JP2630095B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP2630095B2 JP6430991A JP6430991A JP2630095B2 JP 2630095 B2 JP2630095 B2 JP 2630095B2 JP 6430991 A JP6430991 A JP 6430991A JP 6430991 A JP6430991 A JP 6430991A JP 2630095 B2 JP2630095 B2 JP 2630095B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下部側面洗浄ブラシ
(ロッカーブラシ)を備えた洗車機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の洗車機では、たとえば実公昭61-3
4917号公報に見られるように、左右一対のロッカーブラ
シは、アームを介して洗車機本体に取付けられており、
そしてアームに駆動用のモータを設けるとともに、アー
ムを介して互いに接近離間移動自在に構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式におい
て、左右一対のロッカーブラシでは、車輪を含めてロッ
カー部から車体両側面の下半分を洗浄しているが、車輪
の洗浄を行ったとき、図13に示すようにリム71とホイー
ルキャップ72が成すコーナ部73で、特に回転方向74側の
部分73aの洗浄が不充分となるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題を解決するものであり、
車体の車輪を充分に洗浄し得る洗車機を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本発明の洗車機は、一定経路を走行自在な洗車機本体
に、垂直軸心回りで回転自在なブラシを有し、このブラ
シを洗車する車両に対して接近離間自在でかつ鉛直面に
沿って揺動自在に構成した下部側面洗浄ブラシ装置と、
前記車両の車高を検出するソニックセンサを設け、前記
ソニックセンサの車高信号により検出される前記車両の
形状から、前記車両の前輪位置と後輪位置を検出し、こ
の前輪位置と後輪位置において、前記下部側面洗浄ブラ
シ装置のブラシを揺動し、かつ前記洗車機本体の走行速
度を減速する制御装置を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】上記発明の構成により、ソニックセンサの車高
信号から洗車される車両の形状を検出し、この検出され
る前記車両の形状から車両の前輪位置と後輪位置を検出
し、この前輪位置と後輪位置において、洗車機本体の走
行速度を減速し、下部側面洗浄ブラシ装置のブラシを揺
動する。よって、車輪においてブラシの回転方向側に生
じる洗浄が不充分な部分を鉛直面に沿って垂直軸心の周
りに変位させ得、その結果、車輪に充分な洗浄が行え
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例における洗車機の側面
図である。
【0008】図1に示すように、正面視において門型の
洗車機本体1は複数個の輪体2を介してレール3上に載
置してあり、走行駆動装置(図示せず)の作動により一
定経路上を往復走行自在となる。また洗車機本体1に
は、第1洗浄水アーチ4と、第1ワックスアーチ5と、
第2洗浄水アーチ6と、第2ワックスアーチ7と、洗剤
アーチ8とがこの順で配設され、そして第1洗浄水アー
チ4の箇所に乾燥用のトップノズル9ならびにサイドノ
ズル10を設けるとともに、トップブラシ11とサイドブラ
シ12とを、それぞれ揺動自在なアーム13,14を介して取
付けている。そして洗車機本体1の両側下部には、それ
ぞれ左右一対のロッカーブラシ15が互いに接近離間自在
に設けられる。また洗車機本体1の正面上端には、洗車
される車両40の車高を検出するソニックセンサ46が設け
