JP2684145B2 - 洗車機における車両の端部形状検出装置 - Google Patents

洗車機における車両の端部形状検出装置

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JP2684145B2 JP5105718A JP10571893A JP2684145B2 JP 2684145 B2 JP2684145 B2 JP 2684145B2 JP 5105718 A JP5105718 A JP 5105718A JP 10571893 A JP10571893 A JP 10571893A JP 2684145 B2 JP2684145 B2 JP 2684145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体を洗浄す
る洗車機における車両の端部形状検出装置に関し、特
に、その上面ブラシや上面乾燥ノズル等の処理装置を車
体端部形状に沿って移動させる場合等に有効な、車両の
端部形状検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が既に提案した実願昭63−6
868号の車体洗浄装置の上面ブラシ装置は、レールに
沿って往復走行自在な門型走行フレームにモータによっ
て上下回動自在な支持腕を枢支し、この支持腕の先端に
車体の上面を洗浄する上面ブラシを備えた揺動腕の基端
を枢支している。この上面ブラシ装置によれば、車高が
高いワゴン車を洗浄する場合には前記支持腕を上方に回
動させて上面ブラシの位置を上昇させ、車高の低い乗用
車やバン型車を洗浄する場合には前記支持腕を下方に回
動させて上面ブラシの位置を下降させることにより、種
々の車体形状の車両を効率よく洗浄することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同じ低
車高の車両であっても、トランク部を持つ乗用車とトラ
ンク部を持たないバン型車では車体後部の形状が大きく
異なっている。このために、上記上面ブラシ装置で乗用
車の洗浄を行う際には効率よく洗浄作業を行うことがで
きても、バン型車の洗浄を行う際に、門型走行フレーム
の復走行の過程でバン型車の略垂直に切り立ったリヤウ
インド部に上面ブラシが引っ掛かり、スムーズな洗浄が
妨げられる場合があった。
【0004】上述の様な不具合を解決するには、乗用車
を洗浄する場合とバン型車を洗浄する場合で前記支持腕
の位置を別個に制御し、上面ブラシの移動経路を変える
必要がある。このためには、洗浄する車両が乗用車であ
るかバン型車であるかを検出し、それぞれの場合に適合
した制御を行わなければならない。
【0005】ところで車体形状判別のために、たとえば
西独特許第3544390号明細書(特に図3)に記載
される如く後輪の直ぐ後方の車高を測定するようにした
ものが提案されているが、車両によって後輪と車端との
相対位置関係が大きくずれるため、この提案のもののよ
うに後輪位置を基準としたのでは、車両端部形状を的確
に検出できない。
【0006】本発明は、前述の事情に鑑みてなされたも
ので、自動車の車体を洗浄する洗車機において、両の
端部形状を的確に検出し得る、車両の端部形状検出装置
を提供することを目的とし、特に上面ブラシ等の処理装
置を車体端部形状に沿って移動させるために有効な、車
両の端部形状検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、車両の前後方向一端を検出し得る車端検出
手段と、車両の車体上面が1つの所定基準高さよりも高
いか低いかを検出し得る高低検出手段と、車両の前後方
向一端から所定距離離れた車体上面が所定基準高さより
高いか低いかにより予め分類される車両端部形状にそれ
ぞれ対応した2つの車両端部形状信号のうちの一方を前
記車端検出手段及び高低検出手段の各検出結果に基づい
