JP3489818B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP3489818B2
JP3489818B2 JP2000137164A JP2000137164A JP3489818B2 JP 3489818 B2 JP3489818 B2 JP 3489818B2 JP 2000137164 A JP2000137164 A JP 2000137164A JP 2000137164 A JP2000137164 A JP 2000137164A JP 3489818 B2 JP3489818 B2 JP 3489818B2
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茂夫 竹内
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タケウチテクノ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームに昇降可
能に支持したトップブラシと、このトップブラシを上昇
駆動する上昇駆動手段とを備えた洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】フレームに昇降可能に支持したトップブ
ラシと、このトップブラシを上昇駆動する上昇駆動手段
とを備え、この上昇駆動手段を制御してトップブラシを
車体上面に沿って上昇させるようにした洗車機は、従来
公知であり、例えば特開昭59−96034号公報に記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の洗車機
におけるトップブラシの上昇駆動手段は、トップブラシ
を一定速度で上昇駆動するようにしている。このため、
トップブラシの上昇駆動速度を遅く設定した場合には、
上昇駆動手段を停止制御してからトップブラシの上昇が
停止するまでの距離が小さいので洗浄効果を確保できる
反面、洗車時間が長くなる問題がある。一方、上昇駆動
速度を速く設定した場合には、洗車時間を短くできる反
面、上昇駆動手段を停止制御してからトップブラシの上
昇が停止するまでの距離がトップブラシの慣性に因り大
きくなって、洗浄効果が低下する問題がある。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みて提案されたも
ので、車両上面の上り傾斜が大きい所ではトップブラシ
の上昇駆動速度を高速にすることで洗車時間を短縮でき
るようにする一方、車両上面の上り傾斜が小さい所では
トップブラシの上昇駆動速度を低速にすることで洗浄効
果を確保できるようにした洗車機を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、フレームに昇降可能に支持したトップブ
ラシと、この上昇駆動手段で前記トップブラシを上昇駆
動することにより該トップブラシを車体上面に沿って上
昇させるようにした洗車機において、前記上昇駆動手段
は、前記トップブラシの回転とは関係なく該トップブラ
シを上昇駆動し得る駆動力を発生可能であり、且つその
上昇駆動手段には、前記トップブラシを上昇駆動する速
度を可変する速度可変手段が含まれることを第1の特徴
とし、またこの第1の特徴に加えて、前記上昇駆動手段
が、前記駆動力を出力するモータを有し、前記速度可変
手段が、前記モータの出力を可変する出力可変手段であ
ことを第2の特徴とし、さらにその第2の特徴に加え
て、前記出力可変手段が、前記モータの回転速度を可変
するインバータから成ることを第3の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0007】添付図面において、図1は洗車機の全体正
面図、図2は同じく全体側面図、図3は図2の3−3線
断面図、図4は作用の説明図、図5および図6は案内枠
の揺動角に基づく制御内容を示す図である。
【0008】図1および図2に示すように、洗車機は床
面に敷設した左右一対の走行レール1,1に前後各2個
の駆動輪2,2と従動輪3,3を案内されて走行する門
型の走行フレーム4を備える。前記駆動輪2,2はイン
バータにより回転速度が調整可能な走行用モータ5,5
に接続され、これにより走行フレーム4は走行レール
1,1に沿って前後方向に高速および低速で往復走行す
ることができる。
【0009】走行フレーム4の上部には、左右方向に配
設された1本のトップブラシ昇降駆動軸6の両端部が一
対の軸受け7,7によって回転自在に支持される。車両
の上面を洗浄するトップブラシ8の昇降を案内する案内
