JP2000198425A - 車両の側面処理装置 - Google Patents

車両の側面処理装置

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JP2000198425A
JP2000198425A JP11001408A JP140899A JP2000198425A JP 2000198425 A JP2000198425 A JP 2000198425A JP 11001408 A JP11001408 A JP 11001408A JP 140899 A JP140899 A JP 140899A JP 2000198425 A JP2000198425 A JP 2000198425A
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windshield
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load
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JP11001408A
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English (en)
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Toshio Takeuchi
敏雄 竹内
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Takeuchi Techno Co Ltd
Original Assignee
Takeuchi Techno Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドブラシを、車両の側面に接触回転させ
て、その側面を洗浄するようにした洗車機において、サ
イドブラシはフロントガラスの側方では、その回転数を
低くしてドアミラーの誤検出を防止して洗車時間が長く
ならないようにし、またフロントガラスの後では側面ガ
ラスの上部の洗浄効果を高める。 【解決手段】 サイドブラシSBの回転数を、フロント
ガラスGの側方では低い回転数に制御し、またフロント
ガラスGよりも後ではサイドブラシSBの回転数を前記
回転数よりも高くなるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動されるサ
イドブラシ、サイドバフ等の側面処理組立体を車両の側
面に追従接触させて、該側面に洗浄、艶出し等の処理を
施すようにした、車両の側面処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、走行フレームに設けたサイドブラ
シで車両の側面を洗浄するようにした洗車機において、
サイドブラシでフロントガラスの側方の車両の側面を洗
浄するときに、該サイドブラシの、車両の側面に接触す
る側のブラシ毛が、車両の前端側から後端側に移動する
方向に、該サイドブラシを回転させることは公知である
(特開平1−160761号公報参照)。
【0003】また一般にサイドブラシで車両のサイドガ
ラスの上部(車両の中央側に後退している)を洗浄する
ようにするには、サイドブラシの回転によって該サイド
ブラシのブラシ毛を直径方向外方に充分広がらせる必要
があるため、サイドブラシの回転数を高速にすることが
要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サイドブラ
シを、車両の側面に接触する側のブラシ毛が、車両の後
端側から前端側に移動する方向に回転(前記公知のもの
と逆方向回転)させると、そのブラシ毛が、倒したドア
ミラーを起こして破損させる問題があるが、前記公知の
洗車機のようにサイドブラシを回転させると、その問題
がないという利点がある。
【0005】しかし、前記公知のもののようにサイドブ
ラシを回転させるようにした洗車機において、特公昭4
6−34343号公報に記載されるように、サイドブラ
シが変位したことを検出する変位検出手段を設け、この
変位検出手段で、サイドブラシが車両に装着された突起
物(たとえば可倒式でないドアミラー)に接触したこと
を検出するようにして、サイドブラシと突起物との接触
を検出したときに、走行フレームの走行を停止させてサ
