JP3138744B2 - 洗車機の洗浄方法 - Google Patents

洗車機の洗浄方法

Info

Publication number
JP3138744B2
JP3138744B2 JP07326631A JP32663195A JP3138744B2 JP 3138744 B2 JP3138744 B2 JP 3138744B2 JP 07326631 A JP07326631 A JP 07326631A JP 32663195 A JP32663195 A JP 32663195A JP 3138744 B2 JP3138744 B2 JP 3138744B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
distance
sensor
tire
car washer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07326631A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09164922A (ja
Inventor
彰 井狩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP07326631A priority Critical patent/JP3138744B2/ja
Publication of JPH09164922A publication Critical patent/JPH09164922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3138744B2 publication Critical patent/JP3138744B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば給油所に
設置され、洗車に使用される洗車機の洗浄方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗車機を図面に基づいて説明す
る。図6、図7において、1は被洗浄車両の車両2を跨
ぎ、複数個の駆動輪体3A,従動輪体3Bを介して床面
4に敷設されたレール5の上を車両2の前後方向に走行
する門型の洗車機本体であり、この門型の洗車機本体1
には、リンス、あるいは洗剤、あるいはワックスを噴霧
するスプレー装置として正面側より順に、第1洗浄水ア
ーチ6と、第1ワックスアーチ7と、第2洗浄水アーチ
8と、第2ワックスアーチ9と、洗剤アーチ10が配設さ
れ、また第1洗浄水アーチ6の箇所に乾燥用のトップノ
ズル11、左右一対のサイドノズル12ならびに両ノズル1
1,12に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ
装置13を設けるとともに、上下方向に移動自在で車両2
の上面を洗浄するトップブラシ14と洗車機本体1の走行
方向と直角な左右方向に横行自在で車両2の前後面およ
び両側面を洗浄する一対のサイドブラシ15とを、それぞ
れ揺動自在なアームを介して取付け、両側下部にそれぞ
れ首振り駆動を有し互いに接近離間自在で車両2の側面
下部と車輪2Aを洗浄する左右一対のロッカーブラシ16
を取付けている。
【0003】また洗車機本体1の正面上端には、洗車さ
れる車両2の車高を検出するソニックセンサからなる車
高センサ17が設けられ、洗車機本体1のロッカーブラシ
16より前方側端に、車両2のタイヤ2Aを検出する光電
スイッチからなるタイヤ検出センサ18が設けられ、洗車
機本体1の正面両側端にはそれぞれ、車両2の側面まで
の距離を検出するソニックセンサからなる車幅センサ19
が設けられ、さらにサイドブラシ15の後方への傾斜を検
出し、サイドブラシ15の車両2先端への接触を検出する
リミットスイッチからなる車両先端検出センサ20が設け
られ、洗車機本体1の正面側部には操作パネル21が設け
られている。
【0004】洗車機本体1内には、図8の制御ブロック
図に示すように、記憶部、制御部、入出力部を備えたマ
イクロコンピュータからなる制御装置22、車高センサ1
7、タイヤ検出センサ18、車幅センサ19、車両先端検出
センサ20、洗車機本体1の走行距離を検出する走行距離
検出装置23などからなるセンサ系24、駆動車輪2Aに連
結され、洗車機本体1の走行手段を形成する走行駆動装
置25、サイドブラシ15を駆動するサイドブラシ駆動装置