枠9は、左右一対のガイドレール10,10と、これら
ガイドレール10,10の上端間を一体に結合する中空
の案内枠揺動軸11とを備える。案内枠揺動軸11は前
記トップブラシ昇降駆動軸6の外周に同軸に嵌合し、左
右一対の軸受け12,12によってトップブラシ昇降駆
動軸6に相対回転自在に支持される。
【0010】つまり、トップブラシ昇降駆動軸6は軸受
け7,7によって走行フレーム4に回転自在に支持され
るとともに、そのトップブラシ昇降駆動軸6に軸受け1
2,12によって案内枠揺動軸11が揺動自在に支持さ
れる。これにより、案内枠揺動軸11の外部にトップブ
ラシ昇降駆動軸6を配設した場合に比べて、案内枠9の
吊り下げ支持部の構造を簡略化することが可能となり、
その結果として走行フレーム4の全高を低く抑えること
が可能となる。
【0011】左右のガイドレール10,10と走行フレ
ーム4とは一対のシリンダ13,13によって接続さ
れ、このシリンダ13,13を伸縮駆動することによ
り、案内枠9を垂下位置より図2のa方向およびb方向
に揺動させることができる。
【0012】図3を併せて参照すると明らかなように、
ガイドレール10,10は断面コ字状に形成され、その
内部には断面L字状のガイド板14が固着される。左右
のガイドレール10,10には、ガイド板14とガイド
レール10の内壁との間に案内される2個のガイドロー
ラ15,15とガイドレール10の内壁に案内される1
個のガイドローラ16とを有する左右一対の台車17
A,17Bが、互いに同期して昇降し得るように支持さ
れる。左右の台車17A,17Bにはトップブラシ支持
軸18の左右両端部が固着され、そのトップブラシ支持
軸18に回転自在に嵌合するトップブラシ回転軸19の
一端に設けたスプロケット20と一方の台車17Bに設
けたトップブラシ回転用モータ21のスプロケット22
がチェン23を介して接続され、これによりトップブラ
シ8が回転駆動される。
【0013】走行フレーム4にはインバータにより回転
速度を調整可能なトップブラシ昇降用モータ24が設け
られ、そのトップブラシ昇降用モータ24のスプロケッ
ト25とトップブラシ昇降駆動軸6の一方の端部に設け
たスプロケット26とがチェン27で接続される。また
ガイドレール10,10の内部においてトップブラシ昇
降駆動軸6に設けた2個のスプロケット28,28と該
ガイドレール10,10の下端に設けた2個のスプロケ
ット29,29間にはチェン30,30が巻き掛けら
れ、それらチェン30,30の両端は各台車17A,1
7Bに結着される。尚、組付けを容易に行うために、前
記スプロケット28,28の直径は案内枠揺動軸11の
内径、および軸受12、12が装着されるガイドレール
10,10の端部開口よりも小さく形成されている。
【0014】而して、トップブラシ昇降用モータ24を
駆動するとトップブラシ昇降駆動軸6が回転し、トップ
ブラシ8を支持する左右の台車17A,17Bはガイド
レール10,10に案内されて高速および低速で昇降す
る。このとき、ガイドレール10,10の内部に洗浄水
が浸入しないように、ガイドレール10,10の開口面
にスリットを有するゴム板31,31が張設される。
【0015】トップブラシ昇降駆動軸6の他方の端部に
設けたスプロケット32と走行フレーム4の下部に設け
たスプロケット33とに巻き掛けられたチェン34に
は、トップブラシ8が重力で下降しようとする力に対抗
するバランスウエイト35が固着される。
【0016】案内枠9の一方のガイドレール10にはト
ップブラシ8の下限位置と上限位置をそれぞれ検出する
下限検出スイッチ36と上限検出スイッチ37が設けら
れ、これら両検出スイッチ36,37は一方の台車17
Aに設けた磁石38により作動する。トップブラシ昇降
駆動軸6の一端にはロータリエンコーダ39が設けら
れ、前記上限検出スイッチ37が作動状態から不作動状
態になった時から前記ロータリエンコーダ39の出力パ
ルスをトップブラシ8が下降する時は加算し、上昇する
時は減算することによりトップブラシ8の昇降位置が検
出される。
【0017】走行フレーム4には案内枠9の揺動端を規
制する一対のストッパ40,41が設けられ、案内枠9
は両ストッパ40,41の間を垂下位置を中心としてa
方向に+6°まで、b方向に−6°まで揺動することが
できる。また走行フレーム4には前記各ストッパ40,
41に対応して前方振れ検出スイッチ42と後方振れ検
出スイッチ43とが設けられ、案内枠9が矢印a方向に
振れて前記ストッパ40に当接するとガイドレール10
に設けた磁石44により前記前方振れ検出スイッチ42
