JP2884456B2 - 車両の上面洗浄装置 - Google Patents
車両の上面洗浄装置Info
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- JP2884456B2 JP2884456B2 JP4496592A JP4496592A JP2884456B2 JP 2884456 B2 JP2884456 B2 JP 2884456B2 JP 4496592 A JP4496592 A JP 4496592A JP 4496592 A JP4496592 A JP 4496592A JP 2884456 B2 JP2884456 B2 JP 2884456B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレームに案内枠を揺
動自在に吊り下げ支持し、その案内枠に沿ってトップブ
ラシを昇降させるようにした車両の上面洗浄装置に関す
る。
動自在に吊り下げ支持し、その案内枠に沿ってトップブ
ラシを昇降させるようにした車両の上面洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる車両の上面洗浄装置として、実開
昭47−968号公報に記載されたものが従来公知であ
る。
昭47−968号公報に記載されたものが従来公知であ
る。
【0003】この上面洗浄装置は、トップブラシで車両
を洗浄する時、車両に当接したトップブラシが該車両か
ら受ける反力によって案内枠を揺動させ、その揺動を検
出してトップブラシを案内枠のガイドレールに沿って昇
降させることにより該トップブラシを車両の上面に沿っ
て移動させている。
を洗浄する時、車両に当接したトップブラシが該車両か
ら受ける反力によって案内枠を揺動させ、その揺動を検
出してトップブラシを案内枠のガイドレールに沿って昇
降させることにより該トップブラシを車両の上面に沿っ
て移動させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の上面洗浄装置は、案内枠の左右のガイドレールを一体
に接続するパイプ部材、前記案内枠の揺動軸、およびト
ップブラシを昇降させるための滑車軸が別々に設けられ
ているため、案内枠の吊り下げ支持部の構造が複雑にな
って装置の高さが高くなる問題がある。
の上面洗浄装置は、案内枠の左右のガイドレールを一体
に接続するパイプ部材、前記案内枠の揺動軸、およびト
ップブラシを昇降させるための滑車軸が別々に設けられ
ているため、案内枠の吊り下げ支持部の構造が複雑にな
って装置の高さが高くなる問題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、案内枠の吊り下げ支持部の構造を簡略化して装置の
高さを低くすることを目的とする。
で、案内枠の吊り下げ支持部の構造を簡略化して装置の
高さを低くすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、フレームに案内枠を揺動自在に吊り下げ
支持し、その案内枠に沿ってトップブラシを昇降させる
ようにし、そのトップブラシが車両から受ける反力によ
って案内枠が揺動するようにした、車両の上面洗浄装置
において、前記案内枠がトップブラシの昇降を案内する
左右一対のガイドレールと、これらガイドレールの上端
間を一体に接続する中空の案内枠揺動軸とを備え、トッ
プブラシを昇降させるトップブラシ昇降駆動軸を前記案
内枠揺動軸の内部に相対回転自在に配設し、前記トップ
ブラシ昇降駆動軸と案内枠揺動軸の少なくとも一方を前
記フレームに回転自在に支持したことを特徴とする。
に、本発明は、フレームに案内枠を揺動自在に吊り下げ
支持し、その案内枠に沿ってトップブラシを昇降させる
ようにし、そのトップブラシが車両から受ける反力によ
って案内枠が揺動するようにした、車両の上面洗浄装置
において、前記案内枠がトップブラシの昇降を案内する
左右一対のガイドレールと、これらガイドレールの上端
間を一体に接続する中空の案内枠揺動軸とを備え、トッ
プブラシを昇降させるトップブラシ昇降駆動軸を前記案
内枠揺動軸の内部に相対回転自在に配設し、前記トップ