られ、また正面側部には操作パネル45が設けられる。図
1において、41は洗車される車両40の車輪を示し、ホイ
ールキャップ42、リム43、タイヤ44からなる。
【0009】ロッカーブラシ15の取り付け、および駆動
機構を図2の斜視図に基づいて説明する。図2に示すよ
うに、正面視において逆L字型の保持アーム16が配設さ
れ、この保持アーム16の上面に平行リンク機構17の遊端
が連結され、その基端は洗車機本体1側に固定具29を介
して連結される。また平行リンク機構17は支持アーム18
とタイロッド19から構成され、上記保持アーム16を支持
するとともに、水平方向に回動自在である。平行リンク
機構17を回動させるシリンダ装置20が洗車機本体1側に
設けられ、そのピストンロッド21の先端は、上記支持ア
ーム18の基端部に貫設された支軸22の下部に固着したレ
バー23の遊端に連結される。これにより、支持アーム18
はレバー23と一体動する。またシリンダ装置20を作動さ
せる作動装置24が洗車機本体1側に設けられている。上
記保持アーム16の縦枠部25の下部でかつ相対向する側面
からは、鉛直面に沿って左右方向軸心26の周りで回動自
在な横軸27が突設されている。この横軸27は上記縦枠部
25内に配設した伝動装置(図示せず)を介して、電動機
やシリンダ装置などからなる揺動装置30に連動連結して
いる。
【0010】また上記横軸27の内端にはC字型の揺動ア
ーム31が左右方向軸心26の周りに揺動自在に取付けられ
る。すなわち揺動アーム31の縦枠部32の下部に上記横軸
27の内端が嵌入され、揺動アーム31はその上下横枠部33
間が開口している側を相対向させて取付けられる。さら
に揺動アーム31の内端には、上記左右方向軸心26とは直
交状の回転軸心35の周りで回転自在な回転軸(縦軸)36
が、上下横枠部33間に取付けられ、この回転軸36はブラ
シ軸37と一体状になって、前記ロッカーブラシ15が取付
けられる。そして回転軸36は上下横枠部33内に配設され
た伝動装置(図示せず)を介して、電動機などの回転装
置39に連動連結している。
【0011】また、ソニックセンサ46は、図3に示すよ
うに、車両40のフロントウインド部40Bおよびリヤウイ
ンド部40Dにおいては音波の反射が斜めとなることか
ら、車高の検知が不能となる。よって、上記現象からソ
ニックセンサ46が検知不能となる点を検出することによ
り、車両40のフロントウインド部40Bおよびリヤウイン
ド部40Dが検出され、フロントウインド部40Bおよびリ
ヤウインド部40D前後の車高が検出されている範囲を車
両40のボンネット部40A、天井部40C、トランク部40E
と判別することができる。また検出した天井部40Cとリ
ヤウインド部40Dとの境の位置(以下、P点と称す)と
トランク部40Eの後端位置(以下、F点と称す)により
車両40の車種を判別することができる。車両40の車種の
判別を図4の説明図にしたがって説明する。
【0012】車両40は車種によって、前輪からP点、F
点までの寸法がほぼ決まっている。P点が検出される場
合、前輪からP点までの寸法が2700mm未満のとき、乗
用車あるいは軽乗用車と車種が判別され、さらに図4
(a)に示すように前輪からF点までの寸法が2900mm
以上のとき乗用車、図4(b)に示すように2900mm未
満のとき軽乗用車と判別され、また図4(c)に示すよ
うに前輪からP点までの寸法が2700mm以上、3200mm
未満のとき、小型バンと判別され、図4(d)に示すよ
うに前輪からP点までの寸法が3200mm以上のとき、中
型バンと判別される。また図4(e)に示すように車両
40の前輪位置(距離r)の車高が天井部40Cの高さに相
当する高さh以上のときワゴン車と判別される。
【0013】また車種が判別されると、図4に示すよう
に、後輪位置が特定され、乗用車の場合、P点からトラ
ンク部40E側に100 mmの位置、軽乗用車の場合、P点
から天井部40C側に100 mmの位置、小型バンの場合、
P点から天井部40C側に700mmの位置、中型バンの場
