JP3235477B2 - 洗車機の洗浄方法 - Google Patents

洗車機の洗浄方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送装置により被洗
浄車両を移動させながらトップブラシにより被洗浄車両
の上面を洗浄する洗車機の洗浄方法、特にリヤワイパー
付きリヤウインド部の洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の連続洗車機の斜視図を図7に示
す。図示するように、床面1には、門形状に形成された
据置型の洗車機本体2と、前方から洗車機本体2を貫通
して後方に達する左右一対のローラコンベヤ(車両の搬
送装置)3とが設置されている。また、洗車機本体2の
前面には操作パネル4が設けられ、前面中央上部には被
洗浄車両5の有無、車高を検出するソニックセンサ8が
設けられている。
【0003】上記洗車機本体2内には、被洗浄車両5の
洗浄手段として、被洗浄車両5の両側面下部および前後
輪6の側面を洗浄する左右一対の第1サイド兼ロッカー
ブラシ11と、被洗浄車両5の上面を洗浄する第1トップ
ブラシ12と、被洗浄車両5の前面、後面、および両側面
を洗浄する左右一対のサイドブラシ13と、洗浄水や洗剤
を噴射するアーチ(図示せず)が設けられ、また被洗浄
車両5の洗浄およびワックス塗布手段として、被洗浄車
両5の上面の洗浄またはワックスを塗布する第2トップ
ブラシ14と、被洗浄車両5の両側面および車輪6の側面
の洗浄またはワックスを塗布する左右一対の第2サイド
兼ロッカーブラシ15と、ワックスの下地剤、液体ワック
スやフッソコート剤を噴射するアーチ(図示せず)が設
けられ、さらに被洗浄車両5の乾燥手段として、被洗浄
車両5の上面を乾燥させる昇降自在なトップノズル16
と、上記トップノズル16の後方に設けた、被洗浄車両5
の両側面を乾燥させる左右一対のサイドノズル17などが
設けられている。
【0004】また、両ローラコンベヤ3の始端側には被
洗浄車両5を円滑に乗り込ませるための前部スロープ19
が設置され、終端側には被洗浄車両5を円滑に排出させ
るための後部スロープ20が設置されている。
【0005】また、操作パネル4の裏面にマイクロコン
ピュータからなる制御装置21が設けられ、さらにローラ
コンベヤ3の駆動モータにはパルスエンコーダ(図示せ
ず)が連結されている。
【0006】上記制御装置21により、操作パネル4から
の洗車コースなどの設定信号に応じて、またパルスエン
コーダや車高センサ8の検出信号に応じて、トップブラ
シ12,14とローラコンベヤ3の駆動モータが駆動され、
車両2の上面が最適に洗浄される。
【0007】また制御装置21は、図8に示すように、リ
ヤワイパー22付きの被洗浄車両5の場合、トップブラシ
12,14によりリヤワイパー22を損傷させないように、車
両2の天井部5Cにおいて、トップブラシ12,14の回転方
向を正転(通常の回転方向であり、トップブラシ12,14
を車両5に対して、洗車機本体2の後方から前方へ向か
って接触する方向に回転させる)から逆転(トップブラ
シ12,14を車両5に対して、洗車機本体2の前方から後
方へ向かって接触する方向に回転させる)に替えて、ト
ップブラシ12,14によるリヤウインド部5Dの洗浄を行っ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のリ
ヤワイパー22付きの被洗浄車両5のリヤウインド部5Dの
洗浄方法では、トップブラシ12,14の回転方向を正転か
ら逆転に切り換えるときその回転が一旦停止し、そのと
き被洗浄車両5はローラコンベヤ3により連続的に搬送
されているために、回転切り換え地点Jでは、洗い残し
がでるという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、リヤワイパー付きの被
洗浄車両を洗浄する際に、被洗浄車両の上面の洗い残し