て出力する端部形状信号出力手段とを備えたことを第1
特徴とし、また車体面に対する処理装置を設けたフレ
ームと、車両とを該車両の前後方向に相対運動させるよ
うにした洗車機において、車両の前後方向一端を検出し
得る車端検出手段と、車両の車体上面が1つの所定基準
高さよりも高いか低いかを検出し得る高低検出手段と、
前記フレームと車両との相対位置を検出し得る相対位置
検出手段と、車両の前後方向一端から所定距離離れた車
体上面が所定基準高さより高いか低いかにより予め分類
される車両端部形状にそれぞれ対応した2つの車両端部
形状信号のうちの一方を前記車端検出手段、高低検出手
段及び相対位置検出手段の各検出結果に基づいて出力す
る端部形状信号出力手段とを備えたことを第2の特徴と
する。
【0008】
【作 用】前述の構成を備えた本発明の第1の特徴によ
れば、端部形状信号出力手段は、車両の前後方向一端を
検出し得る車端検出手段の検出結果と、車両の車体上面
が1つの所定基準高さよりも高いか低いかを検出し得る
高低検出手段の検出結果とに基づいて、車両の前後方向
一端から所定距離離れた車体上面の高低により予め分類
される車両端部形状にそれぞれ対応した2つの車両端部
形状信号のうちの一方を出力することができる。
【0009】また、本発明の第2の特徴によれば、フレ
ームと車両とを該車両の前後方向に相対運動させるよう
にした洗車機において、端部形状信号出力手段は、車両
の前後方向一端を検出し得る車端検出手段の検出結果
と、車両の車体上面が1つの所定基準高さよりも高いか
低いかを検出し得る高低検出手段の検出結果と、フレー
ムと車両との相対位置を検出し得る相対位置検出手段の
検出結果とに基づいて、車両の前後方向一端から所定距
離離れた車体上面の高低により予め分類される車両端部
形状にそれぞれ対応した2つの車両端部形状信号のうち
の一方を出力することができる。
【0010】このようにして出力された端部形状信号
は、上面ブラシや乾燥ノズル等の処理装置に対する制御
態様を、前記の如く予め分類された車両端部形状に応じ
換えるのに利用可能であるから、実際の車両端部形
状に合わせて最適の制御態様を選択できるようになる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による洗車機に
おける車両の端部形状検出装置の第1実施例について説
明する。図1は車両の後部形状検出処理装置の正面図、
図2は図1の要部の拡大図、図3は前記装置の側面図で
ある。
【0012】図1,図2に示すように、フレームとして
の門型走行フレーム1の両側部中央には一対の支持軸
2,2が回動自在に支持されており、この支持軸2,2
にはスプロケット3,3を固着した一対の支持腕4,4
が回転自在に支承されている。各支持腕4,4の先端に
は一対の揺動腕5,5の中間部に固着された揺動軸6,
6が回転自在に支承され、該揺動腕5,5の先端には上
面ブラシ7が固着されたブラシ支持軸8の両端が回転自
在に支持されている。
【0013】一方の揺動腕5の上端にはバランスウエイ
ト9が固着されており、他方の揺動腕5の上端にはバラ
ンスウエイトを兼ねる減速機付モータ10が固着されて
いる。そして、この減速機付モータ10の出力軸に固着
したスプロケット11と前記ブラシ支持腕8に固着した
スプロケット12をチェン13で連結することにより、
上面ブラシ7を回転駆動するようになっている。
【0014】上記揺動軸6,6の外端に固着されたスプ
ロケット14,14と、支持軸2,2の中間に固着され
た同歯数のスプロケット15,15はチェン16,16
によって連結されており、一方の支持軸2の外端に固着
したシリンダアーム17には門型走行フレーム1に一端
が枢支されたシリンダ19の他端が連結されている。し
たがって、図3に示すように、このシリンダ19を伸長
させることにより、シリンダアーム17を介して支持軸
2が回動され、更にこの支持軸2の回転はチェン16を
