JP2832634B2 - 洗車機における車両の前面形状検出装置 - Google Patents

洗車機における車両の前面形状検出装置

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JP2832634B2 JP15343890A JP15343890A JP2832634B2 JP 2832634 B2 JP2832634 B2 JP 2832634B2 JP 15343890 A JP15343890 A JP 15343890A JP 15343890 A JP15343890 A JP 15343890A JP 2832634 B2 JP2832634 B2 JP 2832634B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、車両に対して相対運動しながら前記車両を
洗浄する洗車機において、上面ブラシや上面乾燥ノズル
を車体上面に沿って追従させるべく、その洗浄する車両
の前面形状を検出する装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、第3図に示すような乗用車タイプの車両V1、シ
ープタイプの車両V2、あるいはワゴン車タイプの車両V3
の何れをも洗浄できるようにした車両洗車装置として、
実開平1−111062号公報に記載されたものが知られてい
る。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来の車両洗浄装置は、車高検出手段
によりシープタイプの車両やワゴン車タイプの車両のよ
うな車高が高い車両と乗用車タイプの車両のような車高
が低い車両を識別し、車高が高い車両が検出された場合
に上面ブラシを上限位置に保持した状態で洗浄を行って
いる。
しかしながら、上記従来の車両洗浄装置は、いずれも
車高が高い車両であるジープタイプの車両とワゴン車タ
イプの車両を識別することができないため、例えば上面
ブラシを車体の形状に応じた最適の高さに制御すること
ができない不都合がある。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、ジー
プタイプの車両とワゴン車タイプの車両のように前面形
状が異なる車両を確実に識別することが可能な洗車機に
おける車両の前面形状検出装置を提供することを目的と
する。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明の洗車機における
車両の前面形状検出装置は、車両に対して相対運動しな
がら前記車両を洗浄する洗車機において、ジープタイプ
の車両のボンネット面よりも高い位置に配設され、ジー
プタイプの車両とワゴン車タイプの車両の前記ボンネッ
ト面より高い部分を検出する車体上部検出手段と、洗車
機と車両が所定の位置関係にある状態から前記車体上部
検出手段が車両を検出するまでの相対運動量に基づいて
車両の前面形状を判定する前面形状判定手段とを備えて
成ることを第1の特徴とする。
また、本発明の洗車機における車両の前面形状検出装
置は、車両に対して相対運動しながら前記車両を洗浄す
る洗車機において、車両の前端を検出する車体端部検出
手段と、ジープタイプの車両のボンネット面よりも高い
位置に配設され、ジープタイプの車両とワゴン車タイプ
の車両の前記ボンネット面より高い部分を検出する車体
上部検出手段と、前記車体上部検出手段と車体端部検出
手段の信号に基づいて車両の前面形状を判定する前面形
状判定手段とを備えて成ることを第2の特徴とする。
(2) 作用 前述の構成を備えた本発明の第1の特徴によれば、洗
車機と車両の相対運動により車体上部検出手段が車両の
ボンネット面より高い部分を検出する際、ボンネットを
持つジープタイプの車両とボンネットを持たないワゴン
車タイプの車両とでは前記車体上部検出手段が検出信号
を出力するタイミングが異なる。したがって、車両の前
面形状によって、洗車機と車両が所定の位置関係にある
状態から前記車体上部検出手段が検出信号を出力する位
置までの相対移動量に差が生じ、その差に基づいて前面
形状判定手段がジープタイプの車両とワゴン車タイプの
車両を識別する。
また、本発明の第2の特徴によれば、洗車機と車両の
相対運動により車体上部検出手段が車両のボンネット面
より高い部分を検出する際、ボンネットを持つジープタ
イプの車両とボンネットを持たないワゴン車タイプの車
両とでは前記車体上部検出手段が検出信号を出力するタ
イミングが異なる。したがって、車両の前面形状によっ
て、車体端部検出手段が車両の前端を検出するタイミン
グと、前記車体上部検出手段が車両の上部を検出するタ
イミングに差が生じ、その差に基づいて前面形状判定手
段がジープタイプの車両とワゴン車タイプの車両を識別
する。
(3) 実施例 以下、図面により本発明による洗車機における車両の
前面形状検出装置の実施例について説明する。
第1図は洗車機の正面図、第2図は同側面図を示すも
ので、門型走行フレーム1の両側部中央には左右一対の
支持軸2,2が回動自在に支持されており、この支持軸2,2
にはスプロケット3,3を固着した一対の支持腕4,4が回転
自在に支承されている。各支持腕4,4の先端には一対の
揺動腕5,5の中間部に固着された揺動軸6,6が回転自在に
支承され、該揺動腕5,5の先端には上面ブラシ7が固着
されたブラシ支持軸8の両端が回転自在に支持されてい
る。
一方の揺動腕5の上端にはバランスウエイト9が固着
されており、他方の揺動腕5の上端にはバランスウエイ
トを兼ねる減速機付モータ10が固着されている。そし
て、この減速機付モータ10の出力軸に固着したスプロケ
ット11と前記ブラシ支持軸8に固着したスプロケット12
をチェン13で連結することにより、上面ブラシ7を回転
駆動するようになっている。このとき、減速機付モータ
10を流れる電流は負荷検出手段としての電流計100によ
って検出され、その減速機付モータ10の過負荷が検出さ
れる。
上記揺動軸6,6の外端に固着されたスプロケット14,14
と、支持軸2,2の中間に固着された前記スプロケット14,
14と同歯数のスプロケット15,15はチェン16,16によって
連結されており、一方の支持軸2の外端に固着したシリ
ンダアーム17には門型走行フレーム1に一端が枢支され
た揺動駆動装置としてのシリンダ19の他端が連結されて
いる。したがって、第2図に示すように、このシリンダ
19を伸長させることにより、シリンダアーム17を介して
支持軸2が回動され、更にこの支持軸2の回転はチェン
16を介して揺動軸6に伝達されて、揺動腕5を上面ブラ
シ7が上方へ位置するように回動させる。また、シリン
ダ19を不作動にすると、上面ブラシ7は自重によって下
方へと揺動する。このとき、前記支持軸2のシリンダア
ーム17の反対側に固着したストッパアーム18が門型走行
フレーム1に設けられたストッパ20,21に当接すること
により、揺動腕5の上下の揺動範囲を制限している。
また、他方の支持軸2には、磁石22を有する取付板23
が固着されており、門型走行フレーム1に設けたリード
スイッチ24によって上面ブラシ7が上限位置に達したこ
とを検出するようになている。更に、この支持軸2の外
端は揺動腕5の回転角度を検出するロータリエンコーダ
25に接続されており、このロータリーエンコーダ25と上
記リードスイッチ24で揺動角度検知装置Hを構成し、揺
動腕5,5の上限位置からの回転角度を検知するようにな
っている。
門型走行フレーム1の上部に回転自在に支承された同
調軸26の両端部にはスプロケット27,27が固着されてお
り、これ等のスプロケット27,27は無端チェン28,28を介
して揺動腕4,4と一体のスプロケット3,3に連結されてい
る。また、前記同調軸26の一端に固着されたスプロケッ
ト29はチェン31を介して門型走行フレーム1に設けられ
た上下移動駆動装置としての自己制動するウォーム減速
機付モータ32のスプロケット30に連結されている。した
がって、減速機付モータ32を駆動することによって同調
軸26が回転し、この同調軸26に接続された一対の支持腕
4,4は互いに同期して回動される。このとき、同調軸26
の外端に固着された取付板34の磁石33と、門型走行フレ
ーム1に配置された3個のリードスイッチ35A,35B,35C
の作用により、第2図における揺動軸6の下限位置(6
a)、中間位置(6b)、上限位置(6c)が検出される。
門型走行フレーム1の両側部には左右一対をなす下部
側面ブラシ装置がそれぞれ設けられる。これ等一対の下
部側面ブラシ装置は同一の構造を有しているので、その
一方についてのみ説明する。
門型走行フレーム1の側部に回転自在に支承された縦
軸51には開閉腕52が固着され、この開閉腕52の先端には
下部側面ブラシ53が固着された下部側面ブラシ支持軸54
が回転自在に支承されている。開閉腕52の上部には減速
機付モータ55が固着されており、この減速機付モータ55
の出力軸に固着されたスプロケット56とブラシ支持軸54
に固着されたスプロケット57とをチェン58を介して連結
することにより、下部側面ブラシ53が回転駆動される。
前記縦軸51にはシリンダアーム59とスプリングアーム60
が固着され、シリンダアーム59には一端が門型走行フレ
ーム1に軸支されたシリンダ61が連結されている。また
スプリングアーム60には、一端が門型走行フレーム1に
支持されたスプリング62が連結されている。
従って、シリンダ61を作動させると下部側面ブラシ53
は相互に離間する後退位置へ移動する。また、シリンダ
61が不作動になると左右下部側面ブラシ53はスプリング
62の弾発力によって相互に接近する前進位置へ移動し、
自動車の下部側面に沿わせることができる。
前述の上面ブラシ装置と下部側面ブラシ装置との位置
関係は、上面ブラシ7の揺動軸6が中間位置(6b)より
上方にある時は下部側面ブラシ53が接近移動しても下部
側面ブラシ装置の部材と上面ブラシ装置の部材同士が干
渉することはなく、また下部側面ブラシ装置の下部側面
ブラシ53が後退位置にある時は揺動軸6が下限位置(6
a)に下降しても前記両装置の部材が衝突することがな
いように構成されている。
門型走行フレーム1の後部にはサイドブラシ装置が設
けられる。このサイドブラシ装置は、軸70により揺動で
きるよう門型走行フレーム1に支持された案内レール71
上を接近離間移動可能な一対の台車72を有しており、こ
の台車72にはモータ73によって駆動されるサイドブラシ
40が回転自在に支持されている。
上述の門型走行フレーム1は、更に側面乾燥ノズル4
1、上面乾燥ノズル42を備えており、相対運動駆動装置
としての走行駆動装置36により回転させられる駆動輪3
7,37と遊輪38,38により走行レール39,39上を往復走行で
きるようになっている。
門型走行フレーム1には制御装置101が設けられてお
り、この制御装置101には前述のリードスイッチ35A,35
B,35C、リードスイッチ24、ロータリエンコーダ25が接
続されている。第3図を併せて参照すると明らかなよう
に、前記制御装置101には、ワゴン車タイプの車両V3
ジープタイプの車両V2のような車高の高い車両の上部を
検出する車体上部検出手段としての一対の光電スイッチ
102a,102b、車両の前端を検出する車体端部検出手段と
しての一対の光電スイッチ103a,103b、駆動輪37の回転
数から門型走行フレーム1の位置を検出するロータリエ
ンコーダ104が接続されている。また、前記制御装置101
には作業者によって操作される大型ミラーボタン105、
およびスタートボタン107が設けられている。なお、第
3図における符号108,108は、洗浄する車両の前輪を停
止させるための車両停止位置表示器である。
次に、上記洗車機によってワゴン車タイプの車両V3
洗浄する第1の洗浄工程を、第4図および第6図に基づ
いて説明する。
シリンダ19を不作動として揺動軸6を6cの位置から6a
の位置に下降させることにより、(イ)の上限位置で回
転していた上面ブラシ7が(ロ)の下限位置に下降し、
門型走行フレーム1が往行を開始する(ステップS1)。
上面ブラシ7が車両V3の前面に当接する(ハ)の位置に
達し、揺動腕5が第1振れ角(揺動軸6を通る垂直線か
ら約10゜の角度)を越えたことが揺動角度検知装置Hに
より検出されると(ステップS2)、門型走行フレーム1
の往行が停止されて揺動軸6が反時計方向に回動される
(ステップS3)。揺動軸6が上限位置6cまで上昇して上
面ブラシ7が(ニ)の位置に達すると(ステップS4)、
揺動軸6の回動が停止されて門型走行フレーム1が往行
を再開する(ステップS5)。上面ブラシ7がフロントガ
ラス面を洗浄しながら(ホ)の位置に達して揺動角度検
知装置Hが第2振れ角(揺動軸6を通る垂直線から約75
゜の角度)を越えたことを検出すると(ステップS6)、
門型走行フレーム1の往行が再び停止されるとともに、
シリンダ19が作動して上面ブラシ7は上限位置(ヘ)へ
上昇される(ステップS7)。上面ブラシ7が上限位置
(ヘ)に達したことが揺動角度検知装置Hによって検出
されると(ステップS8)、門型走行フレーム1の往行が
再開され、同時にタイマーによってT1の加算が開始され
る(ステップS9)。そして、前記T1が定数aを越えて上
面ブラシ7が車両V3の天井面に当接する(ト)の位置に
達すると(ステップS10)、シリンダ19が不作動にされ
て上面ブラシ7は車両V3の天井面に追従しながら
(チ),(リ),(ヌ)に沿って移動する。而して、門
型走行フレーム1が右端位置に達すると、上面ブラシ7
の回転が停止してT1がクリヤーされる(ステップS1
1)。
次に、ワゴン車タイプの車両V3を洗浄する第2の洗浄
工程を、第4図および第7図に基づいて説明する。
この洗浄工程は、前述の第6図のフローチャートにお
けるステップS6の「第2振れ検出か」が、ステップS6−
Aの「負荷検出か」に変更されており、NOの場合にはス
テップS12の「往行終か」に移行する点でのみ異なって
いる。
したがって、上面ブラシ7が車両V3のフロントガラス
面を洗浄する間、すなわち上面ブラシ7が(ニ)の位置
から(ホ)の位置に移動する間にモータ10の電流計100
に流れる電流が所定値を越えなければ、上面ブラシ7は
車両V3の上面形状に追従して(ニ)の位置から(ヌ)の
位置に達することができる。しかしながら、フロントガ
ラス面上で負荷検出手段が過負荷を検出した場合には、
上面ブラシ7をフロントガラス面から天井に滑らかに移
行させるべく、第6図の洗浄工程と同様にステップS7〜
ステップS11の動作が行われる。
次に、ワゴン車タイプの車両V3を洗浄する第3の洗浄
工程を第4図および第8図に基づいて説明する。
この洗浄工程は、ステップS6の「第2振れ検出か」と
ステップS13の「負荷検出か」のうち、何れか先に検出
された方の信号によりステップS7移以降に進む点での
み、前記第6図の洗浄工程と異なっている。これによ
り、車両V3のフロントガラス面に上面ブラシ7が当接
し、揺動角度検知装置Hあるいは負荷検出手段の何れか
が作動すると、上面ブラシ7をフロントガラス面から天
井に滑らかに移行させるべく、第6図の洗浄工程と同様
にステップS7〜ステップS11の動作が行われる。
なお、上記各洗浄工程において、ステップS8の「ブラ
シ上限か」は、上面ブラシ7がワゴン車タイプの車両V3
の天井面に追従できる高さとすることもできる。また、
タイマーによってT1を加算する代わりに、ロータリエン
コーダ104のパルスを加算してもよい。更に、負荷検出
手段はモータ10の電流を検出するものに限らず、モータ
10の電力や回転数を検出するものであっても良い。
次に、ジープタイプの車両V2を洗浄する第1の洗浄工
程を、第5図および第9図に基づいて説明する。
シリンダ19を不作動として揺動軸6を6cの位置から6a
の位置に下降させることにより、(ル)の上限位置で回
転していた上面ブラシ7が(オ)の下限位置に下降し、
門型走行フレーム1が往行を開始する(ステップS1
4)。上面ブラシ7が車両V2の正面に当接する(ワ)の
位置に達し、揺動腕5が第3振れ角(揺動軸6を通る垂
直線から約30゜の角度)を越えたことが揺動角度検知装
置Hにより検出されると(ステップS15)、揺動軸6が
反時計方向に回動される(ステップS16)。揺動軸6が
中間位置6bまで上昇して上面ブラシ7が(カ)の位置に
達したとき(ステップS17)、まだ第3振れ角を越えて
いない場合には(ステップS18)、揺動軸6はその位置
に停止される(ステップS19)。一方、ステップS18で第
3振れ角を越えている場合には、揺動軸6が更に回動し
(ステップS20)、揺動軸6が上限位置6cに達すると
(ステップS21)、その上昇が停止される(ステップS2
2)。このようにして上面ブラシ7は車両V2のボンネッ
ト面を洗浄する。そして、上面ブラシ7がフロントガラ
ス面に当接する(タ)の位置に達して第2振れ角を越え
ると(ステップS23)、前述のワゴン車タイプの車両V3
を洗浄する場合と同様に、第6図のステップS7〜ステッ
プS11と同じ動作が行われる(ステップS24〜ステップS2
8)。これにより、上面ブラシ7は(タ)の位置から
(レ)の位置に移動してフロントガラス面を洗浄し、更
に(ソ)の位置で天井面に達した後に該天井面に追従し
ながら(ツ),(ネ),(ナ)の経路を移動する。
第10図はジープタイプの車両V2を洗浄する第2の洗浄
工程のフローチャートであって、この洗浄工程は前述の
ワゴン車タイプの車両の第2の洗浄工程(第7図参照)
と同様に、第9図のフローチャートにおけるステップS2
3の「第2振れ検出か」が、ステップS23−Aの「負荷検
出か」に変更されており、NOの場合にはステップS29の
「往行終か」に移行する点でのみ異なっている。したが
って、ステップS23−A以降の動作は第7図のフローチ
ャートのステップS6−A以降の動作と同一であるため、
その重複する説明は省略する。
第11図はジープタイプの車両V2を洗浄する第3の洗浄
工程のフローチャートであって、この洗浄工程は前述の
ワゴン車タイプの車両の第3の洗浄工程(第8図参照)
と同様に、第9図のフローチャートにおけるステップS2
3の「第2振れ検出か」とステップS30の「負荷検出か」
のうち、何れか先に検出された方の信号によりステップ
S24以降に進む点でのみ異なっている。そして、ステッ
プS23以降の動作は第8図のフローチャートのステップS
6以降の動作と同一であるため、その重複する説明は省
略する。
さて次に、特許請求の範囲第項に記載した発明の実
施例の作用を、主として第3,4,5,12図に基づいて説明す
る。
まず、車両の前輪を第3図の車輪停止表示器108,108
の間に停止させ、制御装置101のスタートボタン107を押
すと、上面ブラシ7が第4図の(イ)の位置から(ロ)
の位置に下降して門型走行フレーム1の往行が開始さ
れ、同時にタイマーでT2の加算が開始される(ステップ
S31)。そして、前記T2が定数bを越える前に車体上部
検出手段としての光電管102a,102bが作動した場合には
(ステップS32)、ワゴン車タイプの車両V3であると判
断して、前述の第6図、第7図、または第8図に示す第
1〜第3の洗浄工程におけるステップS2以降の動作が行
われる(ステップS46)。T2がbを越えた後に(ステッ
プS33)、再び車体上部検出手段が作動したか判断し
(ステップS34)、作用した場合にはジープタイプの車
両V2であると判断して記憶する(ステップS35)。
さて、ステップS34で車体上部検出手段が作動する前
に車両の前面に上面ブラシ7が当接して第3振れ角が検
出されると(ステップS36)、揺動軸6を6aの位置から
反時計方向に回動させる(ステップS37)。次に、再び
車体上部検出手段が作動したか判断し(ステップS3
8)、作動した場合にはジープタイプの車両V2であると
判断して記憶する(ステップS39)。次に、揺動軸6が
中間位置6bに達すると(ステップS40)、前記ステップS
35あるいはステップS39で大型の記憶があるか判断され
(ステップS41)、記憶がある場合、すなわちジープタ
イプの車両V2である場合には、前述の第9図、第10図、
または第11図に示す第1〜第3の洗浄工程におけるステ
ップS18以降の動作が行われる(ステップS45)。
一方、ステップS41で大型の記憶が無い場合には揺動
軸6の回動が停止され(ステップS42)、乗用車タイプ
の車両V1である場合には、そのまま門型走行フレーム1
の往行が終了する(ステップS43)。また、ステップS43
で往行が終了する前に車体上部検出手段が作動すると
(ステップS44)、ジープタイプの車両V2であると判断
されて前述のステップS45の動作が行われる。この場
合、ステップS18でNOと判断されたときには、揺動軸6
は6bの位置に停止したままとなる。
次に、特許請求の範囲第項に対応する第1実施例の
作用を、第13図に基づいて説明する。
先ず、スタートボタン107を押して上面ブラシ7を下
降させ、門型走行フレーム1の往行を開始する(ステッ
プS47)。車体端部検出手段としての光電管103a,103bが
車体前端を検知すると(ステップS48)、タイマーでT3
の加算を開始し(ステップS49)、前記T3が定数cを越
える前に車体上部検出手段としての光電管102a,102bが
車体上部を検出すると(ステップS50)、ワゴン車タイ
プの車両V3であると判断し、第12図のフローチャートに
おけるステップS46が実行される(ステップS51)。ま
た、前記ステップS51でT3がcを越えるまで車体上部検
出手段が作動しない場合には、乗用車タイプの車両V1
るいはジープタイプの車両V2であると判断し、第12図の
ステップS34〜ステップS45が実行される。
次に、特許請求の範囲第項に対応する第2実施例の
作用を、第14図に基づいて説明する。
スタートボタン107を押して門型走行フレーム1の往
行を開始し(ステップS63)、車体上部検出手段が作動
する前に上面ブラシ7が車体前端に当接して揺動角度検
知装置Hが第1振れ角を越えたことを検出すると(ステ
ップS65)、乗用車タイプの車両V1あるいはジープタイ
プの車両V2であると判断し、第12図のステップS34〜ス
テップS45が実行される(ステップS66)。また、ステッ
プS64で車体上部検出手段が作動すると、タイマーでT5
の加算を開始し(ステップS67)、揺動角度検知装置H
が第1振れ角を越えたことを検出する前にT5が定数eを
越えた場合は、ワゴン車タイプの車両V3であると判断し
て第12図のステップS46が実行される(ステップS69)。
一方、前記T5がeに達する前に揺動角度検知装置Hが第
1振れ角を越えると(ステップS70)、ジープタイプの
車両V2であると判断し、第9図、第10図、あるいは第11
図のステップS15以降の動作が行われる(ステップS7
1)。
次に、特許請求の範囲第項に対応する第3実施例の
作用を、第15〜19図に基づいて説明する。
この実施例は第14図のステップS65およびステップS70
の「第1振れ検出か」をステップS56とおよびステップS
61の「車体検出か」に変更した点に特徴を有している。
なお、この実施例では、前記車体端部検出手段がサイド
ブラシ40,40により構成され、そのサイドブラシ40,40が
車両前面に当接することにより車体前端の検出が行われ
る。
スタートボタン107が押されると門型走行フレーム1
が往行を開始し、第15図および第16図に示す動作が行わ
れる。すなわち、上面ブラシ7を上限位置とした状態で
下部側面ブラシ53,53とサイドブラシ40,40を内方へ接近
移動させ、門型走行フレーム1を右方向へ往行させる
と、下部側面ブラシ53,53が車両の側面形状に沿ってブ
ラシング洗浄する。サイドブラシ40,40が下部側面ブラ
シ53,53に遅れて(40a)に示す位置となり、車体上部検
出手段が作動する前に車両Vの前面に接して図示されな
い検出スイッチが作動して車体が検出されると(ステッ
プS56)、乗用車タイプの車両V1あるいはジープタイプ
の車両V2であると判断され、門型走行フレーム1の往行
を停止させるとともに、サイドブラシ40,40を逆回転と
して車両の前面を洗浄しながら外方へ離間移動させ、同
時に下部側面ブラシ53,53も外方へ離間移動させる。サ
イドブラシ40,40と下部側面ブラシ53,53が外限に達する
と門型走行フレーム1をスタート位置まで復行させ、上
面ブラシ7を下降させた後に門型走行フレーム1を再び
往行させる。そして、第17図に示すように、門型走行フ
レーム1の再往行の過程で、乗用車タイプの車両V1であ
るかジープタイプの車両V2であるかに応じて、上面ブラ
シ7は第12図のステップS34〜ステップS45の動作を行い
ながら車体上面を洗浄する(ステップS57)。このと
き、第18図に示すように、サイドブラシ40,40は車両の
側面と後面を、下部側面ブラシ53,53は車両の下部側面
をブラシング洗浄する。
一方、ステップS55で車体上部検出手段が作動すると
タイマーでT4の加算を開始し(ステップS58)、前記T4
が定数dを越えると(ステップS59)、ワゴン車タイプ
の車両V3であると判断され、一旦門型走行フレーム1を
左端位置に復行させた後に再往行させながら第12図のス
テップS46が実行される。また、ステップS59でT4がdを
越える前にサイドブラシ40,40が車体を検出すると(ス
テップS61)、ジープタイプの車両V2であると判断され
て第9図、第10図、あるいは第11図のステップS15以降
が実行される。
而して、上記各実施例では、検出した車両の前面形状
に応じて制御を行っているので、ワゴン車タイプおよび
ジープタイプの車両V3,V2に適した洗浄を自動的に行う
ことができる。なお、スタートボタン107を押す前に大
型ミラーボタン105が押された場合には、門型走行フレ
ーム1の往行時に上面ブラシ7が上限位置とされ、車体
前面に設けられた大型ミラーと上面ブラシ7が干渉する
ことが防止される。
なお、上記第6図〜第8図のステップS3で往行を停止
する代わりに低速往行とし、ステップS5で元の速度に戻
しても良く、上記第9図〜第11図のステップS16で揺動
軸6の上昇を開始すると同時に門型走行フレーム1の往
行速度を低速にし、ステップS17でYESとなったときに元
の速度に戻しても良い。この場合、上記ステップS3にお
けるワゴン車タイプの車両V3における走行速度を、ステ
ップS16におけるジープタイプの車両V2における走行速
度よりも低速とする。また、タイマーによってT2〜T5
加算する代わりに、ロータリエンコーダ104のパルスを
加算してもよい。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記
実施例に限定されるものではなく、種々の小設計変更を
行うことが可能である。
例えば、揺動軸6を上下動させる手段は、実開昭62−
59562号公報に記載されているように垂直に上下させる
ものであっても良い。また、実施例では大型車をワゴン
車タイプの車V3とジープタイプの車V2の2種類に区別し
ているが、例えば、ワゴン車タイプを前面形状が垂直に
近い車両と傾斜している車両に区別して、その区別を3
種類以上とすることが可能である。
C.発明の効果 以上のように、本発明の第1の特徴によれば車両のボ
ンネット面よりも高い部分を検出する車体上部検出手段
と洗車機と車両が所定の位置関係にある状態から前記車
体上部検出手段が車両を検出するまでの相対運動量に基
づいて車両の前面形状が判定され、また本発明の第2の
特徴によれば車両の前端を検出する車体端部検出手段と
車両のボンネット面より高い部分を検出する車体上部検
出手段との信号に基づいて車両の前面形状が判定される
ので、簡単な構造でジープタイプの車両とワゴン車タイ
プの車両を確実に識別することができ、その結果に基付
いて例えば上面ブラシや上面乾燥ノズルを最適の位置に
昇降制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は洗車機の正面図、第2図は同側面図、第3図は
門型走行フレームと各種車両の関係を示す図、第4図お
よび第5図は作用の説明図、第6図〜第8図はワゴン車
タイプの車両を洗浄する第1〜第3の洗浄工程を示すフ
ローチャート、第9図〜第11図はジープタイプの車両を
洗浄する第1〜第3の洗浄工程を示すフローチャート、
第12図は請求項に対応する実施例のフローチャート、
第13図は請求項に対応する第1実施例のフローチャー
ト、第14図は請求項に対応する第2実施例のフローチ
ャート、第15図〜第18図は作用の説明図、第19図は請求
項に対応する第3実施例のフローチャートである。 40……サイドブラシ(車体端部検出手段)、102a,102b
……光電スイッチ(車体上部検出手段)、103a,103b…
…光電スイッチ(車体端部検出手段)、 H……揺動角度検出手段(車体端部検出手段)、V2,V3
……車両
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−190564(JP,A) 特開 平2−136358(JP,A) 特開 平1−178053(JP,A) 特開 昭59−143738(JP,A) 特開 昭61−171644(JP,A) 特開 昭64−78099(JP,A) 実開 昭58−145251(JP,U) 実開 昭57−179558(JP,U) 実開 平1−106356(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に対して相対運動しながら前記車両を
    洗浄する洗車機において、 ジープタイプの車両のボンネット面よりも高い位置に配
    設され、ジープタイプの車両とワゴン車タイプの車両の
    前記ボンネット面より高い部分を検出する車体上部検出
    手段と、洗車機と車両が所定の位置関係にある状態から
    前記車体上部検出手段が車両を検出するまでの相対運動
    量に基づいて車両の前面形状を判定する前面形状判定手
    段とを備えて成る、洗車機における車両の前面形状検出
    装置。
  2. 【請求項2】車両に対して相対運動しながら前記車両を
    洗浄する洗車機において、 車両の前端を検出する車体端部検出手段と、ジープタイ
    プの車両のボンネット面よりも高い位置に配設され、ジ
    ープタイプの車両とワゴン車タイプの車両の前記ボンネ
    ット面より高い部分を検出する車体上部検出手段と、前
    記車体上部検出手段と車体端部検出手段の信号に基づい
    て車両の前面形状を判定する前面形状判定手段とを備え
    て成る、洗車機における車両の前面形状検出装置。
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