26、ロッカーブラシ16を駆動するロッカーブラシ駆動装
置27、洗浄水アーチ6,8へ噴霧する水を供給する洗浄
水供給装置28などからなる駆動系29が設けられている。
前記走行駆動装置25は、走行モータ(図示せず)、減速
装置などから構成され、サイドブラシ駆動装置26は、サ
イドブラシ15のアームを駆動する一対のエアーシリン
ダ、エアー供給用のコンプレッサ、エアーをオン・オフ
してサイドブラシ15の開閉を制御する切替スイッチ(い
ずれも図示せず)などから構成され、ロッカーブラシ駆
動装置27は、ロッカーブラシ16のアームを車両方向に駆
動するエアーシリンダ、ロッカーブラシ16のアームを前
後方向に揺動させる首振り機構(いずれも図示せず)な
どから構成され、洗浄水供給装置28は、水タンク、水中
ポンプ、水中ポンプにより昇圧された洗浄水の供給をオ
ン・オフして洗浄水の噴霧を制御する切替スイッチ(い
ずれも図示せず)などから構成されている。また走行距
離検出装置23は、走行駆動装置25の走行モータの軸に連
結されたパルスエンコーダと、このパルスエンコーダの
出力パルスをカウントして走行距離を演算するカウンタ
(いずれも図示せず)から構成されている。
【0005】制御装置22は操作パネル21からの洗車コー
スなどの設定信号、センサ系24からの検出信号を入力し
て記憶し、これら設定信号、検出信号に応じて、駆動系
29を制御して洗車機本体1全体の動作を制御している。
【0006】この制御装置22による被洗浄車両2の洗浄
時の洗浄水アーチ6,8とロッカーブラシ16の動作につ
いて詳細に説明する。まず洗車開始の条件が整い、すな
わち操作パネル21のスイッチを使用して洗車コース、車
種・装備品が設定されると、車幅センサ19により車両2
の側面までの(側面)距離を検出し、ロッカーブラシ16
を回転させ、前記側面距離に応じてロッカーブラシ16を
車両方向へ駆動し、洗浄水アーチ6,8より洗浄水を噴
霧し、さらに走行駆動装置24により洗車機本体1を前進
させる。
【0007】そして、タイヤ検出センサ18により車輪
(前輪)2Aの先端が検出され、この検出時点より走行
距離検出装置23によって、タイヤ検出センサ18とロッカ
ーブラシ16の中心との距離と所定の車輪2Aの半径を加
算した距離が検出されると、洗車機本体1を停止し、首
振り機構によりロッカーブラシ16を所定回数前後方向に
揺動させてタイヤ洗浄を行う。
【0008】このロッカーブラシ16の揺動が終了する
と、走行駆動装置24により洗車機本体1を前進させる。
また後輪2Aに対するロッカーブラシ16の動作も前輪と
同様に行う。
【0009】そして車高センサ17により、車両2の後端
を検出すると、この検出時点より走行距離検出装置23に
よって、車高センサ17とロッカーブラシ16の中心との距
離が検出されると、ロッカーブラシ16の回転を停止し、
元の位置まで後退させ、また走行距離検出装置23によっ
て、車高センサ17とそれぞれ洗浄水アーチ6,8との距
離が検出されると、洗浄水アーチ6,8それぞれよりの
洗浄水の噴霧を停止する。
【0010】このように従来の洗車機では、車高センサ
17、タイヤ検出センサ18、車幅センサ19、車両先端検出
センサ20、洗車機本体1の走行距離を検出する走行距離
検出装置23を使用してロッカーブラシ16と洗浄水アーチ
6,8の動作を制御している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の洗車機では、タイヤ検出センサ18は被洗浄車
両2に噴霧される洗浄水により誤動作することがあり、
車輪2A位置でロッカーブラシ16の首振り動作が実行さ
れず、車輪2Aの洗浄が充分に行われないという問題が
あった。また車高センサ17が故障した場合、ロッカーブ
ラシ16と洗浄水アーチ6,8の動作が使用範囲で停止し
ないことから、余計な水、電力を使用することになり、
ランニングコストを上昇させるという問題があった。
【0012】そこで、本発明は、センサの異常時にで
も、車輪の洗浄を充分に行うことができ、またランニン
グコストを維持できる洗車機の洗浄方法を提供すること
を目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の洗車機の洗浄方法
は、洗車機本体の内方に被洗浄車両の洗浄手段を設け、
前記洗車機本体を移動させる走行手段を設けた洗車機の
洗浄方法であって、前記走行手段による前記洗車機本体
の走行距離を検出する走行距離検出手段と、前記洗車機