が発生しない洗車機の洗浄方法を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、据置型洗
車機本体内に、被洗浄車両の上面を洗浄する昇降自在な
トップブラシを前後方向に2本配設し、被洗浄車両を前
方から前記洗車機本体内に搬入するとともに洗車機本体
から後方へ搬出する搬送装置を設け、前記搬送装置によ
り被洗浄車両を洗車機本体の前方から後方へ移動させな
がら前記トップブラシによりリヤワイパー付きの被洗浄
車両の上面を洗浄する洗車機の洗浄方法であって、前記
2本のトップブラシを、前記移動中の被洗浄車両に対し
て、洗車機本体の後方から前方に向かって接触する方向
に回転させて被洗浄車両の上面の洗浄を開始し、2本の
トップブラシの回転を、それぞれ前記被洗浄車両の異な
る位置で、被洗浄車両に対して前記洗車機本体の前方か
ら後方に向かって接触する方向に切り換えて、前記被洗
浄車両のリヤウインド部を洗浄することを特徴とするも
のである。
【0011】上記洗浄方法によれば、2本のトップブラ
シの回転方向切換位置は、それぞれ異なり、先行して被
洗浄車両を洗浄するトップブラシの回転方向切換位置に
発生する被洗浄車両の洗い残し部分は、後のトップブラ
シにより洗浄される。
【0012】また請求項2記載の洗車機の洗浄方法は、
上記請求項1記載の発明の洗車機の洗浄方法であって、
一方のトップブラシの回転方向切換位置を被洗浄車両の
天井部、他方のトップブラシの回転方向切換位置を前記
被洗浄車両のフロント部としたことを特徴とするもので
ある。
【0013】上記洗浄方法によれば、2本のトップブラ
シの回転方向切換位置は、それぞれ異なり、先行して被
洗浄車両を洗浄するトップブラシの回転方向切換位置に
発生する被洗浄車両の洗い残し部分は、後のトップブラ
シにより洗浄される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来例の図7と同一の構成
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0015】トップブラシ12の構造とその駆動系の一例
を図6に示す。トップブラシ14も同一である。トップブ
ラシ12は、アーム31の一端に水平軸回りに回転するブラ
シ32、他端にバランス用のウエイト33を取付け、アーム
31の回転支点Xを中心にブラシ32を上下して被洗浄車両
5の上面をブラシ32で洗浄するようにしたものであり、
ブラシ32は、アーム31のウエイト33と回転支点X間に取
付けられたモータ34の回転力がブラシ32の水平軸に固定
されたスプロケット35との間に張設されたチェーン36を
介して伝達されることにより回転される。
【0016】またトップブラシ12の昇降は、第1および
第2のオイルタンク37,38からシリンダ39にオイルを供
給・排出して行う構成となっており、トップブラシ12を
上昇させる際は切替スイッチ40(ソレノイドA)および
切替スイッチ41(ソレノイドB)をともにオフとし、コ
ンプレッサ42からサイレンサ43を介して第1のオイルタ
ンク37にエアを供給し、第1のオイルタンク37内のオイ
ルを加圧押出してシリンダ39へオイルを供給し、また保
持する(昇降をロックする)際は切替スイッチ40をオン
とし、さらに下降させる際は切替スイッチ40をオフ、切
替スイッチ41をオンとして逆止弁44、サイレンサ45を介
して第1のオイルタンク37内のエアを排気ノズル46から
排出し、シリンダ39から第1のオイルタンク37にオイル
を戻している。また、切替スイッチ40をオンとして昇降
をロックしている状態の時、トップブラシ12を上方へ押
し上げる力が働いた場合、外気を吸い込ませシリンダ39
の動きを軽くさせるためにチェック弁47が設けられ、さ
らにブラシ32のトルク検出装置48が設けられている。こ
のブラシ32のトルク検出装置48は、ブラシ32を駆動する
モータ34の電流によりトルクを検出し、ブラシ32の自重