ブラシ昇降駆動軸と案内枠揺動軸の少なくとも一方を前
記フレームに回転自在に支持したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0008】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は洗車機の全体正面図、図2は同じく全体側面
図、図3は図2の3−3線断面図、図4は作用の説明図
である。
で、図1は洗車機の全体正面図、図2は同じく全体側面
図、図3は図2の3−3線断面図、図4は作用の説明図
である。
【0009】図1および図2に示すように、洗車機は床
面に敷設した左右一対の走行レール1,1に前後各2個
の駆動輪2,2と従動輪3,3を案内されて走行する、
フレームとしての門型走行フレーム4を備える。前記駆
動輪2,2はインバータにより回転速度が調整可能な走
行用モータ5,5に接続され、これにより走行フレーム
4は走行レール1,1に沿って前後方向に任意の速度で
往復走行することができる。
面に敷設した左右一対の走行レール1,1に前後各2個
の駆動輪2,2と従動輪3,3を案内されて走行する、
フレームとしての門型走行フレーム4を備える。前記駆
動輪2,2はインバータにより回転速度が調整可能な走
行用モータ5,5に接続され、これにより走行フレーム
4は走行レール1,1に沿って前後方向に任意の速度で
往復走行することができる。
【0010】走行フレーム4の上部には、左右方向に配
設された1本のトップブラシ昇降駆動軸6の両端部が一
対の軸受け7,7によって回転自在に支持される。車両
の上面を洗浄するトップブラシ8の昇降を案内する案内
枠9は、左右一対のガイドレール10,10と、これら
ガイドレール10,10の上端間を一体に結合する中空
の案内枠揺動軸11とを備える。案内枠揺動軸11は前
記トップブラシ昇降駆動軸6の外周に同軸に嵌合し、左
右一対の軸受け12,12によってトップブラシ昇降駆
動軸6に相対回転自在に支持される。
設された1本のトップブラシ昇降駆動軸6の両端部が一
対の軸受け7,7によって回転自在に支持される。車両
の上面を洗浄するトップブラシ8の昇降を案内する案内
枠9は、左右一対のガイドレール10,10と、これら
ガイドレール10,10の上端間を一体に結合する中空
の案内枠揺動軸11とを備える。案内枠揺動軸11は前
記トップブラシ昇降駆動軸6の外周に同軸に嵌合し、左
右一対の軸受け12,12によってトップブラシ昇降駆
動軸6に相対回転自在に支持される。
【0011】つまり、トップブラシ昇降駆動軸6は軸受
け7,7によって走行フレーム4に回転自在に支持され
るとともに、そのトップブラシ昇降駆動軸6に軸受け1
2,12によって案内枠揺動軸11が揺動自在に支持さ
れる。これにより、案内枠揺動軸11の外部にトップブ
ラシ昇降駆動軸6を配設した場合に比べて、案内枠9の
吊り下げ支持部の構造を簡略化することが可能となり、
その結果として走行フレーム4の全高を低く抑えること
が可能となる。
け7,7によって走行フレーム4に回転自在に支持され
るとともに、そのトップブラシ昇降駆動軸6に軸受け1
2,12によって案内枠揺動軸11が揺動自在に支持さ
れる。これにより、案内枠揺動軸11の外部にトップブ
ラシ昇降駆動軸6を配設した場合に比べて、案内枠9の
吊り下げ支持部の構造を簡略化することが可能となり、
その結果として走行フレーム4の全高を低く抑えること
が可能となる。
【0012】左右のガイドレール10,10と走行フレ
ーム4とは一対のシリンダ13,13によって接続さ
れ、このシリンダ13,13を伸縮駆動することによ
り、案内枠9を垂下位置より図2のa方向およびb方向
に揺動させることができる。
ーム4とは一対のシリンダ13,13によって接続さ
れ、このシリンダ13,13を伸縮駆動することによ
り、案内枠9を垂下位置より図2のa方向およびb方向
に揺動させることができる。
【0013】図3を併せて参照すると明らかなように、
ガイドレール10,10は断面コ字状に形成され、その
内部には断面L字状のガイド板14が固着される。左右
のガイドレール10,10には、ガイド板14とガイド
レール10の内壁との間に案内される2個のガイドロー