本体の先端部に配置した前記被洗浄車両の車高を検出す
る第1センサと、前記洗車機本体の後端部に配置した前
記被洗浄車両の先端を検出する第2センサと、前記洗車
機本体内方の前記第1センサと前記第2センサ間に設け
た被洗浄車両のタイヤ洗浄手段と、前記洗車機本体内方
の前記第1センサと前記タイヤ洗浄手段間に設けた被洗
浄車両のタイヤ検出手段を備え、前記走行手段により洗
車機本体の走行が開始され、前記第1センサにより前記
被洗浄車両の天井開始点が検出されると、前記走行距離
検出手段により検出される洗車機本体の走行距離を走行
距離CPとして記憶し、前記第2センサにより前記被洗
浄車両の先端が検出されると、前記走行距離検出手段に
より検出される洗車機本体の走行距離を走行距離CAと
して記憶し、第1センサと第2センサ間の一定距離Lに
前記走行距離CP を加算し、前記走行距離CA を減算し
て前記被洗浄車両の先端から天井開始点までの長さLB
を演算し、この長さLB が所定長さXより短い場合、被
洗浄車両は軽車両であると判断し、 被洗浄車両が軽車両
と判断すると、前記タイヤ検出手段の検出信号によるタ
イヤ検出をロックし、被洗浄車両の先端から軽車両のボ
ディ後輪開始位置までの所定距離LJ から、前記タイヤ
洗浄手段の中心と前記第2センサ間の一定距離LTを減
算して前記タイヤ検出手段を駆動する距離を演算し、
記走行距離検出手段により検出される洗車機本体の走行
距離より前記走行距離CAを減算した距離が、前記演算
したタイヤ検出手段を駆動する距離と一致すると、タイ
ヤ検出手段の検出信号によるタイヤ検出を再開し、 前記
タイヤ検出手段により後輪を検出するとタイヤ洗浄手段
を駆動してタイヤ洗浄を実行することを特徴とするもの
である。
【0014】ここで、第1センサは、たとえばソニック
センサあるいは高さ方向に並べられた複数の光電センサ
であり、ソニックセンサでは被洗浄車両あるいは地面か
ら超音波が反射される時間により車両の有無および高さ
が検出され、また光電センサでは被洗浄車両の車体によ
り光路がしゃ断されることにより、被洗浄車両の高さお
よび有無が検出され、被洗浄車両の天井開始点が検出さ
れる。また第2センサは、たとえばサイドブラシが被洗
浄車両の先端に接触し、よって後方に傾斜することによ
り動作するリミットスイッチで構成され、さらに走行距
離検出手段は、たとえば洗車機本体を走行駆動する走行
モータに取付けるエンコーダと、このエンコーダの出力
パルスをカウントするカウンタから構成される。このカ
ウンタによるカウント値が走行距離に相当する。
【0015】
【0016】被洗浄車両が軽車両の場合、ホイルベース
はほぼ一定であり、よって被洗浄車両の先端から軽車両
ボディ後輪開始位置までの距離LJ はほぼ一定値とな
る。したがって、軽車両と判断されると、タイヤ検出手
段により車輪を検出する範囲はほぼ特定され、よってこ
の範囲でのみタイヤ検出信号を有効と見なすことによ
り、誤動作によりタイヤ洗浄手段が動作することが回避
される。
【0017】また本発明のうち請求項2記載の洗車機の
洗浄方法は、請求項1記載の洗車機の洗浄方法であっ
て、洗車機本体内方の第1センサと第2センサ間に被洗
浄車両の水スプレー手段を備え、被洗浄車両が軽車両と
判断されると、軽車両の所定車長Yから前記水スプレー
手段と第2センサ間の一定距離LW を減算して水スプレ
ー手段と被洗浄車両の後端間の距離LG を演算し、前記
走行距離検出手段により検出される洗車機本体の走行距
離がこの距離LG となると、水スプレー手段による水の
噴霧を停止することを特徴とするものである。
【0018】被洗浄車両が軽車両の場合、軽車両の所定
車長Yはほぼ一定であり、水スプレー手段と第2センサ
間の一定距離LW を減算して水スプレー手段と被洗浄車
両の後端間の距離LG が求められ、この距離LG の走行
により水スプレー手段による水の噴霧の停止が実行され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本発明の洗車機の洗浄方法
は従来例の図6〜図8の構成を使用して説明し、洗車機
の構成についてはその説明を省略する。
【0020】図1は本発明の実施の形態を示す洗車機の
洗浄方法を実行する制御装置の要部ブロック図、図2は
同洗車機の洗浄方法の説明図である。これらブロック図
と説明図を使用して、制御装置22による被洗浄車両2の
洗浄時の走行駆動装置24と、洗浄水アーチ6,8とロッ