と、ブラシ32の回転による被洗浄車両5の洗浄面との反
発バランスを検出している。また、アーム31の下限位置
を検出する下限位置検出装置49と、アーム31の上限位置
を検出する上限位置検出装置50が設けられ、アーム31の
回転支点Xに水平レベルよりのアーム31の回転角度Θを
検出する角度センサ51が設けられている。上記位置検出
装置49,50は、たとえば近接センサや光電スイッチなど
により構成される。
【0017】制御装置21におけるトップブラシ12,14の
制御ブロックを図2に示す。図2の制御ブロック図に示
すように、制御装置21に操作パネル4、車高センサ8、
コンベヤ3を駆動するモータ(コンベヤモータ)52、こ
のコンベヤモータ52に連結されたパルスエンコーダ53、
トップブラシ12,14のトルク検出装置48と位置検出装置
49,50と角度センサ51、トップブラシ12,14の回転モー
タ34と切替スイッチ40,41が接続されている。
【0018】上記操作パネル4には、従来の洗車コース
の設定スイッチ、車種の設定スイッチ(いずれも図示せ
ず)の他に、車両2のリヤウインド部2Bにリヤワイパー
15が設置されていることを入力する「リヤワイパー」ス
イッチ54が設けられている。
【0019】制御装置21は、シーケンス部23、コンベヤ
モータ52を駆動して被洗浄車両5を前進させる走行駆動
部24、車両形状検出メモリ部25、走行位置検出部26、ト
ップブラシ12の回転モータ34を駆動し、また切替スイッ
チ40,41を駆動してブラシ32の昇降制御を行う第1トッ
プブラシ制御部27、トップブラシ14の回転モータ34を駆
動し、また切替スイッチ40,41を駆動してブラシ32の昇
降制御を行う第2トップブラシ制御部28から構成されて
いる。
【0020】上記シーケンス部23は、操作パネル4から
の洗車コースなどの設定信号に応じて洗車機本体2全体
の動作を統括する制御部であり、走行駆動部24へ走行指
令を出力して被洗浄車両5の搬送を実行させ、第1トッ
プブラシ制御部27と第2トップブラシ制御部28へ駆動指
令を出力してトップブラシ12,14による被洗浄車両5の
洗浄を実行させ、また図示しないノズル制御部を駆動し
てノズル類による車両5の乾燥を行わせる。またシーケ
ンス部23は、「リヤワイパー」スイッチ54の操作信号を
入力すると、第1トップブラシ制御部27と第2トップブ
ラシ制御部28へリヤワイパー設定信号を出力する。
【0021】上記走行位置検出部26は、後述する先端検
出信号を走行位置検出部26より入力すると、パルスエン
コーダ53のパルス信号をカウントして、被洗浄車両5の
位置データαを検出し、その位置データαを車両形状検
出メモリ部25とトップブラシ制御部27,28へ出力する。
位置データαは、被洗浄車両5の先端と車高センサ8間
の距離となる。
【0022】また車両形状検出メモリ部25は、車高セン
サ8から入力した被洗浄車両5の車高データにより被洗
浄車両5の先端を検出すると、先端検出信号を走行位置
検出部26へ出力し、また走行位置検出部26から入力した
被洗浄車両5の位置データαと車高センサ8から入力し
た被洗浄車両5の車高データを対にして所定時間毎に記
憶し、車両5の形状データを記憶し、また車両5のフロ
ント部5Aの中心位置データαA(車両5の先端とフロン
ト部5Aの中心間の距離)を入力トップブラシ制御部28へ
出力し、車両5の天井部5Cの中心位置データαB(車両
5の先端と天井部5Cの中心間の距離)を第1トップブラ
シ制御部27へ出力する。
【0023】第1トップブラシ制御部27と第2トップブ
ラシ制御部28の動作を、トップブラシ12により被洗浄車
両5の洗浄を行う際の連続洗車機全体の作用とともに、
図3〜図5のフローチャートに従って説明する。
【0024】まず、シーケンス部23は、操作パネル4か
らの洗車コースなどの設定信号に応じて洗車動作を設定
し、「リヤワイパー」スイッチ54の操作信号を入力する