が作動し、案内枠9が矢印b方向に振れて前記ストッパ
41に当接すると前記磁石44により前記後方振れ検出
スイッチ43が作動する。
【0018】またトップブラシ昇降駆動軸6の他端に相
対回転自在に支持された駆動ギヤ45がロータリエンコ
ーダ46の従動ギヤ47に噛合し、前記駆動ギヤ45と
ガイドレール10がピン48で連結され、これにより案
内枠9の揺動が駆動ギヤ45および従動ギヤ47を介し
てロータリエンコーダ46に伝達される。したがって、
走行フレーム4の往行時には前方振れ検出スイッチ42
が作動状態から不作動状態になった時から、また走行フ
レーム4の復行時には後方振れ検出スイッチ43が作動
状態から不作動状態になった時から、ロータリエンコー
ダ46の出力パルスを往行時はガイドレール10,10
が前方振れ検出スイッチ42から離れる方向へ揺動する
時は加算し、前記スイッチ42に近づく方向へ揺動する
時は減算し、復行時はガイドレール10,10が後方振
れ検出スイッチ43から離れる方向へ揺動する時は加算
し、前記スイッチ43に近づく方向へ揺動する時は減算
して案内枠9の揺動角を検出することができる。
【0019】一方の走行用モータ5にはロータリエンコ
ーダ55が設けられ、走行フレーム4の走行位置が、図
示せぬスタート位置検出スイッチが作動状態から不作動
状態になった時から、前記ロータリエンコーダ55が出
力するパルスを走行フレーム4が往行する時は加算し、
復行する時は減算することにより求められる。
【0020】更に、走行フレーム4には、開閉レール4
9に沿って開閉する左右一対のサイドブラシ50,5
0、左右一対の昇降レール51,51に沿って昇降する
トップノズル52、および左右一対のサイドノズル5
3,53が装着される。
【0021】走行フレーム4に設けられた制御装置54
には、前記下限検出スイッチ36、上限検出スイッチ3
7、前方振れ検出スイッチ42、後方振れ検出スイッチ
43、ロータリエンコーダ39,46,55等の検出器
からの信号が入力され、それら信号と予め記憶されたプ
ログラムとに基づいて前記走行用モータ5,5、トップ
ブラシ回転用モータ21、トップブラシ昇降用モータ2
4等の駆動が制御される。
【0022】上記実施例において、走行フレーム4は本
発明のフレームを構成し、またトップブラシ昇降用モー
タ24及びそれの回転速度を調整可能なインバータは本
発明の上昇駆動手段を構成し、また該インバータは本発
明の速度可変手段及び出力可変手段を構成している。
【0023】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0024】走行フレーム4を図示せぬスタート位置検
出スイッチが作動する図4(A)の4a位置に停止さ
せ、トップブラシ8を上限検出スイッチ37が作動する
上限位置に上昇させる。またシリンダ13,13を伸長
駆動し、案内枠9を走行フレーム4の往行方向(図2の
矢印a方向)に揺動させてストッパ40に当接させ、前
方振れ検出スイッチ42が作動する位置に停止させる。
この状態から制御装置54に設けた図示せぬスタートボ
タンを押すと、トップブラシ8が矢印方向に回転して下
降する。トップブラシ8が下限検出スイッチ36が作動
する下限位置に下降すると、走行フレーム4が車両Vに
向けて高速走行を開始する。
【0025】やがてトップブラシ8が車両Vに当接し、
その反力(即ちトップブラシ8にかかる負荷)で案内枠
9が矢印b方向に所定角度揺動したことをロータリエン
コーダ46が検出すると、トップブラシ昇降用モータ2
4が駆動されてトップブラシ8がガイドレール10,1
0に沿って上昇する。トップブラシ8の上昇によって案
内枠9の揺動角が減少すると、前記トップブラシ昇降用
モータ24が停止してトップブラシ8の上昇が停止す
る。つまり、トップブラシ8の面圧が高いほど該トップ
ブラシ8の矢印b方向への揺動角が大きくなるため、そ
の揺動角に応じてトップブラシ8の上昇速度と走行フレ
ーム4の走行速度を変化させて前記面圧を速やかに減少
させている。
【0026】これを図5(A),(B)に基づいて更に
詳しく説明すると、トップブラシ8の面圧が低い時、す
なわち案内枠9の揺動角がストッパ40に当接する6°
から4°までの間では、トップブラシ8の昇降を停止し
て走行フレーム4を高速走行させる。トップブラシ8の
面圧が高まって揺動角が4°から2°の範囲になると、
走行フレーム4を高速走行させたままトップブラシ8を
低速上昇に切り換え、揺動角が2°から0°の範囲にな
ると、走行フレーム4を高速走行させたままトップブラ
シ8を高速上昇に切り換える。トップブラシ8の面圧が
更に高まって揺動角が0°から−2°の範囲になると、
トップブラシ8を高速上昇させたまま走行フレーム4の
往行速度を低速に切り換え、揺動角が−2°からストッ
パ41に当接する−6°の間では、トップブラシ8を高
速上昇させたまま走行フレーム4を停止させる。要する
に、面圧の増加により案内枠9が矢印b方向に大きく揺
動するほど、トップブラシ8の上昇速度を増加させると
ともに走行フレーム4の往行速度を低下させ、これによ
り面圧を適切な大きさに保持することができる。而し
て、案内枠9の揺動角に基づいてトップブラシ8の上昇
と上昇停止を繰り返しながら、そのトップブラシ8で車
両Vのボンネット面とフロントガラス面を洗浄する。
【0027】したがって、車両Vのボンネット面とフロ
ントガラス面において、上り傾斜が小さい所では、トッ
プブラシ8を低速で上昇駆動するので、洗浄効果を確保
できる。一方、上り傾斜の大きい所では、トップブラシ
8を高速で上昇駆動するので、トップブラシ8の上昇駆
動速度を常に一定の低速度とした場合に比べて、洗車時
間を短くすることができる。
【0028】尚、揺動角が0°〜−2°の範囲になって
走行フレーム4が低速走行に移り次に揺動角が0°以上
になった時、走行フレーム4を即座に高速走行に移行さ
せず、タイマを作動させて所定時間低速走行を継続して
から高速走行に切り換えれば、走行速度が高速と低速の
間で頻繁に切り換わるのを防止することができる。
【0029】また、図5(B)の制御に代えて、図5
(C)の制御を行うこともできる。すなわち、(B)の
制御では揺動角が2°の位置でトップブラシ8の低速上
昇と高速上昇が切り換えられているが、(C)の制御で
は0°の位置で切り換えられる。更に、(B)の制御で
は揺動角が0°の位置で走行フレーム4の高速走行と低
速走行が切り換えられているが、(C)の制御では2°
の位置で切り換えられる。この場合も、揺動角が2°〜
0°の範囲になって走行フレーム4が低速走行に移り次
に揺動角が2°以上になった時、走行フレーム4を即座
に高速走行に移行させず、タイマを作動させて所定時間
低速走行を継続してから高速走行に切り換えれば、走行
速度が高速と低速の間で頻繁に切り換わるのを防止する
ことができる。
【0030】走行用モータ5に接続されたロータリエン
コーダ55で検出した走行フレーム4の走行位置が予め
設定されたLになってトップブラシ8が車両Vの天井面
に達すると(図4(A)の4b位置)、シリンダ13,
13が不作動状態になって案内枠9は案内枠揺動軸11
回りに自由に揺動可能な状態となり、以後、図6に示す
制御が行われる。
【0031】シリンダ13,13が不作動になると、矢
印方向に回転するトップブラシ8が車両Vの天井面から
受ける反力によって案内枠9は垂下位置よりも矢印b方
向に揺動し、図4(B)の4cに示す状態となる。シリ
ンダ13,13を不作動にしてから所定時間経過後、ト
ップブラシ8の面圧が適切であって案内枠9の揺動角が
−4°から−2°の範囲にあれば、トップブラシ8の昇
降を停止した状態で走行フレーム4を高速走行させる。
トップブラシ8が例えば車両Vのリヤガラス面に達して
面圧が減少し、揺動角が−2°から−1°の範囲になる
と、トップブラシ8を低速下降させるとともに走行フレ
ーム4を低速走行させ、更に揺動角が−1°以上になる
と、走行フレーム4を低速走行させたままトップブラシ
8を高速下降させ、これにより面圧の回復が図られる。
【0032】トップブラシ8がトランクの後端に設けた
スポイラー等に当接して面圧が上昇し、揺動角が−6°
から−4°の範囲になると、トップブラシ8を低速上昇
させるとともに走行フレーム4を高速走行させ、面圧の
過剰な上昇が抑えられる。このようにして、トップブラ
シ8が車両のリヤガラス面とトランク面を洗浄して車両
の後端に達すると、トップブラシ8を下限位置まで下降
させる。
【0033】尚、揺動角が−2°以上になった時にタイ
マを作動させて所定時間だけ走行フレーム4を低速走行
させれば、リヤガラス面を低速でブラシングして洗浄効
果を高めることができる。また揺動角が−2°以上にな
ってトップブラシ8を下降させる時、トップブラシ回転
用モータ21に流れる電流を検出する電流検出装置等の
負荷検出手段がトップブラシ回転用モータ21の負荷が
所定値を越したことを検出したら、トップブラシ8の下
降を停止することにより適切な面圧に制御できる。
【0034】而して、走行フレーム4が図4(B)の4
d位置に達すると往行を停止してトップブラシ8を逆回
転させ、更にシリンダ13,13を収縮駆動して案内枠
9を矢印b方向に揺動させ、その案内枠9がストッパ4
1に当接して後方振れ検出スイッチ43が作動する位置
に停止させる。続いて、走行フレーム4を復行させて前
記往行工程と同様の動作を行わせながら車両Vの上面を
洗浄する。
【0035】すなわち、走行フレーム4が図4(A)の
4b位置に達するまでは、図5の揺動角の正負を前述と
逆に読み代え、トップブラシ8の上昇速度と走行フレー
ム4の走行速度を制御しながら車両Vのトランク面、リ
ヤガラス面、および天井面を洗浄する。走行フレーム4
が図4(A)の4b位置に達するとシリンダ13,13
を不作動状態とした後、図6の揺動角の正負を前述と逆
に読み代え、トップブラシ8の昇降速度と走行フレーム
4の走行速度を制御しながら車両Vの天井面、フロント
ガラス面、およびボンネット面を洗浄する。そして、走
行フレーム4が図4(A)の4a位置に達すると復行を
停止して洗浄工程を終了する。
【0036】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フレーム
に昇降可能に支持したトップブラシと、この上昇駆動手
段でトップブラシを上昇駆動することにより該トップブ
ラシを車体上面に沿って上昇させるようにした洗車機に
おいて、前記上昇駆動手段は、トップブラシの回転とは
関係なく該トップブラシを上昇駆動し得る駆動力を発生
可能であり、且つその上昇駆動手段には、トップブラシ
を上昇駆動する速度を可変する速度可変手段が含まれる
ので、車両上面の上り傾斜が大きい所ではトップブラシ
の上昇駆動速度を高速にすることで洗車時間の短縮を図
ることができ、しかも車両上面の上り傾斜が小さい所で
はトップブラシの上昇駆動速度を低速にすることで洗浄
効果を確保できる。また特に上昇駆動手段は、トップブ
ラシの回転とは関係なく該トップブラシを上昇駆動し得
る駆動力を発生可能であるから、トップブラシをその回
転に伴う車体面からの接触反力だけで上昇させる場合に
生じる不具合(例えば、急な上り傾斜の車体面でトップ
ブラシの接触面圧が過大となり、またトップブラシの上
昇速度を精度よく制御することが難しい等)を回避しな
がら、トップブラシの上昇駆動速度を可変にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗車機の全体正面図
【図2】洗車機の全体側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】作用の説明図
【図5】案内枠の揺動角に基づく制御内容を示す図
【図6】案内枠の揺動角に基づく制御内容を示す図
【符号の説明】
V 車両 4 走行フレーム(フレーム) 8 トップブラシ 9 案内枠 24 トップブラシ昇降用モータ(上昇駆動手段、
モータ) 46 ロータリエンコーダ(揺動角検出手段) 54 制御装置(制御手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−118663(JP,A) 特開 平3−284452(JP,A) 特開 平4−39146(JP,A) 特開 平2−290761(JP,A) 特開 昭59−96034(JP,A) 実開 昭62−66864(JP,U) 実開 昭47−968(JP,U) 特公 平1−46338(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに昇降可能に支持したトップブ
    ラシと、このトップブラシを上昇駆動する上昇駆動手段
    とを備え、この上昇駆動手段で前記トップブラシを上昇
    駆動することにより該トップブラシを車体上面に沿って
    上昇させるようにした洗車機において、 前記上昇駆動手段は、前記トップブラシの回転とは関係
    なく該トップブラシを上昇駆動し得る駆動力を発生可能
    であり、且つその上昇駆動手段には、前記トップブラシ
    を上昇駆動する速度を可変する速度可変手段が含まれる
    ことを特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 前記上昇駆動手段は、前記駆動力を出力
    するモータを有し、前記速度可変手段は、前記モータの
    出力を可変する出力可変手段であることを特徴とする、
    請求項1に記載の洗車機。
  3. 【請求項3】 前記出力可変手段は、前記モータの回転
    速度を可変するインバータから成ることを特徴とする、
    請求項に記載の洗車機。
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