介して揺動軸6に伝達されて、揺動アーム5を上面ブラ
シ7が上方へ位置するように回動させる。また、シリン
ダ19を不作動にすると、上面ブラシ7は自重によって
下方へと揺動する。このとき、前記支持軸2のシリンダ
アーム17の反対側に固着したストッパアーム18が門
型走行フレーム1に設けられたストッパ20,21に当
接することにより、揺動腕5の上下の揺動範囲を制限し
ている。
【0015】また、他方の支持軸2には、磁石22を有
する取付板23が固着されており、門型走行フレーム1
に設けたリードスイッチ24によって上面ブラシ7が上
限位置に達したことを検出するようになっている。更
に、この支持軸2の外端は揺動腕5の回転角度を検出す
るロータリーエンコーダ25に接続されており、このロ
ータリーエンコーダ25と上記リードスイッチ24で車
高検出手段としての揺動角度検知装置Hを構成し、揺動
腕5,5の上限位置からの回動角度、すなわち車高を検
知できるようになっている。
【0016】門型走行フレーム1の上部に回転自在に支
承された同調軸26の両端部にはスプロケット27,2
7が固着されており、これ等のスプロケット27,27
は無端チェン28,28を介して揺動腕4,4と一体の
スプロケット3,3に連結されている。また、前記同調
軸26の一端に固着されたスプロケット29はチェン3
1を介して門型走行フレーム1に設けられた自己制動す
るウォーム減速機付モータ32のスプロケット30に連
結されている。したがって、減速機付モータ32を駆動
することによって同調軸26が回転し、この同調軸26
に接続された一対の支持腕4,4は互いに同期して回動
される。このとき、同調軸26の外端に固着された取付
板34の磁石33と、門型走行フレーム1に配置された
3個のリードスイッチ35A,35B,35Cの作用に
より、図3における揺動軸6の下限位置6a、中間位置
6b、上限位置6cが検出される。
【0017】上述の門型走行フレーム1は、更に側面ブ
ラシ40、側面乾燥ノズル41、上面乾燥ノズル42を
備えており、走行駆動装置36により回転させられる駆
動輪37,37と遊輪38,38により走行レール3
9,39上を往復走行できるようになっている。
【0018】また、門型走行フレーム1の右端上部には
超音波の反射を利用して車体の後端を検知し得る、車端
検出手段(特に図示例では後端検出手段)としての超音
波検知装置Rが設けられている。すなわち、この超音波
検知装置Rは下方に向けて超音波を発射し、洗車機の設
置面よりも高い位置に反射面としての車体が存在する場
合に信号を出力するようになっている。したがって、門
型走行フレーム1の走行中に前記超音波検知装置Rが超
音波の反射波を検出しなくなったときに車体の後端が検
知されることになる。
【0019】次に、前述の構成を備えた本発明による車
体洗浄装置の第1実施例の作用について説明する。
【0020】図4〜図7は車両の洗浄工程と、そのフロ
ーチャートを示すもので、図4において、門型走行フレ
ーム1は走行レール39の左端に位置し、揺動軸6,6
が中間位置(6b)に位置し、上面ブラシ7は左方上限
位置の待機位置(イ)にある。車両を停止させた状態に
おいて、上面ブラシ7を反時計方向に回転させ、モータ
32を駆動させ支持腕4を時計方向へ回動し、揺動軸
6,6を中間位置(6b)より下限位置(6a)へ回動
させる。同時に、シリンダ19を不作動にして上面ブラ
シ7を下限位置(ロ)に下降させ、門型走行フレーム1
を右へ往走行させると、上面ブラシ7は車両の上面をブ
ラシング洗浄する。支持軸2,2が(ハ)の位置にな
り、あらかじめ設定した角度に揺動腕5,5が揺動した
ことを揺動角度検知装置Hが検知すると、モータ32を
駆動して揺動軸6,6を下限位置(6a)から反時計方
向へ回動させ中間位置(6b)へ回動させる。門型走行
フレーム1の往走行に伴い上面ブラシ7がボンネット、
ルーフ、トランクの各上面を(ニ)、(ホ)、(ヘ)の