と、トップブラシ制御部27,28へリヤワイパー設定信号
を出力し、続けて走行駆動部24へ駆動指令信号を出力
し、次にトップブラシ制御部27,28へ駆動指令を出力す
る。走行駆動部24は駆動指令信号に応じてコンベヤモー
タ52を駆動し、よってコンベヤ3が駆動され、被洗浄車
両5の搬送が開始される。 〔第1トップブラシ制御部27〕(図3参照) 上記リヤワイパー設定信号により被洗浄車両5にリヤワ
イパー22が付いていることを確認した第1トップブラシ
制御部27は、シーケンス部23より上記駆動信号を入力す
ると(ステップ−1)、トップブラシ12の回転モータ34
へ正転駆動信号を出力してブラシ32を正転させ(ステッ
プ−2)、ブラシ32が車両5の上面に最適に接触するよ
うにトルク一定制御(後述する)を実行する(ステップ
−3)。
【0025】これらステップ−1〜3の動作により、ブ
ラシ32は正転し、続いてブラシ32は下降して、トルク一
定制御により車両5の上面の洗浄が開始される。次に、
車両形状検出メモリ部53より上記位置データαBを入力
しているかを確認し(ステップ−4)、確認すると、ブ
ラシ32の中心Yが車両5の天井部5Cの中心位置に到達し
たかを検出する(ステップ−5)。
【0026】この検出の方法を図1により説明する。車
高センサ8とトップブラシ12の回転支点Xの距離(固
定)をG1 、アーム31の回転支点Xとブラシ32中心間の
長さをLとすると、ブラシ32の中心Yが車両5の天井部
5Cの中心位置に到達したとき、 α=αB+G1 +LcosΘ ・・・(1) であるから、位置データαが上記式(1)を満足したこ
とにより、ブラシ32が車両5の天井部5Cの中心位置に到
達したことが検出される。
【0027】ブラシ32が車両5の天井部5Cの中心位置に
到達すると、切替スイッチ40をオンとしてブラシ32の位
置を保持し(ステップ−6)、トップブラシ12の回転モ
ータ34へ停止信号を出力し(ステップ−7)、続いて逆
転駆動信号を出力してブラシ32を逆転させる(ステップ
−8)。これらステップ−4〜8の動作により、ブラシ
32が車両5の天井部5Cの中心位置に到達すると、ブラシ
32は逆転される。
【0028】次に再びブラシ32が車両5の上面に最適に
接触するようにトルク一定制御(後述する)を実行する
(ステップ−9)。そして、ブラシ32が後面に沿って下
降し、下限位置検出装置49が動作すると(ステップ−1
0)、切替スイッチ40と切替スイッチ41をともにオフと
してブラシ32を上昇させ(ステップ−11)、回転モータ
34へ停止信号を出力してブラシ32を停止させ(ステップ
−12)、上限位置検出装置50が動作すると(ステップ−
13)、切替スイッチ40をオンとしてブラシ32の位置を保
持し(ステップ−14)、終了する。これらステップ−9
〜14の動作により、トップブラシ12による車両5の上面
の洗浄が終了すると、ブラシ32の回転が停止され、トッ
プブラシ12は上限まで上昇され、保持される。 〔第2トップブラシ制御部28〕(図4参照) 上記リヤワイパー設定信号により被洗浄車両5にリヤワ
イパー22が付いていることを確認した第2トップブラシ
制御部28は、シーケンス部23より上記駆動信号を入力す
ると(ステップ−1)、トップブラシ14の回転モータ34
へ正転駆動信号を出力してブラシ32を正転させ(ステッ
プ−2)、ブラシ32が車両5の上面に最適に接触するよ
うにトルク一定制御(後述する)を実行する(ステップ
−3)。
【0029】これらステップ−1〜3の動作により、ブ
ラシ32は正転し、続いてブラシ32は下降して、トルク一
定制御により車両5の上面の洗浄が開始される。次に、
車両形状検出メモリ部53より上記位置データαAを入力
しているかを確認し(ステップ−4)、確認すると、ブ
ラシ32の中心Yが車両5のフロント部5Aの中心位置に到
達したかを検出する(ステップ−5)。
【0030】この検出の方法を図1により説明する。車
高センサ8とトップブラシ14の回転支点Xの距離(固