イドブラシを車両の側面から遠ざけ、サイドブラシが元
の位置に復帰したら走行フレームを再走行させるように
して突起物を回避できるようにした、突起物回避手段を
設けるようにすると、可倒式、固定式の突起物を問わず
に、その突起物を確実に回避することができるという利
点があるが、このようにした場合に、バン型車のように
フロントガラスの傾斜角の大きい車両を洗浄するときに
は、サイドブラシを前述の回転方向(ブラシ毛が車両の
前端側から後端側に移動する方向に回転)すると、該サ
イドブラシがフロントガラスの側方の車両の側面を洗浄
中に、前記突起物が無いにもかかわらず、該サイドブラ
シが変位して、変位検出手段がその変位を検出してしま
い、走行フレームの走行が停止することがあり、洗浄時
間が長くなるという問題がある。
【0006】また、前記変位検出手段がサイドブラシの
変位を検出したときに、走行フレームの走行を停止させ
ずに、サイドブラシを車両の側面から遠ざかる方向に移
動させて、突起物を回避するようにした場合にも、フロ
ントガラスの側方で突起物が無いにもかかわらず、前記
と同様に変位検出手段が変位を検出してしまい、サイド
ブラシが車両の側面から遠ざかる方向に移動することが
あり、洗浄効果が低下するという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、側面処理組
立体による車両の側面、特にその側面ガラスの上部の処
理効果を高め、且つ洗車時間を短縮することができるよ
うにした、新規な車両の側面処理装置を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本請求項1記載の発明によれば、フレームに設けら
れ、被処理車両の側面に接触させて該側面を処理する、
側面処理組立体と、前記側面処理組立体にかかる負荷が
所定負荷になったことを検出する負荷検出手段と、前記
フレームを、被処理車両に対して該被処理車両の前後方
向に相対運動させる走行駆動手段とを備え、前記側面処
理組立体が被処理車両の側面を処理しているときに、前
記負荷検出手段が所定負荷になったことを検出したとき
には、前記相対移動を停止させるように前記走行駆動手
段が制御され、且つ前記側面処理組立体は、被処理車両
のフロントガラスの側方で、被処理車両の側面に接触す
る側が被処理車両の前端側から後端側に移動する方向に
回転する車両の側面処理装置において、被処理車両のフ
ロントガラスの位置を検出するガラス位置検出手段と、
前記側面処理組立体の回転数を、可変に回転駆動する回
転数可変駆動手段と、前記ガラス位置検出手段がフロン
トガラスの位置を検出した信号に基づいて、前記側面処
理組立体の回転数を、該側面処理組立体がフロントガラ
ス側方にあるときの低回転数よりも増加させるように前
記回転数可変駆動手段を制御する制御手段とを備えるこ
とを特徴としており、かかる特徴によれば、洗車時間が
長くなるのを防ぐことができ、且つフロントガラスの側
方より後では、側面ガラス上部の処理効果が高められ
る。
【0009】また、上記目的達成のため、本請求項2記
載の発明によれば、被処理車両の側面に接触させて該側
面を処理する、側面処理組立体と、前記側面処理組立体
にかかる負荷が所定負荷になったことを検出する負荷検
出手段と、前記側面処理組立体を被処理車両に左右方向
に移動させる移動駆動手段とを備え、前記側面処理組立
体が被処理車両の側面を処理しているときに、前記負荷
検出手段が所定負荷になったことを検出したときには、
前記側面処理組立体を被処理車両の側面から離れる方向
に移動させるように前記移動駆動手段が制御され、且つ
前記側面処理組立体は、被処理車両のフロントガラスの
側方で、被処理車両の側面に接触する側が被処理車両の
前端側から後端側に移動する方向に回転する、車両の側
面処理装置において、被処理車両のフロントガラスの位
置を検出するガラス位置検出手段と、前記側面処理組立
体の回転数を、可変に回転駆動するる回転数可変駆動手
段と、前記ガラス位置検出手段がフロントガラスの位置
を検出した信号に基づいて、前記側面処理組立体の回転
数を、該側面処理組立体がフロントガラスの側方にある
ときの低回転数よりも増加させるように前記回転数可変
駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴と