順にブラシング洗浄して車両より離れると、上面ブラシ
7の揺動軸6が中間位置(6b)での下限位置(ト)と
なる。更に門型走行フレーム1が(チ)の位置に達する
と往走行を停止して往走行での洗浄を終わる。
【0021】図7のフローチャートにおいて、上記門型
走行フレーム1の往走行の開始と同時にステップS1で
第1のカウントが開始され、上面ブラシ7が(ホ)のル
ーフ位置に達したときにステップS2で第1のカウント
がカウントアップする。続いてステップS3で第2のカ
ウントをリセットし、同時にステップS4で超音波検知
装置Rの出力信号の読み込みを開始する。門型走行フレ
ーム1が1(A)(図4)の位置に達して超音波検知装
置Rが車体からの反射波を検出しなくなると、ステップ
S6で第2のカウントを開始し、門型走行フレーム1が
1(B)(図4)の位置に達したときステップS9で前
記第2のカウントをカウントアップする。而して前記ス
テップS6からステップS9に至る第2のカウント手段
は、フレーム1と車両との相対位置を検出する相対位置
検出手段Pを構成する。
【0022】前記ステップS9で第2のカウントをカウ
ントアップしたとき、上面ブラシ7は(ヘ)で示す車体
の後部に位置しており、車高の低いトランク部を持つ乗
用車の場合には上面ブラシ7は自重で二点鎖線の位置ま
で下降するとともに、トランク部を持たないバン型車の
場合には上面ブラシ7が一点鎖線の位置に保たれる。す
ると、ステップS10において、上記車体形状の差によ
る揺動腕5,5の角度を車高検出手段としての揺動角度
検知装置Hが検出し、ステップS11において前記角度
が所定角以上(即ち車体上面が所定基準高さ以上)の場
合にはステップS12で乗用車形状信号が、前記角度が
所定角以下の場合にはステップS14でバン形状信号が
出力され、これらの後部形状信号は一時的に記憶され
る。
【0023】上記後部形状信号は、図8のブロック図に
おける後部形状信号出力手段Sから出力される。すなわ
ち、後部形状信号出力手段Sには乗用車かバン型車かの
判断基準となる揺動腕5,5の基準角度が記憶されてお
り、車端検出手段としての超音波検知装置Rからの出力
信号にタイミングをあわせて、上面ブラシ7が車両後部
(即ち車両後端より前側に所定距離離れた車体上面)に
位置した時点における、車高検出手段としての揺動角度
検知装置Hの出力する車高信号を前記基準角度と比較す
ることによって後部形状信号を得るようになっている。
【0024】即ち車両の前後方向一端から所定距離離れ
た車体上面が所定基準高さより高いか低いかにより予め
分類される車両端部形状(乗用車端部形状・バン形車端
部形状)にそれぞれ対応した2つの後部形状信号(乗用
車形状信号・バン形状信号)のうちの一方を、実際の車
両端部形状に応じて後部形状信号出力手段Sが選択的に
出力し得るようにしたので、その出力された後部形状信
号に基づいて、後述するように上面ブラシ7や上面乾燥
ノズル42等の処理装置に対する制御態様を車両後部形
状に応じて二通りに切換えることが可能となる。而して
車高検出手段(揺動角度検知装置H及び前記ステップ
11を実行するための演算回路は互いに協働して、車両
の上面高さが1つの所定基準高さよりも高いか低いかを
検出し得る本発明の高低検出手段を構成しており、その
高低検出手段の検出結果と、車端検出手段(超音波検知
装置R)の検出結果とに基づいて、端部検出信号出力手
段としての後部形状信号出力手段Sが、2つの端部形状
信号としての後部形状信号(乗用車形状信号・バン形状
信号)のうちの一方を選択的に出力し得るのである。
【0025】上述の様にして後部形状信号が記憶される
と、ステップS13またはステップS15において復走
行の洗車が行われる。
【0026】尚、上述のフローチャートにおけるステッ
プS7及びステップS8は、ステップS4において超音
波検知装置Rの出力を読み込む際に、乗用車のリヤウイ
ンド部における超音波の反射波のとぎれを車両の後端と
