
られている。図2には正確には示されていないが、筒状
部材32には平板状の支持フレーム39が固着されてい
る。そしてこの支持フレーム39の下面にブラシモータ
35が設けられ、このモータ35の出力軸に設けられて
いるスプロケットとブラシ軸33の上方端のスプロケッ
ト34との間にはチエーン36が掛け回されている。サ
イドブラシ40、40′が所定の押圧力で自動車の側面
に接するように、図2に示されているように、スブリン
グ200、200′が筒状部材32と支持枠30との間
に設けられている。サイドブラシ40、40′がスプリ
ング200、200′により押されても、垂直位置を保
つように、支持軸38、38を中点としたスプリング
00、200′の反対側には台車20に固定されたスト
ッパ201、201′が設けられ、筒状部材32がスプ
リング200、200′により押されるとき、支持フレ
ーム39がストッパ201、201′に当たり、サイド
ブラシ40、40′は常に垂直位置を保つようになって
いる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本実施例の洗車機にも、従来の洗車機と同
様に、例えばマイコンから構成された制御装置500が
搭載されている。この制御装置500は、演算機能と共
にタイマ機能T1〜T7等も備えている。そして入力装
置を介して図11に示されているように、スタートス
ッチ211、左右角度切換スッチ212、光電ス
チS1、光電スッチS2、ロータリーエンコーダ3
7、37′、開きリミットスイッチ206、206′、
閉じリミットスイッチ207、207′等からの信号が
入力されるようになっている。またこの制御装置500
からは、出力装置を介して走行モータ、サイドブラシモ
ータ35、35′、開閉用ギアードモータ21、2
1′、シリンダ15、表示装置等の各種装置に出力され
るようになっている。また制御装置500には第2、第
3実施例で適用される自動車の形状を検知する後部、前
部形状検出手段、ロータリーエンコーダ402、40
2′等からの信号も入力され、シリンダ301、30
1′、開閉用トルクモータ300、300′、シリンダ
401、401′、シリンダ401、401′を停止す
るための停止手段等にも出力されるようになっている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】サイドブラシ40、40′が開き、開きス
イッチ206、206′が作動したら(S3)、その信
号が制御装置500に入力され、ギアードモータ21、
21′を停止させる信号が出力され、サイドブラシ4
0、40′の開きは停止する。次いでシリンダ15を伸
長作動させる。そうすると、ガイドレール11はθだけ
回動する。したがってサイドブラシ40、40′も図3
cに示すように垂直からθだけ傾いて保持される。制御
装置500からサイドブラシモータ35、35′に逆回
転の信号が出力され、サイドブラシ40、40′は、矢
印X、X′で示す逆転方向に回転駆動し、そして門型フ
レーム1は往行する。このときのサイドブラシ40、4
0′の位置を(c)位置で示す(S4)門型フレーム1
が所定量L往行したら、ギアードモータ21を閉じ駆動
する。この所定量Lは、サイドブラシ40、40′が閉
じるとき、自動車の側面へ接触するようにする門型フレ
ーム1の往行距離で制御装置500内のタイマT2で計
測される(S5)。このとき、サイドブラシ40、4
0′が自動車Jの側面に接触し、自動車Jに対して左右
方向へ傾き、図3bに示すようにその傾きがα、α′に
なると、軸38、38′も回動するので、ロータリーエ
ンコーダ37、37′がこれを検知すると(S6)、
ギアードモータ21、21′は停止する。このときのサ
イドブラシ40、40′の位置を(d)で示す(S
7)。傾き角度α、α′は、光電スイッチS2の検知に
基づいて決める。すなわち支柱4、4′の上方に設けら
れている光電スイッチS2が自動車を検知しないとき
は、車高の低い乗用車タイプであり、この種の自動車は
側面の垂直線からの傾斜角度が一般に比較的大きいの
で、このときは例えばα、α′は8度に、そして検知し
てワゴン車タイプのときは傾斜角度が一般に比較的小さ
いので、4度に制御される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】サイドブラシ40、40′が自動車Jの後
端に達すると、サイドブラシ40、40′の左右方向の
傾きがα、α′より小さくなり、ギアードモータ21、
21はそれぞれ閉じ駆動される。サイドブラシ40、
40′が(f)で示す閉じ位置になり、閉じリミットス
イッチ207、207′がこれを検知すると(S1
1)、閉じ駆動をそれぞれ停止し、門型フレーム1の往
行を停止させた後に復行させる。サイドブラシ40、4
0′が自動車Jの後面をブラッシングするのに適する位