しており、かかる特徴によれば、フロントガラス側方の
処理効果が低下するのを防ぐことができ、且つフロント
ガラスの側方より後では、側面ガラスの上部の処理効果
を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的
に説明する。
【0011】この実施例は、本発明装置を移動式洗車機
に実施した場合した場合であって、図1は、洗車機の正
面図、図2は、図1の2−2線に沿う縦断面図、図3
は、図1の3−3線に沿う部分拡大図、図4は、洗車機
の往行時の作用図、図5は、洗車機の復行時の作用図、
図6は、第1の安全動作のフローチャート、図7は、第
2の安全動作のフローチャート、図8は、回転モータお
よびトルクモータの制御のフローチャートである。
【0012】図1,2において、移動式洗車機の走行フ
レーム1は、処理すべき車両Vを跨ぐように門型に形成
されており、その左右両側下部の前後に軸架された、左
右一対の駆動輪3,3および左右一対の従動輪4,4と
により、地上に敷設された走行レール5,5上を往復走
行できるように設けられている。前記駆動輪3,3は減
速機構を介して走行駆動手段すなわち走行モータ2,2
にそれぞれ連動されており、走行フレーム1はこれらの
走行モータ2,2の正逆転駆動により走行レール5,5
上を往復走行可能である。
【0013】走行フレーム1の上部左右には、対をなす
支持軸6,6が軸受51,51により同一軸線上を回転
自在に支持されており、これらの支持軸6,6には、走
行フレーム1の上部を横方向に延びる案内レール7が固
定されている。この案内レール7の上部左右には、断面
山形の上部レール71 ,71 が、またその下部左右に
は、断面長方形の下部レール72 ,72 がそれぞれ固定
されている。
【0014】前記案内レール7には、左右一対の台車
8,8がそれぞれ往復走行可能に支持されている。それ
ぞれの台車8には、その上部に前記上部レール71 上を
転動するV型の駆動輪9および従動輪10が回転自在に
支持され、またその下部には、前記下部レール72 の両
側面をそれぞれ転動する4個のローラ11およびその下
面を転動する2個のローラ12が回転自在に支持されて
いる。
【0015】それぞれの台車8には、そこを縦通する上
下方向の回転軸13が回転自在に支持されており、この
回転軸13の下部に側面処理組立体としてのサイドブラ
シSBが固定されている。回転軸13は、台車8に設け
た回転駆動手段としての回転モータ14に伝動機構を介
して連結されており、この回転モータ14の駆動制御に
より、回転軸13は、サイドブラシSBと共に正逆回転
駆動されるようになっている。前記サイドブラシSB
は、回転軸13に固定されたパイプ131 と、このパイ
プ131 に積層状に固定された処理体すなわち複数枚の
盤状をなす不織布132 とより構成されている。
【0016】前記V形の駆動輪9には、台車8に支持さ
れる、移動駆動手段としてのトルクモータ15が接続さ
れており、このトルクモータ15の正逆回転駆動によ
り、台車8を案内レール7に沿って左右方向に開閉移動
させることができる。
【0017】図1,3に示すように、それぞれの支持軸
6には、上下方向に延びるバネアーム16の下端部が固
定され、このバネアーム16の上端部左右にそれぞれ固
定されたバネ受け161 ,162 と、走行フレーム1に
固定された他のバネ受け50 1 ,502 との間には、中
立バネを構成する圧縮バネ171 ,172 が設けられ、
これらの圧縮バネ171 ,172 の弾発力により、バネ
アーム16を中立位置Nに保持することによって、サイ
ドブラシSBは、ほぼ鉛直な中立位置に弾発保持され
る。
【0018】一方のバネアーム16の近くには、走行フ
レーム1に取り付けた小角スイッチ19および負荷検出
手段としての大角スイッチ20が設けられ、これらのス
イッチ19,20は、前記バネアーム16の振れにより
作動されるようになっており、すなわち小角スイッチ1
9は、サイドブラシSBが前記中立位置から前方あるい
は後方へ振れてバネアーム16が中立位置Nから前方F
あるいは後方Rへ第1の所定角度以上振れたことを検出
する。また、大角スイッチ20は、バネアーム16が前
記第1の所定角度よりも大きい第2の所定角度以上振れ
たことを検出する。 図1に示すように、案内レール7
には、台車8が、閉限位置にあることを検出する閉限ス
イッチ24、それが開限位置にあることを検出する開限