誤認する検出ミスを防止するため設けられており、ステ
ップS8で再び反射波が検出された場合にはステップS
3以降の過程を繰り返すようになっている。
【0027】図5は往走行において車両が乗用車Vpで
あると判断された場合の復走行における洗浄工程を示す
ものである。
【0028】まず上面ブラシ7を時計方向に回転させる
とともに、モータ32を駆動して支持腕4,4を時計方
向に回動させて揺動軸6,6を下限位置(6a)とし、
門型走行フレーム1を左へ復走行させる。門型走行フレ
ーム1が位置(リ)から(ヌ)へ移動し、ここで上面ブ
ラシ7が乗用車Vpのトランク部と接触して揺動腕5,
5が予め設定した所定の角度に揺動したことを揺動角度
検知装置Hが検出すると、前記記憶された乗用車形状信
号に基づいてモータ32が駆動されて揺動軸6,6は、
下限位置(6a)から中間位置(6b)へ反時計方向へ
回動される。これにより、門型走行フレーム1の走行に
伴って上面ブラシ7は(ル)、(オ)、(ワ)の順に乗
用車Vpの上面をブラシング洗浄し、(カ)の位置で復
走行と上面ブラシの回転が停止され、シリンダ19を作
動して上面ブラシを(イ)の待機位置として復走行での
洗浄を終了する。
【0029】図6は往走行において車両がバン型車Vb
であると判断された場合の復走行における洗浄工程を示
すものである。
【0030】門型走行フレーム1が位置(リ)から(ヌ
A)へ移動し、ここで上面ブラシ7がバン型車Vbの後
端と接触して揺動腕5,5が予め設定した所定の角度に
揺動したことを揺動角度検知装置Hが検出すると、前記
記憶されたバン形状信号に基づいてモータ32が駆動さ
れて揺動軸6,6は、下限位置6aから上限位置6cへ
反時計方向へ回動される。同時に位置(ヌA)から位置
(ヌB)までの間、門型走行フレーム1の走行速度が低
速となり、これにより、上面ブラシ7はバン型車Vbの
後面をブラシング洗浄しながら上昇し、更にルーフ部に
沿って位置(ヌC)から位置(オ)に達する。ここで揺
動軸6,6は、上限位置(6c)から中間位置(6b)
へ時計方向へ回動され、上面ブラシ7は(ワ)、(カ)
の順にバン型車Vbの上面をブラシング洗浄し、復走行
での洗浄を終了する。
【0031】而してこの第1実施例においては、前記車
端検出手段(超音波検知装置R)と高低検出手段の検出
部(揺動角度検知装置H)とがフレーム1に個別に設置
されていて車端および車体上面の高低を各々検出するよ
うにしているが、この実施例では、それら車端検出手段
と高低検出手段の検出結果だけでなく、前記相対位置検
出手段Pの検出結果も加えて、何れの後部形状信号(乗
用車形状信号・バン形状信号)を出力すべきか判断する
ようにしているため、該車端検出手段と高低検出手段の
設置位置のずれの程度に関係なく車両の端部形状を的確
に検出可能となり、それだけ該車端検出手段および高低
検出手段の配置の自由度を高めることができる。
【0032】図9〜図11は本発明の第2実施例を示す
もので、この実施例は図9のブロック図に示すように、
車高検出手段H、走行位置検出手段P、メモリM、後端
検出手段R、及び後部形状信号出力手段Sとによって構
成されている。そして、前記車高検出手段Hとしては先
の実施例と同様に揺動角度検知装置を用いており、走行
フレーム1と車両との相対位置を検出し得る相対位置検
出手段として機能する走行位置検出手段Pには、門型走
行フレーム1の走行に連動して所定走行間隔でパルスを
出力するロータリーエンコーダを用いている。また、メ
モリM、後端検出手段R、及び後部形状信号出力手段S
はマイクロコンピュータMCを用いて実現している。
【0033】図11のフローチャートにおいて、ステッ
プS20で門型走行フレーム1が往走行を開始すると、
ステップS21において門型走行フレーム1の走行に連
動して回転するロータリーエンコーダによって構成され
た走行位置検出手段Pが所定走行間隔でパルスを出力す
る。ステップS22において前記パルスの出力毎に揺動
角度検知装置Hの出力信号が読み込まれると、その結果
はステップS23でメモリMのX番地に収納される。そ
して、この揺動角度検知装置Hの出力する車高信号はパ
ルスが出力される毎に前記X番地に1を加えた番地に順
次収納されていく。
【0034】続いてステップS24で後端検出手段Rが
門型走行フレーム1が往行路にあるか否かを判断し、往
行路にある間は前記ステップS21〜24が繰り返され
る。この判断は例えば側面ブラシ40に開閉によって行
われる。門型走行フレーム1の往走行が終了すると、ス
テップS25で後端検出手段RはメモリMの最後の番地
Xから1を引いた番地に記憶された車高信号を読み出
し、ステップS26で上面ブラシ7が下限位置にあるか
否か、すなわち上面ブラシ7が車体の後部から離脱して
いるか接触しているかを判断する。この判断は上面ブラ
シ7が下限位置でなくなるまで順次番地Xを逆上って繰
り返され、上面ブラシ7が車両の後端から離れる瞬間で
ある図10のX位置に対応する番地Xに達したとき終了
する。続いてステップS27で前記番地XからYだけ逆
上った番地に収納された車高信号が読み出される。この
車高信号は図10における位置(ヘ)、すなわち前記X
位置から距離Yだけ左側の車両後部における上面ブラシ
7の高さに対応している。したがって、ステップ28で
後部形状信号出力手段Sが前記記憶された車高信号が所
定角以下か否かを判断することにより、車両が乗用車で
あるかバン型車であるかが識別され、ステップS29,
S31において前記後部形状信号出力手段Sから対応す
る後部形状信号が出力される。
【0035】上述のようにして、車両の後部形状が識別
されると、ステップS30,S32において門型走行フ
レーム1の復走行が開始され、先の実施例と同様に車両
の後部形状に合わせた復行洗車が行われる。
【0036】而してこの第2実施例では、車高検出手段
(揺動角度検知装置H)及び前記ステップ28を実行す
るための演算回路が互いに協働して、車両の上面高さが
1つの所定基準高さよりも高いか低いかを検出し得る本
発明の高低検出手段を構成しており、その高低検出手段
の検出結果と、車端検出手段(後端検出手段R)の検出
結果と、相対位置検出手段(走行位置検出手段P)の検
出結果とに基づいて、端部検出信号出力手段としての後
部形状信号出力手段Sが、2つの端部形状信号としての
後部形状信号(乗用車形状信号・バン形状信号)のうち
の一方を選択的に出力し得るのである。
【0037】尚、上記両実施例においては、上下回動自
在な支持腕4,4の先端に上面ブラシ7を備えた揺動腕
5,5の基端を枢支してなる洗車機を対象としている
が、特開昭63−78851号公報に記載されたような
上下回動自在な支持腕の先端に直接上面ブラシを装着し
てなる洗車機を対象として本発明を適用することも可能
である。
【0038】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明を逸脱することなく、種々の
小設計変更を行うことが可能である。
【0039】例えば、第1の実施例における後端検出手
段Rは上記実施例のものに限らず、門型走行フレーム1
の両側壁間に光電検知器や超音波検知器を装着したり、
側面ブラシの閉じ確認によって行うことも可能である。
また、車高検出手段Hも上記実施例のものに限らず、前
述の門型走行フレーム1の両側壁間に設けた光電検知器
や超音波検知器を用いることが可能である。
【0040】更に第2の実施例における走行位置検出手
段Pは上記実施例のものに限らず、所定時間間隔でパル
スを出力するタイマーによって実現することが可能であ
る。
【0041】尚、本発明は上面ブラシ7の昇降制御に用
いるだけでなく、洗車機の上面乾燥ノズル40の昇降制
御に対しても適用可能であり、これにより乗用車とバン
型車のいずれの乾燥処理も効果的に行うことができる。
【0042】
【発明の効果】前述の本発明の洗車機における車両の端