置になったことを検知すると、復行を停止し、ギアード
モータ21、21′を開き駆動する。この検知は、門型
フレーム1の往行時自動車の後端を検知すると、制装置
500内のタイマT4が計時を始め、ステップS12の
往行停止までの時間TDを計測し、復行のスタートで作
動するタイマT5がTEになることで検知される。この
TEは、TE=TD−LD (LD:定数)で与えら
れる。サイドブラシ40、40′が開き位置になったこ
とを開きリミットスイッチ206、206′が検知する
と(S12)、サイドブラシ40、40′の開き駆動、
回転駆動を停止させる。これにより洗浄が終わる。次に
乾燥装置を作動させて門型フレーム1を復行させ自動車
Jを乾燥させる。門型フレーム1が左端の最初の位置ま
で戻ったら乾燥装置を不作動にし復行を停止させて乾燥
を終わる(S13)
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】ステップS13で引き続きブラッシング洗
浄を行う場合は、開きリミットスイッチ206、20
6′が、サイドブラシ40、40′が開いたことを検知
したらギアードモータ21、21′の開き駆動を停止さ
せ、シリンダ15を縮小作動させる。そうすると、ガイ
ドレール11がθと逆方向にθ′だけ回動し、サイドブ
ラシ40、40′も図3dに示すように垂直からθ′傾
き保持される。サイドブラシ40、40′をY、Y′の
正転方向に回転駆動し、門型フレーム1を復行させ、前
記S5〜S11と同様な制御を行う。なお、ステップS
10のθ′の解除は、往行時ステップS4の往行始め
からステップS10の往行停止までの時間TFをタイマ
T6で測定し、復行のスタートで作動し、復行中のみ作
動するタイマT7がGになったら解除する。なおT
は、TG=TF−LC′で与えられる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】次に、本発明の第2の実施例を図6、7、
8により説明する。図1〜5に示されている実施例と同
じような部材には、同じ参照符号をつけて重複説明はし
ない。本実施例は、第1実施例のギアードモータ21、
21′の代わりにトルクモータ300、300′が、ま
たスプリング200、200′の代わりにシリンダ30
1、301′が適用されている。したがってシリンダ3
01、301′が伸長すると、サイドブラシ40、4
0′は、図6、7に示されているように垂直位置とな
り、縮小すると左右方向へα、α′傾斜した位置とな
る。左右方向へα、α′傾むいた状態は図に示されて
いる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】次に本発明の第3の実施例を図9、10に
より説明する。第1、2実施例では、サイドブラシ4
0、40′を前後方向に傾けるために、ガイドレール1
1を回動させるシリンダ15が適用され、また第2実施
例ではサイドブラシ40、40′を左右方向に傾けるた
めにシリンダ301、301′使用されているが、第
3の実施例では、1個のシリンダ401でサイドブラシ
40、40′を前後方向と左右方向との両方向に傾ける
ことができるように実施される。すなわち第1、2実施
例と同様な部材には同じ参照符号を付けて重複説明はし
ないが、本実施例によると、サイドブラシ40、40′
の支持軸308、308′がガイドレール11に対して
直角方向から所定角度ズレた角度あるいは洗車する自動
車の左右方向と前後方向に対して所定の角度を持って、
設けられている。したがってシリンダ401、401′
を伸長作動すると、サイドブラシ40、40′は垂直に
保持され、縮小作動すると、図9において右側のサイド
ブラシ40はその下方が右後方へ、左側のサイドブラシ
40′はその下方が左後方へ傾く。このように傾いた状
態は、図10に示されている。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】次に作用を説明すると、全体的には、前述
した第1実施例と同様な作用を奏する。したがって詳し
い説明はしないが、第1実施例のステップS3で説明し
たように、サイドブラシ40、40′が開き、前面をブ
ラッシングしそして開きスイッチ206、206′が作
動したら、その信号が制御装置500に入力され、トル
クモータ300、300′を停止させる信号が出力され
る。そしてサイドブラシ40、40′の開きは停止す
る。次いでシリンダ401、401′を収縮作動させ
る。そうすると、サイドブラシ40は図10に示されて
いるように、左右方向にβ、β傾き同時に前後方向にも
傾く。以下第1実施例で説明したようにして側面をブラ
ッシングする。このとき、シリンダ401、401′を
収縮作動させると、サイドブラシ40、40′は、自動
車の前後方向と左右方向とに傾くが、例えば左右方向の
傾きを優先させて、シリンダ401、401′の伸縮量