カーブラシ16の動作について詳細に説明する。
【0021】図1において、41は走行駆動装置25に前進
・後進/停止の走行指令信号を出力する走行制御部、42
は走行距離検出装置23の走行距離信号、タイヤ検出セン
サ18,車幅センサ19の検出信号を入力し、ロッカーブラ
シ駆動装置27にブラシ回転/アームの出退/アームの揺
動(首振り)の駆動指令信号を出力するロッカーブラシ
制御部、43は走行距離検出装置23の走行距離信号を入力
し、洗浄水供給装置28への洗浄水の供給/停止指令信号
を出力する水スプレー制御部、44は操作パネル21の操作
信号、走行距離検出装置23の走行距離信号、車高センサ
17,車両先端検出センサ20の検出信号を入力し、洗車機
全体のシーケンスを実行するシーケンス部である。 〔シーケンス部〕シーケンス部44の動作を図3のフロー
チャートにしたがって説明する。
【0022】洗車開始の条件が整い、すなわち操作パネ
ル21のスイッチを使用して洗車コース、車種・装備品が
設定されると(ステップ−1)、ロッカーブラシ制御部
42、水スプレー制御部43へスタート信号を出力し(ステ
ップ−2)、走行制御部41へ前進信号を出力する(ステ
ップ−3)。
【0023】洗車機本体1の走行に伴い、車高センサ17
により被洗浄車両2の天井開始点Aが検出されると(ス
テップ−4)、走行距離検出装置23の走行距離CP を記
憶し(ステップ−5)、車両先端検出センサ19により被
洗浄車両2の先端が検出されると(ステップ−6)、走
行距離検出装置23の走行距離CA を記憶し(ステップ−
7)、式(1)に示すように、車高センサ17とサイドブ
ラシ15間の一定距離Lに走行距離CP を加算し、走行距
離CA を減算して被洗浄車両2の先端から天井開始点A
までの長さLB を演算する(ステップ−8)。
【0024】LB =L+CP −CA ・・・(1) そしてこの長さLB が所定長さXより短い場合(LB <
X)(ステップ−9)、被洗浄車両2は軽車両(軽自動
車)と判断して軽車両判断信号を前記走行距離CA とと
もに、ロッカーブラシ制御部42と水スプレー制御部43へ
出力する(ステップ−10)。
【0025】そして、車高センサ17により、車両2の後
端を検出すると(ステップ−11)、走行距離検出装置23
の走行距離CX を記憶し(ステップ−12)、走行距離検
出装置23の走行距離Cから走行距離CX を減算した距離
が、車高センサ17とロッカーブラシ16の中心との距離L
X と一致すると(C−CX =LX )(ステップ−13)、
ロッカーブラシ制御部42へストップ信号を出力し(ステ
ップ−14)、また車高センサ17と第2洗浄水アーチ8と
の距離LY と一致すると(C−CX =LY )(ステップ
−15)、水スプレー制御部43へストップ信号を出力する
(ステップ−16)。走行距離検出装置23の走行距離が終
端距離CE と一致すると(C=CE )(ステップ−1
7)、走行制御部41へ停止信号を出力する(ステップ−1
8)。〔ロッカーブラシ制御部〕ロッカーブラシ制御部4
2の動作を図4のフローチャートにしたがって説明す
る。
【0026】シーケンス部44からスタート信号を入力す
ると、車幅センサ19により車両2の側面までの(側面)
距離を検出し(ステップ−1)、ロッカーブラシ16の回
転駆動信号を出力してロッカーブラシ16を回転させ(ス
テップ−2)、前記側面距離に応じてロッカーブラシ16
のアームの”出”駆動信号を出力してロッカーブラシ16
を車両方向へ駆動する(ステップ−3)。
【0027】洗車機本体1の走行に伴い、タイヤ検出セ
ンサ18により車輪(前輪)2Aの先端が検出されると
(ステップ−4)、この検出時点の走行距離検出装置23
の走行距離C1 を記憶し(ステップ−5)、走行距離検
出装置23の走行距離Cからこの走行距離C1 を減算した
距離が、タイヤ検出センサ18とロッカーブラシ16の中心
との距離LR と所定の車輪2Aの半径rを加算した距離
と一致すると(C−C1=LR +r)(ステップ−
6)、走行制御部41へ停止信号を出力し(ステップ−
7)、揺動(首振り)の駆動指令信号を出力し首振り機
構によりロッカーブラシ16を所定回数前後方向に揺動さ
せてタイヤ洗浄を行う(ステップ−8)。このロッカー
ブラシ16の揺動が終了すると(ステップ−9)、走行制
御部41へ前進信号を出力し、洗車機本体1を前進させる
(ステップ−10)。
【0028】続いてタイヤ検出センサ18により車輪(後
輪)2Aの先端が検出されているかを確認し(ステップ