ラ15,15とガイドレール10の内壁に案内される1
個のガイドローラ16とを有する左右一対の台車17
A,17Bが、互いに同期して昇降し得るように支持さ
れる。左右の台車17A,17Bにはトップブラシ支持
軸18の左右両端部が固着され、そのトップブラシ支持
軸18に回転自在に嵌合するトップブラシ回転軸19の
一端に設けたスプロケット20と一方の台車17Bに設
けたトップブラシ回転用モータ21のスプロケット22
がチェン23を介して接続され、これによりトップブラ
シ8が回転駆動される。
ガイドレール10,10は断面コ字状に形成され、その
内部には断面L字状のガイド板14が固着される。左右
のガイドレール10,10には、ガイド板14とガイド
レール10の内壁との間に案内される2個のガイドロー
ラ15,15とガイドレール10の内壁に案内される1
個のガイドローラ16とを有する左右一対の台車17
A,17Bが、互いに同期して昇降し得るように支持さ
れる。左右の台車17A,17Bにはトップブラシ支持
軸18の左右両端部が固着され、そのトップブラシ支持
軸18に回転自在に嵌合するトップブラシ回転軸19の
一端に設けたスプロケット20と一方の台車17Bに設
けたトップブラシ回転用モータ21のスプロケット22
がチェン23を介して接続され、これによりトップブラ
シ8が回転駆動される。
【0014】走行フレーム4にはインバータにより回転
速度を調整可能なトップブラシ昇降用モータ24が設け
られ、そのトップブラシ昇降用モータ24のスプロケッ
ト25とトップブラシ昇降駆動軸6の一方の端部に設け
たスプロケット26とがチェン27で接続される。また
ガイドレール10,10の内部においてトップブラシ昇
降駆動軸6に設けた2個のスプロケット28,28と該
ガイドレール10,10の下端に設けた2個のスプロケ
ット29,29間にはチェン30,30が巻き掛けら
れ、それらチェン30,30の両端は各台車17A,1
7Bに結着される。尚、組付けを容易に行うために、前
記スプロケット28,28の直径は案内枠揺動軸11の
内径、および軸受12、12が装着されるガイドレール
10,10の端部開口よりも小さく形成されている。
速度を調整可能なトップブラシ昇降用モータ24が設け
られ、そのトップブラシ昇降用モータ24のスプロケッ
ト25とトップブラシ昇降駆動軸6の一方の端部に設け
たスプロケット26とがチェン27で接続される。また
ガイドレール10,10の内部においてトップブラシ昇
降駆動軸6に設けた2個のスプロケット28,28と該
ガイドレール10,10の下端に設けた2個のスプロケ
ット29,29間にはチェン30,30が巻き掛けら
れ、それらチェン30,30の両端は各台車17A,1
7Bに結着される。尚、組付けを容易に行うために、前
記スプロケット28,28の直径は案内枠揺動軸11の
内径、および軸受12、12が装着されるガイドレール
10,10の端部開口よりも小さく形成されている。
【0015】而して、トップブラシ昇降用モータ24を
駆動するとトップブラシ昇降駆動軸6が回転し、トップ
ブラシ8を支持する左右の台車17A,17Bはガイド
レール10,10に案内されて昇降する。このとき、ガ
イドレール10,10の内部に洗浄水が浸入しないよう
に、ガイドレール10,10の開口面にスリットを有す
るゴム板31,31が張設される。
駆動するとトップブラシ昇降駆動軸6が回転し、トップ
ブラシ8を支持する左右の台車17A,17Bはガイド
レール10,10に案内されて昇降する。このとき、ガ
イドレール10,10の内部に洗浄水が浸入しないよう
に、ガイドレール10,10の開口面にスリットを有す
るゴム板31,31が張設される。
【0016】トップブラシ昇降駆動軸6の他方の端部に
設けたスプロケット32と走行フレーム4の下部に設け
たスプロケット33とに巻き掛けられたチェン34に
は、トップブラシ8が重力で下降しようとする力に対抗
するバランスウエイト35が固着される。
設けたスプロケット32と走行フレーム4の下部に設け
たスプロケット33とに巻き掛けられたチェン34に
は、トップブラシ8が重力で下降しようとする力に対抗
するバランスウエイト35が固着される。
【0017】案内枠9の一方のガイドレール10にはト