を制御する。この伸縮量の制御は、色々あるが、シリン
ダ401にロッドの出入りを停止させる停止手段を設
け、ステップS4で、例えば乗用車タイプのときは、シ
リンダ401、401′を収縮作動させ10度傾け、ワ
ゴン車タイプのときはロータリーエンコーダ402の検
知に基づいて停止手段を働かせ5度の傾きとしてもよ
い。この場合はワゴン車タイプもブラシ毛を上下方向に
移動させてブラッシングできる。またシリンダ401、
401′のロッドの出入りをサーボ機構で例えば3段階
に制御し、第1段階ではサイドブラシ40、40′は垂
直になり、第2段階で5度傾き、第3段階で10度傾く
ように実施することもできる。本実施例によると、1個
のシリンダ401、401′の作動でサイドブラシ4
0、40′を、自動車の前後方向と左右方向とに傾ける
ことができるので、構造が簡単であるにも拘らず均一な
ブラッシングができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3a
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3a】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3b
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3b】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗車する自動車との相対運動により、自
    動車の側面をブラッシングするように構成されているサ
    イドブラシを少なくとも備えている洗車装置において、
    該洗車装置は、前記サイドブラシの回転軸を垂直に対し
    自動車の左右方向に揺動自在に支持している支持手段
    と、前記サイドブラシの回転軸を垂直に対し自動車の前
    後方向に傾くように駆動しそして保持する駆動・保持手
    段とを備えていることを特徴とする洗車装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の駆動・保持手段が、サイ
    ドブラシの回転軸を垂直に対し自動車の前後方向に傾け
    る駆動手段と、前記サイドブラシの回転軸が垂直に対し
    自動車の前後方向に所定量傾斜した状態を保持する保持
    手段とで構成されている洗車装置。
  3. 【請求項3】 洗車する自動車との相対運動により、自
    動車の側面をブラッシングするように構成されているサ
    イドブラシを少なくとも備えている洗車装置において、
    該洗車装置は、前記サイドブラシの回転軸を垂直に対し
    自動車の左右方向に傾けそして保持する第1の駆動・保
    持手段と、前記サイドブラシの回転軸を垂直に対し自動
    車の前後方向に傾けそして保持する第2の駆動・保持手
    段とを備えていることを特徴とする洗車装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の第1の駆動・保持手段
    が、サイドブラシの回転軸を垂直に対し自動車の左右方
    向に傾ける駆動手段と、前記サイドブラシの回転軸が垂
    直に対し自動車の左右方向に所定量傾斜した状態を保持
    する保持手段とから構成されていると共に、第2の駆動
    ・保持手段も、前記サイドブラシの回転軸を垂直に対し
    自動車の前後方向に傾ける駆動手段と、前記サイドブラ
    シの回転軸が垂直に対し自動車の前後方向に所定量傾斜
    した状態を保持する保持手段とから構成されている洗車
    装置。
  5. 【請求項5】 洗車する自動車との相対運動により、自
    動車の側面をブラッシングするように構成されているサ
    イドブラシを少なくとも備えている洗車装置において、
    該洗車装置は、前記サイドブラシの回転軸を支持してい
    る支持部材と、該支持部材を駆動しそして保持する駆動
    ・保持手段とを備え、前記支持部材は、洗車する自動車
    に対して所定の角度を持って設けられ、前記駆動・保持
    手段で前記支持部材を駆動し保持すると、前記サイドブ
    ラシは垂直に対し自動車の左右方向と前後方向の両方向
    に同時に所定量傾むき、その傾きが保持されることを特
    徴とする洗車装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の駆動・保持手段が、サイ
    ドブラシの回転軸を支持している支持部材を駆動する駆
    動手段と、前記支持部材が所定量駆動された状態を保持
    する保持手段とから構成されている洗車装置。
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