−11)、検出されていない場合、後述する軽車両判断フ
ラグFがセットされているかを確認し(ステップ−1
2)、確認されるとステップ−11へ戻り、確認されない
と、シーケンス部44から軽車両判断信号を入力している
かを確認する(ステップ−13)。軽車両判断信号の入力
が確認されると、軽車両判断フラグFをセットし(ステ
ップ−14)、タイヤ検出センサ19の検出信号による動作
をロックし(ステップ−15)、走行距離検出装置23の走
行距離Cから前記走行距離CA を減算した距離が、被洗
浄車両2の先端から軽車両のボディ後輪開始位置までの
所定距離LJ から、ロッカーブラシ16とサイドブラシ15
間の一定距離LT を減算した距離と一致すると(C−C
A =LJ −LT )(ステップ−16)、タイヤ検出センサ
19による車輪2Aの検出を再開し、すなわちロックを解
除し(ステップ−17)、ステップ−11へ戻る。
【0029】ステップ−11においてタイヤ検出センサ18
により車輪(後輪)2Aを検出すると、この検出時点の
走行距離検出装置23の走行距離C2 を記憶し(ステップ
−18)、走行距離検出装置23の走行距離Cからこの走行
距離C2 を減算した距離が、タイヤ検出センサ18とロッ
カーブラシ16の中心との距離LR と所定の車輪2Aの半
径rを加算した距離と一致すると(C−C2 =LR +
r)(ステップ−19)、走行制御部41へ停止信号を出力
し(ステップ−20)、揺動(首振り)の駆動指令信号を
出力し首振り機構によりロッカーブラシ16を所定回数前
後方向に揺動させてタイヤ洗浄を行う(ステップ−2
1)。このロッカーブラシ16の揺動が終了すると(ステ
ップ−22)、走行制御部41へ前進信号を出力し、洗車機
本体1を前進させる(ステップ−23)。
【0030】そして、シーケンス部44からストップ信号
を入力すると(ステップ−24)、ロッカーブラシ16の回
転停止信号を出力してロッカーブラシ16を停止させ(ス
テップ−25)、ロッカーブラシ16のアームの”退”駆動
信号を出力してロッカーブラシ16を元の位置へ駆動し
(ステップ−26)、軽車両判断フラグFをリセットし
(ステップ−27)、終了する。 〔水スプレー制御部〕水スプレー制御部43の動作を図5
のフローチャートにしたがって説明する。
【0031】シーケンス部41からスタート信号を入力す
ると(ステップ−1)、洗浄水供給装置28へ供給指令信
号を出力して洗浄水アーチ6,8より洗浄水を噴霧させ
る(ステップ−2)。
【0032】次にシーケンス部41からストップ信号を入
力していないかを確認し(ステップ−3)、確認されな
いと軽車両判断フラグFがセットされているかを確認し
(ステップ−4)、セットされていない場合、シーケン
ス部41から軽車両判断信号を入力しているかを確認する
(ステップ−5)。軽車両判断信号の入力を確認する
と、軽車両判断フラグFをセットし(ステップ−6)、
軽車両の所定車長Yから第2洗浄水アーチ8とサイドブ
ラシ15間の一定距離LW を減算して第2洗浄水アーチ8
と被洗浄車両2の後端間の距離LG を演算する(LG =
Y−LW )(ステップ−7)。このステップ−7に続い
て、またはステップ−4において軽車両判断フラグFが
セットされている場合、走行距離検出装置23の走行距離
Cから前記走行距離CA を減算した距離が、この第2実
行距離LG と一致すると(C−CA=LG )(ステップ
−8)、またステップ−3においてストップ信号を確認
すると、洗浄水供給装置28へ停止指令信号を出力して、
水の噴霧を停止させ(ステップ−9)、軽車両判断フラ
グFをリセットし(ステップ−10)、終了する。 〔走行制御部〕走行制御部41は、シーケンス部41および
ロッカーブラシ制御部42から指令される前進/停止信号
に応じて、走行駆動装置24にそれぞれ前進/停止指令信
号を出力して洗車機本体1を前進/停止させる。
【0033】上記制御装置22による作用を説明する。ま
ずシーケンス部44は、洗車開始の条件が整うと走行制御
部41、ロッカーブラシ制御部42、水スプレー制御部43へ
スタート信号および前進信号を出力し、この指令信号に
基づいて、ロッカーブラシ制御部42はロッカーブラシ16
を回転させ、側面距離に応じてロッカーブラシ16を車両
方向へ駆動し、また水スプレー制御部43は洗浄水アーチ
6,8より洗浄水を噴霧し、走行制御部41は洗車機本体
1を前進させる。
【0034】そして、ロッカーブラシ制御部42は、タイ