合、P点から天井部40C側に500 mmの位置、ワゴン車
の場合、P点から天井部40C側に400 mmの位置とな
る。
【0014】図5は本発明の一実施例における洗車機の
制御ブロック図である。洗車機の制御系は、図5の制御
ブロック図に示すように、洗車機本体1に内蔵され、マ
イクロコンピュータからなる制御装置51、前記操作パネ
ル45、ソニックセンサ46などからなるセンサ系52、走行
モータを有す走行駆動装置53、ロッカーブラシ15の駆動
装置(作動装置24、揺動装置30、回転装置39)などから
なる駆動系54および電源55から構成されており、制御装
置51は、操作パネル45からの起動、停止などの操作信
号、センサ系52の検出信号を入力して記憶し、操作信号
に応じて、駆動系54を制御して洗車機本体1全体の動作
を制御している。
【0015】以下、本発明の要旨である、制御装置51に
よるソニックセンサ46の車高検出信号に基づくロッカー
ブラシ15の駆動方法および走行駆動装置53の駆動方法を
図6の制御装置51の要部ブロック図に基づいて説明す
る。
【0016】図6において、61は走行駆動装置53へ駆動
信号を出力する走行制御部、62はロッカーブラシ15の駆
動装置、すなわち作動装置24、揺動装置30、回転装置39
へ駆動信号を出力するロッカーブラシ制御部であり、走
行制御部61とロッカーブラシ制御部62へ車両40の前輪検
出信号aと後輪検出信号bを供給するために、タイヤ位
置検出部63が設けられ、このタイヤ位置検出部63に付随
して、ソニックセンサ46からの車高検出信号cから前記
P点とF点と車種がワゴン車であるかを検出する車体位
置検出部64、走行制御部61からの走行速度信号dを積分
して走行距離Rを検出する走行距離演算部65、車体位置
検出部64からP点検出信号eを入力すると走行制御部61
からの走行速度信号dを積分してP点からの走行距離L
を検出するP点走行距離演算部66、およびタイヤ位置検
出部63から前輪検出信号aを入力すると走行制御部61か
らの走行速度信号dを積分して前輪位置からの走行距離
Kを検出する前輪走行距離演算部68が設けられている。
また、操作パネル45からの操作信号に基づいて、走行制
御部61とロッカーブラシ制御部62へ駆動指令信号(起動
指令信号、停止指令信号)gを出力する操作制御部69が
設けられている。
【0017】上記車体位置検出部64において、ソニック
センサ46からの車高検出信号から上記P点とF点と車種
がワゴン車であるかを検出する手順およびソニックセン
サ46の異常検出手順を図7のフローチャートにしたがっ
て説明する。
【0018】まず、ソニックセンサ46の車高検出信号c
により検出される車両40の車高が天井部40Cの高さに相
当する高さhより高いかを判断し(ステップ−1)、天
井部40Cを検出すると、走行距離演算部65からの走行距
離Rが車両40の前輪位置に相当する距離r未満であるか
を確認し(ステップ−2)、走行距離Rが距離r未満で
あると確認されると、車種がワゴン車と判断してワゴン
車検出信号fを出力する(ステップ−3)。次に車高が
零、すなわちフロアを検出したかを判断し(ステップ−
4)、フロアを検出すると、F点を検出したと判断して
F点検出信号mを出力して(ステップ−5)、終了す
る。またステップー4において車高が零でない場合、ソ
ニックセンサ46が検出不能となったかを判断し(ステッ
プ−6)、検出不能となった場合、P点を検出したと判
断してP点検出信号eを出力する(ステップ−7)。次
に再び車高を検出しているかを確認し(ステップ−
8)、検出するまで走行制御部61からの走行速度信号d
を積分してP点からの走行距離Aを演算し(ステップ−
9)、走行距離Aが所定値となるまでに車高を検出でき
ない場合(ステップ−10)、ソニックセンサ46の異常と
判断して、後輪洗い禁止信号jを出力する(ステップ−
11)。またステップー8において、車高を検出すると、
リヤウインド部40Dとトランク部40Eの境の位置(以