スイッチ25、および台車8の閉限位置を規制する閉限
ストッパ26、その開限位置を規制する開限ストッパ2
7がそれぞれ設けられる。
【0019】また図1,2に示すように、走行フレーム
1の前部左右には、処理する車両VのフロントガラスG
の位置を検出する、ガラス位置検出手段としての光電管
28の、投光器281 、受光器282 が対向して設けら
れ、また、走行フレーム1の下部には、床面に固定され
たカム29により作動して、走行フレーム1がスタート
位置にあることを検出する、スタート位置検出スイッチ
30が設けられ、また、走行レール5,5間の床面に
は、車両Vの前輪の停止位置を示す停止位置表示器34
1 ,342 が固定されている。また、走行フレーム1の
前部には制御盤31が設けられ、この制御盤31内に
は、洗車機を制御する制御装置32、前記回転モータ1
4,14に接続されるインバータ33、トルクモータ1
5,15に接続される電圧変更装置34が納められてい
る。インバータ33は、回転モータ14,14に印加す
る周波数を変えて、サイドブラシSB,SBの回転数を
変えるのに用いる。また、電圧変更装置34は、トルク
モータ15,15に印加する電圧を変えて、トルクモー
タ15,15の出力トルクを変えるのに用いる。前記制
御装置32は、走行フレーム1が往走行してスタート位
置検出スイッチ30がカム29から離れて不作動になっ
たときから、走行モータ2の出力軸に接続されたロータ
リエンコーダRのパルスを加算し、走行フレーム1が復
走行したときは、そのパルスを減算して、走行フレーム
1のスタート位置からの走行位置Lを検出する走行位置
検出手段D1 と、タイマーT1 と、後述する走行位置L
1 を記憶する記憶部Meの各機能を備えている。そして
回転モータ14,14とインバータ33とで、回転数可
変駆動手段Dbを構成し、トルクモータ15,15と電
圧変更手段34とで、サイドブラシSB,SBを車両V
の側面に押し付ける押付力を可変とする押付力可変押付
手段Dfを構成する。
【0020】なお、図中、TBは、走行フレーム1に揺
動アーム37を介して上下に揺動可能に支持するトップ
ブラシ、TNは、走行フレーム1に昇降制御可能に設け
られて乾燥用エアを車両Vの上面に向けて噴出するトッ
プノズル、SNは、走行フレーム1の両側に設けられて
乾燥用エアを車両Vの両側面に向けて噴出するサイドノ
ズルである。
【0021】次に、主に図4,5を参照してこの実施例
の作用について説明する。
【0022】〔1〕走行フレーム1の往行時における車
両側面の処理(図4参照) .図4において、走行フレーム1が走行レール5,5
の左端のスタート位置にあり、一対のサイドブラシS
B,SBが開限位置(イ)にあるとき、処理すべき車両
Vを、走行レール5,5間に進入させて、その車両Vの
右前輪を停止表示器341 ,342 (図2参照)の間に
位置させて、左右のドアミラーM,Mを倒した状態で洗
車を始める。
【0023】.走行フレーム1に設けたスタートスイ
ッチ(図示せず)が押圧されると、回転モータ14,1
4に、サイドブラシSB,SBが車両Vの側面に接触す
る側が、該車両Vの前端側から後端側に移動する方向に
正回転する(以下、正回転方向という)第1の周波数の
電圧が印加され、サイドブラシSB,SBが高速正回転
駆動(図4、矢印a方向)され、また、トルクモータ1
5,15に、サイドブラシSB,SBが閉方向に移動す
る(以下、閉移動方向という)第1の電圧が印加され、
サイドブラシSB,SBは互いに接近する方向に閉移動
する。サイドブラシSB,SBが閉限位置(ロ)にな
り、閉限スイッチ24,24が作動すると、走行フレー
ム1が往走行を始める。
【0024】.走行フレーム1の往行により、サイド
ブラシSB,SBが(ハ)位置になり、サイドブラシS
B,SBが走行フレーム1の走行方向と逆方向に振れて
小角スイッチ19が第1の所定角度以上振れたことを検
出すると、走行フレーム1の往行が一旦停止される。
【0025】次に、トルクモータ15,15に、サイド
ブラシSB,SBが開方向に移動する(以下、開移動方
向という)第1の電圧が印加され、サイドブラシSB,
SBが開移動する。
【0026】.サイドブラシSB,SBが開限位置
(ニ)になり、開限スイッチ25,25が作動すると、
回転モータ14,14に正回転方向で第1の周波数より
も低い第2の周波数の電圧が印加され、サイドブラシS