ヤ検出センサ18により車輪(前輪)2Aの先端を検出す
ると、車輪2Aの中心に移動した時点で、走行制御部41
へ停止信号を出力して走行を停止させ、首振り機構によ
りロッカーブラシ16を所定回数前後方向に揺動させてタ
イヤ洗浄を行う。このロッカーブラシ16の揺動が終了す
ると、走行制御部41へ前進指令信号を出力し、洗車機本
体1を前進させる。
【0035】シーケンス部44は、車高センサ17により被
洗浄車両2の天井開始点を検出すると、走行距離検出装
置23の走行距離CP を記憶し、車両先端検出センサ19に
より被洗浄車両2の先端が検出されると、走行距離検出
装置23の走行距離CA を記憶し、被洗浄車両2の先端か
ら天井開始点Aまでの長さLB を上記式(1)にて演算
する。
【0036】この長さLB が所定長さXより短い場合
(LB <X)、被洗浄車両2は軽車両と判断して軽車両
判断信号を前記走行距離CA とともに、ロッカーブラシ
制御部42と水スプレー制御部43へ出力する。
【0037】ロッカーブラシ制御部42は、軽車両判断信
号を入力すると、タイヤ検出センサ19の検出信号による
動作をロックし、被洗浄車両2の先端から軽車両のボデ
ィ後輪開始位置までの所定距離LJ から、ロッカーブラ
シ16とサイドブラシ15間の一定距離LT を減算してタイ
ヤ検出センサ19を駆動する距離を演算し、洗車機本体1
がこの距離を走行すると、タイヤ検出センサ19による車
輪2Aの検出を開始する。
【0038】続いて車輪2Aを検出すると、車輪2Aの
中心に移動した時点で、走行制御部41へ停止信号を出力
して走行を停止させ、首振り機構によりロッカーブラシ
16を所定回数前後方向に揺動させてタイヤ洗浄を行う。
このロッカーブラシ16の揺動が終了すると、走行制御部
41へ前進指令信号を出力し、洗車機本体1を前進させ
る。
【0039】また水スプレー制御部43は、軽車両判断信
号を入力すると、軽車両の所定車長Yから第2洗浄水ア
ーチ8とサイドブラシ15間の一定距離LW を減算して第
2洗浄水アーチ8と被洗浄車両2の後端間の距離LG を
演算し、洗車機本体1がこの距離LG を走行すると、洗
浄水供給装置28へ停止指令信号を出力して、水の噴霧を
停止する。
【0040】さらにシーケンス部44は、車高センサ17に
より車両2の後端を検出し、洗車機本体1の走行距離
が、車高センサ17とロッカーブラシ16の中心との距離L
X と一致すると、ロッカーブラシ制御部42へストップ信
号を出力し、また車高センサ17と第2洗浄水アーチ8と
の距離LY と一致すると、水スプレー制御部43へストッ
プ信号を出力する。また走行距離検出装置23の走行距離
が終端距離CE と一致すると、走行制御部41へストップ
信号を出力して洗車機本体1の走行を停止する。
【0041】ロッカーブラシ制御部42は上記ストップ信
号を入力すると、ロッカーブラシ16を停止させ、ロッカ
ーブラシ16を元の位置へ駆動する。また水スプレー制御
部43はストップ信号を入力すると、水の噴霧を停止す
る。
【0042】このように、被洗浄車両2が軽車両のと
き、ホイルベースはほぼ一定であるため、後輪2A位置
を特定できることから、被洗浄車両2が軽車両と判断さ
れると、後輪2Aの近傍までタイヤ検出センサ18の検出
信号をロックすることにより、タイヤ検出センサ18が被
洗浄車両2に噴霧される洗浄水により誤動作することで
後輪2A位置でロッカーブラシ16の首振り動作が正確に
実行されず、車輪2Aの洗浄が充分に行われないという
不具合を防止できる。
【0043】また、被洗浄車両2が軽車両であることが
判別されると、車長はほぼ一定であるため、被洗浄車両
2の後端位置が特定でき、この後端位置で洗浄水アーチ
6,8による洗浄水の噴霧を停止することから、車高セ
ンサ17が故障した場合にでも余計な水、電力を使用する
ことを防止でき、ランニングコストを維持することがで
きる。
【0044】なお、被洗浄車両が軽車両の場合、ホイル
ベースはほぼ一定であり、また前輪の位置は被洗浄車両
2の先端から天井開始点Aまでの長さLBのほぼ中央位
置にあることから、被洗浄車両の先端から後輪位置まで
の距離LK はほぼ一定値となる。したがって、軽車両と
判断され、前記長さLB が求められると、後輪における
ロッカーブラシ16の駆動(首振り)位置が特定されるこ
とから、タイヤ検出センサ18が故障した場合にでも、洗
車機本体の走行距離Cがこの距離LK となると、ロッカ
ーブラシ16によるタイヤ洗浄を実行することにより、車