下、Q点と称す)を検出したと判断する(ステップ−1
2)。次に、車高が零、すなわちフロアを検出したかを
判断し(ステップ−13)、検出するまで走行制御部61か
らの走行速度信号dを積分してQ点からの走行距離Cを
演算し(ステップ−14)、走行距離Cが所定値Dとなる
までに車高が零を検出できない場合(ステップ−15)、
ソニックセンサ46異常と判断して、ステップー11で後輪
洗い禁止信号jを出力する。ステップー13において、フ
ロアを検出すると、ステップー5でF点検出信号mを出
力して終了する。
【0019】このように、車体位置検出部64により、P
点とF点と車種がワゴン車であるかが検出され、P点検
出信号eとF点検出信号mとワゴン車検出信号fが出力
され、またソニックセンサ46の異常が検出され、後輪洗
い禁止信号jが出力される。
【0020】次にタイヤ位置検出部63において、車両40
の前輪位置と後輪位置を検出する手順を図8のフローチ
ャートにしたがって説明する。なお、ロッカーブラシ15
により車両の側面洗浄時、図3に示すように、ソニック
センサ46とロッカーブラシ15の回転軸36との距離は、82
0 mmあるものとする。
【0021】まず、前輪走行距離演算部68より入力した
前輪位置からの走行距離K(初期値0)が(2900−820
)未満かを判断し(ステップ−1)、この走行距離K
が(2900−820 )未満の場合、車体位置検出部64からF
点検出信号mを入力しているかを判断し(ステップ−
2)、F点検出信号mを入力している場合、”軽”を設
定する(ステップ−3)。次に、車体位置検出部64から
P点検出信号eを入力しているかを判断し(ステップ−
4)、P点検出信号eを入力している場合、ワゴン車検
出信号fを入力しているかを判断する(ステップ−
5)。ワゴン車検出信号fを入力していない場合、前輪
位置からの走行距離Kが(2700−820 )未満かを判断し
(ステップ−6)、この走行距離Kが(2700−820)未
満の場合、乗用車あるいは軽乗用車であると判断し、次
に”軽”設定を確認する(ステップ−7)。”軽”設定
の場合、軽乗用車と判断し、P点走行距離演算部66から
入力したP点からの走行距離Lが(820 −100)以上を
確認すると(ステップ−8)、車体位置検出部64から後
輪洗い検出信号jを入力していないことを確認して(ス
テップ−9)、後輪検出信号bを出力する(ステップ−
10)。ステップー7において、”軽”設定でない場合、
乗用車と判断し、P点からの走行距離Lが(820 +100
)以上を確認すると(ステップ−11)、ステップー
9,10で後輪検出信号bを出力する。またステップー6
において、前輪位置からの走行距離Kが(2900−820 )
以上の場合、小型バンあるいは中型バンと判断し、次に
前輪位置からの走行距離Kが(3200−820 )未満かを判
断し(ステップ−12)、前輪位置からの走行距離Kが
(3200−820 )未満の場合、小型バンと判断し、P点か
らの走行距離Lが(820 −700 )以上を確認すると(ス
テップ−12)、ステップー9,10で後輪検出信号bを出
力する。またステップー12において、前輪位置からの走
行距離Kが(3200−820 )以上の場合、中型バンと判断
し、P点からの走行距離Lが(820 −500 )以上を確認
すると(ステップ−13)、ステップー9,10で後輪検出
信号bを出力する。またステップー5において、ワゴン
車検出信号を入力している場合、P点からの走行距離L
が(820 −400 )以上を確認すると(ステップ−15)、
ステップー9,10で後輪検出信号bを出力する。
【0022】またステップー4において、P点検出信号
eを入力していない場合、またステップー8,11,13,
14,15においてP点からの走行距離Lが設定値未満の場
合、走行距離演算部65から入力した走行距離Rが、図3
に示すように、ロッカーブラシ15の回転軸36とタイヤメ
イト70に接して停車した車両40の前輪との一定の距離S
の位置に到達したかを判断し(ステップ−16)、到達す