B,SBが矢印方向(サイドブラシSB,SBが車両V
の側面に接触する側が該車両の前端側から後端側に移動
する方向)に低速正回転駆動され、走行フレーム1が往
走行を始める。
【0027】走行フレーム1が走行距離Laだけ走行す
ると、トルクモータ15,15に閉移動方向で第1の電
圧よりも低い第2の電圧が印加され、サイドブラシS
B,SBが閉移動する。
【0028】サイドブラシSB,SBが(ホ)位置にな
り、トルクモータ15,15の出力トルクと、サイドブ
ラシSB,SBが車両Vの側面から受ける反力とが釣り
合うと、サイドブラシSB,SBの閉移動は停止する。
この時、サイドブラシSB,SBが車両Vの側面から受
ける反力によるトルクモータ15,15にかかる負荷ト
ルクが、トルクモータ15,15の出力トルクよりも大
きくなると、トルクモータ15,15は逆回転されてサ
イドブラシSB,SBは開移動する。こうしてサイドブ
ラシSB,SBは適切な力で車両Vの側面に押し付けら
れ、該側面がブラシング洗浄される。
【0029】.そして走行フレーム1の往走行の継続
により、サイドブラシSB,SBが、車両Vのフロント
ガラスGの側方を通過した(ヘ)位置で、後述するステ
ップS24(図8)において、回転モータ14,14に
正回転方向の第1の周波数の電圧が印加され、サイドブ
ラシSB,SBが高速正回転駆動される。またトルクモ
ータ15,15に第1の電圧が印加され、トルクモータ
15,15の出力トルクは、第2の電圧が印加されたと
きよりも大きくなり、サイドブラシSB,SBは、その
第2の電圧のときよりも大きい押付力で車両Vの側面に
押し付けられ、該側面の洗浄が行なわれる。この第1の
電圧のときもサイドブラシSB,SBが車両Vの側面か
ら受ける反力によるトルクモータ15,15にかかる負
荷トルクが、トルクモータ15,15の出力トルクより
も大きくなると、トルクモータ15,15は逆回転させ
られてサイドブラシSB,SBは開移動する。
【0030】次に、走行フレーム1の往走行の継続によ
り、サイドブラシSB,SBが車両Vの後端の(ト)位
置になり、閉移動して(チ)位置で閉限スイッチ24,
24が作動すると、その作動位置から所定距離だけ走行
フレーム1が往走行した(リ)位置で、その走行を停止
する。
【0031】〔2〕走行フレーム1の復行時における車
両側面の処理(図5参照) .次に、サイドブラシSB,SBを高速正回転駆動し
たまま、走行フレーム1は復走行を始める。
【0032】サイドブラシSB,SBが(ヌ)位置にな
り、車両Vの後面と接触してサイドブラシSB,SB
が、走行フレーム1の復走行の方向と逆方向に振れて、
小角スイッチ19が振れ、小角スイッチ19が第1の所
定角度以上に振れたことを検出すると、走行フレーム1
の復走行が停止される。
【0033】次に、トルクモータ15,15に、開移動
方向の第1の電圧が印加され、サイドブラシSB,SB
は開移動する。
【0034】.サイドブラシSB,SBが開限位置
(ル)になり、開限スイッチ25,25が作動すると、
走行フレーム1が復走行を始める。
【0035】走行フレーム1が所定距離Lbだけ復走行
すると、トルクモータ15,15に閉移動方向で第1の
電圧が印加され、サイドブラシSB,SBが閉移動す
る。
【0036】サイドブラシSB,SBが(オ)位置にな
り、トルクモータ15,15の出力トルクと、サイドブ
ラシSB,SBが車両Vの側面から受ける反力とが釣り
合うと、サイドブラシSB,SBの閉移動は停止する。
こうして、車両Vの側面が洗浄される。
【0037】.そして、サイドブラシSB,SBが、
車両VのフロントガラスGに達する前の位置(ワ)で、
後述するステップS26(図8)において、回転モータ
14,14に正回転方向の第2の周波数の電圧が印加さ
れ、サイドブラシSB,SBが低速正回転駆動される。
また、トルクモータ15,15に第2の電圧が印加さ
れ、車両Vの側面が洗浄される。
【0038】次に、サイドブラシSB,SBが、車両V
の前端の(カ)位置になり、閉移動して(ヨ)位置で閉
限位置になり、次に走行フレーム1がスタート位置
(タ)になると、走行フレーム1の復走行を停止する。
【0039】上記〜の作用において、サイドブラシ
SB,SBが(イ)位置から(ニ)位置になる間および
(リ)位置から(ル)位置になる間に、負荷検出手段と
しての大角スイッチ20が、第2の所定角度以上振れた