部形状検出装置によれば、車両の前後方向一端から所定
距離離れた車体上面が所定基準高さより高いか低いかに
より予め分類される車両端部形状にそれぞれ対応した2
つの車両端部形状信号のうちの一方を、実際の車両端部
形状に応じて端部形状信号出力手段が選択的に出力し得
るようにしたので、車端以外の部位(例えば後輪位置)
を基準としたような場合と比べて、車両の端部形状を的
確に検出することができる。そしてその出力された車両
端部形状信号に基づいて、上面ブラシや乾燥ノズル等の
処理装置に対する制御態様を車両端部形状に応じて
えることが可能となり、実際の車両端部形状に合わせて
最適の制御態様を選択して処理装置を的確に制御するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による車両の後部形状検出
装置を備えた洗車機の正面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】第1実施例の側面図
【図4】第1実施例の車両の洗浄工程(往行時)を示す
【図5】第1実施例の車両の洗浄工程(復行時)を示す
【図6】第1実施例の車両の洗浄工程(復行時)を示す
【図7】第1実施例のフローチャート
【図8】第1実施例の制御部のブロック図
【図9】本発明の第2実施例の制御部のブロック図
【図10】第2実施例の車両の洗浄工程を示す図
【図11】第2実施例のフローチャート
【符号の説明】
1………………………フレームとしての門型走行フレー
ム H,S11,S28…高低検出手段を構成する車高検出
手段(揺動角度検知装置),ステップ11,ステップ2
8 R………………………車端検出手段としての後端検出手
段(超音波検知装置) S………………………端部形状信号出力手段としての後
部形状信号出力手段 P………………………相対位置検出手段としての走行位
置検出手段 Vb……………………車両としてのバン型車 Vp……………………車両としての乗用車

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後方向一端を検出し得る車端検
    出手段(R)と、車両の車体上面が1つの所定基準高さ
    よりも高いか低いかを検出し得る高低検出手段(H−S
    11,H−S28)と、車両の前後方向一端から所定距
    離離れた車体上面が所定基準高さより高いか低いかによ
    り予め分類される車両端部形状にそれぞれ対応した2つ
    の車両端部形状信号のうちの一方を前記車端検出手段
    (R)及び高低検出手段(H−S11,H−S28)の
    各検出結果に基づいて出力する端部形状信号出力手段
    (S)とを備えたことを特徴とする、洗車機における車
    両の端部形状検出装置。
  2. 【請求項2】 車体面に対する処理装置(7,40〜4
    2)を設けたフレーム(1)と、車両とを該車両の前後
    方向に相対運動させるようにした洗車機において、 車両の前後方向一端を検出し得る車端検出手段(R)
    と、車両の車体上面が1つの所定基準高さよりも高いか
    低いかを検出し得る高低検出手段(H−S11,H−S
    28)と、前記フレーム(1)と車両との相対位置を検
    出し得る相対位置検出手段(P)と、車両の前後方向一
    端から所定距離離れた車体上面が所定基準高さより高い
    か低いかにより予め分類される車両端部形状に対応した
    2つの車両端部形状信号のうちの一方を前記車端検出手
    段(R)、高低検出手段(H−S11,H−S28)及
    び相対位置検出手段(P)の各検出結果に基づいて出力
    する端部形状信号出力手段(S)とを備えたことを特徴
    とする、洗車機における車両の端部形状検出装置。
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