ると、前輪検出信号aを出力する(ステップ−17)。
【0023】上記タイヤ位置検出部63の作用により、前
輪位置が検出され、さらに車両40の車種が判断され、車
種に応じた後輪位置検出が行われ、前輪検出信号aと、
後輪検出信号bが出力される。
【0024】次に走行制御部61において、車両40の走行
駆動装置53へ駆動信号を出力する手順を図9のフローチ
ャートにしたがって説明する。まず、操作制御部69より
起動指令信号を入力したことを記憶するフラッグGが1
であるかを確認し(ステップ−1)、確認できない場
合、操作制御部69より起動指令信号を入力しているかを
確認し(ステップ−2)、入力を確認するとフラッグG
を1とし、起動指令信号の入力を記憶する(ステップ−
3)。フラッグGが1のとき、次にタイヤ位置検出部63
より前輪検出信号aを入力しているかを確認し(ステッ
プ−4)、前輪検出信号aの入力を確認できない場合、
タイヤ位置検出部63より後輪検出信号bを入力している
かを確認し(ステップ−5)、ステップー4,5におい
て前輪あるいは後輪の検出信号a,bの入力を確認でき
ないとき、後述するタイマーのカウントTをリセットし
(ステップ−6)、停止指令信号が入力していないこと
を確認して(ステップ−7)、走行駆動装置53へ通常
(高速)走行指令信号を出力する(ステップ−8)。ス
テップー4,5において前輪あるいは後輪の検出信号
a,bの入力を確認すると、タイマーTのカウントを開
始し(ステップ−9)、タイマーTのカウントが所定時
間Jになったかを確認し(ステップ−10)、所定時間を
越えるとステップー7へ飛ぶ。ステップー10において、
タイマーTのカウントが所定時間J以下の場合、停止指
令信号が入力していないことを確認して(ステップ−1
1)、走行駆動装置53へ減速(低速)走行指令信号を出
力する(ステップ−12)。ステップー7,11において、
停止指令信号の入力が確認されると、走行駆動装置53へ
停止指令信号を出力し(ステップ−13)、フラッグGを
リセットする(ステップ−14)。
【0025】上記走行制御部61の作用により、操作制御
部69より起動指令信号を入力すると、走行駆動装置53へ
通常(高速)走行指令信号を出力し、前輪あるいは後輪
の検出信号a,bを入力すると、所定時間Jの間走行駆
動装置53へ減速(低速)走行指令信号を出力し、この所
定時間後はまた通常(高速)走行指令信号を出力する。
そして、操作制御部69より停止指令信号を入力すると、
走行駆動装置53へ停止指令信号を出力する。
【0026】次に上記実施例による車両40の側面洗浄時
の走行駆動装置53とロッカーブラシ駆動装置の動作につ
いて説明する。車両40を所定位置、タイヤメイト70に停
車した後、操作パネル45を操作して洗浄開始を入力す
る。すると、制御装置51は、走行駆動装置53へ通常(高
速)走行指令信号を出力して洗車機本体1を走行させ、
回転装置39を作動させ、ロッカーブラシ15を回転軸心35
の周りで回転させる。この状態で、作動装置24を作動さ
せることにより、シリンダ装置20のピストンロッド21が
伸縮動し、これに連動して平行リンク機構17を水平方向
に回動させる。このとき、保持アーム16は、平行リンク
機構17が回動しても、常に同じ取付け姿勢を保ったまま
移動する。これにより、ロッカーブラシ15を離間状態か
ら接近動させ、車体の下部側面に当接させて洗浄する。
そして、車輪41にロッカーブラシ15が対向したとき、す
なわちタイヤ位置検出部63により前輪位置あるいは後輪
位置が検出されると、走行駆動装置53へ減速(低速)走
行指令信号を出力して洗車機本体1を減速させ、揺動装
置30が作動され、伝動装置を介して横軸27が一方向に設
定角度で回動される。これにより洗車機本体1は減速
し、揺動アーム31を介してロッカーブラシ15が左右方向
軸心26の周りで一方向に揺動されることになり、以って
図11に示すように、洗浄が不充分となる部分48aが一方
向に移動することになり、図10の部分48aの多くが正規
の洗浄を受けることになる。さらに揺動装置30が前述と
は逆方向に作動され、ロッカーブラシ15を他方向に揺動
させる。これにより図12に示すように、洗浄が不充分と
なる部分48aが他方向に移動することになり、以って図
10の部分48aの全てが正規の洗浄を受けることになる。
その後にロッカーブラシ15は図10に示すように正規の姿
勢に戻され、洗車機本体1は通常の速度に戻って走行す
る。
【0027】このように、ロッカーブラシ15を用いて、
車両40の下部側面を洗浄するとともに、車輪41位置にお
いては洗車機本体1を減速させつつ、ロッカーブラシ15
を揺動させながら洗浄を行うことができ、車輪41の汚れ
がひどいとき強い洗浄力を発揮することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ソニック
センサの車高信号から洗車される車両の形状を検出し、
この検出される前記車両の形状から車両の前輪位置と後
輪位置を検出し、この前輪位置と後輪位置において、洗
車機本体の走行速度を減速し、下部側面洗浄ブラシ装置
のブラシを揺動することによって、車輪においてブラシ
の回転方向側に生じる洗浄が不充分な部分を垂直軸心の
周りに変位させ得、その結果、車輪に充分な洗浄を行う
ことができる。上記のことから、洗車機の洗車効率が従
来のものより向上し、短時間で充分な洗車が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す洗車機の側面図であ
る。
【図2】同洗車機のロッカーブラシ装置部の斜視図であ
る。
【図3】同洗車機のソニックセンサによる車高検出の説
明図である。
【図4】同洗車機の制御装置による車両の車種判別方法
を説明する説明図である。
【図5】同洗車機の制御系のブロック図である。
【図6】同洗車機の制御装置の要部ブロック図である。
【図7】同洗車機の制御装置の車体位置検出部の動作を
説明するフローチャートである。
【図8】同洗車機の制御装置のタイヤ位置検出部の動作
を説明するフローチャートである。
【図9】同洗車機の制御装置の走行制御部の動作を説明
するフローチャートである。
【図10】同洗車機の車輪洗浄時におけるロッカーブラシ
の作動状態を示す概略側面図である。
【図11】同洗車機の車輪洗浄時におけるロッカーブラシ
の作動状態を示す概略側面図である。
【図12】同洗車機の車輪洗浄時におけるロッカーブラシ
の作動状態を示す概略側面図である。
【図13】車輪洗浄時における従来の洗車機のロッカーブ
ラシの作動状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 15 ロッカーブラシ(下部側面洗浄ブラシ) 24 作動装置 30 揺動装置 39 回転装置 40 車両 41 車輪 42 ホイールキャップ 43 リム 46 ソニックセンサ 51 制御装置 53 走行駆動装置 61 走行制御部 62 ロッカーブラシ制御部 63 タイヤ位置検出部 64 車体位置検出部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定経路を走行自在な洗車機本体に、垂
    直軸心回りで回転自在なブラシを有し、このブラシを洗
    車する車両に対して接近離間自在でかつ鉛直面に沿って
    揺動自在に構成した下部側面洗浄ブラシ装置と、前記車
    両の車高を検出するソニックセンサを設け、前記ソニッ
    クセンサの車高信号により検出される前記車両の形状か
    ら、前記車両の前輪位置と後輪位置を検出し、この前輪
    位置と後輪位置において、前記下部側面洗浄ブラシ装置
    のブラシを揺動し、かつ前記洗車機本体の走行速度を減
    速する制御装置を設けたことを特徴とする洗車機。
JP6430991A 1991-03-28 1991-03-28 洗車機 Expired - Fee Related JP2630095B2 (ja)

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