定)をG2 とすると、ブラシ32の中心Yが車両5のフロ
ント部5Aの中心位置に到達したとき、 α=αA+G2 +LcosΘ ・・・(2) であるから、位置データαが上記式(2)を満足したこ
とにより、ブラシ32が車両5のフロント部5Aの中心位置
に到達したことが検出される。
【0031】ブラシ32が車両5のフロント部5Aの中心位
置に到達すると、切替スイッチ40をオンとしてブラシ32
の位置を保持し(ステップ−6)、トップブラシ14の回
転モータ34へ停止信号を出力し(ステップ−7)、続い
て逆転駆動信号を出力してブラシ32を逆転させる(ステ
ップ−8)。これらステップ−4〜8の動作により、ブ
ラシ32が車両5のフロント部5Aの中心位置に到達する
と、ブラシ32は逆転される。
【0032】次に再びブラシ32が車両5の上面に最適に
接触するようにトルク一定制御(後述する)を実行する
(ステップ−9)。そして、ブラシ32が後面に沿って下
降し、下限位置検出装置49が動作すると(ステップ−1
0)、切替スイッチ40と切替スイッチ41をともにオフと
してブラシ32を上昇させ(ステップ−11)、回転モータ
34へ停止信号を出力してブラシ32を停止させ(ステップ
−12)、上限位置検出装置50が動作すると(ステップ−
13)、切替スイッチ40をオンとしてブラシ32の位置を保
持し(ステップ−14)、終了する。これらステップ−9
〜14の動作により、トップブラシ14による車両5の上面
の洗浄が終了すると、ブラシ32の回転が停止され、トッ
プブラシ14は上限まで上昇され、保持される。
【0033】シーケンス部51は、被洗浄車両5がコンベ
ヤ3の終端に到着すると、走行駆動部52へ停止指令信号
を出力する。走行駆動部52はこの指令信号により走行モ
ータ8を停止し、洗車機本体1は停止する。
【0034】上記トルク一定制御方法(第1トップブラ
シ制御部27、第2トップブラシ制御部28とも共通)を図
5のフローチャートにしたがって説明する。すなわち、
トルク検出装置48のトルク検出信号を確認し(ステップ
−S1)、トルクJが一定の範囲(JA ≦J≦JB )内
にあれば、切替スイッチ30をオンとして保持し(昇降ロ
ックし)(ステップ−S2)、トルクJが小さくなると
(J<JA )、ブラシ32を被洗浄車両5の上面に押付け
るように、切替スイッチ30をオフ、切替スイッチ31をオ
ンとしてブラシ32を下降させ(ステップ−S3)、トル
クが大きくなると(JB <J)、ブラシ32を被洗浄車両
5の上面から離すように、切替スイッチ30,31をともに
オフとしてブラシ32を上昇させる(ステップ−S4)。
【0035】このトルク一定制御方法により、ブラシ32
により被洗浄車両5の上面は最適に洗浄される。上記制
御装置21によるコンベヤ3およびトップブラシ12,14の
駆動により、被洗浄車両5はコンベヤ3により連続搬送
されながら、トップブラシ12,14によりその上面が洗浄
される。このとき、被洗浄車両5のリヤウインド部5Dで
は両トップブラシ12,14ともブラシ32が逆転されている
ので、ブラシ32によるリヤワイパー22の破損が防止さ
れ、さらにトップブラシ14の回転の正転から逆転への切
り換えは、被洗浄車両5の天井部5Cにおいて行われ、ト
ップブラシ12の回転の正転から逆転への切り換えは、被
洗浄車両5のフロント部5Aにおいて行われることによっ
て、トップブラシ12の回転の切り換え位置に発生する洗
い残しが回避される。
【0036】このように、両トップブラシ12,14の回転
の切り換え位置を異なる位置とすることにより、先行し
て被洗浄車両5を洗浄するトップブラシ12の回転の切り
換え位置に発生する洗い残しを防止することができ、よ
って作業員による洗浄作業を無くすことができ、作業効
率を改善することができる。
【0037】なお、本実施の形態では、トップブラシ1
2,14の回転の切り換え位置を、天井部5C、フロント部5
Aとしているが、これら位置に限らず、リヤウインド部5