ップブラシ8の下限位置と上限位置をそれぞれ検出する
下限検出スイッチ36と上限検出スイッチ37が設けら
れ、これら両検出スイッチ36,37は一方の台車17
Aに設けた磁石38により作動する。トップブラシ昇降
駆動軸6の一端にはロータリエンコーダ39が設けら
れ、前記上限検出スイッチ37が作動状態から不作動状
態になった時から前記ロータリエンコーダ39の出力パ
ルス数を加減算することにより、トップブラシ8の昇降
位置が検出される。
ップブラシ8の下限位置と上限位置をそれぞれ検出する
下限検出スイッチ36と上限検出スイッチ37が設けら
れ、これら両検出スイッチ36,37は一方の台車17
Aに設けた磁石38により作動する。トップブラシ昇降
駆動軸6の一端にはロータリエンコーダ39が設けら
れ、前記上限検出スイッチ37が作動状態から不作動状
態になった時から前記ロータリエンコーダ39の出力パ
ルス数を加減算することにより、トップブラシ8の昇降
位置が検出される。
【0018】走行フレーム4には案内枠9の揺動端を規
制する一対のストッパ40,41が設けられる。また走
行フレーム4には前記各ストッパ40,41に対応して
前方振れ検出スイッチ42と後方振れ検出スイッチ43
とが設けられ、案内枠9が矢印a方向に振れて前記スト
ッパ40に当接するとガイドレール10に設けた磁石4
4により前記前方振れ検出スイッチ42が作動し、案内
枠9が矢印b方向に振れて前記ストッパ41に当接する
と前記磁石44により前記後方振れ検出スイッチ43が
作動する。
制する一対のストッパ40,41が設けられる。また走
行フレーム4には前記各ストッパ40,41に対応して
前方振れ検出スイッチ42と後方振れ検出スイッチ43
とが設けられ、案内枠9が矢印a方向に振れて前記スト
ッパ40に当接するとガイドレール10に設けた磁石4
4により前記前方振れ検出スイッチ42が作動し、案内
枠9が矢印b方向に振れて前記ストッパ41に当接する
と前記磁石44により前記後方振れ検出スイッチ43が
作動する。
【0019】またトップブラシ昇降駆動軸6の他端に相
対回転自在に支持された駆動ギヤ45がロータリエンコ
ーダ46の従動ギヤ47に噛合し、前記駆動ギヤ45と
ガイドレール10がピン48で連結され、これにより案
内枠9の揺動が駆動ギヤ45および従動ギヤ47を介し
てロータリエンコーダ46に伝達される。したがって、
走行フレーム4の往行時には前方振れ検出スイッチ42
が作動状態から不作動状態になった時から、また走行フ
レーム4の復行時には後方振れ検出スイッチ43が作動
状態から不作動状態になった時から、ロータリエンコー
ダ46の出力パルスを加減算して案内枠9の揺動角を検
出することができる。
対回転自在に支持された駆動ギヤ45がロータリエンコ
ーダ46の従動ギヤ47に噛合し、前記駆動ギヤ45と
ガイドレール10がピン48で連結され、これにより案
内枠9の揺動が駆動ギヤ45および従動ギヤ47を介し
てロータリエンコーダ46に伝達される。したがって、
走行フレーム4の往行時には前方振れ検出スイッチ42
が作動状態から不作動状態になった時から、また走行フ
レーム4の復行時には後方振れ検出スイッチ43が作動
状態から不作動状態になった時から、ロータリエンコー
ダ46の出力パルスを加減算して案内枠9の揺動角を検
出することができる。
【0020】更に、走行フレーム4には、開閉レール4
9に沿って開閉する左右一対のサイドブラシ50,5
0、左右一対の昇降レール51,51に沿って昇降する
トップノズル52、および左右一対のサイドノズル5
3,53が装着される。
9に沿って開閉する左右一対のサイドブラシ50,5
0、左右一対の昇降レール51,51に沿って昇降する
トップノズル52、および左右一対のサイドノズル5
3,53が装着される。
【0021】走行フレーム4に設けられた制御装置54
には、前記下限検出スイッチ36、上限検出スイッチ3
7、前方振れ検出スイッチ42、後方振れ検出スイッチ
43、ロータリエンコーダ39,46等の検出器からの
信号が入力され、それら信号と予め記憶されたプログラ
ムとに基づいて前記走行用モータ5,5、トップブラシ
回転用モータ21、トップブラシ昇降用モータ24等の
駆動が制御される。
には、前記下限検出スイッチ36、上限検出スイッチ3
7、前方振れ検出スイッチ42、後方振れ検出スイッチ
43、ロータリエンコーダ39,46等の検出器からの
信号が入力され、それら信号と予め記憶されたプログラ
ムとに基づいて前記走行用モータ5,5、トップブラシ
回転用モータ21、トップブラシ昇降用モータ24等の
駆動が制御される。
【0022】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【0023】走行フレーム4を図示せぬスタート位置検
出スイッチが作動する図4(A)の4a位置に停止さ
せ、トップブラシ8を上限検出スイッチ37が作動する
上限位置に上昇させる。またシリンダ13,13を伸長
駆動し、案内枠9を走行フレーム4の往行方向(図2の
矢印a方向)に揺動させてストッパ40に当接させ、前
方振れ検出スイッチ42が作動する位置に停止させる。
この状態から制御装置54に設けた図示せぬスタートボ
タンを押すと、トップブラシ8が矢印方向に回転して下
降する。トップブラシ8が下限検出スイッチ36が作動
する下限位置に下降すると、走行フレーム4が車両Vに
向けて往行を開始する。
出スイッチが作動する図4(A)の4a位置に停止さ
せ、トップブラシ8を上限検出スイッチ37が作動する
上限位置に上昇させる。またシリンダ13,13を伸長
駆動し、案内枠9を走行フレーム4の往行方向(図2の
矢印a方向)に揺動させてストッパ40に当接させ、前
方振れ検出スイッチ42が作動する位置に停止させる。
この状態から制御装置54に設けた図示せぬスタートボ
タンを押すと、トップブラシ8が矢印方向に回転して下
降する。トップブラシ8が下限検出スイッチ36が作動
する下限位置に下降すると、走行フレーム4が車両Vに
向けて往行を開始する。
【0024】やがてトップブラシ8が車両Vに当接し、
その反力で案内枠9が矢印b方向に所定角度揺動したこ
とをロータリエンコーダ46が検出すると、トップブラ
シ昇降用モータ24が駆動されてトップブラシ8がガイ
ドレール10,10に沿って上昇する。トップブラシ8
の上昇によって案内枠9の揺動角が減少すると、前記ト
ップブラシ昇降用モータ24が停止してトップブラシ8
の上昇が停止する。例えば、前方振れ検出スイッチ42
が作動している時に案内枠9の垂下位置から矢印a方向
への揺動角は8°であり、垂下位置から矢印a方向への
揺動角が5°以下になるとトップブラシ8が上昇を開始
し、垂下位置から矢印a方向への揺動角が5°以上にな
ると上昇を停止する。而して、案内枠9の揺動角に基づ
いてトップブラシ8の上昇と上昇停止を繰り返しなが
ら、そのトップブラシ8で車両Vのボンネット面とフロ
ントガラス面を洗浄する。
その反力で案内枠9が矢印b方向に所定角度揺動したこ
とをロータリエンコーダ46が検出すると、トップブラ
シ昇降用モータ24が駆動されてトップブラシ8がガイ
ドレール10,10に沿って上昇する。トップブラシ8
の上昇によって案内枠9の揺動角が減少すると、前記ト
ップブラシ昇降用モータ24が停止してトップブラシ8
の上昇が停止する。例えば、前方振れ検出スイッチ42
が作動している時に案内枠9の垂下位置から矢印a方向
への揺動角は8°であり、垂下位置から矢印a方向への
揺動角が5°以下になるとトップブラシ8が上昇を開始
し、垂下位置から矢印a方向への揺動角が5°以上にな
ると上昇を停止する。而して、案内枠9の揺動角に基づ
いてトップブラシ8の上昇と上昇停止を繰り返しなが
ら、そのトップブラシ8で車両Vのボンネット面とフロ
ントガラス面を洗浄する。
【0025】走行フレーム4の往行距離が予め設定され
た所定距離Lになってトップブラシ8が車両Vの天井面
に達すると(図4(A)の4b位置)、シリンダ13,
13が不作動状態になり、案内枠9は案内枠揺動軸11
回りに自由に揺動可能な状態となる。尚、前記走行フレ
ーム4の往行位置は、走行用モータ5,5に接続された
図示せぬロータリエンコーダが出力するパルスを加減算
することにより求められる。
た所定距離Lになってトップブラシ8が車両Vの天井面
に達すると(図4(A)の4b位置)、シリンダ13,
13が不作動状態になり、案内枠9は案内枠揺動軸11