輪2Aの洗浄を行うことができる。
【0045】なお、本発明の実施の形態では、車幅セン
サ19,タイヤ検出センサ18として、光電スイッチを使用
しているが、ソニックセンサや可動片(接触子)を洗車
機本体1の内方へ突出させたリミットスイッチなども使
用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、被洗浄車両の先端から天井開始点までの長さLBを
演算し、この長さLBと所定長さを比較することにより
被洗浄車両を軽車両と判断できる。被洗浄車両が軽車両
の場合、ホイルベースはほぼ一定であり、よって被洗浄
車両の先端から軽車両のボディ後輪開始位置までの距離
LJ はほぼ一定値となることにより、軽車両と判断され
ると、タイヤ検出手段により車輪を検出する範囲をほぼ
特定でき、この範囲でのみタイヤ検出信号を有効と見な
すことにより、誤動作によりタイヤ洗浄手段が動作する
ことを防止でき、また車輪の洗浄が充分に行うことがで
きる。
【0047】
【0048】また請求項2記載の発明によれば、被洗浄
車両が軽車両の場合、軽車両の所定車長Yはほぼ一定で
あり、水スプレー手段と第2センサ間の一定距離LW を
減算して水スプレー手段と被洗浄車両の後端間の距離L
G を求めることができ、この距離LG の走行により水ス
プレー手段による水の噴霧の停止を実行でき、車高セン
サが故障した場合にも余計な水、電力を使用することを
防止でき、ランニングコストを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す洗車機の洗浄方法を
使用した洗車機の制御装置のブロック図である。
【図2】同洗車機の洗浄方法の説明図である。
【図3】同洗車機の制御装置のシーケンス部の動作手順
を順に示すフローチャートである。
【図4】同洗車機の制御装置のロッカーブラシ制御部の
動作手順を順に示すフローチャートである。
【図5】同洗車機の制御装置の水スプレー制御部の動作
手順を順に示すフローチャートである。
【図6】洗車機の概略側面図である。
【図7】洗車機の概略正面図である。
【図8】洗車機の制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 2 車両(被洗浄車両) 2A 車輪 8 洗浄水アーチ(水スプレー手段) 15 サイドブラシ 16 ロッカーブラシ(タイヤ洗浄手段) 17 車高センサ(第1センサ) 18 タイヤ検出センサ 19 車幅センサ 20 車両先端検出センサ(第2センサ) 22 制御装置(制御手段) 25 走行駆動装置(走行手段) 27 ロッカーブラシ駆動装置 28 洗浄水供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗車機本体の内方に被洗浄車両の洗浄手
    段を設け、前記洗車機本体を移動させる走行手段を設け
    た洗車機の洗浄方法であって、 前記走行手段による前記洗車機本体の走行距離を検出す
    る走行距離検出手段と、 前記洗車機本体の先端部に配置した前記被洗浄車両の車
    高を検出する第1センサと、 前記洗車機本体の後端部に配置した前記被洗浄車両の先
    端を検出する第2センサと、前記洗車機本体内方の前記第1センサと前記第2センサ
    間に設けた被洗浄車両のタイヤ洗浄手段と、 前記洗車機本体内方の前記第1センサと前記タイヤ洗浄
    手段間に設けた被洗浄車両のタイヤ検出手段 を備え、 前記走行手段により洗車機本体の走行が開始され、前記
    第1センサにより前記被洗浄車両の天井開始点が検出さ
    れると、前記走行距離検出手段により検出される洗車機
    本体の走行距離を走行距離CPとして記憶し、前記第2
    センサにより前記被洗浄車両の先端が検出されると、前
    記走行距離検出手段により検出される洗車機本体の走行
    距離を走行距離CAとして記憶し、 第1センサと第2センサ間の一定距離Lに前記走行距離
    CP を加算し、前記走行距離CA を減算して前記被洗浄
    車両の先端から天井開始点までの長さLB を演算し、こ
    の長さLB が所定長さXより短い場合、被洗浄車両は軽
    車両であると判断し、 被洗浄車両が軽車両と判断すると、前記タイヤ検出手段
    の検出信号によるタイヤ検出をロックし、被洗浄車両の
    先端から軽車両のボディ後輪開始位置までの所定距離L
    J から、前記タイヤ洗浄手段の中心と前記第2センサ間