ことを検出したときには、後述する第1の安全動作を行
なう。またサイドブラシSB,SBが(ニ)位置から
(リ)位置になる間および(ル)位置から(タ)位置に
なる間に、負荷検出手段としての大角スイッチ20が、
所定角度以上振れたことを検出したときには、後述する
第2の安全動作を行なう。
【0040】〔3〕第1の安全動作(図6参照) ステップS1において、バネアーム16(図3)が前方
Sあるいは後方Rに第2の所定角度以上振れたことを大
角スイッチ20が検出する(以下、大角スイッチ20が
検出するという)と、ステップS2において、洗車機を
全停止する。
【0041】〔4〕第2の安全動作(図7参照) ステップS11において、タイマーT1 の検出時間tを
「0」にして、ステップS12に進む。
【0042】ステップS12において、大角スイッチ2
0が検出すると、ステップS13において、a)走行フ
レーム1の走行を停止させる、b)サイドブラシSB,
SBの回転を停止させる、c)トルクモータ15,15
に、開移動方向の第1の電圧を印加し、サイドブラシS
B,SBを開移動させる、d)タイマーT1 の作動を始
めさせる、の各制御を行ない、ステップS14に進む。
【0043】ステップS14において、タイマーT1
検出時間tが所定時間taを超えていないで、ステップ
S15において、大角スイッチ20が不検出になると、
ステップS16において、a)ステップS13の直前の
走行方向への走行フレーム1の走行を始めさせる、b)
ステップS13の直前の回転数と回転方向でサイドブラ
シSB,SBの回転を始めさせる、c)ステップS13
直前の閉移動方向の電圧をトルクモータ15,15に印
加し、サイドブラシSB,SBを閉移動させる、d)タ
イマーT1 を不作動にする、の各制御を行ない、ステッ
プS11に進む。
【0044】またステップS14において、タイマーT
1 の検出時間tが所定時間taを超えているときは、ス
テップS17において、洗車機を全停止させる。
【0045】これにより、たとえば車両Vのドアミラー
Mが倒れていない場合に、サイドブラシSB,SBがド
アミラーMに接触して大角スイッチ20が検出すると、
走行フレーム1の走行と、サイドブラシSB,SBの回
転を停止させ、サイドブラシSB,SBを開移動させ
る。そして大角スイッチ20が非検出になると、走行フ
レーム1の走行と、サイドブラシSB,SBの回転とを
始めさせ、サイドブラシSB,SBを閉移動させる。ま
た大角スイッチ20が検出してから、所定時間ta経過
しても大角スイッチ20が非検出にならないときは、洗
車機を全停止させる。かくして車両のドアミラーMの破
損を防止できる。
【0046】〔5〕回転モータ14,14の印加周波数
およびトルクモータ15,15の印加電圧制御(図8参
照) 次に、前述した(へ)〔1〕と、(ワ)〔2〕位置で
の、回転モータ14,14の印加周波数と、トルクモー
タ15の印加電圧の制御について説明する。
【0047】洗車機の図示しないスタートスイッチが押
されると、ステップS21において、ガラス位置検出手
段としての光電スイッチ28(投光器281 および受光
器282 よりなる)が車両Vの車体を検出したかの判断
をする。そして、図4において走行フレーム1が往走行
して、光電スイッチ28が28A位置になり、フロント
ガラスGを検出すると、ステップS22において、現在
走行位置Lに距離XとYを加算した走行位置L1 (L1
=L+X+Y)を記憶部Meに記憶する。
【0048】なお、Xは、光電スイッチ28とサイドブ
ラシSB,SBの回転軸の中心軸線との水平距離であ
り、またYは光電スイッチ28が車体を検出したとき
の、光電スイッチ28の位置と走行位置L1 の時のサイ
ドブラシSB,SBの回転軸の中心軸線との予め決めら
れた水平距離である。
【0049】次に、ステップS23において、現在走行
位置LがL<L1 からL≧L1 になると、ステップS2
4において、サイドブラシSB,SBの回転数と押付力
とを増加させる。またステップS25において現在走行
位置LがL>L1 からL≦L 1 になるとステップS26
において、サイドブラシSB,SBの回転数と押付力と
を減少させる。
【0050】以上のように、サイドブラシSB,SB
は、フロントガラスGの側方では、低速正回転駆動され
るので、フロントガラスGの側方に、ドアミラーM等の
突起物がないときに、サイドブラシSB,SBが振れて
大角スイッチ20が検出することを防ぐことができ、洗
車時間が長くなることがないようにすることができる。
またフロントガラスGよりも後では、サイドブラシS
B,SBは高速正回転駆動されるので、側面ガラスの上
部の洗浄効果を得ることができる。
【0051】〔4〕′第2の安全動作の変型例(図9参
照) 図9には、第2の安全動作の変型例のフローチャートが
示されており、図9は、図7のステップS13とステッ
プS16とが、ステップS31とステップS32とに入
れ代わっている。
【0052】すなわちステップS31で、トルクモータ
15,15に、開移動方向の第1の電圧を印加し、a)
サイドブラシSB,SBを開移動させる、b)タイマー
1の作動を始めさせる、の各制御を行ない、ステップ
S14に進む。
【0053】また、ステップS32で、ステップS31
の直前の閉移動方向の電圧をトルクモータ15,15に
印加し、a)サイドブラシSB,SBを閉移動させる、
b)タイマーT1 を不作動にする、の各制御を行ない、
ステップS11に進む。このようにして、車両Vの破損
を防止できる。
【0054】この場合、フロントガラスGの側方に突起
物がないときにサイドブラシSB,SBが振れて大角ス
イッチ20が検出することを防ぐことができることによ
り、フロントガラスGの側方の洗浄効果が低下すること
を防止できる。
【0055】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では、走行フレーム1の往走行時に、(ニ)位置で
側面処理組立体としてのサイドブラシの回転を低速正回
転駆動に変えているが、ガラス位置検出手段としての光
電管28がガラスの位置を検出した信号に基づいて、側
面処理組立体がフロントガラスの側方に達する直前に低
速正回転駆動に変えてもよい。
【0056】また、(へ)位置で側面処理組立体の回転
を高速正回転駆動に変えているが、高速逆回転駆動に変
えてもよい。
【0057】また、本発明は、前記実施例の(ニ)位置
から(リ)位置になる間および(ル)位置から(タ)位
置になる間で、前記第1の安全動作を行なうようにした
車両の側面処理装置に実施することができる。
【0058】また、フレームを設置面に固定し、車両を
自走もしくはコンベア等の移動手段により移動させるよ
うにした車両の側面処理装置にも実施することができ
る。
【0059】また、負荷検出手段は、側面処理組立体を
回転させるモータの電流が所定電流値になったことを検
出できる電流値検出手段であってもよい。
【0060】また、前記ガラス検出手段は、車両のボン
ネットとフロントガラスとの境界G F )を検出する超音
波検出手段でもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、側面処理組立体の回転数を、フロントガラスの側方
では、低回転数にでき、またフロントガラスの側方より
も後では、前記回転数よりも高くできるので、フロント
ガラスの側方にドアミラー等の突起物が無いにもかかわ
らず、負荷検出手段が所定負荷になったことを検出する
ことを防ぐことができ、洗車時間が長くなることを防ぐ
ことができる。またフロントガラスの側方より後では、
側面ガラスの上部の処理効果を高めることができる。
【0062】また請求項2記載の発明によれば、側面処
理組立体の回転数を、フロントガラスの側方では、低回
転数にでき、またフロントガラスの側方よりも後では、
前記回転数よりも高くできるので、フロントガラスの側
方にドアミラー等の突起物が無いにもかかわらず、負荷
検出手段が所定負荷になったことを検出することを防ぐ
ことができ、フロントガラスの側方の処理効果が低下す
るのを防ぐことができる。またフロントガラスの側方よ
り後では、側面ガラスの上部の処理効果を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗車機の正面図
【図2】図1の2−2線に沿う縦断面図
【図3】図1の3−3線に沿う部分図
【図4】洗車機の往行時の作用図
【図5】洗車機の復行時の作用図
【図6】第1の安全動作のフローチャート
【図7】第2の安全動作のフローチャート
【図8】回転モータおよびトルクモータの制御のフロー
チャート
【図9】第2の安全動作のフローチャート(変型例)
【符号の説明】