回りに自由に揺動可能な状態となる。尚、前記走行フレ
ーム4の往行位置は、走行用モータ5,5に接続された
図示せぬロータリエンコーダが出力するパルスを加減算
することにより求められる。
【0026】シリンダ13,13が不作動になると、矢
印方向に回転するトップブラシ8が車両Vの天井面から
受ける反力によって案内枠9は垂下位置よりも矢印b方
向に揺動し、図4(B)の4cに示す状態となる。シリ
ンダ13,13を不作動にしてから所定時間経過後の案
内枠9の矢印b方向への揺動角が垂下位置から所定角度
範囲(例えば2°〜5°)にある時には、トップブラシ
8の昇降を停止し、所定角度以上(例えば5°以上)に
なったらトップブラシ8を上昇させ、所定角度以下(例
えば2°以上)になったらトップブラシ8を下降させ
る。これにより、トップブラシ8は車両Vの天井面を洗
浄する。
印方向に回転するトップブラシ8が車両Vの天井面から
受ける反力によって案内枠9は垂下位置よりも矢印b方
向に揺動し、図4(B)の4cに示す状態となる。シリ
ンダ13,13を不作動にしてから所定時間経過後の案
内枠9の矢印b方向への揺動角が垂下位置から所定角度
範囲(例えば2°〜5°)にある時には、トップブラシ
8の昇降を停止し、所定角度以上(例えば5°以上)に
なったらトップブラシ8を上昇させ、所定角度以下(例
えば2°以上)になったらトップブラシ8を下降させ
る。これにより、トップブラシ8は車両Vの天井面を洗
浄する。
【0027】トップブラシ8が車両Vのリヤガラス面に
達すると、案内枠9の揺動角は2°以下になるため、ト
ップブラシ8はリヤガラス面を洗浄しながら下降する。
トップブラシ8がトランク面に達して案内枠9の揺動角
が2°を越えると、トップブラシ8の下降を停止してト
ランク面を洗浄する。トップブラシ8がトランク面の後
端に達して案内枠9の揺動角が2°以下になると、トッ
プブラシ8を下限位置まで下降させる。
達すると、案内枠9の揺動角は2°以下になるため、ト
ップブラシ8はリヤガラス面を洗浄しながら下降する。
トップブラシ8がトランク面に達して案内枠9の揺動角
が2°を越えると、トップブラシ8の下降を停止してト
ランク面を洗浄する。トップブラシ8がトランク面の後
端に達して案内枠9の揺動角が2°以下になると、トッ
プブラシ8を下限位置まで下降させる。
【0028】而して、走行フレーム4が図4(B)の4
d位置に達すると往行を停止してトップブラシ8を逆回
転させ、更にシリンダ13,13を収縮駆動して案内枠
9を矢印b方向に揺動させ、その案内枠9がストッパ4
1に当接して後方振れ検出スイッチ43が作動する位置
に停止させる。続いて、走行フレーム4を復行させて前
記往行工程と同様の動作を行わせながら車両Vの上面を
洗浄する。
d位置に達すると往行を停止してトップブラシ8を逆回
転させ、更にシリンダ13,13を収縮駆動して案内枠
9を矢印b方向に揺動させ、その案内枠9がストッパ4
1に当接して後方振れ検出スイッチ43が作動する位置
に停止させる。続いて、走行フレーム4を復行させて前
記往行工程と同様の動作を行わせながら車両Vの上面を
洗浄する。
【0029】すなわち、走行フレーム4が図4(A)の
4b位置に達するまでは、案内枠9の垂下位置から矢印
b方向への揺動角が5°〜8°の時はトップブラシ8の
上昇を停止し、5°以下になるとトップブラシ8を上昇
させ、これにより車両Vのトランク面、リヤガラス面、
および天井面を洗浄する。走行フレーム4が図4(A)
の4b位置に達するとシリンダ13,13を不作動状態
とし、所定時間の経過後に案内枠9が矢印a方向への揺
動角が2°〜5°の時はトップブラシ8の昇降を停止
し、2°以下の時はトップブラシ8を下降させるととも
に、5°以上の時はトップブラシ8を上昇させ、これに
よりトップブラシ8で車両Vの天井面、フロントガラス
面、およびボンネット面を洗浄する。そして、走行フレ
ーム4が図4(A)の4a位置に達すると復行を停止し
て洗浄工程を終了する。
4b位置に達するまでは、案内枠9の垂下位置から矢印
b方向への揺動角が5°〜8°の時はトップブラシ8の
上昇を停止し、5°以下になるとトップブラシ8を上昇
させ、これにより車両Vのトランク面、リヤガラス面、
および天井面を洗浄する。走行フレーム4が図4(A)
の4b位置に達するとシリンダ13,13を不作動状態
とし、所定時間の経過後に案内枠9が矢印a方向への揺
動角が2°〜5°の時はトップブラシ8の昇降を停止
し、2°以下の時はトップブラシ8を下降させるととも
に、5°以上の時はトップブラシ8を上昇させ、これに
よりトップブラシ8で車両Vの天井面、フロントガラス
面、およびボンネット面を洗浄する。そして、走行フレ
ーム4が図4(A)の4a位置に達すると復行を停止し
て洗浄工程を終了する。
【0030】上述のように、走行フレーム4の往行時の
前半にシリンダ13,13を伸長駆動して案内枠9を矢
印a方向、すなわち走行フレーム4の走行方向に傾斜さ
せているので、車両Vに当接したトップブラシ8が車両
Vから受ける反力を前記傾斜した案内枠9に沿って作用
させ、トップブラシ8の上昇をスムーズに行わせること
が可能となる。同様に、走行フレーム4の復行時の前半
にシリンダ13,13を収縮駆動して案内枠9を走行フ
レーム4の走行方向である矢印b方向に傾斜させること
により、車両Vに当接したトップブラシ8が車両Vから
受ける反力を利用してトップブラシ8の上昇をスムーズ
に行わせることが可能となる。このように案内枠9を傾
斜させることにより、走行フレーム4を高速で走行させ
てもトップブラシ8をスムーズに上昇させることができ
るため、洗車に要する時間を短縮することが可能とな
る。
前半にシリンダ13,13を伸長駆動して案内枠9を矢
印a方向、すなわち走行フレーム4の走行方向に傾斜さ
せているので、車両Vに当接したトップブラシ8が車両
Vから受ける反力を前記傾斜した案内枠9に沿って作用
させ、トップブラシ8の上昇をスムーズに行わせること
が可能となる。同様に、走行フレーム4の復行時の前半
にシリンダ13,13を収縮駆動して案内枠9を走行フ
レーム4の走行方向である矢印b方向に傾斜させること
により、車両Vに当接したトップブラシ8が車両Vから
受ける反力を利用してトップブラシ8の上昇をスムーズ
に行わせることが可能となる。このように案内枠9を傾
斜させることにより、走行フレーム4を高速で走行させ
てもトップブラシ8をスムーズに上昇させることができ
るため、洗車に要する時間を短縮することが可能とな
る。
【0031】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0032】例えば、実施例ではトップブラシ昇降駆動
軸6を軸受7,7で走行フレーム4に支持し、そのトッ
プブラシ昇降駆動軸6の外周に軸受12,12で案内枠
揺動軸11を支持しているが、その逆に案内枠揺動軸1
1を軸受で走行フレーム4に支持し、その案内枠揺動軸
11の内周に軸受でトップブラシ昇降駆動軸6を支持し
ても良く、更にトップブラシ昇降駆動軸6と案内枠揺動
軸11をそれぞれ軸受で走行フレーム4に支持しても良
い。要するに、トップブラシ昇降駆動軸6が案内枠揺動
軸11の内部に相対回転自在な状態で配設され、かつ両
軸6,11の少なくとも一方が走行フレーム4に支持さ
れていれば良い。
軸6を軸受7,7で走行フレーム4に支持し、そのトッ
プブラシ昇降駆動軸6の外周に軸受12,12で案内枠
揺動軸11を支持しているが、その逆に案内枠揺動軸1
1を軸受で走行フレーム4に支持し、その案内枠揺動軸
11の内周に軸受でトップブラシ昇降駆動軸6を支持し
ても良く、更にトップブラシ昇降駆動軸6と案内枠揺動
軸11をそれぞれ軸受で走行フレーム4に支持しても良
い。要するに、トップブラシ昇降駆動軸6が案内枠揺動
軸11の内部に相対回転自在な状態で配設され、かつ両
軸6,11の少なくとも一方が走行フレーム4に支持さ
れていれば良い。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、案内枠の
左右一対のガイドレールの上端間を接続する中空の案内
枠揺動軸の内部に、トップブラシを昇降させるトップブ
ラシ昇降駆動軸を相対回転自在に配設し、前記トップブ
ラシ昇降駆動軸と案内枠揺動軸の少なくとも一方をフレ
ームに回転自在に支持したので、案内枠の吊り下げ支持
部の構造を簡略化して装置の高さを低くすることが可能
となる。また左右一対のガイドレールが案内枠揺動軸を