    の一定距離LTを減算して前記タイヤ検出手段を駆動す
    る距離を演算し、 前記走行距離検出手段により検出される洗車機本体の走
    行距離より前記走行距離CAを減算した距離が、前記演
    算したタイヤ検出手段を駆動する距離と一致す ると、タ
    イヤ検出手段の検出信号によるタイヤ検出を再開し、 前記タイヤ検出手段により後輪を検出するとタイヤ洗浄
    手段を駆動してタイヤ洗浄を実行すること を特徴とする
    洗車機の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗車機の洗浄方法であっ
    て、洗車機本体内方の第1センサと第2センサ間に被洗浄車
    両の水スプレー手段を備え、 被洗浄車両が軽車両と判断されると、軽車両の所定車長
    Yから前記水スプレー手段と第2センサ間の一定距離L
    W を減算して水スプレー手段と被洗浄車両の後端間の距
    離LG を演算し、 前記走行距離検出手段により検出される洗車機本体の走
    行距離がこの距離LGとなると、水スプレー手段による
    水の噴霧を停止すること を特徴とする。
JP07326631A 1995-12-15 1995-12-15 洗車機の洗浄方法 Expired - Fee Related JP3138744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07326631A JP3138744B2 (ja) 1995-12-15 1995-12-15 洗車機の洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07326631A JP3138744B2 (ja) 1995-12-15 1995-12-15 洗車機の洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09164922A JPH09164922A (ja) 1997-06-24
JP3138744B2 true JP3138744B2 (ja) 2001-02-26

Family

ID=18189958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07326631A Expired - Fee Related JP3138744B2 (ja) 1995-12-15 1995-12-15 洗車機の洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3138744B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09164922A (ja) 1997-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3138744B2 (ja) 洗車機の洗浄方法
JP6495623B2 (ja) 自走式洗浄機
JP5018673B2 (ja) 洗車機
JP2023119484A (ja) 洗車機、および洗車機の制御方法
JP3097510B2 (ja) 洗車機
JP3050106B2 (ja) 洗車機の制御方法
JP2773566B2 (ja) 洗車機
JP3097462B2 (ja) 洗車機の制御方法
JP2008290466A (ja) 洗車機
CN212980156U (zh) 一种可用于清洗无人驾驶车辆的大型移动式洗车机
JP3555449B2 (ja) 洗車機の制御方法
JPH0958421A (ja) 洗車機の制御方法
JP2990643B2 (ja) 洗車機の制御方法
JPH0260540B2 (ja)
JP2023072948A (ja) 洗車機、および洗車機の制御方法
JPH0679891B2 (ja) 自走式門型洗車機による車輪洗浄方法
JPH08276830A (ja) 洗車方法及び装置
JP4246443B2 (ja) 洗車方法
JP3063457B2 (ja) 洗車機
JP2515989Y2 (ja) 洗車機
JPH04314658A (ja) 洗車装置
JP2510427B2 (ja) 洗車機
JP3008728B2 (ja) 洗車機
JPH1148919A (ja) 洗車機の制御方法
JP3008738B2 (ja) 洗車機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees