JP3008728B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP3008728B2
JP3008728B2 JP5110837A JP11083793A JP3008728B2 JP 3008728 B2 JP3008728 B2 JP 3008728B2 JP 5110837 A JP5110837 A JP 5110837A JP 11083793 A JP11083793 A JP 11083793A JP 3008728 B2 JP3008728 B2 JP 3008728B2
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brush
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car washer
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彰 井狩
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば給油所に設置
され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗車機を図面に基づいて説明す
る。図5、図6において、1は洗車する車両2を跨ぎ、
複数個の輪体3を介して床面4に敷設されたレール5の
上を車両2の前後方向に走行する門型の洗車機本体であ
り、この門型の洗車機本体1には、第1洗浄水アーチ6
と、第1ワックスアーチ7と、第2洗浄水アーチ8と、
第2ワックスアーチ9と、洗剤アーチ10とがこの順で配
設され、そして第1洗浄水アーチ6の箇所に乾燥用のト
ップノズル11、左右一対のサイドノズル12ならびに両ノ
ズル11,12に同時に連通して風を供給する左右一対のブ
ロワ装置13を設けるとともに、上下方向に移動自在で車
両2の上面を洗浄するトップブラシ14と洗車機本体1の
走行方向と直角な左右方向に横行自在で車両2の前後面
および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ15とを、そ
れぞれ揺動自在なアームを介して取付け、両側下部にそ
れぞれ左右一対のロッカーブラシ16を互いに接近離間自
在に取付けている。また洗車機本体1の正面上端には、
洗車される車両2の車高を検出するソニックセンサ17が
設けられ、また洗車機本体1の正面側部には起動、停止
指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配
列された操作パネル19を設けられている。
【0003】前記サイドブラシ7の駆動系を図5により
詳細に説明する。図7に示すように、サイドブラシ15の
アーム21Aを支点Xを中心にそれぞれ駆動するエアーシ
リンダ22が設けられ、またサイドブラシ15の軸21Bにそ
れぞれサイドブラシ15を全閉方向に引っ張るウェイト23
が連結され、エアーシリンダ22にエアーを供給してこの
ウェイト23に抗してサイドブラシ15を左右に全開させる
構成となっており、サイドブラシ15を2点鎖線で示す位
置まで全開させる際は切替スイッチ(ソレノイドスイッ
チ)24をオンとし、コンプレッサ25から一対のエアーシ
リンダ22にそれぞれエアを供給し、全閉させる際は切替
スイッチ24をオフとしてサイレンサ26を介して一対のエ
アーシリンダ22内のエアを排気ノズル27から排出してい
る。また、サイドブラシ15のアーム21Aの接触により、
サイドブラシ15の全閉、全開を検出するリミットスイッ
チ28,29が設けられ、さらにサイドブラシ15の軸21Bの
接触により、サイドブラシ15の後方への傾斜、前方への
傾斜を検出するリミットスイッチ30,31が設けられてい
る。
【0004】洗車機の制御系は、図8の制御ブロック図
に示すように、洗車機本体1に内蔵され、記憶部、制御
部、入出力部を備えたマイクロコンピュータからなる制
御装置32、前記操作パネル19、ソニックセンサ17、リミ
ットスイッチ28,29,30,31などからなるセンサ系33、
走行モータを有す走行駆動装置34、サイドブラシ15のブ
ラシ回転用モータ35、上記切替スイッチ(ソレノイド)
24,コンプレッサ25などからなる駆動系36および電源37
から構成されている。制御装置32は操作パネル19からの
起動、停止などの操作信号、センサ系33からの検出信号
を入力して記憶し、これら操作信号、検出信号に応じ
て、駆動系36を制御して洗車機本体1全体の動作を制御
している。
【0005】この制御装置32による従来のサイドブラシ
15による車両2の洗浄方法を図9のサイドブラシ15の軌
跡図を参照しながら説明する。洗浄開始の条件が整う
と、ブラシ回転用モータ35によりサイドブラシ15を回転
させ、同時に走行駆動装置34により洗車機本体1を前進
させる(軌跡A)。そして、サイドブラシ15が車両2の
前端に接触し、図5に2点鎖線で示すように、サイドブ
ラシ15が後方への傾斜することにより後方傾斜リミット
スイッチ30が動作すると、洗車機本体1の前進を停止
し、切替スイッチ24をオンとしてサイドブラシ15を開
き、よって車両2の前面を洗浄する(軌跡B)。続いて
サイドブラシ15が全開となり、リミットスイッチ29が動
作すると、再び走行駆動装置34により洗車機本体1を前
進させ、切替スイッチ24をオフとする。この切替スイッ
チ24のオフにより、ウェイト23の重みによってサイドブ
ラシ15は車両2の側面に押し付けられ、洗車機本体1の
前進にしたがって側面が洗浄される。そして、ソニック
センサ17により車両2の後端が検出されると、サイドブ
ラシ15が車両2の後端に達する所定の時間(ソニックセ
ンサ17とサイドブラシ15間の前後方向の距離Lを走行駆
動装置34による洗車機本体1の走行速度で割算した値)
をカウントし、カウントアップにより洗車機本体1の前
進を停止する(軌跡C)。続いて、サイドブラシ15はウ
ェイト23の重みにより車両2の後面へ回り込み、車両2
の後面が洗浄される(軌跡D)。そして、サイドブラシ
15の全閉によりリミットスイッチ28が動作すると、ブラ
シ回転用モータ35を停止してサイドブラシ15の回転を停
止し、洗浄を終了している。
【0006】このように従来の洗車機では、車両2の前
面の洗浄に際し、サイドブラシ15を回転させながら、車
両2の前端に接触させ、後方傾斜リミットスイッチ30の
動作により洗車機本体1を停止させ、サイドブラシ15を
開動作させて洗浄を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の洗車機では、車両2の前面の洗浄に際し、車
両2の前端の検出時に、サイドブラシ15が車両2を強く
押すことになり、車両2を損傷させる恐れがあった。ま
た、車両2の前面に、特殊ライトやウインチなどの特殊
備品を装備している場合、サイドブラシ15の押し付けに
よりこれら特殊備品が損傷する恐れがあり、また逆にサ
イドブラシ15のブラシ部分が損傷し、寿命が短くなる恐
れがあった。
【0008】本発明は上記問題を解決するものであり、
サイドブラシによる車両前面の洗浄を損傷なく安全に行
える洗車機を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の洗車機は、門型の洗車機本体の内部に、洗
車する車両の前後方向にこの洗車機本体を移動自在に駆
動する走行手段と、前記洗車機本体の左右方向に横行移
動自在で前記車両の前後面および両側面を洗浄する一対
のサイドブラシと、このサイドブラシより前記車両側に
側面よりこの車両の前端を検出する車両検出器と、前記
車両の前面を前記サイドブラシにより洗浄するに際し、
前記走行手段により洗車機本体を前進させ、前記車両検
出器により前記車両の前端を検出すると、前記サイドブ
ラシのブラシ部分が車両の前端に達する所定時間をカウ
ントして前記洗車機本体の走行を停止し、サイドブラシ
を全開駆動する制御手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0010】
【作用】上記構成により、車両の前面をサイドブラシに
より洗浄するに際し、洗車機本体は走行手段により前進
し、車両検出器により車両の前端が検出されると、所定
時間後に停止する。このとき、サイドブラシのブラシ部
分が車両の前端に達し、従来のようにサイドブラシによ
って車両が押されることが回避され、以後サイドブラシ
を全開駆動することで車両の前面が洗浄される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、従来例の図5〜図8の構成と同一の構成
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0012】図1は本発明の一実施例である洗車機の概
略側面図、図2は同洗車機の動作を説明する説明図であ
る。図1,図2に示すように、洗車機本体1の内部に、
サイドブラシ15より車両2側に、側部よりこの車両2の
前端を検出する車両検出器41を設けている。この車両検
出器41は、ソニックセンサあるいは光電スイッチにより
構成され、その設置高さhをほぼ車両2の前面バンパー
2Aの高さとしている。この車両検出器41の検出信号は図
3に示すように制御装置32へ入力される。なお、サイド
ブラシ15では、サイドブラシ15の前方、後方への傾斜を
検出するリミットスイッチ30,31を取り外している。
【0013】制御装置32により、車両2の前面をサイド
ブラシ15により洗浄する際の動作を図4のフローチャー
トにしたがって説明する。洗車機本体1の洗浄条件の成
立が確認すると(ステップ−1)、まずブラシ回転用モ
ータ35に駆動指令を出力し、サイドブラシ15を回転させ
(ステップ−2)、同時に走行駆動装置34に前進指令を
出力して洗車機本体1を前進させる(ステップ−3)。
そして、洗車機本体1が距離lを移動し、車両検出器41
により車両2の前端が検出されると(ステップ−4)、
時間のカウントを開始し(ステップ−5)、車両検出器
41と車両2に接触し安全に洗浄できるサイドブラシ15の
ブラシ部分位置との距離(固定データ)Mを洗車機本体
1が前進する時間(所定時間)に達すると(ステップ−
6)、走行駆動装置34に停止指令を出力して洗車機本体
1の前進を停止し(ステップ−7)、コンプレッサ25へ
起動指令を出力し、切替スイッチ(SW)24へオン指令
を出力してサイドブラシ15を開き、よって車両2の前面
を洗浄する(ステップ−8)。
【0014】以後、従来と同様に、サイドブラシ15が全
開となり、リミットスイッチ29の動作を確認すると、再
び走行駆動装置34に前進指令を出力して洗車機本体1を
前進させ、同時にコンプレッサ25へ停止指令を出力し、
切替スイッチ24へオフ指令を出力し、ウェイト23により
サイドブラシ15は車両2の側面に押し付けて、洗車機本
体1の前進にしたがって側面を洗浄し、その後、ソニッ
クセンサ17により車両2の後端が検出されると走行駆動
装置34に停止指令を出力して洗車機本体1の前進を停止
し、ウェイト23によりサイドブラシ15は車両2の後面を
移動し、洗車機本体1の後面を洗浄する。
【0015】このように、車両2の前面をサイドブラシ
15により洗浄するに際し、車両検出器41により車両2の
前端を検出して上記所定時間後、すなわち距離M移動後
に洗車機本体1の前進を停止することにより、サイドブ
ラシ15の車両2への押し付けを回避でき、よって車両2
の損傷を回避できる。また、車両2の前面に特殊ライト
やウインチなど特殊備品が装備されている場合、これら
特殊備品、あるいはサイドブラシ15にかかる負担を回避
することができ、したがって、特殊備品の損傷を回避で
き、またサイドブラシ15のブラシ部分の消耗を低減で
き、寿命を延ばすことができる。特に、ブラシ部分が羽
毛で形成されている場合には、その効果は大きい。ま
た、サイドブラシ15では、リミットスイッチ30,31が不
要となり、さらにサイドブラシ15に前傾、あるいは後傾
する機構を不要とすることが可能となり、コストを低減
することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両の前
面をサイドブラシにより洗浄するに際し、車両検出器に
より車両の前端が検出されると、所定時間後、洗車機本
体の走行を停止することにより、従来のようにサイドブ
ラシを車両が押し付けることなく、サイドブラシのブラ
シ部分を車両の前端に達することができ、したがって車
両の損傷を回避できる。また、車両の前面に特殊な備品
が装備されている場合、これら特殊備品、あるいはサイ
ドブラシにかかる負担を回避することができ、したがっ
て、特殊備品の損傷を回避でき、またサイドブラシのブ
ラシ部分の消耗を低減でき、寿命を延ばすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における洗車機の概略側面図
である。
【図2】同洗車機のサイドブラシの動作の説明図であ
る。
【図3】同洗車機の制御系のブロック図である。
【図4】同洗車機におけるサイドブラシ制御方法の手順
を順に示すフローチャートである。
【図5】従来の洗車機の概略側面図である。
【図6】従来の洗車機の概略正面図である。
【図7】従来の洗車機のサイドブラシの構成および駆動
系を説明する模式図である。
【図8】従来の洗車機の制御系のブロック図である。
【図9】従来の洗車機の制御装置によるサイドブラシの
軌跡を示す図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 2 車両 15 サイドブラシ 17 ソニックセンサ 19 操作パネル 22 エアーシリンダ 23 ウェイト 24 切替スイッチ 25 コンプレッサ 28 全開リミットスイッチ 29 全閉リミットスイッチ 30 後方傾斜リミットスイッチ 31 前方傾斜リミットスイッチ 32 制御装置 34 走行駆動装置(走行手段) 35 ブラシ回転用モータ 41 車両検出器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型の洗車機本体の内部に、洗車する車
    両の前後方向にこの洗車機本体を移動自在に駆動する走
    行手段と、前記洗車機本体の左右方向に横行移動自在で
    前記車両の前後面および両側面を洗浄する一対のサイド
    ブラシと、このサイドブラシより前記車両側に側面より
    この車両の前端を検出する車両検出器と、前記車両の前
    面を前記サイドブラシにより洗浄するに際し、前記走行
    手段により洗車機本体を前進させ、前記車両検出器によ
    り前記車両の前端を検出すると、前記サイドブラシのブ
    ラシ部分が車両の前端に達する所定時間をカウントして
    前記洗車機本体の走行を停止し、サイドブラシを全開駆
    動する制御手段を設けたことを特徴とする洗車機。
JP5110837A 1993-05-13 1993-05-13 洗車機 Expired - Lifetime JP3008728B2 (ja)

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JP5110837A JP3008728B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 洗車機

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Publication Number Publication Date
JPH06321070A JPH06321070A (ja) 1994-11-22
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JP5110837A Expired - Lifetime JP3008728B2 (ja) 1993-05-13 1993-05-13 洗車機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6107736B2 (ja) * 2014-04-23 2017-04-05 株式会社ダイフク 洗車機

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JPH06321070A (ja) 1994-11-22

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