1・・・・・・・・フレーム(走行フレーム) 2・・・・・・・・走行駆動手段(走行モータ) 15・・・・・・・移動駆動手段(トルクモータ) 20・・・・・・・負荷検出手段(大角スイッチ) 28・・・・・・・ガラス位置検出手段(光電管) 32・・・・・・・制御手段 Db・・・・・・・回転数可変駆動手段 G・・・・・・・・フロントガラス SB・・・・・・・側面処理組立体(サイドブラシS
B,SB) V・・・・・・・・被処理車両(車両)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(1)に設けられ、被処理車両
    (V)の側面に接触させて該側面を処理する側面処理組
    立体(SB,SB)と、 前記側面処理組立体(SB,SB)にかかる負荷が所定
    負荷になったことを検出する負荷検出手段(20)と、 前記フレーム(1)を、被処理車両(V)に対して該被
    処理車両(V)の前後方向に相対運動させる走行駆動手
    段(2,2)とを備え、 前記側面処理組立体(SB,SB)が被処理車両(V)
    の側面を処理しているときに、前記負荷検出手段(2
    0)が所定負荷になったことを検出したときには、前記
    相対移動を停止させるように前記走行駆動手段(2,
    2)が制御され、且つ前記側面処理組立体(SB,S
    B)は、被処理車両(V)のフロントガラス(G)の側
    方で、被処理車両(V)の側面に接触する側が被処理車
    両(V)の前端側から後端側に移動する方向に回転する
    車両の側面処理装置において、 被処理車両(V)のフロントガラス(G)の位置を検出
    するガラス位置検出手段(28)と、 前記側面処理組立体(SB,SB)の回転数を、可変に
    回転駆動する回転数可変駆動手段(Db)と、 前記ガラス位置検出手段(28)がフロントガラス
    (G)の位置を検出した信号に基づいて、前記側面処理
    組立体(SB,SB)の回転数を、該側面処理組立体
    (SB,SB)がフロントガラス(G)の側方にあると
    きの低回転数よりも増加させるように前記回転数可変駆
    動手段(Db)を制御する制御手段(32)と、 を備えることを特徴とする、車両の側面処理装置。
  2. 【請求項2】 被処理車両(V)の側面に接触させて該
    側面を処理する、側面処理組立体(SB,SB)と、 前記側面処理組立体(SB,SB)にかかる負荷が所定
    負荷になったことを検出する負荷検出手段(20)と、 前記側面処理組立体(SB,SB)を被処理車両(V)
    の左右方向に移動させる移動駆動手段(15,15)と
    を備え、 前記側面処理組立体(SB,SB)が被処理車両(V)
    の側面を処理しているときに、前記負荷検出手段(2
    0)が所定負荷になったことを検出したときには、前記
    側面処理組立体(SB,SB)を被処理車両(V)の側
    面から離れる方向に移動させるように前記移動駆動手段
    (15,15)が制御され、且つ前記側面処理組立体
    (SB,SB)は、被処理車両(V)のフロントガラス
    (G)の側方で、被処理車両(V)の側面に接触する側
    が被処理車両(V)の前端側から後端側に移動する方向
    に回転する、車両の側面処理装置において、 被処理車両(V)のフロントガラス(G)の位置を検出
    するガラス位置検出手段(28)と、 前記側面処理組立体(SB,SB)の回転数を、可変に
    回転駆動する回転数可変駆動手段(Db)と、 前記ガラス位置検出手段(28)がフロントガラス
    (G)の位置を検出した信号に基づいて、前記側面処理
    組立体(SB,SB)の回転数を、該側面処理組立体
    (SB,SB)がフロントガラス(G)の側方にあると
    きの低回転数よりも増加させるように前記回転数可変駆
    動手段(Db)を制御する制御手段(32)と、 を備えることを特徴とする、車両の側面処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1795408B2 (de) 2005-12-08 2023-05-03 Otto Christ AG Behandlungsanlage für Fahrzeuge

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