Dよりフロント部5A側で異なる位置であればよい。また
搬送装置として、ローラコンベヤ3を使用しているが、
一般的なコンベヤを使用すればよい。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、2本のトップブラシの回転方向切換位置は、そ
れぞれ異なり、先行して被洗浄車両を洗浄するトップブ
ラシの回転方向切換位置に発生する被洗浄車両の洗い残
し部分は、後のトップブラシにより洗浄されることによ
り、洗い残しを防止することができ、よって作業員によ
る洗浄作業を無くすことができ、作業効率を改善するこ
とができる。
【0039】また第2発明によれば、2本のトップブラ
シの回転方向切換位置は、それぞれ異なり、先行して被
洗浄車両を洗浄するトップブラシの回転方向切換位置に
発生する被洗浄車両の洗い残し部分は、後のトップブラ
シにより洗浄されることにより、天井部、あるいはフロ
ント部に発生する洗い残しを防止することができ、よっ
て作業員による洗浄作業を無くすことができ、作業効率
を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における洗車機の洗浄方法
の説明図である。
【図2】同洗車機の制御装置のトップブラシの制御ブロ
ック図である。
【図3】同洗車機の制御装置のトップブラシ制御部の動
作を説明するフローチャートである。
【図4】同洗車機の制御装置のトップブラシ制御部の動
作を説明するフローチャートである。
【図5】同洗車機の制御装置のトップブラシ制御部の動
作を説明するフローチャートである。
【図6】同洗車機のトップブラシの構造、およびその駆
動系を示す図である。
【図7】連続洗車機の概略斜視図である。
【図8】従来の洗車機の洗浄方法の課題の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 床面 2 洗車機本体 3 ローラコンベヤ(搬送装置) 4 操作パネル 5 被洗浄車両 5A フロント部 5C 天井部 5D リヤウインド部 8 ソニックセンサ 12,14 トップブラシ 21 制御装置 22 リヤワイパー 31 アーム 32 ブラシ 34 回転モータ 40,41 切替スイッチ 48 トルク検出装置 49 下限位置検出装置 50 上限位置検出装置 51 角度センサ 52 コンベヤモータ 53 パルスエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 据置型洗車機本体内に、被洗浄車両の上
    面を洗浄する昇降自在なトップブラシを前後方向に2本
    配設し、被洗浄車両を前方から前記洗車機本体内に搬入
    するとともに洗車機本体から後方へ搬出する搬送装置を
    設け、 前記搬送装置により被洗浄車両を洗車機本体の前方から
    後方へ移動させながら前記トップブラシによりリヤワイ
    パー付きの被洗浄車両の上面を洗浄する洗車機の洗浄方
    法であって、 前記2本のトップブラシを、前記移動中の被洗浄車両に
    対して、洗車機本体の後方から前方に向かって接触する
    方向に回転させて被洗浄車両の上面の洗浄を開始し、2
    本のトップブラシの回転を、それぞれ前記被洗浄車両の
    異なる位置で、被洗浄車両に対して前記洗車機本体の前
    方から後方に向かって接触する方向に切り換えて、前記
    被洗浄車両のリヤウインド部を洗浄することを特徴とす
    る洗車機の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗車機の洗浄方法であっ
    て、 一方のトップブラシの回転方向切換位置を被洗浄車両の
    天井部、他方のトップブラシの回転方向切換位置を前記
    被洗浄車両のフロント部としたことを特徴とする。
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