介して一体化されるため、その両ガイドレールの平行状
態が常に保たれ、トップブラシをスムーズに昇降させる
ことができる。
左右一対のガイドレールの上端間を接続する中空の案内
枠揺動軸の内部に、トップブラシを昇降させるトップブ
ラシ昇降駆動軸を相対回転自在に配設し、前記トップブ
ラシ昇降駆動軸と案内枠揺動軸の少なくとも一方をフレ
ームに回転自在に支持したので、案内枠の吊り下げ支持
部の構造を簡略化して装置の高さを低くすることが可能
となる。また左右一対のガイドレールが案内枠揺動軸を
介して一体化されるため、その両ガイドレールの平行状
態が常に保たれ、トップブラシをスムーズに昇降させる
ことができる。
【図1】洗車機の全体正面図
【図2】洗車機の全体側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】作用の説明図
4 フレームとしての走行フレーム 6 トップブラシ昇降駆動軸 8 トップブラシ 9 案内枠 10 ガイドレール 11 案内枠揺動軸
Claims (1)
- 【請求項1】 フレーム(4)に案内枠(9)を揺動自
在に吊り下げ支持し、その案内枠(9)に沿ってトップ
ブラシ(8)を昇降させるようにし、そのトップブラシ
(8)が車両から受ける反力によって案内枠(9)が揺
動するようにした、車両の上面洗浄装置において、 前記案内枠(9)がトップブラシ(8)の昇降を案内す
る左右一対のガイドレール(10)と、これらガイドレ
ール(10)の上端間を一体に接続する中空の案内枠揺
動軸(11)とを備え、トップブラシ(8)を昇降させ
るトップブラシ昇降駆動軸(6)を前記案内枠揺動軸
(11)の内部に相対回転自在に配設し、前記トップブ
ラシ昇降駆動軸(6)と案内枠揺動軸(11)の少なく
とも一方を前記フレーム(4)に回転自在に支持したこ
とを特徴とする、車両の上面洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4496592A JP2884456B2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 車両の上面洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4496592A JP2884456B2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 車両の上面洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05238361A JPH05238361A (ja) | 1993-09-17 |
JP2884456B2 true JP2884456B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=12706198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4496592A Expired - Fee Related JP2884456B2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 車両の上面洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2884456B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2741481B2 (ja) * | 1994-06-27 | 1998-04-15 | 竹内鉄工株式会社 | 車両の車体上面処理装置 |
JP5659977B2 (ja) * | 2011-07-15 | 2015-01-28 | 株式会社ダイフク | 洗車機 |
-
1992
- 1992-03-02 JP JP4496592A patent/JP2884456B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05238361A (ja) | 1993-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |