JP3214749B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP3214749B2
JP3214749B2 JP00791693A JP791693A JP3214749B2 JP 3214749 B2 JP3214749 B2 JP 3214749B2 JP 00791693 A JP00791693 A JP 00791693A JP 791693 A JP791693 A JP 791693A JP 3214749 B2 JP3214749 B2 JP 3214749B2
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茂夫 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体後面を洗
浄し得るサイドブラシを備えた洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体の後部に後部ミラーを装備し
たワゴンタイプの自動車を洗浄する場合、サイドブラシ
との干渉によって前記後部ミラーを破損させることがあ
った。そこで、後部ミラーを装備したワゴンタイプの自
動車を洗浄する場合に、洗車機の操作パネルに設けられ
たスイッチの操作によりサイドブラシに回避動作を行わ
せ、後部ミラーの破損を防止するものが提案されている
(実開昭63−165262号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは作業員が目視で、被洗浄車両が後部ミラーを
装備しているか否かを確認してスイッチを操作する必要
があるため、スイッチの操作忘れにより後部ミラーを破
損することがあった。
【0004】本発明は、前述の事情に鑑みてなされたも
ので、サイドブラシによる後部ミラーの破損を確実に防
止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、自動車の車体後面を
洗浄し得るサイドブラシを備えた洗車機において、自動
車の車種を判別する車種判別手段と、自動車の後端を検
出する第1及び第2後端検出手段と、前記車種判別手段
の判別に基づいて、第1及び第2後端検出手段の一方を
選択する後端検出手段選択手段と、前記後端検出手段選
択手段で選択された後端検出手段の検出に基づいて、サ
イドブラシと車体後面との相対位置を制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、走行フ
レームに自動車の車体後面を洗浄し得るサイドブラシを
備えた洗車機において、自動車の車種を判別する車種判
別手段と、無接触で自動車の後端を検出する後端検出手
段と、前記後端検出手段が自動車の後端を検出したとき
からの走行フレームの往行距離を、車種に応じた複数の
往行距離のうちから前記車種判別手段判別した車種に
基づいて選択する距離選択手段と、前記後端検出手段
自動車の後端を検出したときから前記距離選択手段が選
択した前記往行距離だけ前記走行フレームが往行した位
置に該走行フレームを停止させて、サイドブラシで車体
後面を洗浄するよう制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1及び図2に示すように、門型フレーム
1は各一対の駆動輪2,2及び従動輪32,32によっ
て、洗浄する自動車の前後方向に沿って延びる左右一対
のレール3,3上に支持される。前記駆動輪2,2は可
変速原動機4,4によって回転駆動され、これにより前
記門型フレーム1はレール3,3上を任意の方向に任意
の速度で自走する。
【0009】門型フレーム1には、自動車の上面をブラ
シング洗浄する昇降可能なトップブラシ45と、自動車
の前後面及び左右両側面をブラシング洗浄する開閉可能
な左右一対のサイドブラシ6,6とが設けられる。
【0010】図3を併せて参照すると明らかなように、
一対のサイドブラシ6,6の回転軸13,13は上下に
延びる保持筒14,14に支持されており、この保持筒
14,14が固着される移動枠15,15は、両端に設
けた揺動軸16,16により門型フレーム1に回動自在
に支持された案内レール17に沿って走行自在に支持さ
れる。そして、サイドブラシ6,6の回転軸13,13
は移動枠15,15に取り付けた原動機18,18によ
り回転駆動される。
【0011】原動機18,18には、その電流、消費電
力、回転数等からサイドブラシ6,6の回転負荷を検出
する一対の負荷検出手段SF1,SF2が設けられる
(図2参照)。一方の負荷検出手段SF1は、サイドブ
ラシ6,6が比較的に大きい面圧で自動車の後端に当接
したことを検出するとともに、他方の負荷検出手段SF
2は、サイドブラシ6,6が比較的に小さい面圧で自動
車の後端に当接したことを検出する。負荷検出手段SF
1は第1後端検出手段を構成し、負荷検出手段SF2は
第2後端検出手段を構成する。
【0012】案内レール17の揺動軸16,16両端に
固着したレバー19,19の上端と門型フレーム1との
間にはスプリング20,20が縮設されており、このス
プリング20,20で前記案内レール17を中立位置に
付勢することにより、通常の状態においてサイドブラシ
6,6は垂直姿勢に保持される。そして、サイドブラシ
6,6に外力が加わると、このサイドブラシ6,6は移
動枠15,15及び案内レール17と共に前記揺動軸1
6,16回りに門型フレーム1の走行方向に揺動する。
【0013】サイドブラシ6,6の揺動は一方のレバー
19に近接して配置された3個の振れスイッチ21,S
A1,SA2により検出される(図1参照)。振れスイ
ッチ21は、サイドブラシ6,6が自動車の前端に当接
したことを検出する。2個の振れスイッチSA1,SA
2は、サイドブラシ6,6が自動車の後端に当接したこ
とを検出する。振れスイッチSA1はサイドブラシ6,
6の大きい揺動角で作動するもので、サイドブラシ6,
6が自動車の後端に当接する大きい面圧で作動する。ま
た、振れスイッチSA2はサイドブラシ6,6の小さい
揺動角で作動するもので、サイドブラシ6,6が自動車
の後端に当接する小さい面圧で作動する。振れスイッチ
SA1は第1後端検出手段を構成し、振れスイッチSA
2は第2後端検出手段を構成する。
【0014】一端を門型フレーム1に枢支した第1リン
ク22,22の他端は、第2リンク23,23を介して
前記移動枠15,15に連結されており、その第1リン
ク22,22と門型フレーム1との間にはシリンダ2
4,24が設けられるとともに、前記移動枠15,15
には一端にウエイト25,25を吊り下げて中間部を滑
車12,12に巻き掛けたワイヤ26,26の他端が結
着される。従って、前記シリンダ24,24を作動させ
れば左右の移動枠15,15はサイドブラシ6,6と共
に互いに離間するように外側に移動し、前記シリンダ2
4,24を不作動とすればサイドブラシ6,6はウエイ
ト25,25に作用する重力で車両の側面に追従するよ
うに内側に移動する。
【0015】案内レール17には両サイドブラシ6,6
の開閉方向の位置を検出すべく、内側に閉限スイッチ2
7,27が設けられるとともに外側に開限スイッチ3
0,30が設けられる。一方、前記移動枠15,15に
は前記各スイッチ27,27;30,30を作動させる
カム31,31が設けられる。前記閉限スイッチ27,
27は、自動車の後端を検出する第2後端検出手段を構
成する。
【0016】一方の駆動輪2に接続された原動機4の出
力軸にはロータリエンコーダ33が接続されている。図
2及び図4に示すように、門型フレーム1にはスタート
位置検出スイッチとしての近接スイッチ34と、リター
ン位置検出スイッチとしての近接スイッチ35とが設け
られる。また、レール3,3の前後端部には、従動輪3
2,32及び駆動輪2,2に当接して走行フレーム1の
オーバーランを防止するためのストッパ36…が設けら
れる。スタート位置検出スイッチとしての前記近接スイ
ッチ34は一方のレール3に対向しており、門型フレー
ム1が往走行する場合には不検出から検出に変わった時
にスタート位置を検出し、また門型フレーム1が復走行
する場合には検出から不検出に変わった時にスタート位
置を検出する。リターン位置検出スイッチとしての前記
近接スイッチ35は、同様にしてリターン位置を検出す
る。
【0017】門型フレーム1には、光電スイッチの投光
器37A及び受光器37Bよりなる第1車体検出手段K
1と、光電スイッチの投光器38A及び受光器38Bよ
りなる第2車体検出手段K2と、光電スイッチの投光器
39A及び受光器39Bよりなる第3車体検出手段K3
とが、それぞれ高さを異ならせて設けられる。第1車体
検出手段K1及び第2車体検出手段K2は後述の車種判
別手段C2を構成し、第3車体検出手段K3は後述の第
2後端検出手段を構成する。
【0018】門型フレーム1の前面に設けた制御装置4
0には、洗車を開始するときに押すスタートスイッチ4
1と、乗用車タイプでフェンダミラーHMを装備した車
両を洗浄する場合に押すフェンダミラースイッチ42
と、ワゴンタイプで前部ミラーFMを装備していない車
両を洗浄する場合に押す前洗いスイッチ43と、ワゴン
タイプで後部ミラーRMを装備していない車両、或いは
ジープタイプで後部ミラーRM及びスペアタイヤSTを
装備していない車両を洗浄する場合に押す後洗いスイッ
チ44が設けられる。
【0019】前記制御装置40には、走行位置検出手段
C1、車種判別手段C2、後端検出手段選択手段C3、
距離選択手段C4及び制御手段C5が設けられる。
【0020】走行位置検出手段C1は、近接スイッチ3
4がレール3を検出しない状態から検出する状態に変わ
ったときから、ロータリエンコーダ33がパルスを出力
する毎に、門型フレーム1の往走行の場合にはパルス数
を+1し、復走行の場合にはパルス数を−1して、スタ
ート位置からの門型フレーム1の走行位置Lを検出す
る。
【0021】車種判別手段C2は、前記第1車体検出手
段K1、第2車体検出手段K2及び走行位置検出手段C
1の出力に基づいて自動車の車種を判別する。車種判別
手段C2の機能は後から詳述する。
【0022】後端検出手段選択手段C3は、前記第1後
端検出手段(振れスイッチSA1又は負荷検出手段SF
1)及び第2後端検出手段(第3車体検出手段K3、閉
限スイッチ27、振れスイッチSA2又は負荷検出手段
SF2)の何れか一方を選択するもので、車種判別手段
C2が後部ミラーRMを装備していない第1の車種V1
を判別した場合に第1後端検出手段を選択するととも
に、車種判別手段C2が後部ミラーRMを装備している
第2の車種V2又は第3の車種V3を判別した場合に第
2後端検出手段を選択する。
【0023】距離選択手段C4は、車種判別手段C2が
後部ミラーRMを装備していない第1の車種V1を判別
した場合と、後部ミラーRMを装備している第2の車種
V2又は第3の車種V3を判別した場合とで、それぞれ
門型フレーム1の異なる走行距離を選択する。
【0024】制御手段C5は前記走行位置検出手段C
1、車種判別手段C2、後端検出手段選択手段C3及び
距離選択手段C4の出力に基づいて、サイドブラシ6,
6の作動及び門型フレーム1の走行を制御する。
【0025】尚、図2における符号46はサイドノズ
ル、符号47はトップノズル、符号49はリンス装置R
Nのノズルである。また図7における符号48,48
は、自動車の前輪の停止位置を規制するストッパであ
る。
【0026】次に本発明の実施例の作用を説明する。
【0027】先ず、特許請求の範囲第1項に記載された
発明に対応する実施例について説明する。
【0028】門型フレーム1をスタート位置検出スイッ
チ34が不検出となっているスタート位置に停止させる
とともに、自動車の前輪をタイヤストッパ48,48の
間に停止させる。
【0029】図5のフローチャートにおいて、前面洗い
スイッチ43が押されたか判断し(ステップS1)、押
されていなければ、後面洗いスイッチ44が押されたか
判断し(ステップS3)、押されていなければ、フェン
ダミラースイッチ42が押されたか判断し(ステップS
5)、押されていなければ、スタートスイッチ41が押
されたか判断する(ステップS7)。
【0030】ステップS1で前面洗いスイッチ43が押
されると、前面洗いが記憶され(ステップS2)、ステ
ップS3へ進む。ステップS3で後面洗いスイッチ44
が押されると、後面洗いが記憶され(ステップS4)、
ステップS5へ進む。ステップS5でフェンダミラース
イッチ42が押されると、フェンダミラーが記憶され
(ステップS6)、ステップS7へ進む。
【0031】ステップS7でスタートスイッチ41が押
されると、サイドブラシ6,6は、開限スイッチ30,
30が作動する開限位置(図9及び図11に(イ)で示
す)で正回転を開始し、シリンダ24,24が不作動に
されて内側へ移動する。サイドブラシ6,6が閉限位置
に達し、閉限スイッチ27,27が作動すると、門型フ
レーム1は往走行を始め、往行洗浄工程を始める(ステ
ップS8)。このとき、車種判別手段C2は、図6に示
すフローチャートに基づいて車種の判別を行う(ステッ
プS9)。車種判別手段C2が第1の車種V1と判別す
ると(ステップS10)、図8に示すフローチャートに
基づいてて第1の洗浄動作を行い(ステップS11)、
車種判別手段C2が第2の車種V2或いは第3の車種V
3と判別すると(ステップS10)、図10に示すフロ
ーチャートに基づいてて第2の洗浄動作を行う(ステッ
プS12)。
【0032】次に、車種判別手段C2の作用を、図6及
び図7に基づいて説明する。
【0033】先ず、中間の高さに設けた第1車体検出手
段K1が車体を検出したか判断し(ステップS20)、
検出していなければ走行位置検出手段C1が予め定めら
れた走行位置LAを検出したか判断し(ステップS2
1)、検出していなければステップS20へ戻り、検出
していれば比較的に低いボンネット部を有する乗用車タ
イプの自動車(即ち第1の車種V1、図7(a)参照)
と判別して記憶する(ステップS22)。
【0034】ステップS20で第1車体検出手段K1が
車体を検出しているときは、高い位置に設けた第2車体
検出手段K2が車体を検出したか判断し(ステップS2
3)、検出していなければ走行位置検出手段C1が予め
定められた走行位置LBを検出したか判断し(ステップ
S24)、検出していなければステップS23へ戻り、
検出していれば比較的に高いボンネット部を有するジー
プタイプの自動車(即ち第2の車種V2、図7(b)参
照)、或いは前面の傾斜の小さいワゴンタイプの自動車
(即ち第2の車種V2、図7(c)参照)と判別して記
憶する(ステップS25)。また前記ステップS23で
第2車体検出手段K2が車体を検出しているときは、前
面の傾斜の大きいワゴンタイプの自動車(即ち第3の車
種V3、図7(d)参照)と判別して記憶する(ステッ
プS26)。
【0035】尚、前記走行位置LA,LBは、タイヤス
トッパ48,48を門型フレーム1がスタート位置に停
止しているときに第3車体検出手段K3が自動車を検出
しない位置とした場合は、第3車体検出手段K3が自動
車を検出した走行位置Lからの距離として決めてもよ
い。
【0036】次に、図5のフローチャートのステップS
11に対応する第1の洗浄動作(第1の車種V1の場合
の洗浄動作)の第1実施例を、図8及び図9に基づいて
説明する。
【0037】先ず、門型フレーム1が往走行して自動車
の前面に達すると、第1の前洗いを行う(ステップS3
0)。
【0038】第1の前洗いは、サイドブラシ6,6が
(ロ)位置において自動車の前面に接触して揺動し、振
れスイッチ21が作動すると、門型フレーム1の往走行
を停止させ、このときの走行位置L1を記憶する。次に
自動車の前面を洗浄するのに適した位置にするための一
定距離R1だけ門型フレーム1を復走行させ、その位置
で走行を停止する。ここでシリンダ24,24をサイド
ブラシ6,6が自動車の側面の(ハ)位置に達する一定
時間T1だけ作動させた後、不作動にする。サイドブラ
シ6,6が閉限位置になったら、サイドブラシ6,6を
逆回転にし、シリンダ24,24を作動させて外側へ移
動させる。サイドブラシ6,6が開限位置に達して自動
車の前面の洗浄が終わると、サイドブラシ6,6を正回
転にし、門型フレーム1を往走行させる。
【0039】このとき、フェンダミラーの記憶がない場
合は(ステップS31)、走行位置L1に達したら(ス
テップS32)、シリンダ24,24を不作動にして自
動車の側面を洗浄する(ステップS33)、サイドブラ
シ6,6が自動車の後端に達して内側へ移動し、閉限ス
イッチ27,27が作動する(ニ)位置になったら、往
走行を停止させ、サイドブラシ6,6の回転を停止させ
て、往行洗浄工程を終る。
【0040】続いて、サイドブラシ6,6を逆回転し、
門型フレーム1を復走行させて復行洗浄工程を始める
(ステップS34)。
【0041】サイドブラシ6,6が(ホ)位置に達して
自動車の後面に接触して揺動し、第1後端検出手段であ
る振れスイッチSA1が作動すると(ステップS3
5)、復走行を停止させ、このときの走行位置L2を記
憶する(ステップS36)、次に往走行を始め(ステッ
プS37)、自動車の後面を洗浄するのに適した位置に
するための一定距離R2だけ往走行したら(ステップS
38)、往走行を停止する(ステップS39)。次にシ
リンダ24,24をサイドブラシ6,6が自動車の側面
の(ヘ)位置に達する一定時間T1作動させた後、不作
動にする。サイドブラシ6,6が閉限位置になったら、
サイドブラシ6,6を正回転にし、シリンダ24,24
を作動させて外側へ移動させる(S40)。サイドブラ
シ6,6が開限位置になったら復走行を始め、走行位置
L2まで復走行したら、シリンダ24,24を不作動に
して自動車の側面を洗浄する。自動車の前端をすぎると
サイドブラシ6,6は閉限位置となり、スタート位置に
達すると復行洗浄工程を終る(ステップS41)。
【0042】前記ステップS31でフェンダミラーの記
憶がある場合は、走行位置L1より更に一定距離R3だ
け往走行したら(ステップS42)、ステップS33へ
進む。これにより、第1の車種V1(乗用車タイプ)の
フェンダミラーHMに加わるサイドブラシ6,6の力を
減少させて、フェンダミラーHMの破損や方向の狂いを
防止することができる。
【0043】続いて、第1の洗浄動作の第2実施例を説
明する。
【0044】サイドブラシ6,6を駆動する原動機1
8,18の電流、消費電力、回転数等でサイドブラシ
6,6の回転負荷を検出し、前記回転負荷が乗用車タイ
プの自動車の後面を洗うのに適した位置になる設定値X
1を超えたかを検出する前記負荷検出手段SF1(図2
参照)を用い、図8のフローチャートにおいて、ステッ
プS35の代わりに、負荷検出手段SF1が所定の回転
負荷を検出したら、ステップS36へ進む。
【0045】次に、図5のフローチャートのステップS
12に対応する第2の洗浄動作(第2の車種V2及び第
3の車種V3の場合の洗浄動作)の第1実施例を、図1
0及び図11に基づいて説明する。
【0046】車種判別手段C2が第2の車種V2(図7
(b),(c)参照)と判別している場合は(ステップ
S50)、前記ステップS30と同じ第1の前洗いを行
う(ステップS51)。走行位置L1に達したら(ステ
ップS52)、シリンダ24,24を不作動にしてサイ
ドブラシ6,6を閉じ、自動車の側面を洗浄する(ステ
ップS53)。
【0047】後面洗いの記憶がない場合は(ステップS
54)、第2後端検出手段としての低い位置に設けた第
3の車体検出手段K3が自動車の後端を検出したら(ス
テップS55)、そのときの走行位置L3を記憶する
(ステップS56)。このとき、サイドブラシ6,6は
(ト)位置にある。
【0048】門型フレーム1が更に往走行して、サイド
ブラシ6,6が自動車の後端に達して内側へ移動し、閉
限スイッチ27,27が作動する(チ)位置になった
ら、往走行を停止させるとともにサイドブラシ6,6の
回転を停止させ、往行洗浄工程を終る。
【0049】次に、サイドブラシ6,6を逆回転にして
門型フレーム1を復走行させ、復行洗浄工程を始める
(ステップS57)。サイドブラシ6,6が、前記走行
位置L3に一定距離R4を加えた走行位置L4の(リ)
位置に達し(R4は後部ミラーRMを装備した自動車の
後面を洗うのに適した位置までの走行距離)、自動車の
後面を洗浄するのに適した位置になると(ステップS5
8)、門型フレーム1の復走行を停止し(ステップS5
9)、前記ステップS40と同様に、この走行位置でシ
リンダ24,24をサイドブラシ6,6が自動車の側面
の(ヌ)位置に達する一定時間T1だけ作動させた後、
不作動にする。サイドブラシ6,6が閉限位置になった
ら、サイドブラシ6,6を正回転にし、シリンダ24,
24を作動させてサイドブラシ6,6を外側へ移動させ
る(ステップS60)、サイドブラシ6,6が開限位置
になったら復走行させ、一定距離R5だけ復走行したら
シリンダ24,24を不作動にし、自動車の側面を洗浄
する(ステップS61)。
【0050】次に、車種判別手段C2が第2の車種V2
と判別している場合は(ステップS62)、自動車の前
端をすぎるとサイドブラシ6,6は閉限位置となりスタ
ート位置に達すると復行洗浄工程を終る(ステップS6
3)。
【0051】ステップ50で第2の車種V2でない場
合、即ち車種判別手段C2が第3の車種V3(図7
(d)参照)と判別している場合は、第2の前洗いを行
う(ステップS64)。第2の前洗いは、一定距離R1
復走行して走行を停止するまでは第1の前洗いと同じ
で、一定距離R1復走行して停止したらサイドブラシ
6,6を逆回転にし、所定時間T2後、シリンダ24,
24を作動させるとともに復走行させる。ワゴンタイプ
の自動車の前部ミラーFMの破損を回避できる一定距離
R6だけ復走行したら復走行を停止する。サイドブラシ
6,6が開限位置になったら、サイドブラシ6,6を正
回転にして往走行させる。このステップS64の次は、
ステップS52へ進む。
【0052】ステップS54で後面洗いの記憶がある場
合は、ステップS34〜ステップS40を行い(ステッ
プS65)、ステップS61へ進む。これにより、後部
ミラーRMを装備していない自動車の後面を洗浄するこ
とができる。
【0053】ステップS62で第3の車種V3と判別し
ている場合で、前洗いの記憶のある場合は(ステップS
67)、ステップS63へ進んで前面の洗浄を行う。前
洗いの記憶のない場合は(ステップS67)、走行位置
L1に一定距離R7を加えた走行位置L5まで復走行し
たらシリンダ24,24を作動するとともに、サイドブ
ラシ6,6の回転を停止し、スタート位置に達すると復
行洗浄工程を終る(ステップS68)。
【0054】ステップS55の後端検出を第3車体検出
手段K3によって行う代わりに、第1、第3車体検出手
段K1,K3の2個を使用しても良いし、第1、第2、
第3車体検出手段K1,K2,K3の3個を使用しても
良い。複数の車体検出手段を用いる場合、最後に検出し
た後端を自動車の後端とする。
【0055】続いて、第2の洗浄動作の第2実施例を主
に図12を用いて説明する。
【0056】第2の洗浄動作の第1実施例を示す図10
のフローチャートのステップS56に続き、サイドブラ
シ6,6が自動車の後端に達する一定距離R8往走行し
た(ル)位置で、シリンダ24,24を作動させ、サイ
ドブラシ6,6の回転を停止する。次に後部ミラーRM
を装備した自動車の後面を洗うのに適した位置までの一
定距離R9往走行した(オ)位置で走行を停止し、サイ
ドブラシ6,6を逆回転させ、シリンダ24,24を不
作動にする。サイドブラシ6,6が閉限位置(ワ)にな
ったら、前記ステップS60と同じ動作を行い、サイド
ブラシ6,6が開限位置(カ)になったら、サイドブラ
シ6,6の回転を停止し、リンス装置RNによる清水を
用いたすすぎが終る一定距離R11往走行した後に、門
型フレーム1の走行を停止させ往行洗浄工程を終る。
【0057】続く復行洗浄工程で、サイドブラシ6,6
で自動車の側面を洗浄し得る走行位置L6まで復走行し
たら、サイドブラシ6,6を正回転させてシリンダ2
4,24を不作動にし、ステップS62へ進む。1往復
洗車の場合は(ヨ)位置で乾燥装置を作動させ、復行乾
燥工程を行う。
【0058】続いて、第2の洗浄動作の第3実施例を説
明する。
【0059】第2の洗浄動作の第1実施例を示す図10
及び図11において、ステップS54からステップS5
7へ飛び越し、ステップS57において、第2後端検出
手段としての閉限スイッチ27,27が作動した(チ)
位置に対応する走行位置L7を記憶し、ステップS58
の代わりに、後部ミラーRMを装備した自動車の後面を
洗うのに適した位置までの一定距離R12だけ復走行し
たら、ステップS59へ進む。
【0060】続いて、第2の洗浄動作の第4実施例を説
明する。
【0061】この実施例では、サイドブラシ6,6の回
転負荷が後部ミラーRMを装備した自動車の後面を洗う
のに適した位置になる設定値X2を越えたかを検出する
負荷検出手段SF2を用いる。即ち、図10において、
ステップS54からステップS57へ飛び越し、ステッ
プS58の代わりに、前記負荷検出手段SF2が所定の
回転負荷を検出したら、ステップS59へ進む。
【0062】続いて、第2の洗浄動作の第5実施例を説
明する。
【0063】図10においてステップS54からステッ
プS57へ飛び越し、ステップS58の代わりに、サイ
ドブラシ6,6の揺動を検出する第2後端検出手段とし
ての振れスイッチSA2が作動したら、ステップS59
へ進む。
【0064】次に、特許請求の範囲第1項に記載された
発明に対応する別の実施例を説明する。
【0065】図11に示すように、門型フレーム1に第
1〜第3車体検出手段K1〜K3から距離Eだけ離して
光電スイッチよりなる第4車体検出手段K4を設ける。
この第4車体検出手段K4は、第1の車種V1(乗用車
タイプの自動車)の後端を検出する第1後端検出手段を
構成する。第1の車種V1と判別したときは、前記第4
車体検出手段K4が自動車の後端を検出した走行位置L
3Aに一定距離R4を加えた走行位置L4Aで、図10
のフローチャートのステップS60を実行する。また第
2の車種V2又は第3の車種V3(後部ミラーRMを装
備した自動車)と判別したときは、図10のフローチャ
ートによる洗浄をそのまま実行する。
【0066】尚、第2の洗浄動作の後端検出手段にサイ
ドブラシ6,6の負荷検出手段SF2或いは振れ検出ス
イッチSA2を用いる場合は、ジープタイプの自動車と
判別した場合は、図13に示す動作にする。
【0067】以上説明した特許請求の範囲第1項の発明
に対応する別実施例として、後端検出手段として振れス
イッチSA1を用いるとともにスプリング20のセット
荷重を変更可能とし、第1後端検出手段の時はスプリン
グ20のセット荷重を強くし、第2後端検出手段の時は
スプリング20のセット荷重を弱くすることが可能であ
る。また第2後端検出手段として、トップブラシ45の
下限位置を検出するセンサを用いることが可能である。
そして、上記各第1後端検出手段及び各第2後端検出手
段の組合せは、実施例以外の種々の組合せが可能であ
る。
【0068】次に、特許請求の範囲第2項に記載された
発明に対応する実施例について説明する。
【0069】この実施例では、後端検出手段が自動車の
後端を検出した走行位置Lから門型フレーム1が走行す
る一定距離Rを、車種判別手段C2の信号に基づいて距
離選択手段C4で選択している。例えば、図11におい
て、車種判別手段C2が第1の車種V1と判別した場合
は、距離選択手段C4が距離R4A(R4A=R4−
E)を選択し、後部ミラーRMが装備されていない第1
の車種V1の車体後面を洗浄する。一方、車種判別手段
C2が第1の車種V1でないと判別したときは、距離選
択手段C4が距離R4を選択し、第2の車種V2又は第
3の車種V3に設けた後部ミラーRMがサイドブラシ
6,6によって破損するのを防止する。
【0070】尚、本実施例において使用される後端検出
手段は、前述の第3車体検出手段K3を使用してもよい
し、第1及び第3車体検出手段K1,K3の2個を使用
してもよいし,第1、第2及び第3車体検出手段K1,
K2,K3の3個を使用してもよい。複数の車体検出手
段を用いる場合は、最後に検出した後端を自動車の後端
とする。
【0071】請求項1及び請求項2の自動車の車種を判
別する車種判別手段は、特公平2−6664号公報に記
載されているような、自動車の車高を検出し、所定より
高い自動車をワゴンタイプと判別し、所定より低い自動
車を乗用車タイプと判別する反射型超音波検知装置でも
良い。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、後部ミラ
ーを備えた自動車と備えない自動車とを判別し、後部ミ
ラーを備えた自動車を洗浄する場合に、車体後面とサイ
ドブラシとの相対位置を適切に制御することができる
で、サイドブラシによる後部ミラー破損を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗車機の正面図
【図2】洗車機の側面図
【図3】図1の3−3線矢視図
【図4】図2の4−4線矢視図
【図5】本発明のメインルーチンのフローチャート
【図6】図5のステップS9に対応するサブルーチンの
フローチャート
【図7】図6のフローチャートに対応する作用の説明図
【図8】図5のステップS11に対応するサブルーチン
のフローチャート
【図9】図8のフローチャートに対応する作用の説明図
【図10】図5のステップS12に対応するサブルーチ
ンのフローチャート
【図11】図10のフローチャートに対応する作用の説
明図
【図12】第2の洗浄動作の他の実施例に対応する作用
の説明図
【図13】第2の洗浄動作の他の実施例に対応する作用
の説明図
【符号の説明】
6 サイドブラシ C2 車種判別手段 C3 後端検出手段選択手段 C4 距離選択手段 C5 制御手段 SA1 振れスイッチ(第1後端検出手段、後端検
出手段) SA2 振れスイッチ(第2後端検出手段、後端検
出手段) SF1 負荷検出手段(第1後端検出手段、後端検
出手段) SF2 負荷検出手段(第2後端検出手段、後端検
出手段) K3 第3車体検出手段(第2後端検出手段、後
端検出手段) K4 第4車体検出手段(第1後端検出手段、後
端検出手段) 27 閉限スイッチ(第2後端検出手段、後端検
出手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体後面を洗浄し得るサイドブ
    ラシを備えた洗車機において、 自動車の車種を判別する車種判別手段と、自動車の後端
    を検出する第1及び第2後端検出手段と、前記車種判別
    手段の判別に基づいて、第1及び第2後端検出手段の一
    方を選択する後端検出手段選択手段と、前記後端検出手
    段選択手段で選択された後端検出手段の検出に基づい
    て、サイドブラシと車体後面との相対位置を制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 走行フレームに自動車の車体後面を洗浄
    し得るサイドブラシを備えた洗車機において、 自動車の車種を判別する車種判別手段と、無接触で自動
    車の後端を検出する後端検出手段と、前記後端検出手段
    が自動車の後端を検出したときからの走行フレームの往
    行距離を、車種に応じた複数の往行距離のうちから前記
    車種判別手段判別した車種に基づいて選択する距離選
    択手段と、前記後端検出手段が自動車の後端を検出した
    ときから前記距離選択手段が選択した前記往行距離だけ
    前記走行フレームが往行した位置に該走行フレームを停
    止させて、サイドブラシで車体後面を洗浄するよう制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする洗車機。
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